こんな記事

北中城村で起きた米兵による女子高校生ひき逃げ事件は、容疑者の身柄引き渡しをめぐって、再び日米地位協定の問題がクローズアップされている。
　一九九五年九月に起きた“不幸な事件”をきっかけに、地位協定は容疑者の身柄引き渡しで、一部「運用の改善」がなされた。「殺人または婦女暴行といった凶悪な犯罪の場合、起訴前の拘禁の移転についての要請に好意的考慮を払う」という内容である。
　しかし、今回のケースで米軍側は「起訴前に引き渡すケースに該当しない」とし、日本政府も「凶悪事件ではない」との認識だ。さらに「捜査に支障が出ていない。容疑者も犯行を認めており、証拠もある」（外務省）とし、起訴前の身柄引き渡しを求めない方針だ。
　凶悪事件とは、殺人、婦女暴行などを一つの目安とするが、これにとらわれず事件の態様、社会性などを考慮して、ケース・バイ・ケースで判断しなければならないものだと思う。
　一九九六年七月、長崎県佐世保市で米兵に女性がのどを切られて重傷を負った強盗殺人未遂事件では、日米両政府が起訴前の身柄引き渡しに合意した。
　今回のひき逃げ事件で、容疑者の海兵隊員は酒を飲んで運転し、同乗者に同僚米兵もいながら、被害者の救命活動をせずに逃走した。やはり悪質と言わざるを得ない。
　また、基地ある故の犯罪であり、県民は憲法で保障された「平和的生存権」を日常的に脅かされていることになる。
　この地位協定が県民生活に重くのしかかっているのとは裏腹に、容疑者の米兵にとって、基地は今なお“駆け込み寺”的存在である。起訴されるまでは、いわば犯人の身内（米軍）が身柄を預かることになり、これまでたびたび、事件解決の妨げとなってきた。
　何よりも、その地位協定そのものは、復帰前、県民の預かり知らぬところで日米間で締結された。安保条約とともに、一方的に押し付けられたものである。それだけでも不条理に違いないが、その上、協定のもたらす弊害まで被っているのが沖縄の現状である。
　日本政府としては、外国軍隊の駐留を「ゲスト」として認めている以上、相手側の権利（地位協定）を認めるのは当然と言うかもしれない。だが、多くの県民からすれば、そのゲストは「招かれざる客」であり、時として狼藉（ろうぜき）を働きながら、五十年余も居座り続けているのである。
　今回の事件は、地位協定の一部を「運用の改善」だけで済ましたところに問題の根源がある。交通事故に限らず、すべての米兵犯罪は、地位協定の「抜本的改正」をしない限り、今後も絶えることがないだろう。
　日本政府は、米軍優位の不平等な地位協定の改正に、毅然（きぜん）とした態度で臨むべきである。

米兵によるひき逃げ事故の発生から一週間。書類送検、そして起訴と事件処理は異例の速さで進んだが、被害に遭った女子高校生（１８）は今も意識不明の状態が続いている。病院には家族や親戚、友人が夜遅くまで詰め、高校生の回復を祈りながら千羽づるを折っている。
　被害に遭った高校生の父親（４７）は起訴前の身柄の引き渡しが実現しなかったことに対し「二つの法律が存在していることに問題がある。沖縄では米兵は何をやっても許されるのか」と悔しさがにじんだ。
　また「地位協定がどうのこうのと持ちだす以前に人間と人間の問題としてとらえられるべき事件じゃないか。もし、容疑者に本当につぐないたいという気持ちがあるのなら、自ら日本の法律に従ってほしい」と堅い表情で話した。
　両親は「何年かかっても元の状態になる努力をしたい」と娘の回復を願っている。
　一方で北中城村議会に続き十二日には沖縄市議会も抗議決議を裁決するなど、県内では「通常の事件と同様に身柄を確保して逮捕すべきだ」と依然怒りの声が収まっていない。
　沖縄平和運動センターの仲宗根義一事務局長は「米兵は飲酒運転で女子高生をはね、逃走しており、人間として許せない犯罪。逮捕するのが当然だ」と憤る。政府が米兵の身柄引き渡しに消極的だったことに対しては「政府は県民の痛みを分かっていない。もっと誠実に対応すべきだ」と、怒りをあらわにした。
　事故が起きた北中城村の喜屋武馨村長は「地元の住民が生命の危機にさらされている今回の事件は、逮捕が必要な重大な事案だ」と話す。「再発防止のためにも日米両政府は地位協定の運用についてもう一度きちんと協議してほしい」と訴えた。

