●朝日新聞、報道2001、読売新聞世論調査について
>>6 >>7 すべてを織り込んで、支持率は60%を維持しています。
内閣実行力支持率は、読売では危険水域だが、朝日は14%:6%と、なんとか2:1の割合を保っています。
朝日と読売で、差が出ているのは、読売の質問は、鳩山個人の実行力を聞いているのに対し、
朝日は、鳩山個人と内閣に分けている。
朝日は鳩山個人の実行力についての支持率は低いが、内閣の方は高い。
また、読売、朝日双方とも、内閣実行力不支持の数値が、あがっているだけで、支持は落ちていません。
つまり、世論調査からは、「鳩山個人のリーダーシップはまだわからないけれど、
鳩山内閣は仕事をしているな」という印象を持たれていることになります。
これは、朝日の調査で、行政刷新会議への評価が異常に高いことからも見受けられます。
鳩山個人は、まだ本当の決断をする状況にきていません。その時、鳩山が再評価されるでしょう。
一方、報道2001を中心に、来年の参議院選挙に直結する数値を見てみると、民主党は
間違いなく勝利できる数値を維持している。
これは民主党の対立物である、自民党が、まったく機能していないからです。
機能していない原因は、何度も指摘している通り、自民党が、安倍以降の反省を
まったくしていないからです。
谷垣、森、石破、大森が放逐されない限り、この傾向は変わりません。
河野一派が脱党して、みんなの党とくっつけば、来年の参議院選挙で大勝し、
民主党と連立するか、自民党を飲み込んでしまう可能性があります。
これは、民主党が、どうも脱官僚をやりきれなかったと世間が見ていて、
そこに「脱官僚、新自由主義継続政党」としての、位置づけができる可能性を秘めているからです。