( ・∀・)モララーは隠居暮らしのようです。

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1 ◆hCHNY2GnWQ
前スレと前々スレのログどっかいっちゃった。

だから、産業で紹介をば

モララー強い魔術師
ブーンは傭兵学校に通う騎士
ほのぼのファンタジー

こんな感じです。投下します
2ジェラートin抹茶ん ◆GREENTEAnQ :2009/03/04(水) 18:47:01.79 ID:93Pfm/EhP
>>1代理d(^^ω)下がってていいお
3 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 18:48:47.45 ID:0LWIL1UA0
(* ^ω^)「は〜…サイコーだお……。」

腰にナイフを携えた軽装の少年は、芝生の上で寝転がっていて空を見ていた。
蒼い空を泳ぐ不定形の白い雲たち。生き物のように変化していくその気体を彼は目で追っていた。
時たま、雲以外にも空を横切るものがある。
それは大きな鷹だったり、蜜を求める蝶々だったり。
日差しは良好。暑くもないし寒くもない。
まさに日向ぼっこ日和というわけであった。

( ・∀・)(すっかり馴染んじゃったなぁ…。)

その丘を越えた先で、青年は畑仕事をしていた。
自然を満喫する少年を視界に入れながら、大地を耕していた。

この大陸の一週間は7日ある。
ルナ、アグニ、ルドラ、チャク、インドラ、ガイア、アポロンの七つだ。
皆が働き、勉学に励む平日と呼ばれる期間は『ルナの日』から始まり『インドラの日』で終える。
残りの『ガイアの日』と『アポロンの日』は休日と呼ばれる期間だ。
ブーンは毎週毎週、ガイアの日の昼頃からモララーの隠居へ遊びに来ていた。

それは先日言った、心を教えてもらうためもあるが
この魔法に毒されていない、自然の空気を求めてやってきているのが本心だった。

( ・∀・)「ブーン君、そろそろ昼食にしようか。」

( ^ω^)「はーい! 了解ですお!」

坂を利用し、ゴロンと身体を一回転させてからブーンは立ち上がった。
そしてモララーよりも早く家の中に入り、座って待つ。
目の前の皿にはまだ重力以外なにも乗っていない。
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 18:50:02.54 ID:FlFZd50kO
支援だよ
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 18:50:20.24 ID:XdwLM/eXO
待ってたああぁぁあああ!!
支援ー
6 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 18:52:22.41 ID:0LWIL1UA0
( ^ω^)「今日はなんですかお!?」

( ・∀・)「野菜炒め。この前、胡椒買ってきたから一度作ってみたかったんだ。」

( ^ω^)「いいですおね! 他はなんですかお!?」

( ・∀・)「え? それだけだよ?」

( ^ω^)
  
( ´ω`)

煤i; ・∀・)「!?」

( ´ω`)「いや、何でもないですお…
      食べ物をいただけるだけマシですおね…」

(; ・∀・)「ごめんね、ベジタリアンで。」

( ´ω`)「いいんですお。帰ればちゃんとご飯はありますんで…。」

肩をガックシ落とし、声も元気なくブーンは呟いた。
年頃の男の子だから肉とかをガッツリ食べたいんだろう。
特に山の中だし、野生動物はたくさん居る。
脂身たっぷりのその肉を、ジリジリと炎で炙ってガブリと噛み付く。
そんな夢をブーンはいつも描いていた。
7 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 18:55:50.61 ID:0LWIL1UA0
( ´ω`)「…なんで…モララーさんはベジタリアンなんですかお…」

(; ・∀・)「…と、言われても…君が肉を好きなのと同じことだと思うけど…
      ただ、それが野菜に変わっただけでさ。」

( ´ω`)「同じじゃないですお。肉は肉で、野菜は野菜ですお。」

(; ・∀・)「なんか……ごめんよ。」

机に顎を乗っけて目をトロンとさせるブーンを尻目に、モララーは料理を開始した。
自分の畑で取れた新鮮な無魔法野菜を切り刻み、竃に火を入れてフライパンを温める。

ブーンが胡椒と熱された野菜の香りを認識した瞬間には、もう目の前の皿に野菜炒めは置かれていた。

(* ^ω^)「おほ−! おいしそうだお!!」

( ・∀・)「それはよかった。」

コロコロ意見の変わる彼の姿が面白く
そして美味そうに食べられる料理を見ながら、モララーは今日も平和でなによりだなぁ、と呑気に思っていた。

( ・∀・)「そういえば、ショボン君とはどうなった?」

( ^ω^)「ん? あ〜……。まぁ何もしてくることはなくなりましたお。
      ただ、こっちが挨拶しても無視するし…やけにぼくのことを避けるんですお。」

( ・∀・)(……イジメなくなったのは良いことだけど…
      もう少し、普通に仲良くさせてあげようとは思わなかったのかな。
      そこらへん、もう少し親らしくして欲しいもんだ)
8 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:00:01.32 ID:0LWIL1UA0
( ^ω^)「それよりもですお! 昨日、僕武術の時間で凄いことやったんですお!」