北中城村の国道３３０号で七日発生した米兵による女子高校生ひき逃げ事件で、那覇地検は十三日午後四時前、業務上過失傷害と道交法違反（ひき逃げ、酒気帯び運転）で在沖米海兵隊伍長ランデル・エスクリッジ被告（２３）を起訴した。同被告の身柄は同日午後六時前、那覇地裁が勾（こう）留状を執行したのに伴い日本側に移り、那覇拘置所に収監された。書類送検から約二十八時間という異例の早さの事件処理となった。起訴後は法廷の場に移り、捜査機関による取り調べは行われない。
　起訴状などによると、乗用車を酒気帯びで運転していた同被告は、ミニバイクの被害者をひき逃げした後、キャンプ瑞慶覧のゲート前で米海兵隊の憲兵隊に拘束された。被害者は、依然、意識不明の重体が続いている。
　事件は、一九九五年十月の日米地位協定運用見直し後、県内初の起訴前の身柄引き渡しとなるか注目が集まっていた。県警は「米軍の協力もあり予想以上に捜査が早く進んだ」として、十二日に同被告を書類送検。身柄は見直し前と同じく起訴後に日本側に移された。
　書類送検の翌日の起訴というスピード処理について、那覇地検の南野聡次席検事は「所要の捜査がきちんと終了したため」とコメントした。
　県内では日米地位協定を根拠に米軍が身柄引き渡しを拒否したことに対し、北中城村議会の臨時議会をはじめ、沖縄、宜野湾、名護市議会が抗議決議を可決、早急な引き渡しを求めるなど批判が高まっていた。迅速な処理の背景には、このような県民の声を早急に沈静化させたいとの政府の思惑があったとみられる。
　政府は起訴前の身柄引き渡しには消極的だった。起訴について野中広務官房長官は同日の記者会見で「被疑者、米軍当局者も事件捜査に積極的に協力した」との認識を示し、「今回の事犯をもって日米合同委員会の問題に関連して事態処理しなければならないとは現在考えていない」と従来の見解を繰り返した。

北中城村比嘉の国道３３０号で七日、ミニバイクを運転中に米海兵隊員の乗用車に追突され、意識不明の重体になっていた宜野湾市喜友名一ノ一ノ一三、北中城高校三年上間悠希さん（１８）が十四日午後十時すぎ、入院先の沖縄市内の病院で死亡した。
　上間さんは七日午前四時三十分ごろ、北中城村の国道を沖縄市胡屋方面から普天間方面向けミニバイクで進行中、在沖米海兵隊のランデル・エスクリッジ伍長（２３）の運転する乗用車に後ろから衝突され、意識不明の重体が続いていた。
　県警は七日、米兵の身柄引き渡しを求め、米軍側に対し逮捕同意を請求。米軍側が日米地位協定を根拠に拒否したことから、県や地元の北中城村議会、平和団体などが早期の身柄引き渡しを求めるなど批判が高まっていた。
　県警は米兵から任意で事情聴取を進め、十二日に身柄不拘束のまま那覇地検に書類送検。翌十三日には異例のスピード起訴となった。同被告の身柄は那覇地裁の勾（こう）留状執行に伴い、日本側に移った。

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読めば判るけど・・・なんかさぁ、きな臭いなぁぁ
まずあなた自身が主体のある事書いてくれないと・・・・
勿論この記事呼んで、腹のたたない人は普通の神経じゃないよ・・・
あなたどんな感想をまってるの？
コピペだけじゃコメントのしようがない。
これじゃさぁ　良く言えばジャッカルで、悪く言えばハイエナだよ。

訂正
＞勿論この記事呼んで、腹のたたない人は普通の神経じゃないよ・・・
　勿論この記事読んで、腹のたたない人は普通の神経じゃないよ・・・

自分の事、宣伝する気ないし、なんて言われても構わない。ただ、無神経で沖縄の人間を軽視する事が許せないだけです。読んでる皆さんは知識あると思うから、いいかげんな発言はしないと思うけどね。

＞＞１

読みにくいっす。。。

適当なところで改行入れてください

うぜぇっ！

だれがこんなスレよむんだっ

読めないんでしょ・・字が

つか・・・適宜改行して読みやすくね。
ただでさえモニタ上の文章は読むのめんどいんだから。

＿(≧∇≦)ノ彡★ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ！！ ぎゃははは　ここ１０年以内に何か起こるかもよ。。沖縄はもとより
近隣にも信用のない日本政府は、にっちもさっちも行かなくなるだろうな。今度の選挙で悪が勝つなら
お先真っ暗だよ。絶対に悪には投票するなよ沖縄県民。世界中の笑わい者になるぞ。