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生の声 ◆cc3RB/STnCwU :
●全局と局部について
板名通りの独り言です。
政局を見る場合、全局(大きな出来事)と局部(小さな出来事)を分けます。
全局は言うまでもなく、政局に大きな影響を与えます。局部は全局にぶら下がっている部分で
ほとんど政局への影響力はないのですが、たまに決定的な意義を持つことがある。
全局は文字通り、政党間の政策の違いであったり
勢力の違いなどの大きな事象のことを指します。これらの見極めは、大きな幅はないし、個々が見落とすこともありません。例えば、先の総選挙で共産党が単独過半数を取ることはあり得ないし、
小選挙区全員当選することもない・・・ということです。
自民党が単独過半数をとることもないというのも80%くらいの人のコンセンサスではあったと思います。
難しいのが局部の見極めで、これは、意見が右から左まで180度広がって、見えづらい。
政局の読みとは、これの取捨能力だと言っても過言ではありません。
今から振り返ってみると、「国旗を使って民主党の旗にしちゃった事件」は当時、「民主党は反日だ」
「自民党の反撃ののろしになるのではないか」と一部で大騒ぎになりました。
私は、大したことではないと思っていたのだが、今から思うと重要な「局部」でした。
自民党はこのあたりから「保守」を連呼し始めるのですが、連立相手の公明党は「革新政党」です。
完全に自分から矛盾を作っておいて、民主党を責め続けていたのです。
これでは選挙へのパワーになりません。
このほかにも、「古賀は政治家として無能。小泉政権誕生時から、それははっきりしている」は一貫して言い続けていましたが、
「選挙対策委員長」として無能なのは、野中の選挙区で自民党公認候補でなく、野中派の無所属候補のパーティに参加した時点で、
見切りをつけておかなければなりませんでした。 選挙を預かる者として、公認候補を差し置いて、無所属候補の応援をするなど、言
語道断です。
以上のように、一見なんともないように見える、小さな出来事が、決定的な意義を持つ場合が
多く、それを見逃してはならないなと反省している次第です。
以上独り言でした。