1 :
◆odYQuryqsQ :
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 21:47:41.90 ID:zRzhBQGPO
すかさず支援
華麗に2げと
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 21:48:41.42 ID:UKq60O4l0
きたああああああ支援
flkだsjf
6 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 21:49:14.84 ID:C7l3spDv0
( ^ω^)ブーン系小説の没ネタを公開しあうようですより
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/26(日) 00:45:42.04 ID:pMQ9zFIa0
没ネタ投下
( ^ω^)Connect!のようです
高校生のブーンは、いつもの帰り道で黄色い宝石を拾う。宝石を家に持ち帰り、寝ると夢に神様(ハイン)が出てくる。
ハインの話によると、神様たちがブーンの通う高校の宝石を拾った生徒たちに戦いをさせ、誰が勝つか賭けをしている。
その代わりに、「戦っても相手は死なない」「勝ったものの願いを一つ叶える」という条件をつける。
そして、宝石は「コネクター」という、「武器」と「属性」を「接続」するためのものだということを聞かされる。
宝石を奪いあう戦いの中、果たしてブーンは勝ち残れるのか?
( ^ω^):2年生。剣道部所属。「雷」と「竹刀」を「接続」している。
('A`):2年生。サバゲー部所属。「炎」と「マシンガン」を「接続」。ブーンの友人。
川 ゚ -゚):2年生。弓道部。「氷」と「弓矢」を「接続」。ブーンの友人。
(,,゚Д゚):3年生。ボクシング部。「鉄」と「グローブ」を「接続」。
その他:未定
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 21:49:46.89 ID:WkV1iKkuO
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 21:51:06.11 ID:4OVx9dXNO
待ってました!
wktk
9 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 21:51:35.02 ID:C7l3spDv0
(;^ω^)「は、え、ほう、ほ、ほうぎょ?」
从 ゚∀从「宝玉」
川 ゚ -゚)「チーム戦、とはどういうことだ?」
从 ゚∀从「チームといっても二つしかない。たった二つだ」
从 ゚∀从「神に選ばれた人間、神の国チームと、」
从 ゚∀从「悪魔に選ばれた人間、地獄チームだ」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 21:52:12.99 ID:ReNvrFBV0
ktkr
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 21:52:30.90 ID:3nNGr1Zg0
ktkr!
すかさず支援
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 21:52:31.19 ID:XdwLM/eXO
来たかw支援ー
13 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 21:53:34.52 ID:C7l3spDv0
( ^ω^)Connect!のようです
第九話 ( ・w・)「赤い顔も可愛いね」 金曜日の憂鬱A
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 21:55:21.12 ID:iN6ZU4+5O
待ってた
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 21:55:27.92 ID:DxoCFO4DO
シエン
16 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 21:55:58.46 ID:C7l3spDv0
( ^ω^)「とりあえずドクオ、その服脱いでクーに貸してやれ」
('A`)「えー」
川 ///)「か、貸して……」
('A`)「…………」
('∀`*)「えー貸してほしいの?これ貸してほしいの?」
('∀`*)「貸して欲しかったら一回、その胸を隠してる手ぇ、どけてみてぇな。ねぇねぇ」
川 ///)「うぅぅううう……」
('∀`*)「ねえ、クーたん、どうしたの?いつものクーたんらしくないよ?」
('∀`*)「顔真っ赤にしてどうしたねんな。ねぇ、おっちゃんに教えてごらんよ、ねぇクーたん」
( ^ω^)「…………」
('∀`*)「え、どうしたのブーン。竹刀俺に当てても意味な――」
( ^ω^)「雷触!」
>>(○A○)<<「ギャー!!!」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 21:56:59.02 ID:iN6ZU4+5O
ドクオ………
18 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 21:58:13.03 ID:C7l3spDv0
それはVIP高校東にあるひろゆき神社。
時間をもてあました二人の男女が狛犬にもたれかかっていた。
偶然見ていた学校の一角で瞬間ではあるが写真のフラッシュのような光が見えた。
(=゚ω゚)ノ「今、何か光らなかった?」
/ ゚、。 /「光りましたねぇ」
(=゚ω゚)ノ「気になる……」
/ ゚、。 /「いっときます?」
(=゚ω゚)ノ「いっとこう。もしかして敵かもしれない」
/ ゚、。 /「そんなに意欲的に狩らなくてもいいんじゃないですか?」
(=゚ω゚)ノ「まあいいからいいから」
/ ゚、。 /「そうならいきますけど」
(=゚ω゚)ノ「ほら、敵を殺しておくことに問題はない。そしてコネクター、ゲェッツ!!」
/ ゚、。 /「はいはい。ではいきましょうか先輩」
男女が、立ち上がった。
「ねえ、お前ら今コネクターって言った?」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 21:59:41.99 ID:DxoCFO4DO
そーゆー
支援
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 21:59:43.35 ID:XdwLM/eXO
支援
21 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:01:04.51 ID:C7l3spDv0
(=゚ω゚)ノ「あぃ?」
ぃょぅが振り向くと、そこには三人の男が立っていた。
いずれも制服をちゃんと着ることなく、だらしなく、どちらかというと身に着けている男たち。
今時ズボンを股間ほどの位置までずらし、赤いシャツをワイシャツで羽織っているその姿に憐憫の念を隠しきれない。
いずれもどちらかの耳にピアスを開け、そろって同じ色に髪を染めている。
鶏のように髪を立てているものまでいた。
こんな阿呆ななりでもVIP校の生徒とは中々笑えるものだ。
(=゚ω゚)ノ「一応進学校なんだけどね」
<ヽ`∀´>「あぁ?」
エラの張った男が一歩前に出る。
威嚇するように、小さなぃょぅをあからさまに見下し、そして地面に唾を吐き捨てた。
(=゚Д゚)ノ(短気な人だ。うぜぇ。フルボッコにしてぇ……)
/ ゚、。 /「お前……先輩に何をする」
( ^Д^)「えww先輩wwwwこの人wwアンタより年上なの?wwwwww」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:02:16.18 ID:WkV1iKkuO
支援
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:03:49.17 ID:XdwLM/eXO
紫煙
24 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:04:04.30 ID:C7l3spDv0
くっちゃくっちゃとガムを噛み続けていた男がぃょぅを指差して笑った。
超ちっちぇじゃん。とさらに言って笑い、連鎖して残りの二人が笑い声を上げた。
/ ゚、。 /「…………」
/ ゚、。 /「先輩」
(=゚ω゚)ノ「あ、自分怒ってないです。はい、普段膝をついて生活してますんで。本当は180オーバーって知ってますから」
言いながらぃょぅは背負っていた鞄をくるりと回転させ、その中に手を突っ込んだ。
ジャラジャラと音が鳴り出し、その柄を掴むと一気に引き抜いた。
持ち上げられ、空中に浮かんだ鞄を脇に蹴飛ばし、右手に鎌、左手に柄、と構えて続ける。
(=゚ω゚)ノ「だが。君一人に彼らを狩らせるのは少しもったない気がする」
/ ゚、。 /「ならいいんですよ」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:04:04.80 ID:DxoCFO4DO
支援
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:05:19.43 ID:XdwLM/eXO
試演
27 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:07:25.13 ID:C7l3spDv0
ダイオードも鞄を投げ捨てる。
その両手には鋼に覆われた黒のグローブを装着して。
( ^Д^)「なにあれwwww鎖?www鎌?wwww」
<ヽ`∀´>「なんでもいいニダ」
爪'ー`)「そう。なんでもいい」
三人目が口を開いた。
先の二人よりも発言に重みがあり、暗にこいつがリーダー格ということを思わせる。
長髪を全てオールバックにして流している時代錯誤もいい髪型。
そして先ほどから煙草を吸い続けては、白い煙で淡く視界を汚していた。
爪'ー`)「コネクター」
爪'ー`)「持ってるんだろ。あんたら?」
長髪が、呟くようにして言った。
低く、唸るようにして放たれたその言葉にはそれだけに明らかな脅迫と、殺意が込められている。
多くの弱い者たちを泣かせてきた声だった。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:08:25.20 ID:XdwLM/eXO
紫炎
29 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:10:18.68 ID:C7l3spDv0
(=゚ω゚)ノ「まあね」
ぃょぅが飄々とした口調で答える。
男の凄みをまるで気にしないかのように、答える。
(=゚ω゚)ノ「僕はたった二つだけどね」
( ^Д^)「なんだwww弱いじゃんwwwwww」
(=゚ω゚)ノ「後は彼女にあげたんだよぅ」
( ^Д^)「え?」
<ヽ`∀´>「お前は何個持っているニダ?」
/ ゚、。 /「…………」
(=゚ω゚)ノ「答えたげなさいよ」
/ ゚、。 /「……五つ」
(;^Д^)「え……」
<;ヽ`∀´>「…………」
その発言に一瞬二人の表情が凍りついた。
そして次の発言で、さらに凍りつくことになる。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:10:42.09 ID:XdwLM/eXO
C円
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:11:36.74 ID:oz1B5aDq0
ktkr支援
DQNチームか
しえん
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:12:34.29 ID:XdwLM/eXO
酒宴
34 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:13:06.71 ID:C7l3spDv0
(=゚ω゚)ノ「他にももってたけど、いらないから全部捨てちゃった。十個ぐらいかな?」
(;^Д^)「じっ……」
たじろぐ二人を制すようにして長髪が声を出した。
爪'ー`)「本当かどうかもわからないことを鵜呑みにするな」
爪'ー`)「仮にそれが本当だとしても、俺たちには勝てんさ……」
男の口から放たれる煙草の煙だけが、確実に視界を染めていた。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:14:01.56 ID:oz1B5aDq0
紫煙
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:14:07.31 ID:0LWIL1UA0
し っぽり
え だまめ
ん
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:15:31.62 ID:XdwLM/eXO
詩園
38 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:17:00.05 ID:C7l3spDv0
数時間前――神の国
そこは屋敷と呼ばれる場所。
巨大な門をくぐるとまず噴水が目に入り、そして鏡に映したかのごとく対称な花壇がそれを囲んでいる。
そこを抜け、入り口に立つと、十メートル近い柱があり、
同じ大きさの扉がある。
その全ては白を基調としていた。
建物だけでなく、もちろん花壇もそうであり、
白い花、白い葉、そして白い噴水であった。
目を傷めるようなその光景ではあるが、どこにも太陽らしきものは無く、反射する光も無いので意外と苦にならない。
むしろ汚れの一つも無いこの世界にあるのは不思議な影のみで、気を抜けば立っていることさえも不自由に思えそうだった。
今、その門をくぐり、一人の女が屋敷内へと足を踏み入れた。
それを待っていたかのように入り口の戸が開き、女が門に向かって歩き出す。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:17:58.31 ID:oz1B5aDq0
C
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:19:30.26 ID:XdwLM/eXO
深淵
41 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:19:58.10 ID:C7l3spDv0
从 ゚∀从「こんにちは」
ハインリッヒは噴水の前でその女を出迎えた。
細身の体を包むのは、密着性の高いシャツとスカート。
藍と白の組み合わせは、どこか新卒を思い出す。
一方、喪服に包まれた女は、ハインリッヒの言葉に対して素直に同じ言葉を返した。
(゚、゚トソン「こんにちは」
从 ゚∀从「久しぶりだな、窒息の悪魔」
(゚、゚トソン「久しぶりですね、怠惰の神」
从 ゚∀从「3年振りかな?」
(゚、゚トソン「3年と半月振りですね」
窒息の悪魔と呼ばれた女とハインリッヒはそのまま歩き出した。
同じ歩幅のまま屋敷内へと歩を進める。
観音開きの扉を抜けると、体育館一つほどのホールがあり、その奥に左右二つの通路があった。
二人は左の道を通っていく。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:19:59.83 ID:ttm42gSz0
ブリーチ臭がプンプンするぜェーッ!
デイドリームマジック好きだったんだが、インフラには気をつけろよォーッ!!!
