小津〜
生まれて初めて2ゲット
超集束荷電粒子砲“ゼネバス砲”はクック要塞のような拠点への攻撃に使われるだけではなかった。
むしろ、それは移動目標への攻撃にこそ、その真価を発揮したのである。
脊椎内部で生成した磁気リングを通過させることにより荷電粒子のビームを曲げることは可能。
とはいえ、球の表面である地表において、超長距離の曲射には限界がある。
しかし、頭上に対してはどうだろうか。
実際にセイスモサウルスは超大型・超高速・超威力の対空砲としても使われ、西方大陸派遣軍が送り込んだサラマンダー定期便をことごとく撃墜。
飛行型キメラBLOXを囮に誘導したストームソーダー飛行隊をまるごとなぎ払うなど、恐るべき戦果を見せつけた。
あらかじめ飛行空域が判明していれば、照準はディメトロドン任せ。待ち伏せて発射ボタンを押すだけで、何百時間もの飛行時間を積んだ歴戦の飛行ゾイド乗りを紙切れのようにひき千切ってくずかごに投げ込むことができる。
「こいつを敵に回さなくてよかった」
長い胴体を見下ろしながら、ホエールカイザーの操舵手はこうつぶやいたという。
鉄竜騎兵団が中央大陸へ向け出発する直前、彼らの前に閃光師団の生き残りが現れた。
この戦闘でヴォルフとレイが戦いレイは死亡。
ヴォルフのバーサークフューラーは大破することになる。
6 :
山崎 渉:03/08/15 20:06 ID:???
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
あげじゃ
8 :
1/2:03/08/30 16:54 ID:???
各国軍の戦闘ゾイドたちの、機体重量をざっと見ていって欲しい。
10t級、20t級、40〜50t級、100t級前後、200t級、400t以上の、6つのグループにほとんどの機種が収まることに気付いてもらえると思う。
兵器は何よりも、まず要求される性能を満たすことが第一だが、同時にそれを一定範囲内のコストに収めなければならない。場合によっては、
極度の金銭的制約から、性能よりもコスト面を重視せざるを得ないことさえある。
戦闘ゾイドが重量・機体サイズでグループ分けされるのも、コストに関する問題が響いている。重量が一定の範囲内に収められているのは、
生産・補給整備に関わる設備を共用化するためなのである。
生産ラインを別の機種に切り替える際、同じくらいの重量・サイズのゾイドなら、切り替え作業に伴う工作機械その他の配置転換も容易で
ある。整備を行う際にも同級機種なら、機体を固定する架台、クレーン等も使い回しが利く。
個々の性能よりも生産性とコストパフォーマンスが重視される小型ゾイドには、特にこの傾向が強い。
また、ガイロス国内のゼネバス派反乱軍=後のネオゼネバスの前身が実用化したSSゾイドは、機体規模を従来小型ゾイドの半分にする
ことで、生産・整備に係る設備を軽量化・簡素化してコストを削減し、金銭面での制約が大きい反乱軍という条件下にあって充分な数量を
確保しうるよう考慮したという部分がある。
9 :
2/2:03/08/30 16:55 ID:???
さて、100t級前後の大型ゾイドには、小はセイバータイガーの78tから、大はディバイソンの230tまで、クラス内の重量に相当のバラツキが
あることに、諸氏も気付いていると思う。
このクラスのゾイドは、小中型ゾイドに比して大幅に優る、圧倒的と言っていいほどの戦力を有している。当然、生産コストもそれ相応の
ものとなっている。
自然、その頭数は小型ゾイドよりも大幅に少なくなる。1/10から、1/100近い数量差を付けられている場合さえある。すなわち、小型が
頭数で押すなら、大型は少数精鋭であると言える。
そのため、このクラスの機種は設備の共用化のメリットよりも、個々の性能を最大限発揮させることを重視した設計を採ることが多い。
高機動型はより軽量に、重装型は可能な限り装甲を厚く強武装に、すなわち重量が膨れ上がることとなる。結果、機種間の重量格差が
大きくなってくるのである。
では、それ以上のクラスの機体はと言うと…、200t級の機体となると、製造コストはもはや天文学的と言っていい値となり、その配備機数は
100t級前後の機種のさらに数分の一となってしまう。
このような少数の機体のために、わざわざ専用性の高い生産設備や補給・整備施設を建設することは効率が良くないと考えられ、再び
機体重量を揃える方向に向かっているわけである。
そして、さらに上位のゾイドとなるとまた話が変わってくる。400t超級の機体ともなると、かつてのデスザウラーに代表されるように、単機にて
戦局そのものをも左右しうるほどの戦力を有するまでに至る。
こうなると、もはやコスト面はほぼ完全に度外視され、機体設計は完全にスペック優先となり、決戦兵器として持てうる限りのものが
投入されることとなる。
生産設備や補給施設の共用化も考慮されなくなり、機種間の体格差も非常に大きなものとなってしまうのである。
もっと妄想を・・・
旧ゼネバス初期の小型ゾイドには、高速ホバリング可能な機体は珍しくないが、それらはあくまで一時的に機動性を引き上げる、
いわばダッシュであった。
戦闘機動をほぼ完全にホバー走行依存するフルタイムホバリング機動を行うジェノザウラーは、この点で従来の機体とは一線を
画していると言える。
こうなった理由については、ジェノザウラーの主武装である荷電粒子砲によるところが大きい。
高出力の荷電粒子砲の発射にはきわめて大きな反動が伴う。これに耐えるためにジェノザウラーは脚部に展開式のアンカーを
装備しているわけであるが、同時に脚そのものの強度も高くなければ意味がないことは自明の理である。
粒子砲の反動に耐えるためにフレームを太く頑丈にし、それを支える強力で大型のアクチュエータを装備した結果、ジェノザウラーの
脚は同級四脚型ゾイドに比して非常に太いものとなってしまった。
実機を見比べてみれば一目瞭然、ジェノザウラーの脚は断面積でタイガーやレッドホーンの軽く倍以上もある。この太くずんぐりした
脚はジェノザウラーの機動性に多大な悪影響を及ぼすこととなってしまった。
それに対する回答がホバースラスタの実装によるフルタイムホバリング機動というわけである。ホバー走行に伴う、脚を使った走行に
比して格段に高いエネルギー消費は、オーガノイドシステムによる有り余る出力でねじ伏せ、粒子砲発射に耐える太く頑強な脚と
高機動性を両立したというわけである。
12 :
続き:03/09/06 19:21 ID:???
なかば苦肉の策で採用されたホバリング機能であったが、いざ実機による試験が始まると、意外な利点が明らかになってきた。
いかな高機動ゾイドと言えど、砂地や湿地といった環境下では足を取られて機動性が大幅に低下する。地に足を付けるものの宿命と
言えるこの問題から、常時ホバー走行するジェノザウラーは完全に解放されている。
西方大陸戦争の折、ニクシー基地を出撃したジェノブレイカーが、わずか半日にて砂漠地帯3000kmを走破し、共和国軍は無論のこと
当のガイロス軍をも驚愕させたエピソードは記憶に新しい。
後に局地戦用として配備されたジェノ系列ゾイドは、大型ゾイドは行動不可能と信じられていた天然の要害を易々と乗り越えて
共和国軍の急所を衝き、幾度と無く煮え湯を飲ませた。
また、大推力のスラスターを装備したことで、パラシュートや減速用ブースターパックといったオプションを全く必要とせずに空挺強襲が
可能となっている点も挙げられよう。動きが単調なパラシュートや固体ロケットブースターによる降下に比べて空中での動きの自由度も
高く、対空砲火からの生存率も格段に向上している。
これらの特質は、ジェノ系ゾイドを従来機の特質に当てはまらない柔軟な運用を可能とし、目に見えるスペック以上にその戦術上の
価値を高めている。
ジェノザウラー、そしてその特質を継承するBFはネオゼネバスでも引き続き運用され、中央大陸における緒戦、共和国主力との正面
決戦においては、敵ゾイド全ての行動を阻止する絶対兵器ジャミングウェーブによりその真価を発揮することはなかったが、戦局が
小集団にて各地の拠点に立て籠もった共和国軍の掃討戦に移行してからは、不意に空から、あるいは防御陣形の死角を衝いて出現する
ジェノ・BF部隊が猛威を振るったのである。
“ゴッドファーザー” ガース将軍という人物について聞いたことがあるだろうか?
西方大陸の軍需産業界と非常に親しいこのヘリック共和国軍退役軍人は、
ニクス大陸上陸作戦の折に東方大陸へと渡り、この地でも基盤を築き上げた。
故国ヘリック共和国が鉄竜騎兵団に首都を占領されるという危機には、
東方大陸からの西回り航路を用いて大量の武器・弾薬・ゾイド・燃料を
共和国軍残党、ヘリック・クルセイダ−ズに供給し、
更に乗り手が不足していた旧式大型ゾイドのシートを埋めるべく
退役した元パイロットの部隊を組織。
中央大陸に残った共和国軍の命運を左右する存在となった。
最大の物資集積場・クック砦を失ったヘリック・クルセイダーズ首脳部を説き伏せ、
東方大陸へと逃れての徹底抗戦を決意させたのは彼だとも言われている。
かのギュンター・プロイツェン亡き今、惑星Ziの戦乱に更なる火を注ぐ役割を果たす
危険人物と言っても過言では無いだろう。
凱龍輝のタイプ一覧。
A:凱龍輝アーキタイプ:単に「凱龍輝」といった場合これを指す。集光荷電粒子砲を搭載した最新鋭ゾイド。
B:凱龍輝バスター:バスターキャノンを装備した長距離砲撃仕様。機動性を活かして有利な地形をいち早く確保する。
C:凱龍輝コマンド:「指令凱龍輝」の呼称が一般的。月甲、飛燕を遠隔操作するための操縦席を備えている。
D:凱龍輝デストロイ:ディスペロウとチェンジマイズした重攻撃仕様。超重装甲をも破る攻撃力を誇るが、機動力は大幅に低下する。
E:凱龍輝エレクトロン:電撃攻撃仕様。対イクス用が想定されており電撃や電波に強い耐性を持つ。シカ型ブロックスの角が特徴。
F:凱龍輝フューラー:ガイロスに供給されている輸出仕様。凱隆起の素体にBFの外装を装備したもの。主にエース用。
G以降はまた今度。
15 :
名無し獣@リアルに歩行:03/09/21 08:57 ID:XbV5EZGe
さらなるバージョンとして剴龍騎ザバイブが存在している
>>15 ワロタ。
いやだスレのネタにしていいですか?
便乗
凱龍輝ストライク:ネオゼネバスに奪われなかった唯一の機体。セーフィーシャッター完備。
凱龍輝バスター:バスターキャノンを装備した長距離砲撃仕様。後にパイロットごと投降、共和国に戻る。
凱龍輝デュエル:基本仕様だが、後増加装甲を追加。ピンチの時はアーマー剥離できる。
凱龍輝イージス:変形すると大口径荷電粒子砲が撃てる。ストライクパイロットの親友が搭乗。
凱龍輝ブリッツ:光学迷彩を装備したステルス仕様。腕部を有線で射出できる。イージスを庇ってストライクに撃破される。
凱龍輝フリーダム:コアに核融合炉を増設、Eシールドを無制限に使用できる。火力重視。
凱龍輝ジャスティス:フリーダムの兄弟機。機動力重視。ブロックスの手裏剣をつかえる。
凱龍輝ルージュ:本来はストライクパイロットの女が乗るはずだったが、イージスパイロットの女が乗る。
もういいや。
凱龍輝555・・・ケーニッヒウルフの外装を凱龍輝のものに換装した形態
凱龍輝913・・・装着したBF素体は死に至る外装
凱龍輝333・・・マトリクスドラゴンが凱龍輝の装甲を装着した形態、後に外す
凱龍輝315・・・グレードアップユニットのウイングライダーを装着可能な凱龍輝
凱龍輝000・・・オルディオスの外装を凱龍輝のものに換装した形態
凱龍輝「罪」・・・戦場で破棄されたゾイドを強制的に再起動&操作する「アンデッド・コンバータ」を搭載
凱龍輝「戦」・・・同じく破棄されたゾイドからコアを奪取、エネルギー増幅回路「マントラ・オーバードライブ」に組み込む
凱龍輝「終」・・・コンバットシステムの機能を阻害する「ヴードゥー・ベクター」を実装
非集光パネル装備凱龍輝のバリエーションプラン
凱龍輝斬・・・大型ブースターで急接近し大型ブレードで敵を真っ二つにする。
凱龍輝炎・・・荷電粒子砲の換わりに高熱火炎放射器を装備している。
凱龍輝氷・・・荷電粒子砲の換わりに冷凍ガス砲を装備。
凱龍輝飛・・・フライングアーマーを装備した機体。上空からの奇襲攻撃を得意とする。
ガイリュウキ・・・ガイロス版凱龍輝。特徴的な大型ブースターが印象的。
凱龍輝光・・・全身をビーム兵器で武装した凱龍輝
>17=機動戦士ガンダムシード
>18=仮面ライダーファイズ
>19=電脳戦機バーチャロンフォース
>20は解らん・・・
ゲッター凱龍輝1・・・空戦用の形態。バランス型
ゲッター凱龍輝2・・・陸戦用の形態。スピード型
ゲッター凱龍輝3・・・水中戦用の形態。パワー型
ガン龍輝ダム・・・白兵戦用の機体。
凱龍輝キャノン・・・両肩に凱龍輝キャノン砲を装備している中距離専用機
凱龍輝タンク・・・・下半身がカノントータスで出来ている重砲撃ゾイド。
ホワイトスフィンクス・・・大型のスフィンクス型母艦ゾイド。
シャア専用ライジャー・・・通常の3倍で動くライジャー
シャア専用キラードーム・・・湯で蟹のごとく赤い
シャア専用ゴールデンデスザウラー・・・顔ごと脱出できる
24 :
名無し獣@リアルに歩行:03/09/23 19:12 ID:kNtZd6Rg
デスザウラー・・・
今や共和国に恐怖させた名作機体だがデスザウラーが生まれたのは
ほんの偶然だった
当初デスザウラーはゴジュラスと同種の素体を使用されるはずだったが
共和国軍の攻勢にあい養殖中の素体は全滅してしまった
そのため帝国軍開発部首脳陣はなやんだ
このままではプロジェクトがつぶれてしまう
そのとき一人の名もない科学者がやる気なさそうに言った
「いっそのことコア操作で新しい素体でもつくりますかぁ?」
首脳陣に雷光が走った
それからはひたすら帝国軍開発部は殺されたゴジュラス素体のコアを集め
そのコアを操作し4代目の素体が誕生した
ここに恐怖のゾイド デスザウラーは誕生したのである
ところが素体の意志が強すぎるために操作しずらく
ほとんど本能のままに動くため両軍からもおそれられたのである
つまりギガとデスザウラーいとこだ(゚Д゚)
アイアンコング最大の威力を誇る武装である長射程地対地ミサイル、現TVM二連装戦術戦術ミサイルは、兵器としては当然のことではあるが、
長い実戦配備期間の間に何度かのバージョンアップがなされている。
最初期のモデルであるTVM-1であるが、これは実に射程200kmを誇る惑星Zi史上最長射程兵器の一つであったが、実は開発時に主敵と
想定していたゴジュラス相手には威力不足という、致命的とも言える弱点を抱えていた。
ZAC2032年、ゴジュラスとアイアンコングの初対決において、コングは数の劣勢があったとは言え、ゴジュラスを一方的にアウトレンジしたにも
関わらず、多数のゴジュラスが損傷をおして強攻。格闘戦に持ち込まれ、コング部隊は多大な損害を出して撤退を余儀なくされたのである。
かかる事態に帝国軍は即座にTVM-1の改良に乗りだし、射程が半分になった代わりに弾頭重量が大幅に増したTVM-2を開発した。
ゴジュラスに対しても十二分な破壊力を持った本ミサイルの配備により、ゴジュラスの無敵時代は真に終わりを告げたと言っていいだろう。
その後数十年を経て、宿敵ゴジュラスが特殊チタン合金装甲の実装を初めとする全面改修を行うと、ゼネバスよりコングの運用を引き継いだ
ガイロスは、生産性を重視して機体本体の回収は最小限に留める一方、主力武器であるミサイルの改良によってゴジュラスに対抗しようとした。
現用最新バージョンであるTVM-3は、射程こそ50kmにまで縮んでしまっているが、弾頭重量は原型TVM-1の実に3倍近くにまでアップしている。
これは現用の強化型ゴジュラスに対しても十分な打撃力を期待できるものである。
なお、誘導装置に関しては、、紙面の都合により、きわめて高い頻度にてアップデートが繰り返されたということだけを述べさせて頂くにとどめ、
甚だ勝手ながら今回は割愛させていただく。了承されたい。
>>25 これは(・∀・) イイ!!妄想だ。
何時の間にか公式(電ホあたりでも可)に組みこまれていそうだ。
対ロードゲイル用として開発されたディスペロウ。
しかし、共和国は当時東方大陸に追い詰められていたこともあって開発にあまり時間をかけられなかった、そのため
出来上がったのは複雑な変形機構と貧弱な足回りの、ディバイソンやカノンフォートに比べてお世辞にも傑作とは
言えない機体だった。複雑な3形態への変形機構は現場での混乱を招き、自由軸がろくにない脚部は戦場で被弾
しやすく、移動能力も低かった。
ディスペロウの開発者は戦場を蹂躙するスティルアーマーを見て、「自分達が出来なかったコンセプトを易々と達成している。
これが帝国と共和国の差か」と悔しそうに述べたという。スティルアーマーは簡素で堅牢な構造を維持しつつ簡易変形で
2形態になる事を実現していたのである。
ゾイドは生物をベースとした兵器である。それゆえ、当然ながら個体差によるスペックのバラツキが生じてしまう。
一般的な戦闘ゾイドは兵器としての安定した運用のために、適当なレベルに合わせてリミッターを施すことでスペックを
平均化・画一化している。
ところが、試作機となると開発前に確保した野生体の中から最も優れた個体をベースとするのが常である。実戦機の
製造・運用では手間がかかりすぎて行われないような、熟練工の手作業による組立と調整、入念なコア=機体間の
マッチングも行われるため、基幹出力から反応速度に至るまで、とうてい無視できない差が生じてくる。
最終的に、それら試作機体と、一般部隊へと配備された量産機とでは、スペックに一回り以上の差が出てしまうことすら
珍しくないのである。
往々にして試作機からの転用分も含まれていることが多い初期ロット分の機体に比して、それ以降の生産分の機体が
弱体化しているかのように写るゆえんである。
なお、野生ゾイドの特質をフルに引き出した完全野生体タイプの戦闘ゾイドは、野生体の持つ強靱な生命力や運動能力を
発揮できる反面、人工的に培養・育成されたゾイドに比して能力面のバラツキも格段に大きい。素体に機体を適合させる調整に
要する労力は、一般の戦闘ゾイドの比ではない。
この点は完全野生体タイプの生産・維持コストを高騰させる一因ともなっている。
帝国軍に、ジェノザウラー、デススティンガーを復座化・三座化し、センサーや通信装置を強化した指揮機仕様により
アイアンコングを更新するプランがあった。
少数の機体が改修され、いくつかの部隊で試験的に実戦投入もされたが、将兵の評価は芳しくなかった。ほとんどの者が
指揮官としての貫禄が足りない、品位に欠けるとして、従来どおりアイアンコングを指揮機とすることを希望した。
帝国軍上層部は、基本的には正面戦闘を避ける指揮機の戦闘能力向上によるメリットよりも、強引に機種変更を行うことに
よる将兵の士気低下というデメリットを重く見、ジェノザウラー、デススティンガーを指揮機とする計画を凍結した。
共和国より5年進んでいると言われる帝国のテクノロジー。
その粋を結集したライガーゼロは、共和国の技術で完全に再現することは困難であった。
突貫作業でのコピー生産を強行攻した結果、慣れぬ帝国式の機体構造に加え、高い工作精度を要求するライガーゼロの
歩留まり率は低く、工数・部品点数の多さもあって生産コストは高騰し、それだけの労力を払っても、完成した機体のスペックは
オリジナルに比して1割がた劣ったという。
ここのアイディアオリジナルZOIDSスレで使っていいか?
>31
25、28以降その他を書いた者だけんど、漏れの妄説なら使ってくれて構わんよ。
もともとはオーガノイドシステムの試験機だったものを、共和国軍の窮地を救うべく急遽実戦投入されたブレードライガーだが、
シールドライガーのフレーム、駆動系を小改修で間に合わせた結果、実用機としては不安を抱えることになってしまった。
シールドライガーより20%向上した最高速度、加えて30tも増加した重量に、シールドライガーの設計では耐えきれなかった
のである。
前線に配備されたブレードライガーは特に関節部にかかる負荷が大きく、メンテナンスにはシールドライガーの2倍以上の
手間を要したという。
もっとも、共和国軍上層部はこの問題に関しては最初から了解済みであった。
旧式機の改修型であるブレードライガーは、あくまで真の次世代機が登場するまでの"繋ぎ"と位置づけられており、
西方大陸戦争が終わるまで保てば十分と考えられていたのである。
そこまで考えて、あえてブレードライガーの構成部品は、生産・兵站にかかるコストを最小限に抑えるために性能不足を承知の
上で可能な限りシールドライガーと同一のものを用いることとされていたのである。
>>32 共和国はムチャクチャ劣勢に追い込まれていたワケで
ブレードの開発時点で『西方大陸が終わるまで性能的優位が保てれば良い』なんて
余裕のあるビジョンが盛り込まれていたとは考えられないと思うのですが・・・
OS登載した各ゾイドが失敗したら、それはこの戦争の敗北に直結しているはずでしょ?。
開発が2勝1敗1引き分け(勝ち→SSとガンスナ、負け→ゴジュ、引き分け→ブレード)に終わったのも
ブレードが西方大陸戦争の間のみ性能の優位を保っただけに見えるのも
終わった後で振り返ってみれば結果として認識出来るってだけで、開発開始時点で予測可能な事柄じゃないよ。
34 :
32:03/11/23 19:10 ID:???
>>33 そうかな?
戦局を共和国軍優勢に傾かせたキッカケは、制空権の奪取による補給線の切断で、とりもなおさず、その原動力となったのは
ストームソーダーだ。その意味では、たしかにOSが戦局に決定的な影響を与えたと言える。
しかし、ブレードライガーやオーガはこのような影響をもたらすには至らなかった。帝国のジェノやデスティ、サイクスもそうだ。
もともと長期戦に持ち込めれば地力の差で共和国が勝つというのは帝国も認めていた事実だし、むしろ最初から最後までOSを
唯一絶対の切り札と考えていたのは(プロイツェン=ネオゼネバスを除く)帝国側であり、共和国は割と早い段階で、少なくとも
ブレードに関しては見切りを付けていたんではないかと。
それであのような完成度の低い仕様のままで投入され、そして消えていったんではないかと妄想したわけで。
結局のところ、あくまでブレードやオーガそのものは当座しのぎとして実戦投入が決定されたものであり、OSの開発が成功して
いれば、完全な新規設計ないしはそれに準ずる「完全なブレードライガー」とでも呼べる物が開発されていたんではないかと。
35 :
32:03/11/23 19:23 ID:???
たしかに開発開始時点では切り札的存在であり、近い将来、共和国軍の主力を担うと期待されていた。
しかし戦局が余りに切羽詰まっていたため、応急措置として実験機を量産仕様に改めた物が実戦投入され、完全新型が
完成するまでの繋ぎとされた。
その後、戦局が共和国優勢に傾いてブレードの必要性が低下し、OSに解決困難な問題があることが分かってきたことも
あって、最終的には完成型の開発を打ち切り、ブレードは西方大陸戦争の間の繋ぎで終わらせることにした、…ということに
多少修正してみたけど、これならどう?
>>35 俺の脳内設定では、ブレードの開発はニクシーで発見されたゼロの解析が終了し
共和国ゾイドとして実用化の見通しが立つまで保険として平行して続けられていたってコトになってます。
んで、コロコロに載ってたブレード&DCS-J vs ゼロのテストで負けて開発放棄ってカタチになったと。
いきなり模擬戦やらせるってのはいかにも子供向けで現実的じゃないとしても
ゼロとブレード改良型の2機種で徹底した比較評価試験やったのは確実で
その結果シールドの後継機にはゼロ+CASが選ばれたって所かな?。
敗れたブレードの改良型は(2〜4機ぐらいはあったろうが)
出来具合によっては少数が量産されて実戦に参加したかもしれないし、バラされたかもしれないし
新型開発の研究機としてそのスジの機関行きになったかもしれない。
OSの開発は細々と続けられ
ゼロ(完全野生体)+進化したOS=ブレードゼロなんてのは・・・やりすぎだな、ヤッパリ (w
37 :
32:03/11/23 21:46 ID:???
>>36 > ゼロ(完全野生体)+進化したOS=ブレードゼロなんてのは・・・やりすぎだな、ヤッパリ (w
いや、漏れもそういうのはアリだと思ってるyo
前述の通りブレードは完全な新世代機とは言い難いし、ゼロも帝国機の複製に過ぎず、生産・運用面で問題を残すものに
なってしまっている。
これまで培ってきたライガー系のノウハウと、ゼロから得られた帝国の技術を融合させた、共和国ライガーの総決算とでも
言うべき機体があってもいいんではないかと思うんだけどね。
SSやBLOX、はたまたレオゲーターのような色物とか、ゼロのバリエーションにこだわるのは、どうにもピントがずれてる
ように感じられてならない…。
おまいらの熱い考察を拝見しましたよ!
こんな地下でなかなか面白いのを見させてもらいました。
俺は
>>32氏に近い感じで考えていたかな。
操縦性・耐久性・危険性で(´・ω・`)な事態が続いて、共和国軍は比較的早い段階で
OSには見切りをつけていたと思う。
歩兵ゾイドの質・量に深刻な危機が訪れていた為、OS前提で開発していたガンスナは
急遽レベルを落として採用せざるを得なかったということにして。
素体の調達を考えると、割と早い段階から野生体イケル!!となって捕獲に乗り出していたのでは。
>>37 俺はエース級用の超高性能機(ブレードもゼロもこの範疇に入ると思う)よりも
一般兵士用機体の性能向上で戦力の底上げみたいなコトを考えていたから
本当はブレードの改良型ってのも無理があると思っていたんだけどね。
つまり開発リスクを考えると、従来手法での改良しかとれないと考えていたワケで・・・
一応、俺の脳内では一般兵士用の開発順序は以下の通りになっているです。
1),シールドライガー
旧Mrk2を標準化している為、昔のシールドよりも10%程度出力が高い。DCS、DCS-Jのベースでもある。
2),シールドライガーDCS
旧Mrk2そのものだが、便宜上派生機種ってコトになっている。
3),シールドライガーDCS-J
2),の性能強化型。ハイスペックを狙いすぎて非常に扱い難い機体になる。出力は1),の実に47.5%増とかなり凶悪。
ここが従来手法でシールドを強化した場合の上限。
4),シールドライガー改(俺の脳内設定ゾイドで、前スレに書いたヤツ)
3,の実用重視&ノーマル形状型で、デチューンとそれに伴って廉価パーツへの交換が行われている。
出力は1),の25%増し。若干重量が増加しているが(5t程度)
285km/hのMAXスピードと強力な加速性能を合わせ持つ。
西方大陸派遣軍はゼロをシールドの後継機に選んだ為、1),からの改修及び新造は共和国本土のみで、配備も同じ。
シールド改は一般兵士用の最上級機体として考えたんだけど
性能設定がジェノザウラーとタイマン張れる程度と低めなので昨今のインフレ状況化では出番は無いかも (涙)
ただ機体性能的にはケーニッヒと同じくらいだし、ベースは中央大陸で普通に取れるし
元が長年使い慣れた機体だから運用上の問題も出ないはずなので
専用CPをいくつか用意して多目的に使えないかなーなんて考えていたです。当然地味な裏方としてですが (w。
彼らは東方大陸で編成された凱龍輝、アロザウラーを主力とし首都奪還を目的とする精鋭
師団だったが、キマイラ要塞戦以降の新帝国軍の猛反撃で機数は定数の半分以下に減少。
とりわけ防御の要・凱龍輝が集中攻撃に遭った為、稼動可能な集光パネルは
全機分あわせてたった23枚と大幅に減少。
現在は動けるアロザウラーを各小隊へと分配し、なんとか形だけの規模を保っている。
東方大陸への撤退の際、共和国軍はゾイド部隊の脱出を優先したため、疲れ切った
ゾイド乗り以外の兵士たちは多くが帝国の捕虜となった。その結果、正規の訓練を終
えた歩兵が不足していた為、大隊に随伴する第4歩兵師団は半数を東方大陸出身の
傭兵・貧農で構成されていた。勝利すれば中央大陸での生活が手に入るとの宣伝で
集められたが、略奪を恐れた司令部の厳命により彼らは占領市街には入れず、彼ら
の士気は既に限界に。多くの脱走者を出している。
攻撃の要・虎の子のゴジュラスギガは2機が配備されていたが、1機はゼネバス砲により
両脚を撃ち抜かれ後方で行動不能に。残る1機も狙撃を恐れ、塹壕から動かず・・・
そのゴジュラスギガ修理用のパーツは謎のライオン型新型ゾイドによる奇襲攻撃の頻発で届かず。
この事態に大隊司令部は凱龍輝1個分隊を派遣し、輸送部隊の護衛に迎わせたがこれも帰還せず。
その後、長距離暗号通信を使えるゴルヘックス小隊はロードゲイルの奇襲により全滅。
師団は冬将軍の足音が迫るセシリア山の一角に閉じ込められていた。
攻める手段も守る手段も失った彼ら師団が、奪取したキマイラプラントで生産中の
新型機を揃えた共和国軍増援部隊が到着するまで持つかどうか…。
それは、キマイラ要塞陥落より数日後の選挙で共和国派が大勝、多数の議席を占めた
帝国議会での次年度軍事予算案の否決がなるか、
そして皇帝による初の帝国議会解散権の発動がなるかどうかにかかっているのだ。
>>32 俺は逆に
>>32を読んで
「ブレードはシールドの機体構造を流用したため関節部等の磨耗は早かったものの
消耗品や治具はシールドのものが流用出来たため整備側からの評判は以外と良かった
・・・パイロットからの評判はアレだったが」
と妄想したなぁ。
それとゼロは帝国の試作機奪取から量産化までの間に、
各種部品の共和国仕様への変更は当然行われてるものと思ってる。そのままの状態で
生産、運用するのはつらいと思うし。
で、レイの機体だけは整備側からはやっかい扱いされてるか、可能なら共和国仕様に改装されたかのどちらかで。
ただ共和国は一番最初のシールドライガーからしてサーベルを参考にして作られたから、
高速機に関しては両軍の機体構造は案外近いかもね。ネジ類の規格は違っても骨の設計はだいたい同じ、見たいな。
怒りの休日出勤age!!!
age
44 :
42:03/11/29 18:34 ID:???
ふう・・・仕事終わってただ今帰宅って、書き込みゼロかよ!!!。
残念sage・・・。
age
>>44 このスレ3人しかいないから仕方ないっすよ・・・
・ジャミングウェーブ
鉄竜騎兵団の最新ゾイドとして上陸、共和国軍を駆逐した際に従来ゾイドの次元を
超えた恐るべき猛威を振るったダークスパイナーの電磁波攻撃。
実は現在、ネオゼネバス帝国軍はこれを主軸に置いた戦術を用いることができない。
市街地の近郊でこれを使用した場合、あまりにも強力すぎる電磁波が
官庁・病院・学校・企業・一般家庭全ての情報インフラを破壊してしまうのである。
緒戦では戦力差を埋めるため・情報網の混乱を引き起こすためにやむを得ず
使用されたものの、帝国占領地域の拡大とともに安易な使用が不可能となっていった。
その後、戦後の統治を見越した新政府首脳部によって山岳・砂漠地帯などでの
共和国残党拠点攻略戦以外での使用が厳禁とされた。
敵ゾイドの動きを止めた後に少数精鋭によって攻撃・破壊を行うという戦術から転換
せざるを得なくなった新帝国軍は、無人機による包囲戦術に切り替えて行くことになる。
現在新帝国軍が保有しているダークスパイナー315機は、すべてキメラBLOXの管制機
として用いられている。
>>46 じゃあ俺もジャミング関連ネタを・・・
西方大陸戦争終結後、本土防衛部隊の一部は本国に帰還したが
その中には、ウルトラが航空母艦型に改装されると決定した為に
そのサポート任務から解放された2機のデストロイド・ゴジュラスも含まれていた。
元々大型砲の運用に適した装備を持つ彼らに
共和国技術陣は、直接・間接両方の射撃運用が可能な新型の超長距離砲を用意し
暗黒大陸での戦いに投入する予定でいたのである。
だが、状況は短期間で大きく変化し
奇襲による首都陥落とその際に使用されたダークスパイナーのジャミングウェーブの存在により
共和国軍は一気に破滅への坂を転がり始める事になってしまった。
ジャミングウェーブ発信源で無人ブロックス運用の要でもあるダークスパイナーの撃破が
全ての共和国ゾイドの最優先課題となったが、現実問題としてそれを実行できるゾイドは皆無で
重砲ゾイドの大量投入による極端な火力集中で倒す事はあっても、それは幾多の幸運が重なっての事であり
全体としてみれば圧倒されまくりという状況に変化は無かった。
デストロイド・ゴジュラス改、正式名称ゴジュラス・ザ・ツインタワーは
そんな状況を打開する為の最後の切り札として戦線に投入された。
装備された2門のロングメガバスターこと300mm150口径(45m)砲は、20km以上からの狙撃を可能とし
使用される超鋼チタニウムで被甲された弾頭は、その長距離狙撃において
ジャミングウェーブのレンジ外からダークスパイナーを貫き破壊するのに十分な威力を示したのである。
2機のツインタワーの使用は厳重な機密とされており
加えて破壊されたダークスパイナーは全て共和国軍に持ち去られた為
ネオゼネバス側は、ギガとアロザウラーの運用が開始されるまでその存在に気付けなかった。
彼らはギガを中心とするジャミングバスター部隊が実戦化するまで戦線を支え
追い込まれながらもなんとか共和国軍を破滅の危機から救う事には成功した。
しかし共和国軍は初期の劣勢を最後まで覆す事が出来ず、残念ながら中央大陸から追い出されてしまった・・・。
では地味なネタをば・・・
アンダー海海戦においてシンカーに沈められた数十隻にも及ぶ輸送艦、これの損害は決して少ないものではなかった。
空を飛ぶタートルシップ級とは言わないまでも、それなり以上に高速な輸送艦を全て喪失してしまったからである
タートルシップに積載されていた物資で第二次全面会戦は戦い抜いたものの、長期戦になればこんどは共和国軍が弾薬不足になるのは明白だった
(食料などはあるていど現地で調達できた(必ずしも徴発を意味しない。第二次全面会戦以後は共和国軍票の価値が上昇していた))
この危機に対して共和国軍はウルトラザウルスの長距離砲で早期終戦を計ると同時に、輸送艦の急速造艦を行うことになる。
しかしここで軍令部と統合参謀本部に技術本部から奇妙なアイディアが送られた。
それは、タートルシップよりも小型で、ウルトラザウルスよりも大型な輸送用ゾイドの原案だった。
ラフな設計図にすぎなかったそれは注目に値するものだった。ホバーによる地面効果機であるそれは海上、陸上を問わず移動が可能だったからである。
統合参謀本部及び、陸軍参謀本部はこれに賛意を表したものの、軍令部は荒天下での凌波性が不足することが予想されたため
従来型の高速輸送艦を大量建造する計画を採用した。この頃には共和国にもそれだけの余力があったために計画は実行された。
これにより海軍輸送艦隊は規格のそろった高速輸送艦を手にすることが出来たのである。
その後、没案となったホバー輸送艦は陸軍によって拾われホバーカーゴとなって戦場に現れるのである。
エウロペ・ディフェンス・ウィーク 2103年12月一週号より一部抜粋
脳内設定って事で…
OS搭載デスザウラーは大きな戦果を挙げた。だが、OSを搭載した事で機体
バランスが悪くなってしまったのだ。
そこで、OSを搭載する事を前提に開発されたデスザウラーが「デス・メテオ」
となった。生命力と攻撃力を生かすため格闘戦に特化した機体となり、
荷電粒子砲の威力も(安定板で命中率も)上昇。
テスト時は使い物にならないほど操作性が悪く、しばらく計画は停止
していたが、インターフェイスの発見でようやく操縦が可能になった。
・耐熱装備
光学兵器のドライブ時間上昇による火力の増大、駆動機関の耐久性向上による高速化。
ゾイドと歩兵の連携は、数十年前とくらべ困難となっていた。
惑星Ziの先進国では、陸上のゾイドに随伴して対ゾイド戦力を排除する任務は
歩兵師団のうち精鋭部隊が役目を担う。
彼らに支給される戦闘服は、対弾性・耐熱性・後方とのデータリンク機能などが搭載され
増えた重量(おもに冷却装置)をカバーするために、脚部には補助動力が装備されており
かつてのアーマードスーツ一歩手前の性能を持っている。
最前線で敵ゾイドのレーザー・ビームをかいくぐる歩兵にとって最も重要なのは、
流れ弾によって溶岩と化した岩石から身を守る冷却装置なのである。
・ディロフォース〜鉄竜騎兵団の怪物(1)
鉄竜騎兵団の誇る超高性能突撃戦闘機といわれるディロフォース。本機体はSS(超小型)ゾイドと呼ばれるが、実はディロフォサウルス型メカ生体本体は、
コアこそ持っているもののゾイドと言えるかどうか微妙なところである。
知っての通り、ディロフォースの操縦シートはビークルとして分離・単独行動が可能。
このタイプの脱出システムはウルトラザウルスなど過去に様々なゾイドが有していた。
しかし、このディロフォースの場合は機能全般についてビークルへの依存度が高くなって
いるのが特徴である。
この”コアビークル”には、戦闘経験値を蓄積・状況に合った戦闘行動を行うメインバトル
コンピュータ ―戦闘ゾイドの脳であり、通常、コア部分に併設される― までもが搭載されて
おり、本機体の要と言えるものである。ディロフォースの場合は機体サイズが極限まで
小型化されており、コアとある程度の距離を取り、場合によっては接続を遮断することが
可能だったのである。
・ディロフォース〜鉄竜騎兵団の怪物(2)
レーザーブレードを3基装備、MAXスピード300km/hの高速性能、Eシールドの採用、
とこのクラスにしては破格と言える程に性能を追及されたディロフォースだが、稼動時間
はあくまでスペック上で最大72分間。しかも1射限定のフルパワー荷電粒子砲を使用
した場合、実質的な稼動時間は1/3以下へとガタ落ちする。ディロフォースは集団戦闘・
拠点制圧に用いられる量産型ディマンティスと違い、正面戦闘ではなく破壊工作を主
とする特殊工作ゾイドに分類されるのである。
けれども、中央大陸制圧をいう目的を掲げる鉄竜騎兵団には、不足しがちな戦力を補う
ためある程度の時間の作戦行動を行わなければならない局面が多いのも事実。
そこで、実際に兆時間運用される際は、コアビークル1台につきクローン培養されて育てられた
ディロフォサウルスユニット複数台が用意される。
1台目で戦闘を行い、ディロフォサウルスに蓄えられたエネルギーが尽きるとすぐさま
僚機と交代。コンピュータを稼動させたままコアビークルを暖気しておいた2台目に接続
し、その間1台目には充電を行い、パイロットとコアビークルは再び戦闘へ戻る…といった
方法がとられる。
このように、ゾイド数台を乗り継いで使用するという戦術が取られる背景のには、人的
資源よりも物的資源に余裕があり、OSにより全く同じ機体を大量に用意できる生産
体制を持つ…といった鉄竜騎兵団の懐事情が大きく影響している。
箱根駅伝を見て思いついたのだが、
正月には各部隊から代表選手を出して駅伝みたいな事をするとかあったらいいな〜。
やはり互いに訓練を怠らない為にそういうイベントみたいなのをチョコチョコやるってのは
良いと思う。
もちろんゾイド乗りと歩兵は別々に分けて
>>53 このバヤイは兵士が手前の脚で走るんだよな?
一瞬、ゾイドでやるレースなのかと思っちまったyo
ゾイドの走破性を考えると、惑星Ziではそもそも道路という概念そのものが希薄なんではないかとか妄想したり。
必然的にレースもパリダカみたく荒野を舞台とするラリー形式が主流になる、と。
スラゼロにも出てたような気がするが、ゾイドでやる障害物競走のようなものも面白そうだ。
そこで頭文字Ziですよ。
バトストスレに書いたら殺されそうだな。
56 :
53:04/01/07 09:50 ID:???
>>54 スマソだけど兵士の皆様が自前の足で走る物として考えてました。
ゾイドは機体によって速度とかが違うから高速ゾイドの独壇場になるから
やばいだろうという事であまり考えてなかったんですよ。
あと、駅伝とかマラソン以外にも色々な競技で競い合うというのもいいかも。
ガイガロスにおけるシンカーレースで忘れてはならないのはかの有名なシュバルツ家
出身のドライバー、ヨハン・パウル・シュバルツである。企画倒れのアイディア満載の
チューニングで有名な迷メカニック(?)チャップマン少佐が心血注いでチューンアップ
した機体をシュバルツ家伝統の漆黒で包み込み、控えめな金のラインとドライバーの
イニシャルのみを配したシンカーの美しさはレギュレーション違反がどうのといった
問題を忘れさせるのに十分なものであった。
チームの代が変わり機体が変な色に変更された後もファンの心に浮かぶのはあの
「黒いシンカー」なのである。
ピースメーカー。ジェノザウラーを主力機とし、共和国軍とともネオゼネバスへと立ち向かうガイロスの義勇兵。
しかし、かように高価な機体を軍部に断りなく動かせる道理もない。ピースメーカーの実態は、皇帝並びに参謀本部の密命を
帯びたガイロス帝国軍特務隊そのものである。
ではなぜ正規軍としてではなく、義勇兵という体裁をとっているのか。その裏には、老獪な大国の打算が見て取れる。
ガイロスは現在、共和国並びに東方はZOITEC、西方大陸諸国らと対ネオゼネバス同盟を結成しており、また国内世論も
反逆者ネオゼネバスを討つべしとの意見が大勢を占めているが、政府首脳としては状況次第でネオゼネバスと手を結ぶことも
視野に入れている。
だから正規軍ではなく義勇兵というわけである。同盟相手に対しては実際に戦力を派遣することで顔を立てつつ、国家として
ネオゼネバスと直接対決の形になることを避け、いざとなったらピースメーカーの存在は一部隊の暴走として切り捨てようという
寸法である。
また、ピースメーカーには単なる政治的パフォーマンスに留まらない重要な役割が与えられている。
即ち、現在の敵国ネオゼネバス、ひいては共和国も含めた中央大陸の詳細な動向を把握すること。そして着々と再建を進めつつ
あるガイロス軍の新兵器を実戦にてテストし、それが次々と投入される各国軍の新兵器に対しても通用するかどうかを見極める
ことである。
政情不安と経済危機により、一時は死に体同然となっていたガイロス帝国であるが、国内の反乱分子を鎮圧し、軍事同盟に
基づく共和国軍の兵器の製造請負、エウロペの共同開発事業への大規模な出資が行われるようになり、急速に国力を回復させて
いるという。
識者は警告している。現在の状況は、ガイロスが旧ゼネバス帝国を裏から操り、内戦により中央大陸を疲弊させることを目論んで
いた、かつての中央大陸戦争時代のそれに酷似していると。
惑星Zi征服の野望を秘めた、かの帝国が再び牙をむく日は、もうすぐそこまで迫っているのかも知れない。
>>59 おぉ、いつものジェノザウラー好きの人だ!
なかなか面白い妄想です。ガイロス恐るべし・・・。
軍事力の目的、存在意義とは、第一に国防である。
したがって、その具体的な手段たる兵器は、自国の国土において最大限の能力を発揮しうるようデザインされる。
戦闘ゾイドもその例外ではない。
たとえばゼネバス帝国のゾイドは、共和国のそれが駆動機構を剥き出しにしているのに比して、機体全体を装甲板で覆った
デザインが特徴であるが、これはゼネバスが兵力・野生ゾイド資源で共和国に劣るため、生産性や整備性を多少犠牲にしてでも
耐久力を重視しサバイバビリティを高めなければならなかったというのに加え、国土の大半が乾燥地である点を鑑み、機械にとって
大敵である砂塵の侵入を防ぐためのフェアリングとしての役割を持たせているのである。
装甲を切り詰めた高速ゾイドに関しても、ゼネバス側の機体はいずれも整流用を兼ねたフェアリングで機体全体を覆っている
事実からもそれが窺えるだろう。
初期のガイロス側の機体に見られる、機体全体に配したパイプにも、やはり理由がある。
ガイロスの本土たるニクス大陸は極地に位置し、中央大陸とは比較にならない厳寒の気候が吹き荒れている。
デッド・ボーダーやヘルディガンナーといったゾイドの機体に配されたパイプはヒートポンプと繋がっており、ここを循環する冷媒の
温度を調節することにより、厳寒地においても機体の凍結を防ぎ、逆に温暖な場所では熱に弱い素体を冷却して活動を維持する
のである。
共和国軍と帝国軍とでは高速部隊の運用構想が異なっており、共和国のそれが機動力に劣る主力部隊を補完する
第二の主力と位置づけられているのに対し、主力部隊も快速を誇る帝国側では、偵察・奇襲・攪乱などに特化した
支援戦力と捉えられている。
無論それはゾイドの要求性能にも表れており、共和国の高速ゾイドが瞬発力を重視し正面戦闘にも十分に耐えうる
ようデザインされているのに対し、帝国側の機体は戦闘は回避することを前提とし、隠密性と航続力重視となっている。
上述したコンセプトのもと、帝国軍は従来のタイガー系とヘルキャットを一機種に統合することを企図してライトニング
サイクスを投入。
しかし、共和国軍においてそもそも高速ゾイドが誕生した理由として、神出鬼没の帝国側高速ゾイドを迎撃することを
目的としていた事を忘れてはなるまい。そして、この関係は現在においても変わってはいない。
人口密度が極度に低く、これといった拠点がきわめて少ない北エウロペを主戦場とし、広大な範囲にわたって戦線が
展開する西方大陸戦争においては、部隊の機動力が重視され、高機動ゾイドの開発に力が傾注される事となった。
次々に登場する共和国新型ゾイドに対し、ライトニングサイクスは早々と力不足を露呈するようになってしまう。
かかる現状を受けて、帝国軍は戦闘能力にてサイクスを大幅に上回る次世代高速ゾイドとしてライガーゼロ・イクスの
開発を急がせる一方、応急処置として、強襲攻撃機として開発されたジェノブレイカーに目を付ける。
ジェノブレイカーは操縦性に重大な欠陥を抱えた失敗作であったが、その戦闘能力については折り紙付きであり、また
稼働時間と巡航性能についても、敵勢力圏内に長駆して偵察や破壊工作に従事する高速ゾイドとして申し分ない
ものを持っていた。
技術部に残存していた試作機を転用し、簡易ステルス化改修を行った上で特務隊所属機として試験投入された
EZ-034J型、通称ジェノブレイカージェットはそれなりの戦果を挙げ、気を良くした上層部は高速部隊向けとしてEZ-034
シリーズの本格採用を決定。量産性に難のあるイクスの採用を見送り、技術部で改修が進められていた、操縦系と機体
バランスを見直した量産型ジェノブレイカーを、EZ-034RJとして転用させる。
EZ-034RJはフェライト樹脂の電波吸収コーティングを施した他、各部ダクトに高温排気と外気を混和して温度を下げ、
赤外線探知による被発見率を低減するサプレッサーを装備。ステルス性を高めている他、関節部と駆動システムの強化を
行う一方、粒子砲システムの簡素化と装甲の見直しにより機体を軽量化。格闘能力と運動性能を向上させている。
大幅に改善されたとは言え、EZ-034RJの操縦性は世辞にも誉められたものではなかったが、反応速度が要求される
ピーキーな機体に慣れた高速部隊のパイロットにとっては、まあ許容範囲と言えるものであった。
ガイロスの国家存亡の危機となった第二次大陸間戦争からネオゼネバス独立戦争に至る一連の争乱に、EZ-034RJは
間に合う事が出来なかったが、再建が進むガイロス帝国軍の高速部隊の新たな主力機として、サイクスとともに量産が
進められている。
グローバリー三世号でZiにやってきたイタリア人達が最初に行なったのはナンパ。
> 人口密度が極度に低く、これといった拠点がきわめて少ない北エウロペを主戦場とし、広大な範囲にわたって戦線が
>展開する西方大陸戦争においては、部隊の機動力が重視され、高機動ゾイドの開発に力が傾注される事となった。
なんか納得。高速機マンセー状態はここらから来てたと考えると面白いな。
"大異変"による痛手からの復興の傍ら、共和国との戦争準備を営々と進めてきたガイロス帝国は、来るべき開戦へと
向けて戦力の整備は無論のこと、国内産業を軍事へと集約する総動員態勢の構築を進めつつあった。
主力輸送艦であるホエールキング級は、それを端的に示す好例の一つである。
ガイロスは高価な同級を必要量整備するために、民間をも巻き込んだ大プロジェクトを実行した。
民間輸送船の建造を助成、あるいは国有の船を安くリースし、代わりにホエールキングへの船種統合を進める。
こうして大量に揃えたホエールを、有事には軍用艦として徴収する。すなわち戦時標準船構想である。
民間でも運用されることとなったホエールキングは、軍用艦へと無理なく転用が行えるよう、民間船としての効率は
ある程度犠牲にし、構造強度を大きく取っているほか、損耗を見越し徹底した直線船形の採用に加えユニット工法により
短期建造が可能となっている。
これらの点は必要に応じた武装や装甲の追加、仕様変更や大規模な改修をも容易にしている。特に機関部は、隔壁
一枚外すだけで大きな開口部を備えるカーゴベイから直接アクセス可能な配置になっており、機関の換装・増設等の
作業が簡単に行える。
この優れた拡張性、改修作業の利便性により、実際にガイロス軍は長胴型や飛行甲板を追加した空母型、後部を
丸ごと換装したモビーディック級などのバリエーションを投入している。
西方大陸戦争開戦前、ガイロスは新規建造分に加え、民間へと貸与、あるいは建造時に助成を行っていたホエールを
徴収し、軍用艦への改装を行うことで、ごく短期間のうちに数百隻に及ぶホエールキング級を実戦配備へと漕ぎ着けた。
ガイロス本土から地理的に遠く、また広大なエウロペを舞台とした西方大陸戦争において、この大量のホエールキング
によりもたらされる軍団の戦略機動能力は、ガイロス軍の戦闘力を存分に引き出し、迅速な侵攻そして撤退を可能とした
のである。
凱龍輝はセイスモ対抗と同時にベアファイターはレア機体だったりアロザウラー
じゃパワー不足だったりゴジュラスやギガはあんまり数がなかったりで
ジェノクラスへのロクな対抗策が無かった主力部隊にやっと配備された
対抗機種って気がする。ギガとはまた違った量産大型恐竜型のリファレンスって感じで。
「急げ! 帝国派の連中は、すぐそこまで来ているんだぞ!」
数時間前までは、この国で最も平穏な――ともすれば、静謐で、神秘的とさえ感じられた――
場所が、今は喧騒と怒号で溢れていた。
普段は温厚な整備班長が、緊急徴収された新米作業員を怒鳴りつける。その背後に、
周囲の重機すら圧倒するひときわ巨大な影があった。
ZOIDS-ゾイド-。この惑星Ziに生息する巨大金属生命体。それを戦闘用に改造した、
惑星Ziの戦闘において主役となる兵器だ。
地球では、はるか昔に滅び去った恐竜にも似たその影の正体は、かつて共和国最強の
小型戦闘ゾイドと謳われた機体、ゴドスだった。
「武装は後回しでかまわん! 核-コア-の起動を最優先だ!」
――市街地に入り込んだ連中は、歩兵や装甲車が中心だ。コイツ-ゴドス-さえ起動すれば、
連中の火器では傷一つつけられん――
金属生命体が成長するに伴い形成されるゾイド核は、いわば、超小型の核融合炉である。
完全にブラックボックス化されたゾイド核は、膨大なエネルギーを生みだす。そして、そのありあまる
エネルギーによって、ゾイドは他の兵器にはない特性を得た。
ひとたびゾイドを起動させれば、ゾイドはその機体表面に一定方向の超電磁気流-マグネッサー
スフィア-(*1)を発生させる。それは生半可な火器による攻撃を全て弾き返し、数十トンにも及ぶ
ゾイドの衝突でも自壊を防ぐことで、爪や牙での格闘戦すら可能にしている。
歩兵や装甲車程度を相手にする限り、まさしくゾイドは無敵と言える。しかし――
「王(*2)は、王はまだ来られないのか……!? このままでは核の最終起動が行えん!」
あらゆるゾイドに共通する、唯一の弱点。それは操手の存在だ。
金属生命体を人が制御するためには、そのゾイド本来の意識は何重にも
封印しなければならない。そして、操手が搭乗することで意識の代わりとなり、
ゾイドに指令を与えるのだ。
もともと、はるか昔、金属生命体を自在に制御できる以前から、Zi人は自らの身体に含まれる
金属組織の共振により、その土地のゾイドを鎮め、共存してきた。一族の王は長い年月をかけ、
自らの金属組織を遺伝的に高めることで一族を守護してきたのだ。
ゾイドの制御技術が発達した現在では、一般人でもある程度ゾイドを操ることはできる。
しかし、依然として操手の血統は純然たるエリートとして存在した。それは技術レベルの低い、
西方大陸辺境のこの国ではより顕著で、代々受け継がれてきたゴドスを起動できる操手は
国王その人だけであった。
発砲音が響いた。――近い。
起動していないゾイドでは、機関部に歩兵の携帯ロケットが命中しただけでも、致命傷と
なりかねない。むざむざとこのまま打ち倒されるだけだというのか。
(*1)高速ゾイドの高加速度にさらされるパイロットや、サラマンダーの背中に搭乗する
パイロット、ひいてはバリゲーターの口内に存在するコックピットなどは、
全てこの現象により保護されている。 ……んなわけない。
(*2)整備班長は国王と呼んでいるが、共和国の公式見解では州知事。小国が乱立し、
共和国派、帝国派に別れ争っている西方大陸では、大して珍しいことではなく、
共和国でも黙認されている。
71 :
69:04/03/28 05:06 ID:???
自作バトストスレに書き込むか、こっちか迷ったのですが、最近書き込み無いし、
特に完結させる気も無いのでこっちへ・・・
・格の違いすぎるゾイドには1ダメージも与えられない
・ゾイド、格闘して大丈夫なのか
・ゾイドとパイロットの精神リンク
というテーマについて、自分的にこんなんがいいなぁという妄想を、
似非バトスト風味で垂れ流させていただきました。無駄な長文すみません。
科学知識とか政治とか軍事とかまったくないので、突っ込みどころ満載ですが、
笑って流してください。
あー。こんな感じのバトスト読みたい・・・誰かちゃんと文の書ける、知識のある人書いてくれんかのぅ
エナジーライガーの戦場での損傷原因第一位はその速すぎるスピードによる衝突事故
再販ガンスナが抜群に良くなってたので妄想。
やや旧式になりつつあるが充実した武装と一般用に入念な調節をされたOSによる
高い闘争本能と生命力、扱いやすさの良好なバランスからいまだ愛好者の多いガンスナイパー。
その蘇り策として特にエースパイロット用として改造されたのがB4型である。
戦局打開の為急造された初期生産版の劣悪品質は有名な話だが、改善された俗にB型と呼ばれる
後期型を元に特に厳選したパーツを用いた上で各部モーターをシャドーフォックス用の
強力な物に変更、腕部バイトクローをスナイプマスター用のザンスマッシャーに変更することで
格闘能力を向上させている。また各部オプションラッチをブロックス武装に対応出来るように
J2型の13番ジョイントを加工して改造を行った機体もいるようだ。
惑星Ziの直径・重力が地球の85%であることはよく知られているが、実は公転周期も85%程度しか
ないことは余り知られていない。
すなわち惑星Ziの1年は、地球のそれの85%ほどの期間なのである。
惑星Zi人が地球人より長命なのは事実であるが、歴史書等における人物の年齢が惑星Zi時間にて
表記されていることに注意する必要があるだろう。
たとえば、ヘリック二世大統領が80歳で子供をもうけたエピソードは有名だが、この時の大統領の
地球時間における年齢は68歳前後となる。
活性状態にあるゾイドコアは、高熱と、大量の電磁波と放射線を放出している。
アタックゾイドや24ゾイド程度の超小型ゾイドならともかく、大型ゾイドのコアは迂闊に人間が近付けば
致命的なダメージを負いかねないほどの危険物なのである。
惑星Zi人は経験的にその事を理解していた。古来より、人間が改造したゾイドの多くが胴体から最も
離れた頭部に操縦席を設置しているのも、一つにはそれが理由である。
>>75 y=-(゚Д゚)・: ターン
V| |
ガイロスの先端工業製品、共和国の豊富な農林水産品、そして西方大陸の資源をやりとりする国際交易路、いわゆる
エウロペ・ルートが発達するに従い、禁制品の密輸、交易品を狙った海賊行為その他もろもろの犯罪件数も増加の一途を
辿っていった。
往々にして国境を越えるこれら犯罪組織の活動を取り締まるために、関係各国は共同で国際警察機構を設置。それが
ガーディアンフォース(GF)である。
"大異変"後の混乱に紛れてアンダーグラウンドに流れた戦闘ゾイドの数は、一説によれば1万機を超えると言われており、
旧式機とはいえこれらのゾイドで武装した凶悪犯罪者に対処するため、GFは主に共和国軍とガイロス軍のバックアップに
より、一国の軍隊にも匹敵する戦力を保有していた。
ヘリック、ガイロス間の開戦がいよいよ決定的になると、両国は自勢力圏内でのGFの捜査権を停止し、人員を引き上げ
させた。これにより、GFの活動は事実上停止する。
しかしその後、ヘリックとガイロス、西方大陸諸国、そしてZOITECによる対ネオゼネバス同盟が成立し、経済的なものも
含め同盟域内での交流が活発化すると、再び国際捜査機関の必要性がクローズアップされ、GFは復活する。
現在、GFの目下最大の敵は、GFの捜査権が及ばないネオゼネバス領を根拠地とする犯罪組織。そして通商破壊により
同盟経済の崩壊を目論むネオゼネバス正規軍そのものである。
これらの脅威に対抗するため、GFは以前にも増した重武装をもってネオゼネバスとの戦争の最前線にて日夜戦い続けて
いるのである。
>>76 ジェノ、ブラキオス、その他サブコクピットは?
79 :
76:04/05/03 21:53 ID:???
>>78 主に初期の機体に関しての話。
地球人到来以降は、コアに二次装甲を兼ねたシールドを施して遮蔽するようになったため、おおむね許容できるようになったと
いうことで。
その他、放射線障害により死産や先天異常を持つ子供が産まれる確率が高かったり、電磁波障害で女子しか出来なくなったり
することから、いいゾイド乗り(経験豊か=搭乗時間の長いゾイド乗り)は跡継ぎに恵まれないというジンクスがあるとか妄想してたり。
他、頭部にコクピットを置く主たる理由としては、もっとも見晴らしが良く直接視界を得る場合に有利であったため、コアに十分な
遮蔽を行えるようになってからも、頭部に置くことが慣例化した、と。
その後、モニターカメラで視界を得る装甲式コクピットが多くなっても、頭部からコクピットを移動させるとセンサー系統や制御伝達系
その他の配置を大幅に見直すことになり、今まで培ってきたノウハウも活かせず余計な手間がかかるため、開発サイドも特段の
理由がない限り変則的なコクピットをとる機体を作りたがらない、と。
ていうか数m離したぐらいじゃ放射能の影響はほとんど変わらないような希ガス
81 :
76:04/05/04 00:28 ID:???
とりあえず電磁波は発生源から数m離れるだけでも数分の一以下になるが。
放射線もα線は透過力がごく低く、ちょっとした遮蔽物を置くだけで危険度は天地の差があるが。
野性体はどうなる?
高い地形適正と基本性能、高速機にしてはかなり頑健で整備性もよく
粘り強い性格もあってゲリラ時代の共和国を支えたケーニッヒウルフだが、
火力の不足と拡張性の無さがやや不評だった。
火力はともかく拡張性に関しては開発者であったDr.BABAも
決して満足はしていなかったらしく、故郷東方大陸に戻り
ZOITECにて研究を再開した彼はブロックス技術を応用した
B−CASの開発に熱心であった。
凱龍輝やゼロフェニックスのコアリンクシステムに多大な貢献を
残した後、かねてより愛機「銀牙」をテストヘッドとして
研究を続けていた本格的B−CAS機としてワイツウルフを開発。
ケーニッヒで充分な仕事が出来なかった、彼なりの解答であった。
本来ケーニッヒの随伴支援機として開発された機体ではあるが、その
異様なまでの拡張性の高さは本機単独での部隊編成も充分可能にした。
ケーニッヒ譲りの頑健さと整備性の良さは生産工程そのものの簡略化
によってさらに熟成され前線での評判は上々である。
ごめん、追加。
格闘戦用オプションとして装備されているクローフラップは重装備をした際の
足回り強化パーツとしての側面もあり、通常時はゾイドコア付近の
追加アーマーとして案外効果的であった(これがケーニッヒの積層装甲を
簡略化したものとして開発者が意図したかは不明)
また装備ラッチ部分はクローフラップを取り外した時は脚部付け根にある
追加動力の放熱器として機能する様になっている。
85 :
76:04/05/04 20:50 ID:???
>>82 ゴメソ。質問の意味が分からない。
野生体だと具体的にどういう問題が考えられるのか書いてくで。
ガイロス帝国・・・というか暗黒大陸の気温はとてつもなく低い。
その低い気温の中、暗黒大陸に住む人達は強い酒で体を温めるのである。
そのせいで、ガイロス帝国人はアル中が多い。
なんかロシアもアル中が多いって聞いたから似たような事になってるのでは?と思った。
>活性状態にあるゾイドコアは、高熱と、大量の電磁波と放射線を放出している。
>アタックゾイドや24ゾイド程度の超小型ゾイドならともかく、大型ゾイドのコアは迂闊に人間が近付けば
>致命的なダメージを負いかねないほどの危険物なのである。
こんな危険な物を利用しようと言う奴の気が知れない。
っていうかこんなのがゴロゴロいる星ってどんなのよ?死の星?
