【ネタバレアリ】北野武「座頭市」【討論会】

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277名無シネマ@上映中
「いくら目をひんむいても見えねーもんは見えねーんだよな・・。」

このセリフを
「目を開いても盲人の私にはやはり見えない。」ととるか
「目を開いても相変わらず見えないものはある。」ととるかだな。

私は何の疑いもなく後者の意味だと思っていたが。
最後、闇夜でつまづいた石は、盲人であれば当然見えないし
目が見えたとしても相変わらず見えない物だから(闇夜だから)。

要は、このラストのセリフは、盲人でいることのメリット(人の気持ちがわかる)
を強調する意味でつかわれたんじゃないかと。「盲人モードでいれば
健常者モードの時にはわからない人の気持ちがわかる。逆に、健常者モード
でいても見えないものはやはり見えない。」

まとめると、「本当に大切なものは目には見えない。」的な北野監督の
メッセージなのだろうと解釈していたよ。