生の声が政治を語る21

このエントリーをはてなブックマークに追加
13生の声 ◆cc3RB/STnCwU
●鳩山政権について その1

過去何度か鳩山政権については、発言していましたが、小沢汚職疑惑を受けて支持率が大幅に下がったので、改めてまとめみます。

鳩山由紀夫の良さというのは、代表選から指摘して通り、「人事権、強行突破力、人徳」です。
逆に欠点は「グズ」なところでしょうか。

鳩山政権は、閣僚に反主流派を次々と取り込み、関係の良くない菅を、副首相のおまけ付きで
主要閣僚に取り込み、党・国会は小沢幹事長に丸投げして、オールスター内閣を作りました。

総選挙を軽く総括すると、国民は、安部政権以降の、「小泉郵政解散で<小泉個人>に与えたはずの数の濫用と、
その想像を絶する行き詰まり」に、強烈な憤りを感じていたと思います。
具体的な現象をいうと「安倍が参議院選挙で大敗したあと、また福田の大連立が行き詰まったあと、
即解散or総辞職しなかったこと、麻生が即解散、最悪12月解散しなかったこと」です。

総選挙の結果は、国民は、「将来への不安」「将来への投資」「官僚機構のスリム化」にこれまでにない政治的興味を持ち、
そこに目をつけた小沢が、安倍参議院と麻生衆議院で「マニフェスト」として、それらを具現化して、
「政権交代すればイロがついてないわれわれには実行できる」という、リアリティを持たせたことと、
麻生をなんとしても追放したいという国民の熱烈な思いだったと思います。
14生の声 ◆cc3RB/STnCwU :2010/02/19(金) 03:35:04 0
総選挙での民主党の圧勝、鳩山内閣のオールスターぶり、小沢幹事長の誕生で、国民は、その日から、
政治がドラスティックに変わるのではないかと、大いに期待したと思います。

しかし残念ながら、鳩山政権のスタートは、亀井のスタンドプレーに始まって、
少数政党に振り回され、臨時国会を早めに閉めるなど、おおよそ、国民の期待に反するものでした。

しかもそこに、天皇問題に始まる小沢の横柄な態度(泥を被った面があるが)、普天間で「結論を出さないという結論」を出した、
鳩山のグズさかげんに、国民が徐々に、怒りだしてきました。

極めつけが、鳩山の献金問題と、小沢関連汚職疑惑で、これらは、不運な面があったにしても、
「これじゃあ、今までの自民党政権と変わらないじゃないか。政権交代して、眼に見えるものが、
事業仕分けぐらいしかないじゃないか!!」という、憤りに変質したと見ています。


常識的には、鳩山政権は衰退の一途をたどると思われるのですが、この政権は不思議な側面があります。
まず、前スレでも指摘した、野党自民党の酷さ。それと、藤井財務大臣更迭で、結果的に、枝野が入閣しました。
この辺の、「人事の鳩山」らしい、手際の良さです。

鳩山が「グズ」なのは、国民も知っているのですが、予算と普天間間違いなく、5月までに解決されます。
それでも支持率が上向かない、参議院選挙が苦しいなら、「強行突破」があり得る気がしました。

つまりダブル選挙です。 
今、解散権、民主党の本当の権力は間違いなく「鳩山由紀夫」にあり、支持率衰退なら、ダブル選挙の可能性もあると思います。