支援
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:20:54.10 ID:WkV1iKkuO
しぇん
44 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:23:06.53 ID:C7l3spDv0
遥か高みにある天井。
そして左手には一面ガラス張りで庭の風景を楽しむことが出来た。
だが、二人はそんなものに目をやらず、ただ黙々と歩き、そしてぼそぼそと会話をしている。
从 ゚∀从「みなさん来てるのかい?」
(゚、゚トソン「ええ。今残っている悪魔たちはみーんな来てますよ」
从 ゚∀从「にしても久々だねぇ。会議」
(゚、゚トソン「そうですね。基本的に『神の戯れ』がなければ神皇と閻魔しか話し合いしませんからね」
从 ゚∀从「だなぁ」
从 -∀从「会いたくない奴にも会うんだよなぁ」
(゚、゚トソン「またそんなこと言って。彼はあなたのことが大好きですよ」
从;゚∀从「えぇ。やめてくれよ」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:23:20.58 ID:XdwLM/eXO
水園
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:25:20.14 ID:oz1B5aDq0
四円
47 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:25:42.48 ID:C7l3spDv0
廊下に沿って歩き、ハインリッヒたちは右手にある扉を押して中に入った。
これまた白い壁の中に、白い円卓があり、十数の椅子が並べられていた。
円卓の奥には一つ扉があり、壁に巨大なスクリーンがかかっているだけで、他には何もなかった。
適当に選び、ハインリッヒと女は腰をおろした。
(゚、゚トソン「一番ですね」
从 ゚∀从「一番だな」
从 ゚∀从「あ、そだ。一応あたしが下っ端なもんで、来た人チェックしなきゃなんねぇんだ」
(゚、゚トソン「あなた……まだ抜けていませんよ癖が」
从 ゚∀从「お?」
从 ゚∀从「おお、そうだな。来た神か悪魔、だな」
(゚、゚トソン「よろしい」
48 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:28:08.15 ID:C7l3spDv0
ハインリッヒは立ち上がり、部屋の奥にある扉の中に消えていく。
数分もしないうちに、手に神とペンをもって帰ってきた。
元座っていた場所に乱暴に腰を下ろし、
子供がやるように目を近づけて筆先を走らせた。
从 -∀从「ち・っそ・く・の・あく・ま。都村・トソン」
从 ゚∀从「とーっちゃく、と」
(゚、゚トソン「子供ですかあなたは」
从 ゚∀从「いいえ私は神です」
指先で器用にペンを回し、満足そうに唇を尖らせる。
トソンはその姿を見てため息をつくも、ハインリッヒは嬉しそうに笑う。
ペンを放り投げ、腕を頭の後ろで組んで椅子に全体重を預ける。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:28:48.76 ID:XdwLM/eXO
睡蓮
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:29:16.55 ID:oz1B5aDq0
ハイン可愛いよハイン
支援
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:30:39.39 ID:XdwLM/eXO
神とペンてw
紙とペンだよなw
52 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:30:49.52 ID:C7l3spDv0
从 ゚∀从「あ、そうそう」
从 ゚∀从「ところで担当は誰だよ。一応書いとかなきゃいけないんだ。もう終わった奴は参加出来ないからな」
(゚、゚トソン「ふむ。……私の担当している子は――という子ですよ」
从 ゚∀从「おお、あいつかよ。よく知ってるぜ」
(゚、゚トソン「とても強い子です。私が思っているよりも聡明で、勇気があります」
从 ゚∀从「うちんとこのブーンも性格悪くていい感じだぜ」
(゚、゚トソン「私の子はコネクターたくさん持ってるんですよ?」
从 ゚∀从「うちの金玉も多いほうじゃないかな?」
(゚、゚トソン「…………」
从 ゚∀从「…………」
(-、-トソン「ま、どっちでもいいですよ。私が出来ることはあなたと言い争うことでなく、あの子を信じてあげることです」
(゚、゚トソン「それはもちろんハインリッヒ、あなたもですよ」
从 ゚∀从「きんたまファイトー」
(゚、゚トソン「もう……」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:32:24.84 ID:oz1B5aDq0
支援
tu
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:33:48.20 ID:XdwLM/eXO
支援
56 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:34:19.86 ID:C7l3spDv0
トソンが呆れ半分にハインリッヒのおでこを叩いた時、
叩かれたハインリッヒがそれでも嬉しそうに笑った時、
鈍い鐘の音が室内に響いた。
ゴォン、ゴォンと腹の底まで響く重たい音は来客を知らせる合図であり、
そして本日ハインリッヒはその来客を出迎えねばならない係りであった。
从 ゚∀从「誰だと思う?」
(゚、゚トソン「悪魔なら木田でしょうね。木田はあなたに会うのを楽しみにして早く来ると行っていましたから」
从;゚∀从「うっわ。めんどくせぇ……」
ハインがトントン、と指先で円卓を叩くと長方形の形に線が浮かび、
浮かんだかと思うと瞬間で沈んだ。
今度はその長方形の窪み自体が浮かび上がり、そこに一つのリモコンが乗せられている。
憂鬱そうにそれを握り、スクリーンに向けてスイッチを押した。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:36:00.71 ID:oJc3Yj72O
素晴らしい厨二病小説ktkrしえんぬ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:36:04.68 ID:oz1B5aDq0
支援する
59 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:36:41.39 ID:C7l3spDv0
スクリーンには玄関にてノッカーを叩く男の姿が映り、着ている服が喪服と言うことから、
その男が神で無いことが分かる。
救いを求めてトソンを見るも、
やれやれと肩をすくめたそれに、心の中が諦め一色になる。
憂鬱そうに窪みに手を突っ込み、内側にあったスイッチを押した。
スクリーンには、開いた扉の中を恐る恐る入る男の姿が映し出されていた。
とりあえずここに呼びましょうか。その言葉と同時にトソンが内ポケットから携帯を取り出した。
数度指先を動かし、耳に当てるとスクリーン上の男もやや反応を見せてから同じように携帯を耳に当てた。
(゚、゚トソン「トソンです。あなたを見ていますよ。」
(゚、゚トソン「ええ。ええ。メリーさんではありません。とりあえずそのまま進みなさい。
左の通路を行き、壁側にある扉に入ってきなさい。そこにハインリッヒもいますよ」
从;゚∀从「言うなよ…」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:36:57.55 ID:XdwLM/eXO
紫煙
61 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:39:42.06 ID:C7l3spDv0
ハインリッヒの呟き。
それが消える間際に扉が叩かれるようにして開き、そこに息を切らした一人の男がいた。
八重歯とつぶらな目が特徴的な、若い男だった。
( ・w・)「よぅっす。ハインちゃん!お久しぶり!!」
从;゚∀从「うわぁ…。はぇえよ。死ねよ、ぼけ」
( >w<)「相変わらず可愛いんだから、もう」
从 ゚∀从「うぜぇ。なんでこいつの選んだ人間が勝ち残ってんだよ」
( ・w・)「もうハインちゃんったらツンデレさんなんだから。流行鷲掴み!さらに俺の心も鷲掴み!」
くるくると回転しながらハインリッヒの左隣に腰をおろす。
そのまま口を開こうとした瞬間、トソンがわざとらしく咳をした。
(゚、゚トソン「木田」
(゚、゚トソン「これは遊びではありません。遊びですが、神と悪魔の交流を示すものです。あまりはしゃがないでください」
眉をひそめたトソンに唇を尖らせ、あまり反省の色を見せない木田が笑う。
横ではハインリッヒが渋そうな顔をして、次に来る誰かを待っていた。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:39:48.96 ID:oz1B5aDq0
支援
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:41:31.96 ID:XdwLM/eXO
試演
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:41:50.46 ID:iN6ZU4+5O
支援
65 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:41:57.27 ID:C7l3spDv0
( ・w・)「ってかさ、ってかさ。この間ハインちゃんあれだよね。V高の制服着てたよね。着てたよね」
从;゚∀从「うわ、お前なんで知ってんだよ」
( >w<)「超可愛かったよ。俺写真撮っちゃったもん」
从;゚∀从「ええええええええ」
木田が嬉しそうに広げた写真は、どれも先日文化祭が行われた日のものであった。
ブーンの治癒のため降りたった時、制服を着ていたあれだ。
郷愁の念がなかったとはいえない。それでもまさか写真を撮られているとは思わなかった。
赤くなったハインリッヒが慌てて写真を回収したところにピカリ。シャッター音が響き、木田の笑い声が続く。
( ・w・)「赤い顔も可愛いね」
やっぱり苦手だ。
ハインリッヒは肩を落として、机の上に崩れていった。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:43:40.04 ID:WkV1iKkuO
支援
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:43:41.80 ID:oz1B5aDq0
木田きめぇwww
支援
68 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:44:28.47 ID:C7l3spDv0
悪魔たちは順に訪れた。
最初トソンが来てから一時間もしないうちに、残すところ地獄の最高責任者である閻魔を含めて二名となり、
神たちも神の世界最高責任者である神皇を含めて二名となっていた
ノパ听)「中々来ないなー」
ヒートがお菓子をだせーと叫んだときであり、
ハインリッヒが木田のセクハラまがいな言動に怒りを表したときであり、
トソンが呆れ顔で肩をすくめたときであり、
ショボンが読んでいた小説をパタンと閉じたときであり、
ビーグルが入ってから十五回目のしっぽを振ったときであった。
室内に、大音量が轟いた。
チャーラチャーチャーチャラララー しっとりとするBGMのあと、空洞である円卓の中心部がパコリと真っ二つに割れていく。
暇を持て余した神と悪魔と雑談が瞬間止み、沈黙の中にBGMだけが異常なまではっきりと浮かび上がる。
そしてゆっくりとそれは現れた。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:45:03.35 ID:XdwLM/eXO
紫炎
70 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:46:54.32 ID:C7l3spDv0
学ランを改造し、頭にリーゼントのヅラを被り、マイクスタンドとともに背中をのけぞらしているシューの姿があった。
ゆっくりとそのまま上昇を繰り返し、BGMが途切れると呆れたまま固まる20人を無視して気持ちよさそうに声を出す。
lw´‐ _‐ノv「ちょうど一年前に♪この道を通った夜ぅ」
そして室内の電気が落ち、どこからか放たれるスポットライトにより、シューの姿はより濃く浮かび上がった。
lw´‐ _‐ノv「この続きは知らん」
満足そうなシューが飛び降り、空いた席にそのまま座ってしまった。
誰もがどう触れて良いものか悩み、そして無言の中上昇したステージだけがゆっくりと沈んでいき、
そして何もなかったかのようにパタン、と閉じてしまった。
気の遠くなるような数秒の沈黙のあとに何とか声を出したのはハインリッヒだった。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:48:32.63 ID:WkV1iKkuO
なぜロードwww
支援
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:49:35.05 ID:oz1B5aDq0
シュールすぎるwww
支援
73 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:50:02.23 ID:C7l3spDv0
从;゚∀从「え、お前…アレ、どうやって作ったんだよ…」
lw´‐ _‐ノv「建築と精密機器の神に一晩でやってもらいました」
从;゚∀从「ビコーズさぁぁあんん!何やってんだアンタはぁああ!」
( ∵)「…………」
ビコーズは何も言わぬままハインリッヒを見つめ返し、勢いに任せて突っ込んだハインリッヒは息苦しくなり目を逸らす。
それを見てシューはけらけらと笑っていた。
lw´‐ _‐ノv「うむ。久しぶりだな、悪魔の諸君。200年振りの者もいれば、初めてお目にかかる者もいる。
私が再生と美貌の神ことシューである。よろしく、お見知りおきを」
从;゚∀从「なんだよ美貌って……」
シューの挨拶に対して初対面のものは几帳面に頭を下げるも、古参のものたちはほとんど笑うだけだ。
アサピーやトソンといったシューと並ぶほど古くからいる悪魔たちは、
今年はコスプレカラオケか、次はなんだろ、リアクションめんどくせぇな、そんなことを考えている。
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:50:30.38 ID:XdwLM/eXO
ロードだったのかwww
C円
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:50:41.06 ID:jqK16nzb0
カスラックのものですが・・・
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:51:05.32 ID:iN6ZU4+5O
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:51:45.40 ID:oz1B5aDq0
ビコーズってブーンの先輩じゃ…
支援
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:52:19.35 ID:XdwLM/eXO
酒宴
79 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:54:24.57 ID:C7l3spDv0
気まずい沈黙が解れ始めたころ、扉が開いた。
みんなが一斉にそちらを向くと、堀の深い金髪の女性が息を切らしながら何かを引きずっていた。
ショボンが口を開いた。
(´・ω・`)「ハロー」
ハローと呼ばれた碧眼の女はメガネを指先で押し上げながら、手をぱたぱたと動かした。
引きずっているものがずいぶんと重いのか、ひどく美しいはずの顔は汗に濡れ、髪は乱れている。
ハハ;ロ -ロ)ハ「ショボン!悪いんだけど、水をくれないかしら?」
ショボンが立ち上がり、お疲れ、とハローの肩に手を置いて扉から外に歩いていく。
ハローは本当よ、と眉間に皺を寄せて荒っぽく言った。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:54:37.96 ID:4OVx9dXNO
>>77 お前……消されるぞ(文化祭の時にたこ焼き作ってたような……)
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:55:38.29 ID:XdwLM/eXO
詩園
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:55:55.83 ID:WkV1iKkuO
83 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:56:49.35 ID:C7l3spDv0
ハハ ロ -ロ)ハ「ほんと、疲れたわよ。この人全然起きないんだもの。
引っ張ってくるしかないじゃない。こんなことなら閻魔秘書なんてやらなければよかったわ」
最後の一踏ん張りとばかりに、ハローは腰を入れて縄を引き、そしてそれを室内に引き入れた。
棺桶である。
十字架の装飾がされた棺桶は、人一人が入るには充分な大きさと重量があり、
ハローの息切れと合わせてみるとずいぶんと重たいことがよく分かる。
そしてその中に誰かがいるということも。
从 ゚∀从「あー、もしかしてあなたがハローさん?」
ハハ ロ -ロ)ハ「ハイ?」
棺桶に腰掛け、内ポケットから煙草を取り出して火を点けた。
髪をかきあげ、メガネの奥から名を呼んだハインリッヒを見つめた。
ハハ ロ -ロ)ハ「……あら、あなた前回の…ああ、そういうこと、そうなのね」
ハローは一人でなにやらうんうんと納得し、そして煙草の煙を美味しそうに吐き出した。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:57:47.94 ID:oz1B5aDq0
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 22:58:35.27 ID:XdwLM/eXO
深淵
86 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 22:59:44.34 ID:C7l3spDv0
ハハ ロ -ロ)ハ「こんにちは、えーっと」
从 ゚∀从「怠惰と我がままの神、ハインリッヒ高岡です…」
ハハ ロ -ロ)ハ「よろしく高岡。私はハロー。好きなものは煙草と自分と自分。嫌いなものは老いと汚れと過ちに、」
踵を棺桶に振り下ろした。
メギィ、と鈍い音を立てるもヒビの一つも入らない。
不謹慎にもえらい丈夫なのだ、そう思ってしまうハイン。
ハハ ロ -ロ)ハ「時間にルーズな者。閻魔秘書と“溺没”を勤める悪魔よ」
从;゚∀从「よ、よろしく……」
この人きっと苦手だ。
自分よりもきっと我が侭だ、そんなことをハローの笑顔を受け止めながら思う。
ショボンが水の入ったコップをハローに手渡し、上機嫌にショボンの横(ガナーさんという悪魔から奪い取った)に腰掛けた時、
ズズズと音を立てて棺桶の蓋が開いた。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:00:53.87 ID:oz1B5aDq0
支援
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:01:36.52 ID:rKEyfB+U0
初めてのリアルタイムktkr!
