成瀬山緑地 里山風景を守ろう!

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1松島弘幸
先日、1月28日に成瀬山緑地の樹木伐採の知らせが来ました。
ところが、今回の予定の伐採は、近年日本では減少している貴重な山桜の大木であったり、里山の風景を残す雑木林には、なくてはならない大きく育ったコナラたちであった。
緑地入口にも「成瀬台に残る貴重な雑木林」と謳っているにもかかわらず、その風景を形成する貴重な樹木を勝手に伐採するということ、さらには、住民への伐採についての説明が全くなしというのは、行政の進め方にも何か問題を感じずにはいられません。

桜を根本から分けたのは炭(桜炭)を多く取るための里山の智恵の証だったのではないでしょうか。
伐採は、来週からのようです。
何とかしないといけません・・・。
2松島弘幸:2010/01/31(日) 16:54:39 ID:jxSPBW4Q [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
先日、町田市からは、電線に架かって危ないからと説明を言わましたが、さっそく現地を見に行ったところ、伐採予定のコナラは、数本だけ枝葉が少し電線に架かっているだけで、ほかのコナラはほとんど電線にかかっていませんでした。まったく全体を伐採する必要があるようには見受けられませんでした。(全く電線に架かってないコナラもありました。コナラも桜も倒れるおそれもない状態です。)
山桜については電柱付近に枝葉が密集しているので、そのあたりを剪定すればよいと思われました。
 電線に架かった高い樹木については、枝葉の切り方(特に山桜の成長は遅い)をうまく行えば、枝葉を頻繁に切る必要はないと思われます。ましては、切り倒すことの方が、大きな木を廃棄する処分費や手間も大きいと考えられます。
どうして伐採までしないといけないのでしょうか、わかりません・・・。

ただいま、吉田つとむ様のBBSでも議論してます。
そちらで状況のわかる写真がありますので、見てもらえると幸いです。

http://j-expert.bbs.fc2.com/
3多摩っこ:2010/01/31(日) 20:56:40 ID:dFV6Jl0U [ KHP222000119049.ppp-bb.dion.ne.jp ]
ちょっと離れてるけど、稲毛の南山(京王線の南側)なんか惨めなものだよ。
あっという間に雑木が切られて更地になってた。
学校と病院をつくるとという話だけどね。
もう町田、多摩、八王子、稲城あたり宅地開発しても売れないでしょ。
だったら「三多摩里山を守る会」とかNPOでもつくったらいい。「ゆどりのゆび」は有名だけどね。
時間的な余裕がないため申し訳ないが自分では立ち上げられません。もしそういう会ができたら,カンパと下草かりのボランティアくらいします。
メールなど連絡先をこの掲示板でお教えください。
4松島弘幸:2010/01/31(日) 23:02:20 ID:jxSPBW4Q [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
多摩っこ様。
掲示板見て頂きありがとうございます。
町田市もずるくて、先週の28日に作業日程表をポストに入れて、一週間もたたずに伐採しようとしているのですから。
ここの雑木林は、木炭をとるのに特化した珍しい緑地です。
今の季節は、その様子がはっきりとわかります。
友人の樹木医にも相談しておりますが、伐採するのは行き過ぎだといっておりました。
私も三多摩里山を守る会、NPOなど、実現できる日を楽しみにしています。
ゆどりのゆびのことは知りませんでした。詳しく知りたいですが、お願いします。
とりあえず、1日の作業を中止して、よく考えてもらうように市にお願いしてみます。
5松島弘幸(メールはこちら):2010/02/01(月) 13:59:54 ID:.wdgzo9U [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
2月1日の伐採作業は、今のところ延期されたようです。
ただ、枝葉の剪定ではなく伐採ということで進めているようです。
近隣住民に説明が無いのは、今の時勢、問題があるとおもいます。

