>>949 のつづき
ただし、その点に置いて合併の意味とは、すなわち地方公共団体の規模縮小で、行政区画単位としての市が拡大するのとは逆に向かう。
その際に、行政サービスの低下や、地理的条件等による住民間の行政サービスの不均衡が起きかねない事が合併前の懸念材料だったと思う。
今起きている行政サービスの地域格差がどれほどなのか自分には分からないが、
変化の後には余程でない限り、良いことより悪いことの方が目立つというのもあるし、
場合によっては妥協も必要で、余りに大ごとに捉えすぎるのも違うと思う。
「合併したから悪くなった」と考えるのは簡単だが、誰も「合併しなかったら、どんな悪いことが待っていただろう」とは考えない。
そして重要なのは、市町村合併は効率化・合理化の為だけではなく、
明治維新以降から続く中央集権構造の打破へと続く布石であるということだ。
そこにモチベーションを見出すべきなのに、合併だけが先行してしまった。
今日はここまで