死んだ彼女が会いにきた

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ノンフィクション、そして長文。短文オンリー坊はまだ間に合う。引き返せ。
そして彼女が幽霊となってでてくるところまでは一日では書けそうにない。
幽霊待ちは3日後ぐらいに来ることだ。
2:2006/07/09(日) 09:14:37 0 BE:58843722-
21歳 俺=xの時 x(赤西+亀梨)<パセリ こんな俺にも春が来た。そう、彼女ができた。
※俺に赤西と亀梨を合体させても、まだパセリの方がかっこいいという公式の図※
3:2006/07/09(日) 09:15:37 0 BE:220662735-
丁度、去年の今頃だった。
朝起きる。寝る。昼起きる。寝る。寝れない。Yahoo!を開ける。
Yahooニュースを確認する。お気に入りのスレを確認する。自分のレスが
叩かれている。へこむ。
そう、俺はどっからどう見てもニート(今は違うぞ)だ。
だが俺はあくまで「将来を考える」ニートというキャッチフレーズを自分でつけて
現実逃避をしていた。あぁその通り。負け組みだ。
4:2006/07/09(日) 09:16:34 0 BE:294216645-
俺は物置の奥から発見したファミコンとマリオ3を黙々とやっていた。
昔は笛を使って一気にステージ10まで行っていたが今だったら笛を使わなくても
全クリできるんじゃないかと思い8時間ぐらいがんばっていた。
ステージ8まで来たあたりで携帯が鳴った。メールだ。登録件数8件の俺の携帯が鳴るなんて
珍しい。片手にコントローラーを持ったまま携帯をとろうとした。
「ゴンッ」
プレステほどコードが長くないのでファミコンがラックから落ちた。
5:2006/07/09(日) 09:17:28 0 BE:308927737-
もちろんマリオは空中で止まっている。
「っなんだよちくしょぉ!」
そう言って扇風機に八つ当たりをするとものの見事に扇風機はこけて羽が折れた。
メールを確認すると牛角の宣伝メールだった。
「今日はついてない。」
心の中で俺はそうつぶやきマリオはあきらめて80回ぐらい読んだ幽遊白書をまた
1巻から読み直そうと決意した。
テレビのBGMが消えると、どこからか盆踊りの曲が聞こえてくる。
6:2006/07/09(日) 09:18:18 0 BE:794383496-
「そういえばもう夜店の時期か。」
俺は連想する。夜店→浴衣→女→昔の同級生→彼女ができる
なぜ同級生→彼女になるのかは橋本龍太郎の一億円献金がどうなったのか並に
謎だが当時の俺はそういう思考回路をしていた。
7:2006/07/09(日) 09:19:13 0 BE:235372782-
彼女を求めて俺は家を出る。50mも歩けばすぐに夜店通りに到着する。
俺は超アホだったので、何故か少しでもめだつようにチョい悪(謎)なスーツを着て
いった。同級生を探しながらウロチョロしているとヤンキーの集団に出くわした。
俺はカメムシが体に止まっただけで泣いてしまうほどビビりなのでもちろん
目は合わせない。しかしヤンキー達がこちらをジロジロ見ているのがわかる。
8:2006/07/09(日) 09:20:04 0 BE:794383496-
誰か一人が俺の方につばをはく。すると、つばが開始の合図にでもなっているかの
ごとくヤンキーどもが暴言を吐き始める。
ヤンキーA「おい、にーちゃん!」
ヤンキーB「おい!」
ヤンキーC「コラァ!」
ヤンキーD「死ねや!」
ヤンキーE「ヘタれが!」
ちくしょぉ。今日はなんて運が悪いんだ。こんなんだったら血液型選手権見ておく
んだったぜ!そんなことを考えながらだんだんとヤンキーどもからはなれていく。
9:2006/07/09(日) 09:20:51 0 BE:235373928-
しかし、ヤンキーどもから離れれば離れるほど腹が立ってきた。
ヤンキーどもに対する怒り+ファミコンのコードの短さで俺の怒りゲージは限界を迎えた。
何を思ったか俺はせっかく抜けたヤンキーゾーンに早歩きで戻っていった。
「誰がへたれじゃコラァ!!」
10:2006/07/09(日) 09:21:40 0 BE:470745784-
生まれて始めて自分からヤンキーに喧嘩を売った。だが冷静に考えると
自分でもふいてしまうほどおかしな行動だ。ヘタレと罵られてから返すまで役20秒。
これでは恐竜よりも反応が遅いではないか!もちろんヤンキー達もそれに気づき
俺をバカにしてくる。
11:2006/07/09(日) 09:22:25 0 BE:353059564-
「なんだこいつw反応おっそwwまじできもいんだけどwww」
自分でも恥ずかしくなってきた。恥ずかしさを誤魔化す為に大声をあげる。
「ぅおまぁえらぁブッこぉろすぞこらぁぁぁ!!!」
深夜にやっているヤクザ映画をたまに見ているのでここらへんはばっちりだ。
12:2006/07/09(日) 09:23:19 0 BE:205951272-
だが俺がそう叫んだ瞬間、顔面に何かが飛んできた。ヤンキーの額だ。
俺は頭突きをモロに喰らい鼻血を噴射させながらしりもちをついた。
そこからはもう全員からリンチだ。もう頭の中は真っ白で痛みも感じない。
あぁ・・・。歯だけは折れません様に・・・。なぜかそんなことを考えていた。
その時、
13:2006/07/09(日) 09:24:02 0 BE:941491788-
「ちょ、ちょっとやめなさいよっ!警察呼びますよ!!!」
誰かが止めに入ってくれた。ヤンキー達は周りにできた人だかりにビビったのか
そそくさと人ごみに紛れて行った。運よく骨は折れてないみたいだ。
だが冷静になると顔がズキズキしてすごく痛い。鼻血で息もしにくい。
とりあえず助けてくれた人の顔を見る。声で女だというのはわかったが
おばさんだと思っていた。
14:2006/07/09(日) 09:24:45 0 BE:823805287-
しかし、彼女は
y=彼女の時 y(弁当を温めたせいで一緒に暖かくなった端っこの漬物+
針をどれだけ目の近くまで持っていけるか実験している時に、
震度2の地震がきて針が目に刺さったらどうしようという恐怖)≧上戸彩
※彼女にどれだけ醜い物を合体させても、上戸彩並に美人でいられるだろうという公式の図※
だった。それにまだ若い。俺と同じか1、2こ上ぐらいだろうか。
15:2006/07/09(日) 09:25:17 0 BE:353059283-
「あの・・・、大丈夫ですか・・・?立てますか?」
なんと勇ましい人だろうか。ニートの俺とは偉い違いだ。俺は女に助けられてしまった
情けなさと恥ずかしさでその場を逃げ出したくなった。
何かお礼をしなければと思った俺は、何を思ったかニートにとって命の次に大事な財布
をまるごと彼女に差し出した。
16:2006/07/09(日) 09:26:22 0 BE:470745784-
「すいませんでした!」
ありがとうございました!と、すいませんでした!を言い間違えた俺は人ごみをかぎわけ
ダッシュで家に帰った。彼女が財布をつかまなかった為、地面にボトッと落ちたのが
わかった。
17:2006/07/09(日) 09:27:18 0 BE:588432285-
アパートに帰ると、意味不明な行動の数々に俺は一人でうずくまっていた。
現実的には貯金ももう少ないのに今月分の家賃と生活費がお空へ消えたことが
一番の痛手のはずだが、そんなことよりも彼女に財布を差し出したという
上半期中もっとも謎な行動の恥ずかしさで1時間は他のことを考えられなかった。
18:2006/07/09(日) 09:28:07 0 BE:588432858-
やっと恥ずかしさもおさまってきて、幽遊白書の81周目に突入していた。
「ピンポーン」
部屋のチャイムが鳴った。俺を訪ねてくれる人なんか誰もいないはずだが
いったい誰だ。 その時俺は気づいた。財布には住所が書いてあるカードも
入っていることに。そして冗談でやったら結構おもしろかったので1000円分も
やってしまったムシキングのカードが10枚も入っていることに!
恐る恐るドアから外を覗くと案の定、浴衣を着たなんともかわいい彼女が立っていた。
19:2006/07/09(日) 09:31:33 0 BE:117686742-
仕事行く前に疲れちゃったよ。オチを書く前に落ちないように、死にそうになったら
ageといてくれよ。俺は休日出勤行ってくるよ。
20 ◆IIIiIIIiiI :2006/07/09(日) 09:39:51 O
>>1
保守は任された(笑)