Z人は耐性があるかもしれないが地球人は生活出来んだろ。
>その他、放射線障害により死産や先天異常を持つ子供が産まれる確率が高かったり、電磁波障害で女子しか出来なくなったり
>することから、いいゾイド乗り(経験豊か=搭乗時間の長いゾイド乗り)は跡継ぎに恵まれないというジンクスがあるとか妄想してたり。
その前に生物としての繁栄に関わるだろ。
88 :
76:04/05/05 20:19 ID:???
>>87 > Z人は耐性があるかもしれないが地球人は生活出来んだろ。
だから
>>79で地球人到来後は遮蔽を施すようになったと。
> その前に生物としての繁栄に関わるだろ。
大型ゾイドの場合と断ってるだろ。
ファンブック2の編成表見て、全ゾイド中に占める大型ゾイドの割合とか考えれ。
そもそも個人の脳内設定にそんな目クジラを・・・
前スレで過剰なつっこみ禁止とかなかったっけ?
にしてもいつになったら読めるんだコンチクショウ。
数あるゾイドパイロットの中にも一人や二人くらいブレード系武装でマジで
敵の撃った砲弾をスパーンとやる香具師がいてもいい気がする。
丁度ついさっきトリビアでマジで日本刀が銃弾をスパーンとやってたからね。
前スレだったらログとってあるから、良かったらどこかにうpしてもいいけど?
シャドーフォックスには単独偵察用としての側面から各部の消耗品を共和国、
帝国双方の規格のものが使えるようにする改造キットが存在する(余談だが
帝国製の部品を使った方が調子がいいと言うパイロットも結構多かったようだ)
外見が妙に帝国ゾイド臭いのもライトニングサイクスからの影響だけでなく、
こういったスパイ活動の時を狙ったものでもあるらしい。
>>93 できたらお願いします。
95 :
93:04/05/06 22:52 ID:???
97 :
93:04/05/07 00:22 ID:???
>>793 そこ、やっぱ組み済みでもオルディオスは高いね・・・
誤爆スマソ
ガリル遺跡に侵入したジェノザウラーが、遺跡内部から奪取した「真オーガノイド」の
コアを手に高速で脱出する。
上空のストームソーダーのカメラには筒状の物体が握り締められている様子が
撮影されており、長らくこの中身が「真オーガノイド」のコアであると信じられてきた。
戦後作られた記録映画等でも、コアを手にほくそ笑むリッツが描かれており
これがデススティンガー誕生秘話であるというのが有名な逸話であるが
近年の研究では、これに異を唱える説も登場してきている。
その後ガリル遺跡から発掘された文献によれば、
あの真空管状の物体は、かつての古代文明が作り上げた
無公害・完全リサイクル可能なクリーンエネルギー資源だというのである。
あの管を触媒にして、膨大な電力が取り出されるはずだった。
あれが解析されていれば、エネルギー問題はすべて解決していたであろうと。
しかし、戦争のドサクサで失われてしまった為に、
もはや真偽の確かめ様がないのが現実である。
>>92 どうかなぁ,,,拳銃の弾は銃火器の中でも初速が遅い方で
重砲の曲射だと、空気抵抗によりスピードが落ちた着弾直前でも1.5〜2倍くらい、
機関砲や戦車砲だと4〜5倍にもなる上
根本的な問題として、弾が見えるかとか、発見→未来位置予測→切断動作のプロセスが間に合うのか、とかあるし。
あの条件下なら、もっと硬い軍用の披甲した弾でも斬れたような気がするけどね。
>>97 同感。俺もこのスレ&前スレには色々書き込んだけども、最近はねぇ・・・。
昔色々高速機時代の終焉云々書いたけど大ハズレだったなあ…。
>>101 >>92の文章を見る限り、一人くらいそんな事をやるやつがいてもいいじゃないか。
って言ってるみたいなんで変な理論を持ち出してまで否定することは無いと思う。
実はボスボ○ットの様な粗大ゴミが減量のハンドメイドゾイドもひそかに存在する。
なのにパワーだけはひそかにデスザウラーに匹敵する。パワーだけは。
>>104 ゲゼかyo!(w
しかし、ゾイドとは自動車であり土木重機であり航空機であり船舶であり…、言ってみりゃ人が乗って動かす、ありとあらゆる
機械が含まれるわけだ。
それ以外に無人機もあるわけだし、きっとゾイドを作っているメーカーも星の数ほどあるんだろうな。
中にはハンドメイドで細々と24ゾイド級の作業機なんかを作ってる零細町工場なんかもあるんだろうなぁ…。
こんな感じ?
共和国の最新装備であるマグネーザーは、ウィルソン市でヘリック一世の時代から
代々ゾイド技師を営んでいる「ドン・チェスター」さん(89歳)が1本づつ手作りで製作している。
チェスターさんは惑星Zi中の製鉄所をたずね、「コレだ」と思った金属のみを仕入れてくる。
時には厳冬のザブリスキーポイント、旧ゼネバスの落人村で農機具用の鉄を細々と作っている
製鉄所へも行くという。
チェスターさんの1日は、神棚に1日の安全を祈願するところから始まる。
彼の自宅兼仕事場に工作機械類は一切ない。
代々受け継がれてきた鍛冶道具類のみで材料を加工し、組立ててゆく。
だから、どんなにがんばっても1ヶ月に2本ばかりしか作れない。
「コンピュータ制御の機械類で作ったんじゃ、魂がこもらない。1から手作業で
作る事で魂のこもったマグネーザーが出来るのです」
チェスターさんは笑いながら語る。
チェスターさんによれば、マグネーザーのひとつ一つに「顔」があるのだそうだ。
とくにチェスターさんがこだわっているのが、古代チタニウム製の基部だ。
「手触りのよさ」と「マーブル模様の美しさ」を兼ね備えたチタニウムは10トンにに1トンあるか無いか、
しかも1トンのチタニウムからひとつの基部しか作れないと言う。
「私の作ったマグネーザーが対デスザウラー戦で活躍できるとは光栄です」
仕上げに白墨で「触るとキケン」と書き終えたチェスターさんは語る。
注意書きは人形で言うと目入れに当り、魂が込められる瞬間だ。
しかし、チェスターさんには後継者がいない。
子供はみんな東方大陸に疎開してしまったのだそうだ。
「代々受け継がれてきた鍛冶技術も、俺の代で終わりだな」
寂しそうに言った。
ゾイドバトルにおいては見た目の派手さがやはり好まれる為か4足高速機、
もしくは獣脚類が現在主流、唯一評判があまり良くないのがダークスパイナーである。
ジャミングウェーブによる敵ゾイドの掌握は実戦では高い効果を発揮した
ものの、見た目が地味で卑怯だということでゾイドバトルで煙たがられていたのだ。
しかしそんな中とあるダークスパイナーが人気を博する。ジャミングウェーブ
で操った無人ゾイドを引きつれ悪役然と入場しながらも、実際のファイトでは
無人ゾイドとの連携すらおこなわず1対多数の不利な戦いを華麗にこなすのだ。
元々非常に素性の良いゾイドであるダークスパイナーの基本性能をフルに活かした
その動きは高い評価を得た。
ゾイドバトルともなると、個人レベルで様々な改造を施されたゾイドが登場するのは
もはや当たり前の状態となり、どんな改造で客や対戦相手を驚かせるかなども
競技の醍醐味になっていたりする。
故に、例え試合に負けてしまったとしても、皆を驚かせる程の凄い改造がなされた
ゾイドとそのZiファイターには特別敢闘賞ならぬ特別改造賞が贈られたりする事もあるのである。
ゾイドバトルでは過度のOSの使用は一種のドーピングであるとして禁止されている。
この時代基本的にOS自体が消えつつある技術なのだが(いくらパワーが
あるとはいっても凶暴で扱い難いゾイドなど民間では邪魔なだけである。
スピンオフ技術であるコア活性化による養殖は非常に重宝されている)
現OS技術の第一人者であるZiーARMS社はこの方針にかなりの反発を見せている。
なおコアの活性化手段として奨励されているのはフェニックスシステムであり、
ゾイドバトル自体がZOITEC社主導であることを露骨に表しているとも
いえるだろう。
通常ゾイド並の出力を誇るとして華々しくデビューしたTB8であったが、
拡張性が低い上にコア自体が大きく整備しにくいため、前線での評判は芳しくなかった
(レオゲーターやディメトロプテラの緒戦での活躍は、後に捏造された記録であることが発覚している)
更により小型で高出力のネオコアブロックが完成し、通常ゾイドがブロックスとのほぼ完全なリンクを果たしたことで
TB8は完全にその意義を失い、ゾイドバトルでも格下の選手しか使わなくなってしまった。
>>109 フェニックスシステムはコアの活性化ではなくエネルギー増幅である。
とマジレス。
ディメトロプテラのマグネッサー3Dレーダーがその強力なジャミングでセイスモサウルスの
超長距離砲撃による一方的な虐殺を封じたというのは記憶に新しい。
そんなある日、ギガにも集光パネル付けてくれよ〜といつも嘆いていた
一人のゴジュラスギガパイロットが、ディメトロプテラの戦果に着目し、
じゃあ食らわなければ良いじゃないかとマグネッサー3Dレーダーをギガの背中に装備させてしまった。
その姿があまりに不格好な為、他のギガパイロットや凱龍輝パイロット等に
呆れられてしまったが、実戦では案の定そのレーダーから発せられる
ジャミング波が敵のレーダーを封じ、無論ゼネバス砲も一度として飛んでくる事は無かった。
それどころかそのジャミング波は敵のミサイルなどのいわゆる誘導兵器の類なども
無効化してしまうという効果まで持つに到った。
あとついでにダークスパイナーのジャミングウェーブも無効化したりなどの事もある。
このジャミング波をまき散らしながら大暴れという事実は帝国軍のダークスパイナーを
彷彿とさせる物であり、地味に恐ろしい活躍を見せたりした。
ゾイドバトルはただ相手を叩きつぶす戦闘競技だけでなく、
ゾイドで球技なんて物もあったりする。
ゾイドバトルは、かつてネオゼネバスの圧倒的軍事力の前に、ヘリック亡命政権、ガイロス、西方大陸諸国らが同盟を結んで
対抗していた時代、同盟国共催でゾイド模擬戦を含む大規模なスポーツ・格闘技大会を開いたのがその始まりとされている。
主たる理由は、長きに渡る戦争で国民の間に蔓延した厭戦気分を払拭するため。
そして、参加する選手の力量やゾイドの能力から他国の軍事力を推測し、また自国の武威をアピールすることで同盟内での
発言力を高める政治的駆け引きの一環でもあった。
戦争の時代が終局を迎え、確かに世界は平和になったが、その反面、
今度はいわゆる秘密結社や闇の組織などが影で暗躍するような時代になった。
競技場ではとある賭博師がこれを食べて億万長者になったのだとして
ただの目玉焼き丼が「ゾイ丼」という名で売られている。
しかし黄身の半熟加減や垂らす東方大陸名産ソイソースの質、量。
ご飯の蒸らし加減など実は意外とコダワリの一品であり、その競技場の
格を決める大事な要素としてゾイドバトルファンの間で認識されている。
共和国首都近辺にて行われた共和国軍と帝国軍による首都奪還戦。
この戦いはディメトロプテラのジャミングによりセイスモの超長距離射撃が
封じられ、有視界下での戦闘を余儀なくされたが故に共和国軍に敗れたと
いう事になっているが、本当はそれだけでは無かった。
そもそも共和国首都を守る帝国軍にも、セイスモサウルスやエナジーライガーが
多く配備され、何一つ落ち度は無かった。ましてや遠距離戦能力ばかり
強調されがちのセイスモも、その全身に装備された武装により有視界戦でも
高い戦闘力を誇っている。
それが何故破れたのかと言うと、セイスモの全身に装備された武装
そのものが逆に仇となったと言って良い。
つまり、セイスモの火器はあらゆる方向からの攻撃に対処できる反面、有視界戦などでは
味方を巻き添えにしてしまう可能性も持っていたのだ。
現に、セイスモは数多くの敵を撃破していたが、同時に巻き添えで破壊された味方機も少なくなかった。
さらにエナジーライガー。これもギガやマッドサンダーですらもウカウカしていられぬ程の
圧倒的性能を誇っており、なおかつ数多く投入されながら勝てなかったのは、
その活動時間の短さがネックとなったと呼んで良い。現にその機体のほとんどは
戦場のど真ん中でエナジーチャージャーが停止し、機能停止とは行かないものの
大幅に弱体化してしまったが故に袋叩きにあって破壊された。
他にもディメトロプテラのジャミングが無人キメラのコントロールも狂わせたなど
色々あるが、一番の原因は「兵士の訓練度が低かった」事が原因ではないだろうか。
帝国軍はセイスモのゼネバス砲や無人キメラを過信するあまり、兵士の訓練を怠ってしまったのだ。
いかに強力な兵器も使う人間がダメでは意味がない。それこそが
帝国軍が共和国首都を共和国軍に奪還された一番の理由ではないだろうか。
戦争終結から時が立ち、流石に当時の銃器は進化を続ける装甲に対して威力を減衰せざるを得なかった。
その問題に対しゾイテック社は、ブロックス規格の互換性を重視しエクステリアを変更せずに
内部構造を変更することで武器の威力を上げる事にしたのである。
その為Ziファイターが使うカスタム武器は一見戦争時と変わっていないように見えるが、
実際の威力は当時の2〜4倍程度に増加している。
唯一変更されたのは材質であり、威力が強化された武器は半透明の新物質でできている。
もちろん外見を変えずに威力を増加した武器も存在する。
どことなくアイアンコングPKのそれに似ているカノンダイバーの
ビームランチャー、実はハンマーロックを視野に入れてキメラの武装として
帝国軍が開発していた試作ランチャーを盗用したものである。他にもカノンダイバーは
かなりの部分をシェルカーンと共用しており、この出来事を機にZOITECと帝国の
関係は段々と悪化していくこととなる。
ゾイドバトルにおいては3vs3などのチーム戦も花形競技のひとつであり、
チーム戦を主として活躍しているZiファイターらにとっては日頃からの訓練の見せ所である。
しかし、個人でチーム登録をしているZiファイターにも、チーム戦への出場の方法はあった。
パイロット不在でも、自動制御による僚機の出場は認められているのである。
ゾイドバトル連盟の認可を受けているのは、DECOタイプの操縦補助ロボット。
遠い昔、地球で惑星探査から戦闘にまで用いられていた万能AIロボットの発展形であった。
ドラム缶のような胴体に基盤を詰めるだけ詰め込んだその姿は、可愛らしさと裏腹な
なかなかの高性能をファイトで発揮しており、Ziファイターの一部に熱狂的に愛されている。
亀レスだが
>>73イイね。
改造のイメージソースにさせてもらいますよ。
大戦時代末期に某国の秘密兵器として極秘裏に作られるも、
完成した頃には大戦は終わっていた為に日の目を見ることなく封印された
単機で戦局を変えうる戦闘力を持つ超決戦ゾイドがひそかに存在した。
一説には伝説の古代虎にも匹敵しかねない戦闘力を持つとすら言われるそのゾイドは
現在、一人の少年探偵の手にゆだねられ、警察と協力しての、秘密結社やギャング団、
マフィアなどの討伐で活躍しているという。
所詮ゾイテック社も実は一枚岩な企業では無く、大きく分けて二種類の派閥が存在していた。
共和国を支援して帝国を倒そうとする派閥と、帝国に媚を売って甘い汁吸おうとする派閥である。
無論前者が共和国系ブロックスを、後者が帝国系キメラブロックスをそれぞれ開発していた。
そうして両軍にそれぞれブロックスを供給していた中、ジェットファルコンの開発を境に、
ゾイテック社は帝国を拒絶し、共和国の完全支援に方針を切り替えた。
その後、帝国派の派閥は一斉に退社し、新たな会社を設立した。
それこそが、後のズィーアームズである。
傭兵−自由なゾイド乗りたち−
今から120数年ほどの昔、共和国と帝国の戦争が続く時代。
エウロペ大陸へと派兵した2大強国は、広大な戦線を維持する必要に迫られます。
そこで、彼等の戦力の一翼を担ったのが現地出身の雇われ兵士たちでした。
山に、砂漠に、湿地にと、傭兵は縦横無尽に活躍し多大な戦果を挙げます。
戦後においても、大規模戦闘で消耗した正規軍の穴を埋めるためには彼等の
存在が不可欠でした。
そんな傭兵達は、いつしか自身の地位の向上、そして権利の獲得のために自ら
組織を作るようになりました。
例え皇帝陛下であろうとも、エウロペの斡旋組織を通さなければ、たった一人の
傭兵との雇用契約も結べないようになっていったのです。
表向きには武力行使ができない、”平和”な現代。
しかし、そんな今日においても、傭兵たちは彼等自身の属する組織から
仕事の斡旋を受け、林立する企業同士の抗争の只中へ愛機と共に身を投じているのです。
そんな彼等を、いつしか人は以下のような名前で呼ぶようになりました。
主に2つある呼び名は、どちらも帝国と共和国の戦争時代にその名を轟かせた
英雄の名前から取られており、なおかつ傭兵という稼業の持つ二面性を表しています。
国家の兵士というくびきから解き放たれた、「自由」という意味の”Freiheit(フライハイト)”。
そしてもう1つは、貪欲に獲物を漁る「黒いワタリガラス」という意味の……
Zi-ARMS社は様々なカスタムゾイドを所持している。
指揮官用ゾイド「Vコマンドデスザウラー」
隊長機用ゾイド「キャプテンコング」
空戦用ゾイド「グレイヴセイヴァーΖ」「レドラーイーグル」
水中戦用ゾイド「スティルダイバー」
陸戦型重装ゾイド「セイスモパンツァーZZ」
などである。
未確認だが、キャプテンコングを中心としたチーム「ZIゾイドフォース」が結成されたという噂もある。
BLOXは共通パーツが多く、すぐ替えが効くので民間にも非武装で使われているが、
その中でも、高い価値を持つのはシェルカーンの腕パーツである。
作業用として細かい動作が可能であり、それなりのパワーもあるので、
民間でもよく使用されるが、このたびZOITECがシェルカーンの開発停止を決定したため、
シェルカーンの腕のみを発売してほしいとの要望が多数出されている。
……いかん…こんな妄想しか思いつかん……。
ゾイドバトルは大戦時代のそれと違い、より格闘戦に主眼がおかれる傾向にあった。
そんな中、空手、柔道、ボクシング、レスリング、果てにはサンボやカポエラなど
いわゆる格闘技がゾイドバトルに応用されるようになったのである。
また、それらの格闘技をさらにそれぞれの型のゾイド向けに昇華した新たな格闘技も
生まれ、様々な流派も生まれた。
そうして、単なる力や速さを競い合うのではなく、様々なファイトスタイルの入り乱れる
多彩な技の戦いもゾイドバトルをより白熱させる物となり、時にはゴドスがジェノザウラーを
一本背負いで投げ飛ばすなどの大番狂わせも起こったりと、観客をよりわかせるのであった。
イクスのエレクトロンブレードは相手を感電させるだけの物であると言う印象があるが、
実は電熱を利用して対象を溶断しているのである。
ブラキオスのソーラージェネレータは、デバイスを中心とした半径5mほどの範囲の光や熱を一点集中し、吸収する装置である。
凱龍輝の集光パネルはこれと同一の原理に基づいている。
古代チタニウムの強固な結晶構造を模倣することにより、高エネルギービームをも吸収可能な強度を実現したのである。
ZOITEC社は大戦以後、急速な発展を続け、今や、Zi-ARMS系列、傘下の会社は、
会社の数では半分を占め、その多くは市場を独占している。
「ZOITECか、そうではないか」そんな言葉が日常で交わされるほどである。
この背景には、地球からの渡来人が持ち込んだ文化にある。
戦争終結により安定した社会に、金融、不動産、保険という概念を持ち込み、
ネクストカンバン方式に始まる地球古来の生産方式を導入し、
インターネット、携帯電話、地下鉄などのインフラを整備し、
スポーツ、遊園地、体感ホログラフ、映画などのエンターティメントを供給した。
だが、地球人たちがその強欲な資本主義に依存し、そのシステムに無意識に操られ、
資源を食いつくし、住む土地すら失い、宇宙に進出したことを忘れてはならない。
我々を地球人と同化させ、同じ過ちをこの星でも繰り返そうとしているのだ。
我々の体内深くに根付いてしまったものと、我々は戦わなければならない。
戦争は既に始まっている。
Zi-ARMS創設10周年記念ディスク、序文より一部抜粋。
>>131 カンバン方式(・∀・) イイ!!
電ホにもこういうの期待したいんだが…
数多くいる技術者達の中で近年最も不遇だったのは、セイスモサウルスの開発チームであろう。
コンパクトなボディに多大な火力と拡張性を盛り込んだ斬新な機体であったにも関わらず、そのメイン火器である
ゼネバス砲はあまりにも卑怯であると共和国ばかりか帝国内部からすら批判を浴びたのである。
事態を憂慮したネオゼネバスはエナジーライガーを主力とする白兵戦に方針転換しセイスモサウルスに関わった技術者達を左遷。
更に戦争終結後もゾイドバトルには格闘戦が求められていたため、セイスモサウルスが介入する余地は無いのだった。
BLOX。
ユニット化されたパーツの、任意の組み合わせにより、いかなる機能性能を備えたゾイドをも自在に構築可能とするシステム。
しかし、往々にしてメーカーの謳い文句には誇張が含まれているものである。
BLOXもその例に漏れなかった。
マトリクスドラゴンやキメラドラゴンといった大型チェンジマイズ体は、額面上のパワーや運動性能は大型ゾイドに匹敵するという
触れ込みであったが、その実態たるや、安全限界を超えたオーバーパワーを搾り出させたパーツは瞬く間に使い物にならなくなり、
小型機を寄せ集めた機体はフレーム剛性も装甲強度も武装も、本物の大型ゾイドには遠く及ばないというお寒い代物であった。
ヘリックもネオゼネバスもこんな物をまともに運用するはずもなく、すぐにBLOX規格に対応しながらも従来型の機構を持つ
通常大型ゾイドや、小型機とのチェンジマイズを考慮しない専用パーツで構成された大型BLOXを開発させている。
またこの事件で、そもそも二倍も三倍もサイズの違う機体間でパーツや装備を完全に共用化することの技術的な無理、無駄に
各国軍人も気付いた。
これらの動きは大ペイロードを利して重装甲強武装を無理なく実現できる重戦中型BLOXの開発へと繋がっている。
そしてさらに、同級機種間でのパーツ流用によるチェンジマイズの効用についてすら疑問が呈されるようになった。
チェンジマイズによる汎用性を発揮するためには、1機あたりに多種多数のパーツを用意しなければならず、調達コスト上昇に
加えて大量の予備部品が補給を圧迫し、BLOXの重要な利点である低コストと兵站の負担軽減という部分を失わせてしまったのである。
結果、他機種間でのパーツ流用から、レオストライカーなどのように1機種を構成するパーツの中で組み替えを行い、異なった
機能性能を発揮させようという方向にシフトが起こっている。
戦闘時の合体も然りである。
しょせん1+1と2は等価でしかありえない。二機が合体しても、同じパーツである以上、安全限界を無視して火器の威力を二倍に
引き上げるわけにもいかないし、装甲厚が倍になるわけでもない。
結局、二機のままで戦うのとどれほどの差があるのか? ZOITECのこの疑問に対する答えは、フェニックスシステムの登場を
待たねばならなかった。
そしてそれでも、BLOX同士での合体のメリットについて明確な利点はついに見出せなかったのである。
ライガーゼロ・イクスの装備するアクティブステルス機構は、自機に照射されるレーダー電波をリアルタイムで解析。自ら逆位相の
電波を放出して相殺するという、きわめて高度な技術によるものであった。
このシステムは出力を上げればそのまま敵のレーダや通信機等に対するジャマーとなり、また高度な信号解析能力により、
ジャミング環境下においても妨害波によるノイズを除去して索敵能力・通信機能を失わない。
また、入射する電波のパルスパターンや方位を割り出すのみならず、自ら電波を照射して反射波から敵座標を把握する、すなわち
それ自体がレーダとしての機能を持っている。
このようなシステムを備えたイクスは、元々はサイクスを補完する高速部隊の指揮機たるべくして開発されていた。
接近する脅威をいち早く察知し、ジャミングを展開して味方を援護し、敵のジャミングを受けてもそれを無効化して部隊の統率を
維持するのである。
装備している武器が、敵を物理的に破壊することよりも動きを止めることを重視しているのも、攻撃は味方に任せ自己は支援に
徹するという設計思想によるものである。
"大異変"後、トライアングルダラスに代表されるように、惑星Ziのいたる所で磁気異常が活発化し、その結果長距離レーダによる
早期警戒態勢などはまず望めなくなってしまった。
しかし、稼働中のマグネッサーシステムは規則的なパターンを持つ電磁波ノイズを放射するため、環境雑音からそれをよりわけて
探知することは比較的容易である。
このため、専任の電子戦機のものではない簡易な対空レーダには自分で電波を発信する機能を持たず、敵機のマグネッサーノイズ
を検知するパッシブレーダが多い。
ザバットのステルス機能はこの部分を衝いたものである。
新型のマグネッサーウィングにより放射ノイズを大幅に低減したことに加え、デジタル制御インバータによりマグネッサーノイズを
ランダムに変調。環境雑音に紛れさせてしまうことでパッシブレーダによる探知をきわめて困難にしている。
月の引力が地球表面に及ぼす潮汐力は、様々な化合物が溶けた大海というフラスコを攪拌し、化学反応を促進して生命の誕生を
促したと言われている。
然るに、異なった軌道を巡る3個もの月を擁する惑星Ziにおいては、当然ながら惑星の受ける潮汐力は地球よりはるかに大きく、
それがきわめて早い段階での生命の発生をもたらしたと考えられている。
また、数十年から数百年に一度、3個の月が重なる"合"の際には海面が数十メートルも上昇する"超大潮"が発生するが、これが
生物を陸上へと押し流し、地上への進出を加速したのではないかという説もある。
かように、生命の誕生と進化に大きく寄与してきた月であるが、こと文明に関してはむしろ負の影響を強く及ぼしてきた。
前述の"超大潮"を初め、惑星Ziにおける潮位の変動は地球とは比べものにならないほど大きい。
これは港湾の設置・運営と大型船の運用を極端に困難にし、その結果惑星Ziにはごく最近まで大陸間の交通と呼べるものが
ほとんど存在しなかった。
このことは惑星Zi人たちを外交下手にし、民族間の思考のギャップを拡大して対立を促進する一因となったのである。
農業にも使えそうなゾイドって何だろう・・・
ブラッディデスザウラーのゾイド核が爆発した地点から30Km以内の土地は、地質や空気の汚染の可能性があるとして隔離された。
爆発地点が海に近かったこともあってその範囲は半円状になり、俗に「ハーフムーン」と呼ばれたその地帯は、後に自殺の名所として知られることとなった。
だが2130年現在では植物の繁殖などによって汚染は除去され、再開発が始まっている。
余談だが、かつてこの場所で被爆したゾイド乗りの双子の姉妹がその後の避難によって別れ別れになり、
後に汚染のまだ除去されていないこの場所で再開し心中したという噂がある。
ゾイドコアの中身にはどんな有害物質が……(((( ;゚Д゚)))
142 :
小ネタ:04/06/13 22:03 ID:???
アイアンコングのTVM戦術ミサイルには高カロリーの特殊液体燃料が用いられており、大重量弾頭による高威力と長射程を
コンパクトな弾体で両立している。
しかし、この燃料は常に攪拌していないと成分が分離して沈殿してしまうという厄介な性質を持っている。
問題に対し、ゼネバス技術陣は弾体を載せて回転することで内部の燃料を攪拌し続ける回転式ランチャーを開発した。
イミテイトワイツタイガーは、実験途中に謎のゾイドと交戦した記録がある。
記録によれば謎のゾイドは「バーサークフューラーの素体のような」
姿をしており、尾はブロックをそのまま取り付けたかのようであったという。
これが装甲を外したデスレイザーである事は明白であり、
G−ARMS社は当初から白虎対策としてこのゾイドを開発していたことが伺える。
この時は互いに調整が不十分であり、数回の肉弾戦の後にデスレイザーは撤退している。
>>143 イイね。
あれだけの説明からこういう風に膨らませられる人ってすごいな。
デカルトドラゴンが使っているゾイド核の共鳴は、
小型ゾイドの改造ではかなり前から一般化した技術である。
特にゴドスやイグアンは構造がシンプルな分共鳴にさほど手間がかからず、
背部などのハードポイントにネオコアブロックを接続して
パワーを増した改造機が多く見られる。
下手すれば出力が二倍近くになりチューンナップの効果を容易に体感できるので、
初心者の改造にはうってつけの機体といえるだろう。
再生産記念
惑星Ziにおいて日々進歩しているのは何もゾイドに関する技術だけではない。
他の様々な分野においても技術は進歩し続けているのである。
その中の一つ。形状記憶性プラスチックという新素材を原料とし、
マッドサンダーが踏んでも壊れないをキャッチフレーズにした筆箱が売り出され、
一躍大ヒット商品となった。特にコマーシャルなどで本物のマッドサンダーに
その筆箱を踏ませるシーンは子供達に絶大な人気を博したという。
ゴジュラスギガ。
格闘モードと追撃モードの切り替えにより強大な戦闘能力と高い機動性能を両立させた機体である。
しかし、カタログ上のスペックが実戦において効果的に働くかと言うと必ずしもそうとは言えない。
追撃モード時には大きな前傾姿勢をとることにより古代チタニウム装甲と並ぶ防御の要であるHEシールドジェネレータが
機体下方に向いてしまい、正面方向に展開できなくなってしまうのだ。
重心の上昇により主兵装とも言えるクラッシャーテイルが実質的に使用不能になるという点も大きなデメリットとして挙げられるだろう。
機動性能が上がるとは言えこれでは変形機構により股関節の強度を落としてまで追撃モードに対応する意味が小さい。
こうして現実にはギガの売りとも言える追撃モードは早々にオミットされる事となった。
ゲームじゃなぜか格闘モードしか存在しないギガの俺解釈。
つーか変形させろと。
>機体下方に向いてしまい、正面方向に展開できなくなってしまうのだ。
ルールに反する行為でスマソが、それだとアロザウラーバトストで
ほとんど伏せた状態になっていたギガがデスザウラーの荷電粒子砲をシールドで
防いだという事実を説明できない。
あと、ゲームだと普通にシールドやセイバー級のスピードになってるので、
追撃モードがオミットされるというよりも、格闘モードで追撃モードと
同等のスピードが出せるようになったという解釈にできないかな?
というより、バスターキャノン背負わせた後のバスターキャノン使用時の
姿勢は追撃モードでは無いのかとマジレススマソ
ゾイドバトルに出場するゾイドの中に、一体のゴドスがあった。
このゴドスは黒く塗装された上に赤いラインを施され、
右足にスナイプマスターのスコープを改良した
ポインティングマーカーデバイスを装備していた。
その部分からマグネッサーにより形成された磁気の円錐を発射し、
その中心に向かってゴドスの得意技であるキックを放つのが
得意技であったという。
デカルトドラゴンのバリエーションに、ディアントラーの
プラズマブレードを翼端に装備した機体がある。
これはキメラドラゴンを制御する指揮機であり、
コアをネオコアブロックに換装したキメラドラゴン部隊と共に
ブルーシティを襲撃する予定になっていた。
だが大規模部隊の投入を懸念したZi-arms上層部の意向により
結局このプランは実行されずに終わったという。
妄想力が足りない
ワイツタイガーの搭乗員の名は、ガリー・フォイル大尉。
彼は空軍に在籍して居た頃に砂漠に墜落し、六ヵ月以上放浪した事がある。
その際近くを飛んでいた「ヴォーガ」と機体に刻んだレドラーに
見捨てられた事が、彼を復讐の為にZoitecへ出向させる動機となった。
彼は特異体質で、怒りを感じると顔面に青い痣が現れて虎のような形相になる。
そんな彼が虎型ゾイドに乗ったのは偶然だが、彼の乗る白虎を撃破した
デカルトドラゴンに「ヴォーガ」と刻まれていたのは宿命であろう。
フォイルは雪辱と復讐を果たすべく、レイズタイガーで再出撃した。
BLOXコアは同クラスの通常ゾイドに比して、特に出力面で劣るという欠点を抱えている。
これを解決するために、ZOITECは幾多の試みを実施したが、成果は芳しくなかった。
まず最初に、単純に複数個のBLOXコアを連結させてみたのだが、これはコスト高を招いたばかりか、複数個のコアを連動させることの
技術的困難により、制御が不安定になるという失敗に終わった。
次に、通常のBLOXコアより大きく、その分出力で優るコアを作るという作戦に出たが、これも失敗した。
TB8と呼ばれるその実用型は、周辺機器を含めたコアユニットが通常コアブロック8個分に膨れ上がった上に、本来なら内部に収まって
いるジョイント機構が突出しており、そのため他のBLOXパーツとの接続に著しい制限が生じ、最大の売りである汎用性が損なわれて
しまったのである。
後に、複数個のコアのリンクは実用に耐える水準にまで安定性を高めることに成功したものの、根本的な解決にはZAC2200年代の
ネオコアブロックの実用化まで長い時間を待たねばならなかった。
それまでの間、主にZOITEC以外のメーカーでは、出力で劣るBLOXと、汎用性やコスト面で劣る通常ゾイドの欠点を、相互に補完しよう
という動きが活発になされた。
BLOXを自走するCASととらえ、CASの本体及び換装用の付帯設備にかかるコストを劇的に削減し、汎用性をさらに高めたB-CASは
その代表的な例である。
そして中小型ゾイドの分野では、更に一歩踏み込んで機体そのものをBLOXと一体化させる試みがなされた。
ここから生まれたB-ハイブリッドと呼ばれる小中型ゾイドは、いわば通常ゾイドのコアを持つBLOXである。
素体と異なる形状の機体では活動できないというゾイド固有の性質のため、B-ハイブリッドは純粋なBLOXほどの自由なチェンジマイズ
はできない。
しかし、それでも通常ゾイドとは比べものにならない仕様・装備の自由度があり、実用レベルではおおむね十分と言える汎用性を発揮
しうると評価された。
特に、簡易オーガノイドシステムを組み込んだタイプのパフォーマンスは圧倒的で、ZOITECと距離を置く国家の中には主力機として
採用した例もあり、相当な数が生産された。
>>153 カコイイ!!
でもリンクのスペルはlink
非合法で海賊版ゾイドを作ってる企業も存在する。
戦闘中に起きた、ワイツタイガーの融解。
ゾイド核の制御が不能になったことでこの事故が起きたため、ZOITECは
急遽その対策案を出さなければならなかった。
レイズの時点で完成した制御技術はワイツ本体への搭載が難しかったため
頭部として換装されレイズと同システムで体全体の制御を計る
小型ブロックスが開発される事となる。
万が一事故が再発した場合を考えワイツは無人機となり、
それまでのワイツ搭乗員が無線で操縦を引き継ぐ形となった。
そして完成した「トランスホーク」はワイツタイガーと合体し
実戦に投入されたという。
CASの高コストの元凶となったホバーカーゴを含む高速換装システムは、共和国におけるゼロ開発責任者の暴走が招いたものである。
本来の開発元であるガイロスでは、ゼロもBFも、換装はあくまで整備所レベルでの話であり、機体設計的にも換装による重量増大、
バランスの変化に対応する余裕を持たせたという程度で、共和国ゼロのような短時間でのエクステリアの脱着を考慮した構造になっては
いなかった。
高価格化の問題を部下に指摘されたとき、「その方がカッコイイからだ!!」の一言で忠告を握り潰した、開発責任者のトロス博士の
共和国崩壊後の消息は杳として知れない。
地球で開発された人型ゾイド、装甲巨神。
ゾイドは本来、元の形態と異なる形状の機体に対しては拒絶反応を起こしてしまうが、装甲巨神は同じ金属細胞で出来た
バイオコンピュータを、小脳に相当するものとして組み込み、コアの運動中枢をアシストさせることで解決した。
デカルトドラゴンもこれに近いシステムによって恐竜型からドラゴン型への変形を可能としている。
BLOXコアに与えられている、自機の形態変化に合わせて最適な動作パターンを構築するエミュレート能力を利用し、コアが受ける
恐竜型とドラゴン型の身体感覚の違いを補正するのである。
>>158 いや、アレ遺伝子操作で人型に……
ゴメン、ツッコミ無用のスレだったな。
レイズタイガーのチューブによるコアのエネルギー排出のアイデアは、
地球人の持ち込んだとある番組の記録がヒントとなっている。
その番組内では、全身を赤や黄や白のエネルギー流動体が
一定の経路を循環している戦闘用スーツが用いられており、
レイズの開発者はこの番組を見たことで
「これだ!」と叫んで設計を開始したらしい。
ちなみにプテロレイズはこの番組の劇場版に登場する
白い戦士を参考にしたそうである。
ゾイドはその進化の過程で脊椎動物に似た体の構造を獲得したとき、地球の脊椎動物とは異なり、三対六本の肢を持った。
そのうち一対は、現在では多くの種類が退化して無くなってしまっている。生きた化石と呼ばれるビガザウロも、化石種では6本の
脚を持っていた。
ドラゴン型ゾイドのように、うち一対を翼へと変化させたものもいる。
彼らの中から、やがて陸に、あるいは空での生活により特化したグループが現れた。恐竜型ゾイドと翼竜型ゾイドである。
彼らは翼、もしくは前肢を捨て去ったのだが、その痕跡が今も身体に残っている。
サラマンダーに腕を追加したガブリエーレ、あるいは副腕を備えたT-REXといった戦闘ゾイドは、かつてあった肢の痕跡である
神経節を、追加した腕のコントロールに用いている。
>>159 アチャー(ノД`) そういう設定があったのね。
漏れ的に、明確に公式に反する妄説は、よほど公式がデタラメだってんでもない限りNGなんで、
>>158の前半部はカットするyo
指摘dクス
>>161 生物学的に、新しく肢が生える事はありえないらしいから
面白い考察ですね。
>>159氏じゃないけど、Zナイト装甲巨神の建造過程についてはちょっと調べてみます
月の一つが失われ、惑星表面を揺さぶる潮汐力が衰えたことで、惑星Ziの地殻変動、火山活動は(地質学的なスケールで見た場合)
急速に沈静化に向かいつつある。
この影響を最も強く受けているのが、生態系の75%以上が地熱の恩恵に依っていると言われるニクスである。
今後1000年単位のうちに、ニクスの居住可能地域の八割が氷に閉ざされてしまうという試算もあり、まさにガイロスにとって温暖な
他大陸の領有は、民族の悲願であり、それ以上に生き残りをかけた至上命題なのである。
三匹の古代虎及びデカルトドラゴンの性質は、
ライガーゼロのCASを参考にしたという説がある。
ワイツタイガーはノーマル及びスピードを重視したイェーガー
レイズタイガーは格闘能力を重視したシュナイダー
ブラストルタイガーは砲撃能力を重視したパンツァー
プテロレイズはフェニックス&ファルコン
デカルトドラゴンの電気系兵器はイクス
だが、これは未だにはびこるライオン型信仰のこじつけだと
否定する者も多く、確証を持つには至っていない。
もの凄い脳内設定だな
ニクスには"大異変"による破壊を免れた、惑星Ziでも最大の野生ゾイド繁殖地が存在するといわれている。
ギヌンガガープと呼ばれるその場所は、ニクスではありふれた地形であるマグマ溜まりが縮退して形成された空洞に、海水が流れ込んだ
地底の入り江に、金属イオン等を多く含む火山性の熱水が湧出している場所であるという。
そこはゾイドコアの生育に最適な栄養・温度条件が保たれた巨大な子宮とも呼べる所であり、野生ゾイドはもちろん人間も養殖に
利用しており、夥しい数のコアが息づいているのだという。
その存在は不明確である。ガイロス政府は公式には一切の情報を発しておらず、国防上の機密として位置すら秘匿されているとして、
海外はむろん国内に流布するいかなる情報も、全ては噂の域を出ない。実際には存在していないという説もある。
しかし、ガイロスが人口も国土の生産力も劣るニクスにあって、百年近くに渡り惑星Zi屈指の軍事大国としての地位を維持し、また
ZAC2080年代以降にかけて常軌を逸するゾイドの大増産を実行し、国力にて数倍するはずの共和国との軍拡競争でも一歩も譲らなかった
こと。かの国がOSによる増殖・急速培養技術が確立される以前から、巨大なゾイド素体生産能力を有していたのは厳然たる事実なのである。
レッドラストとミューズの密林との間にそびえ立つグラム山地は、霧族と呼ばれる少数部族のテリトリーである。
虫族の近縁とされる彼らは、地形険しく常に転落の危険にさらされ、しかも年間を通じて濃霧に閉ざされるこの土地で生きていくために
独特の超感覚を発達させた。
この特殊能力を駆使し、地層に多く含まれる磁鉄鉱のためにレーダーすら用をなさないこの地で、彼らは自在に動き回ることができる。
西方大陸戦争時、西部への交通路の確保と磁鉄鉱の採掘のためにグラムへ進出した共和国に対し、霧族は反発。
ガイロスはそこにつけ込み、霧族を反共ゲリラとして組織化した。
第二次全面会戦でのガイロス軍の進出時、そして後退時にも、霧族は剣呑極まるこの地域の案内役を務めたと言われる。
ガイロス軍のエウロペ総撤退直後から、共和国はエウロペ全土でガイロス敗残兵、現地の反共勢力の掃討を開始。
徹底抗戦を唱えた霧族は、最後には女子供まで銃を取り、あるいはゾイドを駆って共和国軍に立ち向かい、三年以上に渡る戦いの末、
一人残らず戦死したという。
天然の要塞に立てこもる霧族の掃討作戦は困難を究め、最終的に共和国軍は先行配備がなされたばかりのゴジュラスギガまで
投入したという話もある。
ガイロス軍情報部3局は、戦地住民の宣撫工作を担当する部署である。
西方大陸侵攻の初期から、3局はエウロペ住民の宣撫を開始。現地での支援要員の確保や、徴募兵の召集。現地人を扇動・訓練し、
反共ゲリラとして組織化するミッションを着々と進めていた。
その際に、現地人ゲリラに戦闘ゾイドを初めとする兵器類や物資を供与することも3局の所掌のうちであったが、それら供与兵器は
コスト削減に加え、後々になって政治問題化するリスクを低減する意味も含め、正規軍あるいは製造現場、果ては研究開発段階で
廃棄処分とされたのを再生したものがほとんどであった。
帝国軍を震撼させたストームソーダー事件での機密漏洩に代表されるように、戦争の裏で両国情報部は苛烈な暗闘を展開していた。
だが3局の仕事はどちらかと言うと裏方で、組織内でも外様という印象があり、味方からも敵からも注目されていなかった。
結果、共和国情報部は、廃棄物として登記上から抹消、あるいは存在していなかった、大型機だけで五百機以上、総計で三千機を
超えるとも言われる膨大なゾイドがエウロペ反共勢力へと供与された事実を見過ごしてしまう。
ガイロス軍の撤退後、共和国軍は、ニクス侵攻を控えて主力の再編を行う傍ら、敗残兵や現地反共勢力の掃討を開始したが、
投入された戦力の多くは装備・練度とも劣る二線級部隊や傭兵であった。
彼らはゲリラの予想を超える精強ぶりの前に、各地で多大な被害を被った。
中でも有名なのが、グラム山地一帯をテリトリーとする、反共勢力の中でも最右翼とされる少数民族「霧族」の掃討戦である。
共和国勢力圏を臨む最前衛たる彼らに供与された兵器の中には、3局が揃えたゾイドのうちでも虎の子中の虎の子である、2機の
ジェノブレイカーまでもが含まれていた。
この機体をでっち上げるには、規格外として破棄処分扱いとされたコアに、10機分とも言われるスクラップや予備部品があらゆる
手段を駆使して集められ、完成までに半年以上を要したという。
圧倒的な戦闘力と高機動性に加え、地の利をも味方に付けたジェノブレイカーは縦横無尽に暴れ回った。
グラムの完全制圧までに追討部隊が出した損害は公表されていないが、一説には2個機甲師団相当に及ぶという。
凱龍輝の自走CAS兼サポートメカとなる2体のBLOX、飛燕と月光。
この2機には小型機でありながら大型機のパーツとして求められる性能を満たすために、独特の機構を備えている。
飛燕と月光は、主に凱龍輝の外装、すなわち装甲となる役割を持つ。
さて、小型機と大型機とでは、その搭載力の差から、施せる装甲の厚さにも相応の差が生じてくることは誰でもお解りになるだろう。
そう。この2機は単体の小型ゾイドとして見たとき、あたかも軽自動車に戦車の装甲板を装備させたような、極度にバランスの悪い
ものになってしまっている。
それを補うために、飛燕も月光も、いずれも可能な限り駆動系のフレームを外装と一体化したモノコック構造とし、可動部そのものも
減らすことで装甲以外の部位の軽量化を図っている。
そうしてもなお、飛燕と月光はBLOXコア単体の出力では動くことさえままならない。それほどまでに小型機にとって大型機の装甲板は
主になのである。
凱龍輝には敵のビーム攻撃を吸収して自分のエネルギーに還元するシステムが備わっているが、これを転用することで飛燕と月光は
分離時に不足する出力を補っている。
ビームを吸収する集光パネル、そして吸収したエネルギーを一時的に蓄えておくコンデンサの大半は外装側、飛燕と月光に内蔵される
形になっている。
分離する前に、吸収したエネルギー、ないしは凱龍輝本体からの電力でこのコンデンサを充電し、BLOXコアの出力をアシストする
のである。
コンデンサが空虚状態になる前に、凱龍輝と再度合体するか、ビームを吸収してコンデンサを充電しなければならない点が、飛燕と
月光および凱龍輝の運用上の制約となっている。
ヘリック共和国の歴史教科書は、半分はゼネバス帝国の悪口、もう半分はガイロス帝国の悪口で占められている
スマソけど
>>170に便乗するよ。
ヘリック共和国の歴史教科書に紹介されているプロイツェンやヴォルフの肖像画の
写真はは極めて高い確率で共和国の子供達に落書きされている。
むしろどんな面白い落書きが出来るかと言うのが子供達の間で競われてすらいる。
大戦中に様々な思いと共に戦ったプロイツェンやヴォルフも、
戦争を知らずに育った今の子供達(ちなみに大戦から100年後の今バトスト基準)にとっては
ただの笑いのネタにしかならないのです・・・・otz
>>170関連みたいなネタを一つ…。
特に第一次大陸間戦争当時、共和国は国民の敵愾心を煽るためにニクス大陸を暗黒大陸と呼び、ニクス人を蛮族呼ばわりしたが、
言いがかりもいいところであろう。
今も昔も、それこそ部族間戦争の時代からニクスの技術レベルは共和国を上回っており、それを支える国民の教育程度も高い。
ニクス人から見れば、デルポイ人こそが征圧し、教化すべき蛮族なのである。
ガイロス帝国がヘリック共和国に比べて技術力で数年先を進んでいるとされているが
確かにその通りである。が、その高い技術力が一般の国民にまで広く普及しているのか?
と言われると話は別である。特にプロイツェンが摂政として統治していた時代は
あのエウロペ侵攻の為に軍事費に重みを置いていた故に、社会福祉などはおろそかにされ、
国民生活レベルと言う点においてはむしろ共和国より劣っていたと言われている。
全土に異常現象を引き起こした暗黒エネルギー照射。そしてギル・ベイダーによる首都爆撃と、ガイロス帝国による戦略攻撃を受けた
共和国は報復としてガイロス本土への核攻撃を決断。
しかし、大気圏外へも進出できるギル・ベイダーを初めとする強力な航空戦力を有するガイロスに対し、既存の爆撃機や弾道弾では
確実性に欠ける。
ガイロスの妨害を排除し、目標まで確実に核弾頭を送り込む手段。その要求からキングゴジュラスは生まれた。
キングゴジュラス最強の、そしてその兵器としての目的を達成するための手段=主武装は、口腔から発射されるTNT換算で20メガトンの
核弾頭を搭載した短距離ミサイルなのである。
付与しうる最高度の装甲と攻撃力を持ち、あらゆる障害・迎撃に耐え、排除して、目標へと肉薄。核弾頭を叩き込む。それが
キングゴジュラスという兵器の目的であった。
その超重装甲は、目標到達前に迎撃されてしまわぬために至近距離で炸裂する、自身の核弾頭に耐えるためのものでもあるのだ。
ゼネバス時代から密かに中央大陸に張り巡らしていた情報網によりキングゴジュラスの開発を察知したガイロス軍は、その迎撃のために
総力を結集。結果的に、両軍主力による決戦が生起することとなった。
ニクスに到達したキングゴジュラスは"大異変"により失われ、その本来の目的を果たすことは無かった。
それが惑星Zi未曾有の大破壊を人間自らの手で招かなかったという意味で幸であったのか、あるいは後々に争乱の種を残したという
意味で不幸であったのか、誰にも分からない。
旧シャア板から帰還乙
ゴジュラスギガ登場以降、ネオゼネバス帝国軍においてもっとも煙たがられていたのが
ダークスパイナーの開発者達であった。もともと騎士道精神の抜けない戦闘思想の持ち主だった
惑星Ziの人々にとって地球直系のジャミング戦術は理解し難い物だったうえに
嫌々使っていた戦術が効かなくなったとあっては評判は落ちるばかりだった。(実際の所
シーリングは高級機の特権で量産機はゴルヘックス頼みだったからまだ充分活躍の場は
あったのだが)
そんな中戦闘終了後調査に訪れていた彼らは奇妙な現象を耳にすることになる。
高レベルオーガノイド機やジャミング鹵獲機といったいわゆる「心をゆがめられたゾイド」の
大破したゾイドコア付近に居た兵士達が揃って精神の不調を訴え、突然暴れだすというものだった。
「ゾイドの怨念に取り付かれていた気分だ」兵士達は皆そういったのである。
DS開発者達がこのゾイドコアを調べると実際ある種の電磁波のようなものが発せられていて、
奇妙な事に扁平な板に破砕したコアを塗布し、生きているコアのエネルギーを与えて
みたところその電磁波は凄まじい勢いで増大したのだ(物は試しと軽い気持ちで行った
技術者達が発狂寸前になるほどであったらしく偶然通りかかったとあるブレイカー乗りが
電源を切らなければ間違いなく狂死していただろう)
この結果に着目した開発者達はダークスパイナーの強化案を作成、皇帝の
許可をえず(というよりバレたら皇帝ヴォルフのOKが出るような物では無かった)
極秘に開発を始めた。
各地から大破したゾイドコアを回収しより怨念の強い物を選別、厳選した
破砕コアをジャミングブレードに充填した機体は非稼働時でも防護服無しでの
整備作業は出来ない程の電波を発し、一度ジャミングを発すれば完璧にシーリングされた
はずのゴジュラスギガすら問答無用で発狂、システムダウン処かコアが
怨念に耐えかね自壊、自殺してしまうという恐ろしい効果を発揮した。
その分反動も凄まじくDSのコアの寿命も10分の1まで低下、パイロットは
インターフェイス無しリミッターオフのKFDに絶えうるレベルという馬鹿馬鹿しい
ものを要求した。
セイスモサウルスを退けエナジーライガーを退け、帝国首都まであと1歩の所まで迫った共和国軍は
味方を一切引き連れず現れた武装強化型ダークスパイナーの一群とそれを強力に支える髑髏のような
防護服に身を包んだ随伴技術者達に最後の最後で大苦戦を強いられることになったのである。
せっかくvsスレがイイ感じに盛り上がってたのに、ぷらら規制で指くわえて見てるしかなかった。
事情は理解できるつもりだが、週末規制は酷だぜ運営さんよぉ(´A`)
その恨みを込めて長文投下!(w
・目的
ガイロス帝国陸軍、突撃隊及び高速戦闘隊それぞれの次期主力大型ゾイドの選定が目的であった。
当時の突撃隊と高速隊の主力機であったレッドホーンとセイバータイガーは、共和国軍のディバイソン、シールドライガーに比して
基礎スペックで一段劣るのは否めず、共和国が戦時増産体制を確立しゾイドの大量投入を開始した場合、比較的早期に戦力不足に陥る
のは確実と見られた。
現行の強襲戦闘隊の主力機、アイアンコングが戦闘力的にも数量的にも共和国のゴジュラスに優位性を確保していることと比べると、
突撃隊と高速隊の状況はより切迫しており、新機種開発が優先されたのである。
なお、上層部は圧倒的兵力優勢を保持しながら、緒戦にて共和国高速部隊に翻弄されたことに大きなショックを受けていた。
そのため要求性能として、シールドライガーに対し戦闘力にて決定的優位を確保しうることが挙げられた。
・内容
開発方針は、既存機の強化改修と、完全な新型機とに二分され、上層部でも意見がまとまらなかったため両者の競争試作となった。
強化型として、レッドホーンの動力系、駆動系、装甲、火器及びその管制、と。全面に渡って改修がなされたレッドホーンGC。そして
セイバータイガーの火力及び機動性を重点的に強化したセイバータイガーATが完成。
一方、新型機開発チームは突撃隊と高速隊、後々には強襲隊の主力大型ゾイドの機種統合化をも視野に入れた野心的な機体、
ジェノザウラーを完成させる。
・結果
評価試験において、ジェノザウラーは比較対照となった2機を圧倒する性能を見せつけ、高評価を得た。
レッドホーンGCは性能的には要求水準をクリアして余るほどだったが、凝りすぎた改修内容が災いし、既存機体の改修作業および
生産ラインの改装に要するコストに対し効果が見合わないとして採用は見送られる。
ただし、改修内容を絞り込み、コストパフォーマンスの改善如何では次期主力が出揃うまでの繋ぎとして有用と判断され、開発が継続
される。
高速隊主力機に関しては、ジェノザウラーは航続力にて要求性能を満たし得ず、シールドライガーに対し十分対抗可能な戦闘力を
確保し、コスト的にも妥当と判断されたセイバータイガーATの採用が決定した。
・実戦配備
鳴り物入りで配備が始まったジェノザウラーだったが、主に操縦性に関して致命的とも言える欠陥を露見。一端は決定しかけた突撃隊
への配備は中止される。
急場しのぎの対策として、オーガノイドシステムのリミッターを引き上げ、出力制限を課したジェノザウラーの戦闘力はレッドホーンBGと
大差ないレベルにまで下がってしまった。
しかし、それでもなお攻撃力・防御力・機動力を高水準で両立するジェノザウラーの戦闘力を惜しむ声は大きく、上層部は強襲戦闘隊
隷下に独立機動部隊を新設し、そこにジェノザウラーを配備することを決定。
その運用構想は、共和国軍高速部隊の影響を強く受けたものであった。すなわち、主力部隊の機動予備として戦線の綻びを埋める
火消し役たること。必要に応じて強襲・突撃戦闘を行うことである。
機動部隊としてのパフォーマンスを極限まで高めるべく、独立機動部隊はホエールカイザーを保有し、空挺強襲作戦をこなすことも
可能とされていた。
独立強襲部隊の編成により、高速隊は隠密性重視の特殊工作部隊的性格へと傾倒し、ついには次期大型ゾイド開発を放棄し、
ヘルキャットの後継機である中型機ライトニングサイクスへ機種統合化してしまう。
また、突撃隊には火力と火器管制に改修内容を絞り込んだ簡易型のレッドホーンBGが配備された。
・そしてその後
緒戦においてジェノザウラーは共和国軍の新型機ブレードライガーに思いも寄らぬ不覚をとってしまう。ジェノザウラーの戦闘力に絶対の
自信を抱いていた帝国軍は愕然とする。
ただちにジェノザウラーの強化改修作業が開始。いくつかの試験機が生み出され、中でもジェノブレイカーは最も有望と判断され、将来の
主力大型ゾイドの原型として更なる研究開発が進められていく。
突撃隊に関しては、レッドホーンBGはあくまで繋ぎという考えであった。次期主力機としてジェノザウラーの配備が見送りになると、素体も
基礎設計もレッドホーンシリーズを完全に離れた新突撃戦用大型ゾイドの開発が開始。後にエレファンダーとして完成する。
また高速隊においても、彼らを狩ることを目的とする共和国高速部隊がブレードライガーを投入するとサイクスの戦闘力に対し危機感が
強まり、一度は取り下げたジェノ系機体をジェノブレイカージェットとして採用する等の試みがなされ、最終的にはタイガーの純粋後継と
なる高速ゾイドの新規開発に向かっていくこととなる。それが後のライガーゼロ・イクスである。
・結び
ガイロス軍ZAC2100年度次期主力ゾイド開発コンベンション。そこに提出された3機種のゾイドに勝ち負けがあるとするなら、この戦いに勝者はいない。いずれの機体も、当初目指した次期主力たりえなかった、あるいはごく短期間のうちにその座を追われたからである。
レッドホーンGCは失敗作扱いとされ、セイバータイガーATも中型機のサイクスに地位を奪われてしまう。
両者に圧倒的性能差を見せつけたジェノザウラーも、システム的な完成度の低さから限定的な量産化・配備に留まった。(次レスへ続く)
(前レスから)しかし、これらの機体が完全な失敗作であったとは言い切れまい。
ジェノザウラーは高機動の独立強襲部隊という、小所帯なれど、従来の帝国軍にない新しい戦力単位を確立させるに至った。
ジェノ系統の研究開発は続行され、そのデータはバーサークフューラーを生み、さらには共和国軍にも渡って凱龍機を生んだ。
そのコンセプトはT-REXタイプのみに留まらず、ライガーゼロパンツァーやシュナイダー、エナジーライガーのように、強襲攻撃に特化した高機動ゾイド=
重機動ゾイドとして、惑星Ziの兵器体系の中で確たる地位を築いていくのである。
また、ジェノザウラーを陸軍各兵科、さらには陸海空の垣根を越えた統合主力戦闘ゾイドとする構想も、縮小して生き残り、なおも新たな
試みが続けられている。
中央大陸におけるネオゼネバスとの戦闘で義勇兵の建前で投入されたピースメーカー部隊には、水陸両用型イオンエンジンを搭載した
海戦型ジェノザウラーの試作機が配備されている。
レッドホーンGC自体はコストパフォーマンス的に見合わない失敗作とされたが、簡易型のレッドホーンBGは新主力機登場までのリリーフの役を十分に
果たした。
また、その後継機たるエレファンダーは、実はコンポーネントレベルでレッドホーンGCと一部共通化がなされており、開発期間を短縮した他、整備性を
高めている。
タイガーに関しては、元の改修内容が控えめなものであったせいか、特段の過失・損失と言えるものも無い代わりに、技術的に得る
ところも少ない。
しかし、スタビライザーウィングとスラスターを併用する高機動機体制御プログラムのノウハウはサイクスにも活かされ、後々にはネオゼネバスの
エナジーライガー開発にも流用されていくのである。
ZAC2100年度次期主力ゾイド開発コンベンションは、"大異変"により中断を強いられていた戦闘ゾイド研究開発が、真に再出発を果たしたと
いう意味で技術史上特筆すべきものと言える。
そのプロジェクト自体は、必ずしも成功裏に終わったとは言えないかも知れない。
しかし、その成果の中から、後の戦闘ゾイド開発にて活用されたものは多数に上る。
さらに人材の育成とノウハウの取得という、軍技術部やメーカー全体の技術力の向上という部分まで含めれば、その果たした役割は
計り知れないほど大きいと断言し、筆を置くことにする。
ヘリック、ガイロス、そしてZOITECの三者が中心となって結成された対ネオゼネバス同盟。しかし、その内実は一枚板と言うには
ほど遠かった。
三者が共同開発した凱龍輝には、そうした状況が如実に表れている。
表向き、同盟各国が最新鋭技術を結集したという触れ込みの凱龍輝であったが、実際には集光パネルやB-CASといった最新
テクノロジーを惜しげもなくつぎ込んだZOITECひとりの意気が空回りしているという印象を受ける。
ゴジュラス時代から受け継がれるトルク重視のフレームシステムも、ジェノザウラーの機構を踏襲した荷電粒子砲も、当時としては
技術的に目新しいものでもなく、とうてい大国の本気が感じられる代物ではなかった。
実際、同時期の機体である、ネオゼネバスの総力を傾注して開発されたエナジーライガーと比べると、スペック的にも投入された
テクノロジー的にも明らかに見劣りがする。
結局、ヘリックとガイロスは互いを信用しておらず、漏洩を恐れてノウハウの出し惜しみをしたのである。
二大国のテクノロジーを融合させ、当時最強のゾイドともなり得た凱龍輝は、同盟国どうしの不信によって翼をもがれたと言える。
ネオゼネバス軍将兵の中で、一部の狂信的忠誠を抱く者は、ケーニッヒウルフ(王狼)を名が不遜であるとして目の敵にしたという。
ネオゼネバス皇帝の名はヴォルフ・ムーロア。ヴォルフとはドイツ語で狼の意である。
古代チタニウム合金はそのまんまチタニウム系の合金だが、
超重装甲に使用される金属は鉄鋼系合金
>>184 鹵獲したウルフ系はどれも前線で重宝されていた。特にケーニッヒの
策敵、探査能力の高さと地形適応の良さ、なにより粘り強い気性と稼働時間は
ゲリラ狩りに有効だったから中堅指揮官に多かったその手の狂信者を
抑えるのに普通の兵士達は苦労したとかね。
187 :
ネタ者:04/09/13 22:26:55 ID:???
