>>164 都議選についてです。
注目は公明党です。
創価学会が東京都の所轄なので公明党は必死になります。
昔、東京都知事選で自民党が都連(現職鈴木知事応援)と党本部(磯村応援)が分裂しましたが、
これは、当時参議院段階で過半数を割っていた自民党が、湾岸戦争の費用を国会で可決するために
磯村支持の公明党に泣く泣く乗ったからです。 敗北の責任をとって小沢幹事長が辞任しました。
もうひとつ中選挙区制なので、自民党と公明党の候補者が闘う選挙区が出てきます。
こればかりは票のすみわけができなく与党の中で戦うので遺恨がどうしても残ります。
このため公明党は、総選挙時期との接近も嫌がります。(公明党が衆参ダブル選挙を嫌がる理由はこれと投票率の増加です)
次に石原都政の問題。 オリンピックと新銀行の問題に都民がどう判断を下すか。これは中央政界への影響はあまりないかもしれません。
軽く石原都政に触れておきますが、民主党が単独で政権を取れば、石原は徹底的に干されます、小沢との遺恨がものすごいですし、
石原自体が与党のズブズブを体現したような人物なので、民主党から徹底攻撃を食らうでしょう。新銀行の問題はかなりやられます。
最後にちょっと気になる共産党です。共産党は意外に都議会選で善戦が目立っており、投票率や共産党の支持率で
逆転可能な選挙区がいくつかあります。共産党は中央政界では2000年以降比例区では有権者の5%の支持率を得ているのですが
その前は9%を得たこともありました。 都議会選で共産党の議員が大幅続伸したならば、総選挙でも無党派層の一部が
共産党に投票する可能性があるので、軽視は禁物です。