自分でバトルストーリーを書いてみようVol.21

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272復讐は刃と共に ◆5QD88rLPDw
「動くな…動くとお前の姪の命が危うくなる。
俺の目的はラ・カン!あんただけだ。」
時は遙未来。更なる自然災害によりゾイドが発掘される時代。
世界はディガルド武国の席巻とそれに反旗を翻し再起を賭ける…
ディガルド討伐軍の進軍の最中の出来事である。

今を去ること…30分程前。
「しまった!?読まれていたか!」
その時討伐軍は不利と知りながらも敢えて崖に挟まれた細い峡谷を進軍。
その出口に運良く進行ルートを読んでいたディガルド軍の一軍の襲撃を受ける。
極点戦力差およそ8:1。絶望的な戦力差であった…。
その戦力差は一見リーオの武器で充分抵抗できそうでは有るが…
それは相手がバイオラプターの話。今はメガラプトルを中核とする混成小隊が相手。
ティゼの駆るブラストルタイガーより灼熱の雨が放たれる。
それにより後続に被害を与えるも先頭では数機のゾイドが必死に相手を抑えていた…。

逆にディガルド軍側でも想定外の出来事が発生していたのも討伐軍は知る由も無い。

「高速で接近するゾイド有り!その数…1です!」
「機種は!?」
「…コマンドウルフ?いえ!?一致しませんカスタムタイプにも該当機種無し!」
「映像を回せっ!」
「ディガ!」
その映像には青光りする装甲を纏い背に銃剣を思わせるの武装を持ったコマンドウルフ。
該当機種が無いのは四肢の付け根。
肩等に3角形の頂点を組むように付いたサーボモーターを装備したドラムモーター。
更に四肢と牙、背の付け根より伸びる…多分4連インパクトカノンの基部、
その左右に2機並んだ4機の銃剣がメタルZiである事だ。
要するに…たった1機の小型ゾイドでも危険性が異常な存在の急速接近だった。
更にその速度もコマンドウルフの最高速度を軽々一回りも超える物。
驚かない方がおかしいのである…。