生の声が政治を語る15

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75生の声 ◆cc3RB/STnCwU
●民主党の経済政策の批評を、竹中氏、稲盛氏、榊原氏でまとめてみました その1

・竹中平蔵氏(要約)

・公約は不履行すべき(アメリカでは数多くなされている)

・子ども手当は「3人産めば1500万、つまり家一軒あげます」という話で、財源5・5兆円は、税収40兆円の中でどこから持ってくるのか。
子どもが増えるという根拠もない。

・経済成長率を何%できる力があるか、しないのか、議論すべき。
経済成長しないと、雇用維持・税収(銀行の資金回収)に影響する。

・デフレをどう克服するのか

・二番底がくれば民主党は、バラマキをするであろう。

・公債は毎年60〜70兆円増えており、5年後には1500兆円に達してしまい、
国民の金融資産総額に匹敵してしまう。その時、財政赤字40兆円、社会保障の
増大を考えると消費税は25%を超えても不思議ではない。

・予算の見直しは既得権益での戦いであり、それを財源とする、民主党の主張に
リアリズムを感じない

・格差は広がっていない。解決しなければならない問題は貧困である。

・法人税を下げるべき。日本は40%アジアは20%。財源は、納税者番号制の導入(厳しく税金を取る)で解決できる。

・消費税は地方分権に使うべき。

(Voice 10月号 より)
76生の声 ◆cc3RB/STnCwU :2009/11/27(金) 19:43:14 0
●民主党の経済政策の批評を、竹中氏、稲盛氏、榊原氏でまとめてみました その2

稲森和夫氏(要約)

・民主党はバラマキという批判があるが、国を統治する上で一番大事なことは「民を
安らかにすること」であり、子ども手当、教育支援は、そのための政策のひとつであることに間違いない。

・高速道路無料化は、内需が拡大して、日本経済を底辺から浮上させる可能性がある。

・日本経済の回復は、企業がネガティブな活動さえしなければ自助努力で立ち直る。

・いま求められているのは内需拡大。

・民主党政権に求められているのは、市場原理主義(行き過ぎた成果主義)の副産物である、
格差社会の是正。

・世界のエネルギー、資源、食糧問題を考えた時、今後何十年も高い経済成長を続けていくことは
可能なのか。それが臨界点ならば、制約された経済成長の中での国民の幸せを考えるべき。

榊原英資氏(要約)

・時代の変化に即した経済政策は「地域経済の活性化」「製造業から農業やサービス産業を中核とした産業構造
のへの返還「内需拡大の促進」

・農家の個別保障制度、高速道路無料化は、地域経済の活性化につながる。

・財源論はナンセンスである。公債は800兆円で国民の金融資産が1500兆円だから今は700兆円の黒字である。
当面は国債発行で、景気対策と経済構造改革を行えばよい。

(文藝春秋 10月号)
77生の声 ◆cc3RB/STnCwU :2009/11/27(金) 19:43:52 0

政策については詳しくないので、みなさんのご議論をお待ちしております。