栃木県高根沢町ってどうよ Part16

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4がんばろう日本人!:2011/09/09(金) 23:01:50 ID:bFXU9iFQ
次期ごみ処理施設が高根沢町に決定

                高根沢町長 高 橋 克 法  

平成14年12月24日、今日は次期ごみ処理施設の候補町を決定するための4回目の
会議である。この会議の座長である私は、氏家町松島行政区、喜連川町小入行政区、
および早乙女行政区の皆さんとの協定書に基づく、「次期ごみ処理施設の候補町は
12月31日までに決定する」という「約束」を実行させなければならない立場にある。
会議において各首長に対し、前回までの議論を踏まえてどこの町が相応しいか、
意見を求めたところ、各首長とも宇大の研究報告を参考として、高根沢町にお願い
できないかというものであった。 
今回の立地決定受け入れにあたっては、こんな思いが私の心を支配していた。それは、
ごみ処理施設が物理的・心理的に「迷惑施設」であり続けるかぎり、施設の耐用年数が
来るたび毎に、迷惑施設の押し付け合いという大人の醜い姿を子共たちの前にさらす
ことになる。 
いくらキレイ事を並べても心の底では、「絶対に必要なものだけれども、自分のところは
ダメ。そんな重荷は誰かが背負えばいい。重いものと軽いものがあったら、軽いものを
率先して持つことが大人の世渡り」という姿である。 
そんなことを将来繰り返すことが分かりきっているのであれば、今を生きる大人として、
私たちの代に私たちの責任で解決しなければならないのではないか。ばい塵、臭気、
ダイオキシンといった負の部分は、科学技術によって解決されつつある。であれば、
醜い悲劇の連鎖は、ここで断ち切ることが、子共たちに対する義務なのではないか。  
幸いなことに、次期候補地選定にあたり宇都宮大学との共同研究結果の報告書の根底にも、
同じ考え方が流れていた。そして、その考え方を実現できるのは、この高根沢町と
高根沢町民しかないのだとも言っているように思えた。
http://www.city.yaita.tochigi.jp/html/wadai/wadai29news/newsletter03.03.htm