川 ゚ -゚)は武者のようです

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1 ◆a/xqzpDeGo
前スレ。
ttp://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1236078632/l50


昨日はさる喰らって投下の途中で落ちてしまいました。ごめんなさい。
どうしよう。最初からか、昨日の続きからか。
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 17:29:17.38 ID:uphKb/IUO
どっちでもおk
3 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 17:33:16.41 ID:jmeH/+Y30
じゃあ続きからやります。
4 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 17:36:15.23 ID:jmeH/+Y30

第十一話 ワケありのギコ


前回までのあら筋


/⌒ヽ
(゚、゚トソン は普通



( ´∀`)「そしてなんだかんだでツンデレさんは地面から這い上がり、ギコは体を取り戻したモナ」

〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「どうしたんですか急に」

( ´∀`)「前回出番無かったから……」

〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「私も結構空気ですよ」


〜〜↓以下本編↓〜〜
5 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 17:39:06.82 ID:jmeH/+Y30
現在、団子屋の中は険しい空気が流れていた。
団子屋内にはギコ、店主、クー、ツンデレ、もう一人の落ち武者がいる。

その内のギコが、団子屋でくつろいでいるように見えるクーに食って掛かったのだ。
 
(#゚Д゚)「とっとと帰れよ!! 」

〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「好きなところにいて何が悪いというのだ」

クーに対し怒鳴るが、その矛先はツンデレ、もう一人の落ち武者にも向けられているのが分かった。
その二人の間に、店主が割って入った。

( ´∀`)「とりあえず、二人とも落ち着くモナ。特にギコ」
 
(#゚Д゚)「は!? 」

( ´∀`)「こちらの方達はお客さんだモナ」

(#゚Д゚)「……済みませんでした」
6 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 17:41:31.73 ID:jmeH/+Y30
( ´∀`)「ギコが、またしても失礼を致しましたモナ」

〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「いえ、私の方こそ熱くなってしまい、申し訳ないです」

その言葉に、店主は安堵の表情を浮かべた。

( ´∀`)「それでは、お詫びと言ってはなんですが団子でも如何でしょうかモナ」

〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「いえ、むしろ私たちが何か手伝いの一つでもさせてください」

〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「な?」

/⌒ヽ
(゚、゚トソン「はい」

γ⌒ヽ 
ξ゚听)ξ「勿論よ」



(#゚Д゚)「……」
7 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 17:44:16.55 ID:jmeH/+Y30
(#゚Д゚)「……水でも汲んでくるぞゴルァ」

( ´∀`)「水ならもうあるモナよ?」

(#゚Д゚)「行ってくる」

店主の言葉を聞かず、ギコは団子屋を後にした。
落ち武者なんかと一緒に居たくはない。という態度が目に見えて明らかであった。

γ⌒ヽ 
ξ゚听)ξ「……随分と嫌われてるみたいね」

〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「仕方ないさ。落ち武者なんか快く受け入れる存在じゃないんだ」

γ⌒ヽ 
ξ゚听)ξ「その割に、店主さんは嫌って無いわよね」

( ´∀`)「……」


( ´∀`)「……僕が、そんな態度を取ったら、それこそあの子は泥沼に填ってしまいますモナ」

〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「……」
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 17:48:07.37 ID:/sP6FCf8O
調度寝てしまったとこからで有り難い
支援
9 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 17:49:05.20 ID:jmeH/+Y30

                       ・

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                       ・


(#゚Д゚)「ったく、彼奴ら本当に居座る気じゃねぇだろうなゴルァ」

思い出すのは、幼き日のあの事。
思い出したくもないあの日の事。忘れてはいけないあの日の事。

井戸のある場所を通り過ぎ、ギコはひたすら歩いた。
目的は、あの場からとにかく離れたい事だったので、とりあえずこの先の街でも見てみるか。
という気であった。
10 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 17:51:28.44 ID:jmeH/+Y30
その道中、深い森がある。
昼間でも、うっすらと暗い場所であった。

その森の中から、女性の叫び声がギコの耳に飛び込んできた。

∧ ∧  
(;゚Д゚)「ヒヤアアアアアアアアア!? 幽霊!? 幽霊!? 」

腰を抜かし、顔を真っ青に染めるギコであったが、叫び声がどうも人間らしい。
人間らしいというのも変な話であるが、とにかく段々と幽霊のような恐怖さが感じられなくなってきた。
むしろ、その叫び声の主が助けを求めているように思えたのだ。

しかしまだ恐怖の念が残っているギコ。
恐る恐るその声のする方へ向かった。
それにつれて、声の数が増えた事に気がついた。

声の数は3つ。
一つは叫んだ本人であろう女の物。
もう二つは男の物であった。
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 17:53:44.28 ID:XdwLM/eXO
支援
12 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 17:58:21.62 ID:jmeH/+Y30
 彡⌒ミ
<#`∀´>「大人しくするニダ!! 」

