民主党 水島広子

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1Peace
「非武装中立が理想」 
http://www.mizu.cx/opinion/op006.html
「武力で抵抗するのと、無抵抗で降伏するのと、どちらが犠牲が少ないかを
検証すべき」という私の意見に対して、賛同と励ましのお便りに混じって、
「降伏するのは腰抜けだ」「降伏したら家族が守れない」「降伏した国が
過去にどうなったか勉強したことがあるのか」などの批判が寄せられました。
でも、本当にそれが「腰抜け」「家族が守れない」態度なのでしょうか。
 国際関係はゲームではありません。常に、自分の国の尊厳を守り安全を
考えていくべき政治家は、観念論を述べている余裕はなく、その時その時で、
厳しい選択を迫られます。「戦うのと戦わないのとどちらが国を守れるのか?」
を考えるのは腰抜けどころが非常に勇気のいる選択であり、高度な戦略と
言えます。例えば、日本は太平洋戦争を「無条件降伏」という形で終結させました。
遅すぎたとはいえ、あの降伏の判断は適切であり、それが「腰抜け」だとは
思いません。あのまま武力による抵抗を続けていても神風が吹くという保証は
ありません。降伏した結果、日本は守られましたが、あのまま抵抗を続けて
いたら、日本はどうなっていたか分かりません。