支援
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:01:45.27 ID:XdwLM/eXO
水園
90 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:03:11.00 ID:C7l3spDv0
【+ 】ゞ゚)「…………」
棺桶から半分だけ顔を出した青白い顔の男が、目を踊らせて辺りを見回した。
【+ 】ゞ゚)「ど……」
その異様な光景に全員が見とれている中、
言葉を放った。
【+ 】ゞ゚;)「どこだここは!」
次の瞬間には棺桶にハローの膝蹴りが火を噴いていた。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:03:45.35 ID:WkV1iKkuO
支援
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:05:00.19 ID:XdwLM/eXO
オサムwwwww
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:05:25.39 ID:oz1B5aDq0
オサムwww
支援
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:06:40.11 ID:YvpCG3OqO
ろくなやつがいねぇwww
ドジッ子なオサム支援
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:07:37.42 ID:iN6ZU4+5O
神皇はだれかなー
97 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:08:02.76 ID:C7l3spDv0
説教混じりに棺桶の男をハローが諭している。
それを木田とシューが並んで携帯に画像としておさめ、ハインリッヒはあわあわと指をくわえて見守る。
数分後、事態を理解した男は棺桶から完全に姿を現して席に着いた。
それでも一応背中に棺桶を背負っている。器用なものだ。初めて見るハインリッヒは心の中で感動してしまう。
【+( ゚"_ゞ゚)「皆さん。といっても悪魔はみんな知っているだろうが。神のみなさん、半分ほどは初めまして。
ショボン君やシューちゃん、ヒートちゃんや、ワンワンは知っているだろうが、
地獄の最高責任者閻魔と最高責任“死”を勤めている棺桶死オサムというものだ」
▼;・ェ・▼「待て……ワンワンとは…私のことか…」
【+( ゚"_ゞ゚)「まあ神の戯れもずいぶんと進んだようだが……?あれ…?神皇がいないぞ。彼がいないじゃないかハロー」
ハハ ロ -ロ)ハ「知らないわよ」
【+( ゚"_ゞ゚)「ショボン。彼はどうした」
(´・ω・`)「少々お待ちを」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:10:20.05 ID:WkV1iKkuO
若本ビーグル…
支援
99 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:11:09.72 ID:C7l3spDv0
ショボンが席を立つ。
そのまま数分すると、一人の老人を連れて帰ってきた。
老人と言うに全く異存のない風貌をしているというのに、
その男は威厳というものに溢れていた。静かな威圧感を持ち、そこにいるだけで皆の空気が締まった。
誰もがゆっくりと歩くその老人を見守っていた。
/ ,' 3「…………」
無言のまま、空いた席に座る。
それを見てハインが言った。
从 ゚∀从「神皇――」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:12:29.80 ID:XdwLM/eXO
睡蓮
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:12:56.38 ID:iN6ZU4+5O
荒巻か……
よし、寝よう
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:13:47.18 ID:XdwLM/eXO
支援
103 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:14:20.53 ID:C7l3spDv0
从 ゚∀从「――はどうしたよ、荒巻さん」
/ ,' 3「ハインちゃん」
从 ゚∀从「?」
/ ,' 3「わし、パンツは白って決めてるから、それ以外ははかないでね」
从;゚∀从「……!!」
数秒して理解したハインリッヒが赤い顔をして机を両手で叩いた時、荒巻の横で土下座をする木田を見た。
( ・w・)「もしハインちゃんのパンティーの写真をもっておられるなら是が非でも僕にくだしあ!!!」
/ ,' 3「……等価交換じゃ」
( ・w・)「俺はハインちゃんの制服コスを持っています!!」
/ ,' 3「成立……じゃな」
从;゚∀从「ななななななななんああな何言ってんだお前らあああああああ」
从;゚∀从「こここここコネクター!!!!」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:14:59.50 ID:jqK16nzb0
荒巻も変態かよ・・・
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:15:31.47 ID:EuKgKWfEO
試演
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:15:41.72 ID:oz1B5aDq0
変態ばっかwww
支援
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:15:50.96 ID:iN6ZU4+5O
違った……寝れねえ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:16:02.09 ID:S+HrPdiRO
あれ?敵しかろくな奴がいない…
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:17:40.10 ID:4OVx9dXNO
110 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:18:04.97 ID:C7l3spDv0
机の上に立ち上がり、真っ赤な顔で叫んだハインリッヒ。
そして伸ばした腕。ハインリッヒの左手が発光を見せた。
キィィィイイと高い音ともに黒い物体が姿を現そうとしたとき、扉から声が響いた。
「コネクターを使うのはやりすぎでしょ、ハインリッヒ」
从 ゚∀从「神皇……」
声の主はずんずんと歩を進め、空いた最後の席に腰を下ろした。
そこは偶然にも、閻魔であるオサムと対極にある席だった。
座った状態で、腕を組み、低い声のまま声を出す。
「座りたまえ、ハインリッヒ。木田」
冷静さを欠いていたハインリッヒが小さくなるようにして腰をおろし、
ふざけ半分でいた木田ももとに位置に座り直したとき、満足そうに声を続けた。
「やあ諸君。といっても悪魔の半分は初めまして。神の世界最高責任者神皇と最高責任“命”を司る」
川 ´⊇`)「オサレという」
川 ´⊇`)「とりあえず、お茶でもいれようか――」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:18:22.95 ID:iN6ZU4+5O
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:18:56.02 ID:rKocBqnKO
神皇ワロタwww
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:19:37.32 ID:iN6ZU4+5O
オサレとオサムかwwww
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:19:54.77 ID:jqK16nzb0
オサレは極度のムッツリというか隠れ変態と見た
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:19:59.53 ID:oz1B5aDq0
こんな変態ばっかの神々嫌だwww
支援
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:19:59.63 ID:S+HrPdiRO
ワロタwwwwwwwww
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:20:24.99 ID:4OVx9dXNO
ちょwwwwww先生かよwwwwww
って事はビコーズも計算か。ツッコんでも何も言わないからおかしいとは思ったが……。
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:21:19.81 ID:XdwLM/eXO
オサレが神皇だと?www
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:22:11.71 ID:jqK16nzb0
そういやオサレって担任だったな・・・忘れてたわ・・・
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:22:27.81 ID:WkV1iKkuO
神皇お前かよwwwwww
121 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:23:30.23 ID:C7l3spDv0
※
/ ゚、。 /「お前ら、どんな能力だ」
爪'ー`)「どんな能力って、ねぇ」
爪'ー`)「こんな能力かな?」
ふぅ、と優しく吐き出された煙が一瞬にして形を作った。
ちれぢれになっていた煙たちはその密度を数百倍に高め、男の前に集まっていく。
吸い付くように、あるいは帰結するように。
お互いをぶつけ合い、形成していく一つの形。
足であり、腕であり、顔であり、牙である。
ぐるるるという低い唸り声が聞こえた時、男の前には一匹の虎がいた。
ダイオードはそれを視認すると、すぐさま構えていた。
怯えの一つもなかった。
奴が一歩踏み込んだ瞬間、グローブと【巨大化】を接続する。
巨大化されたグローブを身体強化された体で操ることが出来ないゆえ、発射という形をとるしかない。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:23:36.17 ID:iN6ZU4+5O
JK好きの最高責任者……
これはオワタ
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:24:14.18 ID:YvpCG3OqO
ビコーズが壊れた校舎とか直してくれてたんじゃね?
強敵が噛ませ犬になって欲しくないぜ
支援
藍染の台詞パクってんじゃねえよwww
126 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:26:09.48 ID:C7l3spDv0
しかし、それで十分だ。ミサイルほどの威力を持っているのだから。
奴は右だか左だか、あるいは空中に避けるかもしれない。
どれでもいいが、自分はグローブを踏み台にして、前を行く。
そして男の顔面を叩いてやる。
それでいい。
シュミレートを脳内で終えた時、
終えたといってもそれはコンマの世界。
辿るというよりも、理解する。一つ一つの確認作業より、知る、ということ。
だが、コンマ以下、意識を別に向けるのは事実。
そのコンマ以下の間に、ダイオードの右腕は無くなっていた。
/ ゚、。 /「え」
激痛が、彼女を襲うよりも早く、真横から自分ではない悲痛な叫びが聞こえた。
ぎゃあああ、と耳を裂くその声を彼女はよく知っていた。
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:26:09.93 ID:XdwLM/eXO
試演
ほんと作者はブリーチが好きだな
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:29:06.51 ID:4OVx9dXNO
えぇー……。
130 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:29:12.76 ID:C7l3spDv0
(= ω )ノ「あああ、ああああああああああ」
ぃょぅが、左足を押さえて地面に転がっている。
いや、左足ではない。
正確には、そこにあった左足だ。
自分と同様に、ぃょぅも、体を欠損していた。
目の前には彼の鎖鎌が砕けた形で転がっている。
/ ゚、。;/「先輩!?」
ダイオードは目の前の敵も忘れ、残った腕を彼に伸ばした。
遅れた血が、今頃滝となって右腕から噴き出す。
時が遅く流れ出した。
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:31:03.80 ID:WkV1iKkuO
支援
132 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:31:43.37 ID:C7l3spDv0
転がるぃょぅの真上から黒い影が奔り、
ダイオードが何か叫ぶも、虎は、ぃょぅを踏みつけると、その頭を、
口に含み、
噛み砕いた。
ぺキリ、という音が、不確かな感覚の中、やけにはっきりと響いた。
それは彼女にとってこの世のあらゆる絶望をも凌駕し、
そして生に対しての終わりであった。
/ 、 /「いっ……」
嫌だ、と口が広がろうとした瞬間、
左腕が、虎の口に吸い込まれていった。
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:31:45.58 ID:4VoTndPkO
インフレはじまったな
好きなキャラだったのに出落ちキャラとか涙目w
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:32:18.51 ID:XdwLM/eXO
酒宴
135 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:34:26.58 ID:C7l3spDv0
※
川 ´⊇`)「えー今さ今さ、戦ってる子たちっているよね」
从 ゚∀从「そりゃいるぜ神皇さんよ」
ハインがリモコンをスクリーンに向けた。
カチリという音共に三つの画面が映し出される。
从 ゚∀从「ブーン・ドクオ・素直チームと、流石兄弟だろ」
从 ゚∀从「ぃょぅ・ダイオードチームと、フォックス・ニダー・プギャーチームだろ」
从 ゚∀从「フサギコ・ペルシィーナチームとシラネーヨ・キュートチームだな」
川 ´⊇`)「ふーん。内藤頑張ってんな」
川 ´⊇`)「で、今生き残ってるのが全部で何人よ」
从 ゚∀从「えーっと、……25人、かな?」
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:36:24.94 ID:XdwLM/eXO
詩園
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:36:35.20 ID:4OVx9dXNO
過去話か。
どう逆転すんだろ……。
138 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:36:51.95 ID:C7l3spDv0
川 ´⊇`)「ということは今ここに25人いるわけだな。神と悪魔の比率は?」
从;゚∀从「えーっと」
从;-∀从「うーっと」
(´・ω・`)「神が9人と悪魔が16人だよ。あまり虐めないであげなよ、神皇」
川 ´⊇`)「おいおい何の為にハインに話を振ったと思ってんだ」
从 ゚∀从「ほんと何の為だよ。この野郎」
川 ´⊇`)「まあ、冗談はさておき」
オサレが手を組み、そこに顎を乗せた。
彼が何かを喋るときの癖でもあり、神全般に嫌われている行為でもあった。
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:36:55.37 ID:WkV1iKkuO
ちょっと前の話だったのか…
支援
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:37:02.79 ID:oz1B5aDq0
ペルシィーナ…?