 彡⌒ミ
(*´_ゝ`)「お、おい。もう良いだろ?」

(*;Д;)「や、やだ!! 離してよ!!!! 」

エラの張った男。
糸目の男。

二人共が、落ち武者であった。

そして、襲われている女の人は年端もいかない女の子であった。


∧ ∧  
(#゚Д゚)「何やってんだゴルァ!!! 」

瞬間、ギコは飛び出していた。
13 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 18:03:43.56 ID:jmeH/+Y30
 彡⌒ミ
<#`∀´>「何だニダ!? 」

突如として飛びかかってきたギコ。
エラの張った男は、ぎょっとした顔をしてギコに押し倒された。

何度も顔を殴りつけるギコであるが、もう一人の糸目の男に背中を思い切り蹴り上げられる。
呆気なく吹き飛ばされるギコ。

太い木の幹に頭をぶつけ、頭を抱える。

その正面には、エラの張った男が立っていた。

 彡⌒ミ
<#`∀´>「邪魔しやがってニダ」

何度も蹴りつける男。
しかし、それはまだ良い方であった。

落ち武者というのは、言うまでもなく武者であった者だ。
その腰元にあるのは武士の命と言われる物。
エラの張った男も例外でなく、しっかりとそれが納められていた。

蹴られている内はまだ良いのだ。死ぬ事はそうそう無い。
しかし、腰元のそれが抜かれたとき、ギコに待っているのは確実な死であった。
14 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 18:08:01.94 ID:jmeH/+Y30

                       ・

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                       ・

〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「……彼、遅いですね」

( ´∀`)「ですねモナ」

〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「……ちょっと、見てきます」

そう言ってすぐに駆け出すクー。
それを、ツンデレは眉を寄せて見送り、

γ⌒ヽ 
ξ゚听)ξ(クーとギコで会う→何だかんだで結婚)

γ⌒ヽ 
ξ#゚听)ξ「させるかァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!! 」

ダッシュで追いかけた。
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 18:09:57.77 ID:XdwLM/eXO
紫煙
16 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 18:12:00.23 ID:jmeH/+Y30
/⌒ヽ
(゚、゚トソン ウズウズ

(;´∀`)「別に行ってきても良いモナよ?」

/⌒ヽ
(゚、゚*トソン「行ってきまあああああああああああす!!!! 」



/⌒ヽ
(゚、゚トソン(ギコ君の落ち武者嫌いの理由ってなんだろ……・)
17 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 18:14:51.06 ID:jmeH/+Y30
 彡⌒ミ
<#`∀´>「けっ、ざまァないニダ」

唾を吐き捨て、大きくギコを蹴り上げる。
既に対抗する気力も無いのか、ギコは体を護る事もなく、蹴りを受け入れた。

∧ ∧  
(; Д )

否、ギコの体を支配するのは蹴られ続けた事による疲労では無かった。

恐怖である。

蹴られ続ける事によって、幼き日の思いが込み上げ、恐怖が体を包み込んだのである。
抵抗などという考え自体、既にギコの中からは消えていたのだ。

 彡⌒ミ
(*´_ゝ`)「邪魔する奴はいなくなったし、そろそろ 」

(*;Д;)「やだあああ!! やだよ、離して!!! 」

∧ ∧  
(; Д )(クソッ!! ちくしょう!!! )

悔しいのだが、怖い。
助けたいのに、怖い。

圧倒的なまでの恐怖が、ギコを押さえつける。
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 18:17:18.28 ID:uphKb/IUO
シリアスとギャグの交えが個人的に良いな
19 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 18:17:51.55 ID:jmeH/+Y30
 彡⌒ミ
(*´_ゝ`)「さてと、ぬるぬるぽっきんぼっきんしちゃった僕のここ」

 彡⌒ミ
<*`∀´>「ぬるぬるぽろりんしちゃうニダ」

二人が下半身を露わにする。


その時であった。



〆⌒ヽ
川#゚ -゚)「殿中でござる!! 殿中でござる!! 」

γ⌒ヽ 
ξ#゚听)ξ「捻り千切るぞ!! 」



   〆⌒ヽ                   γ⌒ヽ
   川#゚ -゚)    | | ガッ          ξ#゚听)ξ   | | ガッ
  と    )    | |            と    )    | |
    Y /ノ    人              Y /ノ    人
     / )    <  >⌒ミ∩          / )    <  >⌒ミ∩
   _/し' //. V`Д´)/         _/し' //. V´_ゝ`)/
  (_フ彡        /          (_フ彡        /
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 18:18:11.50 ID:XdwLM/eXO
試演
21 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 18:20:21.22 ID:jmeH/+Y30
/⌒ヽ
(゚、゚トソン「大丈夫ですか?」

