【よしもとばなな】アルゼンチンババア【役所広司】

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505名無シネマ@上映中
駄作駄作と責めてはいるが、
父を待ってあげてとアルババにと宥められてのち、
じろりとにらみ返すみつこの眼だけは忘れられない。
この映画の最大の見せ場だったと思ってる。
セリフがないのに、みつこが何を言いたかったのか、余りにもよく伝わってきた。
そのあと、父の為に取っておいたビールを飲み干し、みつこもまた、父を捨てる。
でもそれは、父が戻らないという寂しさを受け入れたということではない。
愛する父に裏切られたという、永遠に消えない傷を追うことを彼女は受け入れたのだ。