続きに期待♪文才あるね〜読んでて引き込まれるよ
21伝説のウォーターボーイズスレ独り実況野郎 ◆3b5aA9m7As :2006/07/09(日) 20:36:30 O
ふむふむ
22 ◆IIIiIIIiiI :2006/07/10(月) 07:51:28 O
☆7月10日 保守☆
23夢見る名無しさん:2006/07/10(月) 14:28:22 0
ワクワクテカテカ!
24:2006/07/10(月) 19:44:58 0 BE:823805287-
俺はその時決心をした。
(居留守を使おう。)
あんな恥ずかしい行動を連続してとってしまったのに、こんなかわいい彼女に
顔を合わすことなんてできるはずがない!よし、彼女が帰るまで静かにしていよう。
俺はゆっくりと覗き穴から目を離し、一歩後ろに下がった。
25:2006/07/10(月) 19:46:35 0 BE:514878375-
「ゴンッ!」
金属の傘立てに脚が直撃した。
(やばい!気づかれたかっ!もう仕方がない。ドアを開けよう!)
そう思うと鍵に手をかけた。その時重大なことに気が付いた。
しまった!固まった鼻血を拭かないまま幽遊白書81周目に突入していた俺の鼻の下は
血でカピカピになっていた。
26:2006/07/10(月) 19:47:25 0 BE:411903247-
俺は急いで洗面台へ行き、鏡を見ながら、カピカピになった血とかさぶたを必死で
とり始める。全日本かさぶた速取り選手権に出場していたら8位タイぐらいになっていた
だろう。もう痛みなどまったく気にせず皮膚から次々と削ぎ落とす。
だがそれでもあまりにもしつこいこいつを全部削ぎ落とすにはある程度時間を要する。
その時ドアのほうから音が聞こえた。
「ゴトンッ」
27:2006/07/10(月) 19:48:36 0 BE:529589849-
俺は仕上げにティッシュで鼻をかむと急いでドアの前に戻った。
思ったとおり財布がポストの中に入っていた。
(あぁ!彼女が帰ってしまう!)
そう思った俺は急いでドアを開けると彼女の姿はなかった。まだ間に合うと、
俺は急いで階段を下りる。するとそこには彼女の後姿があった。
彼女は俺の足音に気づいてかこっちを振り返った。
28:2006/07/10(月) 19:50:26 0 BE:308927737-
「あ、あの時財布を落としていったみたいなのでポストに入れておきました^^;」
あれはあげたつもりで落としたわけではないのだが、
「あ・・・ありがとうございました・・・。」
俺はテレながらそう言うと彼女は
「いえ・・・。・・・では失礼しますね^^」
ニコッと笑って彼女は俺に背を向け、また歩きはじめた。
29:2006/07/10(月) 19:51:11 0 BE:176530234-
これ以上彼女を引き止めるのには無理があった。
今日がもし雨なら、その時彼女がふらっと足の力が抜けたように倒れこんで
「ちょっと雨にあたっちゃったので疲れちゃったみたいです・・・」
俺はおでこに手を当てると
「す、すごい熱じゃないか!ちょっと部屋で休んでいったほうがいいよ!」
30:2006/07/10(月) 19:52:08 0 BE:397192739-
なんてことにはならないが、まだ今よりは何とかなったかもしれない。
だが俺はなんとしても彼女を引き止めたかった。この機会を逃したくなかった。
あせっていた俺はとんでもない発言をうぬの口内から彼女の後頭部めがけて発射した。
「あの!・・・何かお礼をさせて下さい!」「お願いしますっ!」
31:2006/07/10(月) 19:52:40 0 BE:411902674-
彼女はきっと思っただろう。なぜこの人は必死にお願いしてまでお礼がしたいのだろう。
そして何より、この人の顔は「ビューティー・コロシアム」に出てもどうしようも
ないだろう、と。
32:2006/07/10(月) 19:54:12 0 BE:661986959-
あー、ドン引き間違いなしだ。もし俺が今からドラゴンボールを7つ集める旅に出たと
したら、見事全部見つけることができて、そしてシェンロンを召喚したとしたら。
100億をもらう?いらない。ただ彼女に必死にお願いをする前に時間を戻してもらうだろう。
それぐらい俺は後悔をした。
33:2006/07/10(月) 19:54:51 0 BE:117687124-
彼女が困った顔をしている。
「んーと・・・、・・・・・・。」
当たり前だ。見ず知らずの人にしてもらってうれしいことは、芸能人と間違えられて
サインを求められ、周りの人が「あの人すごい人なんだ」という空気になり、
優越感に浸ることぐらいだ。俺が彼女ならこう返すだろう。
「じゃあ、私をこのまま静かに帰らせて下さい。そして二度と話しかけないで下さい。」と
34:2006/07/10(月) 19:55:43 0 BE:823805287-
(あぁどうしようどうしようどうしよう!)
一人であせっていると彼女が口を開いた。
「えっと・・・。じゃあ友達が先に帰っちゃったので、今から一人で何か食べようと思ってた
んですが、よかったら一緒にどうですか?浴衣なので屋台で何か買うだけですけど^^;」
35:2006/07/10(月) 19:57:18 0 BE:264795236-
すごく気を使ってくれているのがわかる。誰が見ず知らずのパセリ以下の顔をした奴と
ご飯を食べてうれしいだろうか。普通ならここは遠慮するのが妥当だが、自分からお願いします
と言ったのに、断っちゃったら「他のお礼なら喜んでするが、お前と飯を食うのだけは御免だぜ」
みたいになっちゃうので
「もちろんおっけーです・・・」
と言うしかなかった。彼女はきっと、断ってほしかったに違いない。
36:2006/07/10(月) 19:59:38 0 BE:706118786-
想像以上にペースが遅いので、
今から一眠りして、朝はやく起きて出勤するまでにもう少し書こう。
37夢見る名無しさん:2006/07/11(火) 01:02:36 0
乙!
ワクワクテカテカ
38:2006/07/11(火) 04:50:15 0 BE:220662735-
おはようさん。保守感謝!

夜店通りに戻ると、もうピークはすぎたらしく人は少なく屋台もどんどん閉め始めていた。
まだ人が多いと、ガヤガヤうるさくて喋れないのは分かるが、あまり人がいないのにも
かかわらず無言なのはかなり気まずい。
(何か喋らないと!)と思った俺は何故かまたろくでもないセリフをチョイスする。
「星が見えますね。」
39:2006/07/11(火) 04:51:10 0 BE:220662353-
なぜ当たり前のことを改めて言う必要があったのか。土壇場で考える
セリフの選択センスの無さならアジア近辺では誰にも負ける気がしない。
少し間があった後、
「そうですね^^きれいですね。」
40:2006/07/11(火) 04:51:55 0 BE:117687124-
彼女はきっと俺が恥をかかない最良の返しを考えてくれたのだろう。
彼女がしずかちゃんだったとしても
「ちょw?のびたさんったら何を言っているの?ウフフフフッw」
と返されているだろう。ここらへんから彼女がしずかちゃんよりもやさしいことが
うかがえる。
41:2006/07/11(火) 04:53:18 0 BE:926781179-
通りをしばらく歩くと彼女は言った。
「ご飯系のものは、もう焼きそばぐらいしか残ってないですね^^;
やきそば食べられますか?」
やきそばを食べられない日本人など存在するのだろうか。
それでも聞いてくれるところらへんから彼女がしずかちゃんよりもやさ(もういいよ
42:2006/07/11(火) 04:54:58 0 BE:308927737-
彼女は財布からお金を出してやきそばの屋台へ行こうとしたので、俺は
「俺がお願いして一緒に来させてもらったんだから俺が払いますよ!」
ふつうに俺が払いますと言っても断られそうだったので俺はそう言った。
「あ、じゃあご馳走になります^^」
無理に断らず、男をきちんと立ててくれるところは尊敬すら感じさせた。
43:2006/07/11(火) 04:56:30 0 BE:514878375-
一安心し、俺は財布をとり出そうとポケットに手を入れた。
(ない・・・。右ポケにも左ポケにも後ろポケにもなぁぁぁいっ!!
あぁぁぁぁぁっ!!!ポストに入れたまんまだぁぁぁぁ!!!)
言えない・・・。「あっ、財布もってきてねーや。やっぱりおごってw」
言えるはずがない・・・。そんなダサい奴、風の噂ですら聞いたことがない。
44:2006/07/11(火) 04:57:50 0 BE:941491788-
あたふたしている俺を見て俺が財布を持っていないことに気づいたのだろうか。彼女が言う
「あ・・・あの、やっぱり私が払っていいですか?今日使うつもりのお金が1000円も
余っちゃって。」
あきらかに財布を忘れた俺が恥をかかないようにフォローしてくれている。
この場合彼女に甘えるのがベストだと思うが、なぜか俺はこう言った。
45:2006/07/11(火) 04:59:28 0 BE:1191575399-
「財布とってきます!」
彼女の返事もきかず、いきなり家に向かってダッシュで走りだす俺。
自分のダサさ加減に腹がたって涙がでてくる。
泣きながら本気速度で走っている俺を見た人達は全員ドン引きしている。
ものの3分程度で部屋の前についた。だが財布を持ってまた彼女のところまで行く
気力がない。体力的にではなく精神的にだ。
46:2006/07/11(火) 05:01:50 0 BE:117687124-
ベストは、彼女のいた場所まで戻ったら彼女はもう帰っていた。という結末だが、
やさしい彼女のことだ。きっと待っているに違いない。だがもう誰にも会いたくない。
今、UFOに乗った宇宙人が空から下にビームを出して人間を拉致しようとしている
のを発見したら俺は全速力でビームに向かってダッシュし、俺も連れていってもらうだろう。
もう俺の精神状態は人に会いたくないという次元ではなく
地球にいたくないという次元であった。だがあいにく宇宙人は見えない。
俺は財布をつかむと、彼女が帰ってくれていることを祈ってゆっくりと彼女
のいる場所へ向かった。
47:2006/07/11(火) 05:02:36 0 BE:411903247-
10分ぐらいトボトボと歩き、やっと彼女がいた場所が見えてきた。やはり彼女はまだ
そこで待っていた。彼女がこっちに近づいてきて言った
「屋台終わっちゃいましたね^^;でも気にしないで下さいね^^」
俺はビックリして屋台のほうを見るともう親父は屋台をたたみ始めていた。
48:2006/07/11(火) 05:03:24 0 BE:529589849-
これで俺は
「人を待たせ、ドジで、行動が全部カラ回りし、よく意味不明な行動をとり、
ヤンキーにリンチにされたブタゴリラ級の顔を持つ、将来を考えるニート」
という無敵のキャッチフレーズにパワーアップした。
とりあえず俺は彼女に平謝りをした。
49:2006/07/11(火) 05:04:49 0 BE:823805478-
「すいません!本当にすいません!」
これには、発注ミスをし取引先相手に謝罪をする営業マンの絵と共感するものが多々見られた。
「いいんですよ^^;じゃあ・・・お礼を変えさてもらってもいいですか?」
「もちろんです!何でも言って下さい!」
50:2006/07/11(火) 05:05:38 0 BE:205952227-
これ以上はないと断言できるぐらいダサダサの俺になぜこう言ってくれたのかは
今となってはもうわからない。
「じゃあ、ご飯は今度一緒に食べるということでアドレス交換なんかどうですか^^」
(なぜだ!?こんなにもきもダサい俺にアドレスを知られてもいいのか!?)
内心はそう思ったがもちろん返事は
51:2006/07/11(火) 05:06:29 0 BE:235372782-
「もちろんお願いします。今度は絶対財布忘れませんから!」
「アハハ^^お願いします^^」
とりあえずアドレスを教えておいて俺と別れてからアドレスを変更するつもりなのかと
思ったがアドレスはおろか、自ら携帯番号まで教えてくれた。
こうして俺の携帯メモリは9件という前代未聞の快挙を達成した。
52:2006/07/11(火) 05:07:33 0 BE:1059178289-
部屋に帰るとお礼のメールを送ろうと考えた。しかし、
(いや、待てよ。何のお礼なのか謎だな。やめておこう)
となった。次の日、週末にでもご飯に誘おうかと考えた。しかし、次の日にメールを
送るのもいやらしいかと思いやめた。次の日、二日後というのは計算したみたいに
思われるのが嫌だったのでやめた。三日後、間が空きすぎて誘うのが気まずくなった。
四日目。五日目。そして、あのマリオの全クリに惜しくも失敗した日から六日がたった。
53:2006/07/11(火) 05:08:40 0 BE:706118786-
完全にタイミングを見失った俺はもうすでに諦めていた。
そしてニートではない頃、かっこいいと思って買ったが、かっこいいだろと自慢する
相手もいないことに購入後気づいた中型のアメリカンバイクを久しぶりに走らせていた。
ホームセンターが見えたのでこの間壊れた扇風機のかわりを見ようと駐車場に単車を止めた。
なにげなく携帯を見ると、着信が入っていた。なんとそれは彼女からだった。
54:2006/07/11(火) 05:20:36 0 BE:220662353-
やばい・・・。3日でラストまで書くには普通に無理があるぞ・・・。
大雑把に書くと俺の悲しさが伝わらないような気がするし。。
よし。デートは一回目と最後だけに省きますゆえ勘弁して・・・。


