平塚スレッド95

遺体はストーカー被害の７２歳女性か、「結婚したい」と迫られる


　警察にストーカー被害を訴えていた７２歳の女性とみられる遺体が見つかった殺人事件。女性は「結婚したい」「一緒に死にたい」などと繰り返し男に迫られていたことが関係者の話で分かりました。

　正月の静けさを打ち消す消防の消火活動。鳥取県米子市で２日未明に発生した火災によって長屋の１世帯が全焼。焼け跡から、この家に住む角好江さん（７２）とみられる女性の遺体が見つかりました。

　「車がないから（家の中に）いないと思った。他の場所に止まっていた。（車は）ズドンと頭から止めてあった。 そんな人じゃない。（普段は）きちんと止める人」（近所の住民）

　女性は火災で死亡したわけではありませんでした。その後の調べで、何者かに殺害されていたことがわかったのです。司法解剖の結果、遺体には窒息死特有の痕跡があったほか、左右のろっ骨が折れ、顔や腹部に皮下出血がありました。夫と２人暮らしだった好江さん。しかし、出火当時、夫は高齢者福祉施設にいて不在でした。一体、何が・・・。

　好江さんは、顔見知りの男が無言電話や待ち伏せなどストーカー行為を繰り返していると、おととし１１月から去年７月までの間に９回にわたって警察に相談。警察が２回、この男に警告していました。親戚は、好江さんのめいからこんな話を聞いたといいます。

　「『結婚したい』『一緒に死にたい』と言われたことがあると漏らしていたと。（Ｑ．一方的に好江さんに好意を抱いていた？）そうみたいですね」（好江さんの親戚）

　全体的に増加傾向にあるストーカー被害。中でも高齢者が被害者、あるいは加害者になる割合が１０年前と比較して急増しています。被害者がおよそ３．６倍、加害者に関してはおよそ３．９倍まで増加しました。こうした背景について専門家は・・・。

　「時間的な余裕ができたということと、極端に人間関係が少なくなったという孤独感。ふと人生を振り返ってみると、やり残していることが恋愛だったという感覚。こういったものが背景としてあるように感じます」（ストーカー被害者を支援する 小早川明子氏）

　好江さんの家には現金２０万円が入った袋が残されていました。警察は、ストーカー被害との関連性について慎重に調べを進めています。（06日18:03）