愛媛県西条市スレッド  その17

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309お遍路さん:2013/02/20(水) 19:04:16 ID:eX+Km+NA
久しぶりに書き込みます。スレ13〜14あたりの青野市長の資質云々に話が戻っています。
選挙期間中で、選挙運動とみなされる書き込みは御法度のため、このような議論のループは仕方ないところでしょう。

さて、市庁舎問題について、自分なりに過去の議事録を調べました。下に簡単な抜粋と、そこから考えたことと疑問
について書きました。ご意見をお願いします。(長文、ご容赦ください。)

<平成23年3月定例議会>
○ 楠学議員の質問
  「市長は、新庁舎問題調査特別委員会での検討結果等から総合的に判断されたとのことでありますが、どのような
 理由で今回の結論に至られたのか教えていただきたい。」

・ 伊藤市長の答弁
  「この結論に至った理由でありますが、新庁舎問題調査特別委員会でもって、きっちりとした一つの精査をしてい
 ただいて〜(以下金額等の説明)」

◆この23年3月定例会議で、現在の位置に市庁舎の建築が決定した。

<平成23年6月定例議会>
○ 青野貴司議員の質問
  「市庁舎については、平成21年12月に特別委員会を設置して、昨年12月に中間報告を受けた。パブリックコメント
 も行っていると、非常に厳しい財政状況であるとの理由で現在の計画になったとの説明だった。パブリックコメント
 の応募者はたった39名、これでもって市民の声を総括したと言えるか?とても言えない。
  二つ目は、6月1日付で2つの地域審議会の会長から、新庁舎を現地に建設するのは合併協定違反だと要望書が出
 されていて、その中には法令違反との記述があるがどうお考えか。」(概略の記載)

・ 伊藤市長の答弁
  「先般も要請書なる文書が上がって参りました。特別委員会、議会に対して、この人たちがこの要請書を出したか
 どうか私は確認をしておりませんが、当然上がったものとしての一つの表現をする。一部分にやって一部分にはやら
 ないと、もしこういうことがあるとすれば、果たして市民の声を代表として言えたかどうか…(中略)…一つの強い
 表現として市民の皆さんにご理解をいただく〜(以下省略)」

◆ このことから、市民の意見を聞く機会は非常に少なく、4つの地域審議会の内2つの会長からの要望書があったにも
 かかわらず、計画を強行したと受け取れる。(会議録を見ると、共産党の質問には真摯に答える姿勢がないと感じる)

<平成23年12月定例議会>
○ 青野貴司議員の質問
  「新庁舎建設の基金として10億円が支出されている。現在地に約40億円の新庁舎を建設することが明らかになった。
 これは、市自身が住民の賛同を得る、また住民に対して理由を明らかにする、そういったことが非常に機会が少ない。
 賛否を問う応募に答えた人はわずかに39名。今、東予あるいは丹原地区での市民トークや、あるいは地域審議会でも
 こういった建設の在り方については重大な疑問が噴出しています。その中での基金の積み立てには異議を唱える。」

・ 伊藤市長の答弁:なし

◆ 6ヶ月経った後にも、市民への啓発に進展がないことがわかる。(相変わらず共産党の意見はスルー)

<平成24年6月定例議会>
○ 高橋章哲議員の質問
  「ある市民団体から「市民の融和のために・子孫により良い庁舎を」という文書が送付されてきた。
 こういう批判的というより感情的な意見が市民から出てくる背景には、政治的意図に加えて、市民への
 説明不足があるような気がしている。事業を進めながらでも全市的な合意形成の努力が必要と思うが、
 どのように取り組んでいかれるつもりか、聞かせていただきたい」

・ 徳増靖記庁舎建築担当部長の答弁
  「今回の予算の議決をいただいたら、事業実施について何らかの形で市民に知らせます。また、市民
 から地域での説明の要望があれば、出向いて説明を行いたいと考えております。」

◆ このことから、平成24年6月の時点になっても、議会と理事者・担当部長は「市民への説明不足」を
 認識していた。しかし説明がなされることはなく、その後、青野氏と塩出前小松町長らによる「直談判」
 となり、青野氏の市長選への出馬表明となる。

市議会の議事録を追ってみても、「市民への説明不足」は伊藤市長や議会関係者、市役所の建築関係者は
絶対に認識していた。ではなぜ、更なる市民への説明がなされなかったのでしょうか??