支援
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:38:26.54 ID:4k3csilE0
ゲンドウかよwwwww
142 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:39:06.60 ID:C7l3spDv0
川 ´⊇`)「さてさて、もう少しで20人を切るという」
川 ´⊇`)「通例であれば、そろそろ二回戦に進む予定ではあるが……」
川 ´⊇`)「今回のホストである我々神は、色々あってその二回戦の内容を決めていないと来た!」
ハハ ロ -ロ)ハ「死ね!!」
( ・w・)「死ねー」
lw´‐ _‐ノv「死ね!!」
▼・ェ・▼「お前が中々人間の世界から帰ってこないからだろう……」
川 ´⊇`)「文化祭……楽しかった……ほんと……これでもかってぐらい……女子高生見れて……」
ハハ#ロ -ロ)ハ「計画性無さ過ぎでしょこの糞野郎が!!」
川 ´⊇`)「アンタ閻魔の秘書なのにそんな口きいていいと思ってんのか!!」
ハハ#ロ -ロ)ハ「荒巻が何も言わないからでしょ!!」
/ ,' 3「…………」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:41:16.07 ID:XdwLM/eXO
水園
144 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:41:26.30 ID:C7l3spDv0
ハハ ロ -ロ)ハ「もしかしてそんな状態で30人近くも収集かけたっていうの?」
川 ´⊇`)「悪いかしら」
ハハ ロ -ロ)ハ「死ねばいい」
从 ゚∀从「すんませんね。うちのボスこんなんで」
(゚、゚トソン「いーえ。うちも変わりませんから」
【+(;゚"_ゞ゚)「トソン!?」
(゚、゚トソン「何ですか」
【+( ゚"_ゞ゚)「……何でもないです」
(´・ω・`)「そろそろ話を戻そうよ」
ショボンがトントン、と机を指先で叩いた。
静かな声だったが、不思議と室内に響き、全員が背を伸ばして座りなおしたほど。
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:42:06.90 ID:MH6z2wRhO
荒巻はどんなポジションなんだ?支援
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:43:46.43 ID:4OVx9dXNO
147 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:44:26.26 ID:C7l3spDv0
(゚、゚トソン「あなたが神皇をやればいい」
(´・ω・`)「僕もそう思う」
川 ´⊇`)「なん……だと……」
(´・ω・`)「嫌なら早く話を進めなさい」
川 ´⊇`)「へいへい、と」
川 ´⊇`)「まあ俺的にはね、今回参加者が少なかったのもあるけど。
積極的に狩る奴とかいて減るのが早いのをどうにかしたいと思ってるわけ。
別に早く終わってもいいんだけど、どうせなら色々ルール追加して終わらせたほうが気持ちよくない?」
【+( ゚"_ゞ゚)「一理あるかも」
ノパ听)「オサレ!!」
川 ´⊇`)「何だ元気っ子」
ノパ听)「お菓子が切れたぞ」
川 ´⊇`)「…………キッチンのお皿置いてある棚があるでしょ。そこの二番目の引き出しに柿の種入ってるから、食べていいから」
ノパ听)「ありがとう!!」
川 ´⊇`)「……大好きだって。可愛いやつめ」
从 ゚∀从「言ってないからな」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:46:27.69 ID:oz1B5aDq0
支援wwww
149 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:48:05.93 ID:C7l3spDv0
(´・ω・`)「それで?」
川 ´⊇`)(ショボンこえー)
川 ´⊇`)「何か、チーム戦とかやりたくない?」
【+( ゚"_ゞ゚)「まあ今もほとんどチーム戦みたいなもんじゃないの?」
川 ´⊇`)「そうだけども。まあ“1st”から六人中五人がチーム組むなんて今までに無いでしょ。今回はチーム中心にルール作ろうぜ」
从#-∀从「うわ、もうその1stって言い方やめてくんね。お前だけだよカッコイイと思ってんの」
川 ´⊇`)「お洒落だって。敬語使えって。お前はないだろ。お前はうちの生徒か」
从 ゚∀从「生徒にもこんな扱いされてんのか」
(゚、゚トソン「で?」
川 ´⊇`)「あ、すんません」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:48:14.83 ID:WkV1iKkuO
ヒート自由だな…支援
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:48:47.19 ID:oz1B5aDq0
支援
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:48:56.42 ID:XdwLM/eXO
支援
153 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:50:15.18 ID:C7l3spDv0
川 ´⊇`)「でさあ、もう二回戦で神と地獄。どっちが罰ゲーム受けるか決めちゃわない?」
从 ゚∀从「?」
(゚、゚トソン「?」
川 ´⊇`)「二回戦は、神に選ばれし子と悪魔に選ばれし子のチーム対抗戦!決定!!」
从 ゚∀从「アヴァウト」
【+( ゚"_ゞ゚)「でもさーあれじゃないかな。何かえー」
ハハ ロ -ロ)ハ「人数に違いがあるし、今後同じ数になることなんてないかもしれない。その時負担になるのはまず間違いなくあなたたち側」
【+( ゚"_ゞ゚)「それ!」
川 ´⊇`)「大丈夫だって」
ハハ ロ -ロ)ハ「?」
川 ´⊇`)「今戦ってる神側が全部勝てば同じ数になる」
154 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:50:54.87 ID:C7l3spDv0
川 ´⊇`)「でさあ、もう二回戦で神と地獄。どっちが罰ゲーム受けるか決めちゃわない?」
从 ゚∀从「?」
(゚、゚トソン「?」
川 ´⊇`)「二回戦は、神に選ばれし子と悪魔に選ばれし子のチーム対抗戦!決定!!」
从 ゚∀从「アヴァウト」
【+( ゚"_ゞ゚)「でもさーあれじゃないかな。何かえー」
ハハ ロ -ロ)ハ「人数に違いがあるし、今後同じ数になることなんてないかもしれない。その時負担になるのはまず間違いなくあなたたち側」
【+( ゚"_ゞ゚)「それ!」
川 ´⊇`)「大丈夫だって」
ハハ ロ -ロ)ハ「?」
川 ´⊇`)「今戦ってる神側が全部勝てば同じ数になる」
155 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:51:57.96 ID:C7l3spDv0
あ、これは流石にいっけね。
>>154は見なかったことにしてくれるとありがたい。
間違って二回押しちゃったみたい
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:52:04.18 ID:eowh1vWlO
ブリーチ自重wwwwww
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:53:28.12 ID:XdwLM/eXO
ドジっ子めwwwww
158 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:54:08.25 ID:C7l3spDv0
※
突如覆われた暗闇は、ただ視界を奪うと言うだけでなく、意識をも疎らにした。
地に付いているはずの足は、自分の体の一部だというのに、感覚が無く、
喩えるならぬるい水の中にいるようにな柔らかな浮遊感があった。
だが、痛みと言う感覚を除いて。
ダイオードは初めて訪れる圧倒的な暴力に震えていた。
今まで自分をただの女子高生だと思ったことは無かった。
幼少期よりも、一族の人間に暴力をすり込まされ、同時にあらゆる暴力から守る術も教え込まれた。
何かを壊し、何かを守る。
その単純で最も難しい行為には誰よりも自信があった。
それなのに、今何をすることも出来ず、死と言うものを身近に感じてしまっている。
だがその漠然とした畏怖は、
それまで折れかけていたダイオードの固い自尊心に火を点けることになる。
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:54:10.56 ID:WkV1iKkuO
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 23:54:39.76 ID:oz1B5aDq0
ドジッ子作者可愛いよ
支援
161 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:56:47.98 ID:C7l3spDv0
爪'ー`)「ちょろいだろ?」
<ヽ`∀´>「ニダ」
( ^Д^)「俺たちの能力使う暇なんてねーし」
三人は、二人を見下ろしていた。
彼らの前には膝をついてその場から動かない二人がいる。
爪'ー`)「結局粒子を目で捕まえることなんて出来ないのさ。
匂いを認識しなくても、匂いの粒は皮膚につく。
どこでもいい。その一点から毛細血管を通り、体の内部に浸透してしまえば、」
爪'ー`)「俺の【幻】は発動する」
くくく、と曇った笑いを隠すようにして腹を抱え、
そして短くなりつつある煙草をもう一度吸い込んだ。
162 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/04(水) 23:59:21.06 ID:C7l3spDv0
爪'ー`)「もうすぐで吸い終わる。その前に、男は足、女は腕を潰しておけ」
<ヽ`∀´>「足じゃなくていいニダか?」
爪'ー`)「レディは優しくだろ? 俺はフェミニストなんだよ」
ニダーがポケットから何かを取り出し、利き腕である左手に装着した。
削れた銀色。
四本の指を繋ぐような形をしたそれを、楽しそうな目で見、
次にダイオードの細い太ももへと映る。
<ヽ`∀´>「どうせなんだから、ちょっとぐらい触ってもいいニダ?」
爪'ー`)「ふざけるなよ。この能力は何かに触れられたらその瞬間解けちまうんだよ」
( ^Д^)「そーだぜ。気を付けろよ、ボケナス」
プギャーが何かを指先で弾く。
眉間に皺を寄せたニダーを無視し、空中に舞ったそれを器用に口で受け止めると、
そのまま美味しそうに噛み始めた。
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:01:52.41 ID:FqZfoQml0
支援
外道の臭いがプンプンするぜ
164 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:02:12.57 ID:jlb9cWrx0
爪'ー`)「また、次の煙草を点けたら、今度はもう片方だ。徐々に嬲っていこう。俺たちが楽しめる形が最高さ」
フォックスの声に、二人は嫌らしく笑い、
そして呟きを見せる。
<ヽ`∀´>「メリケンと――【酸】の接続」
( ^Д^)「ガムと――【爆】の接続!」
噛んだガムが微量の唾を伴い宙を舞い、
拳の先の銀がダイオードの右腕を抉る。
短い時間。
だが、爆音と激痛が両者を襲う前に、二人は目を醒ましていた。
<ヽ`∀´>「え?」
( ^Д^)「あ?」
ガムを武器と認識してるとかプギャー何者だよww
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:04:04.15 ID:2p7RfN+nO
試演
167 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:05:24.19 ID:jlb9cWrx0
ダイオードの反応は早かった。
正確にはメリケンサックがその腕に触れてからであったが、能力が仇となる。
【酸】の属性を持っていたメリケンは、拳という攻撃に上乗せされる前にその効力を発していたのだ。
コンマ以下の世界で襲い来る皮膚を溶かす灼熱の痛み。
それに加えて異常事態に起った自身でも理解の範疇になかった畏怖の念。
その二つが、ダイオードを現世に引き戻す役割を十分に果たしていた。
しかし、意識だけが彼女に戻ろうと、体は付いて来なかった。
付いて来たのは、その骨がミギィと嫌な音を立てた時。
殴られた勢いのまま、体を回転させ、
ダメージを外に逃すも、骨を傷付ける激痛と、肌を溶かすという味わったことのない不可思議な痛みはその身に残すことになる。
/ ゚、。;/「嫌な……目覚めだ」
右腕の感覚はある。確かにあった。
しかし、指先一つを動かすにも激痛が奔るし、
骨の軋み方が尋常ではない。皹の入った位置が可笑しいのだろうか。
それに皮膚を溶かされ、切られたり、殴られたりしたわけでなく、
じゅううう、と焼いた棒を押し当てられたかのような嫌な状態のままだ。
表面は泡立ち、黄色い液体が溢れ、
そして薄い膜を隔てて筋を露にしている。
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:05:47.07 ID:SXcYOcp6O
支援!!
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:06:20.82 ID:FqZfoQml0
>>165 単に常に持ち歩いてるからとかじゃね?
