亜弥　日記

「はい、お待たせしました。ＸＸです」
「あー、○○だけど」
「あ、○○さん。いつもお世話になっております」
「うむ。さっきウチのＣＭのオンエア見たんだけど」
「あ、どうでしたか？」
「ＣＭっちゅーのは商品の販売を促進させるもんだよな？」
「…はい、そうです」
「じゃ、あれは何だ？ウチの商品の名前、最後にチョロっとしか出てこんじゃないか」
「え？いや、あの」
「代わりに小娘が破廉恥な格好で踊っとるだけじゃないか。誰があんなのを許可したんだ？」
「○○さんがＯＫしたじゃないですか。撮影の時」
「え？まじ？そうだっけ？」
「そうですよ。そんで撮影終わってあの娘が挨拶に来たとき、○○さん
　『ん〜〜〜〜、良かった良かったよ。君、ウチの娘にならんか？ん？』　
　とか言ってたじゃないですか」
「ななな何を言ってるんだ君は」
「ホントですよ。あの時の○○さん、カナ〜リしつこかったですね〜」
「だってあの娘カワイかったんだもん、って何を言わすのかね、君は」
「私、○○さんがあんなになってるの、初めて見ましたよ」
「……ｺﾎﾝ、あー、君。このことは、ナイショに、ね。また今度も宜しく頼むよ」
「はい、こちらこそ、宜しくお願い致します」
「じゃ、またね」
「はい、失礼します」

人‘ ｡‘人　＜○○さん、今度は口紅とかお化粧品のＣＭ、ください。