55 ◆IIIiIIIiiI :2006/07/11(火) 09:09:16 O
3日でラストまで書かなければならない理由あり?
出来れば1000まで引っ張って書いて欲しい…
そう思うくらいに引き込まれる話だね


応援☆保守
56夢見る名無しさん:2006/07/11(火) 11:34:06 0
ゆっくり順番に書いてもらったほうが
読み手側。。というか自分は嬉しいかな
ゆっくり楽しめるしw
もちろん1さんの決定に文句や不満などは言いませんが。

ワクワクテカテカ!
57夢見る名無しさん:2006/07/11(火) 15:53:15 0
もしよろしかったら一年かけてでも…
1000までじっくり読みたい内容です。

応援ワクテカ☆
58夢見る名無しさん:2006/07/12(水) 01:27:54 O
これ最初にノンフィクションって書いてあるけど、明らかにフィクションじゃんw
話の内容からして現実にはありえないしw
しかも保守して応援してる奴がすべて1の自演だと思うのは俺だけか?
59夢見る名無しさん:2006/07/12(水) 01:50:41 O
おもしろい!続き期待してます
60夢見る名無しさん:2006/07/12(水) 04:42:35 0
面白いww期待ヽ(-@∀@)ノ デッチage
61 ◆IIIiIIIiiI :2006/07/12(水) 06:15:25 O
応援☆保守
62:2006/07/12(水) 08:12:36 0 BE:176529762-
おはようさん
1に幽霊待ちは3日後とか適当に書いたから焦ってたんだ。
まぁ幽霊待ちは誰もいないようだからいいか。
ていうか厳密に言えば幽霊ではないんだけどな・・・

彼女に触れているわけじゃない。彼女を見ているわけでもない。ただ携帯で
彼女の名前を見ているだけでこんなにドキドキする。不思議なものだ。
一見青春っぽいが、ドキドキしているのがブタゴリラ顔なのだからウケる。
63:2006/07/12(水) 08:13:32 0 BE:397191593-
着信時間を確認すると、まだ5分ほどしかたっていなかった。
(まだ間に合う!)
またタイミングを逃してしまったらキャッチフレーズに「いつまでたっても学習しない」
が追加されてしまう。もうすでに二行ないと書けないほど長いのに、3行にはなりたくない。
2度も同じ過ちを繰り返したくないので、ドキドキしながらも彼女に電話をかけた。
64:2006/07/12(水) 08:14:27 0 BE:823805478-
「プルルルルルッ、プルルルルルッ」
第一声が裏返らないように、「あーあー」と発生練習をする。
「プルルルガチャッ、はいもしもし」
「あっ、(自分)薫(仮)です。ご無沙汰しております。着信がありましたので
 お電話させていただいた次第なんですけれども。」
丁寧に言おうと思ったら、営業マンみたいな喋り方になってしまった。
65:2006/07/12(水) 08:15:06 0 BE:941491788-
さすがの彼女もそれにはつっこんできた。
「そんなにかしこまらなくても^^;せっかく友達になれたんですからもっとフレンドリー
 に話しましょ。その方が距離も縮まりやすいと思います^^」
66:2006/07/12(水) 08:16:01 0 BE:176530526-
彼女からしたら特に深い意味もなく、なんとなく言った言葉も俺にとっては
あらゆる部門の順位を意図も簡単に塗り替えていく。
『異性に言われてうれしかった言葉』部門

       第1位!

『言われてドキドキした言葉』部門

       第1位!

『ベストコスメ大賞 マスカラ下地』部門

       第1位!(関係なし

現に彼女と交わした会話は自分でも引くぐらい鮮明に覚えている。
67:2006/07/12(水) 08:16:40 0 BE:470746548-
「そ、そうですね。ありがとうございます・・・」
何がありがとうなのかは謎だが、焦ると「ありがとうございます」「すいませんでした」
のどちらかを言ってしまうのは俺の癖だ。
彼女は思い出したように言った。
「あ!そうだ。この間の約束のことなんですけど・・・」
68:2006/07/12(水) 08:17:42 0 BE:220662353-
ほら来たよ。
「すいませんけど、なかったことにしてもらってもいいですか?」
とでも言われるのかとネガティブ思考の俺は考えた。しかし、
「いつだったら空いてますか?私が決めちゃうと薫君やさしいから無理にでも
 来てくれそうな気がして^^;」
予想外の言葉に焦る俺。しかし俺はやさしい訳ではなく、気が弱いだけだ。
69:2006/07/12(水) 08:18:31 0 BE:529589849-
「俺なら明日でも明後日でも明々後日でもいいですよ!」
言った後に後悔した。なぜなら明々後日は月曜日。月曜日は大抵のサラリーマンは
仕事だ。俺はニートだとばれないように嘘をついた。
「あ、すいません。明々後日は月曜日か・・・。平日はちょっと微妙ですね。」
何の躊躇もなく嘘をつける俺の心はドス黒い。
70:2006/07/12(水) 08:19:11 0 BE:176529762-
「ぉ、明日は大丈夫なんですか?無理に合わせてもらわなくていいんですよ?」
「え?明日ですか!全然まったくバリバリおっけーです!」
21世紀になってからバリバリおっけーを使った人はおそらく俺以外いないだろう。
こうして見事初デートの約束を取り付けた(取り付けてもらった)。
71:2006/07/12(水) 08:19:56 0 BE:661986195-
扇風機を買うはずが何故か、地震の時でも家具が倒れない「ささえひっぱる君」
という謎の商品を購入してアパートに帰った。
うれしくてうれしくて誰かに自慢したかった。携帯の電話帳を開けて自慢する相手
を探した。
1:実家 2:親父 3お袋 4:おばあちゃん 5:兄貴 6:ヤマダ電気 7:親友 8:先輩 9:彼女
72:2006/07/12(水) 08:20:42 0 BE:58843722-
俺は数少ないメモリから唯一の親友を選択して電話をかけた。
「お客様のおかけになった電話は、都合によりただいま通話ができなくなっております。」
金払えよ。と思った俺は誰かに自慢するのは諦めた。冷静になると、彼女から
デートに誘ってくれたのが不思議でたまらなくなってくる。
73:2006/07/12(水) 08:21:36 0 BE:235372782-
俺がイケメンならまだしも、自分は無差別級のグロメンだと自負している。
仮にもし、俺の顔が彼女にとってギリギリストライクだったとしよう。
それでも彼女が知っている俺の内面的なものは、マイナスのものばっかりだろう。
自分から誘ってまでデートしたい男ではないと断言できる。不安になった俺は
相談相手がいないので、なくなく2chで相談してみた。
74:2006/07/12(水) 08:22:38 0 BE:397192739-
261 名前:恋する名無しさん 2005/07/32(金) 19:22:12
俺、世界で5本の指に入るぐらいキモいんだけど
先週偶然知り合ったマジでかわいい子に色々あって飯誘われたんだけど罠だと思う?

