歴代ライダー主人公が兄弟だったら2

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617名無しより愛をこめて
ある日のたちばな。
汁粉で酔ったトドロキが、予定表を見ながら号泣している。
「女心、複雑すぎて分かんないっすよぉ。」
すると、そこにキンタロスに憑依された良太郎が。
「どないした?話してみ!楽になるで!」
「あ、ヒビキさんの弟くん。ちょうどいいところに来てくれたっす。」
「さあ、話してみ!」
「実は俺、ヒナカさんと婚礼衣裳の打ち合せで、和装がいい、って言ったんす。」
「やっぱり、日本人には和装やろ。でも、相手は洋装を望んだんやな?」
「当りっす。それで俺、嫌われたくなくて、洋装にしようかって言ったんす。」
「これなら問題あらへんはずやろ?でも、あかんかった。」
「そうっす。自分がない男って大嫌い、って言われて衣裳の打ち合せが中断。
もう、どうしたらいいんっすか?ううう。」
「そうか、お前も大変やな。うおおおおん。」
「弟くん?泣いちゃった。これじゃ、話にならないっす。」
すると、モモタロスがキンタロスを押し退け、憑依。
「ったく。涙がうぜぇ。おい、お前。じゃあ、お前が自我を押し通せばいいんじゃねぇの?」
すると、トドロキの顔が晴れやかに。
「そうっすよね。何でそこに気が付かなかったのだろう。ありがとう、弟くん。」
「頑張れよ!」
後日、モモタロスの進言にしたがって行動した結果、トドロキが結婚まで行き着けたのは言うまでもない。