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エリック=コマス技術少尉:
「アロザウラー復活に賭けた男たち」
(地上の星Songby中島みゆき)
絶滅したかに思えた・・・・
倒れる妻
続々と投入される新鋭機
しかし、確かに息づいていた・・・
へリック共和国首都共和国軍本部、その地下発令所にエリック=コマス技術少尉は呼び出されていた。
仕官学校時代は、技術畑では並ぶ物のない生っ粋のゾイドフリークと呼ばれていた・・・・
クルーガー大佐「次期主力中型ゾイドを作れ」
当時共和国は帝国からの侵攻と圧倒的な中型ゾイドの不足に頭を悩ませていた・・・・
――中略――
エリック「そうだ!!子供の頃に見たあのゾイドを使えば良い」
彼の村には古代ゾイド人の遺跡があった・・・・そこが彼の城だった
それからが困難の始まりだった・・・・
――中略――
何度試しても息吹を吹き返す事はないかと思われた仮死状態のゾイドコア
もう数える事すら止めてしまった実験の最中・・・・少年と少女とゾイドが現れた
それが劇的な変化の兆しだった
息を吹き返したゾイドコア・・・プロジェクトチームは涙した
共和国非採用中型格闘ゾイド アロザウラー復活の瞬間である
(ヘッドライトテールライト)
格闘ゾイド アロザウラ―は共和国正式採用テストでは不採用の当て馬だった・・・・
しかし、現在のバトリング上での活躍を見ればそれが能力の不足ではない事は明白だった・・・・
現在も戦いつづけるアロザウラ―の子孫達を見つめながら・・・コマス退役技術准将はそっと涙をぬぐった