作業計画の見直しを強く要望したいと思います。
6多摩っこ:2010/02/01(月) 14:33:26 ID:RSDCbXF. [ KHP222000119049.ppp-bb.dion.ne.jp ]
「ゆどりのゆび」じゃなくて「みどりのゆび」です。失礼しました。
鶴川や小山田近辺で活動しているNPOです。
確かホームページもありますよ。
7松島弘幸(メールはこちら):2010/02/01(月) 18:20:08 ID:.wdgzo9U [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
「みどりのゆび」の情報ありがとうございます。
どのようなカタチで関わっていただけるか相談しようと思います。
三多摩里山を守る会は、多摩里山を守る会のことでしょうか?
8松島弘幸:2010/02/03(水) 02:43:20 ID:2TS.11w2 [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
今日、お電話で、この緑地を管理している公園緑地課の杉山さんとお話をしたのですが、まだ伐採する意向であるようです。
その理由としては、「人が通っているときに木が倒れて怪我をする危険や、電柱が倒れたりする危険があるとして、そのようなことが起きた場合の損害賠償はどうするのか」という事のようです。
電柱の管理者の東電からも、近隣からもそのような危険があるからという苦情や伐採したいという要望は市には来ていないようです。
また、斜面下の道路との境の平地部は国有地となっていて、国からもそのような苦情や要望もないようです。
作業を委託された業者(伸幸苑)にも電話して聞いてみたところ、請負なので、どのような理由で伐採するのか発注側の市からは、聞いていないし問う権限もないということでした。
業者は市に言われるままだと言うことのようです。
樹木を扱う専門としている会社でありながら、どのような目的で作業するのかも聞かずに請け負っているのもどうかと思いますが・・・。
枝葉が、電線に架かっている街路地は、みなさんが普通によく見る光景だと思います。
現状の状況からは、落下のおそれのある、枯れた木や老木は見あたりませんので伐採するような外的な要素はないと思います。
今回も、どうしてここの場所だけが枝葉の剪定ではなく伐採なのか、はっきりと説明してもらえませんでした。
この問題を解決するために市に強くお願いをしてゆきます!
9松島:2010/02/03(水) 18:33:02 ID:2TS.11w2 [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
市は、ある住民にたいして1月28日の伐採のお知らせについての説明をさ れたようなのですが、このお知らせは業者が勝手に出したと言うことを言っているようです・・・。市が発注している業者のはずですし、そんな事があるのも不 思議です・・・。

それに私が直接市の方(杉山さん)から聞いたのは、わざわざ伐採の理由などを書いて出す手間は、市にはないということを言っていましたので、つじつまが合 わないですね。

また、国有地がまだ緑地の東側にあることも、市の方より、業者よりこの緑地のことを大切に守っているボランティアの方へは、説明がなかったようです。

市からの情報の提供のありかたが、問われます。
10多摩っこ:2010/02/04(木) 18:17:01 ID:UM0cpkXY [ 116-64-50-239.rev.home.ne.jp ]
家からそんなに遠い場所ではないはずなのですが、場所がわかりません。地図をアップしてください。
11松島:2010/02/04(木) 18:42:01 ID:Es8.fB36 [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
場所は、東玉川学園2丁目27の南側です。
グーグルの写真で緑地の様子が少しわかります。
とりいそぎ。
1210:2010/02/04(木) 22:45:49 ID:UM0cpkXY [ 116-64-50-239.rev.home.ne.jp ]
私の家の隣も市有地でコナラが生えています。数年前の台風の際、家から10m以上離れている木の枝がもう少しで、ガラス窓を割るところでした。暴風雨の中、枝にロープを結びつけ固定に成功しましたが、翌日みると、枝は折れていました。
無風状態で電線から離れていても強風時には電線を切断する、最悪の場合はショートして火災になる危険性もあります。
私の隣地のコナラも台風から半年後にプロ(植木屋さんではなく伐採業者)が枝落としをしました。市の担当者の話だと年度末に余った金でやったそうです。今回も同じ状況ではないかと察します。
1310:2010/02/04(木) 23:57:52 ID:UM0cpkXY [ 116-64-50-239.rev.home.ne.jp ]
コナラですが、樹齢は何年くらいでしょうか? 伝統的に、多摩の里山のコナラは20〜30年程度で、萌芽更新(切株を残して伐採すると切株からまた枝が出て短期間で大木になる)してゆくことで、雑木林の景観と林地の生態系、木の健康が保たれてきたと思います。
樹齢が著しくたっているようだと、結果として雑木林(人工的な森林です)が残せなくなります。ですから、切株を残すようにすれば、伐採は必ずしも悪いとはいいきれないと思います。
14松島:2010/02/05(金) 01:02:20 ID:6n0EV0rI [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
10さん。
投稿して頂きありがとうございます。
ここのコナラは、多分樹齢20〜30年ぐらいでしょう。
萌芽更新は、通常、何本かを切るのではなく広範囲に伐採します。(効率的に木炭の減量を採るために、また下記のことのようなことにならないように)
今回のように斜面の下で切株を残して伐採すると、斜面の上のコナラ達の陰になるので、たぶんうまく育たないと思われます。
この緑地でも、例外でなく、昔の写真をよく見るとよくわかります。
ご存じのように、そのような炭を採る暮らしをしてきた方はもういないことですし、そのような文化も衰退してしまいました。
であれば、現状の状態を見えるカタチで出来るだけ残していくことが、谷戸山の雑木林の歴史を伝える方法としてよいと思ったからです。
(もちろん下草などの管理や枝葉の剪定はあってのことですが)
ここでは、伐採するより樹木の樹齢にあった生き方をさせても悪くないと思ったのは、このような理由からでもあります。



