■【劣化コピー猿】田口ランディ無能の叫び【Part 5】■
397 :
匿名希望さん:
>355
すっかり亀レスになってしまったが、ランディが代々木忠について書いたものです。
02242/02242 RANDY 「愛の学校」
( 6) 97/02/21 11:36
友人の紹介で、夏目書房という出版社を訪れた。
その時に、何冊かの本をいただいた。「愛の学校--代々木忠の世界--」もそ
の時の一冊だった。
編者は山田陽一というルポライターで、代々木忠という人物を追っかけルポ
している。代々木さんは有名なアダルトビデオ監督なのだそうだ
(略)
でもね、でもね、この本、家に帰って読んだら、実はすげーーーーーーーお
もしろかったのだった。
とてつもなくインパクトのある本だったので、ぜひおすすめしたくなったのだ。
398 :
匿名希望さん:02/05/31 20:51
続きです。
「読んでほしい」の羅列はなんとかならなかったのか。
- - - -
どうもこの「代々木忠」っていうビデオ監督は、持って生まれた「感応力」
みたいなものがあって、それは才能なのだと思う。
その「感応力」みたいなもので、女性の心理にぐさぐさ入っていける、サイ
コドクターみたいな監督なのだ。
世に言う、奇才って奴である。
この本は、代々木監督が、女のイカせるまでのやりとりをルポ風にまとめた
奇妙な本なのだけど、その内容はまさに上質の「カウンセリング」なのだった。
あたしがびっくりたまげたのは、この監督があまりにも女性のことをよくわ
かっていることだ。
2千人の女を脱がせただけのことはあるなあ……とただただ感服するばか
り。だから、この本は男の人ではなくて、ぜひともぜひとも女性に読んでほし
いと思った。
それも「セックスしてもイケない女」の人にはぜひ読んでほしい。
それから「不毛な恋愛を繰り返してしまう」っていう女の人にもぜひ読んで
ほしい。
「婦人病系の病気にかかりやすい」っていう女性にもぜひ読んでほしい。
「夫とセックスするとイケない」っていう女性にもぜひ読んでほしい。
「過去にレイプされた経験がある」っていう女性にもぜひ読んでほしい。
399 :
匿名希望さん:02/05/31 20:52
代々木忠の続き。
心理カウンセリングっていうのは、セックスの問題を取り扱うのがすごく下手だ。
でも、正直なところ「心の問題」が体に投影されるとき、そこにはすごく
「エロス」なるものが介在していて影響を与えている。性の問題が心に影響を
与え、そしてそれは体に反映される。わかっていても、この三すくみを解体さ
せる力が「言葉」を武器にするカウンセラーにはない。
ヨーロッパの方のめちゃ力のある分析家だと、患者との恋愛関係に自ら飛び
込んで、あっけなく病気を治してしまう人がいるらしい。それはもうものすご
い才能と力だと思う。だって恋愛ってのは自分ものっぴきならなくなる危険が
ともなうのだ。
ところが、この代々木監督は「心」と「エロス」と「体」の三すくみに、自
らのセックスを持ち込んで解体させるという離れ技をやらかすのである。
なにをするかっていうと、アダルトビデオを撮影しながら、女性の心の問題
に感応していき、彼女の閉ざされたエロスの力をバイブレーターと高度テクニ
ックな言葉催眠によって引きだし、オーガニズムを体験させることによって一
気に壊滅させちゃうのである。
このようなことは、かつて人間がアニミズムを信じていた頃に盛んに儀式と
して行われ、治療に役だっていたけど、現代人でこんな変てこな力を持った人
がいるというのは不思議である。先祖返りってやつかもしれない、なんて思っ
てしまった。
400 :
匿名希望さん:02/05/31 20:53
代々木忠、さらに続き。
だからこの本は、登場する女の人が、監督としゃべりながらビデオに撮られ
ている。そのうちにだんだんと心を開いていき、バイブで自分でマスターベー
ションを始めて、そのまま彼の誘導のもとに、体験したことのないような性の
快感を獲得する……という、その過程をルポしたものなのだ。登場する女性も
みんなきわめて繊細で、個性的で、素敵な人で、なんとも不思議なルポルター
ジュなのだった。
あたしは、自分の心の飢えを満たし、すべてを包みこんで、融合させるよう
な深い深いエクスタシーの体験は、男が与えてくれるものだと思っていた。ず
いぶん長いこと男性にそれを求めていたような気がする。
でも、それって違うんだよなあってことに、ある時から気がついた。性の快
楽は自分が追及して、自分から手に入れるものなのだ。自分を開いていかない
限り人から与えられた快楽には限度がある。ところが、求めることができない
んだ。なんだか怖くって、素直になれなくて、自分をさらけ出せなくて。
401 :
匿名希望さん:02/05/31 20:55
代々木忠、これで最後です。
ランディってわかりやすく論旨展開するのが苦手だね。
だから読みにくい。本人も認めているとおり、悪文です。
- - - -
エロチックな体験というのは、自分の「体」全体のバランスをとる上で、必
要不可欠な要素だと思う。それは、自分の体への深い愛情と思いやりと信頼に
結び付いていくからだ。それゆえ、性に対して自己規制しすぎると、心が不安
定になり、その結果、体が不安定になり、それがまた心に影響を与えていく…
…という悪循環に陥ることがあるのだった。
自分を自分の快感へと導いてあげる自己力が、たぶん、あたしたちは少しず
つ失われているのだと思う。
そのことを、この本を読むととても実感するし、自分の「性」というものに
対して違う考え方が見えてくる。
内容は、けっこうエッチ描写が多くて、ムラムラしてこれまた楽しい。
機会があったら、ぜひ読んでみてください、女性のみなさん。
勇気をもってうんとすけべに生きてもいいかな……って気にさせてくれる一
冊だったりします。