>>186 共和国を丸ごと乗っ取ったわけで、ゾイドの生産工場や、メンテができる人間も大勢獲得したろうしな。
鹵獲機以外にも、接収した工場の生産品目を転換する間を惜しんで、共和国ゾイドを製造、運用したなんて例も結構ありそうだ。
漏れ的には、ケーニッヒはメカニズム的に出来がイマイチという印象があって、わざわざネオゼネバスが使うほどのものとは
思わなかったんだが…。
ザバットのガイロス軍内部における正式な型番はFA-2。
FAとはFighter&Attacker…、ではなくFighter Asistedの略。補助戦闘機か支援戦闘機といった程度の意味である。
もともと、ザバットはガイロス空軍における次期戦闘機整備計画において、ハイ・ローミックスのローとして主力を支援する機体として
開発が進められていた。
その役割は、必要に応じて主力戦闘機とともに制空にあたる他、対地・対艦攻撃。あるいは偵察、連絡機や軽輸送機にいたるまで、
ありとあらゆる任務をこなせるマルチロール・ファイターたることが求められていた。
しかし、大本命の主力戦闘機が、こともあろうに開発主任のデータ持ち逃げという形で共和国へと漏洩し、その開発は完全に頓挫。
さらに共和国へと渡った新型機は、ストームソーダーとして帝国空軍を脅かす最大最強の敵となると言う、前代未聞の不祥事と
なってしまう。
そうした状況下で誕生したザバットは、否応なく過剰なまでの期待を負わされることとなる。
本分たる戦術爆撃は言うに及ばず、生産が追いつかないレドラーの補佐として。さらには力不足を露呈していたサイカーチスや
シンカーの後継として…。
どうにか敵最新鋭機にも対抗可能な性能を持ち、かつ汎用性に優れ、そのうえ安価なザバットは、航空隊と名の付くあらゆる部隊に
大量に供給され、ガイロス軍航空戦力の実質的な主力機となった。
対ネオゼネバス同盟の締結後、軍事協力の一環としてガイロスはストームソーダーを輸入、装備化する。
しかし、全盛期の共和国でさえ持て余すほどの高価に加え、従来の帝国製ゾイドとは異質な機体構造による整備効率の低さにより、
ガイロス軍におけるストームソーダーは配備数も稼働率も伸び悩み、現場は大いに不満を抱いた。
結局、比較的早期のうちにガイロスはザバットの全面改修による独自の主力戦闘機開発に着手する。
FA-2E/Fという型番を冠された新主力戦闘機には、同時に「ノスフェラン」という正式名称が与えられたのだが、まったく定着せず、
実運用に携わる将兵は慣れ親しんだザバットの名を尊重し、スーパーザバットと呼んだ。
単にスペックで見るなら、ほとんど特筆すべき点が挙げられないザバットだが、実用性に優れ、大量に用意でき、いつでもどこにでも
駆けつけてくれるこの機体に、将兵は絶対の支持を寄せた。
幾多の戦いを経て、ザバットは今もガイロスの空の守護者たり続けている。
水中戦闘ゾイドの最高傑作との呼び声も高いウオディック。この機体は重量32.0tと、中型機としては異例の軽量さが特徴でもある。
それを可能としているのは、主要構成材料として用いられているリチウム系の特殊合金である。
水より比重の軽いこの特殊金属で作られているウオディックは、地球の潜水機に見られる注排水タンクのような浮力調整機構を
必要とせず、浮力タンクを持つプレシオスやアクアドン、水中翼によって機動するシンカーやハンマーヘッド等、他の海戦ゾイドに比して
特に上昇方向のマニューバビリティにて決定的優位を確保しており、主武装のソニックブラスターの優秀さともあいまって、水中格闘戦にて
無類の強さを発揮する。
また、機体に浮力タンクという余分なスペースが無いため、全体がコンパクトになり水中抵抗の抑制に寄与しているのに加え、構造強度も
高く、それは最大潜行深度12000メートルという性能にも表れている。
さらに、僅かながら水より比重の軽いウオディックの機体は、機能停止に陥った場合、自動的に浮上することになる。これにより、撃破
されれば海底深く沈没するしかない他の海戦ゾイドに比して、パイロットの生残性の面で圧倒的に優れているのである。
>190
ちょっと待て君!リチウムは水に触れると溶けるし燃えるぞ!?
あと、浮力タンクの価値は「浮く事」そのものよりも「浮力を変化させられる事」にあって、
浮力タンクが全くないと浮力の調整が非常に面倒臭い事になるんだが。
全身で水を吸って、全身で水を排出できる特殊金属なのかな?
漏れは
>>190では無いが、その問題について水より比重の軽い金属なら何でも良いだろうなとか言ってみる
ああ、燃えながら突っ込む、人間魚雷か
195 :
190:04/09/16 22:48:20 ID:???
>>191 ありゃりゃ…。そんなにヤバイ代物だったん。合金にしてもダメなのか?
まぁ
>>193がフォロー入れてくれてるが、水より軽い素材ならぬっちゃけ何でもいいわけだが。
浮力調整に関しては、地球の潜水艦でも速度が乗ってる状態なら潜舵だけで十分に深度のコントロールは可能だって聞いたもんで、
既知の潜水艦より格段に高速の魚ディならば…。と思ったんよ。
通常の潜水機は本来の比重が水よりも重いゆえに色々面倒なことをしてるんでは、という先入観が頭にあったもんでねぇ。
ちなみにシンカーやハマヘも潜行浮上を含む機動を、ほぼ推力と操舵翼に依存しており、魚ディに比して大きかったり数が多かったりする
翼は飛行以外に水中でも用いるためにあるのだと妄想。
…しかし、今思い出したが実在の動物の中で特に潜行能力が優れているとされるマッコウクジラは高性能の浮力調節器官を備えてる
んだっけ。
やっぱタンクがあった方がいいかノウ
一応上山ゾイドの世界では水より比重の軽い金属は存在する様である。
比重が水より軽いと浮上に有利だが潜るのが苦手、
水より重いと潜るのは得意だが浮上が大変。
ならば水とだいたい同じ比重となるように作っているってことにすればどうだろう。
これなら動力性能だけで潜行浮上の性能がだいたい決まるんじゃないだろうか。
燃料効率についてはシカトの方向で。
ゾイドは生き物だから燃料効率は通常移動時には関係無いかもな?
緊急時だけじゃない?
浮き沈みもマグネッサーシステムで何とかならんかね?
おまえいら脳内設定しすぎ。
まるで本当のこと話してるみたいだぞw
>>200 スレッドのタイトルを声に出して10回読み上げてみましょう。
公式設定を曲げないレベルの妄想はOKだと思う。
>そんな自分だけの戦闘機械獣、自分だけの公式設定を思うさま語ってみよう。
ってことだから、別にいいんじゃない?他者に押し付けたり公式設定のように語らなければ。
>>201-203 ごめんそうじゃないんだ。
他人の脳内設定にたいしてゆったりだろうがまったりだろうが考察とかしてないで
ばっちり新しく脳内設定考えていこうぜ! な意味なんだ。
メ欄に気の効いた言葉思いつかなかったんだけどさ、スレ全体にかけたんじゃなくて
>>191-199までにかけてるんだよぅ。だからこその「まるで本当のこと」なんだよぅ。
有意義だとは思うけど、そろそろその話題はおわりでいんじゃね?
だと長すぎるしさ。
206 :
190:04/09/18 16:56:17 ID:???
>>204 今回ツッコまれた当事者としては、参考になるんで有難かったけどね。
妄設といえど、他人も納得させられるものにしたいし。何も反応がないと独り善がりに陥ってないか不安になる。スレ住人も
少ないぽだし、そういう意味でも今回、反応が返ってきたのは嬉しかった。
まぁ、前スレではツッコミ不要ということになってたし、ユーの言うことには同意出来る。
漏れも新ネタを考えるとしよう。
惑星Zi昔話 シュトルヒの恩返し
共和国の罠にひっかかり、対空陣地上空に誘い込まれたシュトルヒたん。
それを救ったのは現地の抵抗勢力のおじいさんですた。
ヘルメットをかぶったシュトルヒのパイロットはおじいさんを警戒しているようです。
しかし、おじいさんが昔教えてもらった地底族語で話し掛けると安心したようでした。
おじいさんが応急修理をしたやると、すぐにシュトルヒは飛べるようになりました。
シュトルヒは離陸した後、上空をニ三度旋回してから飛び去って行きました。
それから数日後。夜も更けてから、おじいさんの家の戸を若い娘が叩きました。
「道に迷ったところを、ならず者のような共和国兵に追われているのです。どうか匿ってください。」
常日頃から共和国兵の蛮行に義憤を禁じえないおじいさんは、懐に忍ばせた愛銃の感触を確かめつつ、娘の懇願を快く
受け入れたのでした。
そして翌朝。娘は三つ指ついておじいさんに何度も礼を述べました。そして、このご恩に報いるためには言葉だけでは
とうてい足りません。しかし今の私は差し出せるようなものは何も持っておりません。
そこで、準備のためにしばらく時間をいただけないでしょうか? と真剣な面持ちで言いました。
おじいさんは娘に、気のすむようになさいと言うのでした。
娘はおじいさんの家の一室を作業のために借りました。そして、決して中を見ないでくださいと何度も何度も念を押しました。
210 :
2/2:04/09/19 13:25:54 ID:???
その翌日から、共和国とのゲリラ戦に出撃したおじいさんの部隊に、不思議なことが起こるようになりました。
どこからともなく飛んできたミサイルで目の前の敵が壊滅状態になったり、遠くで爆炎が立ち上ったと思うと、司令部が
攻撃されたのか、たちまち敵が総崩れになったり…。誰かが強力な支援攻撃をしてくれているようです。
一方、おじいさんの家では娘が一日中部屋にこもりっきりになっています。
何をしているのか聞いても、はぐらかすばかりです。
気になったおじいさんは、とうとう部屋を覗いてしまいました。
中には…、何ということでしょう。大きな軍用無線機に向かって、厳しい表情で暗号通信をしている娘の姿がありました。
娘はネオゼネバス軍のコマンドだったのです。
「ああ、見てしまったのですね。
そうです。おじいさんの部隊に航空支援をさせたのは私の指示によるものです。
私の正体が現地人に露見した以上、もうここにはいられません。
さようなら。」
身を翻して窓から出ていった娘を、おじいさんは追いかけて家を飛び出しました。
しかし娘の姿は見当たりません。
やがて、裏山の方から大きな音がして、立ち上がるシュトルヒの姿が見えました。
飛び立ったシュトルヒは、おじいさんの上をニ三度旋回すると、一気に加速して飛び去り、二度と戻ってきませんでした。
〜どっとはらい〜
面白い!
ぜひシリーズ化キボンw
良いなぁ
是非「自分でバトルストーリー」スレに連載キボン!!とかワガママ言ってみたりしてー
ナイスすぎるw
214 :
ヨハン・エリクソンとその妻 1:04/09/21 21:32:29 ID:AFxA085d
名機シールドライガーの基本設計に携わり、実際に特殊部隊の指揮官として
その先行生産型を運用し、更に共和国首都に迫るデスザウラーの前に唯一人
立ち塞がり散って行った英雄・故エリクソン少将(戦死時の階級は大佐)。意外な
ことに、名家の生まれであるにも関わらず青年期にはゾイドの暴走行為にふける
などの非行に走っていたことは良く知られている。
その背景には、共和国に反旗を翻されるという形で幼なじみだったゼネバス皇帝
という親友を失った、という心の傷があるとも言われている。その暴走族(珍走団
ともいう)時代に、彼は後の夫人となる女性と出会っていた。その女性は共和国
側に降った地球系技術者の娘であった。とある暑い夏、彼女はたまたま避暑へと
訪れた野生ゾイド群生地でゾイドレースに興じていたヨハンと出会い、たちまちの
内に恋に落ちた。年上の異星人、しかも地元では札付きのワルと呼ばれた男に
夢中になる彼女の事を周囲は皆とがめたが、彼女は聞く耳を持たずに駆け落ち
騒ぎまで起こしてしまった事もあった。
何があったのか知らないが、その後いきなりゾイドパイロットとして軍に入隊した
エリクソンは、自ら高速仕様にチューンナップした4足歩行骨ゾイドを駆って敵の
後方かく乱や偵察といった任務についた。持って生まれた能力と族時代に鍛え
上げた操縦センスで共和国ゾイド部隊の中でめきめきと頭角を現していったヨハン
は家柄の良さもあってみるみる内に昇進。軍内部で着々と地盤を固めていった。
彼と彼の最初の部下達が、荒くれ者揃いで知られる後年の機動陸軍特殊工作師団・
高速戦闘隊の伝統を作り上げたと言っても過言では無いだろう。後にヨハンは自ら
の身分を彼女に明かし、正式に求婚。二人は生まれた星の違いを乗り越えて結ば
れることとなった。
ちなみにヨハンの妻となった彼女の父親は、地球(ブルースター)時代には時速
数百kmのスピードで走行する競技用二足歩行マシン「爆走ロボ」テンダリオ、
ペスタリオ等の開発に携わった日本人技術者であり、大型ロボットの駆動系の
エキスパートとも言われた人物であった。
ZAC2041年、ゼネバスの逆襲という急報を聞いたヨハンはしばし放心したような
表情で佇んでいた。しかし、突然愛用の山高帽をデスクに置き 「盗んだバイクで
走り出す」 と周りに言い残したかと思いきや、舅である技術者と二人で研究室へと
篭りきりになってしまった。そこはゼネバス帝国が誇る高速ゾイド・サーベルタイガー
が捕獲され解体・研究されていたラボであった。シールドライガーの誕生であった。
先行生産型の初号機はヨハン自らが乗ると決めており、まるで真夏の青空にも例え
られる素敵な水色をしたボディには、彼の愛妻のファーストネームがペイントされた
という。
“CHIKA”と。
昔ながらの製法でブレード系武装をこさえる刀鍛冶っぽい人もひそかに残っている。
金槌持ったゴドスで溶けて赤くなった金属をカンカン叩いて鍛えたり。
コングは右からの攻撃に弱い。
ほら、ミサイルランチャーのせいで・・・・
ブリッツハーケンの型番BZD-002は、ブリッツホーネットと同じ系統の型番である。
DはZOITECの下請けである中小企業DENGEKI
(Direct ENGEnner Keeper Industry)から取られている。
この会社のカタログは他社に比べやや二足歩行兵器に傾いてはいるものの
幅広い兵器を紹介している事で知られている。
我々が良く目にするゾイドは、野生体と呼ばれるゾイドの素体に
ミサイルや装甲板等の武装を取り付ける等の改造を施し戦闘用に改造した物である。
しかし、戦争が激化するに連れ共和国・帝国両軍はより強い野生体を求める用になり、
それが野生体の乱獲に繋がり野生体が絶滅すると言うケースが年々増え続けてきた。
(ZAC2099年以降の戦争でキングゴジュラスやギルベイダーが一度も投入されなかったのは
キングゴジュラス、ギルベイダー共に野生体が既に絶滅したのが大きな理由とされる。)
野生体が絶滅すれば強力なゾイドを開発しようにもそれが不可能になる。
野生体の絶滅を防ぎ、なおかつより強いゾイドを・・・・その両軍の願いを叶えたのが
ZOITEC社の開発した『ZOIDS BLOX』である。
あらかじめ用意されていたパーツを組み上げ、武器を取り付けるだけでゾイドを作り上げる事が出来るため
野生体を必要とせず、更に使用するパーツが多くなる毎に大型かつ強力なゾイドになると言うシステムは実に画期的で、
両軍共にこのBLOXを戦線に投入する事を決意した。しかし「ゾイドは戦争の道具じゃない」「発想がおもちゃ臭い」等と、
採用当時両軍の兵士にはかなり不評であり、最終決戦の際も非BLOXのゾイドに乗って参戦する者が複数名確認されている。
人工コアの発達により、外見は通常ゾイドだけどコアは人工の物を使っているとか
そういう事はありそうだよな。
むしろ
「少尉、まだ気付いていなかったのか。貴様が愛機と呼ぶそれは、
我々が作り出した人工のコアで動くBLOXだ。貴様がオモチャと呼んで蔑む機械なのだよ」
「な・・・なんだって」
とか
B-CASがユニゾンという名称に取って変わられたのは
導入当初の機体が足が砲塔だったり分離後に非武装だったりとあまりな出来だった為
影で「ボロカス」「バカッカス」と散々に叩かれたからである。
B−CASどころか通常ゾイドにブロックスの武装乗っけるだけで
ユニゾンとか言われている悪寒。
だってコマンドストライカーとか背中にレオストライカー乗っけただけだし。
バスターフューラーだって・・・。
>>224 いや一緒にブロックスコアものっているやん。
>>225 じゃあどっかの改造ギガみたいに背中にコアブロック乗せてるだけの奴もユニゾンになりますね?
>>226 何切れているのかわからんが見た事無いから知らん。
>>227 いや、別に切れてるワケじゃ無いのだが・・・
とにかくコアブロック1つでも一つのゾイドとして成立するだろうから、
(もちろんパーツとか付けないと行動は出来ないだろうが)
例えコアブロック一つだけが他のゾイドにくっついただけの物でも
充分ユニゾンになりえると言う事なのでOKかな?
おまえら、スレに合わせて脳内設定ネタで返せよ
やっつけだけど
”ユニゾン”とはかつての戦時中に存在した、B-CASによる
コア同士の共振を利用した強化技術である。
レイズタイガーはプテロレイズと合体(これもユニゾンになりまつかな?)する事で
飛行能力を得るだけでなくレイズタイガー本体のポテンシャルも向上する。
一応公式で明言されているワケでは無いが自分はこんな事があるのでは無いかと思う。
続き
同一の工場等で製造されたBLOXと合体したB-CAS機が複数台で共振してしまった場合、
乗算されたエネルギーの暴走が敵味方双方に甚大な被害を招いた。
そして、”ユニゾン”が行われた場合にゾイド核が多くの生命エネルギーを失ってしまう
という欠陥が存在していたため、B-CASによる瞬間的なパワー増幅技術は
戦後の「ゾイド欠乏時代」とでも言うべきあの黄昏の日々を生き残れる技術ではなかったのである。
ディメトロプテラは通常の電子戦だけで無く
ロードゲイルやディアントラー装備のシュトルヒなどから発せられる
無人キメラのコントロールを妨害する事も可能
惑星Ziでは長きに渡り、兵器全般の技術水準に比して電子・情報技術分野が立ち遅れている面があった。自然環境要因に
より電子機器が万全に性能を発揮し得なかったこと。軍人たちの間に根強い、旧弊的なゾイド決戦思想による情報技術の
軽視のためであった。
しかし、ZAC2080年代以降ともなると、環境による障害を克服した電子機器・情報技術は民間に大いに普及するようになり、
軍事面でもその利用が考えられるようになっていった。
特に、技術先進国であるガイロスの国軍は、この分野でも先駆的な考え方を持っていた。
惑星Ziでもっとも電子・情報面にて先進し、中央大陸を共和国から奪い取ったネオゼネバス軍。彼らが携えていた技術も、
多くはガイロス時代に実用化、ないしは研究がなされていたものである。
ゴルドスのような重電子戦ゾイドを持たなかったガイロス軍は、多数のゲーターによって広大な戦場をカバーしようとしたが、
戦闘の指揮。それに必須の迅速な戦場状況の把握には、個々のゲーターが集めた情報を一つの大きな面として集約する
必要があり、そのために高速・高信頼性のデータリンクが求められた。
この技術は無人キメラ部隊の指揮や、ディメトロドンとセイスモサウルスを一体化させた超長距離砲撃システムにも応用
されているのである。
また、ドライブ・バイ・ライト(Drive By Light)というものがある。戦闘ゾイドの神経に相当する機内回線を、従来の高周波
ケーブルから軽量・高伝達速度の光ファイバに換えることで生産性や整備性を高め、同時に光ファイバが理論的に電磁干渉を
受けないという特性を活かし、ノイズの影響を排した制御伝達・フィードバックを可能とする狙いの下に開発されていた。
コンバットシステム、そしてゾイドコアそのものからの制御伝達が精確度を増せば、精密な計算に基づく高機動域での
バランス制御や、地形に合わせた微妙な足運びが要求される静音走行などに関しても、格段の性能向上が期待できる。
シュトゥルムフューラーやエナジーライガーといった、従来では考えられない超高機動ゾイド。あるいはライガーゼロイクスの
消音機構といった分野に、この利点は遺憾なく発揮されている。
加えて、ケーブルが電磁干渉を受けないことで、強電磁波によりゾイドの制御を狂わせるジャミングウェーブに対する遮蔽
処置にかかる手間も大幅に削減できる。
DBL技術において立ち遅れていた共和国では、膨大な労力を要する従来型機体への対ジャミング処置を行えず、逆位相の
強電磁波をぶつけて相殺するアクティブな防御手段、そして電磁波吸収特性のきわめて高い新素材、古代チタニウム合金が
実用化されるまで、苦しい戦いを強いられた。
ここに、ひとつの金属の塊がある。
かつてメガデスザウラーと呼ばれたそれは、ネオゼネバス帝国の覇権を
支えた礎のごとく、姿をかえ、ZAC2230年と呼ばれる今もなお、
この東方大陸のどこかに、誰にも知られず身を隠している。
そしてその姿は、時代の全ての積みを一身に背負ったように赤く、黒い。
ケーニッヒウルフMk−2妄想。
共和国と同盟関係を結んだガイロス帝国でライセンス生産された機体。
コピーとはいえ技術力では共和国の10年先にいると言われるガイロス帝国、
性能はむしろ向上している、特に共和国では熟練整備士の存在と特殊部隊用
としての少数生産で初めて可能になったフル装備での運動性維持をいとも簡単に
量産できる物にした駆動系、冷却系の改善は大変好評であった。
ちなみに元々はケーニッヒE型、もしくはキングウォルフというのが正式名だったが
あまりの性能差から何時の間にか前線ではMk−2と呼ばれるようになり、そのまま
定着してしまったらしい(共和国軍では慣例として砲撃強化機をMk−2と
呼ぶがこれが伝播したのではないかとする説もある。共和国上層部、特に風族は
頑固にE型と呼んでいるらしい)
>>236 あのきっつい色についてはどう考えられますか
ギュンター=プロイツェン統治時代のガイロス帝国=夜警国家
同時期のヘリック共和国=福祉国家
>>237 両国の友好の証として皇帝親衛隊に配属された機体のカラーリング。
多分に儀礼式典用の意味合いが強いのでギラギラしてるがはっきり言って
ルドルフ皇帝もあんまり気に入ってない様子。ただしケーニッヒ自体は
結構気に入っているので練習に使用している…とか妄想してた。
>>236 初期型の不良をほぼ解決したケーニッヒMk-IIはシンプル構造による堅牢さと高い整備性、素直な操縦特性を持つ、安定した
運用が可能な実用性に優れるゾイドであった。
多くのライガータイプに比べ、より奇襲戦闘や強行偵察向きのケーニッヒは、帝国の高速ゾイド運用構想にもよく合致していた
が、ガイロスに対するケーニッヒ素体の供給が制限されたことにより、少数配備に留まった。
共和国においても、元が帝国製とは言え一から再設計したに等しいゼロと比べて、ほぼガイロス製そのままのMk-IIに対する
特に指導層を占める風族の抵抗感は強く、いきおい新編される高速隊のゾイドはゼロ系に偏重し、ゼロの代替として開発された
はずのケーニッヒは二番手のままで終わってしまった。
ケーニッヒの優秀性はネオゼネバスも高く評価しており、鹵獲機の活用に留まらず、接収した工廠で独自生産、改修まで
行って運用しているが、やはり純国産のエナジーライガーなどと比べると日陰者の扱いであった。
三大国に認められる優れた資質を持ちながら、ついぞ日の当たる場所に出ることの無かったケーニッヒは、しばしば悲運の
名機として語られる。
そのイメージに加え、夜戦を得意とする機体特性や、人狼伝説とも重ねられ、ケーニッヒは月の王、夜の王と呼ばれることも
ある。
〜機獣名鑑 ZAC2200年度版より抜粋〜
>>240 いい感じにしめてくれてサンクス。悲運の名機か…。
FZ版ゼロフェニで妄想。
ゼロフェニックスの集光パネル装備実験機。
もともと空挺作戦用の装備であるCASフェニックス。
しかし対空砲火に対してや敵のど真ん中に奇襲する性格上
防御力の確保と軽量化の矛盾に開発スタッフは悩まされていた。
光学兵器の精度に自信を持っていたネオゼネバス軍は対空砲火でも
使用しまた軍の主力機も光学兵器装備機が多く、フェニックス
開発スタッフはここに着目したのだった。
当時ZOITECが開発したばかりだった集光パネルシステムの存在を知り
嬉々として協力を求めたスタッフは意外な妨害にあってしまう、凱龍輝の
開発陣である。競合機によりによって最大の売りに目を付けられた凱龍輝
スタッフは集光パネルの情報を小出しにしか出させず開発は難航、ようやく
実験機が完成した頃には見切り発車した不十分な装甲しかない先行試作機が
エナジーライガーに完敗した為フェニックスそのものの能力に疑問が持たれ
開発は頓挫してしまうのだった。
>>241 気に入ってくれたようで嬉すぃ。
ついでにケーニッヒMk-IIや害の開発経緯を素体供給の面と絡めた妄説をぶってみたり。
ライガーゼロ、T-REX、ケーニッヒウルフ。西方大陸を代表する、ともに生態系の頂点に並び立つ牙王たち。
彼ら三種の戦闘力はほぼ互角であり、衝突を避けるように生息域が分かたれている。
ライガーゼロはレッドラスト周辺から北エウロペ西部にかけての平原地帯を。ケーニッヒウルフは北エウロペ東部から
南エウロペにかけて。T-REXは北エウロペ西部および西エウロペの高地を。それぞれ主要なテリトリーとしている。
この生息区分が、各国のゾイド開発・生産を、素体供給の便という面で少なからず左右している。
西方大陸戦争末、ガイロス(に内在するゼネバス勢力)は自軍勢力圏に多く生息するT-REX、そしてライガーゼロの戦力化を
相次いで推進。
エウロペを完全制圧した共和国は、奪取した試作機とデータを元にゼロを自陣営にも配備。さらにケーニッヒの開発に着手
している。
ネオゼネバスによる中大陸制圧完了に前後して、共和国エウロペ駐留軍は東方大陸へと総撤退し、戦力の空白地帯となった
北エウロペ東部にはネオゼネバスが進出した。
しかし、エウロペ西部域はガイロスが植民地化しており、食料生産拠点である同地域を死守する構えを見せていた。
そのため、ネオゼネバスは獲得した地域で得られたゼロ野生体を用いたエナジーライガーの開発を推進。さらにケーニッヒの
独自生産も少数ながら行っている。
一方、エウロペ西部域をガイロスが堅持していたため、軍事同盟を通じてT-REX野生体が共和国にも供与された。
また、南エウロペでは親共和国勢力のネットワークが生きており、それを通じて現地のケーニッヒ素体が西回り航路で
東方大陸へと送られ、共和国および同盟域内でのケーニッヒ生産が継続されたのである。
共和国の運命を駆けた逆転の秘策、決戦機として開発されたゴジュラスギガは
ダークスパイナーのジャミングウェーブに耐え、なおかつデスザウラーを
倒す事も前提として開発された機体であるが、そのギガ本体には
全くと言って良いほど武装が装備されてはいなかった。
(封印武装とされるゾイド核砲は最後の手段の自爆装置的な物であり、武装とは見なされていなかった様である)
「デスザウラーに対抗するにはそれ相応の大出力火器が必要なのでは無いか?
ギガにはそれが可能なだけの出力があるはずだ!」
もちろん武装の無いギガに対しそのような声が挙がるのも無理な話では無かった。
しかし、その声に対する、ギガの開発者の返答は皆を絶句させる物だった。
「そんな事したら戦争にしか使えなくなるじゃないか!!!!!」
彼の考えではギガはマッドサンダーの様にシールドでデスザウラーの荷電粒子砲を防ぎ、
その後で格闘戦に持ち込んで勝利するのだから武装は外付けの物で充分と言う形で開発を進めていた。
しかし、それだけでは無い。彼は終戦後をも視野に入れた開発を進めていたのだ。
「この戦争が終われば全てが終わるわけでは無い。戦争が終わった後も人は生き続けるだから。
それに終戦後には戦災で荒れた国土の復興は必要不可欠であり、その為の労働力も必要となる。
中には巨大な瓦礫などをどかし、運ぶ等と言った事も必要となるだろう。
その時にもギガが使用できる。そう言う物を作りたいのだよ。人は剣や銃を持って戦う。
が、同時にスキやクワを持って働く事や花を持つ事だって出来る。
私はその様に、ただ戦う為だけのゾイドは作りたくは無いのだよ。」
彼はそう常々言い続けている。そしてギガの全身に数多くの外付け様ウェポンラックを
装備させているのも、ただ武装を取り付ける為だけでは無く、その他の装備、
様々な環境条件下において活動する為の装備や作業用装備等、そう言う点も
視野に入れた物として作られていたのだ。
長谷川版鉄人28号にあった、なぜ鉄人に武器が無いのか?と言う話に影響されちった。
ZAC2102年、ガイロス帝国およびヘリック共和国臨時政府。さらにZOITEC率いる東方大陸産業共同体、西方大陸諸都市同盟
を加えた対ネオゼネバス軍事同盟が成立。
しかし、共和国軍エウロペ駐留軍の一部は臨時政府の正当性を疑問視するとともにガイロスとの同盟に反発。ついには自ら
真正ヘリック共和国を名乗り、一方的に独立を宣言。北エウロペ全域にてネオゼネバス、ガイロス両国に対するゲリラ活動を
展開し始める。
真正ヘリックの兵力はそう大きくはなかったが、西方大陸戦争中から秘密裡に建設されていた各地の拠点に加え、共和国
時代に構築された現地の協力者によるネットワークをそのままを継承しており、充実した兵站と情報網を持つ強力な武装組織で
あった。
現地に広く深く根を張った組織力を活用し、彼らはネオゼネバスとガイロスの共倒れを図る謀略をたびたび実行している。
さらに、その戦力の中にはゴジュラスギガの試作実験機まで含まれており、ネオゼネバス、ガイロス側の討伐隊も痛撃を
受けて撤退に追いこまれることがしばしばあった。
「…RBCのピーター・バラカンが、ニクシー基地よりお伝えします。
ZAC2100年10月×日、この日はデルポイ・エウロペ両大陸の全ての平和を愛する人民にとって、
記念すべき日となりました。
勇猛果敢な共和国軍戦闘部隊は、侵略者たちの最後の拠点であるニクシー基地に突入し、帝国軍の抵抗を一蹴しました。
帝国軍防御線は総崩れに陥り、数万人の捕虜と数千機の遺棄ゾイドを残して無様に逃走を図りましたが、
共和国軍はそれを追撃し戦果を拡大。
この戦いによって、2年以上にわたってエウロペ人民を弾圧・搾取してきた圧制者であるガイロス帝国軍は崩壊し、
海の向こう、暗黒大陸に追い払われました。
忠勇なる共和国軍兵士の死を恐れぬ奮戦と、自由と平和を愛する銃後の共和国人民の勝利への努力が、
この史上に類を見ない偉業を可能にしたのです。
それでは、解放を喜ぶエウロペ人民の声をお聞きください…」
「本国の連中はこんなたわごとを聞かされているんですね、少尉」
「まったくだ。なにが一蹴だよ、俺の部隊は象野郎のおかげで全滅しかけたんだぞ!」
(前略)
「〜さて、このように凄まじい戦果を残し帝国にアンチギガゾイドの開発を決意させるにいたったゴジュラスギガであるが……」
「教授、質問っていうか意見っす」
「はいはい、何かな?」
「親父が治安局で技術屋やってるんであそこのゾイドには詳しいんですけど、正直ギガってそんな化け物には見えませんよ?」
「ふむ、確かに今現在治安局や一部政府機関に配備されているゴジュラスギガが戦時中の記録とはかけ離れた性能なのは事実だ。
何らかの理由でデチューンされているという説もあるし、使われているコアが違っているとも言われている。
はたまた記録が誇大な物であるだけで元々ゴジュラスの速度強化型に過ぎなかったという意見もあるにはあるな。
……いずれの理由であるにせよ、実は我々専門家にもその理由はよくわからん。」
>>246 その理由を考える方がスレに即していると思う
ゴジュラスギガの野生体は、あまりにも強力な力を持ちすぎたが故に、同種間の争いで致命傷を負ってしまうことを避ける
ために、特殊な器官を発達させた。
ギガ野生体の背面に並んだ背ビレは、コアから直接生えた構造になっている。
縄張り争いなどが起こったとき、ギガ野生体は大きく頭を下げて相手に背中をさらし、背ビレからコアのエネルギーを導引
して強い光を放射する。
放射光の強さはコアのエネルギー量、すなわちギガ自身の強さに直結し、これを互いに見せ合うことでギガは彼我の力量
差を測り、実力行使に訴えることなく勝負を付けることができるのである。
また、外敵に対してはこれを威嚇や目くらましとして用いる。
この器官を兵器として応用したものが32門ゾイド核砲である。
背ビレの根元部分から、直接コアの膨大なエネルギーを取り出し、超高温プラズマの塊として叩きつける。
その破壊力はデスザウラーの大口径荷電粒子砲をもはるかに上回り、現存するゾイド搭載兵器として最大級を誇る。
しかし、ゾイドコアに穴をあけてエネルギーを取り出す核砲には、放出量をコントロールできないという致命的欠陥があった。
発射試験においてエネルギーを出し尽くしたコアは、そのまま生命活動を停止してしまったのである。
結局、核砲は自爆の手段として、平素は封印された武装という扱いとされてしまった。
なお、ギガの背ビレは構造的にコアと繋がっていることから、その余剰エネルギーを放出する一種のラジエータとしての役割を
持っており、放熱板となるほか、余剰電力の放電によってしばしば青白い輝きを発する。
治安局に配備されているギガが余り強くない理由は、それだけ強力なリミッターを
掛けられているからに他ならない。
そもそも治安局の仕事柄として、敵を倒す事よりも人民を守る事の方が優先されるワケだが、
ギガ本来のパワーそのままでは余りにも強力すぎて守るべき人民にも多大な被害を被らせてしまう
可能性が出てくる。その為によほど強力な相手と相対しない限り、リミッターを
外さないと言う事になっており、いざリミッターを外す時も、上へ申し立てて、
しっかりとした承認を得なければいけない。
こうして厳重なリミッターの下、治安局に配備されるギガは力を押さえられてしまったのだが、
リミッターが外され、本来の力が発揮された時、現存するいかなる機体も歯が立たない
怪物ゾイドへ変貌するとされている。
やっぱりギガって何か今川版鉄人28号と同じ匂いがする・・・
ゴジュラス系の鳴き声はゴ○ラに酷似している
ZAC2200年代。平和な時代が長く続き、戦闘ゾイドといえばゾイドバトル用の機体ばかりになってしまった。
競技用の機体はレギュレーション措置としてコアにリミッターを課し、本来の能力を抑制している。さらに、民間人でも使用
できるよう価格を引き下げるために、機体を構成するパーツやコンバットシステムのコンピュータ、ソフトウェアもどんどん粗略な
ものになっていった。
その結果、国権の代理者として国家の総力を結集して作られた「戦争用のゾイド」と比べると、同じ機種でも現行の機体の
戦闘能力は半分以下に低下したと言われる。
時折、遺棄された軍事施設跡から、未だに稼動可能な過去の戦闘ゾイドが発見されることがある。
現行機とは比較にならない能力を有するこうしたオールズ・ゾイドが犯罪に利用されることを、治安局は強く警戒している。
治安局の保有するゾイドは特別なカスタマイズが行われており、ファイターが使用する一般流通のゾイド優る性能を持って
いるが、ベースの機体が同一である以上、強化にも限りがある。
実際に、オールズ・ゾイドと思われるアイアンコングが治安局のゴジュラスギガを圧倒したという噂もあり、面目を失った
治安局はオールズ・ゾイドの回収に躍起になっているという。
ZAC2230年代。
この時代において、2種類のデスザウラーが存在する。
一つはメガデスザウラーに代表される様に、
荷電粒子砲の強化に重点を置いた完全兵器仕様のデスザウラー。
そしてもう一つは荷電粒子砲よりもむしろ運動能力の方に重点を置いた
ゾイドバトル向けのデスザウラーである。
もちろん前者は余りにも激しい破壊を導く為、ズィーアームズ社が
非合法で製作した機体としていくつか存在するのみであり、
この時代においては運動能力に重点を置いたデスザウラーが一般的である。
ネオゼネバス建国からこの方、惑星Ziの軍事的緊張は高まる一方である。
すでに中央大陸では国土奪還を目指すヘリック共和国とネオゼネバスの間で激しい戦闘が展開され、エウロペでもガイロスと
ネオゼネバスの衝突が目前に迫り、ネオゼネバスによる東方侵攻作戦の噂も伝わってくる。
かような状況にあって、各国は血を吐きながらのマラソンにも例えられる軍拡競争に血道を上げている。
特に、本土戦で大きな打撃を被ったガイロスの事情は深刻で、同国はもろもろの問題に目をつぶってでも、安価・低級な
素体で高性能を実現できるオーガノイドシステムに頼らざるを得ない状況にある。
インタフェース技術の無いガイロスでは、高レベルオーガノイドを大量の薬物投与や神経切除といった強引な処置により、
なんとかを制御下に置いている有様である。
共和国やネオゼネバスは、ここまで追い詰められてはいないにせよ、明日はどうなるか分からない現状では、なりふり構わず
野生体の乱獲を推進しなければならないのが実情である。
ゾイド乗りたちや保護団体はこうした現状を憂えているが、それを口に出す者に対し、各国政府は有事の名の下に、国家
反逆罪の適用をも辞さぬ、容赦無い弾圧を行っている。
人にとっても、ゾイドにとっても、厳しく先の見えない冬の時代が訪れている。
共和国反攻作戦の切り札として鳴り物入りでデビューしたゴジュラスギガだが、現在
その性能には疑問符が打たれている。
ネオゼネバス帝国に追い落とされる最中に急増されたゾイドだからか、構造に地名的
な欠陥があったのだ(実際、グランチャーに行動不能に追い込まれたという報告がある)
他にもギガの気に入ったパイロットしか乗れないために熟練兵の乗るコングやレブラ
プター、果てはモルガにさえ敗れるなど、その戦績にはむしろ黒星が目立つ。
共和国軍の反攻準備が整う前に天敵とも言えるセイスモサウルスが開発されたことも
含め、ゾイド史上稀に見る名前負けゾイドという説もある。
急増→急造
地名的→致命的
誤字だらけ……恥ずかし_| ̄|○
>>246や
>>255に書かれた通りの仮説により、その性能に疑問符が持たれたゴジュラスギガであったが、
今度はその仮説をひっくり返す事実が明らかになった。それは一般の名も無い1人のZiファイターにあった。
彼(いや、彼女と言うべきか)もゴジュラスギガを所有しているのであるが、そのゴジュラスギガは
何と現在治安局が使用している物のような戦後に作られた物では無く、100年前の大戦時代に
実際に使われていた機体であると言うのだ。なぜその様な昔の機体が現在も稼働出来る原因は不明であるが、
所有者によれば古ぼけた研究所跡でコールドスリープ状態には言っていたと言う話であるが
真相は不明である。我々はこのゴジュラスギガについて現共和国軍に問い合わせたが、
100年前の大戦終了後に行方不明となり、登録が抹消されたギガが一体いたと言うのである。
現在取り上げたギガがその終戦後に行方不明となった機体の事を指すのであるが、現共和国軍はその事について
「別にもうどうでも良いでしょう。」
「別に不法な事はしてないみたいだから後の運用はそのZiファイターに任せます。」
「そんな100年前にいなくなったのが今更出てきたと言ってもね〜・・・。」
「変にそのZiファイターから引き離そうとするとかえって暴れさせてしまうかもしんないしね。」
などと、もはや特に詮索する様子は無かった様である。そう言う事で現所有者であるそのZiファイターには
何のおとがめが無く、事は済んだのであるが、ここでようやく本題に入るワケである。
そのギガが100年前の大戦で実際に使われた機体であると言うのならば、その性能を見れば
実際のゴジュラスギガの性能が分かると判断した我々特捜班は、そのギガの戦いを拝見する事とした。
その時の試合を見た我々は仰天してしまった。やはりギガは弱くは無かった。
圧倒的なパワーとスピードの融合により、最新鋭ゾイドすらやすやす圧倒していたのだ。
まあ・・・、ライガーゼロを腕ひしぎ十字固めで一本取っていたとか、
アイアンコングに卍固めとか、デスザウラーに脇固めとか、
ちょっと突っ込み所もある戦いであったが、それはそのZiファイターの趣味であると言う事で
目を瞑るとして、やはりそのギガのパワーやスピード、そして高い防御力は
”実は弱いゾイドだった?説”をくつがえすのに充分な証拠と言えるであろう。
>>246さん、
>>255さん、貴方の妄想を否定する妄想書いて激しくゴメソなさいorz
実は弱かったと言う妄想があるなら、やっぱり強いと言う妄想があっても良いですよね?
>>255はともかく
>>246の否定にはならないだろーと。
それ以前にわざわざその意見があるがこうだろ というくだりを消せば良かっただけジャマイカ?
緑のヤツかーー!!w
マッドサンダーは超大型重機としてダムなどの開発に役立ってるとか。
ただしさすがに国家レベルで管理していてマッドに関する賄賂での汚職が絶えないとか。
集光パネルはビームを吸収するというより、吸い込んでしまうと言う特性を持つ。
それ故に集光パネル搭載ゾイドに対し集光パネル以外のポイントを狙ってビームを
撃ち込んでも、その集光パネルが無理矢理ビームを吸い込んでしまうため、
集光パネルの吸収キャパシティーが限界に達しない限り、
それ以外の所におけるダメージは0になる。
そうでないと、ゼネバス砲を受けた跡には集光パネルを残してドロドロに溶けた
凱の残骸が……(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>>263 ○○対○○スレだと、集光パネル以外に撃ち込めば良いジャンって意見がたまに出ていたから・・・
確かそれは「集光パネルだけにピンポイントでビームが当たる方がむしろ難しい」みたいな感じで一蹴されてたよ
凱龍輝バトストで、凱龍輝がフューラーの荷電粒子砲を吸収するシーン。
どのように吸収していたのかと言う細かい描写が無かったので、勝手に妄想させてもらう事にする。
凱龍輝に放たれたフューラーの荷電粒子砲は集束タイプだったそうな。
それが凱龍輝に着弾する直前、その集束された荷電粒子砲のエネルギーが突如拡散。
その拡散されたエネルギーが凱龍輝の各集光パネルに吸い込まれるように吸収されてしまいましたとさ。
めでたしめでたし。
集光パネル部分しか吸収できないんだったらそれこそジェノザウラー以下じゃねえかw
何考えてんだ?
フューザーズの蟹スパイナーの描かれ方には感心したよ
アメリカ放映版で使ったEシールドは俺も考えたことあるけど、
鋏飛ばしとかミサイルを甲羅のレーザーで撃ち払いするするとかは思いつかなかった
>>269 どっかのスレでも「撃ち払い」って見たけど、なんかおかしい気がする。
正しくは「撃ち落し」では。
あと、ちょっとスレ違い。
惑星Ziのすべての人々に告げる。
かつてこの惑星の支配者はゾイドだった。
我々ゾイド人は彼らの力を恐れ、敬い、そして彼らに従っていた。
だがある少数の人々がゾイドを利用しようと考えた時からこの惑星は変質していった。
我々は彼らを改造し、隷属させ、あまつさえ戦争という愚かな行為にまで借り出した。
我々は言う。ゾイドと共存すると。だがこの関係のどこが共存といえようか。
我々は宣言する。この歪んだ関係を元に戻すと。
そして今日は我々ゾイド人がゾイドに再び従う記念すべき日となるだろう。
声明
ゾイド解放運動同盟(Zi LIberation Campaign Alliance;ZiLICA )
こんにちまでのギガの損害のうち、トップはやはりセイスモサウルスによるものだが、被害の第二位はデスザウラーと並んで、
意外にもデススティンガーが健闘している。
もともとギガは、対デスザウラーにはマッドサンダーを充てるという方針の下、デススティンガーに対し絶対優勢を確保しうる
ことを要求されて開発された。
にも関わらずこの体たらく。そうなった背景には、地形適応能力の差という落とし穴があった。
ギガは野生体の資質を引き出した機体設計と、軽量大パワーの機体を活かした肉弾戦に特化したゾイドである。その運動
性能はビ級ゾイド中最高レベル。これを利して、格闘戦においてはデスザウラーをも上回る。
…そのはずであったが、実際には、平地を除いたギガの地形適応能力は並レベルかそれ以下であり、スペック上の運動性能
を発揮しきれないことがままあった。あらゆる環境にて最大の戦闘力を発揮することを追求したデススティンガーと比べると
走破性では明らかに一段劣っていたのである。
また、足場が悪く踏ん張りの効かない地勢では自慢のパンチ力も半減し、デススティンガーの重防御を破砕しきれない事例も
少なくなかった。
特にデススティンガーが最も得意とする水際や湿地はギガにとって最悪のシチュエーションで、デススティンガーによる被害の
大部分は水域での戦闘に集中している。
ただし、ギガの名誉のためにも言っておくが、対デススティンガー戦における被害は、あくまで足下を掬われたという程度に
近いものである。
キルレシオでは大差をつけており、基本的には十分に優位を保っていた。
フューザーズの治安局の1部ではハウンドソルジャーを使っていたら面白いだろうな。
色的には治安局ゾイドと並べても違和感無いし。
有ったら正に『サツの犬』だ(w
後、メガレオンも使っていそうだ、光学迷彩で隠れてキャッチアームで犯人を捕まえると言う活躍をしそうだ。
>>266 元々パネルは集光Eシールド発生器って感じで考えてた。
余り知られていない事実であるが、中小企業クラス会社の開発したマイナーなゾイドなども
結構存在している。その一方で、中には大企業も驚くような技術で作られたゾイドも少なからず存在するのである。
例えばタコとかイカ等の軟体動物型ゾイドがそう。
これらは改造後も野生体時の体の柔らかさを維持できるよう、
弾力性を持った金属で構成されている。
そしてその弾力性装甲は、その弾力性で敵の攻撃やその他の衝撃などを吸収してしまうと言う
副次的な特性まで持ち合わせ、密かに話題を集めているかもしれない。
何はともあれ、装甲と言えばとにかく固くする事ばかりに目が向かれているが、
この弾力性装甲の登場で、装甲に関する考え方が変わるのではないかと言う学者もいる
>>275に便乗。
特に注目されているのが4足陸上高速ゾイドの足や腰部への使用である。
複雑な稼働範囲やしっかりした足回りを維持しつつ形状を流線型に整えること
が可能である弾力性装甲。
ライトニングサイクスの脚部などを見るようにフレームにかける1次装甲を
可能な限りフラットに抑え、腰部の蛇腹装甲の形状にも細心の注意が払われるか、
シールドライガーの様にいっそ装甲なしで空気抵抗無視軽量化最優先と
割り切るか、常に頭を悩ませていた高速機開発スタッフにとって理想的な素材であった。
ガイロス帝国から戴いたティラノサウルス野生体をベースに開発された凱龍輝であるが、
やはり絶対数と言う点に関しては少ないと言わざる得なかった。
その為、凱龍輝の素体の絶対数の少なさをカバーするために考え出されたのが
ネオゼネバス帝国軍の所有するフューラーの捕獲作戦である。
ベースとなるゾイドは同一であるため、捕獲したフューラーを改装、もしくは
コア移植により凱龍輝として再生させるのである。
無論そのコアそのものもフューラーの時とは若干異なる凱龍輝の体に
違和感を覚えるかもしれないが、その辺は訓練を通して徐々に慣れさせていく事になる。
凱龍輝のパイロットはガンスナイパーからの抜擢が意外に多い。
独特の完全2足歩行やホバー走行はゴジュラス乗りにとってはどうもピンと
こないものだったらしく、またパイロットを選り好みするゴジュラス系列に
とって専属パイロットはなにより貴重だったから中々手放されなかったようだ。
ガンスナイパーは2足歩行や加速ブースターなど操縦特性が近く、半ば無理矢理
鍛え上げた狙撃能力は射撃戦重視な凱龍輝と相性のいいものだった。
漫画とかに、
ママさんスクーターにバケモンエンジン積んだモンスターバイクとか、
スバル360に2000馬力V8エンジンを積んだモンスターマシンとかみたいな
いわゆる無茶な改造マシンってのがたまに出てきたりするのだが、
ゾイドでもそう言うのありそうな気がする。
ゾイド本体は特に強いわけじゃなく、むしろショボイ方なんだが、エンジンは妙にバケモンで・・って奴。
エナジーライガーがそうじゃないか?とか思われるかもしれないが、
上に書いたモンスターマシンはそれ以上に無茶な奴だったから、
それに匹敵できるほどの無茶ゾイドがあったら面白いな〜と思ったり。
エナジーチャージャーってまだ未完成だったよな?
「ネオゼネバス帝国脅威の科学力」で完全なエナジーチャージャーを作れば、ヤツは本物のモンスターになると思う。
知っての通り凱龍輝はガイロス・ヘリック・ZOITECの三者を中心とした対ネオゼネバス同盟による共同開発の機体である
わけだが、ガイロスは長年の宿敵ヘリックを信用してはおらず、荷電粒子方関係の技術供与に制限を行っていた。
凱龍輝の集光荷電粒子砲は、ビーム吸収およびBLOXコアとの合体で得られるエネルギーを加算し、スペック上は
デススティンガー完全体の最大出力斉射に匹敵する威力を発揮可能である。
しかし、ビームの収束器の能力が低いため、射距離1000m以上ではビームの拡散・減衰が著しく、中距離以遠の間合いでは
ほとんど実用に耐えない。
ただ、出力的にこのクラスのゾイドとしては最高水準をマークしているのは事実であり、近距離においてはスプレーのように
加速粒子の嵐が敵機を押し包み、レッドホーンクラスのゾイドを瞬時にして蒸発させる、恐るべき威力を発揮する。
セスリムニル攻防戦におけるマッドサンダーとデスザウラーの戦闘結果は、共和国全土に驚愕でもって受け止められた。
その中にあって唯一、共和国軍技術陣のみが、やはりという面持ちで報告を受けたのだった。
技術開発における成果は、投入した人員、資材、金銭、その質と量、そして時間、これら全ての積に等しいと言える。
開戦以降、共和国はガイロスに数倍するヒト・モノ・カネを傾注して兵器開発体制を大幅拡充したが、どうしても追いつけない
部分があった。
営々と戦争準備を進めてきたガイロス側技術陣の時間的優位。そして兵器開発に必要な、高度な専門知識を備えた人材
である。
特に人材に関しては、いくら資金を傾注しようとも育成には長い年月がかかる。"大異変"後、兵器開発が停滞していた
共和国では、この種のノウハウと知識を備えた人材は枯渇状態にあった。
いきおい兵器開発能力に関して共和国はガイロスに埋め難い格差を付けられており、用兵側からの悲鳴に近い新機体の
要求に対し、共和国技術陣は旧機種の再生産や、ガイロス側機体の恥も外聞もない盗用で何とか凌いでいるというのが
実情であり、それがまた開発力の向上を妨げる悪循環に陥っていた。
マッドサンダーまでに共和国が一から新規開発した大型ゾイドが、ケーニッヒウルフただ1機種に留まっているという事実
からも、当時の共和国技術陣の惨憺たる実態が窺える。
そしてデスザウラー復活計画は開戦の遥か以前から営々と進められていたものである。
また、その途上で、ジェノザウラー系機体やデススティンガーの開発により得られた、オーガノイド技術や、より高効率の
荷電粒子砲、新型装甲などの技術をフィードバックし、かつての機体に比べその戦闘力を劇的なまでに高めていた。
これに比べるとマッドサンダー復活プロジェクトは西方大陸戦争中期以降。泥縄という印象は拭えない。加えて前述した
開発能力の劣勢である。
過去の機体に改良を加え、弱化した素体の能力をカバーする手だてとてなく実戦へと駆り出されたマッドサンダーは、
デスザウラーにあわやというところまで追い詰められた。
デスザウラーに対し絶対優位を確保すべく生まれ、それを可能たらしめる能力を持っていたマッドサンダーにとり、これは
事実上の敗北に等しかった。
共和国技術陣は自身の弱さを知悉していた。彼らにとってだけは、マッドサンダーの敗北は必然だったのである。
>マッドサンダーまでに共和国が一から新規開発した大型ゾイドが、ケーニッヒウルフただ1機種に留まっているという事実
あ、そういえば確かに。ブレライはシールド改造機だしゼロとストームソーダーは盗用だしね。
ケーニッヒにしてもコマンドの設計流用で構造的に欠陥多いって設定だよな…。
その次に作ったギガがあのザマだもんなー。
共和国もうだめぽ。
とっととネオゼネバスに滅ぼされちまえ。
完全新作のギガはデスやマッドのように戦争の行方を決定付ける存在にはなり得なかったな。
生まれた時代も悪かったんだろうけど・・・
共和国に真の反撃のチャンスをもたらしたのは、
ガイロスから貰った野生体と東方大陸の技術で造られた凱龍輝(一応ゴジュラスの技術も使われていたが)と
多分にZOITECの技術的援助を受けて造られたブロックスのディメトロプテラ。
共和国技術陣もうだめぽ。
>>286 まぁ滅びゆく国家なんてそんなもんだ。
いくら豊かに見えても、戦いへの備えを怠った国がどういう末路をたどるかの見本みたいなものと言えるな。
だから現在の日本も、未来のために財務省の唱える自衛隊削減案には断固として反対していかなければならないのだッ!!
…と、右がかった主張をしてみる(w
その原因は神様(トミーの事です)が帝国びいきな事にあったのです。
惑星Ziの因果律を支配し、自由にコントロールする事の出来る神様は
自分の都合の良いように話を組み替え続け、現在に至るという事です。
プロイツェンやヴォルフも所詮神様の手のひらで踊らされていた
悲しき道化師に過ぎないのです。
ブロックスのライオン型はレオ〜と言う為、ライガーとは分けて考えようと言う意識が有るのだろう。
普通に考えればライガーの名前の方が上位になるだろうが真相は不明。
こう考えるとセイバリオンの名前の由来がわからない
ゴジュラスギガ。マッドサンダーと並ぶ、共和国軍の最強ゾイド。
この機体が正式にロールアウトしたのはZAC2105年。
ネオゼネバス帝国によりへリック共和国が壊滅の淵に立たされている最中だった。
だが、この機体の開発そのものが始まってたのは、その時期よりもずっと前、
ガイロス帝国の試作機ライガーゼロを奪取した直後(ZAC2100年末)であった。
OS(オーガノイドシステム)搭載機と同レベルの生命力と闘争本能を持ち、
それでいてOS搭載機よりも格段に扱いやすい
この「優れた野生体の本能を最大限に活かした」タイプの機体の存在は、
かつてゴジュラス・ジ・オーガに期待し、そして失望した共和国上層部を大いに喜ばせた。
彼らはこの時点で既に、このタイプの巨大ゾイドの開発を決定していたのだ。
ベースとなる野生体の発見、選定は幸運にも短期間で終わった。
最終決戦が始まる前の時点で、ギガ試作機は「追撃モード」に関する開発がほぼ完了しており、
テストでも十分な成果を挙げていた。
この順調なペースからギガ開発陣は、ギガを戦争終結までに
デスザウラーすら上回る決戦ゾイドとして実戦投入できるとさえ思っていた。
だが、ギガ開発陣の「順調」はそこまでであった。
想像以上のガイロス帝国軍との総力戦。
帝都ヴァルハラを包囲した大部隊を襲った破滅の閃光。
そして空き家となった中央大陸への鉄竜騎兵団の侵攻。
ほぼ同時期に起こったこれらの出来事は、豊かであった共和国をかつてないほどに疲弊させ、
彼ら開発陣にも大きな痛手を与えた。
さらにそれとは別に、戦いは開発陣に新たな課題を押し付けた。
マッドサンダーをも追い詰めた、蘇ったデスザウラーの予想以上の力。
敵ゾイドを操り、同士討ちさせることさえ可能な新型機ダークスパイナーのジャミングウェーブ。
彼らは、開発当初にはなかったこれらの難題に、
開発当初よりも少ない予算と人材で立ち向かっていかなくてはならなかったのである。
そのような困難の中、開発開始から約5年の月日を経て、ギガはようやく完成した。
ギガは確かに強かった。その活躍ぶりは、あきらめかけていた共和国の人々に希望と勇気を与えた。
だが、鉄竜騎兵団が共和国首都へリックシティを陥落させてから3年経っていたこの時、
帝国の戦力は共和国の20倍にもなっていた。戦況をひっくり返すには、あまりにも遅かったのである。
そして物資も人材も技術も共和国を上回るネオゼネバス帝国はギガのロールアウトからわずか1年後、
最強の威力と最長の射程を併せ持つ超収束荷電粒子砲「ゼネバス砲」を搭載したゾイド、セイスモサウルスを完成させる。
この機体の登場により、ようやく反撃の足掛かりを得た共和国軍は中央大陸から完全に追い落とされた。
デスザウラーをも上回るギガの格闘能力も、超長距離から来るゼネバス砲の前にはなんら役に立たなかったのである。
決戦ゾイドとして十分な力を持ちながら、時代と神々にことごとく嫌われた、まこと悲劇のゾイドであった。
>>289 セイバー+レオでまさしくレオ〜系列の走りだと思うが
何故デカルトドラゴンは電撃兵器を搭載しているのか。
ズィーアームズの新型ゾイドとして、開発されたデスレイザー、そしてそれが
パラブレードと合体して完成するデカルトドラゴン。
ズィーアームズ社そのものがネオゼネバスの流れを汲む企業とされる故、
もはやお家芸と言っても過言では無い荷電粒子砲が搭載されても不思議では無いが、
実際はそうされず、代わりに電撃兵器が搭載された。
何故そうなったのか?と言う事について考えた時、デカルトドラゴンのモチーフと
されている赤龍と、遠い星、地球に伝わるある伝説が大きく関連している事に
当取材班は気付いた。
それは地球の日本と言う名の島国に伝わる物で、足柄山と言う山に住む山姥が
赤龍との間に生まれた子供が後に武士になって鬼を退治するという話であり、
地球では一般的に「金太郎」と言うタイトルで親しまれていると言う。
そしてそこでの赤龍は雷神の化身ともされているという話でもある。
デカルトドラゴンに電撃兵器が搭載されたのは、開発者の中にその伝説と、
赤龍=雷神の化身と言う話に影響を受けた人物がいたのでは無いだろうか?
ゾイドコアブロックは一般的に通常のコアブロックより出力が低いとされる。
(TB8やネオコアブロックは改善されている様だが・・・)
しかし、であるにも関わらず、レオブレイズやウネンラギアと言った
小型ブロックスは小型機の中でも強い部類に位置している。
出力の低いゾイドコアを使用しているにも関わらず何故そうなるかと言うと、
それはエネルギーの増幅装置の性能が作用している。
そもそも地球人の技術が使用されて以降のゾイドと言う物はコアのエネルギーが直接エネルギーとして
使用されるワケでは無く、そこからさらに増幅装置によって増幅されたエネルギーが
エンジンを動かすと言う仕組みが採用されている。
ブロックスにもそれと同様の事があり得るのでは無かろうか?
故にコアブロックスの出力の低さ増幅装置で補っているのだろう
「自分でバトルストーリーを書いてみよう」スレ、「悪魔の遺伝子」より
ドクター・ドボルク語録(ジョジョ式)
・機械化して登場するシーン「ワシは人間をやめるぞスタンティレルーーッ!!」
・サタンザウラー搭乗での出現時「ワシは人間を超越するッ!」
・ハガネの「その研究とやらで一体今まで何人の人を殺してきた?」と言う問いに対し
「お前は今までに食ったパンの枚数を覚えているのか?」
>・ハガネの「その研究とやらで一体今まで何人の人を殺してきた?」と言う問いに対し
>「お前は今までに食ったパンの枚数を覚えているのか?」
一度でいいからこういうタイプのセリフに対して「覚えていますが何か?」って言ってみたい…
それはズバリ、トレーズ=クシュリナーダ閣下の事だな・・・
ジェミー「お前のせいで何機のプテラスが死んだと思っているんだー
ハーマン「聞きたいかね?昨日までの時点では9万9822匹。オコーネル、本日の被撃墜数は?