暴風雨のときの老木のコナラの危険性はよくわかっているつもりです。ただ、この緑地の東面ではそのようなことは起きていないと思われたのです。
いつもそうとはいえないですが、台風の季節のこの場所での風は、南または東から吹いてきます。
ですので、緑地の東側に道を挟んで民家がありますので、風向きと反対の所で、民家への大きな影響がなかったと思います。
そして南から吹いたとしても、緑地の北面は、広場になっているので、
15松島:2010/02/05(金) 01:33:20 ID:6n0EV0rI [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
※前述の文、尻切れトンボでしたので、追記します。
〜広場になっているので、民家への大きな影響がなかったと思えます。
おっしゃられるとおり電線へは、現状では影響はあります。
危険を避けるため剪定する必要があるところもあると思います。
市の方も、別の場所(台地の上の方で、平らなところにあった桜の木の倒木のケースですが)で台風による倒木のことを話されましたが、今回のような場所性を考えると、一概には倒木の危険性と判断できないところもあります。
昔の人がどうしてこの場所をあえて炭取りに特化した雑木林にしたのかは、この地形をよく考えてのことだったと思われるからです。
つまり、この地域は、大きな田んぼが採れる平野がないので、季節による風向きや、炭を採って焼く場所の配置、水の流れ、落ち葉の堆肥の取り方、民家の配置や建て方、木の更新の仕方など谷戸山の人々の様々な工夫があったから
谷戸山となり得たのではないのかと思います。(もちろん台風のことも考えて)
16松島弘幸:2010/02/05(金) 15:34:49 ID:6n0EV0rI [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
追記(成瀬山の全体像を明確にするため)
緑地の南側は現在スウエーデンハウスの住宅地が隣接しています。
そこに住む方々から市に、落ち葉が落ちてくると言うことで、雑木林の伐採をしているそうです。
この緑地の地形や植生を考えると当然、冬は、落ち葉が北風に乗って南斜面に落ちていきます。
昔の写真を見ると、南斜面の下の方は、田んぼが広がっていました。
これは落ち葉などが肥料となって田んぼに都合が良かったと思います。
それに、昔のここの民家のひとたちは、冬の乾燥する時期にもし、雑木林が火事になったら北風に乗った火の粉で、民家への影響もあると考えたと思います。
しかしながら、開発業者は、緑地の場所性を考えずに、日当たりがよいということでこの斜面を切り崩し、この土地を購入したのでしょう。

現在も、雑木林に火事がおきたら、スウエーデンハウスの住宅地のほうの影響はあるでしょう。
民家が焼けたからといって雑木林のせいだともいいきれないでしょうね。

改めて、この成瀬山緑地は、南に岬のように突き出て東西に谷に挟まれ、北側に湿地をもつ、炭取りに重宝した場所性を持っていたと考えられます。
1710:2010/02/06(土) 00:01:51 ID:FhoiQt7. [ 116-64-50-239.rev.home.ne.jp ]
今日の午前中に現地に行ってみました。
コナラの太さが直径で60cmを超えているので、樹齢は20年ということはないと思います。
ここが開発されたのは、1975年ですから、それからでも35年。それ以前からあった木なら50年を超えているでしょう。
薪炭用の雑木林は八王子から多摩丘陵にかけては一般的だったと思います。丘陵地では、畑のほとんどは桑畑だったので、野菜などと比べて堆肥も少なくて済むので、埼玉の三富新田などに比べれば、薪炭の割合が多かったと思います。