262 名前:恋する名無しさん 2005/07/32(金) 19:40:48
分かってんなら聞くんじゃねーよ

263 名前:恋する名無しさん 2005/07/32(金) 21:29:38
ネタ乙

さすがに詳しくは覚えていないので内容は適当に書いたが、相手されなかったのは
覚えている。誰に聞こうが真実は分からないので、無理やりポジティブな発想に切り替えた。
デートのテクニックなどまったく知らない俺は、あまり頼りたくないが
仕方なく兄貴に頼ることにした。なぜ頼りたくないのか、それは兄貴が完璧だからだ。
75:2006/07/12(水) 08:23:27 0 BE:617854076-
高学歴で高給取り、マッチョでスポーツ万能、背が高くてイケメンなのだ。そんな奴いる
わけねーだろ。と思うかもしれないが本当に俺の兄貴なんだ。兄貴は親父似なので
イケメン。俺はお袋似なのでグロメンなのだ。俺がニートだったのも兄貴ばかりが
期待されていたからかもしれない。しかしそんな兄貴にも欠点が二つだけある!
そう、彼は喘息(ぜんそく)で、どっちかというと色白なのだ!!!
76:2006/07/12(水) 08:24:52 0 BE:235372782-
兄貴に基本中の基本をいくつか伝授してもらった。スーツで行かないこと。
かっこつけて高すぎる店に連れて行かないこと。などなどだ。
さすが兄貴、俺がやろうとしていたことを全部見抜いていた。
店もインターネットで探し、準備万端で当日の夕方になった。
77:2006/07/12(水) 08:26:02 0 BE:353059946-
かっこ悪い話だが車を持っていない俺は、実家にいる親父に車を借りに行く。
余談だが、親父は禿げているのに中途半端なロン毛化していた。
その姿は、チョンマゲを切った侍みたいでちょっと引いた。
78:2006/07/12(水) 08:26:42 0 BE:617854076-
彼女より後に着いてはいけないと思い20分前には待ち合わせ場所に着くように
車を走らせた。予定通り20分ほど前に待ち合わせ場所につくと、彼女はもうそこで待っていた。
79:2006/07/12(水) 08:31:00 0 BE:470745784-
俺の名前は薫にしたが、薫っていうのはブタゴリラの本名らしい。
ちなみに、分かるとは思うが「かおり」じゃなくて「かおる」。
80夢見る名無しさん:2006/07/12(水) 12:32:31 0
熊田薫
ブタゴリラくん!
81なりすまし1:2006/07/12(水) 23:25:07 O
待っていた彼女は、車に乗って来た俺に気づいた。彼女の前で止まり、ガラスを開けて焦ったようにこう言った。
「すみません!待ちました?」
緊張していた俺は、またすみませんを使ってしまった。しかしそんな彼女は笑いながら
「私も今来たところですよo(^-^)o」
と言い、この親父に借りたボロい車の助手席に乗った。
そして俺は、彼女に出会った当初からずっと計画していた、恐ろしい計画を実行に移すことにした。
「あの、手を見せてもらえます?」
俺がそう言うと、彼女は「えっ?」と言いながら、自分の手を俺に見せてきた。
その瞬間、俺は隠し持っていた手錠を彼女の両手にかけた!
「ちょっ!何するんですか!?」
危険を察知したのか、彼女はすぐに手錠をかけられた手でドアを開けて逃げようとするが、ドアは開かない。
82なりすまし1:2006/07/12(水) 23:28:44 O
「無駄ですよ。ドアはロックしてますから。」
俺がそう言うと、彼女はおびえた顔をしながら俺に言ってくる。
「離してください!何するんですか?」
「この状況で手錠をかけられて、何をされるかわからない馬鹿な女じゃないだろう?」
「そ、そんな…」
彼女の顔は、恐怖で凍りついていた。
83夢見る名無しさん:2006/07/12(水) 23:32:10 0
なりすまし 私怨w
84なりすまし1:2006/07/12(水) 23:34:08 O
「さて、どうしてやろうか」
俺がそう言うと、彼女は逃げ場もないのに必死に逃げようとしている。
「お願いします!こんなことやめてください!」
そんな彼女の懇願は無視し、俺は彼女の胸へ手をやった。
「やっ!何するんですか!やめてください!いやぁ!」
「のこのことご丁寧にデートまで取り付けてくれて、ホントはこういうことされるのを期待してたんだろう?」
85 ◆IIIiIIIiiI :2006/07/13(木) 00:04:13 O
日付が変わり

応援☆保守
86なりすまし1:2006/07/13(木) 00:45:19 O
「ち、違います!私はそんな…」
「そろそろ生乳を見せろよ」
そう言って俺は彼女の服を剥ぎ取り、ブラジャーを取った。
「いやあぁぁぁ!」「へへへ、いい胸してんじゃん。柔らかいし、形もいいし。味を確かめてやるよ。」
そう言って俺は彼女を乳首をチューっと吸い上げた。この世のものとは思えぬほどうまかった。
「最高だな。じゃあそろそろアソコを見せてもらおうか」
そう言って俺は彼女のスカートに手を伸ばした。
「いやぁ!もうやだ!やめて!」
「おいおい、何今さら嫌がってんだよ?ホントはもう濡れてて早くさわってほしいんだろ?」
87なりすまし1:2006/07/13(木) 00:55:41 O
そして俺は彼女のパンツに手を入れた。
「なんだよ、もうヌルヌルじゃねえか。やっぱちゃんと感じてんだな。」
「いや、もうやめて…」
彼女のアソコはもう濡れに濡れていた。ぐちゅぐちゅで、その音が聞こえてくる度、俺の興奮度はどんどん上がっていった。
「レイプされてるのにこんなに感じてる奴は初めてだぜ、おい。やっぱおめーはただの淫乱女だったんだな」
いつのまにか、彼女の目には涙が溢れていた。
「おいおい、目から涙が溢れてんのはいいが、アソコからも汁が溢れてるぜ。」
「や、いや…どうして…こんなこと…」
彼女は泣きながらもちゃんと感じながら言ってきた。
「どうして?理由なんてねえよ。綺麗な女を犯したいって思うのは、男の本性だろ?恨むなら、お前をそんな綺麗な顔に産んでくれた親を恨むんだな」
88:2006/07/13(木) 01:01:32 0 BE:88265423-
終わったら俺が書き込むからENDって入れてくれよ
89夢見る名無しさん:2006/07/13(木) 01:04:54 0
寛大な1が眩しいぜ☆
90なりすまし1:2006/07/13(木) 01:06:26 O
「いや!あっ…くっ…」
彼女の感じ方が激しくなってきたと同時に、抵抗も激しくなってきた。
「どうした?もうイキそうか?ったくどうしようもねえ淫乱女だな。仕方ない、イかせてやるよ。」
そう言うと俺は指使いを激しくした。ぐちゅ、ぐちゅと俺の指と彼女のアソコがこすれる。
「あ…あ…あああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
彼女は激しくイった。この時、俺の興奮度はもうMAXだった。それと同時に、こんな美人な女を犯してるという幸福感もMAXだった。
「はあ…はあ……も、もう…やめてください…お願いします…」
「何言ってんだよ?ほらぁ、まだ始まったばかりだぜ?時間はたっぷりあるんだ。朝までしっかりかわいがってやるぜ!」
そう言って俺はズボンのチャックを下ろし、チンポを出した。

「やっ!いやっ!何を…!?」
「ほら、今度は俺が気持ち良くなる番だぜ。」
彼女の頭を両手でつかみ、俺の股間へ近づけた。
「いやあああぁぁぁぁぁ!!!!!!」
彼女の叫び声は、誰にも聞こえない。陵辱は、まだ終わらない…
91なりすまし1:2006/07/13(木) 01:07:47 O
続きはまた明日書きます。
今日は落ちますんで。
保守よろ。
ではノシ
92なりすまし1:2006/07/13(木) 01:13:03 O
>>88
本物の1キタ――――――(゜∀゜)――――!!!!!!
じゃあ>>90の続きからお願いします。
93夢見る名無しさん:2006/07/13(木) 01:19:41 0
いや、>>78の続きからヨロ
94 ◆IIIiIIIiiI :2006/07/13(木) 09:31:40 O
>>92
なりすまし1君の話もなかなかおもしろい…が
書きたいのであれば自スレを立てて書くべきだよ

こういう話は出だしが大事だと思う
それは>>1の文才力であり
最初が他力本願の君では無理がある

このスレに引き込まれ楽しみにROMっている人たちは
君のせっかくの文章を待っているわけではない
昨夜>>1が来たにもかかわらず書き込めなかった
がっかりした人はわたしだけではないと思う
はっきり言って>>1の書いた続きのみが読みたい

どうしても書きたいのであれば自スレを立てる事をすすめます



>>1
応援☆保守
95夢見る名無しさん:2006/07/13(木) 12:56:18 0
エロのようなので読んでもいない
正直目障り
96夢見る名無しさん:2006/07/13(木) 14:30:04 0
1、応援保守だ

て言うかこのスレに興味のないヤシは
自分でスレ立てて遊んだら?
97:2006/07/13(木) 18:34:48 0 BE:235373928-
保守おつかれさま。ごめん昨日寝ちゃった。

彼女の横に車をつけ、助手席の窓を開けて言った。
「すいません!待ちましたか?」
「こんばんわー。いえいえ、全然待ってませんよ^^」
満面の笑みでそう返してくれた。あまりにかわいい彼女に目を合わせることもできなかった。
98:2006/07/13(木) 18:35:47 0 BE:823805287-
彼女が助手席に座ると俺は車を走らせはじめた。かわいい彼女が隣に座っていると
思っただけで、数秒間の沈黙も恥ずかしくていてもたってもいられない。
「あー・・・何か音楽でも聞きますか?」
助手席の足元に置いてある大量のMDが入ったケースが目に入ったので俺はとっさにそう言った。
「んー、そうですね^^」
そう言って彼女は足元にあるケースを拾い上げて、選曲している。
親父の車なので、何の音楽があるのか俺にも分からない。横目で確認すると
99:2006/07/13(木) 18:37:14 0 BE:397192739-
(親父ぃぃぃっ!!何で浜崎とBOAとジャズなんだよ!!!どんな趣味してんだよっ!!)
しかも、横に自分で考えたっぽいサブタイトルぽいのが個々に書かれている。
浜崎あゆみ 〜よみがえる夏のおもひで2003〜 ←こんな感じ
俺の怒りは、もうすぐ定年の親父を惑わしたエイベックスに向けられた。
「えっと・・・あ、BOA好きなんですか?いいですよね〜^^」
本当に好きなのか、あえてそう言ってくれているのかは分からない。
しかし、少なくとも俺はその一言で安心することができた。
100:2006/07/13(木) 18:38:08 0 BE:794384069-
おっとしまった。間違えた。こっちよんでから99ね