( ・∀・)「へぇ〜、どんなこと?」

( ^ω^)「えっとですね……」

モララーは恐怖するシャキンの顔を思い出しながら、ブーンの話に相槌を打ちつつ黙々と野菜を口に運んでいた


――――。


ξ゚听)ξ「あれ、あんたもういたんだ。」

( ^ω^)「お! おはようだお、ツン!」

週明け、ルナの日。
やけに寝覚めのよかったブーンはいつもより早く学校に来ていた。
イジメの会ったころは、少しでもショボンとの接触を避けるためにわざと遅刻ギリギリに来ていた。
今はそんな面倒なことをする必要もなかったので、彼の登校時間は日に日に早くなっていた。

早く学校へ行きたい。
彼は自然とそう思うようになっていたのだ。

ξ゚听)ξ「……ん?」

( ^ω^)「?」

机の上に鞄を置いたツンが、ブーンの顔を見ながら何かに気づく。
金色のアップテールな巻き髪を揺らしながら、色んな角度でブーンをジロジロと観察した。
9 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:03:51.10 ID:0LWIL1UA0
ξ゚听)ξ「……。」

(* ^ω^)「な、なんだお?」

幼馴染とはいえど、ツンは整った顔立ちをしている。
まだ幼さは残るものの、少しずつ女らしく綺麗になってきた。
そんな彼女にマジマジと見つめられては、彼でなくとも赤くなるのは当然だった。

ξ゚听)ξ「あんた、やけに肌がツルツルね。洗顔料変えたの?」

手を腰の後ろで組みながらツンが尋ねる。
彼女が言ったように、ブーンの肌は赤ちゃんのようにツルツルでプニプニになっていた。

( ^ω^)「お? 洗顔料なんてぼく、使ったことないお。」

ξ;゚听)ξ「え? あんた朝起きたら顔洗わないの?」

( ^ω^)「最近、とっても寝起きが良いんだお! 顔洗う必要なんてナッシングなんだお!」

カラカラ笑うブーンに、目覚めるためだけに顔を洗うわけじゃないだろ! と心の中でツンは突っ込む。

なんにせよ…洗ってないわりには顔が綺麗すぎる。
ツンは疑った。
こいつ、もしかして私に何か隠してるんじゃ?

そう、きっと秘密の化粧水か何かを使ってるのよ!! と。

まだ少年なのに化粧水なんて通常ありえないのだが、ツンは本気でそう信じて疑っていた。
10 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:06:53.58 ID:0LWIL1UA0
ξ゚听)ξ「ねぇ、今週のガイアの日。あんたの家行っていい?
       久しぶりにあんたの部屋行ってみたいのよね」

そんなものを独り占めにするなんて許せない。
ツンは謎を暴くことに決めた。

( ^ω^)「え? う〜ん……今週はちょっとダメだお。
      お出かけする予定があって…。」

休日はモララーの家に行くのが日課になっているのだ。
たとえ可愛い幼馴染の誘いでも、それに勝る楽しみがあの山にはある。
ブーンはそちらを優先させた。

ξ゚听)ξ「あらそう。じゃあ、アポロンの日は?」

( ^ω^)「ん〜…そっちもちょっと…」

ξ゚听)ξ「……そう、残念ね。じゃあまた空いてる日があったら教えてちょうだい。」

( ^ω^)「わかったお!」

(#゚;;-゚) 『ホームルーム始めるよー。みんな席についてー。』

ブーンが返事をした所で、ちょうど担任のでぃ先生が教室に入ってきた。
教室に入る前から、その声は頭の中に響いていた。
そして先生が教卓の前に立ったと同時にチャイムが鳴り、朝のHRが始まる。
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:08:16.89 ID:o9j8rUWb0
支援
12 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:10:03.24 ID:0LWIL1UA0
ξ゚ぺ)ξ+(絶対、何か隠してるわ!)

