●鳩山内閣の支持率は下値40% 参議院選挙で民主党は単独過半数獲得へ
−世論調査を分析すれば、鳩山政権の支持率下値は40%は明らか その1
鳩山内閣の支持率の急落を受けて、ネットや言論界では、
「安倍、福田、麻生内閣の支持率下落傾向と似ている」
「鳩山内閣は1月、もしくは3月に総辞職するのではないか」
という意見が見られるが、それらは大雑把で、まちがいだと考えられる。
これは世論調査、特に内閣支持率・不支持率の内訳を分析すると、非常にわかりやすい。
読売新聞世論調査(9月〜12月)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6100/koumoku/を分析すると、鳩山内閣支持の内訳は次のようになる。
内閣支持率(9月 75% 10月 71% 11月 65% 12月 59%)
支持率の全内訳
・鳩山個人への支持 (10%→11%→8%→5%)
・非自民政権という面での支持(19%→15%→20%→21%)
・民主党政権・政策への支持 (46%→45%→35%→34%)
数字を見れば明らかなように、支持率が下がっているのに、「非自民政権」の支持層は20%で安定どころか増加傾向にある。
鳩山個人への支持率は落ちてきているが5%より落ちることは考えにくい。
読売の調査では、麻生内閣は安定して「麻生個人への支持」は3%であったからである。
つまり、「非自民」+「鳩山個人」の25%は鳩山政権への固定客であり、当然ながら、支持率が25%を割ることはありえない。