そんなこといったらフォックスだって煙草だぞ
支援
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:06:26.42 ID:pOT5qnFvO
支援
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:07:00.90 ID:l3FwwRgL0
よむほ
作者がんばれし
172 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:08:11.66 ID:jlb9cWrx0
右腕は使わない。
使えないのかもしれないな。
ダイオードはふぅ、と溜め息をつき、大丈夫だろう横にいる先輩に目をやった。
(=゚ω。)ノ「アビャビャビャビャ」
(=゚ω。)ノ「ちゃらんぽ入った。テライタス。アビャビャ」
大丈夫ではなかった。
/ ゚、。;/「せ、先輩!!」
(=゚ω。)ノ「ま、まじいてぇ。あびゃびゃいてぇ。立てん」
右の太ももを押さえて転げまわるぃょぅがいた。
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:08:48.68 ID:VjPhNuu0O
寝らんないだろが支援wwwwwwwwww
総合でもらったお題も進まない支援
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:09:10.10 ID:FqZfoQml0
支援
175 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:11:24.16 ID:jlb9cWrx0
冗談みたいなこの男はさて置き、
攻撃した側である二人には僅かながらの動揺があった。
低脳であることを自覚している彼らではあるが、
リーダー格であるフォックスの能力には信頼を置いていた。
過去に二人、同じ手段で敵である高校生を倒している。
一度目はまだ心配や懸念が消えなかった。
二度目でそれは完全に消え去った。
術中に溺れたものは皆、同じように意識を喪い、
涎を垂らして幻覚の世界に溺れる。
見ていて笑える光景でもあり、恐ろしい光景でもあった。
二人目は女であったこともあり、武器であろうものを粗方奪うとそのまま犯すことも可能であった。
幻覚が解けた後、一気に現実に引き戻されたときの女の顔は忘れることが出来ない。
幻覚の内容も操ることが出来るらしく、淫乱な夢を見させていたせいで、中々にことを運ぶのがスムーズであった。
ゆえに、
二人は絶対の信頼を置いていた。
その能力が、こちらの攻撃する前に解かれていた。
(;^Д^)「フォックス」
爪'ー`)「解ってるよ」
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:13:10.40 ID:FqZfoQml0
支援
177 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:15:04.44 ID:jlb9cWrx0
フォックスが煙草を咥え、ライターを手にした瞬間、そこに黒い影が奔った。
パキッ、とライターの砕ける音と共に、脇差に貫かれた手が映る。
瞬時に起った事に理解が追いつかず、ただ咥えていた煙草を落とすだけで終わってしまう。
彼が悲鳴をあげようとした時、
ぃょぅがその声を遮った。
(=゚ω゚)ノ「どうせお前の能力は煙草に関係しているんだろう。次に何か動きを見せたらその首を刎ねる」
爪;'ー`)「ああ?」
(=゚ω゚)ノ「僕は、ちょっと今動けないけれど、本当ならその一撃でお前は終わっている。
同じことが、その二人にも言える。
だが何故そうしないのか解る?」
/ ゚、。 /(忘れないように言うけど、この人今寝っころがってるから)
(=゚ω゚)ノ「少々苛ついた。君たちを痛めつけようと思う」
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:15:30.19 ID:2p7RfN+nO
C円
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:17:30.50 ID:BX5gSgBNO
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:17:38.45 ID:pOT5qnFvO
支援す
支援
182 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:19:44.66 ID:jlb9cWrx0
<ヽ`∀´>「お前は立てないみたいニダ。その阿呆みたいな余裕、見せ付けてる間で終わるニダ?」
(=゚ω゚)ノ「余裕?」
(=゚ω゚)ノ「覚えておけ」
(=゚ω゚)ノ「弱者がそれを持つと余裕と言い、
強者がそれを持つと、自信と言うんだ」
(=゚ω゚)ノ「自分の立場を見誤るな?」
/ ゚、。 /(寝っころがってますから)
(=゚ω゚)ノ「イオ。君はえらを。僕は阿呆面をやる。一分で」
/ ゚、。 /「あ、」
/ ゚、。 /「……はい」
/ ゚、。 /←心の中で笑っていたので、急に喋りかけられた内容に理解がついていなかった
/ ゚、。 /(一分……一分。いつものやるかな)
ダイオード可愛いよしえんぬ
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:22:20.90 ID:pOT5qnFvO
私怨
しえ〜ん
186 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:23:17.82 ID:jlb9cWrx0
/ ゚、。 /「おい、えら」
ダイオードの問いかけに、ニダーが反応を示した。
えら、と呼ばれただけで反応するところを見ると多少なりとも自覚があるらしい。
思わずくすりと笑ってしまい、それがニダーの癇に障ってしまったようだ。
そのままニダーはダイオードに殴りかかった。
腋を絞めたボクシングスタイルを見ると、何らかの格闘技を経験しているものか、
それにしては拳圧の低さが目に余る。
流れるようにしてそれを避けると、勢いを殺さぬように、左手でえりくびに裏拳を叩き込んだ。
間抜けにそのまま地面に潰れたところを、思い切り踏みつける。
/ ゚、。 /「お前、1〜5だったら5が一番好きそうな顔をしている」
<#ヽ`∀´>「あぁ?」
/ ゚、。 /「さらA〜EだったらAが一番好きそうだ」
(=゚ω゚)ノ(なんという暴挙。あれは間違いなくめんどくさいモード)
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:24:59.83 ID:2p7RfN+nO
詩園
188 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:27:18.58 ID:jlb9cWrx0
男の顔面。
特に口を中心に蹴り上げる。
靴の先で歯の砕ける感触が響き、それは気味の悪い伝達となって脳にまで届く。
数歩バックステップをしたのは男に立たせるためである。
潰れた人間に攻めるのはあまり良策とは言えない。
だから、私はえらが鼻血を出しながら立ち上がった瞬間を待っていた。
瞬間にして距離を縮め、えらの直前で身を丸める。
そのまま左の拳を右から左に思い切り流し、えらの両目を覆うよう、叩きつける。
ただのビンタではあるけれど。
/ ゚、。 /「視覚情報の【奪】」
あるけれども、能力を伴っても、いる。
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:29:49.00 ID:2p7RfN+nO
深淵
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:30:06.45 ID:IK7CtLmHO
支援支援
ラクガキ晒してぇな
支援
192 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:31:15.71 ID:jlb9cWrx0
<ヽ ∀ >「え、あ、あああ!?」
えらは奪われた視界に動揺し、なす術もなく、ただ両目に手を当てている。
本当に滑稽だ。潰すのを右腕にすれば、この能力は使えなかったというのに。
多少申し訳ない程度の気持ちを持ち合わせてはいるが、
いかんせん今回許された時間は一分。もう32秒経過しているので、残りは28秒しかない。
ここで止まるわけにはいかないのだよ。
/ ゚、。 /「Eも好きそうだ。本当に好きでたまらない、そんな顔をしている」
/ ゚、。 /「グローブと――【硝子性】の接続」
トン、と出来るだけ優しくえらの脇腹にグローブを当てる。
それだけである。
範囲はそこを中心に、上は鎖骨、下は股関節の上部でいいだろう。
右腕が使えないので、後は、思い切り、
/ ゚、。 /「痛めつけるだけ」
私の右膝が、彼の脇腹に突き刺さった。
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:32:01.36 ID:Q6CzDVyqO
追いついた
支援
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:34:32.36 ID:IK7CtLmHO
支援
195 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:35:48.59 ID:jlb9cWrx0
硝子。
というものは非常に便利だ。
例えば一升瓶同士、お互いが触れた状態なら、ちょっとの振動で簡単に割れてしまう。
性質上を語るには少し時間が惜しいが、簡単に言うなら、ガラスの表面にはミクロ単位で大量の傷がある。
それが強度を下げているのだ。
傷があることが強度を下げる。それは完璧でなくていい、ということを指している。
不完全が結果破壊に繋がるのであれば、それはリスクとしてこの上なく便利なものなのだ。
膝の先で、人体とは思えぬ感触がする。
パキン、と割れていく。
皹。
欠落。
決壊。
繋がるのは、破壊である。
ごぽりと吹き出た内臓と骨に、意識は瞬間で掻き消されてしまうようだった。
器が決壊したように、まるで人間の皮膚とは入れ物なのだ、そう思わせるような出方であった。
/ ゚、。 /「うむ、49秒。体内時間ばっちり」
/ ゚、。 /「何かよくわかんないコネクターもゲット!」
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:38:06.64 ID:pOT5qnFvO
支援
197 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:39:46.90 ID:jlb9cWrx0
/ ゚、。 /「先輩?」
ダイオードが振り向くと、相変わらず地面に寝ころがったままのぃょぅとその前で痙攣し、
涎を垂らす阿呆面の姿があった。
その奥にはオールバックの震える顔も。
(=゚ω゚)ノ「気になっているだろう。教えてやる」
(=゚ω゚)ノ「僕があの【幻】から解けたのは何かが僕の守備範囲内に入ったからだ」
(=゚ω゚)ノ「僕が持っているコネクターは二つ。
その一つである【反射】は、僕の腕と、持っている鎖鎌の距離に届く全てに、オートで反応を見せる。
その動きが現実に呼び戻せた」
(=゚ω゚)ノ「そして今、君がもがき苦しんでいる【毒】」
(=゚ω゚)ノ「死ぬまで、解除はしてあげない」
(=゚ω゚)ノ「さてさてイオちゃん」
/ ゚、。 /「お怒りモードですね」
(=゚ω゚)ノ「いつもより視界が低いからね」
/ ゚、。 /(自覚があったのか……)
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:40:11.75 ID:2p7RfN+nO
支援
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:41:00.06 ID:pOT5qnFvO
睡魔が…支援
200 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:43:00.19 ID:jlb9cWrx0
(=-ω-)ノ「めんどぅーだから、あのオールバックかたしちゃってよ」
/ ゚、。 /「はい」
/ ゚、。 /「というわけだ、オールバック」
ダイオードが、プギャーを踏みつけ、言葉をかける。
右腕をだらりとぶら下げ、とても動く気配のないそれだというのに、
仲間を踏みつけ、右半身を血に染めた女に、フォックスは恐れを抱いていた。
ライターはまだある。
煙草もまだある。
だが、それ以上に自分はこの二人がやられてしまっては、何もすることが出来ない。
先ほど、貫かれた右腕が、今になってじくじくと痛み出したように思えてくる。
一歩、一歩近づく女の足音が、鼓動となって響き渡っていた。
爪;'ー`)「う、動くんじゃねぇ!!」
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:45:36.07 ID:WVPgOcuBO
いよぅが目閉じるとおじいちゃんみたいな顔になるな
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:46:03.68 ID:es+t+AEvO
支援
203 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:46:47.41 ID:jlb9cWrx0
/ ゚、。 /「ん?」
(=゚ω゚)ノ「拳銃?」
フォックスが左手に握っていたのは、紛れも無く拳銃。
トカレフTT-33。
爪;'ー`)「へ、へへ、俺の親父マジもんのヤクザなんだよ」
(=゚ω゚)ノ「…………」
/ ゚、。 /「トカレヴァだ。中国もんじゃなきゃいい感じなんですけどね」
全く恐れることなく歩を進めるダイオードに、
フォックスの震えが激しくなる。
爪;'ー`)「お、おい。怖くねぇのかよ。オモチャじゃねぇんだぞ!!」
/ ゚、。 /「お前、撃たれたことはあるか?」
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:47:46.60 ID:pOT5qnFvO
支援
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:48:45.29 ID:2p7RfN+nO
試演
206 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:50:25.23 ID:jlb9cWrx0
唐突な問いに、やや上擦りながらも何とか言葉を返す。
爪;'ー`)「は、はぁ?あるわけねーだろ」
/ ゚、。 /「私はある」
爪;'ー`)「は?」
/ ゚、。 /「一回目は左肩の肉を三ミリ抉っていった。
二回目は肋骨を砕き、中々のしゅじゅちゅをすることになった」
(=゚ω゚)ノ(今絶対噛んだ!!)