やけに簡単に引き下がった彼女は、推測を始めていた。
顎を指で押さえながらじーっと前に座るブーンを見つめる。

ξ゚听)ξ(今までなら簡単に『オッケーだお!』って言うあのブーンが…
      私の誘いを断るなんて前代未聞だわ!
      これはきっと、部屋に入れるとその秘密がバレるからかしらね!)

ちなみに彼女はこうやって勘違いはするけど成績は優秀な方です。あしからず。

ξ゚听)ξ(こうなったら、今度のガイアの日は一日中、あいつを尾行してやろうじゃないの!
       おでかけって言ってたからには、きっとその素材を調達するんだわ!
      留守中に部屋に潜入するのも良いけど、流石にそこまでは出来ないものね。)

一人で推理し勝手に合点。
その間、何度かでぃ先生がツンデレにHR終了の号令をかけるように言われていたのに無視する形になってしまった。
対象の頭の中が一杯一杯だと、でぃ先生の魔法が干渉しないことがたまにあるのだ。



――――そしてガイアの日。

( ^ω^)「よし。」

と、動きやすい格好へ着替えた彼は施錠してから家を出た。

聖騎士ロマネスクは、休日のガイアの日でも出勤中。
警備の仕事、武術指南役など実は大忙しなのだ。
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:13:06.80 ID:gg6kQ3TvO
支援だよ
14 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:14:49.74 ID:0LWIL1UA0
彼の母親も、近所の店へ働きに出ている。
父の職業上、金はたっぷりあるのだが彼の母は厳格な人で
『自分で使うお金くらいは自分で稼ぐ』という信念を持っていた。

だから休日はいつもブーン一人。
ツンと遊ぶか、別な友達と遊ぶか。
今まではそうしていたのだ。
だがV校へ入ってからは、行動範囲が広がったせいでそんな機会も少なくなってしまっていた。
ツンはツンの友達と良く遊ぶようになったし、別の友達らもまたその友達と遊ぶようになったからだ。

そんな時に、ブーンは最高の娯楽を手に入れた。
娯楽のつもりではないが、端から見れば娯楽のようなものだ。

鉄の門をくぐり、いざモララー宅へ。
うきうき気分でブーンは出発した。

ξ゚听)ξ(動いたわね!)

そんな彼を見る影が一つ。
淡色のTシャツの上にカーディガンを羽織り、長めのフレアスカートと茶色のブーツを履く女の子はツンであった。
側頭部に揺れる金の巻き髪を揺らし、物陰からじっと彼が出る時を見計らっていたのだ。

ξ゚听)ξ(私に秘密をしようなんて、百年早いわ!)

と、ツンは足音を消す魔法をブーツにかけてブーンの尾行を開始した。

( ^ω^)〜♪

鼻歌混じりでブーンは歩く。
住宅街を出て、正門を抜け、街道を進む。
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:15:47.09 ID:XdwLM/eXO
>>1にかわりまして、前スレログをお送りします。
 
1→2の順でどうぞ
 
前スレログ1
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1235903527/
 
前スレログ2
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1235985862/
16>>15どうもありがとうございます。 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:17:58.01 ID:0LWIL1UA0
VIP街道は、均された土を魔法によって強制的に発生させられた芝で囲むというスタイルである。
途中には丘があったり、林があったり川があったりしている。
自然の風景といえばそうだが、ほとんどが魔法によって何かしら手を加えられたものである。

例えば川は子供が入っても安全なように流れを遅くしていたり
林は危険な害虫がつかないように防虫魔法がかけられている。
それだけならいいのだが、危険な害虫以外にもその魔法は作用してしまうのでほんとうに虫一匹生息していない林なのだ。

ξ゚听)ξ(街は出るのね。ってことは目当てのブツは隣のν速町に売ってるのかしら?)

VIP街から一番近い街は、歩いて1時間半ほど先にあるν速町。
VIP街ほど大きくはないが、それなりに商業の発達した町ではあった。
山に近い町なので、特産品も多く取り扱っているのだ。

( ^ω^)「……え〜と。」

ξ;゚听)ξ「!?」

ツンは急いで木陰に隠れた。
急にブーンが立ち止まったからだ。
別にそこは川べりでも木の実のなる樹木の近くでもない
気になるものなど何も無い、普通の道の途中だった。

( ^ω^)「…こっちで良いおね。」

と、ブーンは急に傍の広葉樹林の中へ歩き出した。

ξ;゚听)ξ(えぇ!? そっちは山の中よ!? ν速町に行くんじゃないの!?)
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:19:37.00 ID:XdwLM/eXO
支援ー
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:21:35.61 ID:iFGcAl6qO
支援
19>>15どうもありがとうございます。 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:22:56.57 ID:0LWIL1UA0
少し距離を置いたおかげで、隠れた木の方へはブーンが注意を払うことはなかった。
バレなかったのはいい。
それよりも、どうしてブーンは急に山の方へ歩き出したんだ?

