自分でバトルストーリーを書いてみよう!!

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35さいはんきぼんぬ
>>31の続き。遅くなってスマソ。

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3番機を片付けて今グスタフ部隊に追いすがろうというこの敵は、脚の構造を持つ部分が機体の
前半に集中するという不思議な形態をしていた。
脚以外はひとかたまりで、いかにも装甲が堅そうだ。そして確かに砲とロケットポッドがある。
「ウイングリーダーよりホームベース。新型の敵に遭遇。重装甲大火力の地上型。増援願います。」
北の方の敵はどうだろう。
「リーダーより2番、映像を送る。そちらの敵もこいつだな!?」
『同じです。現在牽制中ですが、歯が立ちません!』
「撃破できなくてもいいから足を止めろ!」

非常にまずい事になった。
増援が来るまで(たぶん来ても間に合わないが)、残りの俺達2機でこの未知の敵機2機を相手に
戦わなければならん。
こちらの有利は速度だけで、振りきって逃げるのはもちろん容易だが、この際グスタフ部隊を置いて
逃げるわけには行かないのだ。
しかしこちらの武装では通用しそうにもない。ビーム砲の基部を狙って破壊できるかどうかだろう。
「2番、相手の武装を狙えるか」
『2番了解、敵の武装を狙います。こちらは南より地形が悪いので敵の動きも悪いようです。』
それはよかったな。楽観的なのはいい事だ。とっとと片付けてこっちを救援して欲しいよ。
無駄な皮肉を考えているとアラームが鳴った。下から中型ロケット。これは咄嗟にかわしたが、ちょっと
不思議な感じがした。

(敵機の右後部のロケットポッドの中身がこれなら、さっき3番を墜としたミサイルは一体どこにある?)

しかしそんな事で悩んでいる暇はなかった。
こっちの射線を巧妙にかわしつつ敵機は北上し、グスタフ隊との距離が徐々に詰まってきた。
敵の回避動作がやや直線的になった。チャンスだ。と思ったら・・・砲撃! しまった。
ほぼ同時にこちらのミサイルを直撃させる事が出来たが、目立ったダメージは与えていないようだ。
しかし射線はこれで逸れたのだと思う。
ビームの射線は今度はグスタフ2番機の牽引する貨物に命中。爆発はしないが燃え出した。
食料品だったようだ。火災の発生した荷台を切り離しグスタフは逃げる。急げよ。

射撃の効果が期待ハズレだったのか、こちらの敵はもう一直線にグスタフを追いかけ始めた。
しかしこちらが敵機左後部のビーム砲を狙える位置に着こうとすると、さすがに蛇行に入るのでなかなか
狙いが付けられない。第一プテラスはこんなにゆっくり飛ぶようには出来てないのだ。
ミサイルはあと一発。無駄には撃てない。
敵機と牽制し合いながら北上するうちに、もう一機の敵と2番がやりあってるのが見えはじめた。
連中は戦いながら徐々に南下してきたらしい。
向こうの戦いに気を取られてか、こっちの敵の動きが鈍くなったように・・・・さっきの射撃態勢か!

(続)すぐupします。