公費視察と称してタイに買春観光旅行に埼玉県議6人
埼玉県議会の海外視察に参加した6人の県議がタイ・バンコクで現地女性の接待を受ける
クラブに行き、うち1人はホテルまで店の女性を連れ帰っていたことが13日、分かった。
6人のうち3人は事実関係を認めたうえで、「カラオケを歌いに行っただけ」などと釈明して
いる。しかし、市民から買春の疑いを指摘する声が上がっており、議会内で真相究明を
求める動きが出ている。
6人は自民県議5人、無所属県議1人。「産業防災アジア行政視察団」の名称で、11月
12日に出国し、ベトナム、カンボジア、タイなどを訪問して同20日に帰国した。バンコクに
滞在した際、チャーターバスでクラブに入店した。
入店後の模様は日本テレビの「報道特捜プロジェクト」で13日に放送された。この中で、
6人の県議がひな壇に並ぶ女性の中からそれぞれ1人を指名して男女2人ずつで別室に
移る様子や、1人の女性を宿泊先に連れて帰る県議の姿が映し出された。県議のうち
3人は毎日新聞の取材に「別室では一緒にカラオケを歌っただけ」「ホテルの廊下でみや
げを渡しただけ」と買春疑惑を否定した。
県議会事務局によると、視察には総額530万円の公費が支出されたが、議員らは「クラ
ブに行ったのは視察終了後。バスのチャーター代やカラオケ代などは、1人10万円ずつ
出し合ったプール金から支出した。公費は使っていない」と説明している。
バンコクの風俗情報を紹介するホームページによると、この種の店は「日本人クラブ」と
呼ばれ、日本語が通じるホステスを雇い、指名して一緒に話したり歌ったりできる。店に
よっては、その後、外に連れ出すこともできるシステムになっているという。
引用元:
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031214k0000m040044000c.html