ξ゚听)ξ(…! そうか、そういうことね!!)

きっと、山の中に何かがあるんだわ!
秘境でも見つけたのねきっと!
だから独り占めにするためにブーンは私にも教えなかった…
まったく、なんて独占欲の強い男なのかしら!

ツンは自己完結し、再びブーンの後をつけた。

だが、後に後悔する。

途中でやめておけば良かった、と。


ξ; )ξ(ど、どこまで行くつもりなのよ……。)

ロングスカートをたくし上げながらツンは歩く。
20度ほどの生い茂る緑に覆われる坂を
所々に突出した岩々の間を
足を滑らせれば命の危険があるほど深い渓谷
に架かるやけに不安定な木橋を

息を切らし、何度もくじけそうになりながらもツンはついていく。
対し、ブーンは騎士だけに体力があるようで全然余裕と言った表情をしていた。
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:23:14.79 ID:XdwLM/eXO
紫煙
21 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:25:40.46 ID:0LWIL1UA0
そんな険しい道を通ってく最中、ツンはブーンが何であんな格好をしているのかをやっと理解した。
彼の背負った袋には水も食料もある。
この地形を熟知していたから、あんな装備をしているのだ。

対するツンは、普通のよそ行きの格好。
フレアスカートは可愛さはあっても機能性はない。
カーディガンは保温性に優れているものの、吸汗性には全く優れていなかった。

ξ; )ξ「も……ダメ……。」

再びキツイ坂に差し掛かったところで、ツンは意識を失ってしまった。


―――――。


ξ;--)ξ「んっ……。」

小さく彼女は唸った。
すると、それに呼応するようにして変声期前の少年の高い声が聞こえてくる。

( ^ω^)「あ、モララーさん! 起きたみたいですお!」

(; ´∀`)「ブーン君、呼び方!」

(; ^ω^)「あ、すみませんお!」

次に聞こえてきたのは、聞いたことないの男の人の声。
視界も見たことの無い天井。
唯一わかるのは、見慣れた小太りの幼馴染が傍に居ることだけだった。
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:26:55.07 ID:XdwLM/eXO
試演
23 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:28:59.92 ID:0LWIL1UA0
ξ゚听)ξ「ブーン…? ここは…?」

(; ^ω^)「モラr…じゃなくて、モナーさんのお家だお!」

( ´∀`)「大丈夫かい、ツン=デ=ジェレイトさん。」

ξ;゚听)ξ「あ、はい。」

何故私の名前を知ってるんだ? ブーンが話したのだろうか。
そのブーンの後ろから歩いてきた初老の男性をじっくり見てみる。
垂れた目に、小皺の目立つ顔。どう考えても知らない人だった。
けど…なんだろう。違和感を覚えるな。

ξ;゚听)ξ「……あの?」

( ´∀`)「あぁ、座ったままでいいよ。」

動こうとする彼女を制し、男性は青色の液体が注がれた木のコップを渡した。

( ´∀`)「それを飲むといい。元気が出るから。」

( ^ω^)「効果はぼくが保証するお! さぁ、飲んだ飲んだ!」

ξ;゚听)ξ「ちょ、ちょっと待って!! ください!」

ツンはブーンを制止した。
コップも受け取らず、手のひらをブーンの目の前に突き出している。
もう片方の手は額に人差し指を立てていた。
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:32:04.26 ID:XdwLM/eXO
紫炎
25 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:32:08.60 ID:0LWIL1UA0
ξ;--)ξ「え〜と…状況が全く掴めないんだけど…。」

