ヲタを分析スレッド

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le sport francais紙(仏)、6/14付の記事より(1)

フランスにとって、6/11日以降、CM(ワールドカップ)は、
遠い国の一球技大会に過ぎなくなってしまったが、
韓国、日本は今日予選リーグの最終戦を迎え、
その興奮は頂点に達している。

しかし、多くのフランス人にとって区別のつかない両国の間には、
ことサッカーに関するかぎり、大きな差が歴然と存在するようだ。
これは、韓国からそのまま日本に来るとよく分かる。

le sport francais紙(仏)、6/14付の記事より(2)

第一にワールドカップに対する取り組み方である。
韓国ではほとんどの試合がサッカー専用スタジアムで行われる。
しかし、日本人が作ったスタジアムは、ただの"仮サッカー場"に過ぎない。
これらの正式な用途は、野球であり、陸上競技なのだ。
日本では、観客はまるで動物園で動物を見るようにサッカーを観戦させられる。

第二に、チーム強化の姿勢である。韓国が託したのはオランダの名将ヒディング。
その輝かしい戦歴から、ヨーロッパでは誰もがうなずき、うらやましがる選択だ。
これに対して、日本人が4年前になした選択はフランス人でさえほとんど知らない
フランス人・トルシエ。ベルギー、ロシアと何とか敗戦は免れているものの、
その試合内容は韓国の充実したそれと比べて、いかにも貧弱だ。
 

le sport francais紙(仏)、6/14付の記事より(3)

こうした違いは、両国のサッカーに対する歴史の差に起因するものだろう。
韓国は戦後長い間サッカー・アジアトップの座を譲らなかった。
老若男女がサッカーに狂喜する姿は、
ヨーロッパのサッカーの伝統に身を晒してきたものにとって、見慣れた光景だ。
しかし、日本ではそうではない。日本でサッカーの試合を熱心に観るのは、
若者の一部に過ぎない。中高年以上の日本人にとってスポーツとは野球と相撲であり、
サッカーはなにやら落ち着きのない、下品な"球蹴り"に過ぎないのだ。

ワールドカップがどのように終わるにしろ、
その後の両国の歩みはそれぞれ全く異なるものになるだろう。
専用スタジアムでは間違いなくサッカーの試合が行われるが、
陸上競技場では陸上競技が行われるに過ぎないからだ。
日本人は、ワールドカップの熱狂が去れば、
動きの鈍い大男達がおよそテレビ向きでない小さな玉を細い棒で打ち返すさまを、
テレビで喜々として眺める日常に戻るのだ