食事会に出てくる料理はそれはそれは豪華なもので、
今まで食べたことのない料理がたくさん出ていた。
具体的に料理名をここに挙げれればいいのだが、
亜弥は本当に食べたことがなかったので
当然その料理の名前を知らなかったので
ここにそれを挙げることはできない。残念。
とにかくそれらの料理はたいへん美味であったと
亜弥はいつまでも記憶することになる。
周りのハローのメンバーたちが、がやがやペチャクチャ
しゃべりながら食事をしているのを尻目に見ながら亜弥は、
パパママに言いつけられたように楚々と食事を楽しんでいた。
メンバーたちのしている話題はというと、
歌や今後のコンセプトに関することが5%(主に石川)
恋愛についてのことが10%(主に保田)
残りの85%が今まさに食べている料理についてで、
うんめぇ〜!
とか
おいしぃひぃ〜〜
とか盛りのついた猫のような悲鳴をあげながらしゃべっていた。
このような騒ぎの中でも亜弥は、テーブルの端で紺野が漏らした
言葉を聞き逃さなかった。
「あ〜ぁ、ローソンの塩豚カルビ焼きそばが食べたいな」