l浜l l浜l l浜l l浜l l浜l l l l l l l  
l崎l l崎l l崎l l崎l l崎l lBl lBl lBl
lあl lあl lあl lあl lあl lOl lOl lOl 〜ジャズ
lゆl lゆl lゆl lゆl lゆl lAl lAl lAl
lみl lみl lみl lみl lみl l l l l l l
101:2006/07/13(木) 18:39:08 0 BE:1059178289-
それから店に着くまで色々話をした。彼女は21歳で大学生だということが
判明した。キャンパスライフでかっこいい男をゲットすることなんか
たやすいはずなのに、俺とデートしてくれていることがますます不思議に思った。
102:2006/07/13(木) 18:40:02 0 BE:617854267-
10分もすると店に到着した。今考えるとチョイスは微妙だったかもしれないが
彼女が嫌いなものが分からないので、店は一人2000円ぐらいのバイキングにした。
ファミレスとビックリドンキーにしか入ったことがない俺は、恥をかかないように
店員が席に誘導してくれているわずかな間にあたりをチェックする。
本当にわずかな時間だったので完璧には分からなかったが、
どうやら盆を自分でとりにいってそれから色々のせていくみたいだ。
103:2006/07/13(木) 18:40:45 0 BE:367770555-
いったん席につくと、彼女がおしぼりで手を拭き始めた。俺もそれを見て
常識だよね、と言わんばかりの顔で手を拭き始める。そしておたがい、
それぞれの食べたい物をとりに席を立った。あまり食欲旺盛だと思われると
嫌だったので、食べたい物も選ばず適当に3品程度パッパと盆にのせて
俺は彼女よりも先に席に戻った。そう、俺にとってはおいしく食べることよりも、
いかにスマートにご飯を食べ終えるかということが一番重要なのだ。
104:2006/07/13(木) 18:41:28 0 BE:661986195-
(箸よし!飲み物よし!かっこよし!)
心の中で本当にミスがないか一つ一つ確認していく。洒落にならない程ドジな
俺はいつでも気が抜けない。彼女も1分遅れ程度に席に帰ってきた。
彼女はどんなものを食べるのかなーと、彼女の盆を確認すると重大なミスに気づいた。
105:2006/07/13(木) 18:42:14 0 BE:661986959-
(しまったぁぁぁっ!!彼女はきちんと盆の上に皿を置いておかずを乗せている!!
俺は盆に直接おかずを乗っけてしまっているぅぅぅ!!!)
彼女が前の席に座る。俺はわずか5.0フェムト秒の間にあらゆる可能性を考え出した。
106:2006/07/13(木) 18:42:55 0 BE:926780797-
(彼女はまだ俺の盆の上を見てないのか?今すぐもう一度席を立って皿にのせかえるべき
なのか?いや、もし気づいていたとしたら彼女のマネをしたみたいになるぞ!
「なんだ、先月まで皿なんてなかったのについに導入したんだ。」とか言うべきなのか!
ダメだダメだ。白々しすぎる!どうしよう・・・。どうする!どうすんの俺!!!)
107:2006/07/13(木) 18:43:53 0 BE:941491788-
「あ、普通お皿に乗せるんだ!俺恥ずかしいねw」
お前はバカだからヘタにかっこつけようとしたら絶対に空回りするぞ。兄貴のアドバイス
を素直に受け止めて正直にそう言った。すると彼女は
「んー?べつにどっちでもいいんじゃないのかな?私もよくわかんないや^^」
「あ、そっか。そうだよね。アハハハw」
生まれて始めて正しい選択ができたような気がした。皿ついに導入とか、かなり意味不明な
ことを言ってたらと思うとゾッとした。
108:2006/07/13(木) 18:44:36 0 BE:308926973-
恥ずかしがり屋の俺だけど、彼女にはどんどん喋れるようになっていった。
一般人が聞いてもおもしろくないと断言できる、「時間論」の話も笑顔で聞いてくれた。
つまらないギャグを言ってもいつも笑ってくれた。今でもすっごい好きなのに
もっともっと好きになっていった。店を出るころには気持ちが抑えきれないほど
好きになっていた。ここで一句「恋をした 青春ぽいけど ぶたごりら」
109:2006/07/13(木) 18:45:22 0 BE:794384069-
店を出ると、行きの俺とは180度テンションがかわっていた。うざいぐらい彼女に
話しかけまくっていた。というより確実にうざかっただろう。しかし、運転席に
戻ると俺はよからぬことを思いついてしまった。
(あー彼女まじかわいいよ。すごくいい人だし、完璧な人だ。そうだ、告白しよう!)
110:2006/07/13(木) 18:46:22 0 BE:514878757-
自分のことだが、勘違い野郎のバカさ加減にはあきれる。一回ご飯を食べたぐらいで
俺は何故か付き合えると思い込んでいた。だがドラマみたいにそんなうまいことは
いかない。告白の二文字が頭に入ってきただけで、またテンションが180度回転する。
いきなり嘘のように静かになった俺を心配してか彼女は
「どうしたの?疲れちゃった?」
そうやってやさしく声をかけてくれる。そのやさしさが俺の決心をさらにたかぶらせる。
111:2006/07/13(木) 18:47:08 0 BE:308926973-
BOAの曲だけがむなしく響く車内で俺は一人緊張しまくっている。
ここが最後の信号待ちだ。
(もう今告白するしかない!告白しなかったら俺死刑!告白しなかったら俺死刑!)
自分にそう言い聞かせるも、俺の心臓はヤンキーの車からもれるウーハー音のごとく
激しく鼓動している。彼女は気づいていたんだろう。
いきなり静かになった単細胞の俺がどんな行動をとってくるのか。
「あの・・・・・・あの・・・えっと・・・
112:2006/07/13(木) 18:49:16 0 BE:823805287-
勘違いしてる方が多そうなので一応言っておこう。
顔はブタゴリラだが体格は勉三さんだ!
113 ◆IIIiIIIiiI :2006/07/14(金) 14:40:08 O
応援☆保守
114 ◆IIIiIIIiiI :2006/07/15(土) 19:54:53 O
保守
115:2006/07/15(土) 20:52:33 0 BE:411903247-
毎日保守ご苦労様、感謝。

「えっと・・・えっと・・・・・・」
小四の時、人ごみに紛れてむかつく奴に本気でカンチョウしたら人差し指の骨が折れたが、
俺がカンチョウしたことがばれるので骨が折れたまま授業をうけた時以来の根性で、
告白しようとしていると彼女が割り込んできた。
「・・・あ!そうだ!今度は私がお店探すので、またどこか食べにいきましょうね^^;」
116:2006/07/15(土) 20:55:39 0 BE:411902674-
いくら恋愛に無知で単細胞な俺でも気づいた。
(避(よ)けられた・・・・・・・・・・・・)と。
あまりにもショックで3秒ぐらい返答するのが遅れた。
「あ・・・そうだね・・・・・・」
泣きそうなのを必死で堪えて彼女の車が置いてあるところまで運転した。
117:2006/07/15(土) 20:56:28 0 BE:176529762-
目的地に着くと彼女はあわてて助手席から降りたように俺には見えた。
「えっと、じゃあまたご飯行こうね^^おいしいところ探しておくからね。」
彼女が車に乗って見えなくなると泣き虫な俺は堪えていた涙があふれだした。
(冷静に考えろ!一回飯食っただけで付き合えるわけがない!嫌われてはいないはずだ!
まだまだチャンスはあるんだ!)
118:2006/07/15(土) 20:57:16 0 BE:176530043-
ショックなことがあると自分で自分を慰めたのち、独り言を言って、そのことは考えないよう
にする。これを、「あれ?色々考えすぎて何で悩んでたのか忘れちゃったよ法」とよぶ。
「あー車の中にいる!夜だ!夜は暗い!暗いの反対は明るい!白い!白鍵盤ー!!!」
だがこれには大きな欠点があった。そう、いつ止めていいのかわからないのである。
119:2006/07/15(土) 20:58:17 0 BE:617854267-
寝てしまえばショックは自然と和らぐものだが、やっと暗くなった程度の時間帯。
いくらニートの俺でもこんなに早くは寝れない。結局終わりの無い「忘れちゃったよ法」
を延々と繰り返していると携帯がなった。メールだった。やさしい彼女が、ショックを
うけているだろう俺に元気づけのメールでも送ってきてくれたのかと思ったが確認すると
先輩からだった。めずらしいと思いながらメールを開けると
120:2006/07/15(土) 20:58:52 0 BE:58843722-
「(メジャー)コンサートのチケットが1枚あまってるんだが行かないか。5000円でいいよ」
という内容だった。もちろん俺に気を使ってくれるような先輩ではないので、行くはず
だった一人が行けなくなった穴埋めだろう。だが俺はこういう誘いにはいつも行くように
している。知り合いからの数少ない誘いまで断っていたら一生誰とも出会えないからだ。
121:2006/07/15(土) 20:59:38 0 BE:470745784-
彼女にふられた(直接的にではないが)今、彼女を忘れて新しい出会いを見つけなければ
いけない。外に遊びにいく度に(きっと今回は誰かと出会うかも)と考えているが
結局いつも何事もなく平和に家に帰宅する。仕事の面接に行く途中、角を曲がったら
パンをくわえた女にぶつかって、会社に行ったら何故かその女がいて
「あーっ!!あなたは今朝の!!!」
て二人とも同じタイミングで声をハモらせて言った。なんてことぐらいは覚悟している
のだが。
122:2006/07/15(土) 21:00:15 0 BE:117686742-
よく考えたらそれはありえないことに気づいた。角を曲がったらぶつかったということは
目的地が逆じゃないか。二人とも同じ会社にいるのはおかしいぞ。今度からはぶつかった後
「あいたっ!ごめんなさい><初出勤で道に迷っちゃって。おっかしーなー。
やっぱり引き返そう」という設定にしておこう。
123:2006/07/15(土) 21:01:35 0 BE:308927737-
話がとんでもない方向にそれていったので戻そう。俺は先輩の誘いを承諾した。
日にちは『来週の土曜日』だ。その日は眠るまで延々と「忘れちゃったよ法」が続いた。

