大手商業施設デベロッパー、ダイヤモンドシティが北九州市小倉南区での大型ショッピ
ングセンター(SC)建設計画をまとめ、地元地権者らとともに同市に対し開発を許可す
るよう求める陳情書をこのほど提出した。建設予定地は市街化調整区域の農地が中心で、
市は「大型商業施設の建設は認められない」(建築都市局)としている。
計画によると、予定地は九州自動車道小倉東インターチェンジに近い長野・津田地区の
約22万平方メートル。2階建て延べ床面積約10万平方メートルの建物に核テナントの大型
店と専門店、レストランなど計約200店が入る。開業目標は2007年で、実現すれば6月に福
岡県粕屋町に開業した大型SC「ダイヤモンドシティ・ルクル」に匹敵する規模になる。
陳情書はダイヤモンドシティと地権者のまとめ役である北九東部農業協同組合、地権者の
会(90人弱)が連名で、「(優れた立地条件など)地域の特性を最大限に活(い)かした持
続可能な都市的土地利用を行うことが、地区の宿命」などと、開発の許可を求めた。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20040730c6c3002p30.html