【編集者ライターに嫌がらせ】実話ナックルズ10冊目
こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのはだろう。
それは父と寛之だ。父はおびえる寛之をひしと抱きかかえている。
父 「息子よ、なぜ顔を隠すのだ」
寛之 「お父さんにはキモオタが見えないの。電車の前の席に乗っている・・・」
父 「あれはたなびく霧だ・・・」
キモオタ 「かわいい坊や〜〜〜!!だからお前は2ちゃんねるで馬鹿にされるというのだ〜〜〜!!この〜〜〜!」」
寛之 「お父さん、お父さん!きこえないの。キモオタがぼくになにかいうよ。」
父 「落ち着きなさい、枯葉が風にざわめいているだけだよ。」
キモオタ 「ぐええぇーー!悪霊退散悪霊退散!!」
寛之 「お父さん、お父さん!見えないの、あの暗いところでキモオタが十字を切って!」
父 「見えるよ。だが、あれは古いしだれ柳の幹だよ。」
キモオタ「愛しているよ、****(聞き取れず。何かキュンポぽい名前)。お前の美しい姿がたまらない。力づくでもつれてゆく!敬礼!」
寛之 「おとうさん、おとうさん!敬礼!敬礼出た!敬礼出た!得意技!敬礼出た!敬礼!これ!敬礼出たよ〜〜!」
父親はぎょっとして、馬を全力で走らせた。顔がドンドンピンクになっていく子供を両腕に抱え、やっとの思いで館に着いた・・・
父は限界だと思った。
注:寛之5歳