レオブレイズやウネンラギアのコックピット等の
いわゆる汎用コックピットは本体と分離した状態でも稼働出来、なおかつ
サイズ的にも自動車と同じ位(?)である為、街の中を移動する際は
コックピットのみゾイド本体から外し、それに乗って移動する者もいる。
>>296 私は和食派なのでパンは食べませんとか言ったらどうなるだろう
>>301 それ何処かのサイトで漫画原作の絵を使って4コマになってたよw
>>300に追加なんだが、
一応ホバーカー見たいな感じをイメージしてくれると嬉しかったりする。
>>300に便乗
ボルドガルドのコクピットは非常にコンパクトな割にビーグルとして
優秀で火器管制も充実していたため丁度レッドホーンの上部カプセルビーグルに
近い形でマッドサンダーなどの巨大ゾイドにに装備されることが多かった。
ナイトワイズのコクピットブロックにはロケットブースターが装備されているが、これを単体のビークルとして考えると、極端に
比推力の大きいスラスターを持っていることになる。
スピードに取り憑かれた者たちは、これに燃料タンク等を追加する改造を加え、軽量小型でどこにでも持ち込めるのを
いいことに、しばしば人口密集地でも暴走行為に及んだ。
その危険性が問題視され、ナイトワイズはコクピットビークル単体としての運用が禁止されたが、それでも不届き者は絶えず、
ついにはナイトワイズそのもののメーカー回収命令という事態に至ってしまった。
本スレでやるとウザいと思うのでこちらでVSに出た場合のギルベイダーステータスを妄想。
ギルベイダー
HP:9000 SP:110 DP:190
旋回:20 索敵:500 レーダー:3000 重量:333
武装
・Gカノン 威力500 弾数400 ロックオンカウント1
追尾性能は無いが、着弾点に現れる重力崩壊の黒い爆風は長く当たり判定を残す
・ビームスマッシャー 威力600 弾数320 ロックオンカウント2
赤い円盤が背中と翼から時間差で飛んでいく。追尾性能が鬼。
・フォトン粒子砲 威力350 弾数900 ロックオンカウント6
17連突撃砲と同様の物が9発同時に発射。
・プラズマ粒子砲 威力300 弾数無限 ロックオンカウント1
空中から地表に横薙ぎ放射、そのまま一回転して撃ちどめる。真下に居れば当たらない。
・ツインメーザー 威力380 弾数800 ロックオンカウント1
デスの頭部ビームガンと同様の物を2発同時発射。連射速度極悪。
格闘攻撃:衝撃波を出しながら超高速で突進(衝撃波に当たり判定あり) 威力900
続いてデスバーンのステ
デスバーン
HP:13000 SP:120 DP:250
旋回:30 索敵:650 レーダー:4000 重量:450
武装
・プラズマキャノン 威力600 弾数620 ロックオンカウント1
バスターキャノンと同グラフィックの砲弾、ただし射程は1500でリロードが神速。
・大型ビームスマッシャー 威力700 弾数360 ロックオンカウント2
ギルの物より大型なので避けにくい。威力も向上。
・フォトン粒子砲 ギルの物と同じ
・プラズマ粒子砲 上に同じ
・パルスキャノン 威力495 弾数800 ロックオンカウント1
ディアブロのサイバーメタルキャノンと同じグラ、鬼追尾&連射可能
格闘の攻撃力は1300に上昇
惑星Ziは若い星である。そこに生きる惑星Zi人たちも、また若い。
幼いと言ってもいい。
地球人たちの科学技術を得、彼らの渡ってきた星の大海に思いを馳せながらも、惑星Zi人たちは自らの揺籃たる地上のことだけで手一杯で、宇宙開発は長く未踏の分野とされてきた。
しかし今年4月、デルポイ大陸西部ネオゼネバス領の荒野に、宇宙空間からある物が落着した。
質量100d近いその物体は、驚くべき事に人工天体であった。
いくら宇宙開発が停滞していると言っても、地上から宇宙の動向を探る行為がまったくなされてないわけではない。巨大隕石が未曾有の被害をもたらした"大異変"後はなおさらである。
にも関わらず、かような巨大な物体が衛星軌道上にありながら見過ごされてきたのは、一つには惑星Ziの軌道上には、"大異変"の災厄をもたらした月の破片が無数のスペースデブリとなって未だに漂っていることと、衛星そのものにステルス処理が施されていたためである。
調査により衛星はガイロスのものと判明したが、問題はその中身であった。衛星内部には、TNT換算30メガトンの核弾頭を装備したミサイル6基が格納されていたのである。
この事実を知ったネオゼネバス国民は恐慌状態に陥った。
同盟を結んでいるヘリック、ZOITECにとってもこの事態はただごとではなく、その抗議が行われるより早く、ガイロスは自ら事の次第の発表に踏み切った。
すなわち、ガイロス帝国航空宇宙軍は、すでに軌道上に恒久拠点を建設し、総計100ギガトンを超えるサテライト・ミサイルを実戦配備している、と。
同時に、「制宙圏」はもはや我が国の手中にあると断言したのである。
ネオゼネバスはただちに、教育科学省などが進めていた天体観測施設の建設を急加速させるとともに、有人機を含む探査機を打ち上げて実態の調査に乗り出した。
だが、軌道上に到達したネオゼネバスの探査機は、その全てがただちにガイロス側の宇宙用ゾイドによって撃墜されてしまった。
探査機が最後に送信してきた映像データには、攻撃を加えてくるザバットの改造型と思しき宇宙用ゾイドと、青い惑星Ziをバックに浮かび上がる巨大な構造体の一部が映っていた。
他国の宇宙進出の道が事実上絶たれた状態が続く中、各国で軌道上を精細に観測できる大型望遠鏡が完成すると、ガイロスの宇宙進出の実態が徐々に明らかになっていった。
"大異変"から50年、惑星Ziの周囲を巡る月の破片のうち、低軌道の主立ったものは落下して無くなっていたが、比較的高い軌道にはなおも数百メートルから最大で10キロを超える岩塊が多数存在している。
ガイロスはこれを隠れ蓑にして、すでに複数の拠点を建設している事が判明した。
また、それら拠点間を移動する多数の宇宙用ゾイドも確認され、ガイロス航空宇宙軍は少なくとも数千人規模の人員を宇宙に投入している事が確実と断定された。
現在、ネオゼネバスは核ミサイルの迎撃を目的とした対宙ビーム兵器の開発を急ピッチで進めつつある。
かのセイスモサウルスを生んだ同国のビーム兵器技術を鑑み、単にミサイル阻止に留まらず、軌道上を活動する宇宙用ゾイドや施設に対する攻撃も視野に入れているのは確実と考えられている。
共和国やZOITECでもガイロスの制宙圏独占に反対する政治的圧力をかけるのは言うに及ばず、対宙兵器の開発、あるいはガイロスの妨害を排除しての宇宙進出を行える手段の整備に着手しているという。
かかる動きに対し、ガイロス側も防備を強化しようという行動に出ている。
某国情報筋からのリークによると、衛星落着事件に関する公式発表後、ガイロスの行っている軌道上への打ち上げ回数は倍増しているという。
また、観測により現在のガイロス航空宇宙軍の動きが最も活発なのは、月面であるという情報がある。
軌道上から発射される核ミサイルを迎撃ミサイルやビーム兵器といった手段で着弾する前に爆破阻止することは十分に可能である。
しかし、大質量の岩塊を加速して直接惑星に落下させてきた場合、よほど大威力の迎撃手段がない限り阻止は困難である。
仮に、月面上に大型のマスドライバーを建設して多数の岩石を次々と地表に「砲撃」された場合、その阻止は非常に困難なものとなり、あるいは絶対兵器ともなりうるだろう。
もはや戦争は、惑星Ziの外側にまで拡大しようとしているのだ。
惑星Zi人にとり、地球人は文明の父という言い方も出来る。その彼らが熱っぽく語った、宇宙というフロンティアへの憧憬は、惑星Zi人にも受け継がれた。
しかし悲しいかな。惑星Zi人は与えられた英知を戦争の手段とする事を選択してしまった。
そして輝かしい宇宙進出の第一歩もまた、血塗られた戦いとなってしまったのである。
(Zi-Militaly brance 2106より)
デスザウラー。
ZAC2100年代においても強力なゾイドと言えば一番に名前が挙がる程有名ではあるが実は正式な後継機は全く無い機体である。
その理由として挙られた興味深いデータが在るのでその特徴的な2つを挙てみる事にする。
まず大口径荷電粒子砲に付いてだが実質威力の向上は使用するコアと野生体の関係で全く無い。
厳密に言えば破壊力は連続使用時間の向上で上がってはいるものの荷電粒子その物を強化する機構を搭載すると機体サイズが2倍にも膨れ上がる事が解っている。
最低でも1,2倍から1,5倍は威力が向上するが機体の建造コストと使用する材料が4倍以上になる為断念。
結局オーガノイドシステム搭載機すら荷電粒子の威力向上は望めなかった。その威力向上はその後のジェノザウラーやセイスモサウルスで収束する事で解決出来ることが判明。
しかし同じく建造コストの問題でデスザウラーには遂に装備される事は無かった。
次に荷電粒子強制吸入ファンに付いてだがこれもことごとく強化案は正式採用に到らなかった。ジェノブレイカーに搭載された荷電粒子コンバーターが有ると言う者は多い。
しかしそれはジェノブレイカーの為に作られたものでデスザウラーに搭載した所大口径荷電粒子砲の使用に達するのに現行の3〜8倍の時間が掛かる事が実験で立証された。
これではマッドサンダーやゴジュラスギガ処か格下のライガーゼロシリーズや嘗て駐屯地毎全滅させたゴジュラスにすら勝利が危ういと言う悲惨な計算結果が導き出されたのである。
原因はやはりコンバーターに有りこれもデスザウラー用に再設計しないと成らない上装備するとハイマニューバスラスターを使用しないと現行の戦闘速度を保てない程の重量になる事が発覚する。
更にはコアと直結する部分である事が災いしジェノブレイカーサイズの物ではジェノブレイカーと同じレベルでしかコアが機能しない事も判明し研究は断念される。
結局はオーガノイドシステムによる素体強化以外は手を加える事の出来なかったデスザウラーは今日に到っても強化型やカスタム機が有るだけで同タイプの後継機は開発されていない。
最終的な結論は既にロールアウト時に機体の強化に限界が来ていたと言う事である。兵装バランスや強力な格闘能力を見れば当然なのかもしれないと言う珍しい結論だった。
ーZi-ARMS新型機開発部門の資料よりー
懲りずに妄想流します…
ヤクトフューラー
HP:3200 SP:75 DP:190
旋回:30 索敵:400 レーダー:1000 重量:160
武装
・ロングレンジキャノン 威力450 弾数100 ロックオンカウント1 射程750
2連装の大型キャノン。ハイブリットキャノンより若干リロードが速い。
・ミサイルポッド 威力155 弾数400 ロックオンカウント5 射程310
左右4発ずつ放つ高追尾ミサイル。リロードは遅い。
・左右と底部のウェポンラックは空いている
格闘は飛び掛って牙→エネルギー弾×3でそれぞれ260、210、240、300。
EXは荷電粒子砲(威力190)
バーサークフューラー・ゼネバス
HP:3500 SP:100 DP:195
旋回:40 索敵:400 レーダー:1200 重量:130
武装
・12連対空ミサイル 威力190 弾数600 ロックオンカウント8 射程360
ウルトラザウルスの足ミサイル並みに弾速の速いミサイル。高追尾。
・左右&底部ウェポンラックは空き
格闘は高速で突進、1、2段目はほぼ同時に爪、最後に大きくレーザークローで薙ぎ払う。
威力は240→250→350
EXの荷電粒子砲は威力250
バーサークフューラー・シャドーエッジ
HP:3300 SP:95 DP:180
旋回:50 索敵:380 レーダー:900 重量:150
武装
・固定射撃武装無し、左右と底部ラックは空き
格闘は大きく踏み込んでブレードによる斬撃、ある程度の範囲に当たり判定ありで
横、縦、斜めと3段斬った後に全ブレード展開してのルシファーブレード。
威力は220→260→240→410
EXは拡散荷電粒子砲で威力は500、弾速と発射数がバスターより多い。
フライングユニット装備可能、空中荷電粒子砲も可。
まだ続きます…
トリニティライガーBA(バーニングアーマー)
HP:3400 SP:75 DP:180
旋回:25 索敵:320 レーダー:900 重量:160
武装
・超高初速ガトリング砲 威力122 弾数880 ロックオンカウント1 射程600
BGユニットD並みの連射速度を誇るビームガトリングが2門。
・メインボックス 威力195 弾数400 ロックオンカウント1 射程420
トリニティ通常版と同じに見えるが、威力は向上している。
・マイクロミサイル 威力180 弾数360 ロックオンカウント4 射程300
背中から10発同時に放つ小型ミサイル。追尾性は高くないが弾速は速い。
・左右ウェポンラックは空き
格闘は低い体勢で飛び掛って爪、回転攻撃。
威力は220→290。
EXはドーザークローで横に広い攻撃判定を持ち、回転しながら突進する。威力470。
ジェノハイドラKA(キールアーマー)
HP:3600 SP:85 DP:180
旋回:37 索敵:400 レーダー:1150 重量:170
武装
・大口径クリスタルレーザー 威力400 弾数130 ロックオンカウント1 射程800
遠距離の敵は追尾する2連装ビーム。近距離にはやや当て辛い。
・マイクロミサイルC 威力155 弾数700 ロックオンカウント5 射程470
尾部の関節から2発ずつ4連射されるミサイル。前方の相手にもある程度当たるが、やはり追尾性能は低い。
・ガトリングヘッド 威力185 弾数620 ロックオンカウント1 射程550
強化されたガトリングヘッド。グラフィックこそ変わらないが威力は向上。
・左右ウェポンラック空き
格闘はテイルクロー、ガトリングヘッド、ソーサーヘッドの3段で
威力は230→240→270。
EXは3つの頭が回転しながら別々の弾を発射するジェノサイドリボルバー。威力は245。
発射弾はガトリング、荷電粒子砲、ビームスマッシャー(威力は同じ)
「ゾイドバトル好珍プレー」とか言う番組がたまに放送される。
・ガイロス悲運の佳作
エレファンダー。換装機獣とも呼ばれる、汎用機体に目的別の装備をその都度施し、多様な任務に投入できる。
CASを経てブロックスシステムのB-CAS、チェンジマイズとして完成した、マルチロール・ゾイドの概念の先駆的な機体と言えるが、その辿った運命は決して輝かしいと言えるものではなかった。
・その光と影
装備に関する意欲的な試みとは裏腹に、エレファンダーの機体そのものは、良く言えば既存技術で手堅くまとめ上げられている。
悪く言えば旧態然としており、OS搭載機や、野生体の資質を引き出すことに重点を置いた他の同世代機と比べると、スペック的にも見劣りする面がある事は否めない。
ただ、そのぶん安価であるというメリットはあるが。
エレファンダーはレッドホーンの後継機種と位置付けられているが、実は動力ユニットおよび駆動系統の仕様はレッドホーンと共通化が考慮されており、生産にあたってレッドホーンからラインを転換する事、補給整備体制の切り換えも比較的容易になっていた。
だが、それが同時にエレファンダーのスペックの限界をも規定する事になってしまった。
・現実との齟齬
特に深刻だったのが機動力の不足であった。
もともと、レッドホーンは帝国が配備する全ゾイド中最も鈍足な部類に入る。敵陣を食い破り、突き崩す突撃隊にとり、防備の手薄な箇所を衝き、対処のいとまを与えず突破するために、機動力は攻撃力と耐久力に劣らぬ重大な意味を持つ。
エレファンダーの開発主担当者は旧大戦時からの大ベテランであったが、彼は近代的な集団戦・機動戦という概念を理解せず、古代の一騎打ちに範をとるゾイド決戦思想そのままにエレファンダーを設計してしまった。
その結果、エレファンダーは防御性能と白兵戦闘能力に偏重したゾイドとなり、最高速度はレッドホーン並み。倍加した重量によって接地圧が増大し、実質的な機動力はさらに低下してしまっていた。
西方大陸戦争後の突貫作業での戦力再編の中で、エレファンダーは量産性とカタログスペック上の汎用性の高さから相当数が生産され、各方面に配備されたが、やがて機動力の低さからくる使い勝手の悪さ、あるいは脆弱性を指弾されるようになる。
行軍や戦場機動で部隊全体の足を引っ張る。あるいは味方に追随できず孤立して袋叩きに遭うといった事態が続発したのである。
・落日の巨象
最終的に、ガイロス軍における突撃戦闘ゾイドの主力はデススティンガー系列に移行し、エレファンダーの生産は早々に打ち切られ、残る機体はレッドホーン系機体と共に要地防衛や二線級部隊、あるいは他国へと供与され、檜舞台から退場を余儀なくされた。
いわく高価だ、制御不能の殺人機だと非難を浴びたジェノザウラーやデススティンガーが、地道にトラブルシュートを続けて完成度を高め、今では堂々主力を務めているのと比べると、それらに代わるべくして登場したはずのエレファンダーが辿った末路は、皮肉なものがある。
・束縛するもの
ただ、開発方針の誤りを一方的には責められない事情もある。
当時の帝国軍内部で叫ばれていた、デススティンガー事件により沸騰したOSへの不信や、先発の新型機の技術的に勇み足に過ぎる姿勢が、開発の難航とコスト高騰を招いたという事実。
それによる反動が、エレファンダーに過剰な安定性・信頼性・コストダウンを要求し、その結果ロースペックに甘んじざるを得なかったという部分も忘れてはなるまい。
優れた資質を持ちながら、誤った調教により、それを発揮できぬまま潰されたサラブレッド。
それがエレファンダーという戦闘ゾイドであった。
・巨象は死せず
もっともエレファンダーの本領はサラブレッドと形容するよりワークホースと言う方が相応しいだろう。
第一線機種としては力不足と烙印を押されたものの、二線部隊や植民地軍ではその信頼性、扱いやすさ、ローコストさは高く評価され、レッドホーンとともにエウロペを中心に、多数の機体が長年にわたって重用された。
作業機としての適性もきわめて高い。あまり知られてないが、象型ゾイドの鼻はあらゆる種の中でも最高レベルの器用さを備える優秀なマニュピレータである。
エレファンダーが軍用機として大成しなかった事は、素体の民間市場への流入を招き、BLOXでは真似の出来ないパワーを生かした大規模工事を多数遂行し、グローバルな視野での経済発展の一因となったという説もある。
戦闘ゾイドとして華々しい活躍は少なくとも、より生活に密着した場所で大いに活躍するエレファンダーは、広く人気を獲得しているゾイドの一つである。
ゾイドが搭載する荷電粒子砲は、コア内部で生成され高速で循環している核融合プラズマを直接導引し、マグネッサーコイルでさらに加速、集束して亜光速の荷電粒子ビームとして放つ兵器である。
コアが発生するエネルギーを電気へ変換するステップを経ず、直に攻撃に用いるため効率が高く、デバイスの重量容積に比して威力が大きい。
デメリットとしては、ゾイドの中枢、本体部とも呼べるコアに穴を開け、その生命活動の源泉そのものである核融合プラズマを取り出すため、制御を誤るとゾイド自身が死んでしまうという点がある。そこまで行かなくともコアの消耗は激しい。
デスザウラーでは補助核融合ジェネレータを搭載し、そこで生成した核プラズマを粒子砲に加算する事で消耗を補っていた。特徴的なインテークファンは大気中から重水素とトリチウム(※)を取り込むためのもので、内蔵機関全体の冷却装置も兼ねている。
補助融合炉の出力を機体本体の駆動に利用すれば稼働時間を大幅に延長することが可能になるが、装置が大がかりになるため、より小型の機体ではサブジェネレータシステムを省略し、コアからのプラズマのみで射撃を行う簡易型がほとんどであった。
ジェノザウラーでは廉価な超伝導材料の実用化によりエネルギー効率を向上させるとともに発熱を低減。
防御上のウィークポイントとなるインテークファンを廃することに成功したものの、基幹出力で劣るのに加えサブジェネレータも搭載していないため、威力・発射速度ともデスザウラーには遠く及ばなかった。
ちなみに、ゴジュラスギガのゾイド核砲はここからさらに加速器と収束器も省略し、超高温プラズマを直に吹きかける近接兵器と割り切って小型軽量化したものである。
しかし、核プラズマ利用のノウハウがない共和国ではプラズマ放出の制御が難航したため、長らく核砲は自爆の手段として封印された状態となっていた。
ジェノブレイカーの荷電粒子コンバータはサブジェネレータシステムを機外に増設したもので、これによってデスザウラー同様の粒子砲の連射や、その出力を機体駆動に転用しての長距離巡航が可能になっている。
さらに、粒子砲システムを逆回転させてサブジェネレータからのプラズマをコア内部に過給することで、時間限定ながら爆発的にコア出力を上昇させる機構が備わっており、重装備をものともせず凄まじい運動力と格闘性能を発揮する事が出来た。
スーパーチャージャーと呼ばれるこの機能は、後のエナジーチャージャー開発のヒントともなった。
また、ジェノブレイカーに限らずT-REX系機体の推進器では、吸入・圧縮した外気に高温プラズマを吹き込み加熱膨張させて噴射する、いわゆる熱核ジェットとして核プラズマを活用している。
※惑星Zi上には自然状態で大量の重水素やトリチウムが存在しており、野生ゾイドは水中からこれを吸入して活動に必要なエネルギーに充てており、大気中からも比較的簡便な装置で収集できる。
もちろん、水からはもっと簡単に収集する事が出来、デススティンガーにはそのための小型コンバータ・ユニットが搭載されている。
ゾイドコアからの高温プラズマを利用して空気を加熱膨張。その噴射圧を推力とする熱核ジェットエンジンは、空気の吸入方式で二種類に分けられる。
地球のジェットエンジン同様タービンを使うターボ式。そしてマグネッサーシステムによって空気を電離させて制御するマグネッサー式である。
マグネッサー式は装置に機械的可動部分がなく高信頼性で長寿命だが、重量・容積比での出力はターボ式に劣る。
帝国で開発中のところを共和国に奪取され、後に完成したストームソーダーは、ターボ加圧式熱核ジェットエンジンを装備していた。
このコンパクト高出力な推進器を三基も備えるストームソーダーはレドラーより10d以上も重い重戦闘機でありながら、圧倒的な推力比によってずば抜けた空中機動性を発揮。空中格闘戦にて無敵を誇った。
だが、イグアンやゲーターと言った小型機にまでターボ熱核ジェットを装備し、長年に渡って運用してきた実績を持つ帝国に比して、共和国は明らかにノウハウが不足していた。
運用経験に乏しい推進器を採用したストームソーダーは生産体制の構築に莫大なコストを要し、歩留まり率や、前線での稼働率も伸び悩む結果になってしまった。
ギュンター=プロイツェンが惑星Ziの何処かに財宝を隠したと言ういわゆる埋蔵金伝説が
ZAC2230年の現代においても残り、数多くのトレジャーハンターや歴史学者等を賑わせている。
ただし、前述では埋蔵金とは書いている物の、プロイツェンが何を隠したのか?については
その隠し場所と共に謎に包まれている。
一説には時価数兆にも及ぶ金塊や宝石とも言われているし、
その一方で単機で戦局を覆す事の出来る超ゾイドのコアと設計図と言う説も存在し、
是非ともそれを発掘しようと多くの人を賑わせているが、未だに発見されたと言う報告は無い。
>>323 なぜ「トリチウム」と書くのだ。「三重水素」と書いてくれ。
または「重水素」を「デゥーテリウム」にして。
スパイダーマンに影響された坊やなんだろ。
>>326 なんとなく「重水素」という文字列を繰り返したくなかったので、こう書いてしまった。
気に障ったのならスマソ
蜘蛛男は見てない。
デスザウラーが荷電粒子砲で飛んだ、という信じがたい証言が残されている。
実際には、粒子砲を足下に発射し、その爆圧で跳んだというのが真相に近いようだが、荷電粒子ビームの光芒を曳きながら
高度百メートル以上にまで上昇したデスザウラーの姿は、その場に居合わせた者すべての心に深く刻み込まれ、後には
映画のモチーフにもなっている。
>>327 餓鬼は「トリチウム」って聞いたら金属を思い浮かべそう
弾薬庫その他に一杯の液体で沢山積むと動く水爆状態になる物と連想する俺はヤマトオタ。
331 :
名無し獣@リアルに歩行:04/12/30 16:34:47 ID:8n966K/l
グラビティー四天王の妄想まだ?
治安局員がフライング・ヒューマノイドに襲撃される
ユーマシティーにて治安局員が謎の未確認人型飛行生物、通称フライング・ヒューマノイドに遭遇、
数分間に渡って攻撃を受けたとのこと。事件は先月16日未明の3:15分頃、治安局員のレオナルド・
サマニエゴ氏がアロザウラーでパトロールをしている最中に起こった。その晩、外は非常に気温が低く、
巡回中の通りには人は誰もいなかったという。そしてサマニエゴ氏(写真)はアラモ通り沿いにゾイドを
走らせると、そこで彼はとてつもなく奇妙なものを目にしたのである。その物体は真っ黒な人の形を
しており、木の上に立っていたのだ。その物体はアロザウラーに気づくとゆっくりと地面へと飛び降り
たが、地面に触れる瞬間、スッと方向を変えてアロザウラーの方に真っ直ぐ飛んで来たのである。
サマニエゴ氏は恐怖を感じ、とっさにその姿を確認しようとゾイドのライトをハイビームに変えた。
こうして、悪夢の一夜は始まったのである。「あれは、女性のような姿でした。全身に黒いドレスの
ようなものを着ていて・・。だけど、こっちに気づいて木から飛び降りると、地面から丁度少し離れた位置で空中に浮かんでいたんです・・・。」
真っ黒な目玉
「姿ははっきりと見えました。木からゆっくりとしたスピードで飛び降りたと思ったら空中に浮いて
いたんです。それでしばらくして、地面にゆっくりと着地すると、こっちの方を見ていたんですが、
どうやら車のライトが非常にうっとうしそうな素振りで、顔を覆い隠そうとしていました。でも顔には
はっきりと瞼(まぶた)のない大きな真っ黒い目玉が見えました。皮膚はこげ茶のような色で、
真っ黒いドレスとマントのようなものを身に着けていて、まさに言われるところの魔女のような姿
でした。そしてゾイドのライトをとても嫌っているように見えました・・。」サマニエゴ氏は事件時の様子をテレビ局の取材に語った。
そしてそれから数秒後のことである。その黒い物体は急にジャンプしたかと思うと、サマニエゴ氏の
アロザウラー目がけて凄まじい勢いで飛んできたのである。サマニエゴ氏は錯乱状態でゾイドをUターンし、本部にほとんど悲鳴のような声で救援要請を呼んだという。
フロントガラス越しの悪魔
その後サマニエゴ氏は事件当時の様子を以下のように語っている。
「私が魔女のようなその黒い生物に気がついてすぐ、そいつはもの凄い速度で私の方に
飛んできたんです。それから私のゾイドのキャノピーの上に乗ってキャノピーガラスを殴りつけました。
本当に逃げる間もない程、もの凄いスピードでした。私は本当に恐ろしくてとにかく慌ててゾイド
をUターンして、思いっきりアクセルを踏んで、本部に緊急援助要請を求めたんです・・。」
サマニエゴ氏の話によれば、その黒い生物はキャノピーの上に乗った状態でサマニエゴ氏の方に手を
伸ばし、サマニエゴ氏の身体に必死で掴みかかろうとするような仕草を見せたという。
しかしその手はキャノピーガラスに阻まれたのだ。そしてその時、サマニエゴ氏はその生物の姿を
キャノピーガラス一枚越しという至近距離でありありと目撃したのである。
彼はその生物の様子をまるで魔女のようだったと語っている。
「とにかく、とても大きな真っ黒な目で、白目の部分も瞼もありませんでした。肌の色はこげ茶色、
とにかくこの世のものとは思えない姿をしていました。そいつは荒れ狂ったような様子で、キャノピー
ガラスに何度も手を伸ばして何とかして私の事を捕まえようとしていたんです。私は猛然とUターン
して無線機に向かってとにかく必死に何かを叫んでいました・・。それで通りの突き当たりまで来たん
ですが、その生物はまだ私のゾイドにしがみついていました。私は恐ろしくて目を閉じたまま、いつしかショックでそのまま気を失ってしまったんです。」
サマニエゴ氏の必死の逃走にも関わらず、その生物はまだキャノピーガラスにしがみ付いていたので
ある。そしてサマニエゴ氏は恐怖のあまり手で目を覆うようにしたまま恐怖と極度の緊張で意識を
失ってしまったという。近くを巡回していた治安局員二人が本部から無線連絡を受け、サマニエゴ氏の
ゾイドの元に到着したのはそれから数分後のことである。その時サマニエゴ氏はまだ意識を失ったまま
であったものの、幸い怪我は負っていなかったという。不幸中の幸いか、意識を失い、ゾイドを降りて
逃げなかったお陰で大事に至らずに済んだのだろう。
病院に搬送されたサマニエゴ氏は念のために病院にて各種の検査を受けたが、幸い怪我はなく、
また事件前後のサマニエゴ氏の精神状態は安定しており、念のために受けたアルコールやドラッグの
テストにも一切の反応がなかったと同地域の長官ハムレット・カスティラ・ガルシア氏は発表している。
またサマニエゴ氏を診察したエデルミロ・ペレズ医師は検査の結果、サマニエゴ氏は心身ともに健康であったと話している。
また事件翌日、同地域の市長、ユアン・フランシスコ・リヴェラ氏は事件に触れて、サマニエゴ氏は
普段非常に真面目な治安局員であり、彼がそんな訳の分からない嘘をつく理由は全く見当たらないので
嘘とは考えにくい、と話している。更に市長は、「普段の真面目な仕事ぶりから、過労が重なり、
極度のストレスがそうした幻覚を作り上げたのではないだろうか。実際に起こったかどうかはまあいい
だろう。人生には時としてよく分からないことが起こることは確かだからね。」と付け加えている。
相次ぐ目撃報告
そして事件がテレビで放送され、多数の反響がテレビ局に集まる中、更に続々と意外な事実が明らかに
なった。それはサマニエゴ氏の事件の3日前、同地域付近のサンタ・カタリナ市治安局員3人が同様の
生物を目撃していたというものだったのである。謎の生物を目撃したジョージ・コントレラス氏は
事件当時、二人の治安局員と共に、「それまで見たこともない何とも説明し難いもの」が上空を飛んで
いるのを目撃した、と語っている。またそれ以外にも、同様の生物を目撃したコロニア・ラ・プラヤ
市在住のノルマ・アリシア・ヘレラさんは取材に対し、真昼間、兄弟と共にそうした謎の物体を
はっきりと目撃し、その後兄弟は驚きの余りその後1週間に渡って寝込んでしまった、といったように、
サマニエゴ氏を襲ったと思しき生物はそれまでにも多数目撃されていたのだ。
また更に驚くべきことに、アリシアさんの隣人はアリシアさんが目撃する数日前にその謎の生物を
ビデオテープに収めており、それをテレビ局に送っていたのである。
そしてそのビデオはサマニエゴ氏の事件と同時にテレビにて放送され、視聴者を唖然とさせたという。
>>332-333 これ元ネタ何?
しばらく考えたんだけど、どういうゾイド小話に分類されるのかさっぱりだった
フューザーズで未確認生物が出る話がこれから予定されてる?
>>335 まんま新年にやってたバラエティ番組のネタを引っ張ってきただけだな。
ガイロス帝国が絶対の自信を持って送り込んだジェノザウラーは真オーガノイドを奪取するも
共和国軍の新型、ブレードライガーに事実上敗北する。
大きな期待と自信を持っていた帝国軍開発部は落胆し、ブレードライガーに勝利できる改造ジェノザウラーの開発が急務となった。
ジェノザウラー強化案はゆうに3桁を越えたが、(中にはジャミングシステムを搭載してBライガーを自在に操ろうなどという
アイディアまで出された!)最終的には2つに絞られた。
刃には刃という思想の基に造られたジェノブレイカーと、遠距離射撃能力を追求したジェノブラスター(仮称)である。
ジェノブレイカーを設計したチームとジェノブラスターを設計したチームはもともと1つのチームであったが設計思想の違いから
決別し独自の路線を辿る事となる。
そのため、この二機の構造は非常に似通っている。
特に巨大なシールドと荷電粒子コンバータはどちらにも装備されており姉妹機であることがわかる。
ところで兵器としてみた場合、どちらがより良いものかと考えると小型ゾイドを纏めて吹き飛ばせるマイクロミサイル、強力な実弾兵器である
クラスターキャノン、シールドライガークラスのEシールドなら容易に貫けるビームランチャーを持ち、さらに武装を簡単に換装できる(これが
CAS開発の土壌となった)ジェノブラスターに軍配が上がるだろう。
ブレードライガーのEシールドが役に立たない実弾兵器を装備している上にあらゆる作戦に使える汎用性があるのだ。
まともな人間ならこちらを採用するだろう。
しかし実際に配備されたのはジェノブレイカーであった。
339 :
名無し獣@リアルに歩行:05/01/05 23:59:56 ID:SjVUZZDf
ジェノブラスターが配備されなかった帝国公式発表は「重装備であるために重量オーバーで鈍足。とても実戦に耐えられるものではない」
とのことだが疑問を投げかける者も多い。
ちなみにジェノブラスターが没になった理由は諸説がいくつもあるが
「プロイツェンがジェノブラスターの配備を許さなかった。共和国と帝国を纏めて潰すために欠陥機であるジェノブレイカーの実戦配備に
GOサインを出した」
というものが最近では定説となっている。
さて、ジェノブラスター開発チームは後にCAS開発の中心となるがライガーゼロは奪われるはジェノブラスターの後継機「ヤクトフューラー」は
没になったるはととことん不運なまま戦争が終結することとなる。
RZ−026X ジェノブラスター(仮称)
全長:23.0m 全高:13.7m
重量:152.3t 最高速度:300.0km/h(開発チームの報告による)
武装:集束荷電粒子砲
荷電粒子コンバーター (スラスターユニット基部)
ウェポンマウントシールド×2 スラスターユニット×2
AZマイクロミサイルポット×4 冷却装置×1
加重力衝撃テイル 頭部レーザーガン
クラスターキャノン×2 高出力ビームランチャー×2
レーザーセンサー アンカー×2
ハイパーキラーファング ハイパーキラークロー×2
ハイパーストライククロー×2
341 :
名無し獣@リアルに歩行:05/01/06 00:29:00 ID:ktshHdCg
ジェノザウラーの砲撃特化仕様。
ウェポンマウントシールドにキャノン砲とビームランチャーを積んでいるため重量の関係上
フリーラウンドシールドのように稼動アーム方式は採用していない。
ウェポンマウントシールドにはさまざまな武装を換装し装備できる。(バスターキャノンやビームガトリングなど)
脚部には小型ゾイドを一掃できるマイクロミサイルを装備。
味方部隊の突入口をこじ開けることもできる。
背面に強力な冷却装置を装備したために尾部の冷却機構は不要となり、代わりに近接武器である
加重力衝撃テイルを追加。
スラスター基部に装備された荷電粒子コンバーターにより、荷電粒子砲のパワーは30%以上アップし、連続発射が可能となった。
武装の換装によりさまざまなミッションに対応できる上、パイロットの実力さえあれば単騎で敵基地を
壊滅させることもできる火力を持つ汎用性の高い機体である。
現在は極少数がアイゼンドラグーンに配備されている模様
惑星Ziに不時着した地球人の中には移民先に神社を作る為に乗り込んでいた者がいた。
彼は苦労の末に神社を作り、彼の子孫の少女はその神社の巫女にしてZiファイターとなっていた。
>>340 RZじゃあ帝国で採用されないだろう(苦笑。
344 :
1/2:05/01/06 02:48:20 ID:???
ゾイドの機体を工業的に量産する方法を模索する過程で、ゾイド生来の自己修復能力を盛り込む事が考えられた。
その試みは成功し、ゾイドの機体の一般的な製造法として普及している。
今日、ゾイドの主要構造部分の製作は、まず野生ゾイドの体を構成する金属細胞を培養して多量に増殖させることから始まる。
野生ゾイドの骨格や装甲外皮といった組織は、生きた金属細胞と、強固な金属結晶その他の無機成分とが、微細なフェルト状に絡まり合った構造をしている。
これを薬品で溶かし、金属細胞だけを抽出。ワイヤーやリボン状に加工された材料とともに、型枠に詰めて寝かせる。
すると数日のうちに金属細胞の働きで材料の間にフェルト組織を形成され、全体が固化してフレームが出来上がるのである。
この中には血管の役割を果たす微細な穴の開いたチューブが通されており、機体が完成した後もここから供給される金属イオンや酸素を代謝して金属細胞は生き続け、稼働に伴って生じる金属疲労などを自己修復することが出来る。
これにより、歩行兵器特有の複雑な機構を持ちながら、ゾイドはメンテナンスにかかる労力を大幅に軽減する事に成功し、実用兵器たりえたのである。
345 :
2/2:05/01/06 02:49:28 ID:???
ただし、問題もある。
金属細胞組織は生きて成長を続けており、放っておけば周囲の部材や機器と癒着して機能不全を起こしてしまう。
これを防ぐために、定期的にオーバーホールして癒着部分を引き剥がし、各パーツを研磨して周囲に生長した組織をこそぎ落とす必要がある。
また、成長にともなって全体に歪みが生じるのは避けられず、それによって各部の換装といったメンテナンスが不可能になると、戦闘ゾイドとしては機体の寿命が切れたと言える。
種類ごとの成長速度によっても異なるが、一般に10〜20年程度で戦闘ゾイドの機体は実運用に耐えなくなるのが普通で、その時点でのコアの老化・疲弊の度合いに応じて、機体交換か用廃かが決定される事になる。
初期のゾイド、特に共和国系の機体は、フレーム以外に装甲も同様の方法で製造していたが、戦時ともなれば装甲は激しく損耗するため、再生を待っているだけの余裕がない。
後に設計された機体では頻繁な交換を前提とし、より量産性に優れた金属細胞を用いない装甲板をフレームユニットの外に組み付けるようになった。
また、細かい部品で構成された機器では血管系の取り回しが煩雑になる上、癒着も起きやすいため、火器を初めとする装備品に生体パーツを使用した例はほとんど無い。
完全野生体ゾイドがOS搭載機に比べて決定的に優ってる点の一つとして
野生の中での経験から、無意識の内に相手の何処を攻撃すれば倒せるのか?と
言うのを理解していると言う点があると思うのだがどうだろう?
魚だって象だって背中に胃があるワケじゃないし、そう言う事は大体通用するだろうし。
>>346 おれ的完全野生体とOS搭載機の違い
OS
メリット:経験を積めばどこまでも進化していく"可能性"がある
デメリット:寿命が短い、経験を積む手間がかかる、扱いにくい
完全野生体
メリット:少々の傷は勝手に直す、経験浅くてもそれなりに経験を積んだOS機並みに動く
CASによっていろいろできる
デメリット:野生体そろえるの難しい、気性が荒い
>>346 漏れ的にはイマイチ。
通常の戦闘ゾイドだって、一通りの訓練・調教くらい施した上で実戦投入されるものと思うが。
まぁ、射撃への対処能力は怪しいとしても、格闘戦での動きは良くなるかも。
それと、ここは本来ツッコミ無用で妄想を書き殴るスレなんで、意見を求めるなら考察スレの方がいいと思う。
>>347 > 完全野生体
> メリット:少々の傷は勝手に直す、経験浅くてもそれなりに経験を積んだOS機並みに動く
> CASによっていろいろできる
GTOの再生シーンがファンブックにもきっちり収録されたのに対し、ゼロが強烈な再生能力を見せつけたエピソードは
丸々カットされている事実から、完全野生体にGTO並みの再生能力がある可能性は否定的との考えが主流のようだが。
CASは機体設計の問題だから、完全野生体であるか否かは関係ないかと。
ケーニッヒは完全野生体だがCASを採用していないし。
>>348 待て。ってことは自己再生能力は
OS>>>野生体
なのか?
公式は意味わからん・・・
CASは素直にごめん。
ゼロとフューラーしか頭になかったよ
>>348 だから
>>346には”無意識”にと書いてあるじゃないか。
>一通りの訓練・調教
これを行ったからと言ってゾイドの訓練度や戦闘力が野生ベース機並になるわけではあるまい。
>>350 その"訓練度"ってのがイマイチね。
ヒクソン・グレイシーでも銃を持った兵士を相手に戦う稽古はしてないだろうって事。
野生ゾイドと戦闘ゾイドじゃ、戦いと言ってもまるで内容が違うし、本当に野生時代の経験が決定的な意味を持つのか疑問で
ある、と。
それでも格闘戦に持ちこめばある程度の差が出るかもしれないというのは
>>348に書いたとおり。
漏れ的に野生体が強いのは、厳しい環境の中で育ってきたものと、養殖素体との間に、根本的な体の出来に埋め難い差が
あること。
そしてそれを引き出す機体およびシステム設計がなされていることの2点だと思う。
野性体→トレーニングで鍛えた体
OS→ドーピングで作った体
って認識だったけど・・・
鍛えて改造された結果が鉄砲玉じゃ野性体も浮かばれないだろうな…
OSは実は麻薬だった。
ガンスナとレブラプターが背中に装備しているイオンチャージャーは
ファンブック1のレブラプターの説明によればゾイドコアをさらに活性化させる装置らしい。
これこそまさに麻薬か覚醒剤に似ているのでは無かろうか?
現実でも兵士に薬を投じてハイにした状態で戦わせていたと言うし。
正し、完全にOSと一体化してる(?)デススティンガーには
毒蛇は自分の毒で死なない理論によって平気
355 :
名無し獣@リアルに歩行:05/01/10 10:51:10 ID:iqKOkOEd
>毒蛇は自分の毒で死なない理論によって平気
死ぬんじゃなかったっけ?
影慶は毒手を持ってるけど、自分自身はその毒で死ぬ事はないと言う事はどう?
少なくとも天挑五輪の時の影慶はそんな感じだった。
毒を仕込んだ武器を持つ敵に対して毒手に毒とは無意味とかそう言う事も言っていたし。
>>356 ・・・・
毒蛇でも体内に毒を注入されたらまずいだろ?
>>358 自分の持つ毒とはまた別の種類の毒ならそうなるんじゃない?
少なくとも自分自身が持っていた毒なら平気なのでは?
蛇は自分の毒に抗体があるから基本的に自分(同種)の毒に限り平気。
ただし、注入される毒の量が多いと抗体で中和しきれずに死ぬこともある。
成体の毒蛇が生まれたての同種を噛むと幼蛇は死ぬことがある。
影慶の場合は・・・使われた毒が自分の使った毒手のレシピにあったんだ、きっと。
そいつゴジュラスMk3の存在を知ってて害隆起なんぞと掛けてるのか?
流し読みしただけなのだが、ゴジュラスと凱龍輝の関係は電ホビでなんか書いてあったね。
富井もその辺の機体設定をきちんとムックにしてまとめてくれればいいのに。
>>361 いつか製作が行われるようになったらデバッグを手伝うとか?
こんな意欲的な企画があまり話題になってないのはどういうことなんだろう、と思ったけど
このサイトの中には成人指定なページが含まれてるからからかな。
>>361がリンク張ったページは無害だけど、一応注意しとくな。
どっかで見たことある絵だとと思ったら名無し獣666さんのサイトか。(´・ω・`)
気さくにちょっとエロいパイロットキャラとか描いてくれるいい人だったんだが、自治厨に板から追い出されちゃったからもうゾイド描くのやめちゃったと思ってたよ。
ところで凱龍輝とバーサークフューラーが直接対決するバトストとか無いのかな。
コンセプトの違う機体だから意外といい勝負になりそうな気がするんだが。
ノーマル機同士だと凱龍輝の方がやや有利かな?
ファンブック(取説)で凱に普通にやられてた>BF
俺は中・遠距離では凱龍輝、近距離ではバーサークフューラーだと思ってる。
凱龍輝の開発中に、協力していたガイロス帝国の技術者から非公式にジェノブレイカーとの模擬戦闘を持ちかけられたとかあったかもな。
SSの設定補完としてキット付属バトストを纏めて読みたくなって来た。
凱龍輝とディメトロプテラ以外だと何に付属してる?
凱龍輝は対ビーム兵器には滅法強そうだが、やっぱり実弾兵器とか格闘兵器が
相手だとまずいんだろうか。集光パネル割れちゃいそうだしなぁ。
でも通常のキャノピーガラスよりかは丈夫だと思う。
374 :
名無し獣@リアルに歩行:05/01/12 06:14:40 ID:SMSGPOtU
バズーカくらいなら弾き返す強度とかありそうだな。
凱龍輝・真とは凱龍輝の弱点であった陸戦用及び砲撃用に陸戦サポート用ブロックスの追加によってそれを克服するのが目的である。
しかし、その反面機動性が低下するデメリットが発生のために高機動型を好むパイロットには不評らしい。
sa
凱龍輝が完成し、各部隊に配備されて間もない頃、
その前線部隊員が
「ゼネバス砲にも耐えられるとはコイツの防御力スゲェ」と少し勘違いをし、
砲弾の雨の中を無策で突っ込ませた為にあぼーん。
「何でー?」
と慌ててマニュアルを再確認したら
「注意:集光パネルはビーム兵器にしか対応しません。」
と、書かれていて、
「な・・・なんだってぇぇぇ!!(AA略)」
とか言う話がありそうで怖い。
現実でもワールドタンクミュージアムの解説書に書かれた話が本当なら、
ヘッツァーも初陣の際、戦車と勘違いした前線の兵の為に戦車と同じ運用法をされ、メタボロにされたという話だし。
そういえばアメリカの戦闘機に美女の絵を描いてるってのを見た事あったような気もしない事も無いのだが、
ゾイド世界でもゾイドにその手のペイントを施してるってのがありそうな気がする。
ロリ少女のイラストがデカデカと描かれたデスザウラーとかマッドサンダーを戦場で見掛けたら
違う意味で腰を抜かすだろうな〜・・・
ムンベイグスタフにはムンベイの似顔絵シールが付いてたぞ
漫画家志望の隊員を集めて可愛いイラストをデザインさせ、
それを元にして作ったマークをゾイドに貼り付けたりし、
敵兵士を見惚れさせるなんてトリビア的な作戦がありそうな気がする。
どんなマークにするかは自由だが、
漏れのバトストのイメージでは、
戦う相手も褒め称える武士道の雰囲気なので、
パイロット識別としての実用性、
格好つけのトレードマークにとどめて欲しい。
>>381 漢だね〜・・・。俺ぁ嫌いじゃないよそういうの。
でもそういえば韓国陸軍か何かにCCさくらのポスターが張られていたのを思い出した。
もしかしたら軍隊こそが真のオタ集団なのかもしれない。
でもまあ殺伐とした状況の反動でそうなるのも仕方の無い事なのかもしれんが・・・
あと、徳光の漫画にオタク部隊って言う戦争ギャグ漫画があった。
スレ違いスマソ。
まあ中には萌え絵がカッコイイと思ってるパイロットもいるかも知れないし。
そういやWW2のノーズアートの中には女房や恋人の肖像を描いてるのもあったが・・・
ウォルフのバーサークフューラーやエナジーライガーにアンナたんの似顔絵が描いてあったら。
>>383 絵の描いてある部分に流れ弾でも当てようものならレイみたいに一生恨まれそうだな。
ちょっと美少女絵のペイントネタに反応。
自衛官の友達に聞いたが、空自の人で戦闘機に女神さまのベルダンディの絵を堂々とペイントしてる人いるそうだよ。
流石に結構前の事なので今はどうか知らんけど。
例の黒ネズミをペイントしていたら、
はるか地球から、著作権使用量の徴収がきそう。。。
共和国系はヤンキ―気取りでおにゃの子のエンブレムやユニークな物(シャークマウス等)
を描く奴がしばしば見られる。
帝国系の乗り手は実用一点張り、書いても勇ましい物や相手を威嚇する物が多い
(例:撃墜したゾイドの似姿等。撃墜王は、共和国ゾイドのイラストだらけ?)
な、感じで妄想。
>>391 そもそも元のデザインからして帝国ゾイドは威嚇的だと思(w
特に現シリーズ。
393 :
名無し獣@リアルに歩行:05/01/16 03:59:47 ID:jIVll8BN
>>390 描いてるメンツがすげー。
ストームソーダーとかレイノスでもこんな感じの事やってると妄想してしまった。
エヴォフライヤーの装甲は薄く、防御力が低いとされているが、
翼だけは何故か頑丈に出来ている。
だからレオゲーター付属バトストでもエヴォフラの翼がハサミとして使用されたりした。
一般に飛行ゾイドは、その運動性の高さのために、装甲は弱いとされている。
特に、細くて薄い翼に当たる器官は非常に脆い。
ただし、マグネッサーシステムを利用中の場合は話が違ってくる。
磁場によるフィールドが形成されているため、
純粋な硬度は、重装甲のゾイドの装甲に劣らない。
このため、体当たりによる格闘戦も、パイロットの腕しだいでは可能である。
しかし、ただ硬いとは言え、実際に衝撃を受けるとフィールドが乱され、
機体のバランスを著しく失い失速、場合によってはそのまま墜落するため、
翼を盾に使うような使用方法はできない。
飛行ゾイドの格闘戦は、体勢によって変わる磁場フィールドの性質を熟慮した
ある種、勘の優れたパイロットだけができることなのである。
正式には、ゾイド・バイオエモーショナル・リミッターという。
未熟な騎手が乗った馬と同じで、精神力や同調能力に劣る者が搭乗したゾイドは、操縦を受け付けず暴れる事がある。
一般に、強力なゾイドほど精神的エネルギーが大きく自我が強固で御しにくい。特にゴジュラスに代表される、闘争心の強い種類はなおさらである。
ゾイドの戦闘力が著しく向上し、暴走による危険性が深刻になった地球人到来後は、ゾイドを安定的に運用するために、コア内の中枢神経への外科手術、電気刺激、投薬など様々な手段で意識や感情を抑制するリミッター処置が施されるようになった。
しかし、同時にゾイドが本来持っている戦闘力をスポイルしてしまうというリスクも抱える事になってしまった。知的・精神的活動を抑制するため、同時に判断力や反応速度が低下しやすく、甚だしい場合は出力も低下してしまうのである。
基本的に、共和国ゾイドは生来の気質や能力を活かす事を念頭に置いており、リミッターの強度は軽い。
帝国では安定性を重視し、そのためには性能を多少犠牲にするのも目をつぶる向きがある。
本質的に気まぐれな動物であるゾイドを、兵器として確実な制御下に置くには、自我や感情にリミッターをかける必要がある。
しかし、過度のリミッターはゾイドの戦闘能力そのものをスポイルしてしまう。
完全野生体ゾイドの開発過程で生まれたバリアブル・リミッターは、このジレンマに対するゾイド開発技術者の一つの答えである。
ゾイドと人間の同調、いわゆる精神リンクのメカニズムはまだ解明されていないが、リンク状態にある人間とゾイドの間には、脳波(と、コアが発する脳波に相当する波形)のあるパターンに顕著な同調が見られる事が分かっている。
バリアブル・リミッターはパイロットとゾイドの脳波パターンを解析し、同調率の高低、すなわちゾイドがどの程度パイロットのコントロール下にあり、暴走の危険が少なくなっているかを判断して、リアルタイムにリミッター強度を変化させるシステムである。
また他にも、情動部分を示す波形からゾイドが受けるストレスをも割り出し、リミッター調節の判断要素に用いている。
戦闘ゾイドには装甲板や武装など、生来の肉体とは異なる装備が取り付けられており、この事もゾイドにストレスをもたらす。CASとてその例外ではない。
完全野生体がCASを脱ぎ捨てた時、野生ゾイド本来の能力が最大限に発揮されるのも、システムがCAS解除によってゾイドのストレスが軽減されたと判断し、リミッター強度を引き下げているためである。
ただ、バリアブル・リミッターを装備するゾイドはパイロットの同調能力次第で能力に格段の差が生じてしまい、部隊内での要員ごとの能力差がさらに拡大し、組織的行動に支障をきたす恐れすら出てしまった。
結局のところ、限定された条件下でしか機能を発揮し得ないものだったのである。
一般に、西方大陸戦争の開戦の原因は、ガイロスの領土的野心によるものとされている。
確かにそれは事実である。しかし同時に事実の一面であるに過ぎない。
西方大陸戦争は、一つには経済的対立が原因でもあった。
開戦前、ヘリックとガイロスはエウロペ・ルートを経由する活発な交易を行っていたが、技術にて先進するガイロス側に
共和国国内企業はシェアを奪われる形になっていた。
そこで財界は共和国政府に圧力をかけ、ガイロス製品に高額の関税をかける輸入制限および、ガイロスが保有するパテントを
無効にする国内産業保護措置を発動させる。
輸出で潤っていたガイロス経済はたちまち低迷し、国内には反共ムードが蔓延。
プロイツェン=ネオゼネバスは鬱積する民衆の不満を、戦争へと煽ったのである。
ブレードライガーのブレードは無敵である。
以上
南エウロペ大陸のある地方の村々には、古代遺跡に生贄を捧げる慣習が存在していた。
旱魃・伝染病・地震等がひとびとの暮らしを脅かしたとき、彼らは幼い子供を生贄に選んだ。
古代文明の遺跡に存在し、ゾイドコアが生まれる場所であると信じられている
<ゾイドエッグ> の中に閉じ込められた生贄は、長い時間をかけて
<ゾイドイヴ> の使者である <オーガノイド> に生まれ変わるというのだ。
生贄となる子供には、集落で最もゾイドの精神に近しい資質をもつことが求められたという。
ZAC2099年、ガイロス帝国とヘリック共和国の間での開戦がもはや時間の問題となり
共和国経済が浸透しつつあった南エウロペ各都市国家でも緊張が高まっていたさなか、
一人の少女が風の集落近くの遺跡にあった <ゾイドエッグ> から発見・保護され
地元の考古学会を中心に話題を呼んだ(この事実が大陸を越えて広まることはなかった)。
発掘現場近くの民家で数日を過ごすうち “フィーネ・エレシーヌ・リネ” と名乗ったその少女は
戦争が終結したのち「古代ゾイド人の生き残り」としてゴシップ記事にも名前が上がったが、
彼女は現在われわれが一般的に言う意味での“古代ゾイド人”ではなかった。
我々の住む時代よりもはるか昔に生を受けた惑星Zi人であったのは確かだが、
かの有名な“ババホットの鉄板”よりも新しい年代の人間だった、という説が有力である。
ファンブックスレより転載。
バトストをフュザに組み込むのと逆に
フュザをバトストに組み込んでくれないかな。
何百年経ったというのは消して。
「ファイヤーフェニックス」
ブロックスフェニックスの集光パネル搭載タイプの名称。
ノーマル機と差別化を図るために機体色を青から赤に変更している。
「バスターフューラー」
共和国の要望で開発されたバスターイーグルだったが
ゾイテックの中立の立場という理由から
多くの機体が裏ルートで帝国に配備された。
この機体はチェンジマイズしてバーサークフューラーの装備として
取り付けられた機体。
「レイズ、ワイツタイガー」
共和国軍が所有する古代虎型コアを解析したデータを
完全野生体コアから開発された新型虎型ゾイドにフィードバックした機体。
オーガノイドシステムに酷似しているが危険性は少ない。
ライガーゼロに代わる共和国軍の新たな高速戦主力機体
「ブラストルタイガー」
レイズ、ワイツに苦戦するネオゼネバスが開発した新型高速ゾイド。
鹵獲したライガーゼロパンツァーを参考にしており、
開発段階から砲撃戦に特化した高速ゾイドとして設計されている。
ライジャー、グレートサーベルと共に新生高速部隊として投入される。
「デスレイザー、デカルトドラゴン」
ジェノザウラー、バーサークフューラーの後継機としてネオゼネバスが開発した次世代主力ゾイド。
BLOXとの互換性を最大限考慮した設計になっており、専用機パラブレード以外でもB-CASとすることで状況に応じた最適な
形態をとることが出来る。
また、フェニックスシステムに相当するコア出力増幅機構を備えており、増幅率はフェニックスに優るが、コアへの負担が
大きく合体可能時間は制限されている
バン:共和国軍オーガノイド探査部隊の若きエース。レオマスター候補者の一人。
発見されたオーガノイド「ジーク」が人間と意思を疎通できると判明したため
軍からパートナーになるよう指令を受け記録係のDr.Dの助手フィーネと共に行動する。
ビット:フリーのジャンク屋。壊滅した共和国基地の地下でライガーゼロを発見。
そのまま戦闘に巻き込まれる。後に傭兵チーム「ブリッツ」に所属し共和国軍として戦う。
レイヴン:帝国軍のエースパイロットの一人。
5年前、帝国摂政プロイツェンに拾われ、その驚異的才能に驚かされ
パイロットとしての訓練を受けた。結果、たった5年でジーニアスと並ぶ
帝国軍最強パイロットに成長し、プロイツェン直属のパイロットとなった。
彼はどの部隊にも属さず、プロイツェンに与えられた任務を単独でこなす。
ネオゼネバス建国後の行方は不明
主な乗機
セイバータイガー ジェノザウラー ジェノブレイカー バーサークフューラーシュトゥルム バーサークフューラーシャドーエッジ
ゴジュラスギガ(治安局仕様)
東方大陸で生産されたゴジュラスギガ。
このギガのコアは、ヘリック製のギガのコアを人工的に培養して
量産したものである。これは、東方大陸が野生体に恵まれないためである。
また、装甲は古代チタニウムが手に入らず、通常の装甲を使用している。
結果、どの性能に置いても正規のヘリック製のゴジュラスギガに大きく溝を開けられ、
総合性能では通常のゴジュラスより若干上回る程度になってしまった。
だが治安維持用としては十分すぎる性能と、それに伴う莫大な運用コストのため
「扱いづらい(あくまで治安局上層部にとっての)」ゾイドになってしまった。
ムラサメライガー
中央大陸戦争終結後、ヘリック共和国、ガイロス帝国、ネオゼネバス帝国の3大国が共同で
開発したライオン型ゾイド。この機体は3国の高速ゾイド技術の集大成である。
ベースとして、ライガーゼロと同じ野生体が使用されているが、ガイロス帝国はオーガノイドシステムの
研究をさらに進め、ゾイドの凶暴化、操縦性低下を抑え、出力の大幅の上昇に成功した。
主装備の斬命刀はバスタークローとレーザーブレードの発展した姿であり、
ブレードの付け根には110mmビームライフルが装備されている。
ブレードの内部にはマグネッサーシステムが内蔵してあり、
それによる飛行は不可能だが、走行時の重量負担の低下、ブースターを使用しなくとも
推進力を得ることに成功した。またブレード自体はエナジーライガーのエナジーウイングと同様、
体内に小型エナジーチャージャーを装備してあり、そのエネルギーをフルにブレードに回し、
巨大ゾイドの装甲すらも易々切り裂く攻撃力を持つ。
鬣には高出力Eシールドジェネレーターが装備されており、ライガーゼロファルコンのシールドにも引けを取らない。
実際に最強のライオン型ゾイドである、エナジーライガー、ライガーゼロファルコンとそれぞれ模擬戦を行った
結果、この2体には敗北したものの、非常に扱いやすく、バランス性に優れたゾイドであることが証明された。
こうして3国の友好と平和の証として開発されたムラサメライガーは、どこかの施設に保管され、
月日が流れ、今はどこかの村で眠っているという。
ワイツウルフ
共和国が費用対効果が悪く汎用性も低いライガーゼロやケーニッヒウルフの後継機として開発した機体。
今までの高速ゾイドのノウハウが投入された決定版的な機体になるはずだったが、
個体数が多く捕獲も安易な野生体をベースとしている為、性能ではやや両者に劣る結果になってしまった。
ブロックスをB-CASとして運用することを前提に設計されており、今までにない数のジョイントを持つ。
そのためチェンジマイズによって強襲砲撃型のヘビーアームズ、重突撃型のケントロサウルスなど
まったく異なるゾイドとして運用できる。
また、この機体には特殊なコアを搭載した個体が存在しているらしいが?
ワイツタイガー
共和国が精鋭のみを集めた特殊強襲部隊「ホワイトファング」のために開発した特別機。
西方大陸で発掘された特殊コアが搭載され、その戦闘力はライガーゼロやケーニッヒウルフすら超える。
基本設計はワイツウルフと共通のため、生産性が比較的良い。
この機体は部隊の存在を帝国軍に隠匿するため
通常はワイツウルフと「サビンガ」という軽飛行ブロックスに分割して運用されている。
ワイツタイガーイミテイト
共和国の特殊強襲部隊「ホワイトファング」は強襲を主とした部隊だが
それとは別に実験、データ収集の為に敵の新型ゾイドを捕獲する
開発チーム直属の秘密部隊があった。
敵の新型ゾイドは性能が未知数なためエースパイロットが多く集められ
彼らには機体色が黄色の特別なチューンが施されたワイツタイガーが与えられた。
ダン・フライハイト
共和国軍少佐。S&Rの専門家で撃墜され砂漠をさ迷っていたクルーガーを救出したこともある。
旧暗黒大陸戦役終了後、西方大陸に渡り開拓民として暮らしていたが、
西方大陸戦役勃発により再び従軍。捜索任務での経験を買われ、古代遺跡発掘部隊に所属した。
家族が住む村の近くの遺跡の争奪戦において帝国軍特務部隊と交戦、戦死した。
この際、彼の指揮する捜索部隊は圧倒的劣勢にもかかわらず敵三個師団に作戦行動不可能な
ダメージを与えて撤退に追い込んでおり、帝国軍特務部隊員の間ではダン・フライハイトの
名は未だに畏れをともなって語られている。
ソードウルフ
強襲型の高速ゾイドに致命的な弱点を抱えるガイロス帝国が
共和国から提供されたワイツウルフのデータを元に開発した次期主力高速ゾイド。
フリーラウンドブレードが装備されより格闘戦に特化した機体となったが、
ブロックスジョイントが増加したためチェンジマイズ素体としての汎用性はむしろ向上している。
余談となるが、初期生産され中央大陸に派遣された十数機のパイロットには
以前共和国からの鹵獲コマンドウルフで編成された部隊の出身者が多数を占め、
部隊カラーも旧コマンド隊と同じ赤で統一されている。
狼系ゾイドとの相性を考慮した結果だが、以前共和国高速隊と激しい戦いを繰り広げた
赤い狼が転生しともにネオゼネバスを撃つ様は歴史の皮肉を感じさせずにはいられない。
凱龍輝・真
共和国とZOITECが開発した凱龍輝の完成形
中.遠距離戦での兵装が不足している凱龍輝に
AZ電磁レーザーキャノンと4連装マルチプルキャノンを追加することで射撃能力の向上を果たした
また、新たなB−CAS(雷電)を搭載し陸海空様々な環境にB−CASを投入すること
および凱龍輝が行動不能となった際に、より多くの集光パネルをゴジュラスギガに随伴させることが
可能となった
蒼 紅 白 のゾイドコア
東方大陸に伝わる3体の伝説の虎型ゾイドに搭載されているゾイドコア。
その正体は、デススティンガーのものを遙かに越える、古代技術で
生み出されたオーガノイドシステムの究極体であった。
自ら学習、成長する完全人工知能を持つ。
その出力が少しでも解放されると、人の手では全く制御する事が出来なくなり、
もし、この3体のゾイドが暴走を始めれば国家の存亡にすら関わる事となる。
ZAC2230年、このコアを搭載されたゾイド、
ワイツタイガー レイズタイガー ブラストルタイガーが存在するが、
現在の行方は不明である。
ソードウルフ(俺流)
ZOITEC社が開発したワイツウルフイミテイト2号機
通常のコアを使用して開発されたものであるが、格闘能力は
ブレードライガーをも上回るとされる。
ソウルタイガー
正式名称 レイズタイガーイミテイト
ZOITEC社が通常のゾイドコアを使用して開発した
量産型レイズタイガー。その戦闘力は
オリジナルのレイズタイガーとは比べるべくもないが、
十分な戦闘力を持つ。
ブラストルタイガー(GZ)
正式名称 ブラストルタイガーイミテイト
Zi-ARMS社の開発した量産型ブラストルタイガー。
やはり戦闘力はオリジナルに大幅に劣るが、
ガンブラスターをも上回る火力を持つ
ブレードライガー・レイジング
大破したライガーゼロのゾイドコアを移植する事により
OS無しでブレードライガーと同等以上の戦闘力を発揮する事が可能となった機体
コストもブレードライガーの1.5倍程度で済み、操作性も随分扱いやすくなった
CASはコストが掛かるため見送られたが、コアから溢れるエネルギーを各所に回す事により
レーザーブレードに回せばは最大出力時にデスザウラーの首を切り裂く事ができ
Eシールドに回せばデススティンガークラスの荷電粒子砲を1分近く防ぐ事ができる
最高時速は355/hで半日程度活動可能
なおエネルギーロスを無くす為砲撃戦用の武器は皆無な上ウエポンラックもつけられていない
アルティメットウルフ
デスザスラーのコアを共和国のコマンドウルフに入れてみた所
ボディが小さい分出力が格段に上昇した
最高時速は700/hでアルティメットファングはゴジュラスギガクラスの相手なら1撃で仕留める
背中のアルティメットバズーカは10キロ先からネオゼネバス砲と同出力のビームを発射できる
ただし活動してから約20分で確実にコアが大爆発し周囲1キロの物を消滅させてしまう
ファンブックスレ荒れてんなぁ・・・
964 :名無し獣@リアルに歩行 :05/02/14 21:01:03 ID:???
