三重県桑名市について語ろう36話(臨時)

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43まちこさん:2008/11/11(火) 20:26:17 ID:5mthyLgE [ 211.14.217.155.eo.eaccess.ne.jp ]
==== 桑名(人気質)を表す言葉 ====

* 「'''その手は喰わな(桑名)の焼き蛤'''」(≒桑名の焼き蛤は喰わない=騙されない) 朝明川上流から運ばれる白砂が広がる四日市北部から三重郡にかけての海岸の蛤は身が厚く美味で朝明川流域の桑名藩領 朝明郡富田村(現在の四日市市富田)や小向(おぶけ)村(現在の三重郡朝日町小向)ではこの蛤を焼いて出す店があり、これが『名物 桑名(藩領)の焼き蛤』と評判になった。そこで木曽三川河口域の泥地で育った泥臭い味の落ちる蛤を桑名の宿(しゅく)では『名物 桑名の焼き蛤』と偽って売る店が出てきた。『その手は食わない』と『(贋物の)桑名の焼き蛤』を掛けた地口。

* 「'''勢州桑名に過ぎたるものは青銅の鳥居に二朱女郎'''」江戸時代、現在の桑名には東海道有数の[[遊郭]]街が川口町・江戸町などにあった。この言葉の意味は春日神社の青銅の大鳥居は良過ぎて桑名にあるのはもったいない、桑名の女郎は二朱(=一分の半分 一両の八分の一)を取るほど高過ぎる、ボッタクリのえげつない商売である。

* 「'''桑名打(ち)'''」本来は桑名で打たれた(作られた)刀剣と言う意味だが、名刀の贋作(偽ブランド品)の代名詞。贋物の代名詞になるほど桑名で造られた贋物が多かった事から。桑名で打たれた名のある刀は村正が災いをもたらす妖刀として知られている。

* 「'''桑名業突く 死人剥ぎ'''」桑名の人間は業突く張り(ごうつくばり=非常に欲が深く、意地汚い事)でその非道ぶりは死者から衣を剥ぎ取るほどである。

* 「'''桑名人は人を喰う'''」桑名市内の古い墓地にはバーベキューコンロを大きくしたような火葬炉が屋外にあるのが見られるが、実際に死体を焼いて食べていたのではなく、自己の利益のために平気で他人を犠牲にする所から。

 桑名人には「その手は喰わな(桑名)の焼き蛤」や「桑名打(ち)」に代表されるように贋物を本物と偽って商売をする気質がある。桑名萬古もその起こりは粗悪な萬古の偽ブランド品が桑名で造られた事に対し、それを取り締まる代わりに技術指導をし、ブランドの使用を認めた事が始まりである。実際、桑名市の名産として宣伝されるものの多くが他の地域の名産の模造品であるが、本舗・元祖・本物を名乗ったり、桑名の人物が考案したなどとして自らを大元だと欺瞞している。