(*;Д;)「こ、怖かったよぉ」

/⌒ヽ
(゚、゚トソン「この先の村の子ですね?送っていきます」


∧ ∧  
(; Д )「やめ……とけ……」

/⌒ヽ
(゚、゚トソン「え?」

∧ ∧  
(; Д )「落ち武者が……行ったら……騒ぎになる……ぞ。
     例え、その子が弁明したって……聞きやしないぞ」

/⌒ヽ
(゚、゚トソン「……分かった。でもこの森を出るところまで送ってくるよ」



/⌒ヽ
(゚、゚トソン「さ、行きましょう」

(*;Д;)「うん」
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 18:20:32.72 ID:XdwLM/eXO
wwwww
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 18:22:15.37 ID:uphKb/IUO
見事なぬるぽ
24 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 18:23:07.58 ID:jmeH/+Y30
∧ ∧  
(; Д )「それにしても……お前ら……その腰の物は使わないのかよ
     石っておま……原始人か」

〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「落ち武者というのはな、食いっぱぐれないように刀を売るのが大半なんだ」

γ⌒ヽ 
ξ゚听)ξ「背に腹は変えられないのよ。私もほら、竹光よ」

〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「私もだ」

∧ ∧  
(;゚Д゚)「じゃ、じゃあ此奴らも……」

〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「竹光だろうな」

∧ ∧  
(;゚Д゚)「な、なんだ……」
25 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 18:25:54.81 ID:jmeH/+Y30
γ⌒ヽ 
ξ゚听)ξ「もしかして怖かったのかしら?」

∧ ∧  
(;゚Д゚)「そ、そんな事あるかゴルァ」




/⌒ヽ
(゚、゚トソン「あ、これ本物の刀だ」






    ゚

      ゚     ゚
∧ ∧       γ⌒ヽ   ゚    〆⌒ヽ        ゚
(; Д )     ξ )ξ     川 - )    ゚
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 18:29:08.21 ID:uphKb/IUO
さるそし
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 18:29:15.43 ID:XdwLM/eXO
C円
28 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 18:31:04.01 ID:jmeH/+Y30
すみません。少し退席します。
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 18:42:12.59 ID:uphKb/IUO
阻止するぜ
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 18:50:29.90 ID:uphKb/IUO
阻止
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 18:57:27.89 ID:uphKb/IUO
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:00:55.94 ID:uphKb/IUO
他の人からみたらつまらんのかなぁ
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:03:19.02 ID:/sP6FCf8O
保守しようとしたらお前がやってくれてるんだもん
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:05:16.70 ID:uphKb/IUO
一人だと寂しいんだぜ?
35 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 19:13:01.03 ID:jmeH/+Y30
〆⌒ヽ
川 ゚ -゚)「まぁ運が良かったという事で」

∧ ∧  
(,,゚Д゚)「そ、そうだな」

γ⌒ヽ 
ξ゚听)ξ「じゃあ、そろそろ帰るわよ」


                       ・

                       ・

                       ・

                       ・

                       ・

36 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 19:20:47.30 ID:jmeH/+Y30
( ´∀`)「おや、随分仲良さそうに」







                                 /\
                                 \ |
  ∩∩ ぼ く ら の 春 は こ れ か ら だ !  V∩
  (7ヌ)                              (/ /
 / /                 〆⌒ヽ             ||
/ / γ⌒ヽ      ∧∧  __川 ゚ -゚)    /⌒ヽ   ||
\ \ξ゚听)ξ―-- (,゚Д゚,) ̄        ⌒ヽ  (゚、゚トソン //
  \       /⌒   ⌒ ̄ヽ、空気 /~⌒    ⌒ /
   |      |ー、      / ̄|    //`i 普通  /
    | カス | |ニート / (ミ   ミ)  |    |
   |    | |     | /      \ |    |
   |    |  )    /   /\   \|       ヽ
   /   ノ | /  ヽ ヽ、_/)  (\    ) ゝ  |
   |  |  | /   /|   / レ   \`ー ' |  |  /



37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:22:09.60 ID:/sP6FCf8O
支援
38 ◆a/xqzpDeGo :2009/03/04(水) 19:23:00.82 ID:jmeH/+Y30
あぁ、済みません。私情で今日の投下はもう無理です。
ごめんなさい。ちくしょう……二日間も中途半端な形で終わってしまった……
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:29:16.36 ID:uphKb/IUO
支援がなかったからか……?
乙でした
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:42:49.48 ID:BzPe+QOZ0
おつおつ
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/04(水) 19:55:05.44 ID:XdwLM/eXO
スマン飯食ってた
乙〜
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
昨日はかなり面白かったからな!