ファイヤーフェニックス:
BLOXフェニックスのマグネッサーシステムを
強化した機体。これにより従来のゼロ合体時は短時間の
低高度を滑空することが限界だったのに対し
飛行ゾイドと同じように高高度、長距離飛行を可能した。
しかしコストがかかり過ぎる為、テスト用の数機のみしか生産されなかった。
ジェットファルコン(FZ):
ファイヤーフェニックス同様、マグネッサーシステムを
強化した実験機。同じく高高度、長距離飛行を可能にしている。
出力が向上しているのも特徴。生産数はファイヤーフェニックスより少ない。
こうでもしないと飛び続けてるのおかしいよな>フュザ
妄想オリジナルと妄想Mk2はどう区別するんだろう
例えばマッハカンガルーっていうゾイドを妄想したら妄想オリジナルだけど
アルティメットウルフみたいな現存ゾイドの強化版は想Mk2じゃ無いのかな?
415 :
ネタ者:05/02/15 23:20:12 ID:???
>>414 コア=素体からしてコマンドウルフとは違うのでMk-IIではない。
てか、本来ゾイドの世界設定では生来の形状・構造とあまりにかけ離れた機体では拒絶反応が起こってしまうのだが(w
>>415 だから20分でコアが爆発するんじゃね?
417 :
ネタ者:05/02/16 00:35:35 ID:???
>416
ふむ。そういう解釈もできるか。
漏れは冷却能力が全然足りないからメルトダウンを起こすんだと思ったが。
デスザウラーの技術を応用し、OS搭載第一号となったジェノザウラーであるが、
実戦配備されてからの当初の評判はあまり芳しくなかった。
特にジェノザウラーの必殺武器でもある「収束荷電粒子砲」は、
威力は高いものの発射中は機体をアンカーで固定しなければならず、戦場のど真ん中でそのような行為は非常に危険であった。
そのため多くのパイロットは収束荷電粒子砲の威力をあえて下げることによって、機体を固定することなく荷電粒子砲を発射していた。
実際記録によると、実戦で使用された荷電粒子砲の8割以上が40%以下の出力だったという。
本来ジェノザウラーの良さは「高い機動力」及び「格闘・射撃のバランスが取れた高い戦闘能力」にあるのだが、
何を取り違えたのか開発陣はそれを「荷電粒子砲を備えたことによる高い戦闘能力」と誤解。
ジェノザウラーから派生したティラノサウルス型の多くが、口腔内に大出力の荷電粒子砲を備えているのはこのためである。
(開発陣がデスザウラーを敬愛していたからという説もある)
ファンブックスレより一名様ご案内。
990 :名無し獣@リアルに歩行 :05/02/17 22:46:23 ID:???
サイコ・ジェノザウラー
操縦さのコントロールも受け付けないOSゆえの凶暴さを利用し
トライアングル・ダラスの電磁波の克服・軍事利用を目的として
ジェノザウラーを元に試作された機体。
ゾイドの操縦系統を狂わす電磁波を発し、また自身は電磁波の影響を受けない能力を持つ。
しかし、電磁波の威力が不安定で制御し辛く、
また他に電磁波の影響を遮断できる機体が開発出来なかった
(正確に言えば電磁波の干渉を撥ね退けるほど凶暴で
かつ操縦できる適正のあるパイロットが見つかるという2つの条件を満たすゾイドが無かった)
ことから研究は打ち切られ、量産化も見送られている。
しかし、その実研究データは密かに鉄竜騎兵団に送られ
ディランチャー・ダークスパイナーの開発に利用されることとなった。
尚、一機だけ作られたサイコ・ジェノザウラーは西方大陸戦争末期の
デストロイヤー兵団迎撃作戦に参加し、その後消息不明となっている。
ガイロスにおける戦闘ゾイドの命名基準には、大型ゾイドは二節以上、中小型ゾイドは一節から成るべしという不文律がある。
ギル・ベイダーやデッド・ボーダーがそうであるし、現在は緩和されたが過去には元がゼネバスゾイドであってもダーク・ホーンのように例外ではなかった。
中小型に関しても、ヘルディガンナーやレブラプター、ザバットは原則に則っているし、鉄竜騎兵団所属のディマンティスやマッカーチスすらこの基準内に収まっている。
エレファンダーはどうなのかと言われると思うが、このゾイドは換装によって全く異なった機能性能を発揮する換装機獣と定義づけられている。
ゆえに、エレファンダー・コマンダータイプやエレファンダー・ファイタータイプと、装備形態まで含めたものが正式名称であり、タイプごとに別機体に近い扱いとされている。
ライガーゼロイクスに関してであるが、この機体は元々プロイツェン麾下の軍需企業が独自開発していたものを、ガイロス正規軍が採用してさらに独自改修の末に完成したという経緯がある。
そのため、登録上はセイバータイガーATなどと同じように、まずライガーゼロという原型がって、イクスはその強化型という扱いなのである。実際、イクスとはエックスのドイツ語読みであり、本来は固有名詞ではなく改修型を示す末尾の記号に過ぎない。
よって、原則に忠実に表記するならライガー・ゼロXということになる。
また、当初から開発元において他のCAS形態が並行開発されていたバーサークフューラーに関しては、高機動格闘形態はシュトゥルムフューラー。開発が中止された重火力形態はヤクトフューラーと、いずれも二節からなる名称が冠されている。
ガイロス正規軍に採用されていない鉄竜騎兵団所属機ですら、ガイロスゾイドの命名基準に従っているのは、ニクシー基地陥落時の混乱で明るみに出たライガーゼロのように、政府に無断での開発が露見した場合に備えての事であった。
いざとなったらプロイツェンの私設軍向けに開発したものとして丸め込んでしまう腹算だったわけである。
そうした経緯もあり、ネオゼネバス建国宣言後にロールアウトし、もはやガイロスに体面を繕う必要も無くなったガンタイガーでは、故意に従来の基準から外した命名を行っている。
旧大戦(中央大陸戦争)時代には、まだ地球人到来前からの伝統を両軍の兵士が持っており、現在の戦場では考えられないような事が戦場の各地で行なわれていた。
例えば<休戦>。
この間、兵士達は戦死者の遺体や負傷者の収容を行なうのだが、
その時、相手国の遺体収容に手を貸したり(「手伝ってくれ」と頼まれたら、例え敵国兵の頼みであっても手伝うのが両軍兵士の暗黙ルールだったらしい)
食料やタバコを交換したり、今後の戦況について賭け事をしたり、酒を交わして宴会したり、しまいには記念写真を撮ったり・・・
そして、休戦期間が終われば、また二つに分かれてドンパチ
また、<捕虜収容所>は一種の文化交流の場であった。
お互いの伝統的な料理や文化を披露したり、捕虜対収容所職員でサッカーの試合をやったりなんて光景が普通に見られたらしい。
捕虜となった帝国のエースパイロットが共和国司令官の依頼で、共和国の新兵に「ゾイド乗りの精神・心得」なる講義を行なったという事例もある。
こうした、戦場での<交流>は、暗黒大陸戦争以後、途絶えている。
ZAC2220年のある夏の日、東方大陸はサクイ地方に幾隻かの宇宙船が不時着した。
金色をしたリングの破片によってがっちりとホールドされるよう惑星Ziの大地に降りてきた
赤い艦からは、黄色いツナギ姿の地球人や、巻き毛のカツラをかぶった地球人が現われた。
彼らは6万光年もの長旅で酸素欠乏症にかかっていたのだろう、降り立った当初は
「痛みに気付かず地球へ居座り続ける邪心をもった人間に対して地馴らしを行う」
「ここはまさしくバイク乗りの楽園だ」
「こんなウォーム・バイブレーションは計画にない」などと
口々に意味不明な言葉を喋っていたが、面倒くさくなったサクイの民によって
現地に生息するスタリアス種の狼型ゾイドを与えられると
嬉々として改造を始め、遂には稀代の迷作ゾイド・グラビティーウルフを完成させてしまった。
グローバリーVにて来訪した地球人とその子孫達は、中央大陸戦争後期には、総人口数万人を超える一大勢力となっていた。
それにともなって両国とも地球人部隊の編制することとなる。
地球人部隊はゾイドとの相性が良いとは言えないので主に歩兵部隊として編制され、数々の戦線に投入される。
その中で特に活躍したのは、地球の戦史を知る者には信じられない話であるが、イタリア人部隊であった。
共和国には、デ・ラ・ペンネ部隊(デ・ラ・ペンネはかつてのイタリア軍の英雄)と呼ばれるイタリア人部隊があった。
デ・ラ・ペンネ部隊は、10人の精鋭兵で結成された小隊(自身や父祖父の出身地別にナポリ小隊、ローマ小隊、フィレンツェ小隊などが編制された)数個で構成された。
彼らは広い戦場を縦横無尽に駆け抜け、僅かな武器と兵士によりアイアンコングクラスのゾイドを多数撃破(未確認ではあるがデスザウラーの撃破にも成功したという恐るべき記録もある)した。
しかも、生還率も高く、惑星Zi最強の部隊ではないかとも言われた。
ただし、占領地域でナンパを繰り返したり、配給される食糧がマズイと言って補給部隊と乱闘騒ぎを起こしたりと問題も多かった。
なお共和国司令部は、「イタリア人部隊をもっと集中的に運用すべきでは」と主張したが、地球人部隊を総括する将軍(地球系Zi人)によりなぜか一蹴された。
現代でも、この部隊は旅団に格上げされ存続しており(ただし、兵士の大多数が普通のZi人で、すでにイタリア人部隊では無くなっている)、各地の戦場で多大な戦果を上げているが、現在でも伝統に従って常に11人以下で戦闘をしている。
部隊のモットーは「常に英雄であれ、そして、常に女を愛せ」である
もちろん、全て地球人部隊がこのように精強であったというわけではない。中には敵ゾイドの咆哮を聞いただけで「アイゴー」と叫び逃亡する兵士が続出した部隊もあったとか・・・
旧ゼネバスはスケルトン部隊の流れを汲む、「白骨兵団」と呼ばれる部隊がネオゼネバス軍にある。
装備しているゾイドには、再生産されたゴーレム、ロードスキッパーといった24ゾイドはもちろんのこと、パーソナルカラーに
塗られたレッドホーン、ジェノザウラー。さらにはスナイプマスターやレイノスといった、生産工廠の接収に伴ってネオゼネバスに
組み入れられた旧ヘリック製の機体も含まれている。
通常、金属部品は金属板をプレス機で加工したり、
溶鉱炉で溶かした金属を型に流し込んで作るが、
ムラサメライガーのムラサメブレードはたたら製鉄の製法に基き、
なおかつ刀鍛冶の技術を持つ者によって丹念に叩き鍛えられて作られる。
>>428 ゾイドコアのムラサメライガー紹介ではムラサメブレードになってたが。
何だと!
大佐、裏切ったな!
数々の武勇伝で知られる旧ゼネバス帝国の豪傑、フランツ・ハルトマン。
彼を輩出したハルトマン家は、中央大陸戦争終結後は没落し、"大異変"後に一族は西方大陸開拓団に参加。メルクリウス
湖畔に新天地を得たのであった。
だが、それで彼らに安息が訪れたわけではなかった。
ZAC2099年、ガイロス帝国軍の電撃的侵攻により、開拓村は占領されてしまう。
ガイロス軍はゼネバス系兵士を交渉役に当て、開拓団を現地協力者として徴募することを目論む。
ガイロスに協力するか、共和国領へ脱出するか。開拓団内部の意見は真っ二つに分かれ、家族はバラバラに引き裂かれた。
ガイロス軍に参加したハルトマンの長男ヒンターは、ガイロスの西方大陸撤退時に、死兵として使い捨てられた。
一方、その妹リーリエも、デルポイへの永住権と引き替えに入営を余儀なくされ、西方大陸戦争後期には実戦参加している。
果たして、血を分けた兄妹は戦場にて相見えたのか。記録には残されていない。
ハルトマン家の悲劇はほんの一例に過ぎない。
帝国、共和国を問わず、西方大陸戦争では多くのゼネバス人が、相当にえげつないやり口で最前線へと駆り出され、同じ
ゼネバス人同士で殺し合う羽目になった。
拠るべき国を持たぬ民の苦しみを嫌と言うほど味わったゼネバス人たちの間では、大国への憎悪と独立への気運が高まった。
そのエネルギーはネオゼネバスという旗印を得て、一気にガイロスからのゼネバス人脱出とヘリック共和国崩壊という大きな
うねりへと繋がっていくのである。
政治警察として、また摂政プロイツェンの代弁者としてガイロス軍内部で権勢を振るい、冷酷・卑劣・狡猾な秘密警察や
政治将校的な理解をされることの多いプロイツェンナイツだが、そのほとんどはネオゼネバスのイメージダウンを狙って
ガイロスやヘリックが流布した虚偽である。
それというのもPKでも特に中核をなす将兵たちは、密かにゼネバスの正当な継承者としての自負を持ち、その自覚のもと
己を厳しく律していた。
突撃する自軍兵士に、督戦隊として後方から銃火でけしかけたという話があるが、これもまったくのデタラメ。
実際にはガイロス軍で使い捨てられるゼネバス系将兵たちをかばって、自ら何度と無く突撃を敢行している。
第一次西方大陸戦争中、ロブ基地攻略戦におけるハンナ・ハンナ少佐の単機突入は、その勇猛ぶりを示す好例と言える。
現代においてゾイドとは、一般に惑星Ziに生息する金属生命体のことを指す言葉である。
しかし、ほんの百年ほど前までは全く違う意味を持っていた。
平たく言えば、当時の惑星Zi人は、自分たちと、それ以外の生物。果ては住まう世界、惑星から恒星系に至るまで、その
全てを一つながりに考え、ゾイドとはそれを指すものだったのである。
かつて惑星Ziに降り立った地球人は、そこに住まう知的生物から得た情報により、彼らをゾイド人と呼び、その星を仮に
ゾイド星と名付け、その属する星系をゾイドゾーンと称した。
地球人の概念では、人から惑星までを一体のものとして考えるゾイド人の世界観を理解できず、まさかゾイドと名の付く
全てが一つのものであるとは思いつかなかったのである。
こうした、自他の境界を明確にしない世界観・宇宙観と、精神感応による金属生命体との共生をよりどころとする文明とが
密接な関係にあったことに疑念の余地はない。
また、自身の住む惑星の外にまで広がる思考は、ゾイド星の文明が外宇宙に起源を持つものであるとする主張の根拠と
されている。
しかし、こうした考え方は近世に近付くに従って廃れていった。特に、地球文明の流入はゾイド星本来の文化・価値観に
トドメを刺した。
地球人の価値観に染まったゾイド人は、世界と自己との間に壁を設けるようになった。地球人が命名した惑星Ziという名を
使い、自らも惑星Zi人と称するようになった。
かつて誰でも心を通わせ、手を取り合って生きてきたゾイドも、自我を抑制されたロボットとして人間の意のままに搾取される
存在となり果てたのである。
ゾイドは野生体の体から人工パーツの体に替えられても拒絶反応が起こらず
しかも後付けの人工パーツは損傷しても遺伝子によって自己修復、更に
ある特定のゾイドが進化して形状や構造が全く異なる新しいゾイドになる
のを妄想解説しよう。
実はゾイドは本体であるコア用と体用の2つの遺伝子を持つと言う、
「2重遺伝子生命体」であり、しかも後者はゾイド自身の手で
自由自在に書き換える事が可能なのである。
これは大昔の惑星Zの環境に対する適応の名残なのである。
当時の惑星Zは環境の変化が想像以上に激しく、世代交代や突然変異では
間に合わないような劇的変化が日常茶飯事であった。
そんな環境を生き抜く為の方法としてゾイドは自分を生命を持ち代替不可能
な本体であるコアとそれを包む体に分離し、更に遺伝子まで別々にして体の
遺伝子の方は自在に書き換えられるようにしたのである。
そうする事によって劇的な環境変化が起こった場合、ゾイドは体のみを
新しい環境に適応した物に作り変え、世代交代や突然変異を行う事無く
たった一世代で効率的に進化して生き抜くことを可能としたのである。
野生ゾイドの人工ゾイドへの加工はそのゾイドが持つ「2重遺伝子」
の特性を生かして作られている物で、野性ゾイドから体と体用の遺伝子
を取り去り、替わりに人工の体と遺伝子を移植、 コアに気に入って貰う
事で完成する。(もちろん個々のコアの好みで気に入って貰えない場合もある。)
良く改造或いは秘密の技術である特定のゾイドが全く構造の異なる別の
ゾイドへと変化しあたかも進化した様に見える事があるが、実は進化したのは
体とその遺伝子のみであり、コア自体とその遺伝子は進化しておらず、
既存のままなのである。
ジェネシスの時代では投石や弓矢と言った原始的な武器も立派な戦術として扱われ、
投石器や巨大弓矢を装備したゾイドも存在する。
後、木造ゾイド(木造と言っても金属分を多量に含んだ丈夫な木)とかもありそうな気がする。
437 :
名無し獣@リアルに歩行:2005/04/15(金) 12:38:47 ID:/y7t4RV8
かつて大異変前の惑星Zには通常の三倍もある赤い巨大ゾイド星人が住んでいた。
彼らはその巨体から通常のゾイドに登場する事が出来ず、「ゾイド24」
と言う特徴的な丸みのある形状をした専用のゾイドに乗って戦闘を
行っていた。巨大ゾイド星人と24の存在はゾイド大陸戦争の中盤の時代に
突如としてその名を表舞台に出し、帝国共和国両陣営に分かれて激烈な
闘いを展開、時にはウルトラを破壊するなど華々しい戦果を上げたが、
中央大陸戦闘が終結、闘いの舞台が暗黒大陸との大陸間へと移るに合わせ
突如として消滅、その名は歴史から消え去った。
この巨人族の最も有名な人物に「赤い彗星」こと「シャア=アズナブル」
実の所彼は架空の人物だったのでは無いかと近年言われている。
世の中面白い人間も結構いる物である。
その中の一人にデスザウラーで焼畑農業をする変わったお爺さんがいる。
お爺さんは大口径荷電粒子砲で森を焼き払った後、
ハイパーキラークローで土地を耕すと言った事を数十年に渡って続けて来た。
「ワシも若い頃はコイツと戦場を駆けまわったもんじゃが、今はこうして共に畑を耕してる。
世間じゃデスザウラーを破壊の代名詞みたいに扱ってるようじゃが、ワシにとっては良い仕事仲間じゃ。」
と笑って答えるお爺さんだが、近年農村の過疎化により後継者がいなくなっていると言うのが現状である。
ライガーゼロイクス。ガイロス帝国製のCASを装備した第2世代とも言うべきゼロである。
しかし配備数に対して余りにも戦果や作戦成功率が低いというスペックと相反する結果が残っている。
それもその筈で残念ながらライガータイプ…すなわちライオン型ゾイドには相性の悪い装備だった。
その機体は完成度80%でヘリック共和国のゼロを凌駕するもその性能に付け足された物が問題で…
特に様々なアクティブステルスシステムが本来の力を奪う結果となっているのである。
通常ステルス機構にはパッシブステルスとアクティブステルスの二つが有る。
前者は塗料やら形状で身を隠すタイプ。後者はリアルタイムに偽装行動するタイプである。
イクスは後者であり強力な光学迷彩を持っている。そしてそれはそれ以前の物を遙に上回る性能であった。
だがその遙に上回る性能に問題が有った。
それの使用に機体のシステムの約半分を使用する。
その上に本来エレクトロンドライバーやスタンブレード等に回されるべきエネルギーを消費する。
何方か一つなら問題は無かったのだが何方もエネルギーの消費が高く最終的にパイロットの技術と性格が生存の合否を分ける事と成った。
有る者は目先の名声に命を散らし、また有る者は味方の危機に駆け付けたは良いが性能を過信し思わぬ災難に命を散らす。
そして…ゼロ自身も高い野生の本能を抑えきれず暴走を思わせる行動を執り散る。
更に最悪の場合味方に誤射されるという失態としか思えない損失も有ったという。
最大の問題は誇り高いライオン型野生体に隠れる事を強要した”つけ”だったのだ。
どんなに巧妙に隠れてもその野生の猛りは共和国軍のゾイド。
特に強力な機体には簡単に察知される事となり…その結果はゴジュラスやゴジュラスギガに嬲られる。
同じゼロタイプに発見される等々。最大の目標に対して役に立たない欠陥機体として少しづつ戦場から姿を消していった。
だがその反面生き残った者は正に暗黒の雷帝の通り名に恥じない存在として恐れられたという…。
後に指示された行動事に完全に何方か片方の機構しか使用しない戦術はイクスに更なる戦果をもたらしたそうだ。
二兎追う者は一兎も得ず正にイクスにはこの言葉が必要だったようである。
西方大陸戦争
↓
第二次大陸間戦争
↓
第二次中央大陸戦争
↓
終戦
↓…………南エウロペ大陸にヘリック共和国亡命政権をもとにした「共和国」建国
↓ 同地全域に進出していたガイロス帝国とにらみあい。
【アニメ・ゾイド】
↓
3匹の虎伝説争奪抗争
↓
【アニメ・ゾイドフューザーズ】
↓…………都市国家による「ゾイドバトル連盟」の設立、戦闘競技の管理開始
【アニメ・ゾイド新世紀/0】
↓…………地軸移動による大異変
【アニメ・ゾイドジェネシス】
ゾイド撃破
SSゾイド その挑戦と挫折
ゾイドのコアを含む主要部は、オーバー・ホール時の利便性を高めるためにパワーユニットとしてパッケージ化されており、
パワーユニットはおおむねクラスごとに規格化されている。
その他、特に消耗の激しい関節部についても、共通規格化することでコストを削減している。
実は、この規格はコスト増大を嫌って数十年来改訂されておらず、オーガノイドシステムを導入したレブラプターですら従来
規格の範囲内でまとめざるを得なかった。この点は、ゾイドのスペック面で大きな足枷となっていた。
SSゾイドは従来機とは完全に別個の規格に則って作られた、工業製品的にまったく新しいカテゴリーである。下位互換という
枷から解放されたSSゾイドは、コンパクトにまとめられた機体ながらスペック的には従来機を凌駕している。
一般にSSゾイドとは超小型ゾイドと訳されることが多いが、開発サイドにとっては「小型機を超えた」というニュアンスを
少なからず含んでいる。
しかし、それゆえにSSゾイドは割高な代物になってしまっており、同じ新規格でもコスト面を徹底追及したBLOXとの競争に
敗れ去ったのである。
ダークスパイナーとキラードームが連結し、電波出力と信号処理能力が倍加したキラースパイナーの索敵・電子戦能力は、
現行のディメトロドンと比べても決して劣るものではない。機動力と自衛戦闘能力の高さを考慮すれば、そのパフォーマンスは
明らかにディメトロドンを凌駕する。
にも関わらずディメトロドンの再生産が決定されたのには、ニクス原産であるスパイナーの素体供給が望めなくなったのに
加え、キラードームの側にも問題があった。
キラードームのレドームは、大型ゾイドの装甲並みの耐久力を持ちながら、電波透過率がきわめて高いカーボナイト複合材で
作られている。
しかし、これの製造には非常に大がかりな設備と高度な技術を要する。ネオゼネバスがデルポイで接収した設備と製造技術
では、かように巨大なカーボナイト複合材を一体成型する能力は望むべくもなかった。
ニクスに残ったキラードームのラインは、デルポイへの脱出時にネオゼネバス自身の手で破壊されたため、キラードームは
初期ロット分のみの生産に終わった。
電子戦ゾイドということで他のSSゾイドと比べてもその機数は少なく、現在ではスパイナー以上に幻の機体となってしまっている。
ヴォルフは中央大陸を支配するに当たって、共和国側一般市民に対しても
迫害などを行わず、善政を敷いたつもりだったのだろうが、
その意思をその部下や末端などは理解出来ず、
ヴォルフの目の及ばぬ所で
「ゼネバス人にあらずんば人にあらず」
と調子に乗りまくっていた。
それがゾイテックの支援を受けて帰ってきた共和国軍に対し
一斉に共和国側一般市民が支持しまくった理由の一つになっている。
ダークスパイナーとキラードームの開発時、技術陣はある事実に気が付いた。
コアの持つ固有波形が類似する個体間において、相互に共鳴するかのようにコアの活性が上昇し、出力や闘争心の増大が
認められたのである。
このデータをネオゼネバスから入手したZOITECは、BLOXコアに備わる生体エミュレート機能を応用し、B-CASと合体した
ゾイドのコアに合わせてBLOXコアの固有波形をチューニングすることで、共振による活性化効果を最大限に発揮させる
システムを開発。これを搭載した最初のゾイドにちなんで、フェニックスシステムと命名した。
フェニックスシステムの威力は大いに注目を集めるところとなり、後にはほとんどのゾイド、BLOXが対応化改修を受け、それと
ともに特定機種名を廃したユニゾンという呼称が一般に広がった。
ZAC2200年代では、幾度かの大戦や大災害によりBLOXの野良ゾイド化、野生化が進むとともに、人工コアの製造技術は
失われてしまった。
BLOXコアのチューニング技術もまた失われ、ユニゾンのためには固有波形の一致するパートナーとの偶然の出会いに
依存するのみとなっている。
なお、コアの持つ潜在能力をギリギリまで引き出すユニゾンは生体に与える負荷が大きい。
そのためシステムには、コアの疲労度が限界に達するとユニゾンを強制解除するフェールセーフ・プログラムがデフォルトで
備わっている。
レインボージャーク
共和国軍が開発した偵察、哨戒用航空ゾイド。
最大の特徴となっているのはゴルヘックスのクリスタルレーダーを応用した
尾部複合センサー。通常は情報収集ユニットとして使用するが、会敵時は
「パラクライズシステム」と呼ばれる一種のジャミング装置として機能する。
出力の都合一時的に操縦不能にするのが限度なのだが、離脱だけならこれで
充分であった。
また変わった装備としてコクピットハッチ付近の整流用マグネッサーシステムが
挙げられる。高速飛行時にもハッチを開けられるようにと付けられた物なのだが、
ここのあたりに万が一の際は肉眼目視に頼るゾイド人独特の思想が流れていると
言えるだろう(ちなみにこの装置のため2人乗りの割にコクピットが
異常に狭いことで有名だったようだ)
機体名は通常紫色の尾部センサーがパラクライズシステム使用時のみ
虹色に輝くことから命名されたようだ。
紫型クリスタル材の高額化や現共和国軍のマルチパーパス志向に合わない
偵察特化機であったことから決して生産数は多くないが、部隊の目として
前線では大変重宝された。
有名な搭乗員としてはコトナ・エレガンスとルージ・ファミロンのコンビが
挙げられる。ルージはレイフォース出身ながら目の良さを買われ転属した
変り種の少年兵。(アルドワーズ師団長以下全員泣く泣く手放したことで有名。
高速機乗りとして大変優秀だったが、どうもそれだけではない節が見受けられる)
アニメ版ゾイド無印&スラゼロは大戦やってた頃、もしくは大戦終了して
間も無い時にあの世界で放送されたドラマもしくはアニメ。
いわゆる劇中劇って奴。
フューザーズは三虎の時代に放送された劇中劇
どの作品も公式設定と矛盾しまくっていたのは単なる劇中劇だったから。
雑談スレから誘導されて来ますた。
ZOITEC社はテロ事件で強力な古代虎コアを失ったが、その後も引き続き
強力な古代種を探して惑星各地へ古代遺跡等の捜索隊を派遣していた。
ZAC2232年、極地付近へ派遣されていた捜索隊が、極夜の下に広がる
荒涼な岩盤大地上で手付かずの巨大な遺跡を発見した。
「スタリアス遺跡」と名づけられたその構内には、従来のゾイドとは
異なるコアと構造を持つ謎のメカ生体が眠っていた。
ZOITEC社は古代虎の轍を踏まぬよう、極秘に生体を回収、
コアの培養を行った。
翌年、ロールアウトした数機の全く新しいゾイドは
「グラビティー・シリーズ」と名づけられた。その実力は未だ未知数、
さらに独特の気質を持ち、操縦者が特定の部族の血を引く者に
限られるなど謎が多い。
2109年、第二次中央大陸戦争は、著しい中央集権システムによって運営
されていたネオゼネバス帝国が皇帝ヴォルフを失ったことで指揮系統が
崩壊、ヘリック共和国に全面降伏する形で終結した。ヘリックは中央大
陸全土を統一した形になったが、今まで全土を統一したことによって平
和が訪れたことは無かったのは皆が知るところである。また100年以上
に渡る戦争により、既に共和国政府に全土を直接支配する力が無いのも
自明であった。ネオゼネバスにはキメラによる大量虐殺などの失政もあ
ったが、部族による自治の自体は好意的に受け入れられていたことなど
により、ヘリックもこの路線を引き継ぐことになる。
同年、ゼネバス自治州連邦設立。ヘリック軍人による占領政府とヘリッ
ク寄りの地底族・火族議員、部族代表によるゼネバス自治州連邦議会が
誕生。各部族には共和国軍人の占領官が置かれた。
2114年、終戦以降二大国は緊張状態にあったが、ついにエウロベにてヘ
リック系とガイロス系の小国が衝突。
2115年、ゼネバスの占領に兵力を割けなくなったヘリックは、ゼネバス
を独立させ、また同盟国として参戦させることを目論むも自治議会は紛
糾。長い戦争の間に部族の居住地はかきまわされ、各部族の対立は一部
では深まり一部では緩和されたものの、総体としては勢力の細分化がす
すんでいたのである。結局、いくつかの地域がそれぞれに独立国家を形
成。参戦は見送られる。
2117年、エウロペでの代理戦争が一応の終結を見るものの、その後も世
界各地で二大国の代理戦争が頻発。旧ゼネバス系国家は戦時景気により
急速に復興。
2120年代、復興がすすむ旧ゼネバス系小国家群に対し、一向に戦争の傷
跡が深く残ったままの共和国では住民の不満が爆発。一部では自治権の
拡大などを求めて暴動も。
大戦終戦からこの時代にかけて、帰還兵士がそのまま小型〜中型ゾイド
を郷里にもち帰ることが常態化する。国庫が底を付き、兵士に対する俸
給や保障などもままならなくなっていたのである。逆に出兵時も、都市
に配備されたゾイド及びパイロットの代表を送るような形をとるように
なる(帰属の土着化)これらのゾイド群がなし崩し的に自治拡大の動き
を加速。共和国は次第に都市国家連合体へと変化していく。また部族同
士の対立は、都市国家同士の対立へと収斂していく。
帰還兵士の持ち帰ったゾイドは復興に活躍するほかにも、ゾイドバトル
と呼ばれる賭け試合で、戦後時代の唯一といってもいいエンターテイメ
ントを提供した。
2140年代以降になると都市国家やその連合体同士での戦争・紛争が頻発。
だがガイロスも大群を率いて攻めてくることも無かった。元々が貴族領
の集まりであったガイロスは、自国の国土が肥沃になり、またヘリック
が強大な敵でなくなりつつあることで、結束する必要が無くなったので
ある。結果、ガイロスも小国群へと解体されていった。
2100年代、大国の枠組みは形骸化し、部族が都市国家に名前を変えた以
外は、地球人来訪以前に近い社会システムへ戻っている。それがゾイド
人の気質にも合っていたのかもしれない。しかし科学技術が発展し、兵
器が強力になりすぎたために都市国家同士での全面戦争は危険なものに
なっている。そのため、国家同士の条約によりゾイド数や戦場を制限し
た限定した戦争が行われるようになった。これは地球中世の騎士団同士
の戦いに近い。各都市国家は、限定戦争に備え都市にコロシアムを作り、
国営バトルを運営することで有事に備えているのである。
通常のゾイドは、野生状態から改造される際に生殖能力を失います。
これは、体内に仔ゾイドコアがある場合、どうしてもそちらに出力をとられ、本体の性能が落ちるからです。
しかし、ゴジュラスギガの体内には、メインコアの他に未成熟状態の仔ゾイドコアが残されています。
32体の仔ゾイドコアは、背びれの根本に並べられ、それぞれが協調しあって全身をスムーズに動かしています。
いわば、脊髄に沿って32個の小脳が並んでいるわけです。
超大型ゾイドであるにもかかわらず、またオーガノイドシステムを使わなくても、ギガが敏捷に動く事ができる秘密は
ここにあります。もちろん、戦闘用のギガにもこのシステムは残されています。
そして、このシステムの副産物として生まれたのが32門ゾイドコア砲です。
成体が死亡し、ゾイドのコアが体外に露出するとき、コアは新個体発生のサイクルに入ります。
このとき、捕食者を避け生存率を伸ばすため、ギガはホウセンカの種のように仔ゾイドコアをばらまくのです。
瀕死状態になると、ゴジュラスギガのゾイドコアは最後の力を振り絞って仔ゾイドコアにエネルギーを送り込みます。
エネルギーを送り込まれた仔ゾイドコアは、親の背びれのロックが外れると同時にプラズマに包まれて飛び出します。
このとき、仔ゾイドコアの多くは親を倒した捕食者に向かっていくことが知られています。
何体かが相打ちになっても、捕食者を倒せば全体としては生存率が上がることを本能的に知っているのです。
ゴジュラスギガの最強武器として知られる32門ゾイドコア砲。
しかしその影には、母から子へと受け継がれる、ゾイドの生命の神秘が隠されていたのです。
ネオゼネバス帝国は密かに超能力の研究をしており、
さらに超能力者部隊を結成していた。
>>453 あくまで脳内妄想の領域だからね
スレがスレだから。
ランスタッグ <ヘラジカ型>
ガイロスが開発した、史上ほとんど類例を見ない草食獣型の高機動白兵戦用ゾイドである。
東方から供与されたグラビティシステムを導入しているのも特徴。
武装も独特で、右肩にマウントされた長大な衝角スラスターランスは突進時に威力を発揮するだけでなく、Eドライバーとして
ランスタッグの主砲となる。また、ランスそのものを射出することもできる。
頭部の巨大なブレイカーホーンは対象を掴んで捻り潰すと同時に電撃によるダメージを与える。
サイクス級の機体であるが、左肩および両腰のシールドによって防御性能も標準以上のものを持っており、おとなしく操作性が
良いのとも相まってバランスの取れたゾイドである。
(おまけ)
ソウルタイガー
ガイロスがZOITECと共同開発したレイズタイガーの量産型で、「蒼のコア」をセイバータイガーのもので代用している。
出力低下が著しく、サブジェネレータを内蔵したネストユニットを標準装備することで補っている。
パワー低下による格闘力の不足に対しては、前肢に強力な鉤爪ソウルバグナウが追加された。
ニクス本土での運用を想定した仕様となっており、白色の寒冷地迷彩と、氷雪の照り返しからカメラを守る遮光バイザーを備える。
本来ブロックスとキメラブロックスには大した差は存在しない。
だが結果としてキメラブロックスの方が初期の戦闘において有利だった事実は変えようが無い。
その差には…
ヘリック共和国軍とネオゼネバス帝国軍のゾイドに対する思い入れの差が大きいと近年言われる様になった。
その考え方の違いは嘗てから何一つ変わっていなかった。
それがブロックスの運用に差を生み出して行く。
先ずは基礎概念からだが共和国軍はブロックスを替えの効く使い捨ての道具として使用していた。
対する帝国軍はキメラを共に戦う私兵と考え群を形成させ運用した。
両者は同じく擬似的且つ人工の偽物ではあるが意志を持つ。
そのモチベーションの差は天地程の差を生み出してしまう…。
その意思を否定され便利な道具として使われる通常のブロックス達は、
限定されているとは言え自由に動き回れるキメラに終始翻弄され破壊されていく。
逆にキメラはその指示の枷の元柔軟に対応し各種のチェンジマイズのバリエーションを増やし成長。
日々ブロックスとキメラの差は開いていったと言う。
唯単純にパーツの削減の為ブロック一箇辺りの出力を強化しただけだったキメラは、
希代のコストパフォーマンスを誇るゾイドとして賞賛される。
一方通常のブロックスは共和国軍の要求に答える様に新型を矢継早に導入するも、
バスターイーグルとレオストライカー、ボルドガルドの3機が戦場に揃うまでの間役立たずの烙印を押され続けた。
この3機で戦況を五分に戻したと思われた共和国ではあったが…
直後投入されたロードゲイルに終戦まで悩まされ続ける事となったと言う。
この時また同じ原因から差が産まれる。
簡単に言えばキメラは今まで野生ゾイドを戦場に導入していた形から…
従来の戦闘用ゾイドへの改修と言う形で基本に忠実な移行。
そして共和国は更に多くを求めた結果、レオストライカーから産まれたタイプ選択式チェンジマイズの弊害も出始め、
パイロットに余計な負担を掛けるようになっていくという本末転倒な様相を見せ始めた。
心構えから運用に到るまで正反対となった結果と言う事だと後のZOITECの技術者は語ったという…。
キメラは極めて狂暴な意思を持たせた為にロードゲイルが登場するまでその制御に悩まされた。
通常のゾイドなら例え狂暴ゾイドの代名詞たるゴジュラスであっても、
それなりに暴れれば満足して大人しくなる。しかしキメラにはそれすらなかった。
ただただ相手を倒す事のみを目的に作ら、そして人工の擬似生命である事が災いし、
自分自身が壊れ、傷付く事もお構いなしに無差別の破壊を繰り返す。
酷い時には己が死ぬまで戦いつづけた個体も存在する。
それは敵へ攻撃を仕掛ける際にはザバットを超える低コストと高性能を合わせ持つ
最高の自爆兵器として珍重された。しかし現実は甘くなかった。
キメラの牙が本来味方であるこちらへ向けられる事も多かったのだ。
その上、部隊から離れ、何の意味も無い一般市民を意味無く攻撃する固体も存在した。
「何が新型の戦闘機械獣だ!殺戮機械獣ではないか!」と漏らした者もいる。
この様に軍事的には統制に欠けるキメラもロードゲイル等の指揮用キメラや
有人型の採用により解決するかに思われたが、今度はその指揮用キメラが統率した為に
発生した欠点も存在した。
一から指揮機が命令しなければ何もしなくなったのだ。その為指揮機が破壊されれば
キメラはその場からまともに動かなくなり、格好の餌食とされた。
また、無人キメラは戦闘に特化させた上、知能も高くなかった為、
ブロックス本来の使用目的であった「作業」には全くと言って良い程使えなかった。
「物を壊す」と言う事には使えたが、「物を運ぶ事」や「作る事」には全く対応しかなった。
そう言う意味から見れば始めから有人型として開発していた共和国ブロックスに
明らかに劣っているといえる。
459 :
457:2005/07/08(金) 19:27:57 ID:???
>>458 ナイスフォロー!
これで折り返しを書く必要が無くなった。
戦闘力と利便性その他一長一短で締める予定だったもので…。
シンクロトロンなど環形加速器は、周円部の径が小さくなるほどロスが大きくなる。接線方向へ飛び出していこうとする粒子を
押さえつけるための磁場発生にエネルギーを食われるためである。粒子の速度が上がるほどに、ロスは増大していく。
素体形状の縛りから、あのスペースに押し込めるシンクロトロンで粒子を光速にまで加速しているデスザウラーは、"暴発"を
抑えるのにかなりのエネルギーを費やしており、粒子砲に特化して格闘性能その他を犠牲にし長大な線形加速器を積んだ
セイスモは、機体出力で劣っても粒子砲出力はデスと同等以上を実現している。
バイオゾイドの機体を覆うヘルアーマーに対し有効な打撃力を発揮する特殊金属、リーオ。
最初に共和国とZOITECが共同で実用化したこの素材は、ほどなく同様のものがネオゼネバス=Zi-ARMSとガイロスでも
相次いで実用化され、それぞれメタルZiとマテルZiという商標で普及するようになった。
これらには組成や製法の多少の違いから、それぞれ発色や質感に差があり、一般にリーオは銀色、マテルZiは金色のものが多い。
462 :
455補記:2005/07/13(水) 22:08:44 ID:???
なお、ソウルタイガーの名はSOUL TIGER(魂の虎)という名前で一般に知られるが、これは誤りである。
ガイロスの公式発表におけるスペルはSOL TIGER(太陽の虎)。ソルタイガーないしソールタイガーと発音するのが本当である。
マッドサンダー弱体化の理由
養殖されたコアを使用した事による身体的な弱体化も理由として大いにあるだろう。
しかし、何より精神的にもたるんでしまったと言う点も大きいと言える。
近年軽視されつつあるゾイドの意思力だが、これは無くてはならない要素である。
例えばゴジュラスは激戦になればなる程闘思が沸いてくると言われ、
逆にグスタフは怯えて本来の力が発揮できないと言われる。
これは「精神的に逆境に強いか否か」が関係してくる。
同じ種の固体でも経験した逆境の程度によって精神面の強さは大きく変わってくる。
分かりやすく説明すると、例え身体能力が同じでも、普段から殴られる日々を送っている者と
そうで無い日々を送っていた者とでは、殴られる事に対するダメージは肉体的にも精神的にも
大きく異なると言う事と同様である。
つまりデスザウラーの荷電粒子砲によって反荷電粒子シールドを破られた理由は
精神的に弱体化したマッドサンダーが己自身に負けた事が原因だったのだ。
CASは本当に「前線でいちいち換装して運用するものか?」という疑問が湧いたので。
閃光師団で見られるように、共和国においては戦場で状況に合わせて換装するというやり方が主流だった(そして開発元の帝国では当初から汎用型のCAが開発されていた)CAS。
しかし、鹵獲されたライガーゼロからCASの概念を知った共和国開発部は、元々全く別の構想を抱いていたという。
それは「中型ゾイド全てをライガーゼロ+CAに統一し、予め工場で出荷先の戦況に合わせたCAを装着してから送り出す」というもの。
共和国で運用する中型ゾイド全てをライガーゼロに統合することで、総合的な量産能力を高め更にCASという概念により場所場所で求められる用途のゾイドを求められる数だけ提供できるようになる。
現場での整備補修の効率も上がり(ライガーゼロの部品だけ用意すれば事足りるわけだし)、パイロット育成においてもライガーゼロの操縦だけを教えれば良い為時間の短縮・コストの削減につながる。
更に、ゾイドの新規開発にしてもゼロに装着するCAだけを開発すればよく、敵新鋭機に対抗するためのアップデートもゼロだけに対して行えば良いので費用・期間とも短くて済む……とまさしくいいことずくめであったものの、
その為の切り替えに要する費用・時間が膨大なものとなりとても賄えるものではなかったため今日のような使い方をされるに至ったのである。
ライガーゼロは、あまりに先進的過ぎたが故に日の目を見なかった悲劇のゾイド、といえよう。
元ネタはMEKO型フリゲート。これが「船体」+「パーツ」という構成で、基本の船体にパーツを組み込んで購入者の希望に低コストで対応する……ってものなんで。
ゼロは完全野生体だから量産には不向き、というのは、「当初はシールドライガーベースで量産向けにしようとしていたが、前述の理由からものにならないとわかって逆に性能向上に方針を切り替えた」……あたりで。
集光パネル
ビーム兵器による攻撃を吸収し、自機のエネルギーに還元する特殊装備レイエナジーアキュームレータの機能の根幹となるデバイス。
ブラキオスのソーラージェネレータと同じ原理に基づいており、可視光や赤外線を含む電磁波を高い効率で電力へと変換する一種の光電素子である。
古代チタニウムの結晶構造を参考にすることで、高エネルギービームにも耐える吸収体が製造可能になったことで実用化が成った。
吸収体そのものには荷電粒子ビームを直接吸収する能力はない。そこで威力を発揮するのがEシールドである。
シールドの力場にとらわれた加速粒子の持つ運動エネルギーが、制動放射によって電磁波に変換されることを利用して間接的に荷電粒子ビームを吸収しているのである。
野戦砲と言えば共和国ではカノント―タス、ゴルドス重砲型、帝国ではシーパンツァーなのを思い浮かべるが
実際に最も活躍したのは、地球からもたらされた技術で造られた105〜155ミリくらすの牽引式榴弾砲であった。
榴弾砲は、製造が簡単で安価な為、大量生産が可能であり、また小型かつ軽量で使いやすかった。
榴弾砲は、カノント―タスなどの砲兵ゾイドに比べ射程が長く、長射程弾を使えば射程40kmが可能であった。
射程50kmのミサイルが長射程ミサイルに分類されるZiにおいて、これは驚異的長さである。
また、威力面においても砲兵ゾイドには劣っているが、実戦には充分通用するレベルであった。
共和国軍は155ミリ榴弾砲及び105ミリ榴弾砲を数万門、歩兵師団や空挺師団、海兵隊などに配備している。
>パイロット育成においてもライガーゼロの操縦だけを教えれば良い
ゾイドを機械と勘違いされてるようですな
適性が合わなければパイロットが何人いようと操作は不可能。
シールドより高価なゼロ、ましてそのほとんどが野性体からの改造だというのに
無茶言うな。
ゼロの操縦性Aだしな
ZAC2102、ネオゼネバス帝國の建国と中央大陸帰還は、中央大陸に恐怖と混乱をもたらした。
共和国は追い詰められながらも、ゲリラ戦を展開し、なんとか持ちこたえていた。
当然、西方大陸駐留の共和国軍部隊も本土での戦争の為、駆り出され、西方大陸に軍事力の空白が生まれたのだった。
それは、西方大陸諸民族にとって独立の絶好の機会であり、この時期、各自で独立戦争が勃発した。
西方大陸中部のメルクリウス連邦共和国もその1つである。
全ての始まりは、メルクリウスの南にある共和国統治下の都市アルハイネの市長がZAC2104年、周辺の諸民族や有力
都市と結託し、独立宣言であり、それと同時に勃発した独立戦争である。
メルクリウス軍は質の面で共和国軍に劣り、劣勢であったが、中央大陸でのネオゼネバス帝国の圧迫や共和国・帝国で
指揮官教育を受けた将校たち(その中には独立戦争三大英雄も含まれる)の活躍で辛くも勝利した。
ZAC2105年、メルクリウスは正式に独立し、連邦共和国となった。(なお、その後も共和国とは敵対関係にあった)
時は流れZAC2109年。連邦西部の資源地帯(連邦の生命線である)を巡り、隣国2国と紛争状態となった。
2国は同盟を組み、資源地帯を奪取。連邦は2国と国交を断絶し、武力でこれを奪還。さらに緩衝地帯を得るため、2国本土を
連邦との国境から約200km蹂躙、占領した。
こうして連邦は、周辺国全てと敵対することとなり、国境付近では小規模な戦闘が相次いだ。
メルクリウスは、12諸民族と4有力都市から成り、アルハイネが首都となった。人口は1000万ほどの小国である。
周辺国全てと敵対しているという情勢から、メルクリウスは常に強力な防衛力の整備する必要があった。
連邦国防軍は常備兵力は25万、予備兵力は100万人に達し、18歳以上の男子3年、女子には1年7ヶ月の兵役の義務が課せら
れている。
>>470続き
メルクリウス連邦国防軍は、共和国統治時代に共和国軍が組織した警備部隊から発展したものである。
警備部隊は、共和国が西方大陸戦争時に各地の占領・統治を行なう為に設置したものである。
当初は、共和国人によって編制されていたが、暗黒大陸戦争に突入すると、兵士が不足し、やむえず現地人
を採用することとなった。その後、指揮官となる仕官・将校も現地人が充てられた。
独立宣言時に共和国から離脱。独立政府下に入り、連邦独立を達成、国防軍となる。
国防軍に配備されたゾイドは、初期は帝国・共和国から奪ったり、各地から不正規ルートで集められてもの
中心となり、帝国・共和国、両陣営のゾイドが一緒に運用された。独立後は、共和国が残した工廠で製造された
戦闘ゾイドが配備されるようになった。
連邦は国土が狭く、人口も少ない事から、国内での戦闘は不安要素が多きく、国防軍は「侵攻を受けた場合は
一度、国外へ追い出し、領土外で侵攻部隊をボコボコにする」という戦略をとっている。
陸軍は、敵の侵攻部隊を各地の部隊が受けとめ、重装部隊が攻勢に転ずるという戦術をとっている。
その為、全土を3つに区分し、それぞれに3個軽機甲旅団(歩兵と小型ゾイドが中心)を配置、さらに攻勢を担う
4個重機甲旅団(機械化歩兵と大型ゾイドが中心)を参謀本部直轄部隊として有している。
さらに、西部山岳地帯での作戦能力と即応・緊急展開能力を高める為、近年、1個空中機動旅団を編制した。
陸軍は以上の14個旅団とその他の部隊を有し、常備20万の兵力を誇っている。
空軍は、6個の制空戦闘部隊と4個の対地攻撃部隊が編制されている。
配備されているゾイドの中で最も多いのは、プテラスであり、対地攻撃部隊や制空部隊に数百機配備されている。
また、制空戦闘機としてレイノスや一部レドラーを保有している。常備兵力は4万5000
海軍は、2個の艦隊を有し、メルクリウス湖と南部沿岸の防衛を担っている。主力はバリゲーター。一部には
ブラキオスを配備している。近年はハンマーヘッドの取得を目指している。常備兵力は5000。
>>471続き
ZAC2112年、連邦はヘリック共和国との国交樹立を達成し、孤立状態を脱した。
背景には、ガイロス帝国の西方大陸での勢力拡大がある。
連邦は、同時に共和国と相互軍事協力協定を結び、共和国はストームソーダ、ゴジュラスギガの
供与を約束したとされ、連邦側も各種軍事先端技術の情報を共和国に渡している。
独立前、工業化された有力都市や大量の資源のあるメルクリウス南部を帝国と共和国は、重要な
戦略拠点と考え、熾烈な争奪戦が展開され、共和国統治下に入ったZAC2100秋以降は、共和国に
よってゾイド工場や軍需工場、整備工場などが建設され、技術力・経済力が飛躍的に向上した。
その工業基盤や資源が、連邦を支え、連邦の強力な武器となったのである。
余談ながら、周辺国全てが敵国という不安定な情勢が、多民族国家である連邦の団結を強め、
国家分裂を防いでいるというのは、皮肉な話である。
勿論、敵対国は、連邦国家分裂のため、様々な工作活動を行なっているが、連邦国民の団結心と
優秀な情報機関の前に対した成果は得られていないのが現状である。
荷電粒子砲・・・
一見隙の大きそうな武器ながら、その命中率は特筆すべき物である。
それ故に荷電粒子砲は回避不能の武器として人々に認知されている。
・・・が、人々は知らない。荷電粒子砲の命中率の陰にはパイロットの
涙ぐましい努力や計算があった事を・・・
荷電粒子砲を持つゾイドのパイロットを任された物には集中力を付ける
過酷な訓練が課せられる。それは隙の大きな荷電粒子砲を確実に敵に当てる
タイミングを見計らう術を体で覚えさせる目的にある。
そう、荷電粒子砲の命中率の秘密は
「確実に当てられるタイミングを見計らって発射しているから」
なのである。確実に当てられるタイミングを見計らって撃っているからこそ
驚異的な命中率を誇るのである。
この文章を読む君達はこう思った経験は無いだろうか。
フィクションの主人公が敵と戦う際、小技で敵を弱らせた後に必殺技で止めを刺すパターンについて、
「最初から必殺技を使っておけば楽勝なのに。」
・・・と。しかし、これも上に挙げた例と同様に「確実に当てられるタイミング」を
同じく見計らっているからなのである。一見華々しい事にも、目に見えない苦労等がある例である。
共和国軍がゴジュラス型に固執しているのには神族から伝わった根強い信仰に寄るところが多い。
そしてその特徴足る背鰭を最大限に利用している事からも野生体の特徴を活かした物だ。
共和国軍のゾイド全てに言える事だが野生体としてのゾイドの資産を活かす事。
それを命題としている為捕獲した野生体の元のままの状態で残して有る部分と、
それをパーツとして加工し直して使用している部分が多い。
その結果上下の差があれど帝国軍より低いコストで機体を製造でき、
またその上下差の上の方の頂点に立つ機体は大凡カタログスペックを一周り以上超える機体も多く存在する。
一方帝国軍のゾイドに求められるのは画一的な性能。
それ故に事恐竜型ゾイドの開発においては旧対戦時の初期は全くと言って良い程水を開けられていた。
伝説と名高いイグアンの開発秘話は重い不安として帝国軍に突き付けられた結果だった。
それを覆したデスザウラーだがこの機体に込められた設計思想は恐ろしい程までの…
ゴジュラスやゴドスに対する対抗意識が根底に或ったと言われる。
単純に対抗するだけならイグアンのようにゴジュラス型の野生体をベースにすれば良い。
鹵獲機も有り研究も充分なされている他、
自前のアイアンコングとコンビを組ませればウルトラザウルスも倒しうる戦力となる。
しかしその対抗意識がティラノサウルス型をベースに開発をさせる事になった。
実際の所大口径荷電粒子砲を含めてもそれ程大型化する必要が無かったデスザウラー。
それが何故ゴジュラスを超える体躯を必要としたか?長年理解に苦しんだ議題だったが、
つい先頃になってその答えがあっさり見付かったのである。
それはティラノ型がゴジュラス型よりもゾイドとして劣っていた事である。
ゴジュラス型はその体躯もさることながら2速歩行型恐竜に有るまじき太い四肢を持って居た。
これに対してティラノ型はその名が表す通りの姿。前足が極端に小さく後ろ足が細かった。
これがデスザウラーの開発において重要だったゴジュラスやウルトラを超える格闘性能の保持の壁となったのである。
パワーなら大型化による補助エンジンやサーボモーターの追加で済むが、
手足の大型化とそれに対するコアの拒否を解決する必要が有った。
それが開発期間の延長を生んだ原因と言われている。
今は亡きウェブコミックのグリーンホーンの回で、反荷電粒子シールドの技術さえ
元を正せばゼネバス帝国のだった・・・なんて当時のトミーのゼネバス贔屓の最たる
悪名高き後付け設定だが、それについての妄想。
その反荷電粒子シールド。何の事は無い。ゼネバス帝国に捉えられていた
共和国の科学者ハーバード・リー・チェスター教授が作った物なのだ。
そう、つまり、技術的には共和国の人間の作った技術である事に変わりないのである。
ヘルアーマーとは流体装甲の名の示すとおり、固体でありながら流体として振る舞う特殊金属装甲によって衝撃力を
分散させ、欠損部分を即座に修復することによって、見かけ上無限の耐久力を発揮するものである。
これに対抗するために生み出されたのが、特殊金属Metal-Zから放射されるリーオ粒子。
リーオ粒子はヘルアーマーの分子を変質させて液晶構造を崩壊させ、絶対防御を突破することが可能な有効性の高い手段である。
ヘルアーマーを破壊するには白兵戦にてMetal-Z製の武器を直接叩き付けるのが最もシンプルな方法である。
それ以外にも、リーオ粒子を収束して放つビーム兵器や、格闘武器にリーオ光線を放つ機能を追加したものも小数存在したという。
なお、ヘルアーマーは損傷を自己修復することにより「見かけ上絶対の防御」であることを考慮しておく必要があるだろう。
つまり極端に大きな負荷がかかれば、修復が追いつかず崩壊してしまう。
また、流体であるがゆえに、ある程度以上の持続時間をもって加わる圧力に対しては、変形してしまいキャンセルしきれないという欠点がある。
バイオゾイドが、時に重ゾイドによる打撃や、岩落としといった原始的な攻撃の前に不覚をとることがあるのはこのためである。
ライジャーはコアに蛇の因子が限定的に組み込まれている。
頭部が蛇に酷似しているのもそのためである。
そして名前もライオン+蛇でライジャー(ライ蛇ー)となったわけである。
帝国領には、超巨大地下実験施設が存在した。
広大な空間を地下に取り、そこで新型ゾイドのテストや閉鎖された生態系での
ゾイド観測を行ったりという実験が行われる空洞。
遺伝子改良されたヒカリゴケにより、この空間に夜は訪れない。研究員達は
そこで決められた睡眠時間に眠り、施設で働き、宿舎で生活していた。
が、この地下世界にて一つの事件が起こる。
常に昼間という異常な状況のせいか、ある一体のゾイドがそのコアから
異常な量のレアヘルツを発生させる能力を身に付けたのである。
それは実験的にオーガノイドシステムを組み込まれた、銀色のバーサークフューラー。
レアヘルツは自然の物より強力かつ広範囲に及び、瞬く間に地下世界は危険な暴走ゾイドの
巣窟となった。被害の拡大を防ぐべく、帝国元帥ギュンター・プロイツェンは
地下と地上をつなぐ道の破壊を命じる。かくして銀色のBFは封印され、巨大実験場は放棄された。
研究員、技師、農業者、その他計画に関わっていた数千人のスタッフを閉じ込めたまま……。
どれほどの時が流れたのか、地上で戦争が終結し、悲惨な企業間抗争が起き、
国家が生まれては滅んでいく間も、閉鎖された地下世界では人々とゾイドが生き続けていた。
ある時、地下世界の何世代目かの技術者が、かつての大戦で構想された途轍もないゾイドの
設計思想を書き記したノートを見つける。
『世界樹計画(プロジェクト・ユグドラシル)』。塔のような姿をした、頭頂高10000m超に及ぶ
あまりに巨大なゾイド。そのコンセプトは『自己成長する建造物』――すなわち、進化する要塞であった。
このゾイドなら、地上への道を作り出してくれるかもしれない。地下の人々は
その設計をもとに、『希望の塔(ホープタワー)』と銘打って巨大なゾイドの建造を開始する。
地上への帰還、それは実験場放棄の日から幾世代にもわたって受け継がれてきた悲願。
その思いを乗せて、ホープタワーは凄まじい勢いで成長を始めた。
その代償として膨大な量のゾイドコアを生贄とせねばならなかったが、人々は暴走ゾイドの
命など気にかけず、ホープタワーは頭頂高1000mを突破。3000mもあれば、“天井”に届く。
――もっと高く、地上との壁を突き破るまで!
人々の妄執に押され、貪欲に他のゾイドたちの命を喰らい、ヒカリゴケの輝く岩壁まで
あと少しというところまでホープタワーは成長した。だが、そこで悲劇が起きる。
あまりに巨大になり、重量の増えた塔が地盤沈下を引き起こし、封印されていた
銀色のフューラーを目覚めさせてしまったのだ。
沈下の衝撃とフューラーの放つレアヘルツにより、ホープタワーは成長を止める。
怒り、嘆き、神を呪う人々に、銀色の悪魔とそれに率いられたゾイドが襲い掛かった。
それ以来、無数の命を吸い上げた末に目的を果たせなかった哀れなバケモノは
『希望』の名と正反対の絶望を象徴する巨大なオブジェとして。
復活した銀の悪魔は『猛き獣機神』として、それぞれ地下世界の人々から
生きる気力さえも奪っていった。
しかしそんな時代にも、人々は一縷の希望という物を捨てない。彼らが救済を求めたのは、
獅子の姿をとった救世主――『白銀の獣機神』ライガーゼロだった。
彼らは信じた。いつの日か、白銀の獅子が悪魔を打ち倒し、この世界を呪縛から解放すると。
――そして、ある地上の少年が“救世主”として舞い降りるのは、それからずっと後の話だ。
デッドリーコングの知られざるオーバーテクノロジーの数々(予想)
「ヘルズマスク」
単なる装甲板では無く、様々なセンサー類を搭載しているマスク。
そのセンサーで隠れた敵を見つけ出し、眼前の敵に対しては
弱点となりそうなポイントを割り出して確実に息の根を止める。
「左腕のシザーアームを封印する包帯」
包帯と言っても木綿や麻の類は使っていない。
ナイロンや納豆の糸さえ遥かに凌ぐ強度を誇る超合金繊維製の
包帯は並の装甲板以上の強度を誇り、そこから霊験あらたかな
高僧が術をこめて初めてシザーアームを封印する聖なる包帯が出来上がる。
「ヘルズボックス」
デッドリーコングの装備の中で一番謎に包まれた装備。
通常は隠し腕等が内蔵されているが、時と場合により様々な武器が中から現れる。
たまに「何処にあんな物を搭載するスペースが?」と誰もが首を傾げる程の
武器を取り出す事もあり、ボックス内は異次元空間か?と目する者もいるが
真意の程は不明である。
などなど、そのほかにも様々なオーバーテクノロジーの塊ともいえるデッドリーコングだが、
現在確認されているそれの使用者がその性能をフルに発揮できていないから
あんまり意味は無かったりする。
デドコン便乗。
レイフォースで一躍有名になった(※)懲罰部隊だが、
それと切っても切り離せないのが、監視部隊である。
この監視部隊で運用されていたのがデッドリーコングだといわれる。
※:後のレイフォースに関しては、志願制であったという証言もあり、
本来の懲罰部隊とは全く違う運用をされていたという説が強い。
コングの最大の長所ともいえる長射程武装が無いのも、
自軍の後方から、自機よりも数段劣る小型ゾイドを脅すのに
過剰、かつ弾薬が高価な武装はまったく必要が無いためである。
頭部コックピットを守るヘルズマスクは、
戦場での混乱に乗じた監視官の殺害を防ぐ目的で追加され、
「パイロットが内部に存在する」限り、外側からは決して開けないという特殊機能がある。
さらに、封印されたシザーアームは、オーガノイドシステムとリンクしており、
一度解除すれば、コングはパイロットの制御すら受け付けない悪鬼と化し、
味方もろとも戦場に生存するゾイドを殲滅する。
懲罰部隊とともに配備されるからこそ、使用できる武装だと言える。
また、どうしても性能が低下してしまうインターフェース技術に対し、
制限時間を設定することで本来のOS能力を発揮する、実験用システムとも言われる。
だが、このコングの最も恐るべき装備は背中のヘルズボックスだという。
通常は格闘戦用の武装や複腕を格納しているだけの装備だが、
監視官にもしもの事態が起きたとき、そして万が一にも監視官自身が造反したときは
その(以降の文書は何者かにより削除されている)
ムラサメライガーのエヴォルトについて妄想
神々の怒りがで文明が崩壊する以前、惑星Zi人は次元のコントロールさえ
可能とする技術力を誇っていた。その次元のコントロール技術によって
作り出された新機軸のシステム。それがエヴォルトである。
事前にそれぞれの形態を用意し、使用する形態以外の形態を別次元へ移す。
そうして別形態を使用する時はそれまで使用していた形態と別次元へ移していた形態とを
交換する事によってゾイドが変身したように見せ掛けるのだ。
そのエヴォルト技術はムラサメ・ハヤテ・ムゲンと言う本来別々の機体であった
三機のゾイドを一つにする事で成功を得た。
それ以外にも多数のエヴォルト装備を持つゾイドが存在したとされているが、
神々の怒りによる文明の崩壊によってその真意は不明となっている。
なんだかFSSみたいな理屈の付け方で好きだ
>>483 J9シリーズの銀河旋風ブライガーのブライシンクロン原理を参考にした
つもりなんだけどね。細かくは忘れたけど、体積を別次元に移しておいて、
必要な時に取り出したりする事で巨大化や縮小化が出来るって理論だったキガス
ライガーゼロイクスアーマーは共和国軍製アーマーがロールアウトする遥か以前に
完成していた。であるにも関わらずイクスアーマーのロールアウトが共和国製のそれより
遥かに遅れてしまったのは、ステルス性を高め過ぎた為に関係者さえ完成した事に中々気付かず、
挙句の果てには「そんな物作っていたっけ?」と忘れる物さえ続出する始末。
その為、気付いてくれるまでかなりの時間を要し現在に至る。
>>485 確か初登場時は60%だか80%だかの完成度って話だったような気もするな
とりあえず補足するとするならこんな感じか?