水曜日、まだまだ悲しみは消えきってはいなかったが、当日に比べるとずいぶん楽になった。
あれから彼女とは連絡をとっていない。別に避けている訳ではないが、俺から連絡するのも
気まずいからだ。トランプマン死んだのかな。そういえばよく手から火を出してたなぁ。
どうでもいいことを考えていると携帯が鳴った。彼女からだ。
124:2006/07/15(土) 21:02:05 0 BE:706118786-
電話だ。メールならまだいいが電話は気まずい。根性なしの俺には出る勇気がない。
2コール、3、4、5...この電話にでなかったら、二度と連絡がこないような気がしてきて
あわてて通話ボタンを押した。
「・・・はい。もしもし」
125:2006/07/15(土) 21:03:08 0 BE:1059178289-
「あ、こんばんわ^^もしよかったら『土曜日』にご飯でも食べにいきませんか?
オシャレなところ友達に教えてもらっちゃった^^」
(わからない・・・。なぜ俺をご飯に誘ってくるんだ。女心は俺にはわからない・・・。
しかも土曜日はコンサートじゃないか)
126:2006/07/15(土) 21:03:58 0 BE:706119168-
「あー...うれしいんだけど、土曜日約束入ってるんだ。ごめんね・・・」
今ならまだコンサートをキャンセルすることはできただろう。彼女とご飯を食べにいった
ほうがよっぽど楽しいだろう。だが俺は断った。嫌いだからじゃない。好きだからだ。
彼女は魅力的すぎる。これ以上、彼女と一緒にいたら好きになりすぎて暴走してしまう。
機関車トーマスのように。いや、トーマスは別に暴走してないな。トーマスに陳謝。
127:2006/07/15(土) 21:05:06 0 BE:264794663-
彼女「そっか・・・。わかった^^ごめんね急に。じゃあまた行こうね」
 俺「うん・・・。それじゃあまたね。」
電話を切ると俺はすごく複雑な心境に陥った。俺の行動は本当に俺にとって正しいのか。
好きならばもっとアタックするべきではないのか。ルイージはいる意味ないんじゃないのか。
128:2006/07/15(土) 21:06:27 0 BE:294216454-
どうしようもなくなると兄貴に頼るのは俺の悪い癖だ。なんだかんだで兄貴がいないと
何もできない俺は電話をかけた。すべてを話すと兄貴はこう返した(記憶かなり曖昧)。
「彼女はお前のことを友達として好きなだけかもしれないし、それ以上の可能性も
 十分ありえると俺は思う。むしろその可能性の方が高いんじゃないかと思うね。
 彼女は迷ってるんじゃないか。お前という人間を見極めたいんだ。お前が彼女に
 告白しようとして避けられたのは彼女がまだ迷っていたからじゃないのか?」
129:2006/07/15(土) 21:07:13 0 BE:220662353-
兄「しかし、これはあくまで俺の意見だ。お前が自分で推測し、考えて、自分で決めろ。
  そんなことも自分で考えられないから、お前はいつまでたってもニートなんだよ。
  そんなんじゃ一生負け組みだな。とりあえず仕事をしろゴミ以下(俺のこと)が!」
俺「うるせー死ね!喘息のリアルけんしろうがっ!!ガチャッ」
兄貴は自己中だ。その日の機嫌によって性格が激しく変化するのだ。しかし兄貴の
意見はいつも参考になる。とりあえずアドバイスをくれてから罵声をあびせてくるところは
さりげないやさしさを感じた。
130:2006/07/15(土) 21:07:54 0 BE:1059178098-
たしかに兄貴が言ったことも一理あるかもしれないが、あくまでも推測だ。
それに、今さら「やっぱり用事キャンセルして飯行きたい」なんて言えない。
結局なにも行動に起こさないまま土曜日になった。
131:2006/07/15(土) 21:08:35 0 BE:706119168-
この日に俺はもう一人の女と出会うことになる。ブタゴリラに2回も出会いが訪れるなんて
ありえないと思うだろう。ネタと疑う者もいるだろう。だがこれはマジで本当のことだ。
正直、忘れた部分はあいまいに書いたところもあるが。人生最初で最後の入れ食い状態だ。
二人で入れ食いとか言っちゃったよ俺、あれ?なんだこれ。顔からH2Oが落ちてきたぞ。
132:2006/07/15(土) 21:13:40 0 BE:470746548-
最初と最後のデートだけ書くことにしなくてよかった。
3日で幽霊のところまで書くことも、最初と最後のデートだけで話を理解
させるのも無理だ!本当俺は適当に発言しちゃうとこダメだな。気をつけよう
133夢見る名無しさん:2006/07/15(土) 23:17:08 O
>>132
わかったから、とっとと続き書けゴリラ。
物語から外れたお前の見解とか感想はどうでもいいんだよ
134 ◆IIIiIIIiiI :2006/07/17(月) 06:51:54 O
保守
135夢見る名無しさん:2006/07/17(月) 23:07:45 0
ワクワクテカテカ!
136夢見る名無しさん:2006/07/18(火) 21:58:01 0
保守だに
137 ◆IIIiIIIiiI :2006/07/19(水) 06:25:52 O
続きに期待☆保守
138:2006/07/19(水) 16:49:24 0 BE:294216454-
ゴリラとブタゴリラを一緒にするつもりか!
ゴリラて・・・人間ですらないじゃないか!

夕方、先輩に指示された場所で待っていると俺の前に車が止まった。
先輩達だ。俺は後部座席に乗り込むが、運転している先輩以外は全員知らない人。
助手席には先輩の彼女。後ろはちょっと怖そうな兄ちゃんが二人。後ろの一人に、
「悪いけど、俺はしっこがいいから真ん中いってくれない?」
と言われ真ん中に移動する。知らない二人に挟まれて、かなり気まずいままホールへ
向かった。
139:2006/07/19(水) 16:50:30 0 BE:441324465-
本当は誰ともメールなどしていないのだが、真ん中にいるのが気まずかったので
いかにも友達からのメールが止まりません。みたいな感じをだして携帯をひたすら
イジイジいていた。
なんとかホールに到着したが携帯ばかりみていたせいで、すでに吐き気を催していた。
140:2006/07/19(水) 16:52:20 0 BE:235372782-
駐車場内で、先輩が俺に言った。
「もう一グループくるからちょっと待ってて」
(まじかよ!知らない人だらけじゃねーか!!これはさりげないイジメなのかっ!?)
被害妄想に浸っていると、向こうから3人こちらへ歩いてきた。全員男かと思っていたが
男は一人、女が二人だった。
141:2006/07/19(水) 16:53:09 0 BE:926780797-
おたがいの声が届く範囲まで近づくと、
「うーい!久しぶりじゃーん!!」「元気元気ー?」「このメンバーなつかしくね?」
(なんだよこのメンバーとか・・・俺の存在を忘れたのか?おーい!俺はここにいるよー!!)
みんながワイワイと話している間、俺は心の中で一人で喋っていた。
もう一度携帯を出してイジイジのふりをしようかと考えていると女の一人が言った。
142:2006/07/19(水) 16:53:51 0 BE:720829777-
「あれ?もしかして熊田(仮)くんじゃん!?えー!まじ久しぶりじゃんかー!!」
女の顔を見ると、見たことあるようなないような顔だった。知らないと言うのも失礼なので
俺「え?あーー!え?あー・・・えっ?あ、久しぶり!!・・・・・・」
女「えー!!なになに?もしかして誰だかわかんないとか?まじショックなんだけどー(笑)」
心なしかウザいテンションでそう返してきた。
143:2006/07/19(水) 16:55:13 0 BE:941491788-
女「ほらほら〜。同級生でいたでしょ、こんな顔の人。私が化粧で顔かわってること
  バレちゃうじゃんか〜!なんちゃって(笑)」
(なんでお前そんなにテンション高いんだよっ!同級生・・・あっ、わかったぞ!)
彼女は小学校のころの同級生だ。上原友紀(仮)、当時は特に印象深いキャラではない。
決してブサイクではないが、特に美人というわけでもない。いわゆる中の中というやつだ。
144:2006/07/19(水) 16:56:32 0 BE:205952227-
だが化粧の魔力は恐ろしいと感じた。例の彼女とは比べるに値しないというか、
ジャンルが完全に違うタイプだが化粧の効果で、俗に「まぁかわいいんじゃね?」
と言われるぐらいまでは変貌をとげていた。
日本の狭さと彼女の性格のかわりように感心していたが、彼女の正体に気づいた今
いかに失礼なく正体に気づいたことを伝えるかが一番重要だった。
145:2006/07/19(水) 16:57:15 0 BE:470746548-
俺「あ!もしすると・・・ブリトニー・スピアーズさんですか!?よかったらサイン下さい!」
友紀「いいですよ〜^^ってなんでやねん!」
一般的によくある低レベルなつっこみとぼけで周りはクスクスと笑っている。
俺「冗談冗談。上原さんだよね。きれいになってたから最初本当にわからなかったよ」
適当にほめておけば嫌われはしないだろうという計算に基づいた発言だ。
友紀「えー!なんて返したら言いかわかんないじゃん・・・」
(おいおい、本気でテレてるんじゃねーよっ!こっちが気まずいだろ・・・)
146:2006/07/19(水) 16:58:11 0 BE:235373928-
なんとか修羅場を潜り抜け全員でコンサートを楽しんだ。上原さんと話をしたかったが
音がうるさすぎてとても話ができる状態ではなかった。とは言っても別に上原さんのことを
好きになったとかそういうのはまったくない。単純に昔の知り合いということで
世間話をしたかっただけだ。
147:2006/07/19(水) 16:59:11 0 BE:926780797-
コンサートも終わり、車に戻っている途中先輩が突然言い出した。
「コンサートも終わったし、全員で飯行くしかないっしょ!」
先輩の車グループはOKな雰囲気だったが、上原さんの車グループは少し迷っていた。
俺は単純に話がしたかったので
「上原さんと話もしたいし行こうよー。忙しかったら無理は言わないけど。」
女として意識している人にはこんなことは絶対言えないが、何の抵抗もなくすんなり
言えたのは、まったく女としてみてなかったからだろう。
148:2006/07/19(水) 17:00:17 0 BE:88265232-
友紀「え〜!そうだね・・・。行こっか*^^*」
女2「友ちゃんが行くのなら私も行くー」
男1「おいおい!お前らは俺の車で来たんだぞ。決めるのは俺だ!まぁ行くんだけどな(笑)」
結局全員で行くことになった。おたがい別々の車に乗ってファミレスに向かう。
149:2006/07/19(水) 17:01:07 0 BE:235373928-
あいかわらず携帯イジイジ法を使っていると、先輩の彼女が俺に言った。
彼女「君、友ちゃんと知り合いだったんだね〜。」
俺「あ、そうなんです。知り合いっていうか、小学校の同級生だっただけですけど」
彼女「ふーん。でもあれだね。私が見たところ、友ちゃん君のこと意識してるんじゃない?」
俺「えぇ!!何言ってるんですか!?俺っすよ?俺を意識する生物なんて
  地球上には存在しないですよー!」
彼女「そんなことないでしょ。だってあの友ちゃんが君と話す時だけオドオドしてたような・・・」
150:2006/07/19(水) 17:02:09 0 BE:720829777-
(そんなバカな!俺のいいところと言ったらルービックキューブ2面そろえられること
ぐらいだぞ。あと県庁所在地を結構言える。しかもそんなこと言われたら上原さんと
喋りにくくなるじゃないか!)
先輩「友がこいつを?ありえねぇwこいつを好きになる前に俺を好きになるっしょ!」
彼女「あんたはそんなんだから誰からも相手にされないんだよ。」
先輩と彼女の辛口ジョークも頭に入ってこないほど一人で考え込んでいた。
151:2006/07/19(水) 17:03:21 0 BE:794384069-
先輩がガストの駐車場に車を止めると、彼女の乗った車も横についた。
俺は緊張していた。というのも、少し前に先輩の彼女が俺にある提案をしてきたからだ。

「じゃあ私がさりげなく、友ちゃんが君を意識してるかどうか調べてあげようか?」
「いいですよー。きまずくなるじゃないですか。」
「いやいや、本当にさりげなくやるから大丈夫だよ。ね、いいでしょ?」
「はぁ・・・、じゃあお願いします・・・」
というものだった。信用できない先輩の彼女を信じた俺がバカだった。
彼女は『さりげなく』のさの字もないようなことをしでかしてくれたのだった。
152:2006/07/19(水) 17:06:56 0 BE:353059283-
保守おつかれ。
会社で、なぜか俺が資格を取らなければいけないはめになった為、
少しペースが落ちてしまった。
「すいません本当すいません。すいませんでした!」
153夢見る名無しさん:2006/07/19(水) 21:10:00 O
>>152
だからいちいちお前の近況報告とか感想とかいらねえんだよ。
そんなん書く暇あったらさっさと続き書けクソがw
154夢見る名無しさん:2006/07/19(水) 22:58:00 0
応援保守だに、気にすなよ
155夢見る名無しさん:2006/07/19(水) 23:35:03 0
>>153
続きが気になって仕方ないんだな。。
気持ちはわかるが、落ち着いて待てよwwww
156 ◆IIIiIIIiiI :2006/07/20(木) 00:44:57 O
応援☆保守
157夢見る名無しさん:2006/07/21(金) 02:39:44 0
保守だに
158夢見る名無しさん:2006/07/22(土) 00:01:14 0
保守だに
159夢見る名無しさん:2006/07/22(土) 00:14:02 O
てかスレ主おっせええええんだよ。
話書くならさっさと書けよ。
保守してる奴らがスレ主1の自演にしか見えねえよw
160夢見る名無しさん:2006/07/22(土) 00:57:34 0
>>159
だからお前はここ見るなってw
161夢見る名無しさん:2006/07/22(土) 00:58:36 0
自演に見えても、それ以上に話が気になって仕方ないって
ある意味可愛くもあるなwwwキモスww
162:2006/07/22(土) 04:30:02 0 BE:353059564-
保守おつかれさま。
時間がないのでほとんど書けなかったが、そんなに早く書いてほしいなら
「今日」はとりあえず書いてやろう。そのかわり怒るなとは言わない。ただ
E-mail(省略可):
という表示の右側にある、文章を入力できる欄にsageと書いてから書き込んで
くれるとうれしいな。意味がわからなかったら言ってくれ。

とりあえず全員が席についた。さすがに8人席はなかったので隣のテーブルを
合体させてソファー4人、椅子4人という形になった。
男連中4人はソファーで俺だけ女連中に混じって椅子だ。はしっこに座らせてもらえた
のがせめてもの救いだ。
163:2006/07/22(土) 04:31:00 0 BE:88265232-
席順は俺の隣が先輩の彼女でその隣が上原さんそして女2だった。
とりあえず適当にオーダーし、待ち時間にはみんなワイワイ楽しそうに話していた。
俺はトイレに行こうと席を立った。すると隣の彼女が俺の目をモロで凝視してきた。
これは(行ったらヘソから腸引きずり出すからね)という合図だと一瞬で覚ると
「椅子の形悪いなー!背中痛いわ」と一人で椅子にクレームをつけて、座り直した。
164:2006/07/22(土) 04:31:58 0 BE:441324465-
すると彼女は、わざと上原さんに聞こえるような声で俺に言った。
「ねぇ、さっきのあれ言っていい?」
(えぇ!?あれって何だよ・・・?あれってあれか?彼女の前でそれを俺に確認して
どうするつもりなんだ!?)
「え?あれってなんですか?誰に何を言うんですか?まったく意味がわかりませんけど」
165:2006/07/22(土) 04:32:44 0 BE:88265423-
彼女はニヤッと笑うと上原さんの肩を引き寄せて、俺と上原さんにだけ聞こえるように
ボソッと言った。
彼女「なんかね、さっき車でこの子に頼まれたんだけど・・・」
(このクソ女ぁぁぁっ!!裏切りやがったな!しかも頼んできたのはお前だろうがぁぁ!!)
俺「ちょ!ちょっと何ですかそれ!?俺何にも頼んでないですよ!!」
これじゃあまるで、頼んだのを必死でごまかそうとしているようにしか見えなかっただろう。
166:2006/07/22(土) 04:35:02 0 BE:117686742-
上原さんは興味深そうに聞いていた。その表情はすでに感づいているようにも見えた。
彼女「この子がさぁ、友ちゃんは今付き合ってる子いるのかどうか聞いてくれって。
   いないなら携番とか聞いてもらっていいスかね〜とか言ってたよ。」
俺がもし大日本帝国の総帥なら最新の科学力を駆使して、このガストを一夜にわたり集中砲火
しただろう。だが俺は『総帥』じゃない。『ニート』だ!運がよかったな。
167:2006/07/22(土) 04:35:51 0 BE:514878375-
俺はもう絶句するしかなかった。俺にこれだけ高度な問題を対処する能力は搭載されていない。
ただ息を止めて、彼女の返答を待つことしかできなかった。
友紀「なんだ〜そんなことかぁ!携帯番号ぐらい直接聞いてくれたらいいのにー」
彼女は平然を装って自分の番号が表示された携帯を俺に見せてくれた。
(上原さん。君のその精神は尊敬するけど・・・。あんたの顔、赤すぎて人間色じゃなくなってるよ)
168:2006/07/22(土) 04:40:28 0 BE:147108825-
俺は気づいた。
先輩の彼女と前半に出てきた彼女(後に復活)どちらも
彼女「」と書いているので分かりづらい!
次からは先女としよう。とは言ってももうあんまり先女は活躍しないんだけどね!
169夢見る名無しさん:2006/07/22(土) 23:13:07 0
保守だに
170夢見る名無しさん:2006/07/24(月) 00:25:49 0
保守だに
171夢見る名無しさん:2006/07/25(火) 01:40:13 0
保守だに
172夢見る名無しさん:2006/07/26(水) 02:14:43 0
保守だに
1731 ◆ZKg0VZteoI :2006/07/26(水) 06:13:24 0
あー、毎日保守してくれているのを見ると書けないのが申し訳ない・・・
今日会社から帰ってきたら必ず書きますので、すいませんでした!
174夢見る名無しさん:2006/07/26(水) 20:02:33 0
別に謝る事じゃなから
保守するのはらくだにw
気にすな
175夢見る名無しさん:2006/07/26(水) 21:38:50 O
保守
176夢見る名無しさん:2006/07/26(水) 22:43:03 O
捕手
177夢見る名無しさん:2006/07/26(水) 22:44:59 0
黒窓ガラスに乗ってる、20代〜30代前半の絵に描いた様なチンピラ
時代遅れのマフラーに恥ずかしい勘違い美意識の改造
なんだその茶色いサングラス!!???

全員街の仲間たちの制裁によって死ね!!!!!!
死ね!!!!
全員死ねーーーーーー!!!!
ウィンカー上げないで、右折車に阻まれたからといって無理やり割り込んでくるDQN
死ねーーーーーーーーーーーーーー!!!
ソイヤソイヤ!!ソイヤソイヤ!ソイヤ!!!
178夢見る名無しさん:2006/07/26(水) 23:30:38 O
今日初めてハケーン!!
>>1さん、凄いよ!お仕事お疲れ様です!楽しみにしてまっせ
1791 ◆ZKg0VZteoI :2006/07/27(木) 03:34:06 0
先女に騙されはしたが、せっかく番号を教えてくれているのに断る理由もない。
俺は上原さんの携帯の画面を見ながら番号とアドレスを写した。
「おっけーありがとう」
俺がそう言うと彼女は、まだレアステーキのような顔色で
「うん^^」と満面の笑みを浮かべた。
1801 ◆ZKg0VZteoI :2006/07/27(木) 03:35:40 0
鈍感な俺もさすがに感づいた。
(うん、この人。俺のこと好きだ・・・絶対俺のこと好きだぁぁぁっ!!)
うれしい。すごくうれしいのだが、ドキドキはしない。なぜだろう。
それは、俺が上原さんに恋愛感情を抱いていないからだろう。
(彼女にはフラれたし、上原さんとやっていこうかな。付き合ってたらだんだん好きになって
いくのかな。こんなチャンスもう二度とないよな。でもこんな優柔不断な考えでいいのかな。)
1811 ◆ZKg0VZteoI :2006/07/27(木) 03:37:07 0
俺にはめずらしく冷静に物事を考えていた。ただ、告白されたわけでもないのに、すでに
恋愛シミュレーションを開始しているところはやはり俺だ。
3回目のシミュレーションデートあたりで携帯が鳴り現実の世界へ引き戻された。
彼女からだ。彼女の名前を携帯で見ただけで心臓が激しく鼓動し始める。
1821 ◆ZKg0VZteoI :2006/07/27(木) 03:38:10 0
俺「プルルルッ、ガチャッ(ドクンッドクンッ)はいもしもし・・・(ドクンッドクンッドクンッ)」
彼女「もしもし、お久しぶりです^^あっ!デート中ですか?ごめんなさい切るね」
先女が大声で食っ喋っていたのが聞こえたのだろう。
俺「あーっ!!全然大丈夫だよ!外でご飯食べてるからさ。後ろの客の声がうるさいんだよね
  俺一人で食べてるし!」
1831 ◆ZKg0VZteoI :2006/07/27(木) 03:39:26 0
おいおいそこまで嘘つく必要ないだろうと後悔するが、今さら前言撤回もできない。
しかも一人で外食って単身赴任のサラリーマンかよ。最悪なことに俺の発言を隣の先女に
聞かれてしまった。先女は電話の相手が女だと感づいたらしく、わざと俺の携帯に顔を
近づけてこう言った。
「私は後ろの客扱いですか〜。はーそうですか。でも冷たいところも大好きだよーっ」
1841 ◆ZKg0VZteoI :2006/07/27(木) 03:40:09 0
(うぜぇぇぇっっ!!コロンブスの卵ぐらいうぜえぇ!いったい何なんだこいつは??)
俺「ごめん、ちょっと待ってね」
彼女にそう言うと俺は携帯の通話口を指先でふさぎ、先女の耳元でささやいた。
「いい歳して何やってるんですか。中学生でもそんなことしませんよ」
先女「はぁ??まじむかつくんだけどー!ちょっと浩二(先女の彼氏)!!」
1851 ◆ZKg0VZteoI :2006/07/27(木) 03:40:46 0
先輩「おいおい。何やってんのお前」
あきらかに俺は悪くないのに怒られたのが悔しくて、財布から5000円札を出し、
テーブルに叩きつけて一人で店を出た。
1861 ◆ZKg0VZteoI :2006/07/27(木) 03:41:35 0
外に出ると携帯の向こうで待たせていた彼女にとりあえず謝った。
俺「待たせちゃってごめんね。なんか周りがうるさくてさ・・・」
彼女「ううん、私もごめんね・・・なんか邪魔しちゃって」
一度、一人で食べてると言ってしまったので、今さら「あれは先輩の彼女だからね」
と言うこともできない。
1871 ◆ZKg0VZteoI :2006/07/27(木) 03:42:30 0
俺「え?何言ってるのかわかんないけど?ていうか・・・あ!そうだ明日どっか
  遊びに行こうよ!!」
必死にごまかして話題をすりかえた。すると彼女は
彼女「ぉぉ、私も実は明日どうかなって思ってたの^^でも急だから悪いかなって。」
俺「そっかそっか!じゃあどこに行く?何食べる?何時にする?」
話題が逆戻りしないように次々と話をふっていく。こういう時にだけ巧みな話術を
発揮することができるのだ。
1881 ◆ZKg0VZteoI :2006/07/27(木) 03:43:40 0
彼女が「ご飯食べる前にブラブラしませんか」と提案してきたので昼すぎぐらいから
デートすることになった。電話を切ると、また彼女とデートできるといううれしさから
「おーーしっ!」と両手で携帯を高くあげて奇声を発した。
「彼女さん怒ってなかった?」
びっくりして後ろを振り返ると上原さんが心配して様子を見に来てくれていた。
1891 ◆ZKg0VZteoI :2006/07/27(木) 03:44:28 0
俺「彼女?違う違う!俺に彼女なんているわけないじゃんー」
有紀「そっか。よく考えたらありえないね〜」
俺「おーい!そこは、そんなことないんじゃないって普通言うだろー」
有紀「冗談冗談ー。あははー^^」
彼女とは一味違ったこういう感じも悪くない。うん、悪くない・・・
1901 ◆ZKg0VZteoI :2006/07/27(木) 03:51:22 0
何がすごいのかがすごい謎だけど、保守お疲れ様です。
いくら伸ばしても1000までは伸ばせないっぽい。
これはもう、コメントで稼いでもらうしかないなっ!
191178:2006/07/27(木) 07:22:44 O
>>198 私ね本屋勤務なの。で、このスレタイ見つけて、ハマっちゃったんだけど、何が凄いって、文章が小気味良く、サクサク読めるところを褒めたのでありますw
心情シーンがごっちゃ混ぜで、携帯からだと区切りが分かり辛い分、そこら辺は読み辛いけど、かなり必死で続きを待ってます!
いつも深夜?早朝の書き込みで心配だけど、お身体壊されないように♪
192178:2006/07/27(木) 07:24:47 O
アンカーミス 上は>>190
失礼;;;w
193夢見る名無しさん:2006/07/29(土) 01:03:39 0
保守だに
194夢見る名無しさん:2006/07/29(土) 19:08:25 O
ほす
195夢見る名無しさん:2006/07/31(月) 00:20:45 0
保守だに
196夢見る名無しさん:2006/08/01(火) 12:49:37 0
保守だに
197代弁者:2006/08/01(火) 15:29:15 0
このBBSにストーリーを書いていた人物の兄です 弟のコンピューターを処理する前に確認していましたら
お気に入りの欄に興味深い題名がありましたので 拝見していましたところ
やはり弟が体験談を書いていたのを発見した次第です
このまま放置しておこうかとも考えたのですが いくらかの方達に観覧して
頂いていた様子でしたので やはり御報告させて頂くことにに致しました
弟は事情により二度と帰ってくることはありません
ですので これ以上話の続きが書かれることは有り得ません
しかし それでは観覧して頂いていた方に対して失礼かと思いますので
私の分かる範囲の事実を書かせて頂きます
死んだ彼女が会いにきた という題名ですが
そのような話は弟から一度も聞いたことがありませんので
ストーリーをどのように完結させようとしていたかは私には分かりません
しかし 一年ほど前に弟の彼女が死亡したのは事実です
今までのストーリーからでは弟の彼女は病死ではと推測されている方がいたかもしれませんが
原因は 弟の彼女が弟のオートバイの後部座席に乗車 走行中 針路変更を試みた乗用車が
オートバイの後輪に接触した為の転倒による死亡です 直接的死因の記入は控えさせて戴きます
弟は歩道まで飛ばされましたので奇跡的に一命を取り留めました
ですが日本の道路交通法は不思議なもので 弟にも業務上過失致死罪が適応されました
それが原因なのか退院後すぐに 自殺をほのめかす連絡してきましたので
電話越しに説教をしたことが記憶にあります
一番肝心な死んだ彼女が会いに来るところがわからなくて大変申し訳ないのですが
私がわかることは以上です
コンピューターは明日 売却致しますのでメッセージを頂きましても返信できませんのでご理解下さい
最後に これは書く必要がないかもしれませんがストーリーをおもしろくさせる為か
あきらかな嘘が1つありました 純粋にストーリーを楽しんで観覧していた方は見ないことをお薦めします
視界に入ると読んでしまう可能性があるので逆に書かせていただきました
うょしでいなか付り寄は女の人二にラリゴタブ んせまえ言はうそでるまがすでうよたいてい書
とラリゴタブを見外の分自 がたしで熟未りなかは面内の弟にか確
198代弁者:2006/08/01(火) 15:38:13 0
一つ書き忘れました デスクトップにメモ帳がありまして開けましたら
このストーリーの内容がぎっしりと記入してありました
本当に少しではありますが このBBSにまだ書かれていない部分がありましたので
私がかわりに一字一句そのまま書かせて戴きます 最後は記入ミスではありません


有紀「喧嘩しちゃったけど、帰りはどうするのー?一度帰って車持ってきてあげようか?」
俺「いいよいいよ、そんなに遠くないしタクシーでも拾って帰るよ。
  でもうれしいよ。ありがとうね」
そういうと彼女は、マンガなら間違いなく「エヘヘッ」って言ってる顔をして照れて見せた。

(この子は俺より分かりやすいな)
自分より読み易い人を発見し、優越感にひたってえええええええええええええええええええええええええええ
199夢見る名無しさん:2006/08/01(火) 16:50:58 0
とりあえず、幽霊でもいいから
さっさと続き書け。>>1
200夢見る名無しさん:2006/08/01(火) 18:08:31 0
4日以内に死んだ?弟の持ち物をすぐ売却か。。
201夢見る名無しさん:2006/08/02(水) 00:28:29 O
本当ですか?
202夢見る名無しさん:2006/08/04(金) 12:31:31 0
ほんとに終わりなのかな
203夢見る名無しさん:2006/08/04(金) 14:22:16 O
まぁ1がネタ切れしたんだろうな…
なかなか面白かったのに残念だ
204夢見る名無しさん:2006/08/04(金) 14:48:45 0
205夢見る名無しさん:2006/08/04(金) 18:42:10 O
でもホントだったら
ご冥福を祈ります…
こーいうトコだからさ、ちょっと軽くみちゃって意外と重たい人が書いてたりするのに忘れがちじゃん?
楽しみとか書かない方が>>1の為だったのかなぁ…とか思っちゃうよ
206夢見る名無しさん:2006/08/05(土) 09:31:15 0
でもよ・・・死んだんなら死んだって普通書かねぇ?
よく見てみろよ どこにも死んだとは書いてねぇ
207夢見る名無しさん:2006/08/06(日) 20:29:47 0
全部読み返すつもりねーけど、どっかで>>1
タイトルはこんなだけど彼女は死んでない、みたいなこといわんかったっけ。
まあ結局忙しくてこんなとこに使える時間の余裕がなくなったんだろうな。乙
208夢見る名無しさん:2006/08/10(木) 13:49:59 0
保守してみる
209なりすまし1:2006/08/10(木) 23:51:28 O
>>81-91のなりすまし1だけど、本物の1戻ってこないし、帰ってくる気配もないから、俺で良かったら下ネタストーリーの続き書こうか?
210夢見る名無しさん:2006/08/11(金) 01:10:06 0
>>209
よそでやれwwwwww
211夢見る名無しさん:2006/08/11(金) 03:12:04 O
>>209
それはそれで読みたい気もw
212なりすまし1 ◆6qq75Oeybs :2006/08/12(土) 01:25:41 O
>>211
読みたいという意見があったので、書くことにします。
まあ本物の1が帰ってくるまでの暇潰しにでもしてください。
213夢見る名無しさん:2006/08/12(土) 01:29:10 O
ここ汚すな
スレ立てろ
214なりすまし1 ◆6qq75Oeybs :2006/08/12(土) 01:29:31 O
じゃあとりあえず1が書いたストーリーの最後の>>189の続きから書きますね
215なりすまし1 ◆6qq75Oeybs
彼女とは一味違ったこういう感じも悪くない。うん、悪くない・・・
俺はもう一度よく考えてみた・・・そこそこかわいい上原さん。このブタゴリラの俺ですらもったいなさすぎる上原さん。そんな上原さんが、俺に好意を抱いてくれている・・・・
しかしどんなに考えても、あの恋愛感情特有の胸に来る心臓バクバク感は感じられなかった。
むしろその逆に、かわいい女を見たら、愛なんて関係なしに来る、あの男特有の「ヤりたい」というムラムラ感が感じられた。