/ ゚、。 /「いいか。武器、というものはな。覚悟がある者が使う物なのだ。
自分に返って来る覚悟を持つ者が、だ」
/ ゚、。 /「お前の男気というものを見せてもらうか」
そういうとダイオードは耳に手を当てた。
左右合わせて三つのイヤーカフと、二つのピアスを取り出した。
その全てをぃょぅに投げる。
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:51:24.88 ID:sHbSYgPm0
実際拳銃って片手で扱える物なのか? 支援
補助無しで受けるとは男らしいなイオ
209 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:53:38.29 ID:jlb9cWrx0
/ ゚、。 /「丸腰だ」
/ ゚、。 /「お前も男なら丸腰で来い」
爪;'ー`)「は、ははははっはは」
爪'ー`)「お前さん、本当に馬鹿だよ」
パンッ、と乾いた音。
それを掻き消すようなギャリギャリギャリという音が、銃声を掻き消した。
左手を固めたダイオード。
手の甲を外に向け、顔面を隠すようにしている。
甲には厚い鉄板があり、そこに、スパイラル回転を見せる弾丸が突き刺さっていた。
衝撃を緩和しきれず、無防備な内側から少量の血が溢れ出し、肘の先から地面に落ちていく。
/ ゚、。 /「折角のチャンスを……お前は……」
爪;'ー`)「は、え、お、お前……」
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:55:13.76 ID:2p7RfN+nO
紫炎
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 00:56:12.47 ID:pOT5qnFvO
しぇん
こんな時間に投下しやがって……
俺の口内炎を悪化させる気なのか………
213 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 00:56:44.40 ID:jlb9cWrx0
初めて撃った弾丸は、奇跡的にもその顔を捉えていたというのに、それを、拳一つで防いだ。
唯一の希望であった銃が効かない。
仲間は生き返る様子を見せない。
俺は、戦うことが出来ない。
爪; ー )「う、うあああああああああああああああああ」
転びそうになりながら走り出したフォックスの足に、銀色のそれが絡みついた。
引きずられ、元の位置まで無様な格好で戻された時、それが男の放った鎖鎌であることを理解し、
マウントポジションを取られていることにも気付いた。
/ ゚、。 /「救いようのない屑だ」
ダイオードの全力の拳が、顔面に、めり込んでいった。
214 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:01:02.37 ID:jlb9cWrx0
※
川 ´⊇`)「って感じでよくない?」
【+( ゚"_ゞ゚)「いい、それ決定だわ」
(゚、゚トソン「意外におもしろいですね」
( ∵)「待て質問がある」
从;゚∀从「ビコーズさんが喋った!?」
(´・ω・`)「彼は普通に喋るよ」
从;゚∀从「え、まじで!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「マジマジ」
( ∵)「……そうだとしたら、誰がそれを造る?」
川 ´⊇`)9m「ユー」
( ∵)「オヴァアアアア」
川 ´⊇`)「ま、二回戦はそんな感じ。俺ってばお洒落さんだから、宝玉のモデル考えなくちゃ」
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:01:32.88 ID:pOT5qnFvO
支援
216 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:03:51.06 ID:jlb9cWrx0
从 ゚∀从「はいはい神皇さんよー」
川 ´⊇`)「何だ?」
从 ゚∀从「もし、上手くいかなくて塩梅とれなかったらどうすんだ?」
川 ´⊇`)「そのときゃ前回と一緒でいいよ」
lw´‐ _‐ノv「前回?」
川 ´⊇`)「んーシューは知らんのか?」
lw´‐ _‐ノv「知らんもん」
川 ´⊇`)「説明したれ。ハインリッヒ」
从 -∀从「…………」
从 ゚∀从「前回は、ランダムに組まされて、それで最後の一組になるまで戦った」
从 ゚∀从「最終戦が残った組の組んだ同士だったから、超だるかった」
从 -∀从「だるかったんだ……」
(゚、゚トソン「…………」
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:06:23.36 ID:pOT5qnFvO
私怨
218 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:06:37.95 ID:jlb9cWrx0
(´・ω・`)「あ、でもその心配無いかも」
映し出されたスクリーンは、二組の戦いの終わりを告げるものだった。
(´・ω・`)「ダイオードペアの勝ち」
(´・ω・`)「それにフサギコペアも」
川 ´⊇`)「というわけで今やられた五人を担当している悪魔諸君。退席を願おうか」
一度も喋ることなく背を丸めていく喪服の集団。
その姿を熱く目に焼き付けた木田が、携帯のボタンを押していた。
シャッター音とともにハローの膝蹴りがその頬に食い込んでいた。
从 ゚∀从「…………」
从;゚∀从「おい。ダイオードんとこまたやっちまってるぞ」
川 ´⊇`)「何がだ」
从 ゚∀从「あれ死んでるんじゃね?」
全員がスクリーンに顔をやった。
そこには無残に散ったニダーの姿がどアップで映し出されていた。
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:10:37.88 ID:pOT5qnFvO
しぇん
220 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:10:46.25 ID:jlb9cWrx0
川 ´⊇`)「…………」
川 ´⊇`)「しゅー」
lw´‐ _‐ノv「嫌だ」
川 ´⊇`)「困るわー。今度好きなDVDタツヤさんで借りてくるからさー」
lw´‐ _‐ノv「しゃーねーな。私あそこの会員カード持ってないもの」
のそのそと出て行くシュー。
戸を押す前に悪魔の二人を指名して連れ出していく。
221 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:13:08.46 ID:jlb9cWrx0
【+( ゚"_ゞ゚)「何だ、今のは?」
川 ´⊇`)「悪いねオサム。どう先読んでも内藤が負けるってことは考えられないから、あの兄弟の担当は席を外させてもらうよ」
【+( ゚"_ゞ゚)「構わないが、ずいぶんとひどいな」
川 ´⊇`)「ホスト権力」
川 ´⊇`)「さて、シューと俺と閻魔を除くここにいる17名の神と悪魔の諸君が、
二回戦を受け持つわけであるが、一度自己紹介でもしておこうか」
川 ´⊇`)「中には喋りたい者や、意見を持つ者もいるかもしれないしな」
川 ´⊇`)「それに、三回戦の内容や、今後について話すのも、この20人が中心になる」
川 ´⊇`)「とりあえず俺の右から順に、一周しておくれ……」
犯された描写はまだか
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:19:36.34 ID:eF1tdHvgO
佐藤です
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:20:27.86 ID:pOT5qnFvO
支援
225 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:22:09.48 ID:jlb9cWrx0
※
/ ゚、。 /「【毒】、使っちゃいましたねぇ」
(ii=゚ω゚)ノ「やっちまったよぅ。これで“30分”の【毒】は一週間使えないよぅ」
(ii=-ω-)ノ「あーこんな雑魚にどうして僕はこうも直情的なんであろうか……」
二人は潰れたプギャーとフォックスに腰を下ろしていた。
手加減の一つもなく思い切り殴りつけたフォックスの顔面は鼻を中心に窪み、
頬骨と歯を九本粉砕していた。
意識は戻っていない。
キィィィと鈍い発光を見せているのは、二人が解除状態に入り、傷を治しているからである。
そこに一つの足音が響く。
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:22:09.92 ID:sYrQPBl9O
眠い
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:23:16.54 ID:pOT5qnFvO
しぇん
228 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:26:19.70 ID:jlb9cWrx0
(=-ω-)ノ「シューか?」
lw´‐ _‐ノv「まず謝ることがあるな?」
(=゚ω゚)ノ「あぃ?」
ソリャ
lw´‐ _‐ノv⊃)゚ω゚)ノ
ブニィィ
(=゚ω゚)ノ「…………」
(=゚ω゚)ノ「何だろうか。思い切り殴られるよりも、気分が落ち込んでしまうのは」
/ ゚、。 /「毎度申し訳ないな」
lw´‐ _‐ノv「うぬ……」
lw´‐ _‐ノv(この人苦手……)
/ ゚、。 /「今日はビーグル、来てないのか?」
lw´‐ _‐ノv「ワンちゃんは会議だ……です……よ」
/ ゚、。 /「ふむ」
229 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:28:48.93 ID:jlb9cWrx0
(=゚ω゚)ノ「シュー、このコネクターの能力教えてだよぅ」
lw´‐ _‐ノv「んー【幻】【爆】【酸】」
/ ゚、。 /「どえらい厨二」
/*゚、。 /「私【爆】が欲しいです。殴ったらバーン、とかちょっとかっこよくないですか?」
(=゚ω゚)ノ「じゃあ僕【酸】もーらい」
/ ゚、。 /「【幻】どうします?」
(=゚ω゚)ノ「イオにあーげる」
/ ゚、。 /「いりませんよ」
(=゚ω゚)ノ「僕もいらないよぅ」
/ ゚、。 /「……もめたら?」
(=゚ω゚)ノ「コインで」
/ ゚、。 /「十二本の足を持つ蜘蛛よ、我に力を!」
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:31:35.77 ID:WVPgOcuBO
「残像だ」とかやりたくないのかこの二人は!!
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:31:47.48 ID:pOT5qnFvO
支援
232 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:32:22.16 ID:jlb9cWrx0
/ ゚、。 /「裏!」
(=゚ω゚)ノ「表!!」
/ ゚、。 /「てい!」
ピーン
シュルルルルルル…
/*゚、。 /「裏!!」
(=゚Д゚)ノ「…………」
(=゚ω゚)ノ「しょうがない、甘んじよう」
(=゚ω゚)ノ「とりあえず僕らの傷は癒えた」
よいしょ!とぃょぅが飛び上がる。
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:33:29.35 ID:bCfjsFqVO
>>230 グローブと鎖鎌に幻を接続するんだから、それは出来ないはず。
234 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:35:30.08 ID:jlb9cWrx0
(=゚ω゚)ノ「次あるから後は頼んだよぅ。シュー」
lw´‐ _‐ノv「え、次?」
/ ゚、。 /「はぁ」
/ ゚、。 /「まじで行くんですか先輩さんよう」
(=゚ω゚)ノ「まだまだ元気なお年頃!!」
シューを置いて歩き出した二人。
シューは指を咥え、とりあえず潰れた中でも一番ひどいニダーの傍による。
lw´‐ _‐ノv「魚を三枚におろす過程のようだ……」
lw´‐ _‐ノv(なーんか止めなきゃいけない気がする)
lw´‐ _‐ノv(ぃょぅとダイオードちゃんがブーンたちと戦うってことは?)
lw´‐ _‐ノv「…………」
lw´‐ _‐ノv「?」
lw´‐ _‐ノv「まあいいや」
lw´‐ _‐ノv「唸れ!!わたくしの再生ぷぁああわあああああー!!!」
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:37:13.05 ID:IORzv0wGO
支援す
236 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:38:20.47 ID:jlb9cWrx0
/ ゚、。 /「なんだ……これ……」
二人は正門の前に立っていた。
見た目はいつも通り、何一つ変わらないというのに、ただ入ろうとしても入れない。
何もない空間に、ぶにゅ、と柔らかい感触をした膜のようなものを感じる。
それが邪魔をして、中に進むことなぞできない。
/ ゚、。 /「……グローブと【巨大化】の接続」
腕を天に向け伸ばしたまま、数百倍にグローブを展開させる。
重みを利用し、学校に向けて倒すも、べたん、とすぐ空中で止まってしまった。
指先がやや、校舎よりになっているということは、半球体に覆われているということなのか。
解除し、拳を元に戻す。
すぐさま硬め、脇腹の辺りで固定すると、音も無く突き出した。
/ ゚、。 /「柔軟の【奪】」
バチィ、と生肉を叩くような音が辺りに響く。
拳を突き出したまま沈黙に徹したが、数秒後やれやれといった雰囲気で伸ばした腕を元に戻した。
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:40:59.86 ID:jAgK18Wn0
生肉を叩くような音になぜかワロタwwww
238 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:41:58.59 ID:jlb9cWrx0
(=゚ω゚)ノ「どう?」
/ ゚、。 /「意外に厚みがあるので……奪えませんね」
(=゚ω゚)ノ「バリアみたいなものかな?」
/ ゚、。 /「でしょうね」
(=゚ω゚)ノ「【硝子性】やったあと、すぐその一点だけの強固を【奪】ってくれよぅ」
(=゚ω゚)ノ「そしたら僕が叩き壊すから」
/ ゚、。 /「…………」
/ ゚、。 /「いや、簡単に言いますけど、外に影響する能力を同時に使うのって、超疲れるんですよ?」
/ ゚、。 /「それにさっきもその二つ使ったし」
239 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:45:26.59 ID:jlb9cWrx0
(=゚ω゚)ノ「えーやってよぅ?」
/ ゚、。 /「……ぬ」
(=゚ω゚)ノ「やって!やってやってやってやってやって!!やって!!!」
/ -、- /「…………」
/ ゚、。 /「喝!!」
振り下ろされたダイオードの拳。
鉄の塊が、ぃょぅの頂点から、股まで一直線に貫いた。
::(=゚゚ω゚゚)ノ::「メメタポリィアアッス!!」
/ ゚、。 /「やれやれ」
Ω
(=゚ω゚)ノ(どっちの台詞だ!!)