一般にライガーゼロイクスは80%の完成度で実戦投入されたと言われている。
しかし、その認識は間違いであり、80%の完成度と思われている状態こそが100%の状態であった。
なぜこのような事態になったかについては諸説あるが有力な説では脚部に原因があると言われている。
イクスアーマーには脚部装甲が付けられていない部分が存在する。
これは重量の増加を防ぐためともステルス性を高めるためとも言われるが今回は割愛するとして、
第一発見者はこの状態を未完成のまま放置していたものと勘違いしてしまったのである。
第一発見者は技術者に掛け合って完成させようとしたが、極秘の計画であるが故に設計図は機密扱いとなっており、
本来の開発者も別の部署に転属していたため作業は難航した。
しかし、視察に訪れたある技術将校の一言により、彼らの努力は水泡に帰すことになる。
「これ、確かこれで完成してるはずだよ。」
かくしてライガーゼロイクスは発見当時の状態で投入されることになったのだが、
発見者達の手によって80%の完成度で投入したと捏造されてしまったのだった。
>>486 こうにも取れる。
発見者が80%の完成度と口を大にして唱えたのには彼の完成させていた技術。
それが根底に有った。
残りのアーマー装着部分にぴったりの装備を後に彼が完成させていたのである。
戦後イクスの脛より下にそのアーマーを取り付けてみたところ…
光学迷彩等の使用時に発生する不具合をかなり解消する事ができたのだ。
更にそのアーマーを調べて見ると、
それは唯の空力計算されただけの装甲板だった。
光学迷彩の揺らぎは概ね脚部下より現れると統計が取れており、
そこに装甲板を付けるだけでイクスアーマーのシステムはそれを解消できたのだ…。
実際には120%だったという話w
ハンス・シュテルマー。彼はゼネバス人とガイロス人両方から尊敬を集める、希有な人物である。
すなわち、艱難辛苦にあってゼネバスの皇帝と帝国への忠義を貫いた士として。
一方ではガイロス空軍を生み育てた創設の父として。
幼い時分ながら、祖国の終焉を目の当たりにして共和国の航空戦力の恐ろしさを知り尽くしていたシュテルマーは、
ガイロス軍の航空戦力の強化を強く訴えた。
だが、ゼネバス以上に陸軍絶対主義に取り憑かれたガイロス軍首脳は、飛行ゾイドの活動を制限するニクスの気象に
あぐらをかき、シュテルマーの声に耳を傾けようとはしなかった。
そうして妥協の末に生まれたのが、ギル・ベイダーやガン・ギャラドといった陸戦能力と空戦能力を等しく合わせ持つという
鵺のような代物であった。
こうしたハイコストな機体は、質的にはともかく量において共和国空軍に対抗しうるものではなく、ニクスの環境に適応する
航空ゾイドを共和国が予想を超える早さで投入してくると、ガイロス軍は慌てふためくこととなったのである。
自説の正しさを証明する形となったシュテルマーは、戦後は空軍の指導者として航空戦力の充実に努めた。
その一方で、ゼネバス人の地位向上にも尽力し、ゼネバスの皇女エレナが政争で生命の危機が迫ったとき、デルポイへの
亡命を手引きしたともいう。
そんなシュテルマーをガイロス軍の元老たちは疎んじた。
シュテルマーの権限は押さえつけられ、空軍は外様に追いやられ、長らく陸軍に防空の傘を提供するだけの補助戦力で
あることを余儀なくされた。
共和国との開戦が間近に迫った2096年、シュテルマーはひっそりとこの世を去った。
彼が西方大陸戦争を見届けていたのなら、共和国空軍に対するガイロス軍の苦境と、その戦訓を最大限に取り入れて
完成したザバットに無念の涙を流したであろう。
はるか50年以上も昔に、シュテルマーはすでに航空戦力を軽視した帝国軍の敗北を予言しており、ザバットこそ彼が
が求めた航空戦力のあるべき姿に限りなく肉薄するものであったのだから。
シュテルマーの遺産ともいうべきザバットは、あまりにも遅すぎる投入と言われながらも、昼なお暗いニクス本土戦に
おいてステルス機としての特性を活かし、攻撃任務には無論のこと、優れたBVR戦能力により空戦にも大活躍した。
音もなく防空網をかいくぐり、前線後方を問わず襲来するザバットの恐怖に、共和国軍将兵は精神に失調をきたす者が
続出した。
だが、祖国再興を果たしたネオゼネバスの首脳陣=在ニクスゼネバス人の中でも強硬派たちは、ガイロス空軍の充実の
ために働いたシュテルマーを忌み嫌い、彼の業績も航空戦理論も否定した。
シュテルマーとザバットは、ゼネバスを裏切ってガイロスに媚びを売ったコウモリ野郎と悪罵された。
ゼネバス人のニクス脱出時、皇帝はじめゼネバスの要人たちの棺はデルポイへと持ち去られ、シュテルマーの亡骸だけが
放置されたのである。
今もニクスに残るシュテルマーの墓には、ガイロス空軍関係者による花が絶えることはない。
>>482書いたもんだが、もう一つエヴォルトについての妄想思い付いたので書いてみる。
神々の怒りによって文明が崩壊する以前、惑星Zi人は空中元素固定装置さえ
作り出す技術力を誇っていた。細かい理論は割愛させて頂くが、要するに空気中に
存在するO2やCO2、H2O等の元素を使って様々な物質を作り出す装置の事である。
この装置を搭載したムラサメライガーは、空気中の元素を利用する事で
自らの装甲の形状を変化させる事が出来る。パッと見は不思議な力で変身するように見える
エヴォルトも要するに不思議な力に見える程進んだ科学の賜物に過ぎなかったのである。
惑星Ziにおける軍用車両
ゾイドが存在する惑星Ziにおいて、機動力の面で大きく劣る各種戦闘車両は軍の主力になりえないが、
不要というわけでない。ゾイドよりも安価で大量生産が可能かつ、小型で目視ではゾイドに比べ発見されに
くく、さらに大きさ辺りの積載能力でゾイドを上回る車両は、帝国・共和国両軍で多数使用されている。
戦車
(ゾイドに比べ)小型でかつ重装備が搭載可能な戦車は、主に歩兵部隊に配備されている。
その任務は、敵歩兵部隊や機関銃陣地の制圧など歩兵支援であり、現在の地球の主力戦車よりも若干
小さく、敵の重機関銃や野砲に耐えられる程度の装甲が施されている。
また、主砲は、大型ゾイドをも破壊する能力を持っており、敵大型ゾイドと遭遇した場合、これを撃退し、
歩兵を守るのも戦車の重要な仕事だ。ただ、ゾイドに主砲弾を命中させるのは極めて難しく、実際の効果
よりも兵士達に「ゾイドに対抗する手段がある」と安心感を持たせる心理的効果の方がより重要であろう。
暗黒大陸戦争末期、共和国軍の上陸を許した帝国軍は西方大陸での損失を少しでも補う為、戦車を大量に
配備し、待ち伏せにより少なからず戦果をあげたが、その後すぐさま共和国軍ゾイド部隊に制圧された為、
戦局に影響を与えることはなかった。
続く
一応車の類は出てるけどなぁ…
戦車はありなんだろうか?
ケチつけるみたいで悪いけどさすがにゾイドぶっ壊せるってのはちと萎える
ゾイドに搭載されてる火器を流用して搭載した車両なら壊せない道理がない
コアで動くエネルギー系の火器は装備できんだろうが
旧バトストじゃ人が携帯できる火器でレッドホーン撃破もあるしな
>>491 FSSを思い出した。
「武器は同じなんだ、当たればいけるよ」
実際は制圧射撃のつもりで弾幕はっても制圧にならない程度の運動性能の差があったけど。
えーと、脳内で再構成したゾイドサーガ2のストーリー晒すのってここでいいんだろうか?
プロットに近いんでSSスレに投下するモンじゃないし……
498 :
496:2005/11/27(日) 17:22:21 ID:???
>>497 thx。長いです。
ゲーム知らない人のために最低限の予備知識をば。
ゼル:主人公。記憶喪失。FF10の主人公をインスパイアした疑惑が。
ユーノ:ヒロイン。記憶喪失。FF10のヒロインをインスパイアした疑(ry
パルス:オーガノイド。珍しい獣型でe。
Dr.T:SAGA1に出てきた科学者。ゾイヲタで特にトリニティライガーフェチ。
499 :
496:2005/11/27(日) 17:33:20 ID:???
ゲーム開始直後、炎上する街に立ちすくむ幼いゼル。巨大なゾイドの影を目撃。
画面暗転。ゼル、ベッドで目覚める。ユーノ登場、海岸に倒れていたゼルを救助したと言う。
一緒に打ち上げられていたブリッツタイガー(※注1)は街のはずれに。
記憶喪失のままユーノ父の計らいで居候となるゼル。数日後、街に野良ゾイド襲撃。ブリッツで撃退。
一方オーピス(※注2)からの報告でゼルの出現を察知したガルド、リバイアスに出撃命令。
数日後、街に対地装備レドラー部隊襲撃。ブリッツで応戦するも攻撃が届かない。
リーダー機のレドラーBCと交戦するが歯が立たない。と、ユーノの家が爆散。
ユーノ絶叫。ブリッツ発光、ボルトキャノン展開(以後使用可能)。レドラー部隊被弾、撤退。
ユーノ母死亡、父も「お前は私達の本当の子ではないんだ」と言い、死ぬる。開始数分の命乙。
ゼル&ユーノ、半ば強制的に旅へ。立ち寄った街で謎の黒マント男(※注3)と遭遇、
どうも男はゼルの正体を知っているらしい。が、「北へ向かえ」以外は何も聞き出せず黒男退場。
訝りつつも北を目指す二人だがそこら中にありえない山脈が重なっていたり地形が
異常隆起しており(※注4)蛇行した旅路を余儀なくされる。旅費も稼がねばならないので
次の街で行われていたゾイドバトルに参加。
バトルの中、クラッシャーファングが使用可能に。バトルのデータは密かに
テラガイストに送られる。ガルドニヤニヤ。「機体の覚醒は順調、あとはパイロットか」
彼の脇には黒男が。
賞金片手にまた北へ。次の街でDr.Tと遭遇。ゾイド奪還イベント。シールドorセイバーと
オーガノイドげt。アーカディア時空断層付近の遺跡でゼルが電波受信。
「『ZOS』……俺、知って…る…?」
襲ってきた盗賊がタイムリーにZOS発動、コマンドウルフの分際で超厨パワーUP。
ここで盗賊はユーノ狙い。ゼル電波放出、ライトニングアタック使用。
(まだ自由意志での使用は不可)
コマンドウルフ消滅。盗賊はそのままフェードアウト。残骸からTがZOSの断片を発見。
「僕の研究していたシステムじゃないか! ゾイドの戦闘力を高めるはずの…」
この後Tは「そうか、あのシステムは時空を(ry」と長々ZOSの説明に突入(※注5)。
世界融合の原因も推測ながら説明。
500 :
496:2005/11/27(日) 17:51:14 ID:???
更に次の街(ドラクエ地帯はカットの方向で)にてブルーユニコン隊と遭遇。Tの話を信じ合流。
BLOXの合体実験中にロットティガー隊が転移してきて即戦闘。四体合体が二つ同時に行われ
生じた巨大エネルギーで時空平面(※注6)に欠損。バン少年期の時代へドボン。
最初の街でバンと遭遇。「お前のペンダントどっかで見たことあるなぁ」
問い詰めるがバンはスルーし、酒場で酔った帝国軍人が暴れてるからアンタら共和国軍なら
止めて来いと誘導。
超タイミング悪くロットティガーの前でペンダントを思い出し「あ、プロイツェンがいつも
付けてるヤツだそれ」と発言。RT隊にタイーホされかける(※注7)も記憶喪失に何とか納得し合流。
道なりにミレトス城→帝国領北部と移動し、無事融合世界に戻るゼルたちだが
道中をオーピスが密かに尾行&タシーロしていた。
またテラ(ry本部。オーピスからの報告にニヤニヤ笑いが止まらないガルド。
「そうか、本来の腕を取り戻しつつあるようだな」
ただ帝国軍人とかから経験値たっぷりもらってLVうpしただけだが「戻ってきた」とか言う。
よりゼル&ブリッツの覚醒を早めるべく黒男出撃。「“巫女”は暫く放っておけば良い、
目覚めの鍵は我が手にあり」
サンドストーム闘技場にてチームブリッツ(※注8)と遭遇。ここでBD団の存在と、
最近怪しい組織と結託して良からぬことを企んでいることを聞く。アルバーンが
テラガイストとBD団の繋がりを看破。NTばりの勘と長年の経験で。
チームBの面々とトーナメント決勝で戦おうと漢の約束をしたが、チームBは
準決勝でたった一機のゾイドに瞬殺される。黒男のこれまた黒いセイウc……もといディアブロタイガーである。
決勝でゼルたちと対峙。意味深な台詞を連発。「ゼル、まだ思い出さないか」
「システムのオリジナルを持っているのだろう」「“神体”はすでに転移を完了している」
いい加減長いし戦闘開始。黒男は滅茶苦茶な強さだがユーノに攻撃してこないので
それを上手く利用して一定ダメージを与えるとイベント開始。
セイウチがZOSを発動しブリッツに打ちかかる。触発されるようにブリッツもZOS発動。
とりあえず世界融合? っつうのが起こったのね
盗賊とかとの戦闘まではいいと思う・・・
502 :
496:2005/11/27(日) 17:57:54 ID:???
戦闘中にパルスの体色が変化し、続いてブリッツも変色(※注9)。黒くなったブリッツは異常な威力の
ボルトキャノンをぶっ放し闘技場を破壊しかけるがユーノが捨て身で鎮圧。
ゼルは気絶しており黒男もドサクサに紛れて撤収。ブリッツ元に戻る。
画面暗転、ゼルの夢の中。今よりずっと幼い自分とユーノがどこかの庭で話している。
そのうちユーノは白衣の男に連れて行かれ、町が炎上し(※注10)……ゼル起床。
「(#・∀・)闘技場弁償シル!」と詰め寄られている所をトロス博士に救出され
チームブリッツの一員として北へ。港の町の前でレザールinデスステと、ボルタとか(適当)が襲撃。
人数多いのでもう楽勝。それをヲチするガルド「( ▼∀▼)全て予定通りだが何か?」
北の大陸ではあちこちを巡らされゾイドバトル三昧。やけに経験値多い(※注11)。
東端部のテラガイスト本部へ行くと入り口でブラッド、ベガ、リバの三馬鹿がお出迎え。
強敵ながら、戦闘中にライトニングアタックの封印が解除されるのでそれ使えば
大ダメージ+フリーズでおk。しかし去り際にブラッドが『鍵』(※注12)を発動し
ユーノ&パルス拉致。ゼル、逃げようとしてたドラグーンネスト強奪。鯨追跡。
南の大陸の西端部へ。ここで王子登場。時空融合についてはそういう事件の経験者なので既に把握しており
この近くで超巨大なエネルギー反応が確認されたと証言。てわけでその遺跡突入。
その頃ガルド。ユーノ&パルス捕まえてウハウハ。「これで全て完成じゃんwww」
その脇で一人オーピスがアヒャる。
再びゼルたち。遺跡最深部で皇帝&バーサークフューラーZ(※13)を発見。
皇帝ファビョる。「私は死なぬ! 神に選ばれたのは私なのだッ!」Zは物凄い超性能。
しかしここでブリッツが完全覚醒し最後のアビリティZOSを解禁。皇帝倒すと
「のぉぅわぁぜd(ry」と爆死。今度こそさらば。
ZOS覚醒でまた少し記憶復活(※注14)。サングラスのようなマスクで表情を窺わせない
ゼルの父親が別の老人を「陛下」と呼び、ゼルの横には髪の長い兄が居る。その声は
どこかで聞いたことがあるような気がした。
503 :
496:2005/11/27(日) 18:09:13 ID:???
遺跡から外に出ると世界が一変していた。そこら中で大陸がぶっ壊れ、海が割れ、
時空の断層がむき出しになっている。最寄の街で何が起きたか聞くと、突然南大陸北部の
山脈から浮上した巨大構造体(※注15)が世界中にビームを放ち融合世界が崩壊したとのこと。
遺跡の中に居たのは数時間の筈だったが、実際は遺跡内部が別の時空で遺跡の外では
もう四日が経過していた。その四日でガルドは何かをやらかしたのだ。
アトレーが「光の壁がなくなってる希ガス」というので大陸(だったバラバラの陸地)
北東部へ向かうとアーカディアの障壁が消滅しており、時空転送装置から百鬼夜行の如く
強力なゾイドたちが流出していた(世界崩壊の時点で全マップにドラクエ地帯並みの敵が
出るようになる。ただしデス・メテオ除く)
アーカディアの城もアーカナの街も壊滅しており生存者はいなかったが
時空が元に戻れば死んでいった人々も全て元に戻るとTが力説。そして時空の歪みの中心は
ガルドの浮上させた巨大構造体だと判明。全員で乗り込むことに。
「しかしアレ浮いてんだけど。どうやって乗り込む」
という訳でリノンが名演技で砂嵐闘技場のハリーからホエールキング強だt……拝借。空中要塞突入。
人数が多いのでパーティ分割。チームブリッツ組とVS組、新旧主人公組。ゼルのグループは必ず
中央のルートに行く事になる。他のグループはそれぞれ最深部で
「ベガ、アルタイル、ボルタ、ピアス、フーマ、ストラ(BD団)」
と、「リバイアス、レザール、レイカ(テラガイスト)」と戦闘。それぞれが守っていた設備
(中央通路の障壁とか)を破壊すると、主人公組と合流すべく戻る。
一方の主人公組、黒男と対峙。ここでゼルの記憶が更に復活し、黒男が自分の兄であったと気付く。
説得を試みるが、「今の人類ではゾイドを戦争の道具にしか使えん」とシャア電波を発する。
「俺はあなたほど人類に絶望しちゃいない!」と負けずにアムロ電波で対抗。決戦。
ユーノもおらず、本気を出した黒男のディアブロタイガーは超強力。僅か一機ながら
常にZOS第二段階を発動しており、3回行動をしてくる。
504 :
496:2005/11/27(日) 18:23:52 ID:???
撃破すると、脱出するそぶりも見せず「間違いを正すとすればそれはお前だ。俺じゃない」と爆死。
兄の悲劇的運命をも変えんとゼル走る。そして辿り着いた最深部。残りのメンバーも追いついてくる。
ここに来て初めて、この構造物の中心が巨大な吹き抜けになっていたと気付く全員。
と、床が上昇する。この吹き抜けはエレベーターの通路だったのだ。
構造物の頂上付近、そこでガルドのデス・メテオが姿を現す。誰も聞いちゃいないが、ガルドは
デス・メテオをメインとした恐るべき戦略兵器システム(※注16)の説明を始める。
ガルドを見て、またその声を聞いてゼルは確信。「父さんか! どうしてこんな真似をッ!」
「やっと気付いたか。我が一族は常にムーロア家の影として生きてきた(※注17)……
お前も、ヴォルフ・ムーロアの影武者として教育される予定だったのだ。それが
デス・メテオの暴走事故で行方不明になったと聞いた時は絶望しかけたが、こうしてまた会えたな。
さあ、今こそ! この究極兵器デス・メテオを以って世界を支配するのだ! 我らが!」
絶対的な力への誘惑を餌にゼルを釣るガルド親父。しかしユーノへの愛とか正義感とかに
目覚めちゃったゼルにそんな誘惑効きません。
「ユーノを放せ!」
「ほお、あの娘にのぼせているのか? だが、あれは……」
「彼女が何だと言うんだ?」
「……デス・メテオ制御用生体電子頭脳、兼・人型インターフェイス。それ以上でもそれ以下でもない」
ゼルはショックを受けるが、愛は人種とか種族の壁を越えるってことでやっぱりユーノ救出目指し
戦闘開始。もちろん世界を元に戻すことも忘れてやしないw
デス・メテオ第一形態はこれまた三回行動してくる&強力全体攻撃持ちなのでかなり強い。
ある程度ダメージを与えるとイベント。「貴様がダメージを与えるほど、ユーノの命も削っているのだぞ」
「どうすればいい!? ……こうなったら!」ゼルZOS発動、飛び掛るが
ZOS2を発動しているデス・メテオには止まっているようなもの。すぐに捕まえられ、
掴んだまま零距離荷電を喰らいそうになる。が、ボルトキャノンを口腔内に突っ込みチャージ。
「コックピットをやればッ!」コックピットが吹き飛び、パルスが出てくる。
505 :
496:2005/11/27(日) 18:29:29 ID:???
成功かと思われたがユーノが出てこない。次の瞬間、チャージされていた荷電粒子砲のエネルギーが
制御を失ったデス・メテオから辺り一帯に放たれ、空中要塞が墜落を始める。
脱出したゼルたちだが、アトレーは「あれでは中にいた彼女が助からない」という。
しかしその直後、墜落した要塞が崩壊。残骸は急速に一点へと集中していき、
山脈よりも巨大なゾイドが出現する。
リミッターが外れ、あの巨大構造体を分解・同化したデス・メテオの最終形態であった。
敵が生きている、それは即ちユーノが生きていること。世界を元に戻すため、ユーノを救うため、
ゼルたちは崩壊した次元の挟間で最終決戦へ臨む。
(これまでに会ってきたキャラたちがそれぞれ避難民を助けたり、祈ったりしている様子が映し出される)
最終ボスは身体が三部位に分かれており、再び三分割戦。
基部の「デス・メテオ=アポカリプス」はVS組が、中央部の「デス・メテオ=ディアボロス」はチームブリッツが、
胸部〜頭部の「デス・メテオ=カタストロフィア」は主人公組が担当。
オリジナルZOSのパルスが戻った為、ブリッツタイガーの全能力が解放。ZOS第二段階発動可能。
基部と中央部を破壊しない限り頭頂部は無限に再生し続けるので必然的に主人公組は最後。
撃破するとデス・メテオは今度こそ崩壊を始めるが、ゼルはその中へ飛び込む。
「彼女をあんなバケモノの中に置き去りにしたまま世界を元に戻すなんて、できない。パルス!」
パルスが先行突入し、ユーノをコアから救出。しかしデス・メテオのコアが時空を歪ませるほどの
巨大なエネルギーを放出しながら崩壊し始めた為、このままでは世界は元に戻るどころか消滅してしまう。
Tの言葉に絶望する一同だが、ゼルとブリッツだけが『時』に干渉する力を持っている。
彼はパルスと共に再びデス・メテオ内部へ突入。そこでガルドの残留思念と遭遇。
「いいのか、世界が元通りになれば私やアルタイルのような者も一緒に復活するのだぞ」
「……」
「それだけではない、お前はZOSでデス・メテオを時空障壁に包み周囲の時空から遮断することで
世界の消滅を防ぐつもりだろうが、お前は二度と元の世界に戻れん。ゼルという存在は
世界から消滅し、だれもお前のことを覚えている者はいなくなる……」
506 :
496:2005/11/27(日) 18:32:56 ID:???
ガルドの唆しにも動じず、ZOSの出力を最大まで引き上げるゼル。
「……それでも……アンタが世界を支配したり、世界がなくなるよりは! 消えた方がマシだッ!」
デス・メテオを中心とした空間は因果地平の彼方へ消え去り、世界が修復を始める……。
元に戻った世界、何事も無かったかのように暮らす者たち。
そんな中、ユーノはまた己の出生についての記憶も無いまま海岸で星空を見上げる。
誰かの気配を感じ振り向くと、そこにはどこかで会った気がする金髪の少年が立っていた。
「私、あなたを知ってる気がする。ずっと前から……どこかで会ったかしら?」
「そうだね、きっと……どこかで」
糸冬
超厨文章スマンカッタ
507 :
496:2005/11/27(日) 18:54:23 ID:???
いちおう訳注の説明。
1・自機周囲の『時』を加速させ、瞬間的に通常機では不可能なスピード、運動性を得られる
「ZOS」搭載実験機。システムのオリジナルは元々ディアブロタイガーが持っており、
ブリッツタイガーは同じ遺跡で発掘された兄弟機である。
始めはパイロットの能力に合わせて力をセーブしておりサンダークローしか使えないが、
ゼルが徐々に感覚を「取り戻す」につれ真の力を発揮する。
体色の変化により合体時の能力上昇値を変化させられるパルスの能力を最大限に活かせる機体である。
2・初代四天王の一人。フュザでも出ていたのでその繋ぎとして実はここでも出ていたという話。
ただしデス・メテオの復活に手を貸すだけのチョイ役。多分要塞と一緒に分解されて
世界が元に戻ってもどこかに居るんだろうなぁw
3・オリジナルキャラ。リバイアスではキャラが薄すぎてライバル役に足りないと思ったので追加。
正体はゼルの兄で凄腕のゾイド乗りだった。父と同じくムーロア家へのコンプレックスに取り憑かれており
デス・メテオによって世界を支配する父の計画に乗る。
4・いくつもの世界が無茶な融合をしたので大地がぶつかり合い異常隆起が発生。ロストグラウンド状態。
5・前述の通り機体周囲の時を加速させるシステム。第一段階と第二段階が存在し、
ブリッツはパルスの補助無しに第二段階を発動する事が出来ない。第二段階は殆ど「逆THE WORLD」である。
6・深い意味は無い。時空の裂け目ってどこにできるのか聞かれたことがあるので「平面だろうな」と。
7・ロットティガーはゼネバスハンターと呼ばれ、旧ゼネバス信者を狩る部隊。
なお、ゼルのペンダントはゼネバス皇家とそれに近しい貴族のみが持つもの。ガルドは貴族という設定が。
8・ここで初めて会う。二つ目の街でのユーノ拉致イベントが無いのでビットとの出会いはカット。
9・色彩を変化させ、同時に能力を大幅に変えられる能力。黒は攻撃力を高めた形態。
508 :
496:2005/11/27(日) 19:05:35 ID:???
10・過去の事件。デス・メテオとユーノの連結実験で、ユーノがまだ機体を制御しきれずデス・メテオ暴走。
街一つ灰にして収まったが、連結時にユーノが受ける激しい苦痛を見かねて
研究員の夫妻がユーノを連れて逃亡。それ以来行方不明になっていた。
幼少時の邂逅は記憶喪失より遥か以前の話である。
11・「成長」あるいは「本来の力を取り戻す」演出。
12・ゲームでも登場したキーワード。ユーノはこの言葉を唱えた者に抗えない。
13・前作ラスボス。時空の狭間に突っ込んだが死んでなかったのでSAGA1組との絡みに利用。
べつに四天王でも構わない。
14・ゾイドに乗る感覚が戻ってくると共に記憶もすこしずつ復活。ユーノやパルスと一緒に居る事も影響。
15・ゲームで山脈ブチ破って浮上してた古代遺跡。超巨大空中要塞でありデス・メテオの運用基地。
次元を破壊したビームは「アブソリュート・ゼロ」と呼称され、着弾点に存在する『エネルギー』を完全にゼロにする。
16・もろにデ(ryシステム。主力兵器デス・メテオ、戦略運用艦、生体インターフェイスの三つで構成される。
17・バイパー同様影武者候補輩出要因の家系。バイパーはプロイツェンに忠誠を誓っていたが
ガルドは王者の血筋たるムーロアに対するコンプレックスの塊だった。
書き終わって気付いた事だけど
第二形態戦前にユーノ解放した方が良さそうかな。
中にユーノ居るのに普通に戦闘してるし。生体IFが抜けて制御を失って暴走、て方がしっくり来るかも。
ランスタッグはサクイの民によるゾイドだと考えている。
>>496 今売ってるヤツは内容を知ってれば買わなかったが
それだったら中古ぐらいで買ってやってもいい。
アーカディア王家に伝わる伝説のゾイド、トリニティライガーはあらゆる時代の技術を秘めている。
チェンジング・アーマーシステムの応用で重武装の「トリニティライガー・バーニングアーマー」に。
チェンジマイズの発展であるユニゾンを用いて、飛行可能な「トリニティライガー・ヴィクトリーフレーム」に。
また、量子力学を応用し、質量とエネルギーを平行世界間で相互に引き出すエヴォルトの技術を組み込んで
格闘能力を強化した「トリニティライガー・エヴォリューション」に。
全く特質の違う形態へと姿を変える驚異のゾイドなのである。
この機体を設計した者は、時空転送装置で様々な時代を飛び回ったのであろう。
惑星Ziでは共和国帝国を問わずゾイド乗りとそれ以外の兵科との落差は大きい。
例えば兵科士官で将官になれるのはゾイド搭乗者だけで、歩兵などそれ以外の兵科士官では戦死による特進以外、将官になれることは殆どない。
それどころか大佐になることさえ難しいのである。
これは士官に限らず兵も一緒で、進級その他でゾイド搭乗者とそれ以外で大きく差をつけられている。
惑星Zi全体に蔓延る「ゾイド乗り優先論」が見て取れる。
やっぱ神々の怒り発生直後は北斗の拳やバイオレンスジャックみたいな
世界になっていたんだろうな〜。
割と自然が復活してるジェネシスの時代はまだ恵まれた方なのかもしれない。
何か異変が起こるたびに月の数が減るから
あと一回はあるな
実はジェネシスの時代も月はちゃんと二つあり、一つはソラノヒトの本拠地になっている、
一つしか見えないのは、もう一つはソラノヒトが光学迷彩で隠しているからだ。
……そんな風に考えていた時期が俺にもありました(AA略)。
ディメトロドンの戦闘力は低い。電子戦ゾイドだから当然なのだが、
面構えだけを見るなら結構強そうだ。何故ああ言う面構えにしたのかと言うと、
せめて外見だけでも・・・というささやかなハッタリだったのだ。
ふと思いついたオレストだが、話にするだけの暇も余裕もないのでここに骨組みだけ書く
舞台は惑星Zi。ある大陸で海を挟んだ帝国と王国が貿易問題で対立していた。
帝国
大陸の東にある島国。世界の覇権を握る海洋国家であり、Zi最大の海軍を保有する。
立憲君主国であり、普通選挙で選ばれた議員で構成された帝国議会が国政を担う。
軍隊は、政府の管理下に置かれており、近代化が最も進んだ精強な軍隊として知られている。
世界各国に自由貿易を求めており、保護貿易主義の王国と対立。
ゾイドは、主に帝国系ゾイドを使用。
王国
大陸北部の山と海に囲まれた国。国王直轄領と諸侯領で構成された国土では、農業が盛んである。
王権が強く、国王に忠誠を誓う貴族や地方領主で構成された議会は、国王への協賛機関にすぎない。
軍隊は、国王直轄の近衛軍と諸侯軍で構成されるが、保守的で近代化に遅れている。
自国産業保護の為、輸入品に高い関税をかけている。
ゾイドは、主に共和国系を使用。
領主
王国の地方領主であり、議員の1人でもあり、変わり者かつ新しいもの好きとして知られている。
彼が保有する諸侯軍は1個旅団。新しいもの好きの彼の性格を反映しており、新型ゾイドが多数配備
される他、レーダーシステムと連動した防空網(帝国では普通だが、王国でやってるのは彼の領だけ
近衛軍ですら保有していない)さえ持つなど、小規模ながら近代化された精強な部隊である。
ただ、近衛軍のような職業軍人では無く、普段は一般市民として生活している領民で構成されており、
練度面での不安は拭えない。
主人公
↑の諸侯軍に所属するライガー乗り。普段は領主邸で働いている。
領主にゾイド乗りとしての才能を認められ、ライガータイプ(どこぞの試作機だとか)を与えられる。
神々の怒りによる大災害で文明は絶えたと思われていたが、
中には天上に逃れた者が存在し、その子孫が現在でもその技術を継承し続けている。
一部の人間にはソラノヒトと呼ばれている者達の事であるが、
実は彼等とは別の方法で神々の怒りを乗り切った者達も存在するのである。
ある者達は大地が海に飲まれる事を事前に察知し、海底都市を作り上げ、そこに移り住んだ。
またある者達は地底に地下都市を作り上げ、そこに移り住んだ。
その為、前者はウミノヒト、後者はチカノヒトと呼ばれている。
神々の怒りの際に箱舟として人々を天に運んだギルドラゴンであるが、
あの外見からは想像も出来ない程内部は過ごし心地が良く作られていた為
付いた別名がギルドラゴンホテル。
もし神々の怒りが発生しなければギルドラゴンは高級移動ホテルゾイドになっていたかもしれない。
BLOXを共通規格として広く公開し、多数のサードパーティーの参画を得ることで価格を低下させ、製品の
バリエーションを増やす。
その一方で中枢である人工コアの供給を独占することで惑星Ziのゾイド市場を掌中に収める。
これがZOITECの真の目的であった。
しかし、ネオゼネバスにより、その目算は狂わされた。
廉価なBLOXを主力に据えようとするネオゼネバスはじめ、各国からの膨大なBLOXコアの受注は、ZOITECの
生産能力を超えており、各地でコアの遅納が慢性化。いたるところにコアブロックのない機体が溢れかえった。
遅納に業を煮やしたネオゼネバスは、ZOITECの抗議を押し切って独自にBLOX互換の人工ゾイド「キメラブロックス」
の開発・量産化に踏み切ってしまう。
ビジネスチャンスを奪った上に、パテントに抵触するキメラブロックスに対しZOITECは激怒。
以後、自社の傀儡とした共和国残党軍の尻を叩き、対ネオゼネバス戦争に傾倒していくのである。
一方、ガイロスではBLOXに距離を置く姿勢を取っていた。
もともと国内に多量のゾイド資源を持ち、加えてOSによるコアの増殖・促成技術が確立したガイロスでは、そもそも
通常ゾイドの不足を補うため生まれたBLOX導入の動機が希薄だったと言える。
そのため、軍事力の根幹であるゾイドの供給を他国に握られることを可としなかったのだ。
加えて、長らく惑星Ziのテクノロジーをリードしてきた技術工業大国としてのプライドが、外国製品であるBLOXへの
迎合を許さなかったのだとも言われる。
その点、利に聡い民間企業は柔軟に時流に対応した。
民生分野では多数のBLOXが輸入されて実用に供されたばかりでなく、ガイロス各メーカーはサードパーティーの
一員として大量のBLOXパーツを輸出している。
エナジーライガーの防御力が高めに設定されている件について。
あれだけスピードがあるのにあの防御力は反則だろ?と思う者も多いだろう。
しかし、ここで私は逆にむしろあれだけのスピードだからあの防御力が必要なのでは?
という可能性を挙げてみたい。
考えても見て欲しい。エナジーライガーはライガーゼロと
比較して遥かに重く、同時に倍のスピードを持っている。
ライガーゼロを時速100キロで飛んで来る野球のボールに例えるなら
エナジーライガーは時速200キロで飛んで来る砲丸になるだろう。
野球のボールならば時速100キロで壁にぶち当たっても跳ね返るだけだが、
砲丸が時速200キロで壁にぶち当たれば砕け散ってしまう。
そう、エナジーライガーの防御力の高さは自分自身の強大なパワーとスピードに
自分自身が自壊する事を防ぐ為だったのである。
ZAC2050年代にガイロスが試作した戦略輸送/爆撃機の研究試作機。
イグアナ型ゾイドの例外的に巨大化した変異体をベースとしている。
コスト削減のために操縦席その他のコンポーネントをヘルディガンナーから流用しており、200mに達する巨体に
比して異様にアンバランスなフォルムが特徴。
イグアナ型ゾイドは海岸べりで生活しており、浅い海底を這うように泳ぎ回って小さな生き物を補食して生活している。
この生態を利用し、超低空侵攻能力に優れた大型航空ゾイドの開発を企図したものとされている。
「閃光師団はよかとねー」
「ホバーカーゴとは言わんとぉ、ばってん…」
「やかましい!オールでこがなくていいだけ有難いと思え!」
「こんな時に冗談ばっかり言いやがって、お前は怖くないのか?」
「五十年前に爺ちゃんたちができんかったことを、おい達がやれるのは光栄ですたい」
エナジーライガーの特徴といえば、何と言っても最高速度660km/hを叩き出す機動性能。
しかし、エナジーライガーの駆動系統やスラスターが従来機と卓絶した性能を持っているわけではない。
秘密は、コアからの神経伝達を機体の制御信号へと変換するコンピュータ及びソフトウェアの高速化。機体各部の
伝達系の改良にある。
こうした地道な部分での努力により、エナジーライガーの反応速度は初期型ライガーゼロの二倍以上に達している。
従来機ならば回避が間に合わず衝突事故を起こしてしまう速度域でも、難なく行動出来るのだ。
ゴジュラスギガの巨大ゾイドの次元を超えた反応速度に代表されるように、同様の技術開発は共和国でも進められていた。
ゼロについても、BLOXへの対応化を含めた後期型への改修で反応速度の向上が図られている。
その結果として、ジェットファルコンとの合体でエナジーに伍する機動性を発揮し得たのである。
戦場やゾイドバトル会場など、とにかくゾイド&戦いが関係する場所には
「敗北の黒い豚型ゾイド」が住むと言われている。
この豚型ゾイドに憑かれたら、どんなに実力のあるゾイド乗りでも必ず負けてしまうという。
酷い時にはその軍全体で豚型ゾイドに憑かれて敗北してしまったと言う事も。
あまり知られてはいない話だが、旧大戦でマイケル=ホバートがデスファイターで
マッドサンダーを迎え撃とうとした時、正面を黒い豚型ゾイドが歩いているのを見たと
証言していた事や、その後、ヘリック対ネオゼネバスの共和国首都奪還戦でも
戦後、ネオゼネバス側で一兵卒から皇帝に至るまで、数多くの人間が黒い豚型ゾイドを見たと
証言している。この黒い豚型ゾイドとは何者なのか?という研究は現在でも行われているが、
その正体は一切定かでは無い。
ジェネシスでソウルタイガーがバイオトリケラに行っていた回転攻撃について考察。
ゾイド世界では一応自分自身を回転させる攻撃方法は正式には確認されていない。
(ゾイド少年隊はゾイドがキットとして存在する世界なのであえてここには入れない)
それどころか自分自身を回転させる攻撃はおそか、ドリル兵器自体が確認されている以上
一部の機体にしか装備されていない。
これについて惑星Ziの産業革命、つまりチキュウと言う世界から来た異世界人との
コンタクトに焦点を当てて考えてみた。元々ドリル兵器と言う概念自体が、
他の技術と共に彼等異世界人からもたらされた代物である。
それ以外にも、彼等から様々な物がもたらされたのであるが、その中に
彼等の作った「物語」と言う物があった。
その物語の中には「己自身がドリルのように回転して敵を貫く鋼鉄の巨人」
と言うものが存在し、その一部が神々の怒り以後の世界にもなんらかの形で
言い伝えられたか、資料がどこかに残っていたかして、
それをセイジュウロウが直接見たのか、はたまた人から聞いたかした結果、
彼が己自身をドリルに見立てた攻撃を編み出したのではないかと考えている。
もっとも、目が回るだろうから素人にはお勧めできない。
>それどころか自分自身を回転させる攻撃はおそか、ドリル兵器自体が確認されている以上
>一部の機体にしか装備されていない。
(;´Д`)・・・??
>>529 マッドサンダーとかジェットファルコンとかBFとかグランチャーとか
本当に数える程しかないって意味では
スピノサパー。
この機体はスピノサウルス型と言う西方大陸で安定した固体を有していた完全野生体である。
ライガーゼロやバーサークフューラーに使われた完全野生体に比べれば明らかに劣るが、
その数とその生活習慣から来る地形適応率の優秀さを見込んで共和国は開発したらしい…。
実際の性能は我が帝国の誇るダークスパイナーには劣る物だが非常に厄介だった。
同士討ちを狙った計画がこの機体の所為で最終的にプロイツェン閣下を失う事となったのだ。
その忌々しい工作能力は今まで開発された住建機や開発作業を行うどのゾイドより優れ、
彼等が数機程歩いて通った跡にはホバーカーゴ等が何の問題も無く侵攻してくるのだ。
その工作能力によりガイロス帝国の将官は敵侵攻ルートを読み違える事が多数発生。
数の趨勢により明らかに有利であったにも係わらず、
少数の機体に撃破されているケースが多く確認されている。
開発した共和国自体は大して役に立たなかったと覧ているようだ。
しかし地形に対する適応の徹底強化と言う設計思想は、
ガンタイガー等のSSゾイドに活かされる形で元を取ることができそうだ。
更にデルポイ本土で鹵獲できた当機は共和国の残党狩りでも我が軍の機体の花道を作りあげ、
迅速な壊滅に一躍買っているとの事だ。
今こそ共和国の残党は自ら作り上げた機体の真価に怯えていることだろう…。
俗に「槍持ちデッドボーダー」と呼ばれる機体は他のデッドボーダーと
別物の様な印象で捉えられているが、この槍持ちデッドボーダーと言う存在が
公式に入るのか否かは別として、この強さに関しては
「パイロットの勝利」であった事を知る者は少ない。
考えても見て欲しい。槍投げでサラマンダーとレイノスを一緒に串刺しにするという技が
並のパイロットに出来るだろうか?答えは否であろう。
やはり相手にインパクトを与えるには最初が肝心。いきなり強力なエースを起用する事で
暗黒軍にはこのような者達がゴロゴロいると共和国軍に思わせる暗黒軍の作戦だったのである。
だが、それが裏目に出た。「いきなりそれ」だった為に共和国軍の目が肥えてしまい、
それ以降に登場したデッドボーダーが普通化してしまったのは周知の事実である。
あれはパイロットが乗ってたかどうか怪しいな
ネオゼネバス帝国はゼネバス砲やキメラブロックスなど、己の手を汚さずに悪逆な
事を平気でする卑劣な者どもの集まりである。
ヘリック国立図書刊「嫌ゼネバス流」より
ヘリック共和国の奴等は我々がせっかく兵士の犠牲を最小限に出来る様な
新戦法として確立させたゼネバス砲やキメラブロックスなどを、
ディメトロプテラによって従来の正面から兵がぶつかり合う全時代的な
戦いに戻してしまった往生際の悪い奴等だ。
ネオゼネバス国立図書刊「嫌ヘリック流」より
スピノサパー妄想
スピノサパー、この機体は閃光師団から、足が遅いくせに俺達の前を行くと不評の限りをつくしていた。
だが、余裕をもった機体はBLOXのパーツを各所に装備する事で電撃戦を除くほぼ全ての作戦に参加可能と言う、
戦術、戦略的価値は高く、なおかつ余裕のある設計はパイロットのストレス減少に一役買っている。
だが、そのせいで機体性能や評価は低くなり(一説によると評価は閃光師団がしてるとのこと)、
共和国全体からスピノサパー不用論が出ていた。
が、帝国ではいち早くスピノサパーに匹敵する作業ゾイド必要論が登場、
期待の鹵獲と同時にスピノサパーのコピー機体まで作って、大々的に使用している。
ネオブロックスのビース共和国とダイナス帝国はゾイテックの新規格ゾイドの設定を利用した
ブルーシティのテレビ番組ではないかと妄想した。
ゴジュラスはゾイテックが記念に作ったって感じで受け取れる。
もうひとつのゾイドジェネシス
ムラサメライガーはいわゆる「再生」の力を持ったゾイドであったが、
もうひとつの(略)では「破壊」の力を持ったゾイドが主役。
ラスボスはムラサメ同様に再生の力を持ったゾイドで、その力で失われた文明を
再生させようとする。その点で当初は一般市民から快く受け入れられたに思えたが、
実はその文明はかつて惑星全域を恐怖で支配した恐ろしい文明であり、ここで
ラスボスの目的が失われた高度な文明の力で民の生活を豊かにするのでは無く、
失われた恐ろしい力で世界を支配する事が目的だと発覚する。
一方主役の方はその破壊の力によって当初は「世界を滅ぼすもの」として煙たがられていたが、
実は「ゼロへの新たな希望の為の破壊」という事実が発覚後は、再生の力で恐怖帝国を
再生させようとするラスボスへのアンチテーゼとして人々の希望になる。
そして破壊ゾイドと再生ゾイドが激突した時、戦闘力では破壊が上回りる為に押しているように見えたが、
無限に再生を続ける再生ゾイドの前に次第に押されていくが、それでも破壊ゾイドは破壊を続ける。
しかし、どんなに破壊してもすぐに再生してしまう再生ゾイドに対し、破壊ゾイドは消耗が大きくなり、
勝敗は再生の力の軍配が上がると思われたが、最後の最後で再生の力の源を見つけ出し、
そこを突く事で何とか逆転勝利した。
ダイナス帝国の猛攻に苦戦していたビース共和国は、遂に切り札を発動した。
それは、古代文明で使われていたといわれる非ブロックスゾイドの遺伝子解析である。
特に敵の主力であるラプトイェーガーに対抗すべく、共和国はラプトと同等の力を持つ恐竜型、
恐竜型ゾイドを多数屠ったというライオン型の二つの遺伝子を解析完了した。
その情報を組み込んだのがLBシリーズであり、ゴジュラスとムラサメライガーは、
遥かな時代の壁を越えて再び戦場に舞い戻ることとなったのだ。
一方、ダイナス帝国も古代遺跡から旧時代のゾイドの遺伝子を入手していた。
狙いはもちろん、ビース共和国を圧倒するゾイドの開発である。
彼らは知らなかった。自らの行為が前時代に存在した帝国のそれと変わりない事を・・・。
539 :
亡国の徒:2006/05/14(日) 00:55:29 ID:???
西方大陸戦争において、劣勢をはね返して共和国を勝利に導いたデストロイヤー砲だが、戦術核を投射するこの
大量破壊兵器の残虐性は、内外から多大な非難を浴びた。
その結果、共和国内には無差別の破壊をもたらす長距離砲や絨毯爆撃に対しても否定的な見解が支配的になり、
いきおい新たに投入されるゾイドは直接照準、ひいては有視界戦闘に特化したものが多くを占めることとなった。
ゴジュラスギガ、あるいは稀少な重爆撃機であるサラマンダーを輸送機に改造したのも、こうした世論に押された
部分がある。
自国軍の蛮行をセンセーショナルに煽り立てた共和国のマスコミや市民団体には、裏でプロイツェンが糸を引いて
いたとも言われるが、今となっては立証する術とてない。
ゾイドの機種交代は、機体設計の陳腐化に加えて、生物であるがゆえの制約も大きなファクターとなっている。
ある機種のゾイドを大量生産すれば、素体を乱獲することとなり、個体数の減少を招く。
それを補うために保護活動や人工繁殖、促成培養を行うと、今度は生物として弱体化が起こり、素体としての価値
そのものが損なわれてしまう。
オーガノイドシステムによる強化とクローニング、促成培養はその解決策となると考えられたが、これとて遺伝子の
多様性が失われることによる、伝染病や化学兵器に対する脆弱性の問題がある。
いずれにしても、繁殖力の弱い種では、そう遅くないうちに上述したような問題が表面化してくる。
ならば繁殖力の強い種は。となると、今度は兵器として脆弱であるため消耗のペースが早く、やはり同じ壁に突き
当たってしまう。
結局、戦闘ゾイド素体はおおむね2〜30年程度で実用に耐えなくなり、再び強健な野生体の数が揃うまで、利用再開
には数十年のインターバルが必要となる。
地球においては、兵器とは明確な要求目的があって作られるものであるが、ことゾイドに関しては使途が見えてこない
行き当たりばったりな開発方針が目立つ。
それは特に戦時において、まず個体数が十分にあるゾイドを見繕い、その特性に合わせて兵器利用のあり方を
模索するという、物事の順序の逆転が起こっているためである。
三ヶ国共同開発のムラサメライガー。
高速換装にこそ対応していないものの、CAS機同様エクステリアの仕様変更が容易な機体構造を持っており、
広範なバリエーション展開が可能であった。
そのため、三ヶ国すべてで制式仕様が異なっている。
ムラサメライガー
共和国軍仕様。
野生体の持ち味を引き出した軽装な機体に、最小限の重量で最大のパフォーマンスを発揮する可動範囲の広い
ロングブレードを装備。
熟練が要求されるが、それだけにツボにはまると高い戦闘力を発揮する。
競技用としても人気を博した。
ハヤテライガー
ネオゼネバス仕様。
シュトゥルムフューラーやエナジーライガーを産んだネオゼネバスらしい超高機動型にデザインされている。
新方式のハヤテブースターにより加速率が大幅に向上。
ショートブレードを両前肢に装備する珍しい形態をとっている。
ムゲンライガー
冬季迷彩が特徴的なガイロス仕様。
技術先進国の自負か、フレームシステムも独自のチューンがなされスピードよりトルクが重視されている。
重力兵器の復活で物議を醸したが、現行では旧時代の破壊力にはほど遠いようである。
軍制式仕様と民間型で主武装が異なり、軍仕様は長砲身の加速ビーム砲を装備。
しかし知名度では副腕式ロングブレードの二刀流の民間型が圧倒的に優る。
なお、ムラサメシリーズは三機種が存在したのではなく、一つのゾイドから三種の形態へと任意に変移=エヴォルト
するとの説もある。
しかしそれを可能とするメカニズムについては不明で、いわく遺伝子に刻印された設計図を呼び出し、金属細胞の
増殖とアポトーシスを駆使して瞬間的な変態を行う。
いわくナノテクノロジーによる構造変換である。
いわく地球人の次元航行技術を応用した転送による換装である。
と、諸説入り乱れており、今後の調査が待たれる。
いわゆる決戦ゾイドに区分される機体のうち、セイスモサウルスは最軽量である。
姿勢も低く、運用構想的にも威風堂々というには遠い。
これをたてに、セイスモが決戦ゾイドとしての心理的効果に欠けると批判する向きもあるが、実際にはまったくそんな
ことはなかった。
そもそも、いかに巨大な決戦ゾイドと言えども、目視で確認できるのはその周囲数キロの範囲に限られる。遠目に
見える豆粒のようなシルエットで威圧感も何もあったものではない。
数も少なく、末端の兵隊にはろくに縁のない旧来の決戦ゾイドに比べ、基幹火力として常に戦列に加わっている
ゼネバス砲の閃光がもたらす破壊は、戦場のどこでも見受けられた。
その光景は共和国軍の全将兵を恐怖のドン底に叩き落とし、ネオゼネバスの将兵には常にセイスモの加護のある
ことを知らせ、百万の勇気を与えたのである。
LBゴジュラス、LBムラサメは
ビース共和国とダイナス帝国の板ばさみにあって肩身の狭い思いをしている
小国が自国防衛の為に開発し、配備したゾイド・・・なんて事を考えていた時期が私にもありました。
>>543に追加
その小国は思いっきりビースとダイナスの境目に位置し、
表向きには中立を表明している為にビース、ダイナス両国
製品が入って来たりして、商業が発達してるので小さくも豊か。
機獣化するモチーフにこだわる両国と違って恐竜動物分け隔てなく
使用するのは中立国ならでわ。
真オーガノイド第一号は海サソリ型ゾイド・デススティンガーであった。
だが、同じく真オーガノイドコアの使用を想定し設計されていたデスマンティスはカマキリ型ゾイドである。
これは何も設計ミスではない。
真オーガノイドの真に恐るべき点は、無限の成長能力に加えて、如何なる身体に搭載されても
即座に順応できるという点である。例えば、デススティンガーからコアを抜き取り
セイバータイガーのボディに移植したとする。すると、コアはたちまち神経形成を始め
一日もせぬ間にそのセイバーは全く新しいゾイドへと変貌を遂げてしまうのだ。
理論上は、暴走したデススティンガー1号機も小型ゾイドタイプ・インターフェイスによって
完全に制御下におくことが出来る。現在生産されているデススティンガーの量産機は
オリジナルのデッドコピーに過ぎない不完全な物だが、もしネオゼネバスが――あるいは別の国が、
完全な真オーガノイドコアの製造法を突き止めたなら、どんな身体にも順応できる性質を活かし
おそらく惑星Ziの地上にはかつて人類が見たことの無い異形のゾイドが跋扈する事となるであろう。
>543
何気にアーカディアっぽい
もしも神々の怒りが起こらずに惑星Zi人がそのまま進歩を続けていれば
ゲッ○ーエン○ラーばりに惑星サイズの巨大ライガーで宇宙を荒らしまわる
存在になっていたかもしれないなんて妄想をしてるのは私だけで良い
バイオゾイドに使用されているヘルアーマー、それを構成するバイオメタルに関する記述。
バイオメタルの正体は、惑星Ziの原始的な寄生生物である。
この生物は極めて小さく、群れを成して液状の姿をとる。まさに生けるナノマシンとも呼ぶべき存在。
寄生生物であるから当然、宿主となるゾイドの命を吸う。その対価として、宿主を守るために外部的な
衝撃や熱、その他諸々の攻撃に対する絶対的な防御力を提供する。
以前から確認されていたこの生物の特質を軍事転用したのがバイオゾイド及びヘルアーマーなのだ。
バイオゾイドの寿命が短い理由は、ひとえにこの生物が常にその命を吸い続けている為
である。また、ヴォルケーノに搭載された生体エネルギー変換システムは
遺伝子操作によって作られたバイオメタルの亜種を維持するのに必要な機構。
クリムゾンヘルアーマーを構成する生命体は、通常種より多くのエネルギーを必要とする。
リーオ鋼の攻撃をも弾く脅威の防御力を実現する為にそうした欠陥が生まれたのであって、
生体E変換システムが無ければヴォルケーノの性能は大幅にダウンする。
事実システム撤去後のヴォルケーノはバイオ粒子砲の威力なども大幅に減衰した。
バイオ粒子砲は本来、バイオメタルによって吸収された生命エネルギーを逆に再吸収し
縮退させて撃ち出す兵器である。ゆえに、発射中およびその前後はバイオメタルの強度が落ちる。
ムラサメライガーがヴォルケーノにブレードを突き刺せたのはこの瞬間を捉えた為だ。
ヴォルケーノの場合は再吸収したエネルギーのブースターとしてパイロットの生体Eを
利用していたが、バイオティラノの場合は全く違った機構となっている(後述)
リーオがヘルアーマーに対し効果を発揮するのは、リーオを構成する物質がバイオメタルにとって
致命的な振動を帯びているためで、そもそもリーオ鉱石は接触する生物の精神活動に反応して
固有振動を変化させる性質がある(リーオも生命体だという説がある)のだが、
自我を持たない通常のバイオメタルではこの振動に打ち勝てない。
クリムゾン以上のバイオメタルは、パイロットやゾイドの精神活動と密接にリンクして
性能が変化するので、リーオの絶対的な攻撃能力を打ち消すに足る
反振動を発生させる事ができるのである。
また、バイオゾイドの頂点に位置するバイオティラノは装甲から粒子砲のシステムに至るまで
特殊技術の塊である。
ダークネスヘルアーマーはバイオメタル生物亜種だが、製造工程は明かされていない。
実際の所、その過程には捕虜とした討伐軍兵士が使われている。
装甲表面に定着させる以前のバイオメタルのプールに人間を放り込むと、バイオメタルは
たちまちその人間の生命を吸い尽くし、ミイラのような状態にするか白骨化させてしまう。
これを数百人単位で繰り返すと、個々の意志が消えるほど混ざり合った人々の怨念が
バイオメタルに宿り、どす黒い暗灰色に変わるのだ。
この状態では装甲そのものが憎悪、悲しみ、恐怖、苦痛など強力な負の意思を持ち
リーオの攻撃すら定常状態ならその振動を完全に無効化する。また、既に生体Eは
飽和を通り越した臨界状態にあるのでゾイド自身の寿命を縮めることも無い。
さらに、装甲に蓄積された生体Eと、ナンバー製造過程に使われる魂の具現化技術を応用して
具現化された負の精神エネルギーを混合し縮退、粒子ビームとして発射することで着弾点に一次相転移を起こさせる。
相転移発生の際生じる真空が周囲の全てを(光さえも)引き込むため、ブラックホールのような
視覚効果が生まれる。武帝ジーンはこの兵器を「神の雷」と名づけた。
ダークネスヘルアーマーを破る為には、きわめて純度の高いリーオ鋼がもつ
潜在的ポテンシャルを限界まで引き出しての攻撃しかない。
ルージ・ファミロンとムゲンライガーによるラストアタックの際に生じた光の翼のような
視覚効果は、ブレードのリーオ鋼が全ての内包エネルギーを解放した印であった。
カスタムブロックス、それは東方大陸で局地紛争を起こした二国家に
ZOITECとZi-ARMSがそれぞれ供給している小型兵器である。
二国家独自のX-ZOIDSというべきネオブロックス規格体との合体には
ワイツウルフやデスレイザーで培われたコアや装甲の分離・融合技術が使われている。
平和な時代に起きた久しぶりの紛争に、両社の介入は更にエスカレートしていくこととなる・・・
551 :
546:2006/06/05(月) 18:59:36 ID:???
543、544を見て思いついた事。
ビースとダイナスはもしかしたら別の大陸と言う可能性が高いが、別の説を思いつく。
LBZを作った国がビースとダイナスに挟まれた国がゲームよりも更に遠い未来のアーカディアではないかと。
今後も増えていくLBZを見てるとその国には過去の大量のゾイドのデータが保管されていると思われる。
また、アーカディアは技術の応用が得意と思われる所が有る。
>>551 ビースとダイナスのどちらにも味方しないってのは両方ともに敵対するのと同義だから
自国防衛の為にモチーフに関係無く優秀なゾイドを欲したってのもあり得なくないな。
その結果誕生した恐竜と動物の混成部隊がビースとダイナスの神経を逆なでして
大変な事になったりしそうだが、それでも何とか頑張って両国の橋渡しになるなんて
話を考えていた時期が俺にもありました。
ネオブロストーリーはヘリックVSネオゼネバス終了後。
ビース共和国は実はヘリック領の小島にある小国家の。そのため国旗が稲妻である。
また、ダイナス帝国はヘリックとの停戦に合意しなかったガイロス帝国軍の一部隊。
飛竜十字に見えなくもないのはそのため。
ダイナス帝国はヘリックへの上陸作戦の手始めとしてビース共和国へ侵入。
ついでにチェンジマイズ材料も貰おうとする。
あまりにも突然の侵略のため、ビース共和国には本土に連絡する暇がない。
そのため機体性能がゴドスよりはましと言った程度の機体で対抗。
ダイナスはガイロスから異端視されたため、まともな機体を取り上げられ、無謀にも
イグアン並の機体で侵略。ダイナスは優勢のため井の中の蛙となっている。
554 :
548:2006/06/15(木) 20:09:07 ID:???
(元ネタ:ワイルドアームズかサガフロ)
『デッドリーコングの背面に搭載された物体』
惑星Ziに生息するゾイドの中には、他のゾイドに寄生して生きるものも存在する。
それらは宿主のコアから生命力を吸って生き永らえるのだが、宿主が死ぬと
次の餌食を見つけない限りすぐに死んでしまう。そのため、宿主が他のゾイドに殺されないように
生命を奪う代償として強大な力を与えるという共存関係を結ぶ物が多い。
前述のヘルアーマー技術で使用された液状生命体は宿主に絶対的な防御力を与えた。
対し、デッドリーコングに使用された寄生体は宿主のコアを刺激し、常識を超えた攻撃力、
生命力、運動能力などを与える存在である。これを神として崇め、ゾイドを生贄に
捧げていた部族は『聖痕<スティグマータ>』と呼んでいたようだ。
デッドリーコングはその生物をゾイド強化用ユニットとして軍事転用した最初の機体だった。
第一次生産で作られた七機は、それぞれ違った寄生体を色違いの拘束ボックス『聖櫃<アーク>』
に閉じ込めた上でアイアンコング野生体の背中に寄生させ、両者のコアが結合を果たした所で
戦闘用ゾイドに改造した物。
『スティグマータ』が与える恩恵は基礎能力の向上のみでなく、電流などの負荷を掛けることで
宿主と自分の生命が危険と誤認させると、コアの共振現象によって特別な能力を解放する。
以下に、七号機までの寄生体コードネームと特殊能力をリストアップする。
一号機:『叡智の棺』…索敵範囲と制度を爆発的に上昇させる。後にこの状態専用の索敵システムが増設された。
二号機:『天魔の棺』…免疫を持つ自分自身と宿主以外には致命的なウイルスを発生させ空気中に散布する。伝染性はなく、半日で死滅。
三号機:『時の棺』…体感時間を引き延ばし、定常時の2倍の速さで行動できる。膨大なエネルギーを消費する為一度のみ。
四号機:『力の棺』…定常時、宿主に与えるよりも遥かに大きいパワー、凶暴性を引き出す。
五号機:『命の棺』…宿主の再生能力を異常なまでに高める。発動中、宿主はコアが砕かれぬ限り不死身。
六号機:『呪詛の棺』…アーク蓋部が排除され、寄生体が無数の触手を周囲に放つ。触手は敵味方関係なく周囲のゾイドから生命を奪い取る。
七号機:『禁忌の棺』…実験開始と同時に施設が消滅した為、詳細は不明。自爆の類ではない。
二次生産以降の正式量産型は、遺伝子操作で調整された寄生体を使用している。
これらは上の七機のような破滅的な力は持たないが、戦闘力はアイアンコングの格闘特化版
といったレベルの物に過ぎない。ディガルド武国と討伐軍の戦いにおいてガラガが搭乗していたのは
発掘された量産品であったと思われる。
バスターフューラー。ある意味でこの機体は究極の性能を手に入れた。
飛行能力の追加は空飛ぶ荷電粒子砲台の誕生を意味し、バスターキャノンの追加は
仮想敵であるライオン型、ことにゼロが持つEシールドに対しての有効打となった。
高速飛行からのバスタークローはゼロファルコンのそれに比べても遜色ない破壊力を誇る。
ゼロファルコンとエナジーファルコン、そしてバスターフューラーが揃いぶみしていたならば、
通常のバトルとは次元の違った戦いが繰り広げられていたかもしれない。
1000円で買ったバスフュ見ながら妄想
衝撃の事実!! 惑星Ziにおいてもキャトルミューティレーションが発生していた!!
