【JMR】 月刊誌「軍事研究」 Part.1 【図書印刷】

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286匿名希望さん
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欧州戦跡紀行: エストニア編
「占領と自由のための戦い博物館」と「森の兄弟」の現場にエストニアの悲劇を見た
〈軍事アナリスト〉斎木伸生

>  「占領と自由のための戦い博物館」とは、筆者には初耳であった。……(中略)……
> それもそのはずで、筆者が以前エストニアを訪問したときには、存在しなかった博物館
> なのだ。博物館が開館したのは、つい最近といっていい2003年夏のことである。
>  場所はエストニアの首都タリンの旧市街の外、といってもほとんど壁際といってもいい
> ぐらい近く。トームベア城の南、トームベア通りとカールリ通りの北西角、カールリ教会の
> 北にある。……(中略)……
>  トームベア城の南東にはキーク・イン・デ・キョク(博物館)に日本大使館があるが、その
> 南の広場は再整備されて、巨大なエストニア独立戦勝記念碑が立っている。

>  全くその展示内容には暗然たる思いである。独立が失われるとはどういうことか。そして、
> 社会主義、独裁、専制的国家がどれだけの犯罪行為を平然と行ってのけるか。ここには
> その確固たる証拠が並べられているのである。しかも、これは日本人にとって他人事では
> ないのだ。……(中略)……
>  かつてエストニア人が被った運命と、ほとんど同様な境遇に置かれている民族は、
> チベット、ウイグル、モンゴル等々多数あるのだ。