■■■■■■日立電鉄!■■■■■■

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162まちこさん:2006/04/02(日) 16:32:29 ID:msirMoJc [ 218.33.221.28.eo.eaccess.ne.jp ]
日立電鉄廃線から1年
2006/04/02(日) 茨城新聞

 日立市と常陸太田市を結んだローカル線、日立電鉄線は一日、廃線になり一年が経過した。踏み
切りはなくなり、線路や枕木のほとんどが撤去され、今ではホームや駅舎だけが残された。鉄道に
替わり、グループ会社が路線バスを走らせるが、定期券利用者は電車の三割程度。通勤者はマイ
カーに乗り換え、通学者は親の送迎が増えた。だが、懸念された中学生の高校選択の幅は、ほとん
ど変わらない。鉄道廃止の影響を振り返った。(日立支社・蛭田 稔)

 ■定期利用者激減
 代替バスを運行する日立電鉄交通サービスによると、太田駅−大甕みか駅などの定期券利用者
は、二〇〇四年四月の日立電鉄線は通学五百三十二人、通勤七百人だったが、廃止直後の〇五
年四月のバスは通学二百八十六人、通勤七十人。通勤利用者が激減した。時刻表通りに発着する
電車の定時制に比べ、交通渋滞などに左右されるバス運行の不安定さが原因のようだ。
 だが、太田駅−大甕駅間は、朝のノンストップ急行バスでは電車に比べ数分しか遅れない。電鉄
線が単線でホームの待ち時間があったためで、数分違いが浸透した結果、昨年九月の調査では通
勤は九十人に増えた。通学は二百三十人に減少したが、関係者は「電鉄線時代も秋は通学定期が
減る。自転車に乗り換える」と話す。

 ■高校進学変わらず
 「廃止の影響はほとんどないと判断している」。常陸太田市教委は、中学生の日立市方面への高
校進学状況を語った。同市の中学生が日立市や高萩市など県北臨海部に進学したのは二〇〇三
年度九十四人、〇四年度八十一人、〇五年度は百七人。
 大甕駅に近い茨城キリスト教高は常陸太田市からの志願者、入学者ともここ数年、大きな変化は
ない。棚辺啓一事務長は「水戸方面に流れるかと思っていたが、変わらなかった」と話す。例年六、
七人の入学者がいた旧鮎川駅近くの多賀高は廃止となった昨年、入学者はゼロだったが、今年は
数人が入学する。根本聡教頭は「太田からの入学者は毎年、多くない」と話す。
 電鉄線廃止が、受験生に影響が少ない理由に関し、常陸太田市の高校関係者は「今は目的を持
って高校を選ぶ時代。多少、不便になっても、中学生は行きたい高校を受験する」と分析する。
 三年になる太田中出身で、日立一高に通学する石川陽香さん(17)は「両親は反対したが、英語教
育が充実しているので日立一に決めた」と話す。石川さんは廃線後、親の通勤と一緒にJR東海駅
まで送ってもらい、帰宅は大甕駅からバスを利用する。
 中には水郡線で水戸駅に出て、常磐線を使う高校生もいた。太田駅から大甕駅はバスが一カ月
一万三千円。JRは九千二百二十円。「経済的にも良く、水戸で予備校に通えるから便利」と話す。

 ■喜ぶ沿線住民
 電鉄線は日立市久慈町、大和田町になると、住宅近くを走っていた。自宅のすぐ裏が線路、踏み
切りだった久慈町の渡辺キミ子さん(81)は「五十年以上、電車と踏切の音がうるさかった。やっと静
かになった」と喜ぶ。
 自宅敷地を高架線で分断された大和田町の宇須井一行さん(70)は「七十七年間、騒音を出して
いたのが、やっとなくなった」と話すが、手放しでは喜んでいない。まだ、敷地に高さ四bの巨大な
コンクリート橋脚七基や線路が残る。
 日立電鉄は今月中にも住民説明会を開催。十月にも高架線を撤去する計画などを報告する。
まだ、電鉄線には課題が残る。

ttp://www.ibaraki-np.co.jp/main/daily01.htm

>太田駅−大甕駅間は、朝のノンストップ急行バスでは電車に比べ数分しか遅れない。
>高校進学変わらず
>喜ぶ沿線住民

廃止前に騒いでた人がいた割に、ほとんど影響なかったみたいですね。