何時頃か、各地で野生のディバイソンの変死体が次々に発見されるという事件が発生した。
それは共通してコアやその他各部など、とにかく体の一部が切り取られ、血が一滴も残らない状態で死んでいた。
当初は帝国側がディバイソンの増産を防ぐ為に行った妨害工作だと思われていたが、
余りにも不可解な事が多くあった。それは最先端の技術を持ってしても不可能な程に切り口が綺麗過ぎたのである。
レーザーを使っているのでは?とも思われたが、それならば焦げ跡が残るはずである。
しかし、キャトルミューティレーションに遭った野生ディバイソンの切り口には
一切の焦げ跡は無く、地面にも血がしみこんだ形跡は見られなかった。
中には常識の通用しないまた別の何かが関与しているのではないかと言う研究者もいるが真意は不明である。
戦闘ゾイドの傑作、優秀機とされる機体の中に、ほぼ全てに当てはまる事柄がある。
野生体が群れで行動することである。
レッドホーン、ウルトラザウルス、アイアンコング、イグアン、モルガといった、ほとんどが群生相の草食種は言うに
及ばず、ライガー、ウルフ、ラプトル、ティラノサウルスといった肉食種も例外ではない。
群れで行動するゾイドは、部隊で最も強力な、リーダーとなる個体を指揮機に据えることで、無理なく集団による
作戦行動に適応させることができる。
また、特に大きく強力な種は、その威を借りる小型の草食種、あるいはおこぼれに与ろうとする小型肉食種、大型種に
付く寄生体を専門的に食べる種など、複数の種からなる大集団をしばしば形成した。
こうした特性は、超大型ゾイドを核とすることで、幾多の機種で構成される諸兵科連合部隊の編成を、本能に反しない
形で実現できる、惑星Ziの軍制の根幹をなす要素となった。
唯一に近い例外が、旧ゼネバスのタイガー種である。
この種は形態が酷似する地球のトラ同様、単独相である。
強力な肉食種が少なかったことから、ゼネバスでは部隊行動での不利を承知でタイガーを採用したが、この宿業から
最後まで兵器としてのタイガーは逃れ得なかった。
共和国に対する物量・戦力劣勢をある程度克服したガイロスでは、部隊行動に適さないタイガー種に見切りを付け
はじめていた。
大規模作戦へのタイガーの投入が少なかったのも、OSの搭載化が試みられなかったのもそのためである。
ネオブロストーリーに登場する非合法ゾイドバトル競技「ZIEL」に関して
仮説1:スラゼロの闇バトルみたいに金持ち同士が金を賭け合うようないかにも闇な感じのバトル
仮説2:バキの地下闘技場みたいな純粋に最強の座を求める者達が集まる、非合法には違いないが
そんな悪そうなイメージは感じられないようなバトル。(ただしルールは闘技場の中なら何でもアリ)
ケーニッヒウルフ「狼牙」
開発者がカスタマイズした機体を持ち逃げしてしまったことで有名なケーニッヒウルフだが、この
Dr,BABA謹製の「銀牙」の兄弟機と言える機体である。
元々ケーニッヒウルフは当初の設計案にコスト削減の為コマンドウルフの設計を無理に取り入れたことで
様々な問題を抱えることになったが、本機はその初期設計案をかなり忠実に再現しており、量産機の
抱えている諸問題は完全に解決されている。
半ばDr,BABAの腹いせ同然に試作された狼牙は彼の友人であり、ケーニッヒ野生体の第一発見者だった
とある軍人に託され戦場を駆けることになる。
外見上はノーマルのケーニッヒとほぼ相違ないが(廃熱フィンは本来イオンチャージャーとして設計されている)
1度大きな損傷を受けた際にガイロス帝国基地で修理を受けており、狙撃スコープの色が異なる。
ちなみにこの修理のデータが後の帝国軍ライセンス生産機であるケーニッヒE型、Mk-Uの開発に大きく貢献したことは
ある意味皮肉である。
ダンブルばあちゃん仕様ケーニッヒ作ると緑クリアのスコープパーツが余るんでちょっと妄想。
実は地球人類が宇宙に飛び出す時代になっても何故かスーパーカブが愛用されており、
惑星Ziに持ち込まれた際にも大ヒット。
ネオゼネバス建国当初、「自称ゼネバス皇帝の血筋」が大挙現れていた。
妄想スレもいろいろあるなぁ
最下層age
565 :
名無し獣@リアルに歩行:2006/11/16(木) 02:42:21 ID:Lk4RGbcd
…てないなと
ageても反応無しかよ
ネオプロックスは何か同じ世界観になる話は無いか考えてみた。
ジェネシスと銀色の神獣辺りは有りそうな気がする
ブロックスはゾイド全体を稼動させるのには力不足でも
武装として一芸に特化させる場合は十分すぎる程のパワーを発揮する。
その特性を利用したのがいわゆるカスタムブロックスである。
決戦ゾイドと呼ばれる機体は、時としてその能力が戦争自体の帰趨に直結せしむるほどの重みを持つ。
そうしたゾイドは軍によりしばしば国家そのものとも同一視され、国のありようを体現するものとしてデザインされた。
ウルトラザウルスの巨砲、雷神マッドサンダーは、共和国の国章にもある、中央大陸を侵す蛮族に下される
裁きの雷のイメージを体現している。
ゴジュラスギガもまた核砲を雷に見立て、そのカラーリングも当時の共和国の国旗からとられたものである。
ギル・ベイダーがガイロスの象徴たる龍であることは最早言うまでもあるまい。
ガイロス色を排したゼネバス純系の決戦ゾイドとして生まれたセイスモサウルスも然り。上空から見るとき、
うねる蛇体と、全てを薙ぎ払う閃光の剣は、そのまま旧ゼネバスから継承した国章そのものである。
ゴジュラスとアイアンコング。
宿命のライバルと名高いこの両機は、格闘のゴジュ、遠距離のコングとそれぞれ得意分野が分かれている。
しかしコングはゴジュの倍以上の速力を持つ機敏なゾイドで知られる。装甲強度も優る。
闘争心の塊のようなゴジュラスとの気質の差を鑑みても、スペックだけ見ていると格闘でもそうそう後れをとるものかと
疑念を禁じ得ない。
そこには、数字で表せない、双方の身体構造に起因する格闘戦への適性の厳然たる差が隠れている。
コングの格闘といわれれば、俊敏にして華麗なボクサースタイルを想像する者も多いだろう。
しかしそのイメージは全くの誤りである。
雄大な上半身に比して、コングの下半身はあまりに貧弱で、人間並みにそのリーチと膂力を活かしたパンチを
撃つことが出来ない。コングの拳は見かけ倒しの攻撃力しか持っていないのである(それでも格下の相手を叩き潰す
には十分すぎるが)。
また、コングの腕は脚と兼用である。よって、腕として使っている間はフットワークが失われる。純粋な腕と比べ、
瞬間々々で攻撃のチャンスも限定されざるを得ない。
それに比べるとゴジュラスはさながら全身これ格闘兵器である。
重心が低く、尾も加わってスタンスが強力な直立恐竜型は、人間より遙かに大きく上半身全体を振ることが出来る。
一見して貧相な前肢も、踏み込みとダッキングにより外見を裏切る速度とリーチ、必殺の威力を持つ武器となる。
牙と尾に関してはもはや言うまでもあるまい。
格闘におけるコング最大の武器は、純粋に腕の力のみを活かした締め技であった。
ゴジュとコングの対峙は、四つの武器を駆使するゴジュラスの阿修羅の如きラッシュを前に、コングは間合いを保ち、
背後をとって首を刈るチャンスを狙うという形で推移したのである。
>格闘におけるコング最大の武器は、純粋に腕の力のみを活かした締め技であった。
馬場正平(後のジャイアント馬場)と人間発電所ブルーノ=サンマルチノが
初めて試合した時、ベアハッグで胴体を締め上げるブルーノに対し
馬場はベアハッグに耐えながらひさすらブルーノの首にチョップを連発して
双方引き分けに終わったと言う話らしいけど、何となくそれを連想した。
馬場のチョップって、そりゃ一般人には充分痛いだろうけど
同じくらいの体格持ってる相手に効くモンだったのかねー。
>>572 若い頃の馬場は凄かったと思うけど。
ここでプロレスと言うと八百長だろとか言う人いるけど、仮にそうだったとしても
馬場がまだ若かった頃のアメリカは真珠湾攻撃を引きずって反日的な所が強かったらしいから
日本人が勝つようなシナリオをアメリカプロモーターがやってくれるわけがない。
それすなわち馬場は実力で勝利してきた事になる。
アイアンコングの長い腕から繰り出されるパンチは射程が長く便利な様に見えて
実はその分遠くからの攻撃となり回避されやすいというリスクも抱えている
あと、懐に潜られると長いリーチが災いして攻撃手段が無いとか。
そんな時は肉体言語w
旧カードゲームには捕縛射撃だか何だかのカードにゴジュを必至に抱き締めている絵があった。
きっとハグして愛の告白すると思われ。
…書いていてどこのモータルコンバットだよ!と自分に突っ込みたくなった。
もう寝よう。
惑星Ziにも核兵器は存在する。
通常兵器の性能水準が高い分、相対的に戦略上のインパクトは小さくなるが、それでも強大であることに変わりは
なく、核を巡って虚々実々の駆け引きが続いてきた。
過去、戦争を仕掛けたのは常に帝国側であるが、核使用の禁を破ったのは共和国側である。
大陸間戦争において、共和国本土空襲への報復用に建造されたキングゴジュラスは戦略核ミサイルを装備していた。
西方大陸戦争においても、共和国軍は核弾頭を投射する戦略砲ウルトラザウルス・ザ・デストロイヤーにより
戦力劣勢を覆した。
両軍とも全面核戦争へのエスカレートは辛うじて自制したが、二度の核攻撃を受けたガイロスが甘んじて報復手段を
用意しないはずもない。
西方大陸戦争直後に投入されたザバットがそれである。ザバットは過剰なまでに大型のウェポンベイを備えており、
ニクシー空襲ではウルトラザウルス破壊用の大質量爆弾を装備して実戦投入されたが、本来は戦略核の搭載が
目的であった。最初に戦略爆撃隊に配備されたのも、ステルス性能を付与されたのも、半ば特攻を前提とした
無人運用も、ひとえに核兵器としての運用を念頭に置いていたからに他ならない。
また、現実には研究すらなされていなかったのだが、ガイロスは共和国軍が弾道ミサイルを保有している可能性を
危惧していた。
モビーディックを母艦とするザバットは、能力的には共和国本土への直接攻撃も問題なく可能であったが、過剰反応
した共和国が弾道弾を使用することを恐れて、ガイロスは戦略爆撃に踏み切れなかったのである。
同様の危惧は共和国側も抱いており、戦略核爆撃を行わないというアピールのために、共和国空軍は貴重な
サラマンダーを輸送機に改造することを強いられた。
ニクス本土戦末期ともなると、追い詰められたガイロスはザバットによる戦術核の使用に踏み切るが、それでも
共和国がデストロイヤー砲で投入した核弾頭の数量を超えないよう配慮がなされていた。
諸外国を敵に回したネオゼネバスもまた核の脅威を喫緊のものと意識していた。軍団ネットワークにより
即時超長距離狙撃を可能とするゼネバス砲システムは、極限の即応性と精度が要求される弾道ミサイル迎撃も
想定したものである。
ギルベイダーのヘリックシティー大空襲で8万人の人が亡くなったとあるが、
時が経つにつれて何故か殺された人々の数が増えていく。
そういやプロイツェンはゼネバスの不倫でできた子なんだよな。
エレナのお袋さん(おそらく皇后)はどうしたんだろうか。
あるいは皇后は政略結婚でガイロスから押し付けられた相手だと言ってみる。
さらに飛躍して。ゼネバス帝国時代、結婚生活は破綻状態だったのではないかと妄想をトバしてみる。件の家族が
いない発言はそのせいではないか、などと。
さらにさらに、妃を蔑ろにするゼネバスに対する怒りがガイロスを裏切りへとは報せたのではないか、などとなどと。
エレナのお袋さん(おそらく皇后)はどうしたんだろうか。
お袋さんが海族とかだったらイイナ!とか言ってみる。
脳内設定では、初代ヘリックの第三子の母親が海族とか考えてた時期がありました。
ジェットファルコンは超低空を音速で飛べるとあるけど
バルキリーのガウォークみたいな感じの事も出来ると思う。
惑星Ziにおいては、地球生命に近い炭素系生物たちは巨大な金属生命体たちの足下を這い回る小動物であった。
惑星Zi人の祖先は、ちょうど大型動物に付く寄生虫を食べる共生小動物に相当するニッチを占める、齧歯類に似た
動物だったと考えられている。ゾイドの巨体によじ登るために可動範囲の広い四肢を発達させ、器用な手指を持ち、
彼らは霊長類に近い姿へと進化していった。
そしてある時、おそらく突然変異的に、彼らはゾイドと精神感応する能力を獲得した。この能力により、彼らはゾイドに
「頼み事」をすることが出来るようになった。ゾイドを快適にさせる代わりに、その巨大な力の一端を自分たちの生存の
ために借り受けることが出来るようになったのである。
共生関係の複雑化は知能の急激な向上をもたらした。原始惑星Zi人の誕生である。
何百世代、何千世代と続く共生関係の中で、ゾイドは次第に生存の上での判断を原始惑星Zi人の知性に依存する
ようになっていった。
いつしか主客は逆転し、ゾイドを従えた惑星Zi人は生態系の頂点に立つ存在となったのである。
ZAC2250年代現在では殆どのゾイドの開発が可能となっており、
その範疇に入らないゾイドもその存在を証拠付ける物が有れば技術の再生も可能と成っている。
そんな中再生が不能と言われるゾイドが第1次ヘリック共和国対ガイロス帝国。
つまりは大陸間戦争終盤に現れたというゾイド達である。
その殆どがデータのみの存在でありそのデータに有る技術も大概が失われてしまっているのが原因。
しかし最近見つかったギルベイダーの残骸は大きな興味を注がれるものである。
その一報は世界を駆け抜け最終的にZOITECの手に渡る前に盗掘やそれらの分散により予想外の難航を極めた。
結局の所発見されたギルベイダーの残骸は二桁を越えていたはずだが…
それらはこの惑星中に拡散。それが何かの拍子に復活するのではないか?
その懸念の元各都市毎の治安局や国軍はそれの出現を常日頃危惧している。
現在各治安局や国軍は法外な報奨金を提示して有るゾイドの捜索を推奨してる。
その名はキングゴジュラス。たった一機の投入でガイロス帝国を壊滅の危機に陥れた一騎当千のゾイド。
しかし発見の報告は全てデマでありその大半が大きさが似通っている改造デスザウラーだった。
今や幻を通り越しその存在自体を疑う物も多いが、
今だ世界中の探検家や考古学者は一攫千金とロマンを求め今日も何処かで捜索が続けられている。
そして、そのデマの温床である改造ウデスザウラー達はゾイドバトルに新たなカテゴリを生み出すまでに成った。
改造デスザウラーを相手にチームで短期撃破を狙う”デスバスター”は毎週高視聴率を叩き出している。
ゴジュラスギガ。
この機体をゴジュラスの新型と侮って散ったネオゼネバス帝国軍のパイロットは多い。
それもそのはずでこのゴジュラスギガは、
初戦で素人を乗せてかのジーニアス・デルダロス搭乗のステルススティンガーを撃破。
その後も伝説となる倒れたままで尾のみでデスザウラーを撃破。
実際の所はアロザウラーの活躍が在ってこそだがその尾の一撃は見た目以上の器用さを持つ事を証明している。
共和国軍のキャンプでの訓練を偵察に成功したネオゼネバスの偵察隊はその状況に愕然としたそうだが、
最近その映像が一般に出回ることで更にその驚異に拍車をかける結果となった。
略近距離での攻撃回避訓練はその歩幅とライガークラスの運動性を兼ね備えた異質な物。
飛び交うペイント弾をひょいひょい躱すギガの姿は余程ショックを受けたに違いない。
実際にこのギガの戦闘力は高い運動性に支えられており、
各地でデススティンガーやバーサークフューラー、ジェノザウラーがギガに襲われ破壊されている。
彼我戦力差20:1を僅か30機でひっくり返したと言う逸話はあながち嘘でもないだろう。
その後セイスモサウルスが登場するまで帝国軍は約30機のゾイドを中心とした部隊に次々に敗走させられた事は想像に難しくない。
とブルーシティ治安局に勤めるガミーチーフは満面の笑顔で答えていた。
実際に良く交通違反をするライガーゼロを追いかけるチーフのゴジュラスギガの姿は風物詩でもあり、
ライガーゼロに追いすがることができると言うだけでもチーフの話を信じてみる価値は在るだろうと思える。
過去の記録と現在の状況。調べてみれば以外と整合性を調べられるものである。
586 :
名無し獣@リアルに歩行:2007/08/26(日) 19:13:39 ID:owNGD79P
あげ
587 :
名無し獣@リアルに歩行:2007/09/24(月) 18:09:27 ID:DS9szf66
ふと疑問に思って考えてみる
一体グローバリー3世号とは何なのか?
一応公式設定では深宇宙探査機構なる全地球規模の組織が中心となって
建造した深宇宙探査船ということになっている
だがちょっとまって欲しい(某アカヒ新聞風)
グローバリー三世号の航行計画は加速に18年、安定航宙(ワープでも
してるのか?)に220年、減速に12年というものだった
減速の方が加速時間より短いのはおそらくこの間でエネルギーとして消
費した物資の分軽くなっているからであろう
(ということは推進剤がちゃんとあるのか?対消滅機関ってどうやって
進むのかは謎だ)
近場ではなくわざわざ銀河系中心領域すら超えた宙域に何故来たのかは
謎・・・で済ませるのは不自然である
ようやく脳内設定の時間になってきた。
グローバリー三世号の航行計画が不自然なほど長期であることはご理解
いただけたと思う。何といっても片道だけで二世紀分だ
行って帰って五世紀分・・・現代2007年から五世紀前だと室町幕府
のころだ。下手をすれば人類は地球から滅んでいそうだ・・・
不自然なことはまだあるグローバリー三世号の乗員が200名だという
ことである
少ないのではない。むしろ多すぎるのだ
行って帰って五世紀、地球に帰っても同じような任務についていない限
りおそらく知人は皆死んでいる
そんな過酷な任務にしては200名はあまりにも多すぎる
そこでこれらの事実から一つの仮説が立てられる
すなわちグローバリー三世号の任務は深宇宙探査ではなく
その次の段階である太陽系外恒星系への移民船であった
だがグローバリー三世号を移民船だとすると今度は乗員200名が逆に
少なすぎてしまう
一般にコミュニティー内で近親相姦による遺伝子異常を起こさない為の
最小限の数は1000名であるといわれている
つまりグローバリー三世号の次の移民船で数が足されない限り地球系移
民達は奇形児だらけという最悪の事態に陥ってしまう可能性が高いのだ
幸いなことに惑星Ziには何故か交配可能なゾイド人がいたがこれは結
果にすぎない
地球人たちがそんな愚かな真似をしたので無いとすれば・・・
ハイ、ここから妄想
200名というのは第一次の冷凍睡眠覚醒者に過ぎなかったのである
実際にはその百倍である二万名(これなら複数のコミュニティーに分け
ても遺伝子汚染の心配は回避できるだろう)がグローバリー三世号には
乗り込んでいたのだ
二万人もいれば過去の大企業家などという深宇宙探査に必要無いであろう
人間まで乗り込んでいたことにも理由がつく・・・はず
さて、ではヘリックとゼネバスに分かれた200名以外の大多数の地球人
はどうなったのか、グローバリー三世号の中で眠り続けていればそのまま
落下して死んでしまうわけだが、そうではなかった
実はグローバリー三世号は反乱による事故を起こしてからも軌道上にとど
まり続けていたのである
地表に降下したのはあくまでも脱出シャトルに過ぎなかったのだ
多数が搭載されていた脱出シャトルは本来は構造上地表に降下できないグ
ローバリー三世号から降下するためのものだった
それら脱出シャトルは一機がゼネバス領へ降下、残り120名の覚醒者は
対消滅機関を放棄した後、急速に悪化する母船の状況を考慮して冷凍睡眠
者を残りのシャトルに乗せ中央大陸に降下させた。
シャトルは無事中央大陸に降下し、その後の流れはご存知の通りである
地球人の一部はその後軌道上に残したグローバリー三世号の対消滅機関を
再建造して太陽系へと帰還する
おそらく未知の存在ゾイドと反乱を知らせる為であろう。まぁこれがよか
ったのかどうかは分からない。
さて実はシャトルは中央大陸へと降下した分だけではなかった。
人手が足りない為コンピュータ制御されていた何機なのシャトルは別の大
陸、つまり東方大陸へと事故で降下してしまった。
東方大陸で覚醒した地球人たちは現地人と接触して愛をはぐくんだり、し
なかったりしながら平和な時を過ごしてから数十年後ゾイテックとして歴
史に現れるのである
>587
最近の年表だとグローバリー号は「開拓船」で統一されている。元より帰還を前提としない移民船という風に
公式設定の方も改められたモヨリ
水を差して悪いが、ちょっと微妙。
所々「戦すべ」「グラフィックス」「バイブル」とかち合ってる感がある。
元々バイブル見てて思いついたネタだからな
200名のほんの一部が創設したわりにはゾイテック巨大すぎという
違和感から始まっているのだが
ところでグローバリー号シリーズの建造時期って明確にされてるんだろうか?
Zナイトを見ると2409年にグローバリー三世号が帰還してるんだが・・・
早過ぎないかこれ?往路を考えると一体何年に出発したのやら・・・
しかしひっそりと対消滅機関なんてものを搭載してるグローバリー三世号
実は当時の地球は古代アトランティス人やアーブもビックリな科学力だったのか?
2万人乗せるなら政権から追われた一族とか宗派の
亡命船かなって気もするけどね
>>594 ゼネバスに接触したランドバリーとかはそんな感じだったね
次世代の統合主力ゾイドとして鳴り物入りで登場したジェノザウラーは、当然それを中核とする新編師団にて
運用することを企図していた。
だが、頻発するトラブルにより配備計画は停滞・縮小を重ね、モデル部隊として最初に編成された独立強襲戦闘団の
実体は2個中隊に過ぎず、一般部隊へは従来師団に本部直轄として1,2個中隊を追加する形で配備が進められた。
ジェノザウラーは3機で小隊、6小隊18機(+予備機3、搭乗員6)で中隊を編成する。
小隊は常に3機の火力を集中できるフォーメーションをとる。右端の小隊長機が先頭となる斜行隊形で行動。
僚機は小隊長の挙動に合わせて機動し、集中射にて確実に目標を仕留める。
小隊長には自機のことだけでなく、常に後方にいる僚機に気を配る高い技量が要求された。中衛の副長機には
それに次ぐ能力が求められ、長機に付いていくことだけを考える左翼には新兵が当たった。
実運用では3機一塊りで動くだけでなく、小隊長が単騎で攪乱・援護している間に残る2機の火力を集中。あるいは
技量優秀者のみで小隊を編成し、集団戦斗から単独戦斗へ自在に切り換えながら行動するなど、多彩なパターンが
見られた。
中隊においても基本はフォーメーションによる火力集中である。
しかし高機動戦闘が主体となるジェノザウラーが、中隊全機の射線を確保できるフォーメーションをとり続けるのは
きわめて困難で、実際には半数が火力部隊となり、残りでその援護というパターンが常態であった。
発射時のスキが大きい集束荷電粒子砲は、多くの場合、十分な援護が得られる中隊戦闘において真価を出した。
荷電粒子砲の加害範囲は射線軸に沿って幅およそ4m。4m間隔で一斉射により火線を敷けば地表のゾイドはほぼ
回避不可能。3個小隊でも幅70m以上の範囲を殲滅でき、展開速度を含めたパフォーマンスはデスザウラーを上回る
面さえある。
最初に大きな味噌を付けてしまったジェノザウラーであったが、その機動力・打撃力の持つパフォーマンスへの
評価は揺るがなかった。ネオゼネバスのバーサークフューラー、共和国の鎧龍輝と、同系機が他国においても
相次いで採用され、ジェノザウラー自体も初期不良の改善とともに順調にその機数を増やしていった。
>ネオゼネバスのバーサークフューラー、共和国の鎧龍輝と、同系機が他国においても
キットだと似たようなの機がムダに増えてる印象だったけど、
バトスト的にはそういうことか!
ライガーゼロイクス。この機体は悲劇の名機として評判の高いゾイドである。
そもそもライガーゼロはガイロス帝国の帝国武器開発局が開発したもの。
それを共和国軍がニクシー基地制圧の際に確保された素体を利用し完成している。
そう言った経緯からネオゼネバス帝国での配備の際もそれを指摘されていた。
運用の際に共和国軍が保持しているCASを利用できる代わりに、
イクスユニット自らも共和国に利用されることである。
その懸念材料は実現しヘリックシティ攻防戦でヴォルフ・ムーロア皇帝直衛、
親衛隊機に見事紛れ込まれ皇帝を失いかねない失態を喫する。
この事件以降ライガーイクスは戦場から完全に駆逐される事となった。
元々エナジーライガーへの素体交換が進んでおり、
その最も足る長所光学迷彩も一部突出した感応能力を発揮するリンク係数を持つゾイドには無意味。
事実セイバリオンに敗退しルイーズ・エレナ・キュムフォード大統領を取り逃がした実罪も有る。
それ故戦場からの駆逐には容赦が無く速やかに姿を消すことになった。
現在確認できるライガーゼロイクスは共和国軍に鹵獲されたイクスユニットで運用されているか、
ゾイドバトル用にコンデンサー出力を制限されたファイター用だけに留まっている。
実は共和国軍が使ってる凱龍輝素体の約3分の1くらいは
帝国のバーサークフューラーから捕獲した奴の再利用品
亀田史郎
601 :
モルガン:2007/11/05(月) 22:45:34 ID:???
↑エヘヘ
オーラバトラーみたいなイメージで
○○の甲羅を装甲に、○○の骨格をフレームに、○○の神経を伝達系に
とか非機械によるゾイドを作ってる地域もある ってかありそう
戦略目的:外征軍。防衛型の共和国軍を突き崩すことを目的とする。
戦術思想:近接決戦主義かつ速戦指向。遠戦火力を主要打撃力と規定しない。長距離火力はピンポイントでの
砲兵制圧、空軍力は敵航空優勢阻止のみを考え、大量の近接戦闘部隊による殲滅を絶対とする。
スピード重視ゆえに各兵科の独自性独立性が強く、万能型ゾイド指向が強い。
西方大陸戦争以降は遠戦火力の充実と、本土防衛戦を指向した大幅な改組が進んでいる。
突撃隊:拠点攻略用。主要打撃部隊。多数のレッドホーンによる援護の下、モルガの乗車歩兵を流し込んで制圧する。
エウロペ戦中盤以降から、共和国軍が高速部隊による機動防御を中心としてきたことを受けて、対ゾイド戦闘をこなしうるエレ象+ライモスの編成にシフト。
強襲戦闘隊:機動打撃部隊。主要打撃部隊と協同し、迂回して敵を包囲する。または突撃隊に対する敵部隊の側背打撃の阻止に当たる。
共和国高速部隊の機動力・打撃力に対処できず、より早く、広く大型機戦力を展開することが求められ、ジェノザウラー、エレファンダーの配備が急ピッチで進められた。
重砲隊:エウロペ戦中盤、突撃隊の打撃力を強化するために派生した近接支援部隊。
高速戦闘隊、奇襲戦闘隊:敵後方に浸透し、偵察・攪乱を行う支援戦力。
輸送部隊:外征軍だけあり補給には注力されている。全軍との比率的にもグスタフ六千両というのは相当のもの。
海軍:侵攻部隊の輸送は無論のこと、シーレーンの価値が認識されるようになり、大型艦と小中型ゾイドを
組み合わせた外洋作戦に対応しうる戦力を保有するようになった。
空軍:長らく陸上部隊の防空のみに役割が限定されていたが、西方大陸戦争における共和国空軍の活躍を
目の当たりにして、その機動力と打撃力に対する評価が急騰。ザバットの大量配備に繋がった。
戦略目的:防衛軍。本質的に外征も防衛のため。
戦術思想:数的主力である軽装の地域貼付部隊でもってあらかじめ構築された陣地・拠点を盾に遅滞防御を
展開。機甲・火力部隊の来援を得て協同して逆襲する。
拙速よりも十分な戦力を用意した確実な戦を好む。目的別に特化した各種ゾイドを揃え、状況に応じた
連合部隊を編成して当たることが多い。
西方大陸戦争中から帝国主力に機動力で優る高速部隊の価値がクローズアップ。従来の固定的な
戦闘様式から機動防御・打撃を主体にシフトしつつある。
強襲戦闘隊:数的主力。地域貼付部隊として駐屯エリアに事前構築された陣地・拠点を盾に遅滞防御を行う。
反攻時あるいは侵攻作戦では突撃隊・重砲隊と連合部隊を編成する。
対ネオゼネバス戦争では攻勢前進の要となる大型機が大幅に拡充された。
突撃隊:機甲戦力。反攻の切り札。中央に留め置かれ、有事には前線へ投入され、現地を防衛する強襲隊に
打撃力を提供する。
対ネオゼネバス戦争では強襲隊との区別が曖昧に。
重砲隊:中長距離火力部隊。近接戦闘部隊とは相互に援護しつつ、等しく打撃戦力として機能する。
高速戦闘隊、奇襲戦闘隊:機動打撃部隊。第二の主力。西方大陸戦では機動防御戦で目覚ましい活躍を見せ、
ガイロス本土侵攻も睨んで大幅拡充が続く。
輸送部隊:根本的に本土防衛軍であるためか、帝国ほど充実していない。比率的にも帝国軍の半分を大きく下回る。
海軍:いち早く渡洋侵攻を企図したガイロスに比べると海軍に対する認識は低い。海軍航空戦力の優位により
正面戦闘では優位に立つが、航路維持や通商破壊のための艦艇戦力・潜水艦戦力や対潜戦力に不安を残す。
空軍:航空戦力の質と量、運用思想いずれについても帝国の上を行く。西方大陸戦争においても打撃戦力として
的確に運用され、敵前線への制圧から後方線への航空阻止まで幅広く運用され陸上戦力の劣勢をよく補った。
地底族に伝わる説話
昔々、地底族の祖先は海を越えて北からやって来ました。
しかし、地底族の連れてきたゾイドたちは中央大陸の暑さと陽光にやられて死に絶えてしまいました。
ゾイドを失った地底族は原住民や野生ゾイドに脅かされ、穴蔵にこもって暮らすことを余儀なくされました。
ある時、原住民の襲撃を受けて散り散りに逃げるうちに、一人の少女が仲間とはぐれてしまいました。
少女は怪我を負っており、岩陰に隠れたところで力尽きてしまいました。
出血と、夜の寒さで朦朧とする意識の中、少女は天に向かって、ただ家族と仲間の安寧だけを祈りました。
少女の生命と引き替えに、祈りは聞き届けられました。少女の血に染まった岩が、赤い大きなゾイドに変わったのです。
赤いゾイド、レッドホーンは地底族に仇なすものをことごとく打ち倒し、レッドホーンとともに暮らすようになった
地底族は、もう何者の襲撃に怯えることもなくなりました。
地底族は赤いゾイドに深く感謝し、やがて赤は地底族そのものを象徴する貴い色とされるようになりました。
上の話はただの伝説である。しかし一抹の真実が含まれている可能性はある。
過酷な砂漠地帯に生きるレッドホーンは、環境が悪化すると仮死状態で休眠し、土砂に埋もれて岩のように
何十年も眠り続けることがある。
人間の感情の爆発や断末魔の際に放たれる強い精神波が、周囲のゾイドに激しい反応を引き起こす事例は
科学的に立証されている。
あるいは、地底族が襲撃を受けた場に、たまたま長期休眠状態のレッドホーンがおり、地底族たちの悲痛な
叫びに感応して突如覚醒し、襲撃者たちを蹴散らした。という事件が起こりうる可能性はゼロではない。
原理的にはマグネッサー効果を応用したものであり、レーザー光線を用いているわけではなく、単にイメージに
基づく通称である。
マグネッサー機関は多数の素子を並べたアレイ状の構造を持ち、各素子の力場を位相偏向することによって
任意方向に斥力を発生させる。この斥力場どうしが接触すると干渉場が形成され、双方のエネルギーが熱変換される。
レーザー格闘兵器はこの現象を応用したものである。ブレード状のデバイス両面にマグネッサー機関を配置。
位相を固定し、エッジ前方形成された干渉場に金属微粒子を吹き込んで五千〜一万度に達するプラズマトーチを
形成し、対象を溶断する。
トーチから剥離した高温ガスや微粒子はアレイ面の力場に沿って流れ、デバイス全体が白熱光を発して見える。
初期に開発されたシールドライガーのレーザーサーベルの場合、関連機器の多くは頭部に内蔵されており、
電路の取り回しや金属微粒子の供給の問題からブレードの大型化は困難であった。
大異変後、それらの課題が解決されるとブレードライガーをはじめ大型レーザー格闘兵器の普及が進んだが、
同時に普及していたEシールドにより新たな問題に直面することとなる。
Eシールドもマグネッサー効果を応用したものであるが、レーザー格闘兵器がシールドの力場に接触するとトーチの
形成が困難になり攻撃力が失われてしまうのである。
その結果、ニクス戦後の世代のゾイドではレーザー格闘兵器は主力の座から転落することとなる。
607 :
書き忘れ…:2008/01/13(日) 16:49:16 ID:???
レーザー格闘兵器は攻撃のための熱源がデバイスの外側にあるため、電流と電熱で攻撃するエレクトロン系
格闘兵器などと比べて消耗が緩やかであるというメリットがあった。
特に金属微粒子の供給動力をリニアモーター化したものは可動部が全く無く、信頼性・整備時間の点で有利であった。
ゾイドジェネシスにピクル村と言う村が出て来たけど、
そこの近辺にある数億年前の岩塩層の中から
野性ティラノ型ゾイドと原始人が格闘中に岩塩の中に
閉じ込められたとしか思えない様な状態の物が発見される。
しかも原始人の方は蘇生。
大異変後、デスザウラーの野生体は絶滅した。現在就役しているものは、すべて異変前に大破し、凍結されて
いたものをOSによって再生・クローニングしたものがベースになっている。
複製の過程で、経験を遺伝形質に取り込むオーガノイドの自己進化能力が発露したものか、通常は起こりえない
オリジナルの記憶、戦闘経験の複製体への継承が確認された。
このことは戦闘能力を向上させたが、同時に大きな問題ももたらした。セスリムニルの戦闘において、
マッドサンダーと遭遇したデスザウラーのパイロットは、そのすべてがマッドの姿を見た瞬間、機体側からの強烈な
逆浸により操作不能に陥ったと証言しており、機体は暴走を起こしている。
ある機体などは如何なる手段を用いたものか、安全装置を勝手に解除させ、機体が焼け付く寸前まで粒子砲の
連続照射を行っている。
事実関係を上層部が把握し、原因が究明されたのは戦後のことであった。
原型となった旧大戦時のデスザウラーのコアに焼き付いた最後の記憶は、いずれもマッドサンダーからの手酷い
敗北である。
その記憶が、複製体にもOSの効用により畏怖と憎悪がさらに増幅されて受け継がれており、それがマッドを目撃
した瞬間にデスザウラーから正気を失わせていたのである。
基礎スペックが近く、肉弾戦特化型のマッドと超火力を持つデスザウラーは、協同したとき相互補完的に機能
しうる。共和国とガイロスの同盟軍は、夢のタッグともいうべきデスザウラーとマッドサンダーの超重師団を夢想
したが、上記の理由により頓挫した。
模擬戦において、デスザウラーは起動した瞬間暴走し、あろうことか傍らのマッドに飛びかかり、密着状態から
粒子砲を発射しようとする挙に及んだのである。
パイロットの迅速な緊急停止措置によってその場は事なきを得たものの、夢が潰えた関係者の落胆は大きかった。
610 :
609:2008/02/02(土) 02:22:52 ID:???
タイトル入れてなかった。
つ「死の夢を見る竜」
イイハナシダナー
例外的にマッドを拒絶しないデス、なんてのもイレギュラー的に居たりして。
Ziナイトがつながっていたとしたら、
ブルースター連邦とキルナ軍が戦ってる時代に惑星Ziに行くのか、
それ以前の時代に惑星Ziに行くのかでまた違ってくるのかねぇ?
何の資料もなしに書き込んでるから妄想なんですけどね。
Ziナイトは地球最強兵器となるも生産できないので、
調査隊が惑星Ziに来てメタルハート(ゾイドコア)を乱獲。
地球に持ち帰ってZiナイト大量生産。
惑星Zi原住民は怒るも地球に行くほどの技術なし→泣き寝入り。
地球からの来訪者を片っ端から攻撃して追い払うのが関の山?
もしくは宇宙船を強奪して技術力を吸収して地球の軍隊に攻め入るか?
駄文ごめんね。考察じゃないからココに書き込んじゃった。
>>612 たぶん資料があるとわかるんだろうけど
実は Z 1文字でズィーって読むのよ。iいらないんだよね
>>613 惑星のほうがZiでナイトの方がZだから紛らわしいんだよな
615 :
1/2:2008/04/10(木) 01:56:21 ID:???
エナジーチャージャーの実用化には、古生物学上のある謎が重大なヒントとなった。
というのは、真龍期と呼ばれる時代。数億年前のニクスで、ドラゴン型ゾイドが他の肉食種を駆逐して空前の
繁栄を極めたという事実である。
地球でも現在の惑星Ziでも、飛行生物は身体を軽量化するために体格も膂力も陸上生物に大きく劣る。
にも関わらず、真龍期のドラゴン型ゾイドは当時のいかなる陸棲種にも優る大きく頑強な体躯を持っていた。
巨体を飛行させるだけで凄まじいエネルギーが必要なドラゴン型ゾイドが、どうやって陸棲種を圧倒し得たのか。
そもそもどうしてこの頑丈で重い身体を飛行させることが可能だったのか。
長らく論証不可能な謎とされていたが、エナジーチャージャーの研究によって解明された。
616 :
2/2:2008/04/10(木) 01:57:45 ID:???
強大なドラゴン型ゾイドが登場し、そして急激に衰亡するまでの時期は、惑星Ziのある銀河系と大マゼラン雲が
ニアミスした時期と一致する。現在も質量で優る銀河系に向かって大マゼラン雲から星間ガスの流れ<マゼラニック
ストリーム>が大接近の痕跡を留めている。
真龍期、惑星Ziはマゼラン雲からもたらされた濃密なタキオン粒子の雲に突入していた。このタキオン粒子の
利用に成功したことで、ドラゴン型ゾイドは圧倒的パワーを獲得し空前の繁栄を謳歌したことが、エナジーチャージャーの
研究から明らかになったのである。
当時のドラゴン型ゾイドの背中に存在した巨大な付属物。ゾイドコアと繋がっており、コアのエネルギーを利用
した武器、大音量の威嚇用発声器官、単なるディスプレイ器官と、諸説芬々だったこの物体が、概念のみが提唱
されていたエナジーチャージャーの構造に酷似していることが技術者から指摘された。さらにマゼラン雲からのタキオン
粒子の存在が指摘され、ドラゴン型ゾイドはエナジーチャージャーを獲得したことで、飛行生物でありながら陸棲種に
劣らぬ巨体を維持することが可能となり、生態系の頂点に立った。そして銀河からマゼラン雲が離れはじめ
タキオン粒子が減少すると急速に絶滅の道を辿ったとする説が提唱された。
同時に、この説が基礎研究段階にあったエナジーチャージャーの開発を一気に後押しすることにも繋がった。
その後、エナジーチャージャーの動作検証により、真龍期における現在の数千倍の大気中タキオン濃度であれば
化石のチャージャー器官の粗雑なシステムでも十二分な出力が得られることが実証されたのである。
惑星Zi全域に同系種が生息するモルガは、もっとも繁殖力が高いゾイドの一つとして知られる。
特に、デルポイ西部原産種が大型で各地で養殖利用されているが、その半分程度で東方産のガーニナル、
エウロペ産で等身大程度しかないリルガなど、他種についても利用例がある。
西部デルポイ産モルガはアブラムシに似た生活環を持つ。環境が安定している間は誕生から繁殖まで
生涯をイモムシのような姿で過ごすが、デルポイ西部は数十年ごとの乾期により死の土地と化す。乾期に入る
直前に生まれたモルガは羽化して成虫体となり、生息可能な地域への渡りを行うのである。
飛行ゾイド素体が不足していた帝国軍では、モルガ成虫体を利用するべく人工的な羽化の誘発を研究して
きたが、はかばかしい成果は得られていない。
知能が低く人に馴れないが、入手性がすこぶる高いモルガを、地底族は大昔から利用してきた。また、
中枢神経系を含む身体構造が単純で改造処置、外部からのコントロールが容易であるため、人工改造が
最も古くから試みられたゾイドでもある。
その特性に沿って、兵器化も努めてシンプルを心がけるコンセプトでなされた。旧ゼネバス最初期の戦列に
並んだモルガは、コストパフォーマンスの高さから空前絶後の生産機数を記録し、汎用車台として幾多の
バリエーションを産み、90年以上を経た現在もなお主力ゾイドの一翼を担っている。
暴露面積が小さいモルガは、厚い前面装甲を備える突撃機として主用された。知能が低いゆえに物怖じしない
性質も、この種の用途に適する。旧大戦初期、ゴジュラスに突撃を敢行し集中攻撃にて撃破せしめたエピソード
は、モルガの性質をよくあらわしている。
当時の常識を超えた高速機動性能で共和国軍を震撼させ、その後の高速ゾイドの隆盛の礎を築いた
ゼネバス帝国軍のサーベルタイガー。
六十余年を経て、タイガーを戦線に復帰させることを決定したガイロス帝国軍は、第一線にて通用する能力を
付与するべく全面改修を実施。それにより完成したのがセイバータイガーである。
動力機関と冷却系の出力向上と小型化を同時に達成したことにより、胴体部がスリム化している。
運動性能と防護力を同時に向上させることを企図し、全身に可動フェアリングを採用。関節部をカバーしつつ
可動範囲を拡大させている。
全兵装が一回り大型で攻撃力の優るものへ換装されており、空力性能重視のあまり火器を収納式とした
宿敵シールドライガーに比べて、火力面で優越することに成功した。
すべての中枢であるパイロットと、主力格闘兵装、センサーが集中し戦闘力の要となる頭部は完全に
新規設計され、耐久力は倍増しており生残性とキラーサーベルの打撃力が大きく向上した。
また、メインカメラ及びノーズレドームの設計変更と、装甲配置の見直しにより端正だった容貌が魁偉なものへ
一変しており、本機をサーベルタイガーとは異なるものとして強く印象づけている。
特に旧ゼネバス系の将兵にはこの外見の変化が不評で、性能面低下を許容してでもサーベルタイガーに
形状を近づけた現地改修機が少なくなかった。
619 :
HMMとは:2008/06/17(火) 22:15:54 ID:???
BLOXの美点を従来型ゾイドにとりいれる試みは数多くなされた。
HMMと呼ばれる既存機種の改修型もその一つで、Hydro-less Mechanic Modelの略である。
従来型ゾイドは、胴体内ポンプから送られる冷却材を兼ねた液体金属で駆動するシリンダー機構で動作していた。
しかし、各関節を通過するフレキシブル高圧配管のメンテナンスには多大な労力を要した。
BLOXは関節に内蔵されたマグネッサー効果による高効率モータを主動力とし、補助として各アクチュエータ
に独立したポンプを備えるEHA(Electoro Hydraulic Actuator)を採用。圧力配管を撤廃しユニット間の接続を
電力と光ファイバ信号ケーブルのみに絞ったことで容易な組み替えを可能とした。
HMMは、ほぼBLOXに準じた機構に改修されており、組み替えまではできないが、コンパクト軽量化と
コスト、整備性の大幅な向上に成功している。
>>619 >コンパクト軽量化とコスト、整備性の大幅な向上
(プラモとは逆ですな…)
高機動の装脚車両であるゾイドの機体には、衝撃により駆動系には多大な負荷がかかる。
金属細胞が混入された基礎フレームは金属疲労や多少のクラックを自己修復できるが、ベアリングを内蔵
した関節部は癒着を防止するために生体素材は使用できない。
そこで、初期のゾイド技術者は一計を案じた。関節パーツのほとんどを共通規格品とし、安価に大量生産して
消耗品として次々に交換させたのである。
戦闘ゾイドの関節はロックボルトを抜くと容易に関節主軸が軸受けから外れる構造になっている。
しかし、中には組み討ちでロックボルトを外して相手を"解体”してしまう剛の者がいたため、専用工具で
なければ外せない保護カバーをボルトに取り付けた。これがいわゆるキャップで、数種類ある関節パーツを
取り違えないように、それぞれ異なった形状の専用キャップで識別できるようになっている。
※FB4のレッホとディバの評価から妄想してみた
2105年度版のZi軍事年鑑に収録された、当時の各国戦闘ゾイドの評価表を参照していただきたい。
注目して欲しいのはレッドホーンとディバイソンの項である。
帝国と共和国それぞれの主力戦闘ゾイドで、近い性能を持った機種であるが、装甲評価はおおむね同等とされている。
94tの、今や重ゾイドとしては小兵と、230tの堂々たる重戦機が、である。
何故こうなるのかは、ここで挙げられている機体が、レッドホーンは2101年の本国仕様最終生産型。
ディバイソンが2106年の総反攻を前に共和国崩壊後に建造されたものであることがポイントである。
当時の共和国は主要重工業地帯を喪失しており、大型戦闘ゾイドの製造に必須の特殊鋼の巨大鋼塊の
製造・加工はエウロペに疎開した工廠で行っていたが、設備・人員とも満足なレベルにはほど遠く、前線に
配備された機体の装甲板には鬆が入っているのが当たり前という状況であった。
この当時に製造されたゾイドは、同じ機種でもニクス本土戦当時のものと比べると性能は3/4程度出れば
御の字という惨憺たる有様であった。
勇んで総反攻に乗り出した共和国軍であったが、その実態は張り子の虎だったのである。
もとより東方には技術はあっても同盟軍の膨大な軍需を満たす重工業基盤はなく、同盟軍の兵站の厳しい
状況は、ネオゼネバスがニクス脱出時に徹底的に破壊していったガイロスの主力重工業地帯が再稼働に
漕ぎ着ける2107年まで待たねばならなかった。
同盟発足当時、共和国残党軍とガイロスの戦力は危機的な状況にあった。
全土を占領された共和国は言うに及ばず、ネオゼネバスのニクス脱出時に主要工廠を完全に破壊された
ガイロスにも、大型ゾイドの生産設備がほとんど無きに等しかったのである。
かかる状況下にあって、バーサークフューラーおよびライガーゼロを生産していた鉄竜騎兵団の秘密工廠が
ガイロスの手に落ちたことは、同盟にとっては天恵であり、ネオゼネバスにとっては最大の禍であった。
ケーニッヒウルフやエレファンダーなど次世代主力と目されていた機種が軒並み製造不能となった中、この
工廠から出荷されたライガーゼロや、フューラーの改修型である凱龍輝が、同盟の命脈を繋いだのである。
大異変直後、共和国にて再建されたグローバリー号により、臨まずして惑星Ziに漂着した地球人は故郷へと
帰途についた。
一般に美談として語り継がれるエピソードだが、その実態は追放であった。ヘリック政権は要職に食い込む
地球人を警戒し、疎んじたのである。
諸々の理由により惑星Ziに残留した地球人たちも、居心地が悪くなり多くは未開のエウロペや東方に
居場所を求めていった。
しかし惑星Ziの科学技術その他の人材基盤は、その枢要を占めていた地球人抜きで維持できるレベルには
育っていなかった。大異変から60年、いまだに惑星Ziのテクノロジーは異変前のレベルを回復しえていない。
ガイロスでも地球人毛嫌いは同様であったが、もう少し足下が見えていた。ガイロス皇帝は思想的に体制への
悪影響の少ないと考えられる人物を選び、手元に置き続けた。
それが西方大陸戦争時からの技術格差の根元である。
往時のゼネバス皇帝親衛隊や、プロイツェンナイツは言うに及ばず、民主主義を標榜する共和国においても
大統領親衛隊と、惑星Ziの権力者にとって自己を守るための精鋭戦力を備えることは常識中の常識である。
だがエウロペの死闘に親衛隊の投入を決意したルイーズ大統領と、そして若き皇帝ルドルフ・ゲアハルト・
ツェッペリンだけは例外であった。
もともとルドルフの親衛隊はプロイツェンによる決起を見越した策謀のために装備・要員とも二級以下の
軍事超大国にあるまじきレベルの物だったが、ルドルフ本人もそれで可としていた。
この清廉な少年皇帝は、己が臣民たちが生命を削っている状況にあって、大戦力を漫然と帝都に侍らせて
おくことに耐えられなかったのである。
成長してもそれは変わることはなかった。ルドルフの親衛隊は、戦傷者や身寄りのない老兵から構成され、
ゾイドもロートルの寄せ集めという、敵国からは老人ホームと揶揄される代物であった。
ルドルフ当人が操縦のイロハを習った愛着ある機体ということに加えて、視察等におけるフットワークの軽さも
考慮して、主力ゾイドはセイバータイガーとされていた。
だがガイロス軍全将兵は皇帝のその優しさを心から愛した。親衛隊には自発的に退役兵から強者中の強者が
集い、使用するゾイドも歴戦の名機に通常の三倍の定数のベテラン整備士により個体ごとの特別チューンが
施された、老兵なのは見た目ばかりの怪物と化していたのである。
2120年の東方企業連合軍によるヴァルハラ強襲では、最新兵器で武装した東方軍を、予想に反して
セイバータイガー改およびソールタイガーを装備したガイロス親衛隊が撃退。「白銀の虎」の恐怖を世界に
知らしめることとなった。
大異変後の国土復興事業において、共和国が早くから民間主導に移ったのに対し、ガイロスでは
軍工兵隊によるところが大きかったことが、西方大陸戦争時の軍備格差の遠因であるともいわれる。
巨大公共事業により民間に投入された資本は共和国経済を急回復させたが、それにまつわる利権の根が
政治の場に巣喰ったことによる弊害が徐々に表面化しはじめた。
80年代のガイロス大軍拡に対し、相次ぐ疑獄により国政は紛糾し民心は離れ、硬直化した財政を適正な
軍備増強に振り向けることがかなわないという状況が、閉塞した政情の打破への期待を負ったルイーズの
大統領就任まで続いていたのである。
一方、ガイロスでは厳しい自然環境と、(恐ろしいことに)近年まで掠奪をもくろむ蛮族が跳梁するという
国情から、国土復興は軍に頼るほか無いという事情が存在した。
70年代まで復興優先・重商路線を取っていたガイロスが、軍拡に急回頭するに際し礎となったのが巨大な
工兵隊であった。
ガイロスの戦術思想は一貫して攻勢を重んじ機動運用を史上とする一方で、西方大陸戦争当時の将帥には
工兵出身者が多かった。デストロイヤー砲から派遣軍主力を守りきったニクシー基地の堅固な築城から、
その一端が窺える。
莫大な戦費を要する近代戦が、もはや利益獲得の手段たりえないことは常識である。
にも関わらず、ガイロス人が今なおデルポイ征服に固執する背景には、文明化があまりに急激であり、
戦争様相の変化に思考が追従できていないという部分もあるのだが、「ニクス人」の伝統的な南進思想
のみならず、「ガイロス人」として培われつつあるイデオロギーに基づく理由も存在する。
それは、建国者ガイロスがデルポイ人であるという事実による。
冷たく貧しいニクスの大地に、惑星Zi有数の強国を打ち立てたガイロスに、ニクスの民は深い畏敬を抱き、
偉大なガイロスの国民であることに誇りを持った。
だが、その偉業がデルポイ人の手によって達成されたという事実に気づいたとき、ガイロス人はデルポイに
対して拭いがたい劣等感を刻まれたのである。
ガイロス帝国が強く、豊かになるほどに民衆の自尊心も強まり、同時に劣等感も激しさを増していった。
この劣等感、嫉妬を濯ぐには、かつて建国者ガイロスがニクスで為したのと同じことを。すなわちデルポイを
征伐し、かの地にガイロス帝国の名の下に新秩序を打ち立てる以外に方法はない。
それは損得勘定を超えた、ガイロス人という若い民族・思想集団が、建国者ガイロスひいてはデルポイという
偉大な「父性」を超克しようとする激しい情動なのである。
いかにセンサー技術が進歩しようとも、それは同時に有効射程の増大をも意味する。
従って、先制打を浴びる危険を回避するために、兵士がスコープに映る不明瞭な遠距離目標に目を凝らす
という現実に変化は無く、そこには常に誤認・誤射・誤爆の危険がつきまとう。
地球の戦闘車両などに比べて格段にサイズや形状のバリエーションが広いゾイドは、全般的にはだいぶ
マシであったが、それゆえに敵味方で形態の似たものが並存した一部機種に関しては、誤射の悲劇が相次いだ。
最も代表的なのが、両軍の主力機として数量も多かったゴドスとイグアンであろう。イグアンは実戦配備後、
対空レーザーを頭部に増設する改修を行っている。これはゴドスとの識別点を設けることが最大の目的だったといわれている。
サーベルタイガーと対照的な、シールドライガーの青い塗装も同様の理由に基づく。
クリムゾンホーンは、ゼネバス系兵士の感情を鑑み、旧ゼネバス軍制式機そのままのゼネバスレッド
(小豆色)の塗装とされるはずであったが、塗料の発注ミスにより実機は赤紫色になってしまった。
笑い話であるが、ミスがリカバーされることなくゴリ押しされた事実。そもそもミスを招いた組織内の風土。
ガイロス人の対ゼネバス感情を率直に示したエピソードである。
糞スレが増え続けているので保守しとく
保守
オーガノイドシステムはゾイドの生体細胞に爆発的な活性をもたらし、身体機能の向上、闘争心の昂進、
さらには自己改造・進化能力を発現させる。
その実体はゲノムに組み込まれる遺伝子プログラムである。正しく効果を発揮するには、種ごとに異なる
遺伝子型に合致した、専用のプログラムを構築する必要がある。オリンポス遺跡にて発見されたサンプルは
肉食恐竜型のものであった。第一号のデスザウラーをはじめ初期のOS利用例に恐竜型が多いのはそのためである。
デススティンガーから得られた完全なオーガノイド因子も、遺伝系統が近い節足動物型ゾイドへの移植が
真っ先に試みられた。当時のガイロス軍技術部において、共和国との決戦兵器として準備されていた、
「4D」と呼称される以下の四機種のプランについて資料が残存している。
デスマンティス(オオカマキリ型)重機動型
デスシザース(クワガタムシ型)重戦闘型
デスアールヴ(アゲハチョウ型)重電子戦機
デスクィーン(スズメバチ型)広域無人戦闘システム
計画は本土決戦からネオゼネバス独立の混乱期にまたがっており、資料の多くが散逸してしまっており実体は不明である。
断片情報から、デスマンティスは実機の建造段階まで達しており、ネオゼネバスにより持ち去られた可能性が示唆されている。
デスアールヴは航空優勢の喪失にともなって試作前の段階で計画無期延期とされた。
デスシザースはデススティンガーと用途が重複するため開発中止。一枚の写真とごく断片的な情報のみが
残る、巨大なエクスブレイカーを持つジェノシザースと名付けられた機体が、デスシザースの武装テストベッド
とも、計画中止で破棄された試作装備品を転用したものともいわれている。
デスクィーンについては、無人機コントロールシステム「エアッドシステム」の開発難航のため停滞していたが、
最近になってエアッドの実戦化の目処が立ち、計画が再始動したとの情報がある。
エアッドwww
眼鏡の怪しい人が設計者ですねわかります
惑星Ziの軍備において常に軽視されてきたのが歩兵部隊であった。
特に守勢に回る共和国軍の歩兵部隊においては対ゾイド火器や24ゾイドこそ与えられたが、ガイロス、ネオゼネバス帝国に比べ圧倒的に歩兵直協用のゾイドが不足していた。
その共和国歩兵部隊の脆弱さは西方大陸戦や暗黒大陸戦において露呈した。
他兵科と比べた進撃速度。
小型以上のゾイドと出くわした時の対ゾイド能力。
特に小型ゾイド以上と出くわした部隊は味方のゾイド部隊がくるまで進撃を停止せざるえなかった。これはつまり共和国機械化歩兵師団真に独立した師団ではなかったのである。
これに対してガイロス、ネオゼネバス帝国は主に外征軍。それも電撃戦を重視していたせいもあり、歩兵部隊にはモルガ等を直協用に数多く配備していた。
このため共和国機械化歩兵部隊はと同じ歩兵部隊でありながらと両帝国歩兵部隊と対峙した時ですらたびたび手ひどい損害をこうむった。
この問題を解決したのがブロックスである。
ブロックスが配備された当初、共和国ゾイド部隊は「こんな物はゾイドではない」と言い、受領を拒否したのだ。
これに目を付けたのが数少ない歩兵科出身の将官ジョージ・エクスプタイン中将である。
中将は返されたブロックスを歩兵部隊に回すよう働きかけたのである。
初めてブロックスが歩兵部隊にブロックスが引き渡されたのは中央大陸がネオゼネバス帝国に占領されていた時期だった。
それまでゲリラ活動をしていた共和国歩兵部隊は一度敵のゾイド部隊に追撃されると全滅するか、降伏するかしかなかったが、ブロックスの配備により少なくとも味方歩兵部隊が逃げるまでの時間稼ぎができるようになりたびたび部隊を全滅の危機から救ったのだ。
そして歩兵部隊におけるブロックスの真価が発揮されたのは共和国の大陸再上陸作戦時である。
中将の指揮する軍団は積極的に歩兵部隊にブロックスを提供し、対ゾイド能力を強化したため歩兵部隊としては共和国軍史上異例の進撃速度を誇ったのである。
後年ジョージ・エクスプタイ中将は著書で「ゾイド乗りにとっては評判が悪いブロックスだったが、少なくとも歩兵部隊にとっては貴重な対ゾイド戦力だった」語っている。
なおこの中将の歩兵部隊におけるブロックスの運用はWW2時の地球の突撃砲や戦車駆逐車の運用に酷似している事を付け加えておこう。
特に小型ゾイド以上と出くわした部隊は味方のゾイド部隊がくるまで進撃を停止せざるえなかった。これはつまり共和国機械化歩兵師団真に独立した師団ではなかったのである。
これに対してガイロス、ネオゼネバス帝国は主に外征軍。それも電撃戦を重視していたせいもあり、歩兵部隊にはモルガ等を直協用に数多く配備していた。
このため共和国機械化歩兵部隊はと同じ歩兵部隊でありながらと両帝国歩兵部隊と対峙した時ですらたびたび手ひどい損害をこうむった。
ほしゅ
人間とゾイドの感応は、相互の脳(中枢)神経系の金属細胞を介した思考波相互作用によってなされる。
従って、脳神経金属細胞の数、発達度合が高いほどゾイドとの感応力は高まる。
ゾイド感応性の高い人間は、体表にまで金属細胞が凝集した斑紋が浮き出ていた。顔面の刺青やペイントの
風習は、英雄・王でもあった強力なゾイド乗りの姿を模し、その力を得ようとする呪いが元である。
だが、金属細胞の多さは往々にして異常活性化、癌性変異による神経腫や骨肉腫などのリスク増大を伴う。
神風ジョーのように、後天的に金属細胞を移植した地球人の中には、Zi人以上にゾイドとの同調力に秀でた
者がいたが、これは金属細胞の活性を抑える免疫機能の欠陥による、神経系の異常発達からくる症状である。
語り伝えられる古代のゾイド乗りの英雄は、多くが夭折したり、その最期が曖昧にされているが、彼らの多くが
金属細胞免疫不全症に冒されていたからではないかとする説もある。
惑星Ziの緒部族は、特定のゾイドをトーテム(祖神)として崇拝し、大切にしてきた。
そのほとんどは生活に密着した欠くべからざるものであるか、強大な威力を具備し部族の自治独立を
支えた存在であった。
歴史の背後には、これら部族にとって特別の意味を持つゾイドの軍事利用に際し、もろもろの軋轢が
少なからず影響を与えている。
豊かなデルポイ東部で農耕牧畜を行ってきた風族にとって、人間に馴れやすく、家畜ゾイドを脅かす
補食ゾイドを群れで協力して追い払うオオカミ型ゾイドは欠くべからざるものであった。
文明化とともに補食ゾイドの脅威が遠のいても、風族たちはサーベルタイガーの脅威を目の当たりにするまで
オオカミ型ゾイドの供出を拒否し続けたのである。
少数部族である鳥族にとり、サラマンダーは守護神であり彼らの独立を保障する生命線であった。個体数に
よる制約もさることながら、鳥族に乱獲への激しい抵抗があったことがサラマンダーの兵器利用を妨げた
理由の一つである。
デルポイ周辺海域に生息するウミガメ型ゾイドは、最大で直径1キロ近くにまで成長し、移動する島となって
デルポイの周囲を回遊する。
海族は自分たちの住処となり、陸棲ゾイドより遥かに大きな脅威である海棲ゾイドから守ってくれる、この
巨大なゾイドを守護神と崇めた。
親でも売るといわれる商人の部族である彼らも祖神の軍事利用だけは渋り、タートルシップの実戦化を遅らせた。
虫族は複数の氏族に分かれており、各々がグランチュラ、モルガ、スパイカー、マルダーなど独自の
トーテムを持っている。
虫族は独自の超感覚を持ちゾイドとの親和性も高い。身体能力の点で見れば他部族に優越して勢力を
拡大することも可能だったはずなのだが、強大な祖神の力に裏打ちされた信仰の権威により国家を形成
していった他部族に比べ、有力な祖神を持たなかった虫族はついに各氏族の糾合にいたらず、分断されて
東西両勢力に組み入れられたのである。
地底族の祖神であるレッドホーンは、彼らのテリトリーとする乾燥地に最も適応した大型ゾイドであり、その
生活と、西部域における覇権を支えた存在である。
中央大陸戦争後期において性能的に陳腐化しきっても、ゼネバス軍(地底族)はレッドホーンにこだわった。
そこには他に有望なゾイドがないという事情もあったにせよ、ゼネバスの旗機はレッドホーンであるという
思想も確かにあった。
実はアイアンコングは砂族のトーテムである。
彼らが残した巨石文明。それを築きえたのはひとえにアイアンコングの剛力によるものである。
しかし砂族は争いを嫌う部族であった。勢力を伸ばす他部族から、砂族は砂漠へと追い立てられ、森林に
住まうコングとも切り離されてしまった。
ゼネバス帝国の建国と中央大陸戦争の激化により、砂族とアイアンコングは皮肉な形で再開を果たすことと
なる。かつて彼らが忌み嫌い逃れた、闘争の場において。
火族は鳥族と同じ高地民族であったが、彼らが持っていたのは獰猛だが小型で非力なシュトルヒであった。
そのため火族は地底族から火山地帯に追いやられ、風下に立たされ続けてきたのである。
ニクス人の多くはギル・ベイダーやガン・ギャラドの素体として現在も極少数が生き残っているドラゴン型ゾイドを
祖神としている。これはニクス人が惑星Zi前時代文明における統一国家の末裔であることを示しているとされる。
ドラゴン型ゾイドの生き残りを従え、その力をもって各氏族を平定したガイロスは、同時にドラゴン型ゾイドを
民衆にニクス統一帝国としてのナショナリズムを喚起する旗印としたのである。
乙!