( ´∀`)「では産業で。」

( ´∀`)「山の中で倒れていた
      ブーン君が偶然見つける
      私の家でゆっくりさせる。」

( ^ω^)「ということだお。」

ξ゚听)ξ「え〜〜〜と……
      つまり、志半ばで力尽きた私はブーンに助けられ
      更にこのおじさんのお宅に厄介になっているってこと?」

( ´∀`)( ^ω^)「「そういうこと。」」

ξ;--)ξ=3「…そっか…。」

貴族として、これは恥ずべきこと。
こんな山奥に住んでいるであろう庶民の方にお世話になるくらいでは貴族の名が廃る。
ふと、手渡されたコップの中身を覗き見る。

ξ゚听)ξ「コレはなんですか? なんか見たことない色してますけど…」

( ´∀`)「クレスト草の薬茶だよ。」

ξ;゚听)ξ「え? あの傷薬になるクレスト草ですか?
       塗りこむのは知ってますけど…飲むなんて聞いたことな…。」
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:34:49.01 ID:xeHmfNhE0
しえn
27 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:35:09.53 ID:0LWIL1UA0
ふと、頭の中をある記憶がよぎる。
聞いたことない?
いや、それは違う。

昔、高熱を出して寝込んだことがあった。
その時、母がこんな感じの薬茶を出してきたことがある。
薄荷の香りがする、蒼い液体。
…間違いなく、コップに注がれている中身のものと一緒だった。

ξ゚听)ξ「……。」

( ´∀`)「?」

ツンはコップを両手に挟んだままモナーと呼ばれた男性の顔を見る。
…さっき見た時も思った。
なんだろう。
知らない人のはずだけど…この感じは何…?

この人は目の前に確かに存在する。
けど…確証が持てない。靄がかかったようなイメージを起こさせる不思議な人だ。

( ^ω^)「ツン、早く飲まないと冷めるお。
      あったかいからいいけど、それあんまり味は良くないから温いと激マズになるお。」

ξ;゚听)ξ「あ、うん。」

言われて湯気の立つ薬茶をゆっくりと口にする。
入った瞬間は、爽やかな味が口に広がり、鼻の方まで通ってくる。
喉を過ぎ、胃に溜まると薬茶は温かさを体中に届けた。
その温かさは、空腹感を緩和し喉の渇きを潤し疲労を取り除いてくれた。
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:36:11.14 ID:XdwLM/eXO
C円
 
遅くなったけど、どいたまw
29 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:39:53.46 ID:0LWIL1UA0
ξ*゚听)ξ「ちょっと熱くなりますね。」

その回復効果の副作用として、少しばかり人間を興奮状態にさせてしまう。
クレスト草はそんな効能のある薬茶なのだ。

( ´∀`)「少し待てば落ち着くよ。そしたら、お家へ帰るといい。」

ξ*゚听)ξ「はい。あ、今って何時ですか?」

ツンはキョロキョロと見渡す。
どうやら、小さな小屋の二階にある屋根裏のようだが…
寝室として使用されているはずなのに、どこにも時計は見つからない。

( ´∀`)「ごめんね、私は時計を使わない人だから…ちょっとわからないんだ。」

ξ;゚听)ξ「え? じゃあどうやって時間を確認してるんですか?」

朝起きる時、登校する時、授業が始まる時、終わる時
彼女の生活は、時計というものがなければまず機能してくれない。
だから、時間の概念を自ら無くしている彼の言葉がツンは信じられなかった。

( ´∀`)「朝日で目覚め、太陽のあるうちに動き、星が出る頃には家へ戻る。
      季節は自然が教えてくれる。だから、時計なんて必要ないんだよ。
      もちろん、カレンダーもね。」

ξ;゚听)ξ「はぁ〜…なんだか凄いですね。」

関心してから、飲み干したコップをお礼をいいつつ渡すツン。
そんな自由奔放な生活を送る人が、少しだけ羨ましくなった。
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:40:37.18 ID:XdwLM/eXO
酒宴
31 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:42:40.79 ID:0LWIL1UA0
ξ゚听)ξ(……にしても。)

ツンは口内にわずかに残る味を自分の中の記憶と結び付けようとしていた。
飲んでみて、やっぱり自分は一度コレを口にしたことがあると思ったからだ。
だが、やっぱり出てくるのは幼き頃の自分と看病する母。男性はやっぱり知らない人だ。

待てよ?