/ ゚、。 /「まあやりますけど。離れておいてください」
/ ゚、。 /「グローブと【硝子性】の接続――」
240 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:48:53.05 ID:jlb9cWrx0
※
▼・ェ・▼「おい、オサレ」
川 ´⊇`)「なんだいわんちゃん」
▼・ェ・▼「あれを見ろ」
ビーグルがスクリーンに向かって顎をしゃくった。
そこには学校に侵入を成功した姿を見せるぃょぅとダイオードの姿がある。
【+( ゚"_ゞ゚)「あーらら」
ハハ ロ -ロ)ハ「どう考えてもコネクター、狙いに行ってるわね」
( ・w・)「どーすんの、変態」
川 ´⊇`)「おおっとまさかの変態発言」
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:49:42.54 ID:bCfjsFqVO
支援
242 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 01:52:00.34 ID:jlb9cWrx0
从 ゚∀从「どうすんだよ、キモ教師」
川 ´⊇`)「んー」
川 ´⊇`)「んー、んー」
川 ´⊇`)「止めればいいかな」
(゚、゚トソン「それは、ありなのですか神皇。自然の流れではありえませんし、
それで生き残り、優勝しても何かすっきりしないものがあります」
川 ´⊇`)「じゃあ、こうしよう」
川 ´⊇`)「もし、ぃょぅ、ダイオードが、ブーンたちと流石兄弟の戦いに追いついたらほっておこう。
もし、その勝負が終わってから参入したとしたら、止めよう」
从 ゚∀从「んー」
川 ´⊇`)「それだと戦いに一区切りってことになるだろ?」
(゚、゚トソン「屁理屈ですね」
川 ´⊇`)「今回のホストは私ですから」
【+( ゚"_ゞ゚)「そうですよ、トソン、気にしない気にしない」
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:55:10.35 ID:2p7RfN+nO
支援……睡魔が……
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 01:56:31.25 ID:sKmV8L9M0
支援
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:02:05.73 ID:IORzv0wGO
さるかな支援
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:04:50.96 ID:bCfjsFqVO
さるですか。そうですか。
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:07:49.77 ID:Uo+c1O8c0
ならばしえんだ
248 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:10:05.36 ID:jlb9cWrx0
(゚、゚トソン「あなたは前回ルールを決めるのをハローに任しっぱなしだったのに偉そうにしないでください」
【+( ゚"_ゞ゚)「ホスト権力」
(-、-#トソン「……いーですけど」
川 ´⊇`)「まあ、戦いが始まったら、えーっと」
川 ´⊇`)「コネクター持ってるのは誰だ?」
数名が挙手をする。
川 ´⊇`)「じゃあハインとショボン、ヒートと、それにビーグル。後付いて行きたいものは付いて行け。
帰りにシュー拾ってくるのを忘れるなよ?」
支援
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:10:16.33 ID:OMj0tadSO
保守
251 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:12:47.05 ID:jlb9cWrx0
※
252 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:15:36.17 ID:jlb9cWrx0
( ^ω^)「どういうことだお」
僕は正座したままの体勢でハインを睨みつける。
神に与えられたコネクター。
そしてそれを所持した者が戦うこのゲーム。
それなのに、悪魔と地獄とは、いささか話が逸脱しているのではないか。
神と言う時点でそうだと言うなら、まだ、いや、それもおかしいか。
なんでもいい。
僕はその問いの答えを早く知りたい。
从*゚∀从「諸君には簡単に説明しよう。ここまで勝ち残ったご褒美だ」
ハインがどこか楽しそうに笑う。
胸の前で腕を組んでいる。シャツ越しに、小さな胸を隠したことに気付いていないのだろうか。
从 ゚∀从「人が死んだら、どうなると思う?」
唐突な問いに僕は首をかしげた。
みんなも同じ気持ちだったようだ。
僕ら、といっても僕とドクオとクーは顔を見合わせ、どうするかなこれ、といった内容をアイコンタクトで済ませた。
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:18:24.08 ID:bCfjsFqVO
支援
254 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:19:10.66 ID:jlb9cWrx0
/ ゚、。 /「天国ですかね」
だから、ダイオードが先に答えてしまう。
从 ゚∀从「うむ。近い」
从 ゚∀从「だが実際にいけるのは、地獄一択だ」
え、と僕らは声を合わせた。
今度は五人全員だった。
从 ゚∀从「詳しく言ったら、まずはさ迷うんだけどな。
そこを魂の管理人ってのがいて、拾われる。そこからは地獄に案内だ」
从 ゚∀从「人間の魂ってのは一度浄化しなければ転生出来ないんだよ。
どんな聖人でもな、歩いてりゃ人生一回ぐらい蟻を踏むし、誰かに嫌われたりするもんだ。
そういった、安直に言えば“負”の出来事は魂の汚れなる。地獄はそういったものを綺麗にする場所だ。
お前らが想像しているような針地獄も地の池地獄も存在しない。言ってしまえばこの世とあの世で最も綺麗な場所だ」
(;^ω^)「お、イメージが……」
从 ゚∀从「まあそうだろうな。鬼なんてもんもいねぇよ。みんなリサイクルするみたいに魂を綺麗にしている」
wktk
256 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:21:44.55 ID:jlb9cWrx0
川 ゚ -゚)「質問だが、では何故神は存在する」
从 ゚∀从「いい質問だ素直クール」
川 ゚ -゚)「どーも」
ハインはうんうんと頷き、びし、とクーに指を指した。
何故かドクオがひっ、と短く悲鳴をあげていた。
从 ゚∀从「神たちは生物を創るんだ。魂に、肉体を、意識を、感情を与えてやる。それが神の仕事だ」
从 ゚∀从「地獄で綺麗になった魂を、再び生物に戻してやるのが神の仕事だ」
从 ゚∀从「神は生物に【属性】を与える」
( ^ω^)「お?」
从 ゚∀从「それは【悲しみ】であり【喜び】であり【恐怖】であり、【怠惰】でもある」
ああ、そういうことか。
だから、ハインは【怠惰】と【我がまま】の神なのか。
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:23:44.66 ID:sHbSYgPm0
つまるところハイン居なくなれば怠慢とわがままが消えるのか
258 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:24:25.38 ID:jlb9cWrx0
('A`)「え、でもそれって」
从 ゚∀从「あ?」
('A`)「なんでもないです……」
( ^ω^)「なんだか、地獄側が可哀想だお」
('A`)「そ、それ!」
( ^ω^)「汚れ仕事を引き受けてる地獄側。悠々と命を操る神。どうしても優劣と言うか、差別的な目で見てしまうお」
从 ゚∀从「お前ら、本当に優秀であたしは嬉しいよ」
从 ゚∀从「お前らの言うとおり、昔悪魔と神は仲が悪かったんだ。
神は生物に【属性】を、悪魔は生物に【死】を与えている。
汚れ仕事だと思う奴らもいたんだ」
从 ゚∀从「そこで神のトップである神皇と悪魔のトップである閻魔は話し合い、交流の場を設け、
そこに優劣と格差がないこと。同じ魂の管理者であることを示したんだ」
(=゚ω゚)ノ「ましゃか」
从 ゚∀从「そーだ」
从 ゚∀从「それが、人間にコネクターを与えて戦わせるこれ、だ」
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:24:53.52 ID:mTL1FEoFO
んじゃもし、神殺しとか始まったらえらいこっちゃな
260 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:26:51.55 ID:jlb9cWrx0
よ、と横にいたとろんとした顔の女が相槌を打つように拍手するが、
余計ハインのばつを悪くさせたようだ。
赤い顔をして、すぐ話を戻した。
从 ゚∀从「これが結構いい案でな。今まで会話することもなかった神と悪魔は仲良くなり、
勝ったり負けたりでよきライバル、そんな関係を保つことが出来るようになったんだ」
从 ゚∀从「前回は、悪魔の選らんだ人間が優勝したから、今回は負け側の神にルールを決める権利が与えられた。
つまり今回のホストは神の国。『神の戯れ』、だ」
川 ゚ -゚)「では地獄側では、『悪魔の戯れ』になるのか?」
从 ゚∀从「そういうことだ」
从 ゚∀从「神も悪魔も必要以上に多くを語らない。それが神と悪魔の混合ルールであると最初から知れば、
きっと人間は意識的に悪魔に選ばれた人間を“悪”と見なすからな。これは過去に実証済みだ」
確かに。
深く説明されないこのルールで、悪魔に選ばれた人間と聞けば、僕は最初から恐れを抱く。
恐れは間違いなく暴力に繋がってしまう。
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:28:05.35 ID:Id6TaGYlO
ドラゴンボールの地獄もそんな感じだよな
洗濯機みたいなのに飛び込んだりしてるし
血の池地獄の周り公園みたいでベンチあったりするし
262 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:29:03.16 ID:jlb9cWrx0
从 ゚∀从「まあそんなわけで、今回主だったルールを決める神皇の発言により、
急遽二回戦が決まった。前述したとおり、二チームでのぶつかり合だ」
/ ゚、。 /「で、結局それが、この戦いを止める理由になったのかな?」
从 ゚∀从「なるんだよ。
今残っているのはちょうど18人。9対9なんだ」
/ ゚、。 /「つまり、我々がこいつらを殺せば6対9になって平等でない、と」
从 ゚∀从「そういうことだ」
/ ゚、。 /「三人減ったところで何も変わらないと思うが」
脳みその奥のほうがビキリと音を立てたが、
僕が舌打ちをする前にハインが声を出した。
从 ゚∀从「そういうなよ。
実はな、誰が勝つかって、神と悪魔で話し合ってんだが、
一番人気はお前でもぃょぅでもない。悪魔側にいるんだぜ」
さるよけ
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:30:29.55 ID:mTL1FEoFO
元はやっぱ手塚かなぁ
しえんぬ
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:30:34.66 ID:+mOmloyFO
巣穴からの総出
266 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:33:04.38 ID:jlb9cWrx0
/ ゚、。 /「…………」
(=゚ω゚)ノ「むっかー」
从 ゚∀从「まあ能力も人も言えないけど、知れば猫の手でも借りたくなるんじゃないかな?」
/ ゚、。 /「…………解った」
(=゚ω゚)ノ「そいつの正体がわかったら、両手両足を固定して、一定のペースで水滴を落としてやる!!」
从 ゚∀从(ちょろいぜ)
( ^ω^)(ちょっと自分が何番人気か気になるお)
('A`)(俺なんてきっと最下位。いや、それはいい結果だ。本当は忘れられてるんだ!俺出産後も忘れられてカーチャン退院したらしいし)
川 ゚ -゚)(悪魔とか言ってるけど本当は私なんじゃないだろうか。……あると思う!!)
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:35:01.46 ID:+mOmloyFO
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:35:28.14 ID:2p7RfN+nO
>>254 魂の汚れなる
魂の汚れになる
なのかね?
ダメだ……睡魔……が……ラスト支援
しえん
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:36:11.49 ID:MZoltNsoO
支援
271 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:37:50.70 ID:jlb9cWrx0
/ ゚、。 /「ルールは?その宝玉争奪戦とやらの」
从 -∀从「あーまた近い内に担当の神か、それとも全員集合の時に話すと思うが」
/ ゚、。 /「が?」
从 ゚∀从「場所はこの世じゃない」
('A`)「あひ?」
从 ゚∀从「神の世界で行う。四日後。迎えが行く。正当な理由をつけて、お前たちは四日後にこの世からいなくなる」
正当な理由をつけてこの世からいなくなる、とはまた大層なものだ。
ドクオなんて勘違いして失禁でもしそうな勢いではあるが、実際旅行程度のものなのだろう。
死ぬ、ということではないだろう。
死ぬのでは、前後の話と行き違う。
肉体を持ったまま、神の国へ行く。どんな場所であろうか。
272 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:40:11.02 ID:jlb9cWrx0
/ ゚、。 /「いくつか質問がある」
从 ゚∀从「どーぞ」
/ ゚、。 /「二回戦、と言ったが、次は三回戦か?それとも最終戦、つまり決勝か?」
从 ゚∀从「んーわかんねぇな」
从 ゚∀从「仮に宝玉争奪戦で、一人しか残らなかったらその時点でそいつの優勝。
二人残れば決勝。たくさん残れば、三回戦、じゃないかな」
/ ゚、。 /「たくさん残る可能性があるのか?」
从 ゚∀从「…………」
从 -∀从「あー」
言っていい?
おおまかなとこだけでも。
とハインが垂れ眉の男に問うた。
男は数秒沈黙してから、いいよ、と短く言っただけだ。
それなのに、その時ちらりと見えた左耳のピアスがやけにはっきり映る。
鈍い黒。
何かに似ている。
なんで神たちはブーンなんぞに張ってんだ…?
しえん
さるさんになるぞー
しえん
275 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:43:30.87 ID:jlb9cWrx0
从 ゚∀从「名前の通りなんだけどさ。チームに一つある宝玉ってもんをチーム全員で守るわけ。
それ以外のおおまかなルールはコネクター争奪戦と一緒」
从 ゚∀从「宝玉を取られるか、全員が負けるとそっちのチームの負け」
从 ゚∀从「つまり、最大9人残ることになる」
/ ゚、。 /「ふむ。まさに一蓮托生の仲になるのか」
从 ゚∀从「そいうこと」
ダイオードが顎に手をあて、数秒沈黙し、
無表情をさらに冷たくしたまま、わざと僕らを見ないようにしてハインの目を見つめて言った。
/ ゚、。 /「仮に、もし、仮に、偶然、全く故意無く仲間の一人を戦闘不能なまでに傷付けてしまったら、どうしようか?」
それは僕らに対するあからさまな宣誓布告。
敵とお前ら、一緒に倒して一気に最終戦まで持ち込んでやんよ!