1ヶ月ぶり
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一週間ぶり
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1ヶ月ぶり
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自分の設定って…
詳しくお願いします
648 :
時の傷痕:2009/09/21(月) 12:05:07 ID:???
電子戦ゾイドの持つ戦術的重要性と、裏腹の脆弱さの問題は、特にゼネバスにおいて強く認識されていた。
その思想は、被発見と致命部への被弾を避ける、低姿勢の小型機体と快速で戦闘力劣勢を補ったゲーターからも
すでに見いだされ、ネオゼネバスに到って電子戦と自衛戦闘の両方をこなす戦闘電子戦ゾイド、ダークスパイナーや
キラードームを生み出した。
しかしそのネオゼネバスが、ディメトロドンに限っては消極的姿勢に終始した。
すでに旧時代にディメトロドンMk-II型という先例があるにも関わらず、何故?
現代ゼネバス人がディメトロドンに対して抱く感情は複雑である。
ゼネバスとガイロスの協同から産まれた、旧ゼネバス全盛期の立て役者にして、忌まわしき欺瞞に満ちた同盟の
象徴であるこのゾイドは、ゼネバス民族五十年の苦難のトラウマと直結している。
かつて共和国がそうであったように、電子戦機にも十二分な護衛を割けるだけの絶対的戦力優位を得たという
理由もあるにせよ、「汚れた血筋のゾイド」に手をかけることを可としない空気が軍指導部から技術部まで蔓延
していたことも否定できない。
そうした思惑とは裏腹に、戦術の必要性はディメトロドンの重要度を果てしなく押し上げ、ついには決戦兵器
ゼネバス砲システムの片輪として戦力の根幹を担うまでになった。
ネオゼネバスのニクス脱出は、華やかな帝国最高の裏側で、故郷を喪失し血族が離散する傷を再び引き裂いた。
黙然と、しかし消しえぬ傷痕のように、ディメトロドンはこんにちもネオゼネバスの戦列に立ち続けている。
何となれば、霊長類とは捕食者から樹上へと逃れた種族である。もとより戦闘力に優れた生物ではない。
ゾイドと言えど、共通する身体構造の原理上の特性から逃れえない。
腕が脚を兼ねることで、強大な格闘腕を備えつつ、走行装置の重量効率が高く機動性に優れるというのが
ゴリラ型の触れ込みであったが、一つで兼用ということは同時に二つのことには使えないということである。
すなわち、格闘に腕を使おうとするとフットワークが死ぬ。コングがスペック上は優位に立つはずのゴジュラスに
対し、格闘戦では常に劣勢を強いられてきたのも、一つにこのためである。強力な足腰に加え、尾を第三の脚とする
ゴジュラスは、恐るべき踏み込みや飛びかかりの速さを備えた生粋のグラップラーであった。
射撃戦ユニットとしてもゴリラ型には致命的欠陥がある。
直立型と同様、頭部が高く突き出ているコングは大型の旋回砲塔を装備できない。主なハードポイントは肩・腕と
なるが、腕が歩脚を兼ねるコングは足を止めなければ上半身ひねりで射線を振ることもできない。
さらに走行中の砲の動揺が著しく、行進間射撃がほとんど不可能である。
結果、他機種に比して容易に発砲のタイミングを読まれ、容易に回避・反撃される。
コングが他に例のない純ミサイル戦用ゾイドとなったのは、動揺するランチャーからあさっての方向へ発射される
弾を、後から誘導して補えるミサイルくらいしか装備できなかったというのが一つの理由である。
主武装をビーム砲に換装したアイアンコングMk-II限定型は、敵が回避・反撃できないタイミングを読み切る
エコーの操縦能力があってこそ実用に耐えるものであった。そのエコーですら、大氷原の戦いでは操縦に手一杯に
なり不覚を取っている。
後のアイアンコングPKの戦闘力は通常型の三倍とされていたが、これは乗り手が技量優秀者のみに限定されて
いたからである。平均レベルのパイロットを搭乗させての評価では、通常型と大差ないか、むしろ劣った。
ガイロス正規軍はPKコングを配備できなかったのではなく、コストパフォーマンス的に見合わないから廃案にしたのである。
ゴリラ型ゾイドの真価は戦闘よりも工作用にあった。
足を止めての力仕事なら、強大な腕力と器用な手、知能の高さは他を寄せ付けぬパフォーマンスを示した。
気性のおとなしさも非戦闘用としてこそ好ましかった。
アタックコングは歩兵陣地の構築に威力を発揮したし、ゴーレムはドアの開閉や爆弾を隙間に押し込むことも
できる器用な手指により、最強の特殊工作用ゾイドとして君臨した。
単体のゾイドとして、アイアンコングは非常に優秀ではある。
特に、時速150キロで機動できるビ級ゾイドの戦術的価値は、長きに渡って比類なきものであった。
機構設計の完成度の高さも賛辞に尽くせない。
しかし、ともに活躍したレッドホーンやサーベルタイガーなど、他の幾多の名機が、そのコンセプトを継承する
機種系列を確立していったのと比べ、コングの霊長類大型・ミサイル戦用重ゾイドの血脈を受け継ぐゾイドは、
ついに現れることはなかった。おそらくこれからも無いであろう。
アイアンコングは出現の時点において、すでにウェポンシステムとして完成しており、同時に自らの可能性の
限界に到達してしまっていた。
究極、万能を求めた見果てぬ夢。
山は動いた。
偉大な一歩を。しかし、ただ一歩のみを。
エキシビジョン方面の需要を重視し、敏捷性と獰猛さを前面に押し出したHMMと呼ばれる一連の旧機種
リニューアルモデル。
これらに対し、レッドホーンHMMタイプは、未だ膨大な数が第三世界諸国を中心に現役配備されている同機の
アップデート需要を見越した、原型を可能な限り残す最小限の改修が特徴である。
正面装甲をなす頭部と、装備火器と管制系および射撃安定に係わる後脚のみを新規設計としている。
頭部には、大型機では例のない共通コクピットを採用。生産性に配慮するとともに、尾部銃手席も含めすべての
乗員席が緊急脱出ビークルとなり、生残性が向上した。
初期の小型ゾイドには、生産性を重視し機能上不要な口腔構造はオミットしたものが多かったが、
希少な大型ゾイドに関しては素体の能力を発揮させることを重んじ、機体構造を野生体に近づけ適合率を上げることだけを
目的にダミーの口腔構造を設ける設計が当然視されていた。
例外的に、初めて全天候作戦能力と長距離捜索・火器管制機能を具備し、当時としては破格の電子装備を搭載した
アイアンコングは、口腔部をオミットし末広がりの頭部下側の大きなスペースをそっくり電子機器および冷却装置、APU等の搭載に充てた。
その代償として、コングはコアの身体認識能のリミッター強度を引き上げざるを得ず、運動性能の点でハンデを負っている。
ガイロス仕様では大幅に近接戦闘志向の改修がなされている。
長距離火器管制機能を廃して電子装備をコンパクト化しバイトファング機構を追加。
さらに腕部クリアランスの改善と脚部の強化による打撃能力の向上。
近接火力の10連ロケットランチャーを左肩にも増設。中距離ミサイルランチャーを腕の動きを妨げないよう背部に格納可能と
した上、パイロットの利き腕に合わせて左右いずれにも装備可能とした。
>>649-650 うおおすげー
しっくり来すぎるぜ
シュバルツ機(だけ)がビームガトリング搭載できたのもそのためか
元より反応は期待しないチラ裏。
…そうであっても反応があると嬉しいものよ。
粗ネタで保守。
「能ある爪」
地球におけるチーターと他の猫科動物とは逆に、猫獣型ゾイドの中ではチーター型だけが他種に比して鋭利で
長い爪を出し入れすることができ、磨耗や破損から保護している。
ライトニングサイクスも野生体に倣った足の構造をもつが、これは両軍通じて初採用であり信頼性に一抹の
不安があったストライクレーザークローを衝撃から保護する意味もあった。
さらに、爪をフェアリング内に格納することにより、レーザークローのアイドリング及び余熱による赤外線
探知を防止する効果も考慮されている。
闇夜や濃霧など視界が遮られる条件では、時としてサイクスは光学迷彩を持ち総合的な隠密性ではより優れる
機体よりも脅威となった。
たとえ粗末な雑穀の雑炊であっても、絵に描いたどんな豪勢な献立よりも価値がある。
ディバイソンとはそうしたゾイドであった。
ディバイソンは中央大陸戦争時代、対デスザウラー用として開発された機体である。
その目的においては力不足で、同じ運用思想で絶対の質的優勢を目指したマッドサンダーの開発につながったとしばしば言われるが、誤解である。
マッドサンダーとディバイソンは同時期に開発が始まった兄弟機であった。最新技術を結集し総反抗の切り札、本命として開発された前者が完成するまで、
その時間稼ぎとして低リスクな設計で早急に実用化し、聖域たる中央山脈における戦線を維持することに要求を絞った「仮の対デスザウラー用ゾイド」がディバイソンだったのである。
地形さえ変える荷電粒子砲だが、岩山もろとも敵を吹き飛ばすのは容易でなく、またデスザウラー自体の行動も阻まれる山岳地帯においてはその戦力は大きく減じられる。
ディバイソンの性能は、この天然の要害を盾にデスザウラーと渡り合えれば可として設定されたものであった。
もとよりスーパーヘビーガードに通用しない105mm短砲身としたのも、疎開先の工廠の生産体制が万全でないことを踏まえ、製造に高い技術を要する大口径砲の搭載を避けた、戦時急造的な仕様である。
また、対デスザウラーに限らず、総じて軽装な山岳戦部隊に稜線超えの弾雨を浴びせることを企図したものでもある。
装甲材のグレードも生産性重視で低く抑えられており、そのぶん機体重量が嵩んでいる。
そして戦場に送り出されたディバイソンは、予定通り地味に、小規模続発的な遅滞防御戦や陽動作戦に主用され、「かまどとツバメ作戦」を除くと目立ったエピソードは無い。
しかし、マッドサンダーが完成し共和国が勝利した事実が、ディバイソンの戦果の証明である。開発目的は果たされたのである。
ディバイソンは失敗作ではなかった。むしろ本命のマッドサンダーよりも広く長く愛用された、想定を大きく超えた成功作であった。
657 :
続き1/2:2010/04/22(木) 02:14:17 ID:???
マッドサンダーさえもが陳腐化するほどの強大な暗黒軍との戦いが幕を開け、役割を終えたディバイソンは一度表舞台を降りた。
それから幾年月。太平の惰眠から叩き起こされ、十年の軍事力ギャップを一朝に埋めることを要求された共和国は、再びディバイソンを必要とした。
戦時急造を前提とした設計は、超特急の量産にも応えた。
開戦前から改修がなされてきた他機種に比べると、相対的な弱化は否めないが、当時の帝国軍主力ゾイドにはまだ優位を堅持しており、逼迫するエウロペ戦線をよく支えた。
ニクス本土戦に入ると質的劣勢を強いられたが、本分である量の優位でもって互角を維持した。
華々しい勝利をもたらしたゾイドではなかったが、そこへとつながる最も苦しい時期に、敗北を押しとどめたのがディバイソンである。
いかに高性能なゾイドであっても、画餅には何の価値も無い。最良ではなかったが、必要とされる瞬間に十分な戦力として在ったという点において、ディバイソンには無限大の価値があり、将兵が絶大な支持を寄せた所以である。
ディバイソンが有していた本質的な価値に対する理解が、共和国が崩壊へと向かった時代には失われてしまっていた。
ライガーゼロやゴジュラスギガなどは、いずれもコストや生産性や運用性の面で大きな欠点を抱えている。
そうした頭数や扱える人間が限られるゾイドを補い、軍隊の足腰を支えるべき、量的戦力を担いうるゾイドがなおざりにされたことが敗因であった。
急造仕様であるディバイソンにはまだ改良・発展の余地があったが、それが顧みられることも無かった。新世代機であるエレファンダーはおろか、より旧式であるはずのレッドホーンにすら数を頼まねばならない状況に陥った。
(火力ではエウロペ仕様のレッドホーンに優位に立っていたが、それもBGタイプとなると射程の差で苦戦を強いられた。前線ではMk-IIタイプへの強化が叫ばれたが、大戦中にバスターキャノンの戦時量産体制への移行は
ついに間に合わず、消耗の激しい最前衛機種であるディバイソンにまでは行き渡らなかった)
たとえ共和国の豊かさをもってしても、豪奢な宮廷料理で万民の胃袋を満たすことは叶わない。それを見誤った驕慢の末路であった。
658 :
続き2/2:2010/04/22(木) 02:15:24 ID:???
二度にわたり共和国の窮地を救ったディバイソンであるが、ニクスでの消耗に加え、ネオゼネバスの昇陽の勢いには抗し得ず、共和国はついに父祖の地を完全喪失する。
BLOXが拓いた新時代にあっては、ディバイソンももはや他の数多の機種同様に時代の遺物であった。
だが、その血脈は祖国奪還の先陣に立つ機体にも受け継がれた。
ディスペロウ。同じ前方重火力突撃機かつ同じバッファロー型。その名称もディバイソンにあやかったものであることは言うまでもあるまい。
659 :
>655:2010/04/24(土) 19:43:33 ID:???
つか、サイクスには良い二つ名があったのね。
というわけで最終行を補足。
突撃体勢に入りレーザーやエレクトロン系の格闘兵器をドライブしたゾイドは、暗闇や砂嵐の条件下でも
暗視映像である程度の距離から視認することが可能であったが、サイクスは爪を攻撃の瞬間まで格納しておく
テクニックを使うため、襲撃を受ける側は対処が難しく、恐れられた。
眼前で突如閃く最大出力のレーザークローは、暗視装置の自動補正が間に合わず視界のホワイトアウトを引き起こした。
「閃光の剣」と呼ばれる所以である。
>>655、
>>656両者ともに乙。
ゾイド板は死んだように沈黙してるかと思ってたら
たまにこういう謎の文章力持った人が出てくるんだよなぁ
フェニックスシステム。コア共振効果による出力増幅やチャージミサイルという当時の最先端技術を実装しながらも、戦史における
ライガーゼロフェニックスの辿った末路は悲惨である。
それは思想的・政治的動機が技術的合理性を歪め、必然として起こったプロジェクトの破綻であり、そしてゾイド乗りとその騎獣が
勝敗を決した時代が終わろうとする中で宿命的な、騎士=ゾイド乗りと、かれらが最も愛したゾイドの終焉の物語でもあった。
凱龍輝。共和国の復活を祈念したこのゾイドは、三ヶ国共同により開発され対ネオゼネバス同盟の紐帯をアピールするものでも
あったが…、それは建前で実質的にはT-REX野生体および機体構造一体型荷電粒子砲のノウハウを持つガイロス技術陣が主導となっていた。
同時期に競合する形で開発されていたライガーゼロフェニックスには、多分にガイロスに対する反発が、その影響を排した純系の
共和国高機動ゾイドという思想として現れている。
ゼロフェニックスのコンセプトは、共和国の高速ゾイド運用理論の到達点である閃光師団ドクトリンを継承し、戦闘換装システムに
よる極限のフレキシビリティと、戦略から戦術レベルまで全領域における高速機動という二本柱を、B-CASにより昇華させコスト問題
の解決とさらなる発展をめざしたものである。
原型のCASに優るフレキシビリティを実現しつつ、コストを暴騰させた専用換装母艦を不要とし、さらに単独飛行能力を有することで、
鈍重で目立つ輸送機の巻き添えになることを回避し、高脅威下への空挺突入を可能たらしめることを目標としていた。
ファイヤーフェニックスは換装システム母機にしてゼロ本体の機動ユニットであり、これを基本としてさらなるCASバリエーション、
さらにはフェニックス単体の多用途航空BLOXとしての展開も企図されていた。
そしてまた、集光パネルシステムと、一撃必殺のチャージミサイルを備え、セイスモサウルスに対抗可能な主戦大型ゾイドたることが企図されていた。
デザインに不死鳥というモチーフが採用されたのは、集光パネルの輝きから見立てたものであり、共和国の復活を祈念したものでもある。
(※フェニックスに限らず、人工ゾイドであるBLOXには地球の生物・幻獣を象った、同様の野生ゾイドが元から存在しない機種も多かった)
しかし、ライガーゼロそのものが帝国製ゾイドのデッドコピーに過ぎない事実を考えると、虚しいナショナリズムと言わざるを得ない。
(※当初は純国産機であるケーニッヒウルフがベースに想定されていたのだが、動力・冷却システムデザインの構造欠陥のため見送られた)
幼児的なプライドを振り回した対価は、後に重く重くのしかかってくることとなる。
致命的な躓きが、肝心要である集光パネルシステムの実装に失敗したことであった。
凱龍輝はジェノザウラー以来の、高エネルギー伝達と制御についてのノウハウが確立したシステム設計を流用。機体全系でもって
ゼネバス砲に対抗することで所要の防御性能を実現している。
逆に言えば、凱龍輝の集光パネルシステムは、本体側の大容量の電路系と蓄電器。エネルギー放出を担う粒子砲と一体であるため、
他機体が飛燕・月甲・雷電を装着しても集光パネルは機能しない。
外装により機体機能を100%デザインするというCAS、B-CASの理念に反していることになる。
もっとも、これは小型機互換のBLOX規格パーツのみで超収束荷電粒子砲に当たるという仕様そのものが根元的に破綻している。
ライガーゼロフェニックスはその破綻した仕様のままに作られてしまったことで、まったく当然に無惨な失敗を迎えた。
第一次試作機は、耐ビーム試験においてB-CASがメルトダウンを起こし失われた。
第二次試作では集光パネルシステムだけで重量容積がゼロ本体に迫り、即時不採用という惨憺たる結果に終わった。
この失態は主武装となる新兵器チャージミサイルの命脈をも絶った。
エネルギーを圧縮注入するこの特殊弾頭は、ほぼ同サイズのTVM戦術ミサイルを上回る威力に加え、凱龍輝の荷電粒子砲と比べ
発射回数に大きな制約がある代わりに、システム重量容積が半分以下にできるのが利点であった。
だが、元が集光パネルからのエネルギー吸収を前提としていたため、フェニックスシステムにより増強されたパワーをもってしても、
単体ではチャージに6分を要し、しかも安定状態を保持できるリミットは1分に満たなかった。
飛翔時間そのものが制約されるため、これだけの巨弾ながら射程は中距離までが精一杯であった。
すなわち、敵前で6分間の出力低下状態を堪え忍び、その後は即座に発射しなければならず、リトライのチャンスは無い一発勝負となる。
運用上の制約はきわめて厳しく、通常弾頭に劣ると酷評された。実戦投入された機体の多くは、供与されたTVM戦術ミサイルその他の武器に換装していたという。
凱龍輝の、まがりなりにもデスザウラー級の出力を実現した集光荷電粒子砲と比べると、お粗末の一言である。
上述のケーニッヒ、ゴジュラスギガのゾイド核砲に続き、高エネルギー機関の実装と制御における共和国の決定的な技術劣勢を
露わにし、その身の丈を自覚できない指導部の知性と精神の問題をまざまざと見せ付けている。
影響はチャージミサイルに留まらなかった。
フェニックスシステムの助けを借りても、ゼロは飛行ゾイドとして用いるには出力不足が拭えず、かなりの部分を集光パネルからの
供給を当て込んだ設計になっていたのである。
それが失われたことでシステムのバランスは取り返しようもなく崩れた。攻撃力は決定打を欠き、防御面でも無理な軽量化で
後半身はほぼ裸でEシールドも無かった。
正面戦闘力において、同系旧式のそれも奇襲ゾイドであるライガーゼロイクスにすら劣るという屈辱的評価を甘受せざるを得なかった。
ゼロフェニックスが当時の主戦ゾイドの器に非ず、ましてセイスモサウルスにはまったく対抗できるものではないことは明白であった。
凱龍輝は要求に十分に応えた。エナジーライガーという想定外の脅威に直面したものの、それはお役御免かとも思われた
ゴジュラスギガとの連携により補われた。
ネオゼネバスとの決戦において、管制のディメトロドン、砲撃のセイスモサウルス、近距離戦のエナジーライガーという無敵を誇った
三方陣を、ディメトロプテラと凱龍輝とギガの三位一体は見事に打ち砕いた。
そこにゼロが加わる余地はどこにも無かった。
さらに、素体供給の問題が追い打ちをかけた。
当時、エウロペ戦線は両陣営にとってT-REX野生体の生息地が第一目標であり、そこを同盟側が死守の構えを見せたため、
ネオゼネバスはゼロ野生体の獲得を図ったのである。
ゼロ野生体はエウロペの東側、T-REXは西側に分布していたが、元よりネオゼネバス本土に近いエウロペ東部を同盟が確保し続ける
ことは難しく、同盟軍統合司令部はゼロ生息地の守備に払う犠牲と、ゼロの有無による戦略上の損失を天秤にかけて判断を迷っていた
が、フェニックスの開発が失敗したことが決定打となり、ゼロの生息地は放棄されてしまったのである。
(ゼロ系の次世代機であるエナジーライガーの情報はZOITECからもたらされていたが、チャージャーの開発遅れから実戦投入は当面先と予想されていた)
最終的に、ライガーゼロフェニックスは、ゼロの既存機のアップデートとしてのみの少数配備とされた。
集光パネルをオミットしたファイヤーフェニックスの制式塗装は共和国伝統の青系とされたが、「偽りの不死鳥」との批判は免れ得なかった。
コスト削減が優先され、ゼロ本体の改修は最小限度に留められ、B-CASへのハードウェア対応は全面的にフェニックスの側でまかなうこととされた。
このことは、ファイヤーフェニックスをほぼ完全にライガーゼロとの連接に特化したものとし、汎用BLOXとしての普及の道が絶たれたことを意味した。
ゼロフェニックスは全機が閃光師団の生き残りとともに懲罰部隊送りとなり、首都奪還作戦までにすべて戦没した。
不死鳥は死んだ。
愛国心の名を借りた、他国に対する幼児的嫉妬と反抗心が、その祖国の復活を託した翼をも殺したのである。
ライガーゼロは数奇な運命に振り回されたゾイドであった。敵国の機体でありながら、その優秀さから主力と期待され、そして二度までも
無理な要求の押しつけにより可能性を潰された。
その半生には、共和国ゾイド開発体制の諸々の欠陥と歪みが凝縮されている。
完全野生体は搭乗者の気力と資質がそのまま戦闘力に反映されるきわめてセンシティブなゾイドであり、その特性をストレートに兵器化
したライガーゼロは腕に覚えのあるゾイド乗りたちに最も愛された機体であった。生産数は僅少でありながら、選りすぐりのエースに
与えられたライガーゼロは、数多くの珠玉のエピソードを残している。
その悲劇的な終末は、近代戦という嵐の中でもがき、規格品の兵隊・兵器の枠に収まりきれず居場所を失っていく騎士=ゾイド乗りたちの姿として象徴的でもある。
しかし、不死鳥は滅びてはいなかった。
戦史上の伝説に語り継がれるライガーゼロの人気は高く、民間でのゾイドバトルが興隆する中、復活を果たすこととなった。
B-CAS対応型に準じた競技用モデルが再生産され、同時にオプションとしてファイヤーフェニックスもリリースされた。
集光パネルこそ持ちえなかったが、競技用モデルでは燃えるような赤とオレンジ系のカラーリングにより、不死鳥本来の姿も取り戻した。
そのケレン味あふれるフォルム、空地一体・変幻自在のコンビネーションは、今も観客を魅了し続けている。
不死鳥は今、自由なゾイド乗りたちの翼として天地を駆ける。
かれらが国家に束縛され翻弄されることは、もう無い。
( 了 )
以上。ハスブロ版ゼロフェニは翼がクリアパーツだったのを知ったことから、RZ版、FZ版までの開発経緯をデッチアップしてみた。
やべえレベル高すぎ違和感皆無すぎるwwwwwww
そうか・・・共和国はアホだったのだな・・・
これは久々に大ヒット
特にファンブック等で語られていない共和国反攻作戦の頃の諸事情を
その頃に発売された各ゾイドの装備や特徴から導き出してる辺りがすばらしいわ
でも…無粋とはわかってるけど言わせて。
フェニックスの翼がクリアなのは日本のFZ版で、
ただの黄色なのが、ハズブロ版。
レスdクス
>667 あの悲しすぎる性能評価と末路を見ると、どうにもまともな開発がなされたとは思えなくてねw
>668
>フェニックスの翼がクリアなのは日本のFZ版で、ただの黄色なのが、ハズブロ版。
なにィ!?(ググリング…
ひでぶ!
集光パネルに関しては最後だけ、ゾイドバトルのレギュレーションで制限された武装の出力になら
何とか対応可能になり、初期仕様における機能性能をほぼ実現したと修正させてもらお…。
最近はネタも時間も枯渇気味だけど、読んでくれる人がいると頑張らねばという気になる。
T-REX野生体生息地西方大陸説多いねえ
元凶の電帆Bパートも草葉の陰で喜んでるね
671 :
名無し獣@リアルに歩行:2010/07/18(日) 20:40:57 ID:I/jc/HGK
保守アゲ
厳寒に覆われ、絶え間ない地震、火山災害に苛まれるニクスの大地は、有機生命体にとって苛酷な環境である。
だが、金属生命体にとっては違う。
ゾイドは寒冷や災害にも有機生命体よりはるかに強い。
また、金属など重元素は惑星深奥に沈んでいるため、地表においては地殻変動により深部から持ち上げられた個所で産出する。
惑星Ziで最も地殻変動の激しい地域であるニクスは鉱産資源の宝庫でもある。
すなわち、ゾイドにとって肉体を構成・維持する栄養分が無尽蔵に存在する楽園である。
飢えと寒さ。武器となるゾイドと金属はいくらでも存在する世界。
自ずと侵略的な民族・国家が成立する土壌である。
虎は死して皮を残し、人は死して名を留める。
狐は、閃光が潰えた後も消えることのない影を焼き付けた。
共和国軍の高速戦闘部隊は、帝国高速ゾイドに対する警戒と迎撃用の戦力として誕生し、その任務は現在まで引き継がれている。
この面について、今次大戦の課題とされていたのが、エウロペ戦後期に出現したヘルキャット級の隠密性能とシールドライガーに勝る
戦闘力・機動力を兼ね備える新型機。ライトニングサイクスへの対処である。
サイクスを狩り立てるハンター・キラーチームを、新主力高速機とのペアで編成する中型高速機の要求に基づいて開発されたのが
シャドーフォックスである。
前任に当たるコマンドウルフの開発手法に倣い、設計は新主力機と予定されるライガーゼロを原型に、その軽量簡易型とされた。
フレームは中型ながら、スラスターやOS等に頼らずして290km/hを叩き出す、高い基礎性能を実現している。
隠密性に秀でたサイクスを捉える索敵能力に加え、共和国軍では初となる光学迷彩の採用など高いステルス性。マルチウェポンラックに
よりかなりの重武装にも対応しうる。かなり奢った機体であるが、ライガーゼロの設計思想を継承し、外装の構造は簡易CASともいえる
ユニット構造が採り入れられ、特殊装備を省いて低コスト化、あるいは重装化したバリエーションがコマンドウルフの後継としての量産化も
考慮されていた。
キツネ型素体を採用したのは当時の主力であったコマンドウルフの生産に影響を与えないためとされているが、オオカミ型とキツネ型は
近縁種で、小改修でフォックスにコマンドウルフのコアを適合させることが可能なのは確認済みであった。
だが、ここにすでにコマンドウルフ後継を巡る軋轢の芽が現れていた。
戦局が共和国有利に傾くにつれ、それまで必要に駆られて進んできた帝国製ゾイドの台頭に、危機感を憶えた技術部重役陣と、国軍は
純国産ゾイドにて成るべしとする軍部内のナショナリストが結託した国粋派の声が強まる一方となっていた。
背後には、急激な軍拡と帝国系ゾイドの採用のもたらすビジネスチャンスに対し、旧来からの軍需産業と、新たに参入する企業との
利権闘争が、浅薄な主義主張の向こうから透けて見えていた。
フォックスの開発責任者であるラオン博士は不遇の人であった。
CASを含めたライガーゼロ計画の総責任者であるトロス博士とは、ガイロスのヴァシコヤード・アカデミーに同期で留学して以来の
ライバルと言われてきたが、常に後塵を拝し続けてきた。
個人的嗜好からゼロをコスト的に破綻させた主犯であるトロス博士に比べ、ラオン博士ははるかに常識的な思考の持ち主であったが、
純粋な技術力と表面的な人当たりの良さではトロス博士に分があったのが悲劇であった。
また、トロス博士が風族の有力氏族の出であったのに対し、ラオン博士が旧ゼネバス領からの叩き上げであった点も指摘される。
そのラオン博士が初めて開発責任者を任されたのがフォックスであった。ライバルが手がけるゼロの簡易型ではあるが、博士はなみなみ
ならぬ情熱を注いだ。後年の問いにも、最高傑作はフォックスであると即言している。
しかし、ゼロ計画の破綻による帝国派の失墜が決定打となり、コマンドウルフ後継はゼロ−フォックス系列の転用・発展ではなく、
コマンドウルフを原型とした純粋な共和国技術による新規開発とされたことが、ケーニッヒウルフの命運を決することとなった。
順当に行けばケーニッヒの開発はゼロから優秀な派生型をものにした実績のあるラオン博士が当たるはずであったが、ライバルの失態の
とばっちりを食った形になる。
そして国粋派の想像以上に共和国技術陣の力量は低く、ベースとなるコマンドウルフの設計も陳腐化していた。中型クラスを想定していた
ケーニッヒは泥縄の改修を繰り返し、ゼロと同程度にまで肥大化してしまった。
そのころ前線では、共和国の新鋭高速機の数々に腰が引けていた帝国軍も、実際には機種更新が停滞している事実に気付き、
閃光師団など有力部隊のいる箇所はともかく、他ではサイクスを核とした高速隊の小編成による同時多発襲撃で激しい攻勢をかけてくる
ようになっていた。シールドライガーを凌駕する戦闘力を得たセイバータイガーATの増備も無視できぬ脅威であった。
エウロペにおいて共和国高速隊が戦力に優る帝国軍を翻弄したのを、そっくりやり返された形である。
このままではかつてのサーベルタイガー出現時。陸軍戦力がマヒする危機の再現すらありえた。運用サイドからは一刻も早い新戦力の
嘆願が引きも切らぬ有様であった。
それに押し切られた突貫作業で辛うじて形になったケーニッヒウルフは、完成にはほど遠い、伝達系と冷却システムに不治の病を抱えた
欠陥機となってしまった。
ゼネバス独立派が手がけたゼロは、最新技術によるサーベルタイガーの再現と言えるもので、タイガーの複製に当たるシールドライガーを
扱ってきた共和国技術陣にも馴染みやすいものであった。
対し、コマンドウルフは50年前に開発されたシールドライガーのダウングレード版である。
本来ならどちらが次世代ゾイドの原型として適当かは明白であった。
さらに、オリジナルのライガーゼロは補給の乏しい反乱部隊での運用を考慮し、メンテナンスの省力化、正規軍に潤沢にある部品との
互換性までもが確保されており、多少のスペックダウンを許容すれば維持は容易であった。
実際に、主要生産拠点を喪失した共和国軍は、鹵獲したライガーゼロイクスをガイロスから供与されるパーツによって運用していた。
自国製ゼロよりも稼働率が高かったとさえいわれ、ZOITECの協力をとりつけるまで共和国高速隊がもっとも重用したのが鹵獲ゼロあるいは
供与されたサイクスであったというのは皮肉を通り越して哀れな話である。
信頼性に乏しいケーニッヒは、その後の改修も沙汰されることもなく、姿を消していった。
サイクスは、質では主戦大型の任に耐えず、量を満たすには高価という中途半端な機体であった。既存のセイバータイガーATと性能の
レンジが重複する点も微妙であった。装甲師団に充当されたジェノザウラーにしても問題百出であり、その数も十分とは言えなかった。
不完全な新型ゾイドが、エウロペを蹂躪した共和国高速隊の重大な脅威たりえたのは、度重なる主戦高速機の戦力化の躓きに加えて
フォックスという優秀な支援高速機の素体をみすみすドブに捨てた判断ミスに尽きる。
高速ゾイドの優位性は、主導権の掌握、展開力、戦力の集中、攻撃の回避性能など様々言えるが、究極的には「速さ」の一点に帰する。
フォックス単体の戦闘力は中型ゾイドの域を出るものではないが、高速隊の数的主力をなすユニットとして最高速度300km/hに迫る機動力
は200km/hのコマンドウルフとは別次元のパフォーマンスを部隊にもたらす。
その本質を、共和国は理解できていなかった。新鋭大型に見合った支援高速機の不在に加えて、閃光師団は各機の極端な機能特化と、
大規模な支援部隊を帯同する必要から、高速部隊本来の自由自在な機動力を喪失してしまっていた。ゾイドの性能以前の部分で、共和国は
敗北していたのである。
ゼロの国産化と、フォックスの開発により得られた新世代高速機のノウハウであるが、ケーニッヒの躓きと、共和国の崩壊による人員や
資料の散逸、研究開発の停滞により、その後に有意に活用されたとは言い難い。
BLOX技術との融合によりCASのコスト問題が克服されたことで、結果はともかくゼロは復活の機会を与えられたが、中小型ゾイドは
ニッチ自体がBLOXに取って代わられ、フォックスの改修や再生産について顧みられることは無かった。
共和国に愛想が尽きたラオン博士はネオゼネバスに恭順した。そこでセイスモサウルスやエナジーライガーの開発に貴重な提言を行った
業績が知られている。
博士にとって、共和国はもはや平和を乱す守旧テロ勢力に過ぎなかった。
フォックスそのものは閃光師団の解体後、雑多な機種を押しつけられて補給に四苦八苦していた高速隊からも、これ以上の煩雑化を
嫌って厄介払いされてしまったが、機甲師団が拾い上げた。
機甲師団で偵察機を務めていたゴルドスは、広域の捜索能力を持つが、鈍重で戦闘力も逃げ足も欠いており、平時の哨戒機的な運用には
適するが、有事に本隊から離れて前方を捜索する戦術偵察能力はまったく持っていなかった。
この種の任務を高速部隊が担っていたのは両軍とも同じだが、帝国の装甲師団は快足の偵察機としてゲーターを大量に保有しており、
独自の情報収集能力をもって迅速な部隊行動を可能としていた。
高レベルのステルス、索敵能力、機動力、十分な自衛力を具備するフォックスは、最速で、敵中深くの重要な情報をもたらし、対応の猶予を
与えぬ最大の打撃を放たらしめる、パーフェクトな強行偵察機であった。
ラオン博士を欠いた共和国にも、兵器のノウハウの無いZOITECにも、フォックスに匹敵するバランスを実現した機体の開発は不可能であっ
た。
部隊では、01年のネオゼネバス侵攻前にフォックスの生産は終了していたにも関わらず、他機種の部品を流用する独自改修や用廃機を
かき集めて共食い整備など、苦心して維持し続けた。
実に、08年時点でもなお少なからぬ機数が現役にあり、特に打撃力の中核を担う精鋭師団に重点配備されていた。
フォックスの血脈は後代に密かに受け継がれたともいわれる。
後にZOITECが開発したワイツウルフは、本来の姿であるワイツタイガーの本能と力を封印したかりそめの形態とされているが、実は
ワイツウルフは古代虎型ゾイドとは無関係の、最初からオオカミ型として社内試作されていたフレームを、B-CASによる強化外骨格を
追加してトラ型としたものとする異説が存在する。
実際、同時期に試作されたレイズタイガーと比べても、古代虎コアの膨大な出力に対するワイツの機体の容量不足は否めない。
逆に言えば通常のコアの搭載時には良好なバランスが確保されている。
社内試作機のベースとなったものこそシャドーフォックスであり、ワイツウルフはありえたかも知れない、もしくは本来あるべきだった、
もう一つのケーニッヒウルフの姿であるとも囁かれている。
ネオゼネバスとの終戦協定締結時、両軍による祝賀パレードが行われたが、参列したラオン博士はパレードに居並ぶ共和国ゾイドたちの
中に、驚くべきものを目撃した。
精強の主戦ゾイドたちの中に、堂々とシャドーフォックスが加わっていたのである。
愛機について問われたフォックスの操縦手は、相手がその開発者であるとは露知らず、惜しみない賛辞を滔々と述べた。
生みの親ともども政争に翻弄され、流転していったフォックスであるが、実際に触れた者はその確かな価値を知っていた。
博士は人目もはばからず感涙にむせび泣いたという。
(終)
ゴジュラスなどの腕は、一見して華奢な姿からは想像できない破壊力を秘める。
それは一つに、恐竜型の前肢が純粋な武器であるのに対し、アイアンコングやライガーなどの四足ゾイドでは歩脚を兼ねることに起因する
設計上のハンディキャップによる。
四足の場合、脚の一本を欠いても自走は可能というのは理屈上のことで、戦術的に機動力、なかんずく戦闘力は喪失する。
まして自身の走行や打撃にともなう衝撃で破損してしまうようでは論外である。
さらに痛いことに、前肢を武器として多用する高速ゾイドほど、機動力の維持が死活的になる。
そのため脚には高い耐久性が要求され、磨耗や金属疲労に対する強度上の余裕が非常に大きくとられている。
また、概して瞬発力よりも長時間稼働に耐えることを重視したアクチュエータが選定されており、大型の冷却器でその動作をアシストしている。
防護も厚くされ、可能な限りの予備系が内蔵されており、一見して太く見える脚でも、実際には着ぶくれしているに過ぎないのである。
動物の場合、手も足も基本構造には大差ないが、兵器・メカとして設計する場合、その使用条件の違いから両者の作りは全く別物になる。
歩行に関わらない純粋な腕。たとえば恐竜型だと、損壊してもとうぜん機動力への影響は無い。攻撃面においてもまだもう一本の腕、牙に、
尾も蹴爪もある。
そのため腕は安全上の余裕をギリギリまで削り、一撃のインパクトを極限まで追求した設計を取ることができる。
連続稼働のための補機類も、機能維持のための防護も予備系も切り捨てることができる。
結果、同じサイズの腕は脚の倍近い膂力を発揮できるのである。
>>673 サイクスって数的にはZAC2100年9月時点で
ブレードライガー100機に対して70機しかいないしそれほど驚異だったとは思えんのだが
>680
サイクスは奇襲兵器として理想的な能力を持ってる。確実な阻止撃滅には、それこそ閃光師団並みの戦力を要求する絶妙な線。
重砲段列以後への浸透に使われると、ブレードでは対処は困難。索敵とステルスと速力の優位により、サイクスはブレードを
迂回してもっと弱い相手を狙う主導権を掌握できる。
エウロペ戦末期での戦果が70機相応に過ぎなかったとしても、その内容について大いに警戒を要すると判断したからこそ狐を
開発したんだろう。
FB3以後の編成表ではタイガーを抑えて筆頭に書かれてて、急速に増勢した可能性もある。
また、次期主力高速機の本命というべきケニヒは対ステルスを意識した装備を付与されてるが、当時ステルスの脅威といえば
サイクスしかいない。
つーかこのスレ、妄想ゆえ突っ込み禁止じゃなかったか?
防護性能を重視して最初期から装甲化コクピットを採用していた帝国に対し、共和国においては高解像度TVカメラやディスプレイ関連
技術の立ち遅れ、また特に近接戦闘時の視認性を重視する運用サイドの主張から、長く透明キャノピー式コクピットが主流であった。
決定的な転換をもたらしたのは、デスザウラー。その荷電粒子砲の出現であった。
制動放射と呼ばれる現象がある。ビーム兵器にも用いられる加速粒子の運動量が変化するとき、運動エネルギーが可視光帯も含む電磁波
として変化前のベクトル方向へ放出されるというものである。
制動放射は粒子が高速になるほど指向性が増すため、光速の99.9999999%まで加速されたデスザウラーの荷電粒子ビームは、進行中に
大気分子との衝突および地磁気の干渉により減衰しつつ、そのエネルギーの一部はレーザー兵器に匹敵する高出力・高指向性を備える光波、
熱線。さらにX線やガンマ線として照射される。
徐々に拡散していく粒子ビームの外縁の高温プラズマの雲に触れるだけでもゾイドは融解し生身の歩兵は瞬時に燃え尽きるが、さらに
その外側に広がる光と熱線、放射線の威力だけでも人体に致命的ダメージを与えて余りある。
デスザウラーと行動を共にしたスケルトン部隊のトレードマークの、顔面までをカバーする防護服は、荷電粒子砲の余波から身を守る
ために必須の装備なのである。
味方でさえこのレベルなのだから、直撃を浴びる側はたまったものではない。デスザウラーの投入された戦線では、広島・長崎さながらの
惨状が繰り広げられた。まさしく「死の竜」である。
そしてまた厄介なことに、エネルギーシールドなど対ビームフィールドには、パイロット視界を確保するために可視波長帯を透過する
「窓」が存在する。
シールドを過信して正面から粒子ビームを受けてしまうと、透過してくる放射光だけでもパイロットはよくて失明、悪ければ焼死する
こととなるのである。
かくして、対デスザウラー用として開発されたディバイソンとマッドサンダーはいずれも装甲化コクピットを備えることとなった。
キャノピー透過光のパイロットへの影響そのものは、荷電粒子砲以前からビーム、レーザー兵器の高出力化とともに大きくなってきた
問題であった。
むろん共和国は十分な視界を確保しつつ有害光線を遮蔽するキャノピー材の組成やコーティング、フィルターの改良に試行錯誤し、対策を
講じてきた。過去の機体に見られるキャノピーの色の違いに、その足跡を見ることができる。
それも超火力のビーム兵器を主用してくる暗黒軍との戦いになると限界に達し、共和国軍は透明キャノピーと訣別せざるを得なくなった
のであった。
異変後の、小規模紛争や暴動の鎮定へシフトした共和国軍ではキャノピー型の旧式機が復活したが、ガイロスとの再戦も視野に入れて
開発されたドスゴドスなどでは、装甲型とコストを抑えたキャノピー型の二種類が用意されていた。
(装甲および、高精細・高速度と耐久性を両立する戦闘ゾイド用視界映像システムの重量・容積の大きさ(共和国の技術では同程度の
帝国製システムに比べ20〜40%は大型になった)によるバランス変動の問題から、シンプルなキャノピー型コクピットを前提に設計された
機体を後から装甲コクピット化するのは難しかった)
この頃に開発されたオレンジ色の、いわゆる統一型キャノピーは、防弾、有害光線の遮蔽性能とも決定版と言えるものであった。
特にEシールドと組み合わせると、その可視光の「窓」をすり抜ける波長をほぼ完全ガードすることができた。これによりシールド
ライガーやブレードライガーは、キャノピー型最大の脅威であった荷電粒子砲の広汎な普及という状況にあっても優位性を保持したのである。
しかし、シールドのないゾイドは当然その恩恵も半減した。重武装の帝国側新鋭ゾイドの脅威が恒常化したニクス戦では、キャノピー
型の旧式ゾイドが急速に戦力を喪失しつつあった一方で、新型機の配備は決定的に遅れていた。
このままフェードアウトしていくかと思われたキャノピーコクピットであるが、歴史の激動は番狂わせを生んだ。
惑星全球に及ぶ戦域の拡大に相違して、戦力はBLOXの出現とともに軽薄短小化が進んだためである。
セイスモサウルスにしても、超長射程を実現するために、加速効率の悪さを飲んで電荷に比して質量が大きく、拡散率が小さく地磁気の
影響も受けにくい重イオンビームを採用していた。
収束率が高くロスが少ないということは、放射光=殺人光線の発生も少なく、その加害半径も小さいということである。
これが慈悲深さで知られたヴォルフ帝の、無用な破壊を嫌う意図によるものかは定かでない。
ともあれ、ネオゼネバス軍が破壊力追求に走らなかったことで、コストと生産性に優るキャノピーコクピットは再び復権を果たすことと
なった。
ブキヤが本気でガンスナLSを出すつもりらしい。ということでアンチトロス博士三部作最終章を投下してみるw
西方大陸戦争前半。開戦前から度重なる戦略判断の誤りにより、共和国は明日にもエウロペを失陥し、本土へとガイロス軍がなだれ込まん
とする瀬戸際にあった。
かかる事態に共和国軍は手段を選ばなかった。スリーパーゾイドの特攻運用、臆面もない帝国製ゾイドのコピーから、戦術核兵器
デストロイヤー砲の第三国での使用、装備劣弱な現地兵の最前線投入など、後々まで政治的問題として尾を引く行為も躊躇わなかった。
ガンスナイパーLSもそうした時期に産まれた鬼子のひとつである。
ガンスナイパーの目的は、優勢な敵に対し、その前方へと快足でもって小編成にて進出し、待ち伏せから一撃離脱する。機動防御、
遅滞戦闘である。そのために当初から過剰とも言える火力を備えていた。
それを定点防御用として機動力を捨て極限まで攻撃力を追求したのがLSタイプである。帝国軍の予想進撃路上に築かれた陣地群で待ち
受け、全弾バラ撒いた後は火器を除装して離脱するという運用を想定していた。
本機の開発責任者は、後にライガーゼロのCASプロジェクトを手がけた、かの悪名高きトロス博士である。
LSという形式名も由来が不明だが、博士の娘の名前に因んだともいわれる。
その姿を見れば、もはや説明の必要はあるまい。追加装備された火器の、弾薬込みの重量容積は、本体を余裕で上回る。
いちおう脚機構を強化してあるとの建前だが、実質的に移動可能な砲台である。
火器を装着するアウトリガーは、ワイルドヴィーゼルユニットの流用にも見えるが、実際には新造で精緻な設計により軽量ながら十分な
剛性を持っていた。
人格や思考の欠陥は別として、トロス博士が天才的な設計技術の持ち主であったことは確かである。それこそ不可能を可能にしうるほどの…。
なまじ破綻をどこまでも先送りにできる実力があったがゆえに、傷口はより深くなり、極大のカタストロフをもたらしたと言える。
LSタイプの火力はスペック上、ダークホーン2機分にも匹敵するが、もちろん小型ゾイドごときがそれほどの威力を持ちうるなどと虫の
いい話のあるはずもなかった。
最初の試作機は全砲門を斉射したところ、過大な反動で機体ごと転倒し、アウトリガーが接続部からちぎれ飛んで暴発した弾が周囲に
バラ撒かれ、危うく大惨事となりかけた。
戦局が火急ということでお咎め無しとされたが、この時が後々の悲劇を止める最後のチャンスであった。
以降も機体安定の根本的な不足から、発射速度を上げると照準のブレが酷く、弾の大部分は明後日の方向に飛び去り、弾量で圧倒する
というコンセプトは脆くも瓦解した。
装甲に関しても何ら手当はなされていないため、爆発物を満載した機体の守りは陣地の防壁のみが頼りであったが、当時の共和国軍の
工兵能力からして満足な築城が可能であったかは甚だ疑問であった。
援護を引き受ける戦力の当ても無い、特攻兵器に限りなく近いものであり、関係者は自嘲を込めて「カンシャク玉」と渾名した。
積載力・耐反動力で劣る小型機のガンスナイパーを敢えてベースに選んだのは、当時は旧式機を除いて共和国が量産化できていた機種が
他になかったこと。
比較的高級な火器管制システムを装備していたこと(同時多目標処理能力、モジュール構成による拡張性など、以後の新型機に採用
されたものの雛形ともなった)。
そして逃げ足が速かったこと。あとは開発者の単なる好みであったともいわれる。
もちろん博士とて問題には気付いており、狙撃の威力精度向上のために脚部を新造した改造タイプ「ハイスナイパー」をベースとする
ことを提案したが、そもそもの要求は量産体制が整っている現行ガンスナイパーと共通の重火力機であるのだから、仕様を公然と無視する
暴挙であり当然即刻却下された。
まともな手段で仕様を満たすことを考えるなら、ガンスナイパーと共通性を確保した中型クラス以上の機体を新たに設計して充てるのが
筋であったろう。
トロス博士にはそれができる実力があったし、またそれを実行するのに足る予算・時間・人員がLSタイプには費やされていた。
博士がその点に気付いていなかったとも思えない。そのような正攻法では面白くないから口をつぐんだのであろう。
結局、開発の遅れたLSタイプは制式化には到らなかった。
すでに戦況は逆転しており、もはや特攻兵器の必要性など消滅したのだから当然である。
だが、何を考えてかその後も十分でない開発リソースをわざわざ割いて、改修が共和国の最期まで続けられていた。武装を三分の二程度
までコンパクト化し、機動運用にも耐えるという触れ込みのLS-HMMとして、ロブ基地で試験が行われていたとされる。
HMMとは、ハイマニューバ某の略であると言われるが、詳細不明である。
呆れたことに兵装数は削減どころかむしろ増えており、完全な新規設計になる武装の数々でデコレートされた、およそ生産性や整備性など
というものは一顧だにしていない姿は、ライガーゼロのコスト面に関する疑義を「その方がカッコイイからだ!」と斬って捨てた暴言で
知られるトロス博士の独善性の面目躍如の感がある。
本機の開発はライガーゼロ計画の破綻により閑職に追いやられた博士の手慰みで行われていたといわれ、もはや真面目に取り合う者も
なく、共和国崩壊の混乱を考慮しても資料の逸失が甚だしい有様である。
LSタイプが実戦投入されたかについては確証がない。
ニクシー基地の防衛戦で戦果を上げたとか、閃光師団の増援に急派され兄弟機ともいうべきゼロとともに戦ったといった話は、
まことしやかに流布しているが、いずれも風説の域を出ない。
スパゲティ食べながらスレ読んでたら
>呆れたことに兵装数は削減どころかむしろ増えており
↑この一文で噴いてしまった。どうしてくれる。
めっきりレスが付かなくなって寂しいので、
>>688の人程の文章力はないけど、
HMMゼロの解説読んでて思いついたことを書いてみる。
一応ゾイド世界の後世における解説のつもり。
ライガーゼロ――これほど数奇な運命を辿ったゾイドもそうはいまい。
ヘリック共和国軍での華々しい運用、そしてその失敗が広く知られるゾイドだが、元はガイロス帝国により開発されていたということも皆の知る通りである。
次世代高速ゾイド開発が難航していた共和国にとって、ゼロは正に「たなぼた」かのように思われた。
しかし皮肉なことに、後のその盛大な失敗の原因は、「帝国が開発したライガー」という特異性故にゼロが元々抱えていた爆弾によるものだったのだ。
バーサークフューラー計画。
西方大陸戦争終盤、中央大陸進出を目論むゼネバス派「鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)」は大量生産を目的としないエース専用機として、
コードネーム「バーサークフューラー」と呼ばれるゾイドを開発していた。
旧ゼネバス帝国から現ガイロスに受け継がれた、人為的に闘争本能を抑制する戦闘機獣ではなく、
ヘリック伝統の、闘争本能を最大限に活かしたゾイドである。
エウロペ大陸に分布する2種類の野生体、即ちティラノサウルス型野生体とライオン型野生体を元に、
2種類の試作機、「ザウラーゼロ」と「ライガーゼロ」を作り上げた。
このSZとLZは本体の機能を最小限に留めており、追加装備により機体特性を決定するように設計されていた。
本体の開発と並行して追加装備の設計も行われており、それらを装備したSZとLZの形態全てに形式番号「BF」が与えられていた。
BF-01 SZ軽装
BF-02 SZ重装
BF-03 LZ軽装
BF-04 LZ重装
BF-05 SZ特殊型1(※高機動タイプ)
BF-06 SZ特殊型2(※砲撃タイプ)
BF-07 LZ特殊型1(※詳細不明)
BF-08 LZ特殊型2(※詳細不明)
しかし、これらの開発中に、LZが本来満たすべき放熱性能を達成できないことが判明。
急遽追加装備で冷却を行うことが決定し、「BF-00」として冷却用の簡易装備が開発されることになった。
これが後に共和国でもコピー生産されることになる「タイプ0」である。
つまりLZは追加装備側に本体用冷却システムを設置せざるを得なくなったわけだが、
少なくとも、既に開発の進んでいたBF-03とBF-04については既に設計変更が可能な段階ではなく、
またニクシー基地での共和国によるLZ奪取も重なり、BF-03とBF-04は開発中止になった(BF-07とBF-08については不明)。
さて、共和国にゼロが渡るまでのあらましは以上の通りである。
次に共和国によって開発された所謂「CAS3種」について見ていこう。
思わぬところで次世代高速機の手本を手に入れた共和国は、早速ゼロをバラして徹底的に調査した。
再現できるところは再現し、できないところは既知の構造に置き換えた。
そして何とか量産が可能となるところまで漕ぎ着けたのである。
「帝国の5年遅れている」と言われた共和国の技術で、あれだけの短期間にも関わらずゼロのコピーに成功したのは、
ゼロが共和国の十八番であるライガータイプだったからこそに他ならない。
更には独自の追加装備「シュナイダー」「イェーガー」「パンツァー」までわずか3ヶ月程度で完成させているのだから驚きだ。
ニクス侵攻に間に合わせるためとは言え、当時共和国がいかに高速機に力を入れていたのかが窺える。
今では当たり前となっているこの「CAS3種」の欠陥っぷりだが、その原因が前述したゼロの冷却問題であることは意外と知られていない。
ゼロシュナイダーは、元になったブレードライガーを遥かに超える武装を搭載していたが、
それによる消耗も凄まじく、オーバーヒートする前に戦闘可能時間が終わるということで冷却システムは簡素なものだった。
逆に言えば、オーバーヒートする前に敵機を撃破することを追求した結果、極端にスタミナのないゾイドになった。
ゼロイェーガーは、ライトニングサイクスとの超高速戦闘に耐えられるだけの高性能な冷却システムを備えていたが、
軽量化のため武装は貧弱、装甲は極めて薄く、一度被弾すれば冷却系に異常をきたし性能は一気に低下した。
ゼロパンツァーは、重ゾイド並の装甲と重砲、大量のミサイルを搭載し、シールドライガーDCSとは比べ物にならない高火力を実現、
装甲内部に高性能冷却系を備えているためオーバーヒートすることなく高速移動が可能とされてはいたが、
ミサイルポッドと装甲と冷却システムを兼ねた各部のユニットは非常に複雑な構造で、
冷却系が故障して走ることができなくなる機体が続出したという。
このように、本体のみで冷却が不十分なことは当然共和国も理解していた。しかし結果的には、対策が不十分だったのである。
尤も、これは当時の技術力の限界や、前述した開発期間の短さも関係しているのだが。
共和国におけるゼロが失敗し、ライガーゼロの完成系として知られるゼロイクスがあれだけのパフォーマンスを発揮できたのは、
帝国と共和国の技術力の差によるところも大きかったのである。
さて、そのゼロイクスだが、完成は共和国のゼロの半年後、開発が始まったのはZAC2100年春だと推定される。
当時既に「ザウラーゼロ」に「バーサークフューラー」の名前が与えられており、
コンペティションに敗れた「ライガーゼロ」はそのまま「ライガーゼロ」が制式名称になっていたようだが、
ゼロイクスはバーサクフューラー計画の「BF-10」として開発された。
余談だが、「イクス(X)」というのは、「10」のことであり、要するに開発番号がそのまま制式名になっている。
ステルス機として開発が行われたBF-10にとって、発熱問題は共和国のゼロ以上にシビアだったはずである。
しかしゼロイクスの冷却性能はそれまでのステルス機と比較して遜色なく、高出力を生かした電波と音波のアクティブステルス機能によって、史上最高のステルス性を獲得するに至った。
それでいてこのクラスのゾイドとしては遠近共に破格の武装を備え、装甲もゼロイェーガー程薄くはなく、機動性に至っても最高クラスだと言うのだから、驚く他ない。
SZとLZ、バーサクフューラーとライガーゼロにはこんなエピソードがある。
ニクス大陸戦争緒戦で、レイ・グレッグが後のネオゼネバス皇帝ヴォルフ・ムーロアに敗れ、取り逃がしたというのだ。
内外共に竜鬼に敗れた獣は、後に「闇を支配する獣王」と呼ばれることになる。
指導者になり損ね、闇に生きる暗殺者となったゼロだが、歴史の中で語られるその数奇な軌跡と功績は、バーサークフューラーに劣るものではないはずだ。
ゆわ〜い! 俺以外に人いたよ〜!(涙
ゼロの不備が熱設計にあったという視点はケーニッヒなんかにも繋げるな。
というわけで勝手に補遺してみるw
ゼロが不備を残していた熱設計を、共和国の手で解決した完成形を目指したものが、その後継機とも位置付けられたケーニッヒウルフである。
しかし成果は芳しくなく、ケーニッヒは動力部の根本設計に起因する不安定を抱えた日陰の存在として終わった。
やはり両国の技術格差は厳としていた。
いっぽう、本家における真の完成形とも言えるイクスは、共和国が考えもしなかった大胆なアプローチで排熱低減を達成している。
ゾイドの発する熱量は、ゾイドのパワーそのものの大きさと直結している。ヘルキャットなどのステルス性能は、ゾイド自体の
持っているパワーが小さいことを逆手に取ったものでもある。
熱と力、両方を切り捨てることによって、イクスは極限のステルス能力を獲得した。
秘密はドラムコンデンサーである。
イクスはここに蓄電したパワーにより、本体はアイドリング出力に抑え熱放射を最小限にしたまま、短時間に限定されるものの
全兵装を含む機体のフルドライブを可能としていたのである。
その戦闘力は元のパワーが低い他のステルスゾイドの比ではなかった。
ただ、コンデンサーの容量は限られるため、ステルスモードでの戦闘時はコアの出力を高めて再充電を頻繁に行う必要があり、
その際にはステルス性が損なわれるという欠点がある。
よって、乗り手にはステルスモードの使い時を見極める高い判断力が要求された。
そこで、ハーマン・シュバルツ会談襲撃時のように、派手に火災を巻き起こし、炎熱にまぎれて行動する戦法が多用されたが、
これはステルスモード再起動までの冷却時間を遅延させ、さらに不規則にゆらめく火映により光学迷彩の綻びが生じやすくなる
諸刃の剣でもあり、却って姿を露見してしまうことも少なくなかった。
ゾイドにコア以外のパワーソースを備えるという発想は、後のエナジーライガーの原型ともなった。
また、活性度の低い状態で行動するためのマニュアル操縦アシスト機能は、完成度の低いチャージャーに起因するコア周りの
トラブルへの対策として受け継がれた。
また、ゲリラ抵抗を続けていた共和国軍は、イクスにヒントを得て、シャットダウン状態で熱放射をカットしたゼロを
待ち伏せさせ急起動する奇襲戦法を用いたが、ドラムコンデンサ無しでのパワーは半減状態で、非常にリスキーな作戦であった。
695 :
689:2010/12/15(水) 16:11:56 ID:???
>>693 良かった…まだ人がいた…。
成程そこでドラムコンデンサーに繋げるわけか!
俺としてはイクスが優等生過ぎてどうしたもんかと思ってたw
相変わらず上手いなあ。
まあ俺としてはゾイドグラフィックスを始めとした一連のケーニッヒ欠陥問題は見なかったことになってるのでそこは受け入れ難いんだけどw
ゼロの放熱設定は久々に舌を巻いたHMM設定でしたわ。
多分パンツァーの布石なんだろうけどどうなるか楽しみ。
俺も
>>688 の人が楽しみでたまにゾイド板の下層まで降りてきてるよ
689から読ませてもらったけど、竜鬼 とか BF-02 とか、2001年頃だっけ?
「ゾイドでユーザーが忘れてしまっていること」なフレーズが出てきて
懐かしさで胸がいっぱいになった・・・
エルワチウム・ゼロについては一部微妙なので
まだ諸氏による補完が必要だと思う