…ということは、つまり。

ξ゚听)ξ「あの…」

( ´∀`)「ん?」

ツンは階段から降りようとするモナーを呼び止めた。

ξ゚听)ξ「レイ=デ=ジェレイトって人は知ってますか?」

( ´∀`)「デレさんかい?」

思わず返してしまった言葉にモナー、いやモララーは後悔した。
普通に考えて、こんな山奥で彼女の名を知っている人がいたら不審に思う。
なにより、親しい人の間柄でしか呼ばない『デレ』という名を懐かしさのあまりついつい言ってしまったのだ。
慌ててコップをキッチンに持っていこうとするが、すっかり治ってしまったツンは彼を追いかけた。

ξ゚听)ξ「お母さんのこと知ってるんですか?」

(; ´∀`)「あぁ…うん。…昔にちょっとね。」
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:44:28.38 ID:XdwLM/eXO
詩園
33 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:45:10.90 ID:0LWIL1UA0
ξ゚听)ξ「昔? ってことは…きっと戦時中ですよね?」

(; ´∀`)「そうだよ。実は私は薬師でね、何度もデレさんと会ったことがあるんだ。」

彼はとっさに嘘をついた。
クレスト草の特殊加工のことが相乗効果となって、この嘘をツンデレに信用させることができればいいのだが…

ξ*゚听)ξ「へぇ〜。そうなんですか!」

ツンの母は『白魔術師』。階級的にはそこそこ上だ。

魔術師の称号は、順を追って5つある。
まずは、ツンのような若者が与えられる称号『魔術師』
次に、正式に兵士と認められたものが与えられる『黒魔術師』
その黒魔術師たちを統括するほどの実力者が『白魔術師』 戦争時は部隊長としても活躍した。
全ての魔術師の統制役が『聖魔術師』だ。 総隊長という役割である。

最後に、王の側近として『近衛魔術師』という称号が与えられる。
聖魔術師を顎で使うこともできるが、基本的には王の護衛という任務を担っているのだ。

ちなみに騎士の階級は『魔術師』の部分が『騎士』へ変わっただけだ。

そんな白魔術師として有名な母をツンは誇りに思っていた。
だから、自分のことではないけど…
母はやっぱり名の有る人なんだなと思うと、何だか自分が褒められたように嬉しかった。

( ´∀`)「ここから街道まで3時間ほどかかる。
      暗くなる前に、ブーン君と早くお帰り。」
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:46:33.95 ID:+qxr/7ww0
支援
ブーン文丸新聞でまとめられてたな
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:47:15.15 ID:XdwLM/eXO
深淵
36>>34 なん…だと…!? ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:48:07.22 ID:0LWIL1UA0
このまま会話を続けると、ボロが出てしまい素性がバレそうなのでモララーは帰るように促す。
だが、ツンは下がらない。

ξ*゚听)ξ「でも、私もっとお母さんの話聞きたいです。
       お母さん、自分の話って全然したがらないんですよ!」

13歳の子供らしく、あどけない表情でツンは聞く。
それをブーンが制した。

(; ^ω^)「ツン、今日はもう帰るお。」

ξ#゚听)ξ「なんでよ!? 別にあんたは関係ないじゃない!」

(; ^ω^)「モナーさんが言ったお? ここから下るのは時間がかかるお。
      それだけじゃないお。道も険しいからもっともっと時間がかかるんだお。」

ξ゚听)ξ「……。」

( ^ω^)「ぼくは道を覚えてるけど…暗くなったら帰れる保証はないお。
      そしたらモナーさんに送ってもらうことになる。そんなの迷惑だお。
      ね? 普通に考えたら、今日は帰るべきなんだお。」

ξ゚听)ξ「……わかったわよ。」

肩を落として、ツンはやっと受諾してくれた。
ブーンは冷や汗を垂らしながら、なんとかモララーの意思を言い切れたことに安堵する。

ブーンが止めたのも、急にペラペラ喋り始めたのも実は全部モララーの意思。
でぃ先生も使っている思念波魔法で、ブーンへ指示をしていたのだ
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:51:06.68 ID:CAb8zzey0
支援
38 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:51:17.18 ID:0LWIL1UA0
ξ゚听)ξ「じゃあお世話になりました。」

( ^ω^)「ばいばいですお、モナーさん。」

( ´∀`)「あぁ、元気でね。ばいばい。」

ツンは礼儀正しく頭を下げ、ブーンは元気一杯に両手を振って
扉の前で見送るモナーにさよならを告げた。

( ´∀`)「……ふぅ。」

( ・∀・)=3 ポンッ

扉を閉め、そのまま背を預ける。
顔の変化魔法を解いたモララーはため息を零した。

(; -∀-)(危なかった…)

ゆっくり身体を動かし、椅子へ座る。
何だか今日は疲れた。

嘘の顔で嘘を吐く。
あまり得意ではないし、好きではないことだ。
でも、こうでもしないとあの勘のいい子はきっと気づいていただろう。

母親も、少し抜けてるが勘が鋭い人だった。
自分が戦争後にどこかへ行くことを一番最初に見抜いた人、それがデレだった。
だが天然が入っていたので、女のところへ戻るとかすぐに帰ってくるとかそんなことを勝手に妄想していた。

