エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜

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71名無シネマ@上映中
そういえばエディットの伝記映画ってこれが初かな?
だとしたら包括的に描かなきゃならなかったから
こんな作りなのも納得かな。
何年かしてまた作られるとしたら今度は恋人との関係をメインにした
内容がいい。

上の方でも言われてる通り、マルセルの死〜舞台の流れはよかった。
「来てくれると思ってた。嬉しい。コーヒー入れるわね」
「そうそう、あなたにプレゼントがあるの」
「時計はどこ?腕時計よ。どこなのよ!」
って廊下や部屋をウロウロする、嘆きの顔で廊下を歩く、ステージ。
ここら辺、ピアフの頭ん中の回路みたいよね。
精神状態を覗かせてもらったらこんな感じなんだろうなー。
そして一人、二人、と増えていくピアフの側近の人たち。
何て言っていいのか戸惑う悲しみを堪えた顔、顔。
錯綜〜錯乱してるピアフに対しての「現実」なんだけど
死の知らせを告げる役回りだから死神みたいに見えた。

私としてはもっとここを押すのかと思ったらで、ポン!と飛んでドライブ場面。
確かにピアフ伝説だしみんなもそこに反応するけど
案外本人は月日が経つとこんな風に回想してもアッサリ飛ばしちゃうもんかも、
と思ったな。

最後の最後、「いいえ、私は後悔しない(水に流して」で来るとはねー。
いや、定石だなーとは思うけど観てる時は意外に思ったもんだ。
パチッとそこで終わっちゃうから。