と言う仲間にするなという強固な拒絶。
(#^ω^)「お――」
从 ゚∀从「お前も失格」
僕の叫びよりも早く、ビシリと指を突き刺して言い放った。
276 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:47:48.29 ID:jlb9cWrx0
从 ゚∀从「どういった事情であれ、仲間を傷付けることはたった今から認めない。
もし、仮に足を切り落とさなければ彼は死ぬ。一瞬も躊躇うことは出来ない。
そんな状況であれば許可するかもしれないが、命を奪うような行為があれば、それは殺意と見なして失格だ」
/ ゚、。 /「…………」
从 ゚∀从「お前が何を考えているのかよく分かる。一応神としてお前の経歴も知っている。
だからうちの金玉たちを邪魔に思うんだろう」
( ^ω^)(き、金玉だって!?)
('A`*)(やべ、おっきする……)
从 ゚∀从「だがな。ブーンを舐めるなよダイオード。これは」
つかつかと歩み寄り、僕の肩を抱き寄せ、その顔を頬と頬が当たるほど密着させた。
流石に少し照れた。
从 ゚∀从「あたしが選んだ人間だ。性格の悪さとプライドの高さなら一級品だ」
さるさん自重して下さい
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:49:28.28 ID:bCfjsFqVO
さるにはさせない支援
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:49:52.70 ID:sKmV8L9M0
> 性格の悪さとプライドの高さなら一級品だ
最低じゃねぇかwwwwwwwwwwwwwww
ばいばいさるさん
さるいらね
281 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:52:16.64 ID:jlb9cWrx0
/ ゚、。 /「…………」
从 ゚∀从「それに、さっき言ったランキングじゃ、お前よりこいつの方が、」
从 ゚皿从「う」
从 ゚O从「え」
从 ゚∀从「だ!」
从 ゚∀从「仲良くしたほうがいいのはどっちかな?」
ハインにはハインとして、僕に何か頑張って欲しい理由があるのか、
それとも別に何かあるのか。
予想にもしていなかったハインの期待を知り、僕はきまずさ半分さらに照れてしまう。
ダイオードは無表情のままでいるが、その冷徹な目はハインを敵だと認識したようである。
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:53:08.06 ID:Uo+c1O8c0
ならばしえんしようではないか
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:53:37.06 ID:2p7RfN+nO
ラスト支援……とは言ったが……眠いけど……まだ寝れん……でも、寝落ち率高い
支援
从 ゚皿从「う」
从 ゚O从「え」
从 ゚∀从「だ!」
なんという発音の魔術師。さすが神しえん
285 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:55:22.98 ID:jlb9cWrx0
▼・ェ・▼「ま、それはダイオードにも言えることだ」
犬が尻尾を振りながらダイオードの膝の上に飛び乗った。
▼・ェ・▼「これは強いぞ?仲間でよかったな、ハインリッヒ」
从 ゚∀从「ははは、テレマスなビーグルさん」
二人の間に電撃のようなものが奔った気もするが、
垂れ眉の言葉に空気が元戻っていく。
(´・ω・`)「仲悪くさせちゃダメでしょ」
(´・ω・`)「ダイオード。大丈夫。内藤よりも君のほうが上だ」
从 ゚∀从「あ」
( ^ω^)「嘘かよ!!」
从 >∀从「メンゴ!ブーン。でも愛してゆ」
/ ゚、。 /(やっぱり私のほうが上だった!そうだ!そうだ!!)
/ ゚、。 /「……いや、でもムキになってしまった。二回戦の間は仲間だ。よろしく頼む」
( ^ω^)「あ、いえいえ」
ハイン可愛すぎしえん
支援www
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 02:59:01.75 ID:bCfjsFqVO
289 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 02:59:22.45 ID:jlb9cWrx0
まだ怒っているのか。
つかつかと振り返ることもせずダイオードさんは僕と握手をすると出て行ってしまった。
おい、おい、待て。なんて言いながらわんちゃんが尻を振りながら追いかけていく。可愛い。
从 ゚∀从「ま、話はこんなところだな」
ハインが僕の体から離れ、よいしょう!と立ち上がった。
从 ゚∀从「諸君!質問は?」
無いよー、という僕らのゆるい答えに、その日は解散の合図がかかってしまった。
从 ゚∀从「この三日間、存分に休むといい」
最後の言葉がやけに気になるが、今はとりあえず息を吐く。
やれやれ、と背を伸ばしていると、背中を叩かれる。
290 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 03:02:26.85 ID:jlb9cWrx0
(=゚ω゚)ノ「いよぅ!」
小さいほうの男である。
(=゚ω゚)ノ「これ、僕とイオの連絡先」
(=>ω<)ノ「二回戦はよろしくだよぅ!!」
ししし、と笑いながら駆けていく。
一年だろうか?やたらと若く見えてしまう。
渡された紙にはぃょぅ、鈴木ダイオード、そして電話番号とメールアドレスが書かれていた。
('A`)「あの二人って何者なのかな?」
( ^ω^)「さあ?」
( ^ω^)「……気になるかお?」
('A`)「そりゃね」
( ^ω^)ゴソゴソンヌ
( ^ω^)⊃■
('A`)「な、内藤手帳!!」
しえん
>>288 从 ゚∀从 「お前よりこいつの方が、い、あ、え!」
可愛すぎるだろ…しえん
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 03:03:40.39 ID:bCfjsFqVO
久々にでたw
294 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 03:05:32.86 ID:jlb9cWrx0
( ^ω^)「えーっと、あ、い、い、い、ぃょぅっと」
数ページ捲って僕は少しだけ固まってしまう。
( ^ω^)「何だこれ」
('A`)「忍者のまついえって書いてあるね。これ末裔って書きたかったんじゃない?」
( ^ω^)「いや、でも忍者て」
('A`)「しかもあの人三年かよ!」
( ^ω^)「えーっと次は、さ、し、す、す、す、鈴木ダイオードっと」
( ^ω^)「…………」
('A`)「重役のSP」
( ´ω`)「……帰りたい」
('A`)「内藤手帳、情報狂った?」
( ^ω^)「わからんお。またメールしとくおー」
(=゚ω゚)ノ 「忍者のまついえだよぅ!」
しえん
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 03:08:57.04 ID:2p7RfN+nO
最後まで……見届けたかつたがもうむりぽ
睡魔が
>>1ごめん寝る率かなり高い
今言っとく
乙〜
297 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 03:09:11.80 ID:jlb9cWrx0
( ^ω^)「クー、帰るおー」
川 ゚ -゚)「…………」
( ^ω^)「お?」
川 ゚ -゚)「…………」
( ^ω^)「どうしたお」
川 ゚ -゚)「別に……」
('A`)「あー嫉妬?ハインだっけか、頬擦り」
川 ゚ -゚)三⊃)A゚);;;;;、
川 ゚ -゚)「嫉妬じゃないもん」
川 ゚ -゚)「妬みだもん」
( ^ω^)「こえぇ」
(#)A`)「……もう何でもいいけどお前ら付き合えよ」
川 ゚ -゚)「それは何か違う」(^ω^ )
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 03:10:57.94 ID:bCfjsFqVO
支援
しえんwwwwwwww
300 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 03:11:42.77 ID:jlb9cWrx0
第九話 おわり
一緒っすクーさん
しえん
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 03:12:25.51 ID:Uo+c1O8c0
疎遠
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 03:12:47.01 ID:OMj0tadSO
乙
304 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 03:13:26.22 ID:jlb9cWrx0
やべぇ眠くて頭が痛い。
次はもうちょっと短く、そして早い時間に投下したいもんだ。
遅い時間までご支援本当にありがとう。
まじでごめんよ。
>>1はちょっとスレ見直してきます。
誤字の指摘がたくさんありましたので。
何か質問あればどぞー
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 03:13:39.96 ID:LMOTveOWO
乙
乙
次はいつ頃に投下出来そう?
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 03:14:47.40 ID:bCfjsFqVO
乙!
五時間半も投下し続けるとは……やりおる!
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 03:15:43.90 ID:mTL1FEoFO
これで9話か…乙
質問なんだが、全体的にどれくらいの話数になると踏んでる?
パーセントでもいいから教えてくれ
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 03:15:54.00 ID:TGrB4c5h0
支援
乙
おやすみ
乙かれさまです!
プロットは既に完全されているのでしょうか?
あと何でこんなハイン可愛いんですか?
313 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 03:26:26.16 ID:jlb9cWrx0
>>42 デイドリームマジックってなんだ?
>>48 × 数分もしないうちに、手に神とペンをもって帰ってきた。
○ 数分もしないうちに、手に紙とペンをもって帰ってきた。
>>51ありがとう!!
>>68 × 神たちも神の世界最高責任者である神皇を含めて二名となっていた
○ 神たちも神の世界最高責任者である神皇を含めて三名となっていた。
>>123 僕もきっとそうなんだと思う。
314 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 03:29:44.51 ID:jlb9cWrx0
>>128 でも最近は駄目だな。
今まで以上にお洒落にこりすぎて肝心の話が一向に進まん。
一対一で戦わせるのばっかで、複数で戦うのが苦手です、って言ってるようなもんだ。
ところどころ突っ込みたいところがたくさんあるしな、ルキアが十刃倒しちゃうとことか。
金もらってやってる以上は、ああいうエゴで仕事しちゃいけないよ、ほんと。
ブリーチはザクザク普通に化け物虚倒してるころが一番良かったぜ……
百歩譲ってもソウルソサエティ編だな。
いっそのこと、死神と幽霊の人情系にすればよかったのに、あのおっさん。
>>133 >>1もぃょぅとダイオードは好きです。ちんぽっぽとビロードとワカッテマスが嫌いです。
ミセリも嫌いです。スイーツっぽいんで。
>>212 小さい頃に口内炎には蜂蜜が効くってカーチャンが言ったもんだから、
塗って見たら気絶するかと思ったよ。あれなんだったんだろうな。
>>257 まあそういう感じかな。
また後ほど。
315 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 03:33:38.21 ID:jlb9cWrx0
>>264 ?
>>254 × そういった、安直に言えば“負”の出来事は魂の汚れなる。地獄はそういったものを綺麗にする場所だ。
○ そういった、安直に言えば“負”の出来事は魂の汚れになる。地獄はそういったものを綺麗にする場所だ。
>>268サンクス!!
>>284 ハインリッヒの特技の一つに腹話術があります。
つまりそういうことです。
>>306 言ってから守ったことないけど
一週間後〜二週間の間。
316 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 03:36:02.86 ID:jlb9cWrx0
>>307 次は短くします。
>>308 二十話以内の簡潔を目指しているけれど、
実はコネクトって結構一話一話が長いんです。
それを短くしていくなら、二十話超えるかも。
でもあんま長くはやりたくねぇな。
>>312 >>1は全ての作品にプロットなんて作ったことはないです。
全部脳内で組み立てています。
そのせいで一話一話が以上に長くなるし、構成力もないんだと思います。
まずプロットの作り方がわからないっていうね。まあここまで書けているんだからなんとかなるでしょう。
ブーンもそうですが、あんまり意識してないっす。キャラの作り方とかは。
最初のギコ戦でも
>>1は、よし、頑張るブーン。とっても主人公っぽいなりぃ。
と思って書き進めていたら、「外道!」「外道!」「カイヤ!!」と言われて驚きました。
まあその後は外道路線を目指したんですが。
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 03:39:03.92 ID:sHbSYgPm0
首を吹っ飛ばしたり口内レイプしたりする主人公なんて見たこと無いぜ・・・乙!
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 04:00:52.38 ID:OMj0tadSO
ハインは横着とわがままの神じゃなかったか?
320 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 04:06:03.26 ID:jlb9cWrx0
>>319 さあ、この完璧なまでのミスをどうしてくれようか。
一体いつからハインは怠惰の神になったっていう。
もう本当に申し訳ありません。
今回のハインリッヒに関する“怠惰”という単語を全て“横着”に置き換えてくだしあ。
まとめさん、本当に毎度毎度ミスが多くて申し訳ないです。
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 04:14:11.09 ID:2p7RfN+nO
何と言う……作者の……横着…加減……
でも、続きwktkで待つよ
マジで寝るノシ
322 :
◆odYQuryqsQ :2009/03/05(木) 04:18:16.68 ID:jlb9cWrx0
>>321 ごめんよー。
気にしてたつもりではいるんだが。
読んでくれてる方々もそうだし、まとめてくれてる7xさんと別府さんには本当に申し訳ないと思います。
今後はより一層気をつけていきたいと思います。
こんな時間まで乙ww
多少ミスがあっても面白けりゃおk
司るものをそんなに厳格にしなくとも曖昧でいいんじゃない?
特に感情や状態など境界がはっきりしないものは
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 04:58:53.52 ID:sfitjFPyO
よむほ
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 05:42:45.82 ID:cjmVuy4vO
さて、引きニートの俺は布団と【遮断】を接続して夕方まで寝るとするか
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/05(木) 06:02:39.24 ID:pOT5qnFvO
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: