1 :
裕美:
フィクションが多めです。
2 :
裕美:2007/10/21(日) 08:34:24 0
では、早速書き込みます。
現実の私の生活はツマランので、日記はほとんど全部創作です。
3 :
夢見る名無しさん:2007/10/21(日) 08:43:51 O
ケータイ小説みたいなもんか
4 :
裕美:2007/10/21(日) 09:15:02 0
今日も、コンビニにバイトをしているMから、賞味期限のきれた弁当をもらいました。
Mはオンボロアパートで暮らしている私のために、毎日、賞味期限ぎれのパンやら弁当やらを私にくれるのです。
私は実家が貧乏なのにもかかわらず、親の反対を押し切って、美大に入ったため、実家もさらに貧しくなり、仕送りもできなくなり、そして私自身も毎日の食事に悩まされているのです。
私もバイトをしていましたが、バイト代の大半はアパートの家賃、電気代、水道代などにまわされ、食事代までは追いつかないのでした。
それでも、漫画家になるという夢をあきらめられずに、親に無理やり入学させてもらったのですから、自業自得でした。
Mは高校時代からの親友でした。
彼女にもまた、漫画家になるという夢があり、私と一緒に美大に入学したのでした。
5 :
裕美:2007/10/21(日) 10:03:19 0
そんなある日の朝、Mから突然の電話がかかりました。
メールはしょっちゅうくるのですが、Mからの電話というのは稀でした。
こんな朝になんだろうと思って、電話にでてみると、Mは早口で私の住んでいるアパートの2階の右から三番目のドアにきてほしいと言いました。
私は、Mの緊迫した口調から、大変なことがあったんだと察し、すぐに2階にとんでいきました。
アパートの2階の右から三番目のドアのインターホンを押すと、どたばたと足音が聞こえ、泣きべそをかいているMがドアから飛び出してきました。
「はやく、はやく!」とMに腕を引っ張られました。
部屋に入ってみると、一見、普通の部屋なのに、なんだか不気味な感じがしました。
朝なのにカーテンは閉まったままで、空き家のようにひっそりとしていました。
一言で言えば「殺風景」でした。
下のほうに目を向けてみると、そこには布団にくるまっている男がいました。
Mは「どうしたの?」とか「大丈夫?」とか言って、横たわっている男を揺さぶり続けていました。
6 :
裕美:2007/10/21(日) 10:25:07 0
Mが少し落ち着きを取り戻してから、私は「この人は誰なのよ?」と聞きました。
Mはため息をついてからこう答えました。
「今まで、恥ずかしくて秘密にしてたんだけど、私の彼氏なの」
「ここ三日前くらいから全然、学校にこないから、おかしいと思ってきてみたら、こんな状態で・・・・・・」
「ここ最近、ほとんど何にも食べてなくて、寝たきりだったんだって言ってた」
Mはそこまで話すと、泣き出してしまった。
私は「病院に連れて行けば大丈夫だって」とMの背中をさすりました。
7 :
夢見る名無しさん:2007/10/21(日) 10:29:28 0
おもしろいじゃん
8 :
裕美:2007/10/21(日) 12:35:11 0
Mはそんな私の手を振り払い鬼のような顔でこう言い放ちました。
その後はどれぐらい時間がたつたでしょうか、気付くと裕美は私の足元に
寝そべっていました。
9 :
裕美:2007/10/21(日) 12:45:37 0
続き
「T君っていうの」
Mの彼氏の名前らしい。
私はきっと、美大に入学してから付き合い始めたんだろうなと思いました。
高校時代、そんな名前の男を聞いた覚えも見た覚えもありませんでした。
でも、今はそんなことはどうでもいいのです。
とにかく、Tという男を病院に連れて行くことがさきでした。
私とMは寝たきり状態の男を何とかして起こそうとしました。
さっきは揺さぶるだけでしたが、今度は叩いたり、蹴ったりと多少の暴力をふるいました。
しかし、男は反抗もせず、私たちのなされるがままでした。
私たちは最後の手段として、水を用いることにしました。
台所にある適当な茶碗に水を汲み、Tの頭にぶっかけました。
さて、Tの反応はというと、一瞬ぶるっと震えたものの、亀が甲羅に首を引っ込めるようにして、布団にもぐりこんでしまいました。
10 :
裕美 ◇Fkyu8/syu:2007/10/21(日) 12:49:39 0
なんか、偽がいる・・・・・・。
11 :
裕美:2007/10/21(日) 12:50:17 0
そもそもTは実は性転換した女であります。
髪はスポーツ刈り声も顔も男で名前も裁判の許可が下りようやく男性の
名前に改名しました。だがしかし戸籍は女のままです。
Tの彼女は私の親友のMです。
12 :
裕美 ♯Fkyu8/syu:2007/10/21(日) 22:20:05 0
風林火山、見忘れた。
13 :
裕美 ◆yWMrY12NTo :2007/10/21(日) 22:28:30 0
間違え。
14 :
裕美 ◆yWMrY12NTo :2007/10/21(日) 22:32:39 0
やっと、トリップのやり方がわかった。
トリップを新しくしたほうがイイと思う
16 :
裕美 ◇yWMrY12NTo:2007/10/22(月) 09:48:29 0
そんでM美は結局私が殺したんだけどwwww
Tは鬱で自殺しました。
17 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/10/22(月) 15:37:15 0
18 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/10/22(月) 17:15:08 0
お返事。
>>3 ケータイ小説といえば、こんなエピソードがありました。これは、事実です。
ケータイ小説はクラスではやっていて、私も読んでみようかと思って書店で買ったことがありました。
「恋空」という小説でした。
上だけ買って読んでみましたが、自分の好みに合わなかったため、20ページぐらいで読むのをやめました。
なんとなくもったいなかったので、妹にあげました。
妹は国語の授業の時間以外はめったに本を読まないのですが、妹はこの小説をたった1日で読んでしまったのです。
私も母もびっくりでした。
漫画ばかり読んでいて、活字の本を全くといってほど読まなかった妹がこの小説を真剣な表情で読んでいたのです。
母はこれは妹に読書の習慣をつけさせる良い機会だと思ったのか、すぐに「恋空」の下を買い与えました。
妹は下も一日で読みきりました。
ケータイ小説は、本を読まない子や本を読むのを嫌がる子に有効なのではないでしょうか?
まあ、うちの妹は読めないというのに近く、本人いわく、読んでてもほとんど意味がわからないんだとか。
言葉を知らなすぎるのです。会話をしていても「それなんて意味?」と聞くことが、多々あります。
比較的簡単な言葉なのに把握していないのです。
それなのに、国語のテストはあんまり悪くないのが、不思議です。
以上です。
19 :
夢見る名無しさん:2007/10/23(火) 08:26:17 0
>>18 なるほどそうかい。
あんたはけっこう読書してそうだね。
20 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/10/23(火) 17:09:21 0
>>19 そうでもないです。
50冊(絵本も含めて)読んだか、読んでないかのところです。
私はじっくり読むほうなので、読むスピードが遅いです。
21 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/10/23(火) 17:24:04 0
お返事。
>>7 「おもしろい」と言われて嬉しかったです。
今まで、自分は本当にツマラン存在だと思っていました。
そんな私でも、このスレだけは面白くしてみたいと思いました。
続きはもうしばらくしたら書きます。
22 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/10/23(火) 17:28:12 0
付け加え。
>>7 >>4 >>5 >>6 >>9の話は即興で書いたので、荒削りなところがあるかもしれませんが、お許しください。
今後も、ほとんど即興で書くと思います。
23 :
夢見る名無しさん:2007/10/23(火) 19:36:34 0
楽しみにしてまーす
24 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/10/23(火) 22:22:11 0
続き
「こんなのT君じゃない・・・・・・」
Mはまた泣きそうな声でつぶやきました。
「なんとかなるって。はやく、病院に連れてこ」
「こんな状態でどうやって連れて行くの? T君、歩けないのよ」
「えっと、タクシー使えば良いんじゃない?」
「どうやってタクシー乗り場まで連れて行くの?しかも、ここは二階よ」
「私たちが運ぶしかないんじゃない?」
「それしかないわね・・・・・・」
私たちは、みのむしみたいに布団にくるまっているTを布団から引きずり出しました。
私は今、初めてTの顔を見ました。
顔色が青白く、目は暗く、うつろでした。
口は魚の口みたいに、半開きになっていました。
おまけに髪の毛はボサボサで、昨日も風呂に入らなかったのだろうと思われました。
顔全体で見れば、ゾンビのような風貌でした。
「いっせーのーで!」という掛け声で、私はTの頭部を、Mは足の方を持ち上げました。
持ち上げた瞬間、私は漬物石でも持っているかのような重たさを感じました。
もちろん、頭部なので足の方より重いのは当たり前ですが・・・・・・。
25 :
夢見る名無しさん:2007/10/26(金) 05:55:53 0
>>20 50冊読んだらなかなかじゃないの
自分があんまり読んでない(20冊くらい)からそう思うのかな
本は理解できるスピードでじっくり読むのがいいと思う。実際自分もそうしてる。
読んだ本の数ばっかり多くて文章の真の意味も理解せず
あれは駄作だこれも駄作だと
むやみやたらに切り捨てるようなダメな読み手に比べたらずっといいだろう
26 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/10/27(土) 12:23:37 0
>>25 でも、あんまり面白くなかったりすると途中で投げ出してしまう・・・・・・。
今、読んでるのは「源氏物語」。
紫式部、凄いなと思った。
才女だし、文才あるし。
「登場人物の数が430人に及んでいる」って解説に書いてあった。
もちろん、古典ばっかり読んでいるわけでもない。
「白い声」っていう小説も途中までだけど、読んだ。
27 :
夢見る名無しさん:2007/10/27(土) 12:29:15 O
(^Ω^)ツマンネ
スランプ?
ウタレヨワインダヨ
30 :
夢見る名無しさん:2007/10/31(水) 20:05:42 0
>>26 源氏物語かあ…
古典読むのってめんどくないの?
ちなみに自分は現代的な作家ばかりだったりする
31 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/01(木) 18:55:16 0
>>30 源氏物語は最初はよくわかんなかったけど、読みすすめていくうちに面白くなってきた。
結構、いろんなジャンルを読みますね〜。
32 :
夢見る名無しさん:2007/11/02(金) 13:54:33 0
33 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/02(金) 16:55:18 0
>>32 宮部みゆきの「今夜は眠れない」っていう本なら読んだことある。
「夢にも思わない」っていうのとセットになってるんだけど、こっちはあんまり面白くなかったので途中で読むのをやめた。
宮部みゆきとか東野圭吾なら、母がよく読んでるよ。
>>33 それどっちも読んだことないなぁ
自分は東野圭吾の白夜行でびっくりしたクチ
作家なら誰を一番読む?
35 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/03(土) 16:31:37 0
>>34 う〜ん?
誰だろうね〜?
あんまり、固定してないからねぇ。
シリーズものは昔、はまってた記憶が・・・・・・。
まじょこシリーズとかパスワードシリーズとか。
どっちも児童文学だからわかんないかもしれないけど。
夢・独り言板にきて思ったことなんだけど、全体的になんでこんなに意味不明なレスが多いんだろ・・・・・・?
他のスレにいってもどう書き込めばいいか迷う内容のものが多すぎ。
あ、気を悪くしないで下さいね!
いつも私が不思議に思っていることですから。
36 :
夢見る名無しさん:2007/11/03(土) 19:07:56 O
>>35 夢・独り言だからね。
「意味不明なのもOK」ってことなんだろね。
着いていけないなら無理する必要もないし
書きたいとき書きたいこと書けるって場所なんだろね。
そーいう意味で他の板とちょっと違うかも。
どっちのシリーズも読んだことないや、、
シリーズものには挑戦したこともないなぁ。してみたいけど。
漫画家を目指してるの?
37 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/04(日) 10:07:34 0
えぇ!?
なんで漫画家・・・・・・?
>>4ってどこまで本当なんだろかと思ったんだけど。
漫画家目指してないん?
>>4に漫画家目指してるって書いてあるけど・・・フィクション?
二重カキコゴメソ
41 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/04(日) 15:36:18 0
フィクションですよ。
42 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/04(日) 15:38:46 0
今日から猫を飼うことになりましたよ。(本当に)
茶トラのオス猫。
うーん、、、そうなのか。
オレは漫画家にあこがれてるんだよね、正直に言って。
近いうちまた本気で描いてみようかなって思ってるし(一回目は挫折したけど……)
猫イイネ。
名前決めたの?
44 :
裕美:2007/11/11(日) 04:11:23 0
続き
「救急車を呼んだほうが良いかもしれないわね」
重たい頭を支えながら私は言いました。
「そんな・・・・・救急車なんて大袈裟よ」
「だってこの人こんなんなってるんだよ。助からないかもしれないわ・・・」
「お願い、救急車は駄目なの。わかって」
Mの目つきは真剣でした。
その気迫に私は押されて、結局Mと一緒に病院までTを運んでいくことにしました。
「ここを左よ」
二つ目の大きな交差点に差し掛かったところで突然Mは言いました。
「どうして?病院行くならここを真っ直ぐじゃない」
「もっと近いところがあるの。だからそこに行こう?」
着いた先はごく平凡な一軒家でした。
どう見ても病院ではありません。
Mは何かを隠している・・・そんな気がしてきました。
45 :
裕美:2007/11/11(日) 04:44:49 0
続き
小さな駐車場にTを寝かせたあと、
M美は両手をパンパンと叩いて言いました。
「ここで診てもらうから、Y美はもう帰っていいわ」
「ねえ、この人、病気なの?」
「・・・病気・・・そうねぇ・・・・・・・」
「身体の病気?どこか具合が悪いのかしら」
「多分、病気というものではないと思うわ」
「こんなに顔色が悪いのに?」
「うん・・・病気ではない・・・と思うの」
「そんなはずないわ。ここまで不健康に見える人が病気じゃないはずないじゃない
ちゃんとしたお医者さんに診てもらうべきだわ。M美の判断で決めるべきじゃない」
「ここは・・・ちゃんとしたお医者さんよ?」
「どこが?看板も何もないじゃない。きっとインチキ治療のイカサマ病院よ」
「私はよくお世話になってたんだから。そういうこと言わないでくれる」
「お世話になってた?一体何の病気?」
「それは・・・・・言えない」
「教えてよ・・・・私たち親友じゃない」
「・・・うるさい・・・・うるさいわね!」
「・・・え?」
突然、M美は顔を真っ赤にして怒り出しました。
私はあれこれ聞き出そうとしたことを、詫びようと思いましたが手遅れでした。
「Y美はね、そうやって親友親友言えば何でも解決すると思ってるんでしょ?
お弁当やパンのことだって本当は嫌々やってるんだから。廃棄のお弁当もらうために私がどれだけ店長や仲間に頭下げてるか
あんたにはわからないんでしょ?全く・・・ブタの餌やり係も楽じゃないわ!」
「ブタって・・・酷い!」
今日のM美はいつもと雰囲気が違いました。
外観はいつもと変わらないのですが、内面から滲み出す凄みというものが
M美をまるで別人だと錯覚させるに足るものだったのです。
M美はTの身体を乱暴に引きずって、怪しい建物に入ってしまいました。
46 :
裕美:2007/11/11(日) 04:54:34 0
続き
それから一週間。
M美からは何の音沙汰もありません。
私はあの日以来M美に対して恐怖心すら抱くようになってしまいました。
あの日結局私は、Tを運び出すため、M美に使われただけだったのですが
何か見てはいけない、触れてはならないものに近づきすぎてしまった、と思っているのです。
でもこのままでは納得が行かない。
私は意を決して、もう一度M美と話をしてみよう、と思い家を出ました。
47 :
裕美:2007/11/11(日) 05:01:25 0
ピンポンピンポン
何度インターホンを押しても彼女の返事はありません。
どうやら外出しているようです。
私は彼女と会うのは諦めて、先日訪れた奇妙な一軒家へ行くことにしました。
その家まで迷うことなくたどり着きました
広い通りに面した場所で、商売をやったら上手く行きそうだなと
冷静になった今、そんなことを考えました。
ここは本当に病院なのか、その疑問を解決すべく
ドアを二、三度ノックしてみました。
しかし誰も出てきません。
ドアノブをまわしてみると鍵がかかっていません。
私は入ってみることにしました。
48 :
裕美:2007/11/11(日) 05:12:31 0
中はがらんとしていて何もありません。
目に付くものといえば大きな出入り口のそばに置かれた下駄箱と
部屋の中央に置かれた三脚の長いすくらいのもので
無個性で無表情な四方の壁は、私が建物に入るのを頑なに拒んでいるようにも思えました。
「誰ですか」
奥のほうから声が聞こえました。
それと同時に足音が近づいてきます。
「ああ、君は確か、先週の・・・・M美ちゃんといっしょにいた・・・」
もやしのように細い男が目の前に現れました。
肌は白く目つきは爬虫類のようで頭髪は伸び放題のぼさぼさでした。
そしてなぜか私のことを「M美といっしょにいた」というふうに
覚えていました。
あの日、M美と一緒にTを運んで連れてきた日
のぞき穴でも使ってのぞいていたのでしょうか?薄気味悪いです。
「あの・・・ここは病院なのでしょうか?」
「違うけど」
もやしのような男はあっさり答えました。
では何だというのでしょう?
49 :
裕美:2007/11/11(日) 05:16:21 0
「ここは僕の家だ。ここで暮らしているんだよ」
「M美は病院だと言ってましたけど」
「ああ・・・そうか彼女にとっては『病院』なのかもしれないな」
「どういうことですか、はっきり説明してください」
もやしのような男はしばらく床を凝視したあと
うっすら笑みを浮かべて訥々と語り始めました。
50 :
裕美:2007/11/11(日) 05:37:01 0
「M美にT君を紹介したのは、僕なんだよね。まぁせめてもの償いみたいなもんさ。」
もやし男はつま先の破れかけたスリッパを話している間中、
床にぐりぐりとこすり付けていました。
「何で紹介したかと言うと、まぁ償いみたいなものかな。」
償い?何のことでしょう?私は逸る気持ちを抑えて話の続きを待ちました。
「彼女は吸血鬼・・・・みたいなもの・・・・なんだよ」
彼女?彼女とはもちろんM美のことです。
彼に言わせるとM美は吸血鬼みたいなものらしいのです。
「M美は昨年、交通事故に遭った。
そのときの輸血が原因で、彼女は吸血鬼になってしまったんだ。
輸血なんかで吸血鬼になるのかって思うよね
でも彼女は本当になってしまったんだ。残念なことだけどね」
天井を仰ぎ見た彼の顔は、一瞬悲しげな表情を見せたかと思うと次にはもう、
さっきまでのうっすらと気味の悪い笑顔に戻っていました。
「だから人間の生気が必要になるんだ、定期的にね
彼女の内部には全く別の人格を持った悪魔がいると考えてもいいんじゃないかなぁ。」
51 :
裕美:2007/11/11(日) 05:48:06 0
「償いというのは彼女が吸血鬼になってしまった原因に僕が大きく関わってるからなんだよ
彼女は僕の血液をもらってしまった。だから吸血鬼になった。
僕は責任を感じていて、適当な男を見つけては彼女を紹介してるってわけさ
吸血鬼の先輩として彼女には助言とかもしてやってるんだぜ。
これはもう確かにお医者さんと言えるかも知れないなぁ」
「T君はどうしたんですか?運んできたT君は・・・・」
「残念ながら手遅れだったよ。もう死んだも同然だったね、あれは
もうちょっと早く連れてきていれば助かったのかもしれないのに・・・・」
「なんてことするんですか」
「安心しろよ、死体は極秘のルートで流したからさ」
「許せない!」
「しょうがないだろ、僕たちが生きていくにはこうするしかないんだ
状況もよく把握しないであれこれ文句を言うお前みたいな偽善者・・・
大嫌いなんだよね・・・・」
そのとき私は身の危険を感じ背中が冷たくなるの感覚を覚えました。
「ちょうど生気が足りなくなって来たところだし・・・・おらー」
もやし男は見かけの割りに力があって私は一気に押し倒されてしまいました。
52 :
裕美:2007/11/11(日) 05:54:52 0
もう駄目かと思ったそのときです。
鈍い音がしてもやしのような男は崩れ落ちました。
見上げるとそこにはバットを持ったM美の姿がありました。
「私たち親友・・・だよね」
「うん・・・」
そのあと私たちは一緒に帰りました。
とてもとても久しぶりにおしゃべりした気がします。
そしてさよならを言うときM美の目には涙が浮かんでいました。
翌日
朝のニュース番組を見ていると
女が電車に飛び込んだとアナウンサーが淡々と伝えていました。
私はテレビの電源を切った。
終わり
53 :
夢見る名無しさん:2007/11/11(日) 05:57:29 0
以上で終わりです。
読んでくださった方には感謝します。
感想をいただけると嬉しいです。
あと、途中から名前を騙って書き込んでしまい本当にごめんなさい。
ただ、この物語を完結するにあたって
この名前で書くのが一番いいと思ったのでそうしただけです
お気を悪くなさらないでください。
それでは。
54 :
夢見る名無しさん:2007/11/11(日) 05:59:56 0
名前をミスってました。
M美→M
です。失礼しました。
面白い
56 :
夢見る名無しさん:2007/11/11(日) 22:50:11 O
>>55 ありがとうございます
「面白い」と言ってもらえてうれしいです。
このスレをもっともっと面白くしていきたいと思ってます。
素直におもしろいと思いました
話をまとめるのお上手ですね
58 :
夢見る名無しさん:2007/11/12(月) 08:40:10 O
>>57 ありがとうございます。
即興で書いたので推敲とか何もやってませんがそういっていただけると嬉しいです。
59 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/12(月) 12:00:13 0
何かよくわかんないけど、乙。
60 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/12(月) 12:03:16 0
>>43 きなこっていう名前。
漫画ってネームとかペン入れとかトーンの貼り付けとかあって大変そう。
61 :
43:2007/11/13(火) 00:15:46 0
>>60 うん、大変。思ったよりずっと大変だった。
だから最後まで描ききれなかった。でもまたトライしたい。
就職は決まったのだけど趣味の範囲で頑張るなら
問題ないかもって思ってるし。
きなこって可愛い名前。
子猫から飼うの?
62 :
43:2007/11/13(火) 00:35:32 0
あと・・・
続きを勝手に書いてしまってごめん。
何だあんただったのか、どっちでも良いから続編書いてほしい
64 :
43:2007/11/13(火) 01:13:21 0
続きが気になった。→こんな風になったらどうかな。→書いてみた
ってだけです。
裕美さんが戻ってきた今ちょっと調子に乗りすぎたなと反省してる。
65 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/13(火) 14:42:04 0
>>43 猫、六ヶ月しか経ってないらしいけど、意外と大きいよ。
漫画ってどういうジャンル?
あれぇ〜? なんでこんなにスレが伸びてるんだろう? ってびっくりしたよ。
昨日は。
66 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/13(火) 14:46:11 0
>>63 すみませんが、続編とかはないんです。
また、なんとなく書きたくなったら、何か書きます。
68 :
43:2007/11/14(水) 09:09:03 0
>>65 ワンピースみたいな漫画。
今のところそんなの描けたらいいなって感じなのだけど。
漫画は読む?
昨日は猫の動画たくさん見てた。
やっぱり和む。自分も飼いたくなってきたなぁ。
>>67 どうもありがとう。
興味あると言ってもらえてうれしいです。
でもそのフラッシュの何を参考にしたらいいのやら…
嵐はスルーだよ
>>43 読んでみたがなかなかって印象。
落ちが弱くてちとガカーリした。
でも最後まで引っ張られたしその点は評価。
文章もっと練り直すとよくなるよ。
72 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/15(木) 17:22:19 0
73 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/15(木) 18:42:54 0
(1枚目)
うわべだけの友達づきあいにはもううんざり。
こんなのは友達なんかじゃない。
私の近くに寄ってくるのは、私を利用したからなんだ。
みんながみんなして私に恩を売っておいて、利用したい時に利用してる。
これも私の家が貧乏だから。
私も超がつくほど、貧乏だから。
わたしが超貧乏なのは自業自得なんだけどさ。
だって、両親の反対を押し切って美大に入学したんだもの。
漫画家になるって夢を諦められなかったんだもの。
家が貧乏なのに、”夢追いフリーター”一直線って感じで笑っちゃうね。
私、絶対に漫画家になるんだからっ! っていう感じの人だよね。
”夢追いフリーター”なんてカッコ悪いぞ!
いつまで夢みてんだ、君はまだ小学生かい?
もっと現実をみろよ!
こんな風に自分に罵声を浴びせてみる。
そして、はいはい、どーせ将来は漫画家じゃなくて”夢追いフリーター”ですよといってみる。
74 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/15(木) 18:43:33 0
(2枚目)
バイトをしてもしても水道代やら電気代やらで食事代まで追いつかない。
コンビニでバイトをしている麻理ちゃんにコンビニで売れなくなった、賞味期限の切れた弁当やパンを私の住んでいる、オンボロアパートまで届けてもらう日々。
麻理ちゃんは高校時代からの友達(といっても恩を売って利用したい時に利用するような友達)だけど、この人のおかげで私は生きているのだから、何か頼まれたら断るわけにはいかない。
こんな生活、友達づきあいだから「普通の大学に行っていれば、こんなことにならなかったのにー!」と、ときどき叫びたくなる。
そんな時、私は自分自身に「あんたが夢ばっかり追ってるからでしょ! もっと現実をみなさい!!」と叱る。
灰色の雲が広がる朝。
携帯の着信音がなった。
麻理ちゃんからだった。
さてさて、今日も恩を売りにきたか、それとも私を利用しにきたのかどっちだろうな?
私は、だるそうに電話にでた。
75 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/15(木) 18:53:06 0
>>68 ワンピースの漫画は読んだこと無いけど、アニメはまあまあ、見てたよ。
でも、アニメは今、やってないみたいだね。
今、図書館で借りてきた漫画を読んでるよ。
ギリシア神話の漫画。
のだめカンタービレっていう漫画も読むよ。
76 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/15(木) 18:56:54 0
77 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/15(木) 21:07:14 0
>>44-52 改めて、乙です。
読んでみたのですが、面白かったです。
私も続きを書いてみようかな〜? って気分になりました。
リライトのやつ(
>>73>>74)の続きだけど。
イイヨイイヨー(・∀・)
続き期待あげ
79 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/16(金) 10:51:26 0
(3枚目)
「もしもし〜?」
「あ、もしもし、花梨(かりん)?」
「うん、そうだけど何のよう?」
「私、今花梨のアパートの2階の右から三番目のところにいるんだけど、今すぐ来てくれない?」
麻理ちゃんは緊迫した口調で早口に言った。
「うん、わかった」
「じゃ、待ってるから」
麻理ちゃんはそういって、電話を切った。
私は、パジャマを着替えてアパートの2階の右から三番目のところに向かって行った。
私はそこに着くと、インターホンを押した。
ドタバタと足音が聞こえ、泣きべそをかいている麻理ちゃんが飛び出してきた。
麻理ちゃんに腕を引っ張られ、薄暗い部屋にたどり着きました。
一見すると、普通の部屋なのに活気が感じられない。
朝なのに、電気もつけず、カーテンも締め切ったままだからかもしれない。
まるで、もう使われなくなった空き家のようにひっそりしていて生命力が感じられなかった。
下のほうに目を向けてみると、いくつもの丸められた紙くずが畳の上に散らばっていて、丸いテーブルの上には、漫画を書くときのインクやペン、トーンなどがばらばらに置いてあった。
その丸いテーブルの隣に敷布団が敷いてあった。
まだ、だれかが寝ているようだった。
「智也くん、どうしたの? 大丈夫?」
麻理ちゃんが声をかけながら、布団にくるまっている男を揺する。
私は麻理ちゃんの隣に座って「麻理ちゃん、この人だれ?」と訊いた。
80 :
夢見る名無しさん:2007/11/16(金) 10:52:18 0
どーでもいいんだよ
81 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/16(金) 10:53:49 0
ミス→麻理ちゃんに腕を引っ張られ、薄暗い部屋にたどり着きました。
訂正→麻理ちゃんに腕を引っ張られ、薄暗い部屋にたどり着いた。
82 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/16(金) 10:55:30 0
T→智也
リライト後の方が臨場感出てる気がします!
応援してます(^o^)/
おもろい。続ききぼん。
85 :
43:2007/11/16(金) 21:30:50 0
以前のよりもよくなってるね?おもしろいよ。
文章で状況を描写するってすごく難しいことだと思う。
それと同時に楽しい。
>>77 ありがとう。
面白いと言ってもらえてうれしい。
自分の場合どっかですぱっと切らないと
延々と書いてしまいそうになる。
>>44-52も自分としては頑張って短くまとめたつもり。
続き頑張って!応援してるよ。
87 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/17(土) 11:35:09 0
(4枚目)
「今まで花梨には秘密にしてたんだけど、私の彼氏なの」
麻理ちゃんはもじもじしながら答えた。
「いつできたの?」
「美大に入ってからよ。実はここ三日前くらいから全然、学校にこないから心配になって見にきたの。
そしたら、こんな状態で……。風邪でもひいたのかしら?」
畜生! 麻理ちゃんのバカヤロー!
私はいつもいつも生きるのにも必死なのに……麻理ちゃんだけずるい!!
私は心の中で叫んだ。
そうは言ってもここで身を引くわけにはいかない。
もし「フン! そんなことくらいで呼ばないで!」なんて言ってしまったら、私たち2人の縁はそこでぷっつりと切れてしまうだろう。
そうなってしまったら、明日のご飯だって食べれなくなってしまう。
よし! 彼氏がいないくらいなんだ! いない人だってたくさんいるぞ!
惨めな自分を励ました。
「あのね、智也君がね、ここ最近ほとんど何も食べてなくて寝たきりなんだって言ってた」
麻理ちゃんが泣きそうな声でゆっくりと言った。
「え……?」
私はさすがにそれはまずいと思った。
人間は3日間ぐらいなら飲まず食わずでも生きていけるって聞いたことがあったけど、私の予想では学校を休んでからずっと寝たきり状態なんだと思われた。
そうだとしたら、今日は4日目だからこの人はもう、餓死しそうな状態になっているのだ。
「花梨、どうしよう〜?」
麻理ちゃんが泣き出した。
「はやく、病院に連れて行こ!」
私は麻理ちゃんの背中をさすってあげた。
88 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/17(土) 12:04:30 0
(5枚目)
「総合病院でいいわね? 診察券とかもって行かなくちゃいけないわね。私、あのタンスの中を探すから麻理ちゃんはあのカバンの中を探して!」
私は麻理ちゃんに指示して、部屋のすみっこにある私の背丈ぐらいの高さのタンスの中を探した。
タンスの下から四段目までは服や靴下、下着などが入っていた。
私がタンスの上から2段目のところを探している時、手のひらサイズの巾着袋が見つかった。
開いてみると、中には鍵がつきのキーホルダーなどのなくなりやすいものが入っていた。
「あったよー!」
私は麻理ちゃんにむかって叫ぶようにして言った。
総合病院の診察券と保険証が見つかったのだ。
89 :
43:2007/11/17(土) 15:41:12 O
盛り上がってきたな
90 :
43:2007/11/17(土) 18:55:11 O
>>75 のだめカンタービレはちょっとだけど読んだことあるよ。
クラシックを題材にするって目の付け所がすごいと思った。
神話はファンタジー系で使える知識いっぱいだよね。
91 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/18(日) 13:58:09 0
(5枚目)
「総合病院でいいわね? 診察券とかもって行かなくちゃいけないわね。私、あのタンスの中を探すから麻理ちゃんはあのカバンの中を探して!」
私は麻理ちゃんに指示して、部屋のすみっこにある私の背丈ぐらいの高さのタンスの中を探した。
タンスの下から四段目までは服や靴下、下着などが入っていた。
私がタンスの上から2段目のところを探している時、手のひらサイズの巾着袋が見つかった。
開いてみると、中には鍵がつきのキーホルダーなどのなくなりやすいものが入っていた。
「あったよー!」
私は麻理ちゃんにむかって叫ぶようにして言った。
総合病院の診察券と保険証が見つかったのだ。
「財布、見つかったよ」
麻理ちゃんも智也君の財布を見つけたようだ。
「花梨、救急車呼んだ方がいいかしら? 智也君の財布の中、見たけど二千円ぐらいしか入っていなかったし……私そんなにお金、持ってないし。
どうしよう?」
麻理ちゃんがハンカチで涙を拭いながら尋ねた。
「そうねぇ、よくわかんないんだけど、救急車呼んだらお金かかりそうね。私もお金あんまり持ってない。こうなったら、私たちが病院まで運んでいくしか……」
「病院までタクシーに乗って行く? バスじゃあ、目立つから」
「そうね」
私と麻理ちゃんは智也君の身体を布団にくるんで、タクシー乗り場まで運んだ。
92 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/18(日) 14:41:01 0
(6枚目)
空は分厚い濃灰色のくもに覆われていた。
身体に吹きつける秋の風が寒かった。
ようやくタクシー乗り場についた私はこすり合わせながら、タクシーを待った。
私は隣で毛布に包まって、ベンチに横になっている智也君を見た。
髪の毛がボサボサ目がうつろだった。
何日もお風呂に入ってないんだなとすぐにわかった。
黒いタクシーがこちらに向かってきた。
麻理ちゃんと智也君は後ろの座席に乗り、私は前の助手席に乗った。
「あの〜もしかして私の父の友達の方ですか?」
タクシーに乗ってしばらくたってから、麻理ちゃんはタクシーを運転している40代くらいのおじさんに訊いた。
「ああ、そうだよ? 麻理ちゃんかい?」
「そうですそうです。人違いじゃなかったんですね。」
「ところで、その男の人は誰かな? 彼氏?」
「えっと……まあそうです」
麻理ちゃんは恥ずかしそうに言った。
「あの! 私の父とゴルフに行ったときに言わないで下さいね!
お父さん、そういうことに厳しいから……」
「ああ、わかったよ」
おじさんは静かに言った。
93 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/18(日) 14:47:25 0
94 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/18(日) 14:53:52 0
ミス→髪の毛がボサボサ目がうつろだった。
訂正→髪の毛がボサボサで目がうつろだった。
ファイトー(^_-)
自作小説公開してるんですか?
面白そうですね。応援してます。
97 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/19(月) 10:07:39 0
>>96 たまたま、いい話を思いついたから書いてるだけです。
応援、どうもです。
98 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/19(月) 11:26:49 0
(7枚目)
タクシー代を払って総合病院に着くと私たちは受付を済ませて、まずは内科のほうへ急いだ。
智也君を運ぶ途中で人々が珍しそうに見ているのがすこし恥ずかしかった。
内科へいく途中に看護婦さんに「担架で運びましょうか?」といわれたので、智也君を担架にのせて運んだ。
智也君は血液検査や胃カメラをのまされたりしたが、身体にはどこにも異常はなかった。
3日間何も食べていないということで点滴をされた。
内科の医者から精神科にいくように言われた。
私は精神科といったら、キチガイみたいな人が通うような場所だと思っていた。
麻理ちゃんもそう思っていたらしく「精神科って頭がおかしい人がいるんだよね?」と私に訊いた。
しかし、精神科にいくと意外と普通だった。
内科と変わらず、受付の近くには椅子が並んでおり、人々も普通だった。
智也君の診察には私と麻理ちゃんが付き添った。
智也君の代わりに私と麻理ちゃんが智也君の症状を医者に説明した。
どういう風に展開するか気になる。さっさと続き書け。
まぁ急ぎなさんな
構想は時間をかけるほど良くなるのさ
101 :
=ω= ◆BI5yoD7fEM :2007/11/20(火) 01:06:22 0
はじめまして〜面白そうなスレ発見。
続きどうなるの??
102 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/20(火) 15:46:20 0
(8枚目)
医者は私たちの話をメモを取りながら聞いていた。
「重度のうつ病かもしれませんね。しばらく入院することを勧めます」
医者は話を聞き終えるとすぐにそう言った。
私と麻理ちゃんは顔を見合わせた。
――――お金が無い。
あのオンボロアパートに住んでいるのだから智也君にはほとんどお金が無いといってもいいだろう。
麻理ちゃんの家だってそんなに裕福ではない。
「あの……智也君はそんなにお金を持ってなくて……」
麻理ちゃんが震えるような小声で言った。
「大学生のようですし、お金に困っているようなら自宅療養でも何とか大丈夫ですが、誰か彼の面倒を見なくてはなりません」
「それなら私がやります」
医者の言葉が終るとすぐに麻理ちゃんは言った。
私は一瞬、麻理ちゃんがあの慈愛に満ちたナイチンゲールのように見えた。
こんなに面倒なことになっても、彼を見捨てないなんて……私ならあんなうつ病男、ほっとくわ。
ひょっとして麻理ちゃんはあの男に依存しているのだろうか?
ハッ――――これじゃあ、麻理ちゃんは天使で私は悪魔みたいじゃない。
しかし、このあと麻理ちゃんは智也君のナイチンゲールではなくなる。
103 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/20(火) 15:52:50 0
今、書いているところ(1枚目)〜を第一章とさせていただきます。
順調ですね。最後の文章が気になります。
43です
ハンドルを名乗ってみる
宮部みゆきさんも先の展開を暗示させる文章を結構使っている気がする
106 :
裕美 ◆RN5avASaR. :2007/11/23(金) 09:54:41 0
こんなコピペを見つけた。
「願い、明日、夢」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm169194 え?
願いはいつか叶うですって?
あなたはそうやって 望みを口にしただけ
いつかかなうとでも思ってるの?
そうやって馬鹿みたいに 口をポカーンと開けながら
いつか来る日を待ってるの?
いつかっていつ? いつかっていつ?
だいたいあなた 今いくつ?
え?
明日からやろうと思ってた?
あなたはそうやって 言い訳ばっかりしてて
そんなに現実見るのいやなわけ?
いっとくわその言い訳 誰も信じていないから
別の屁理屈考えたら?
明日っていつ? 明日っていつ?
だいたいあなた 今いくつ?
え"っ!?
夢をもっているんですって?
あなたが白日夢 見るのは勝手だけれど
死ぬまで夢の中いるつもりなの?
じゃあどんな夢か 具体的にいいなさいよ
何その抽象的な言い方?
夢ってなに? 夢ってなに?
だいたいあなた 今いくつ?
107 :
boola:2007/11/24(土) 01:52:45 0
>>106 切ない歌詞だなぁ。
夢は持ち続けていたいし、できれば実現させてみたい
とは思うのだけど、かなわないときのこと考えたら凹むんだよね。
案外誰もがそういう挫折を体験するのかもしれないし
人ってそういうショックには慣れる物なんだろうけど
いざしたいことが無理だとわかったときのショックってやっぱりでかい。
子供のころは、社長さんとかアイドルとか芸能人とか総理大臣とか一流のプロスポーツ選手とか
なりたがる人はたくさんいた。
でも結局実現させた人なんて(自分の知る限りでは)一人もいない。
子供のころ毛嫌いされていた普通の人にもなれないでニートになった人もいた。
切ないことではあるけど決して他人事ではないと思うし
いつもある程度の決意を持って生きてかなきゃならない気もする。
それは絶対夢を実現するという一本ヤリな考え方だけじゃなく
諦めるための勇気とか、そういう負の方面にも向けなくてはならないエネルギー
108 :
アライ=ワタル ◆PLLLLLCCNE :2007/11/24(土) 02:17:15 0
作詞ってむずかしいですよね
おれ、書けないんですよ
詩
おひさでーす。
どうなったのかな?期待を込めてAGE♪
>>108 身もフタも無い気はしますが
そーいうのって才能じゃない?
110 :
アライ=ワタル ◆PLLLLLCCNE :2007/12/06(木) 00:41:44 0
ですよねえ
111 :
夢見る名無しさん:2007/12/13(木) 14:46:40 0
112 :
夢見る名無しさん:2007/12/30(日) 16:15:42 O
.
113 :
夢見る名無しさん:
どっかのスレで うちの会社の悪口が書いてあった。
「面接に行ったら、(将来の夢)ってタイトルで作文書かされた。むかつく。だいたい20歳済んでるのに、将来の夢もクソも無いだろ。20歳済んだらもう現実を見る年齢だろ。他人を馬鹿にしやがって!小学生じゃあるまいし。
ここではたらる奴は全員、こんなくだらない作文を一生懸命書いた、幼稚な人間なんだね。気持ち悪い。」
このレスを見てかなりむかついた。
面接で作文を書かされるのは当たり前でしょ。20歳済んでて「将来の夢」の何が悪いわけ?私はちゃんと作文を書いたから採用されたんだよ。
それを幼稚な人間なんて言い方はむかつく。ひがむな。