2.小沢が続投したら、民主党が退潮になる可能性があったのになぜそんな危険を冒したのか。しかも全党一致で。
大平内閣のときの衆参ダブル選挙の時、選挙中に大平首相が倒れて死亡しましたよね。
このとき自民党は、党内亀裂が深刻で大平の支持率は10%後半(不支持は30%代)しかありませんでした。
それでも自民党は事実上の首相不在(鈴木首相になるなんて誰も思ってなかった)で圧勝しました。
この前例があるので、小沢が辞めても問題ないとベテラン勢は判断したんでしょう。
このような組織の存続を判断するとき、難しければ難しいほど前例は極めておおきなウエイトを占めます。
朝日の世論調査で、自民党が選挙をしたくなるのは間違いありません。
しかし公明党に封じ込められますし、第一この結果でも自民党は大敗します。
朝日の世論調査は、非常に使えるんですが、比例の投票先の部分だけしか使えなくなりました。安倍政権時から、「内閣を支持する理由」
がなぜか4択のうち1つになって、内閣支持率に大きく影響する「首相の実行力」がわからなくなりました。
しかし麻生政権になってから読売の世論調査の「内閣支持理由」が1つだけ答えられるようになり、「首相の実行力」を
はかれるようになりました。まもなく発表される、読売の世論調査に注目です。