( ・∀・)(ブーン君といい、ツンちゃんといい…なんでこう、親のいい所ばかり受け継ぐのかなぁ。)
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:51:51.01 ID:XdwLM/eXO
水園
40 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:53:28.77 ID:0LWIL1UA0
背もたれに体重をかけて、天井を仰ぐ。

( -∀-)(………親が良い人だからに決まってるか…。)

と、結論を出してから仕事に取り掛かることに決めた。
嘘をついて早めに返したが、時間的には今は昼だ。
畑仕事をする時間はまだまだある。

外の納屋へ行って、鍬を持って…


「あぁあああ!?」

(; ・∀・)「!?」

畑へ向かおうとしたその時だった。
彼の後ろから、少女の声が響いた。
声だけで興奮しきっていることがわかるほど、上ずっていた。

ξ*゚听)ξ「も、モララー=レンデセイバーさんだ! 本物だぁ!」

ズンズンと指をさしながら声の主、ツン=デ=ジェレイトはツインテールを揺らしながら歩いてきた。

(; ・∀・)(な、何で…? ブーン君には絶対に家に帰すように言ったはずなのに…。)

彼がモナーであるうちは、空間転移魔法なんて使えない。
彼の母に言ったらきっとバレてしまうだろうから。
クレスト草の話は、ブーンが上手く口回しするように頼んだから大丈夫だと思っていたのに…。

ξ*゚听)ξ「凄い凄い! あの、握手してください!」
41 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 19:57:08.50 ID:0LWIL1UA0
モララーが断る前にツンは彼の手を握ってブンブンと振り回すように握手した。
そして、離した手を見て悦に入った表情を浮かべる。

ξ*--)ξ「あ〜、もう私、絶対に手洗わない!」

(; ・∀・)「あ、あのさ…」

ξ*゚听)ξ「けど、ブーンの奴…なんでこのことを私に秘密にするかなぁ。
       本物の英雄と知り合いなんてズルいじゃないの!」

(; ・∀・)「ん? あれ? ……そのブーン君は?」

一緒についてきていると思った。
だがいくら待てどブーンの影も形も見られない。

ξ゚听)ξ「あぁ、あいつなら森の中で埋まってますよ。」

煤i; ・∀・)「えぇ!? ここの森、偶にだけどクマが出るから危ないんだよ!?」

ξ゚听)ξ


ξ )ξ  ゚ ゚  ポーン

(; ・∀・)「い、急いで掘りおこさないと! 場所は!?」

ξ;゚听)ξ「えっと、えっと…ここの森を真っ直ぐ進んだ所の……」

あたふたしながらツンは思い出していた。
あまり先のことを考えない所も似てどうするんだよ、ツンちゃん。
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:59:20.02 ID:CAb8zzey0
支援
43 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 20:00:06.94 ID:0LWIL1UA0
(; -∀-)「…仕方ない。」

ξ゚听)ξ「え?」

場所を今から一々探していたら時間がかかりすぎる。
クマは長年この山で暮らしてきて、ホントに偶に見かける程度
それでも、可能性はゼロじゃない。危険なことに変わりはない。

だからモララーは魔法を使うことを決心した。
どうせバレてるなら使っても気にする必要は無い。

( -∀-)「……。」

ξ;゚听)ξ「うわ!?」

見たことも無い魔法にツンは驚いてしまった。
弾けるような音と共に、彼の足元に青い魔法陣が発生したからだ。
モララーは額に指を当てて呟きながら精神を集中させていた。

( -∀-)「……見つけた。」

ξ;゚听)ξ「へ?」

モララーはその一言だけ発すると、光球となって森の方へ飛んでいってしまった。
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 20:02:14.91 ID:XdwLM/eXO
睡蓮
45 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 20:02:31.84 ID:0LWIL1UA0


   〃∩ ∧_∧
   ⊂⌒(  ・ω・)    魔術書って読むのタルいのよね。
     `ヽ_っ⌒/⌒c


しばらくの間、佐々木カラマロス大佐でお待ちください。






(# ^ω^)「ホント、無茶苦茶だお!」

ξ;--)ξ「し、仕方ないでしょ、クマが出るだなんて知らなかったんだもん。」

(; ・∀・)「まぁまぁ、一応何事もなかったんだし良いじゃないか。」

モララーの服を着たブーンがプリプリ怒っていた。
彼の服は泥まみれになってしまったので、今は外で干している。
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 20:05:14.81 ID:XdwLM/eXO
ちょwww
47 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 20:07:41.07 ID:0LWIL1UA0
ちなみに、埋まったのはツンの魔法によってである。

( ・∀・)「で、何で引き返してきたの?」

モララーは率直に聞いた。
純粋に理由が気になるからだ。
確かに若干気になる様子ではあったが、彼女は自分をモナーという人間と認識していた。
ブーンの説得もあったはずなのに、それを振り払ってまでした理由は何なのだろう?

