共和国軍がジェネシス世界に召喚されますた

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803独楽犬 ◆aDC37xH6dI
「見ろ!集結地だ!」
 俺は、思わず叫んだ。ゴジュラスが見えたからだ。青白く輝く衛星…そこから生まれる不安は、
仲間を見つけたことで吹き飛んだ。
「ん?」
その時、横の林からなにかが出てきた。
「わぁ!」
出てきたのは、大砲の代わりにクレーンを搭載し、全部にドーザを装着した工兵仕様カノントータスであった。
「バッツ少尉!」
「おぉ、すまんな」
技術将校バッツ少尉は、既に60代に突入した老兵だが、まだまだ元気そうである。
「あれは、ダブルソーダだ!」
 サリサが突然叫んだ。確かに空には、戦闘飛行ゾイド、ダブルソーダが飛んでいる。
 ウィンターズ大尉もこっちに気がついたようだ。彼の右腕であり、大尉と同じゴジュラス乗りのハレル少尉の機体が
やって来た。
「おい。なにをやっている!なんがあったんだ、バッツ少尉!」
「それがなぁ、突然、コンパスが狂って」
なにもかも、おかしいことだらけだ…

 そして、それは起こった…