http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070608-00000068-bark-musi 世界先行配信! 麻薬乱用防止キャンペーンソング「ギーター」
6月8日16時53分配信 BARKS
世界的な問題として、薬物の乱用がある。
近年では、特に発展途上国の貧困層が、生活苦から薬物に手を染め、売買資金を得るために幼児売春や人身売買、そしてエイズの蔓延につながるといったケースが増えている。
結局、大人の都合で被害を蒙るのは、何の罪もない子供なのだ。
財団法人麻薬覚せい剤乱用防止センターが主催する<薬物乱用防止全国大会>が6月8日に行なわれる。
同イベントには、今回もイメージキャラクターを務める松浦亜弥や、キャンペーンソング「ギーター」を歌う谷村新司が登場。
安倍なつみのライヴイベントも行なわれる。
さて、その麻薬乱用防止キャンペーンソング「ギーター」が、ヤマハの MySound で世界に先駆けて本日から配信される。
この曲は、
薬物乱用によってココロを失てしまう子供達をその魔の手から守る為に谷村が創作した
( ⇒ 谷村新司からのメッセージ<「ギーター」への想い>全文はこちら!→www.barks.jp/news/?id=1000032079)。
なお、
麻薬・覚せい剤乱用防止センターでは、UNODC(国連麻薬犯罪事務所)の支援を受けて、アジアの若手アーティストによって「ギーター」がアジアから世界へと広がっていく活動を行なっていく。
さらに、このキャンペーンソングの売上は「国連谷村ファンド」の設立を通じて、発展途上国の薬物乱用防止の活動の支援のために使われる予定。
つまり、楽曲をダウンロードすることで、全世界で蔓延している薬物乱用を防止するための支援につながる。
音楽に力があるかどうかは、個人の経験や価値観によって意見がわかれるところだろう。
しかし、確実に言えることがある。
“音楽は国境を越える”
谷村新司が込めた想い(www.barks.jp/news/?id=1000032079)も、音楽という世界共通の言語を通して国境を越えるはず。
そして、その想いに共感した人の気持ちが、罪のない子供たちを救うための大きな第一歩となり、そして力となる。
>>275 www.barks.jp/news/?id=1000032079
世界先行配信! 麻薬乱用防止キャンペーンソング「ギーター」 〜谷村新司からのメッセージ〜
<「ギーター」への想い>
今 世界は確実に「モノの時代」から「ココロの時代」へと移り始めています。
モノや数字にとらわれた大人達が子供達のココロを閉ざさせてしまっているような気がしてなりません。
「道徳心」と大人達が言葉で言うよりも大人達がその行動で示していく時だと思います。
社会の中で、ココロを閉ざした大人達に囲まれて悩み、苦しんでいる子供達は我々の未来の姿そのものです。
歌を創り、唄い続けてきて、今感じることは、音楽には人のココロを開く力があるということです。
音楽や歌に包まれている時、人は皆 自然にココロを開き、いとも簡単に国境を越えていくことが出来るのです。
父や母が唄ってくれる子守唄に包まれたなら、子供達のココロは決して閉じてしまったりはしないでしょう。
私利私欲をすてて我々の地球の未来である子供達の為に我々が今出来ること・・・それは父や母を感じる事の出来る「子守唄」を創って歌う事だと感じました。
そして、この度、薬物乱用によってココロを失ってしまう子供達をその魔の手から守る為に「ギーター」という歌を創りました。
「ギーター」とは、古代インドの大叙事詩「マハーバーラタ」の中の第6巻「ビーシュマ巻」に収められている18章よりなる詩篇の中に出てくる言葉で「神の歌」とも呼ばれています。
モノからココロへと今本当に大切な事をこの作品の中に込めました。
日本人である我々が伝えられてきた「ココロの教え」である「清々しさ」「明るさ」「美しさ」をこの日本から「歌」にのせてアジアや世界の子供達のココロに届けられる事は我々にとっても何よりの歓びです。
2007年5月21日
谷村新司