ξ゚听)ξ「最初、モララーさんに会った時から違和感があったんですね。
      なんかこう…実体の無いものと話しているような感じが。」

( ・∀・)「ふむ。」

ξ゚听)ξ「加えて、あのクレスト草の薬茶。
      帰ってる最中にやっと思い出したんですよ」

( ・∀・)「何をだい?」

ξ゚听)ξ「お母さんが言ってたんです。
      クレスト草の薬茶の作り方はある人に教わったの、って。」

( ・∀・)「ふむふむ。」

ξ゚听)ξ「それらを統括して考えると…あの人は多分、普通のおじさんじゃない。
      そう考えて、引き止めるブーンを埋めてからココに来たってわけです。」

( ・∀・)「なるほどねぇ…。」
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 20:09:11.66 ID:XdwLM/eXO
支援
49 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 20:10:31.25 ID:0LWIL1UA0
クレスト草の薬茶が引き返す決め手になったとはいえ…
彼女の魔術センスはとても良いな。

変化の呪文は、他の魔法と違ってほとんど魔力を感じない。
集中してみないと、全くと言っていいほどなのだ。
隠密目的で編み出された呪文なので当然といえば当然なのだが

それでも、彼女はその僅かな魔力の発生を見破ったのだ。
集中することなく、ただの直感で。
子供だと思って侮っていたな。流石はデレさんの子だ。

そもそもデレさんだって、抜けている性格さえなければ実力は聖魔術師並みなのだ。
そのセンスが子に受け継がれて、早くから開花していたとしてもおかしくはない。

( -∀-)=3

彼はため息をついた。

こうやって隠居暮らしをして10年。
時には魔法で隠し、とにかくその素性を明らかにしないように努めて10年。これも運命なのだろうか。
戦友としての絆を断ち切ったつもりなのに、今はその息子や娘たちと縁を結び始めている。
そんな因果を感じてのため息だった。

ξ*゚听)ξ「それで…あの、お願いがあるんです!」

モララーはまた、ため息をついた。
また一人、約束を交わさないといけない人が増えたことに対するため息であった。


つづく 
50 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 20:13:09.16 ID:0LWIL1UA0
おしまいです

http://boonbunmaru.web.fc2.com/rensai/retire/retire.htm

>>34さんの指摘を見て、検索かけてみました。
出てきました。
すみません、ブーン文丸新聞さん。
まとめてくださり、ありがとうございます。
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 20:14:38.21 ID:XdwLM/eXO
乙〜
 
面白かったw
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 20:16:21.24 ID:BzPe+QOZ0
おつおつ
次回はいつ頃かな?
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 20:17:40.03 ID:+qxr/7ww0

面白いなw
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 20:17:41.26 ID:xeHmfNhE0
おつ
55 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 20:17:58.39 ID:0LWIL1UA0
そうですね、本当に思いついたのを書いてるだけなので次回がいつかは予想できません

でも、次の一話の構想くらいはあるんで今週中にって感じですかね
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 20:20:05.65 ID:5lPxwAKmO
追いついたら終わってた乙
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 20:20:20.48 ID:BzPe+QOZ0
>>55
把握
次回も楽しみにしてる
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 20:22:02.76 ID:XdwLM/eXO
まとめが付いて良かったなw
 
今回のBGMもドミナの街で良いんかね?
59 ◆hCHNY2GnWQ :2009/03/04(水) 20:25:31.61 ID:0LWIL1UA0
>>58
ホントに良かったです。
基本BGMはドミナですね。

ノンプロットで書いてるんで、これからも矛盾が出てくると思いますが大目に見てくださいね。
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 20:30:02.06 ID:bj9RixosO
追いついた。
今回も面白かったよ、乙!
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
>>59
LOM好きだから余裕で脳内再生して読んでたw
 
ノンプロットで書けるのは凄いなw
この作品好きだから、矛盾が出たとしても、俺はこまけぇことは気にすんなwAA(ryで楽しむと思うw
 
改めて乙〜