笠間市職員が市内の納入業者主催のゴルフコンペ

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1名無し番長
茨城県笠間市職員が市内の納入業者主催のゴルフコンペに平日、大人数で参加していた問題で、事実関係を調査していた同市は12日、ホームページ(HP)上で職員28人がコンペに参加していたとする調査結果を公表した。防衛専門商社「山田洋行」をめぐる不正支出事件でのゴルフ接待が問題になる中、職員による軽率な行動に慎重な姿勢が求められており、山口伸樹市長も「市民に誤解を招かないよう努めます」とする異例のコメントを発表した。

 この問題は、今月2日、市内のゴルフ場で、同市の納入業者が主催するゴルフコンペに参加した80人のうち3分の1以上の28人が市職員だったというもの。市議会議長ら議会関係者も参加していた。

 同市の調査によると、参加した職員のうち、部長クラスが2人、課長クラスが4人で、同一所属からの参加は3人が1課、2人が3課、それ以外は1人だった。全員が所属長に対し、コンペ参加前に休暇申請をして承認されており、市では「事務に支障はなかった」としている。

 また、ゴルフのプレー費1人3000円、参加賞などのコンペ費用(8000〜1万円)も個人で負担したとしている。主催した業者は年間数十万円を市に納入しており、「第1回ゴルフコンペ」として開いた。

 ただ、平日に幹部を含む大勢の職員が、ゴルフのために休みを取るという実態に、市民から「それでいいのか」といった抗議が寄せられていた。

 山口市長は12日の三役部長会議で、「市民に心配をかけないように慎むべきだ」と注意を喚起。加えて、全職員に対して「市民の目線に立った行動をするように」と通知した。

 HP上で山口市長は「市では従来より職員に対し民間事業者との飲食を伴う懇親会などへの参加については慎重に行うことや、贈答品は一切受け取らないなどの徹底を図っており、今回の件については十分注意を促したところです」とのコメントを掲載した。