歴代ライダー主人公が兄弟だったら2

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789名無しより愛をこめて
夕涼みの縁側。ヒビキとM良太郎が、カップアイスを食べながら話し合っている。
「どうした?モモタロス。」
M良太郎の顔が曇っている。カップアイスを見て、何かを思い出したようだ。
「ヒビキ兄ちゃん。俺、カップアイスが原因でいじめにあったことがあるんだ。」
「ふうん。で、顛末は?」
「七歳の時、友達に限定のカップアイス買ってくるよう頼まれて、スーパーに行ったんだ。
それは店に一つだけあったんだけど、それを持ってレジに行こうとしたときチンピラに横取りされた。
んで、そのことを友達に話した。

「それで?」
「でも、信じてもらえなかった。そればかりか、俺が食べたと疑われた。
そして、翌日からクラス全員に卑怯者呼ばわりされたり、
急に殴られたり。もう散々。こんな日が半年も続いた。正直、辛かった。」
「モモタロス?な、泣くなよ。」
「だから、俺は体を鍛え始めたんだ。チンピラなんかに負けたくねぇから。
チンピラに負けたせいで、辛い思いしたから。」
「そうか。よく話してくれた。辛かっただろう。」
「でも、この経験が俺を変えたんだ。喧嘩が強くなり、自信がついた。
ただ、振り返ってみると、俺、チンピラになってた。
もっとも嫌ってたチンピラに・・。俺、やり直せるかな?」
「なぁに。遅くはないさ!人間誰でもいつからだってやり直せる。
気を落すな、思い立ったが吉日なんだから。」
「ありがとう・・・。」


ここまで書いた。後悔はしていない。