生の声が政治を語る17

このエントリーをはてなブックマークに追加
342生の声 ◆cc3RB/STnCwU
●鳩山内閣の支持率は下値40% 参議院選挙で民主党は単独過半数獲得へ 

−世論調査を分析すれば、鳩山政権の支持率下値は40%は明らか その1

鳩山内閣の支持率の急落を受けて、ネットや言論界では、
「安倍、福田、麻生内閣の支持率下落傾向と似ている」
「鳩山内閣は1月、もしくは3月に総辞職するのではないか」
という意見が見られるが、それらは大雑把で、まちがいだと考えられる。

これは世論調査、特に内閣支持率・不支持率の内訳を分析すると、非常にわかりやすい。
読売新聞世論調査(9月〜12月)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6100/koumoku/を分析すると、鳩山内閣支持の内訳は次のようになる。

内閣支持率(9月 75% 10月 71% 11月 65% 12月 59%)
支持率の全内訳
・鳩山個人への支持     (10%→11%→8%→5%)
・非自民政権という面での支持(19%→15%→20%→21%)
・民主党政権・政策への支持 (46%→45%→35%→34%)

数字を見れば明らかなように、支持率が下がっているのに、「非自民政権」の支持層は20%で安定どころか増加傾向にある。
鳩山個人への支持率は落ちてきているが5%より落ちることは考えにくい。
読売の調査では、麻生内閣は安定して「麻生個人への支持」は3%であったからである。
つまり、「非自民」+「鳩山個人」の25%は鳩山政権への固定客であり、当然ながら、支持率が25%を割ることはありえない。
343生の声 ◆cc3RB/STnCwU :2009/12/22(火) 16:48:06 0
−世論調査を分析すれば、鳩山政権の支持率下値は40%は明らか その2

次に内閣不支持率を見てみると、非常に面白いことがわかる。
民主党政権・政策への不支持は、読売、朝日、両紙がとっておりこれらを並べてみる。

読売新聞・内閣不支持率(9月 17% 10月 21% 11月 27% 12月 29%)
朝日新聞・   〃  (9月 14% 10月 12% 11月 16% 12月 34%)

不支持率の内訳(一部省略。数字は絶対=回答者全体の=不支持率)
・鳩山個人への不支持
読売(5%→4%→7%→13%)
・民主党政権・政策への不支持
読売(9%→13%→14%→12%)
朝日(10%→12%→14%→15%)

鳩山個人の不支持率は上昇しているが、民主党政権や、政策への不支持は増えていないのである。
朝日・読売の世論調査では、11月→12月に不支持率が増加(朝日は倍増)しているが、
政策への不支持は、読売は減っており、内閣支持率が倍増してしまった朝日でもたった1%増えているだけなのだ。
これは総選挙で、鳩山政権のマニフェストに、国民が投票したのであるから当然の帰結であると言える。

12月現在、読売新聞の民主党政権・政策への支持(不支持)は、34%(12%)である。
仮に、この支持、不支持が逆転したとしよう。
その場合でも、民主党政権・政策への支持は20%残ることになる。
これに、先程の、鳩山政権への固定客を足しても、25%(固定客)+20%(民主政権+政策)で支持率は45%だ。
世論調査では、「答えない」「わからない」と回答する層がいるので、
それを加味しても支持率が40%を割って、ずるずる低下することなど、おおよそ、考えられないということが、わかる。