木が倒れるのに風向きはそれほど関係ないです。台風の風は、台風が東側にあるか、西側であるかで逆になります。また、木が倒れるときには、風下の方向に曲がってから、今度は逆の方向に反作用で(バネのように)曲がります。このときのほうが勢いが強いので怖いです。
松島さんは電線への倒木でおこる火災を見られたことはないと思いますが、積雪でも起こります。現状では桜は完全に電線にかかっていますし、他の木も傾けば電線に接触しそうです。倒木で電線がショートすると、場合によってはかなり広範囲で停電するので被害はおおきいと思います。
私の提案は胸の高さくらいで伐採して萌芽更新で復活するのを期待するというものです。15年後には立派な巨木になるので、それまではあまり手をいれなくて済むと思います。枝払いでは2,3年でまた枝がのびるので同じことになります。
18まつしま:2010/02/06(土) 11:25:35 ID:Cebtml/. [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
10さん、ご提案ありがとうございます。そして
この谷戸山の風景のことをいろいろと考えて頂いていることを感謝しております。
おっしゃるとおり、薪炭用の雑木林は、このあたりでも一般的ですね。
勉強不足ですみませんが、1975年からの開発というのは、どの地域(成瀬台?東玉川学園2丁目?・・・)なのかわかりませんが、
その様子も、この緑地が萌芽更新を緑地全体で行っていたことも国土地理院の1947年からの航空写真で確認できると思います。
大きな木は、萌芽更新のとき、幾本かは残したのかもしれないですね。
大島桜は、30年ほどで、直径60cmほどになることがあります。
(サクラの中でも炭を採るには都合が良いのでしょうね)
伐採予定のものは、おおむね直径30〜40センチ前後のコナラと8本株立ちのサクラ(幹はそれぞれ直径30cmほど)です。

ご心配の積雪の時も、いままで、そこのコナラなどの落葉樹は、倒木はしていませんでした。
枝がおれて落ちる程度でした。この東面は、北面と違って冬は雪の後の晴れた日が雪を溶かしてくれています。
台風時は、たしかにどのように強風が吹くか予測は出来ないですね。
それでも、電線に架かっていないコナラまで伐採するのはどうなのかなと思っていました。
本来ならば、もう少し民家、電柱と緑地との間に暖衝域があるとよかったのかなと思いました。

8本株立ちのサクラ(大島桜?)は5本の幹を残してもらえそうです。

成瀬山緑地の谷戸山の雑木林のことを思って頂き、とても貴重なご意見も頂けたので、
ほんとうにありがたく思っております。
できれば、わたしのように、要望として
町田市の市長への手紙を書いて頂けると幸いです。
http://www.city.machida.tokyo.jp/shigo/shite/index.html

どうぞよろしくお願いいたします。
19松島弘幸:2010/02/06(土) 14:49:18 ID:Cebtml/. [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
「住民への伐採についての説明が全くなしというのは、行政の進め方にも問題」ということを
前に書きましたが、先日、市の公園緑地課の杉山さんと工事のお知らせについて、工事の内容や目的についての説明を
事前にお知らせすると言うことを承諾頂きました。
ところが、何の知らせもなく、翌日、緑地の入口の花壇の工事が、はじまりました。
工事の内容も、期間も、お知らせ自体ないことに驚きました!
この工事は、なにか必要な工事だと思うのですが、今回は、お知らせさえないという状況です。
(重機を使っている工事のようなので、騒音や振動、安全のことを、近隣住民に少なくともお知らせする必要はあると思いますが。)

