【ウェス・アンダーソン】ダージリン急行【ホテル・シュヴァリエ】

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58名無シネマ@上映中
>>36
以下ネタバレ




そもそも兄弟をつなぎとめていたのが父親の存在でそれが無くなり、
ばらばらになったのでは?
「俺が一番好かれていた」と争ったり、葬式前の行動を見れば
ロイヤルとは正反対でかなり慕われてたのがわかる。

母親は兄に受け継がれてるコントロール癖からもわかるように
少し敬遠されていたのではないかしら?
母親もそれを承知で、夫がいなくなった時
父親に成り代わり子どもたちを受けとめる自信が無く、
より自分を必要としてくれる場所へと去った。
もしくはそもそもそんな存在になるつもりもなかったか。

いずれにせよ父親という戻るべき場所を失った兄弟が
自然に次の寄る辺としての母親に会いに行くも、
その過程でボロボロになりつつ、お互いを新たに見つけあい、
信じあうことによって最終的にはキンクスの歌のように
一つになり、兄弟で支えあいながら立つことができるようなったのでは。
we are not two we are one

男の兄弟欲しくなるなぁ、この映画観ると…(´ω`)