秘書給与問題で代議士を辞職した辻元清美氏(42)が、来春JR大阪駅前に開校する
大阪市立大の社会人向け大学院「創造都市研究科」の教壇に立つことが決まった。
市民運動での実績や特定非営利活動促進法(NPO法)成立の舞台裏を知る経験を買われての
起用で、講義は一般にも公開される予定。
辞職以来沈黙を続けてきた辻元氏だが、久々に公の場で辻元節が聞けそうだ。
辻元氏は早稲田大在学中に客船で世界を回り国際交流を目指す「ピースボート」を設立し、
議員時代はNPO法の成立にも深くかかわっていた。
辞職後、大阪市立大の鍋島祥郎助教授(教育社会学)が「日本のNPOの草分け的な存在であり、
この分野にふさわしい。豊富な経験をぜひ院生に伝えてほしい」と打診し、辻元氏も快諾した。
教壇に立つのは「都市共生社会ワークショップ」の講義。
来年4月から7月までの間に計3回、ゲストスピーカーとして、
1人もしくはNPOで活躍する友人らと一緒に参加する予定。
市民運動で体験したことやNPO法の立法過程における市民の役割などを話し、
院生の質問に答える。学外者にも公開し、ホームページでも紹介する。
辻元氏は朝日新聞の取材に対し、「大学院での講義は初めてで国会質問より緊張しそうですが、
机上の空論ではなく、NPOと立法の府の体験に基づいた実践的な内容にしたい。
様々な立場の人たちと議論して勉強したい」とのコメントを寄せている。
[朝日新聞](15:32)
http://www.asahi.com/national/update/1126/026.html >この国は終わりですね