亜弥 日記

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628名無し募集中。。。
重苦しいほど重い空気が取り巻いている楽屋。
「はーい、みんな聞いてー」飯田さんが大声を張り上げた。
沈痛な面もちで俯いていたハロプロメンバー達は、暗い顔を上げ飯田さんに注目した。
「あんた達も知っての通り、高橋がやられた」
その言葉に、堰を切ったように泣きじゃくる者。体を震わせる者。涙をポロポロこぼす者。
口を開けたまま放心している者。その他の者も泣いたり叫んだり暴れたり壊れたりしていた。

「アンタたち静かにしなっ!」保田さんが一喝した。
飯田さんを真ん中にして右手に保田さん、左手に矢口さん、この三人が腕を組んで仁王立ちしていた。
「お前ぇらいつまでもキャンキャンキャンキャン泣いてんじゃねぇよ!」
矢口さんが叫んだ。でも、今は長袖Tシャツで隠してるけど、肩の怪我はまだ痛いはず。
大丈夫なのかな?心配。
「お前ぇらが普段チャラチャラしてっからオレらナメられてんだろーが、あ?」
矢口さんどんどんどんどん顔が真っ赤になってきた。破裂しそうだ。
「わかってんのか?おい!辻!加護!お前ぇらどーなんだよ!」
辻「いぃぃぃぃぃっ」
加護「やぁぁぁぁぁぁっ」
矢口「きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ」
辻加護「んきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
矢口辻加護「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
三人は組んずほぐれつ絡み合って暴れ始めた。

三人の事は放置して保田は飯田に話しかけた。
「ねえカオリ、カオリ何か言うことあるんでしょ」
振られた飯田は一つため息をつき一歩前に出た。
はぁ、組を一つにまとめるのはムズいなぁ、裕ちゃんはスゴかったんだなぁ。