男性歌手と娘。が絡むパロディ小説書きます。

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31ピストル
(ちょいと脅そーとしただけなんだが・・・この俺が2度も女にやられるとは・・・信じられねー。
ったくだせー事になっちまったぜ。だからって女とマジで喧嘩するってのもなー。)
長瀬はそう思いながら歩いていた。すると
「てめーかよ、長瀬ってのは」校内の先輩の不良が絡んできた。

ここは校舎の隅っこ。
「やめませんか先輩。こうゆーの。別に俺この学校シメよーとか思ってねーし」
「なんだってこのやろー。やる気になったら出来んのか」
「なめてっとぶち殺すぞ。悪趣味ヘアースタイルのボケが」
「・・・・・・・何で俺が黒い服が好きか分かるかい?」長瀬はそう言うと上着を脱いで金網のところにかけた。
そして長瀬は続ける。
「血が目立たねーからだよ。もちろん俺の血じゃねーぜ」
「なんだよそりゃ。長瀬。俺たちを脅してんのか」不良の1人が言い返した。だが先程に比べ勢いが無かった。
「ビビったんなら止めたほうがいーぜ。直感は大切ヨ」
「この野郎誰に口聞いてんだっー!」次の瞬間不良の1人が長瀬の頬にパンチをヒットさせた。
「なめんなよ。中坊ごときで」
次の瞬間長瀬は向き直りその男を殴り返した。男は倒れて静止した。
「先に手ぇ出したのお前等だぞ。そのへんよろしくな」
「このガキャー」残りの不良が一斉に殴り掛かった。長瀬も相手をまっすぐ見据えて掛かっていった。
32ピストル:02/05/14 16:01 ID:???
吉澤と安倍は教室の窓際に壁にもたれながらしゃべっていた。
「ちょっと中学ん時と違う反応だったね」
「まああの時はまだ子供だったしひとみちゃん男の子よりも強かったし。でもそれだけじゃないよ。
 だんだん女の魅力が上がってるのよ、あの悪魔さんひとみを女の子に変えた時言ってたじゃない。
 女の中の女だって」
「うわー。なつみなんか嫌いだー。どうせ俺は女だー」吉澤は安倍の言葉にショックを受けて走っていった。
33ピストル:02/05/14 16:42 ID:???
(女になっちまったもんはしょうがないとして6年前のあの日から開き直って生きてはみたけど・・・
 あの魔法ジジイも全然見つかんねーし本当に一生このまま女なら・・・なつみの言うとーり男だった事は忘れた方が・・・)
吉澤はそう決心しかけた時近くの茂みから長瀬が出てきた。
「ボケドモが・・・」かなり声は苦しそうだった。
(げっ、バカ男)吉澤は瞬時にそう思った。
そして長瀬は地面に倒れこんだ。
「・・・どした?大丈夫か?」長瀬は起き上がり
「何だてめー」
「うわっ」起き上がった長瀬の顔を見て驚いた。殴られたあとが無数に残っていたからだ。
「どこ行ったあのガキャー」
「逃がすんじゃねーぞ。3年のメンツがかかってんだー」さっき長瀬に絡んだ不良の声が聞こえた。
「ちっ。次から次へと。行けよ・・・。テメーの順番は後にしといてやる・・・よ」
長瀬がそう言ったが吉澤はなかなか動かず長瀬を見ていた。
「なんだよ」長瀬が聞いたが吉澤は手を出した。
「こっちだ!!」吉澤は長瀬の腕を絡めて走り出した。
「うおっ」長瀬はただ驚くだけだった。
しかし長瀬はいきなりでバランスが取れなかった。
「何やってんだ!!しっかり歩けよ!!」
そして二人は校庭の裏のトイレの脇のドラム缶の陰に隠れていた。
34名無し募集中。。。:02/05/14 16:44 ID:???
創作欲は外野の意見さえなどもろともせず……


って創作じゃねえやこれ!
35ピストル:02/05/14 16:56 ID:???
「どこだー」
「長瀬ー」
「出て来いこらー」不良達は長瀬を探していた。

(何だ。この女はなんで・・・)長瀬は不思議そうに吉澤を見ていた。
「何人居たんだ?」
「えっ」
「敵だよ。たくさん居たんだろ。高校生にもなって番長ごっこってのも、バカだね男ってのも」
そして吉澤はティッシュを丸めて長瀬に渡した。
「ハイ。入れときな。シャツが血だらけになるよ。ここに隠れてりゃそのうち諦めるよ。ちょっと待ってよーと」
長瀬は吉澤の横顔を見つめていた。
「お前怖くねーのか。俺のこと?」
「何で?」
「いや・・・だってお前、俺に恨みかった覚えねーのか」
「ああ、あれかー。細けーこときにすんなよ、ティッシュやったろ。チャラだよチャラアハハハ」
(なんないかな。やっぱ)吉澤はうつむきながらそう思った。
「男みてーなやつだな。お前」
「本当か!?」吉澤は本当にうれしそーな顔で答えた。
(ウワッ)長瀬はその顔に惚れたようだった。
長瀬はそっと吉澤の肩をつかんだ。そして吉澤の唇にキスをしよーとした。
「うわっ。うわわわ!!何すんだよテメー!!」吉澤は必死で抵抗したがすでに長瀬の顔は近くに来ていた。
が、次の瞬間。コンクリートのブロックが長瀬の右頬に直撃して長瀬は気を失った。
「ひとみちゃんに何すんのよー。このケダモノー」そう投げたのは安倍だった。そして吉澤の前に立って長瀬を怒った。
「なんだなんだなんだー」吉澤はただ混乱していた。
36ピストル:02/05/14 17:09 ID:???
「オーヨシヨシ」安倍は吉澤の慰めていた。
「怖いよ怖いよ男怖いよー脳がどーかしてるよー」
「だから男は怖いって言ったじゃないの」安倍はやさしく吉澤を抱きしめている。
「チューしよーとしたよ〜」吉澤の声はかなり震えていた。

「どーしたんだいひとみさ・・・」
「うわー!!」剛が落ち込んでいる吉澤を見て声をかけようとしたがあっさり蹴り飛ばされた。
「やられキャラかしら」安倍はあっさりと言った。
「っていきなり何すんのよ!!」安倍は驚いて聞いた。
「だって男だぞ。また突然脈絡なく襲ってくるかもしんないじゃんか。男だぞ。男!!」
(ウーンと・・・男を恐れるのはいいとして、これはちょっとうまくないわね)安倍は考えていた。
「なあ、俺ってもし今でも男に戻ったら、なつみにあんなことしよーとすんのか。」
「そっ、それは分かんないけど・・・かもしんないわよ」いきなりの吉澤の質問に安倍は顔を赤くしながら答えた。
吉澤は自分は安倍に迫る光景を想像した。

「ひとみくんやめて、嫌だってばー」
「うるせー大人しくしてろー」
「キャー」

それを想像して吉澤は顔が青くなった。
「ウワッ。怖ぇー。男怖ぇー、なんて奴なんだ男ってのは!女子高に転校しなくっちゃ!!」
「ちょっと、あの人1人でそこまで決め付けないほうがいいわよー」