【ダニー・ボイル新作】 サンシャイン 2057 【真田広之】

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679名無シネマ@上映中
太陽=人知を超えたもの、と対峙した人間が
それに恐怖と畏怖を感じて絶望するか
宇宙の広がりと一体感を感じて彼岸に渡るか。

何でイカロス1号船長のピンヘッド(だっけ?)があのケロイド状態で生きていられたのかと考えると。
「ずっと神と対話をしていた」と言う言葉をそのまま信じてみると、
太陽(神)は人との対話を望んでいた。
希望(2号)と絶望(1号)のどちらかより強い意志にその未来を託したって事かなー?と
帰る道すがら考えた。

ホラー苦手なんで雰囲気だけでビビってたけど、
それよりも船医の太陽への傾倒ぶりがリトルピンヘッドで微妙に恐かった。
まるで太陽に犯されていってるようで。
段々顔が焼けていってたり、何より今正に死の瀬戸際の船長に
執拗に何度も「何が見える?」と聞く当りがもうガチ。(笑)

これ実は映像で見るより小説向きな話なんじゃないかと思った。
具体的な絵が無い方が想像力が羽ばたく感じ。
観念的な描写もその方が伝わりやすかった様な気がする。
うん。印象は意欲策といった所かな。