「場所もムードも好き。すごい楽しみ」。元ユニコーンの
中心メンバーで、PUFFYの“生みの親”としても知られる奥田。
ソロデビュー10周年を記念して歴史に残るライブをぶちあげた。
「ひとり股旅」と題したライブは、10月30日に開催。
場所は「広島と言えばやっぱりココ」と本人が発案して
広島市民球場になった。しかし同球場は昭和32年に完成して以来、
近隣住民への配慮から、ライブ開催は一度もナシ。このため奥田は
「バンド編成にはしないから」と球場に直訴、実現にこぎつけた。
奥田は、グラウンド中央(2塁とピッチャーマウンドの間付近)に陣取り、
ギター1本で弾き語りする形式。客席はスタンド席
(内野と外野の一部)のみの2万人動員予定で、同市最大会場の
グリーンアリーナ(7000人)を超えて広島最大ライブに。
スピーカーは通すが、すでに本人が本番と同じ状況で
リハーサルを行い、音量をクリア。「言い出したのはボクだし、
貴重な体験になる」とやる気まんまんだ。
開催まであと8カ月半余だが、それまでの間もしっかりPR。
ライブ告知看板を今季開幕から右翼スタンド最上段に設け、
ホームランを当てた広島の選手に対し、本人からポケットマネーで
10万円が渡される。
歌手が球場に看板を設置するのは極めて異例。
ただ、他球団の選手が当てた場合の報償は「未定」。
右翼側のため“左の大砲”を警戒し、「ペタジーニとか金本が
当てたら罰金じゃ」とか。
奥田は4月下旬に10周年記念シングルを発売し、
5月中旬から全国9カ所14公演のツアーを開始。
秋に記念アルバムを発売し、球場ライブにつなげる。
「ペナントレース後なので、カープが優勝して日本シリーズが
終わってとの予測です」と広島Vとともに歓喜のライブに
するつもりだ。
http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20040212080505/Sanspo_EN_120040212020.html