このようなことは、近隣住民の言葉を無下にしているとしか考えられないです・・・。
2010:2010/02/06(土) 16:27:42 ID:FhoiQt7. [ 116-64-50-239.rev.home.ne.jp ]
町田市が以前に作成した住宅団地分布図によると西、南側の成瀬土地区画整理事業は昭和50年10月20日に換地処分が行われています。これが工事の開始日なのか、途中なのか、終わった時なのかは不明です。
具体的にどこがいつ開発されたかは、区画整理組合の資料をみないとわからないと思います。国土地理院の写真もつねに撮影しているわけではないので(東京都が課税用に毎年撮影していますが非公開)。
なお緑地北側の南成瀬台住宅は1965年の入居になっています。

サクラも萌芽更新をおこなっていたようなので、8本株立ちもそのためだと思いますが、ずいぶん、低い位置で伐採していますね。横浜の三保などの雑木林では伐採位置がもっと高いのですが。
21まつしま:2010/02/06(土) 20:31:28 ID:Cebtml/. [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
国土地理院の写真で判断すると、
緑地北側は、1956年から1961年の間に造成がされているとわかります。
緑地東側の成瀬台は、1968年から1970年の間に造成が始まっているようです。
緑地南側は、1971〜1974間での造成が行われ始めているようです。

成瀬山緑地には27本(だったかな?)のサクラがあるそうですが、山桜や大島桜などの薪炭としての
サクラは数本しか残ってないようです。他は、地主の人などが花見のためなどで植えたわりと新しいものばかりで、
見栄えはいいですが、谷戸山の雑木林らしくないです。
22松島弘幸:2010/02/07(日) 03:05:15 ID:DyKWdz1g [ eatkyo048213.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
10さんからメールがこちらに届いていたようです・・・。
ご返信お待ちください。
※低い位置で伐採ですが、緑地の中の他のサクラも低いところで伐採しています。
サクラはあまり日が当たると幹がどんどん太くなりますし、この方が、幹を細長くして薪を採るためには都合の良い方法かもしれないですね。
2310:2010/02/08(月) 04:21:15 ID:wtEI97zM [ 116-64-50-239.rev.home.ne.jp ]
成瀬山で製炭した木炭はどこにどのように出荷されていたのか気になります。江戸期に多摩で最大の製炭量だった八王子の恩方(里山ではなく奥山に区分されます)では、多摩川の水運で府中や江戸まで出荷していました(滝山城址に金毘羅神社があり、その付近から舟にのせたようです)。成瀬では人力か、馬の背なのか、はたまた恩田川で運んだのでしょうか。
多摩丘陵の里山景観が江戸期の商品経済の拡大の中で形成されたとすると、ムラの経済を支えたマチとの関連が結構重要です。
里山保全の運動は数多いのですが、単に「景観」という視点が多く、「機能」、「役割」という視点の欠落が気になります。今から30年ほど前におきた「奥山の原生林と里山の二次林」の保全をめぐる論争でもこの点があいまいでした。
来世紀にはこのまま少子高齢化が進むと、日本の人口は半減し、都市郊外は「過疎地」になる可能性大です。ニュータウンや団地として開発された丘陵部をどのように里山に戻してゆくかという視点でみると、長期的に自立できる里山の姿が求められています。
24松島弘幸:2010/02/08(月) 23:14:46 ID:.vTyD3FU [ eatkyo409015.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
成瀬山で製炭した木炭は、仲買に売ったか、もしくは町田や八王子で市があったので、
そこまで持って行ったかもしれないですね。(馬を持っている農家の場合)
恩田川はそれほど川幅がないので、船を行き来させられたのかどうか・・・。
「機能」や「役割」はその時代の要求によって変化していくものだと思います。
建築の保存でもそうですが、外観は保存できても、機能や構造、使い方はコンバートしないと
うまく保存が出来ないのがほとんどです。
丘陵部を現代の新しい観点から里山に戻してゆくというのは、興味深いです!
25松島弘幸:2010/02/08(月) 23:27:07 ID:.vTyD3FU [ eatkyo409015.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]
今日から成瀬山緑地の東面の伐採がとうとう始まりました・・・。
なんとか、株立ちのものの片方は残すなど、最悪の事態は免れそうですが、心配です。

伐採したコナラやサクラはリサイクルセンターで燃料ペレットに利用するそうです。
町田市にとっては恩恵があるかもしれないですが、ここの近隣住民にはなんらいいことはないようにも思えます・・・。