北陸信越の冬の名物がまた一つなくなりました。残念です。
JR西日本は、関西圏から黒姫高原(上水内郡信濃町)周辺のスキー場へ行く客を対象にした列車
「シュプール号」の運行を今冬からとりやめる。利用者減が最大の理由。スキーヤーやスノーボー
ダーが新幹線や高速道を使うようになったほか、スキー離れも重なったとみられる。
ピーク時はJR3社が運行していただけに、スキー場関係者は残念がっている。
JR東日本、東海、西日本の3社によると、シュプール号は国鉄時代の1986年に運行を開始。
首都圏や大阪、名古屋から県内や東北地方の主要スキー場の最寄り駅へ向かい、バスに接続して
効率よくゲレンデに行ける、と人気を集めた。
JR東では93年度に29万人、JR西も92年度に35万人が利用したが、その後、減少傾向に。
各社は、新幹線開通や高速道整備で移動時間が短縮され、夜行が中心のシュプール号は敬遠されがち
になった―と分析する。
JR東は2000年度を最後にとりやめ、JR東海も01年度に廃止。最後に残ったJR西は05
年度、大阪―黒姫駅(信濃町)など70本を運行したが、乗客は約1万人にとどまった。
http://www.shinmai.co.jp/news/20061126/mm061126sha3022.htm