文章中にも出てきてますが、胃腸を一度激しく痛めたので未だに朝のトイレ
が憂鬱です。
自分も鬱的症状で苦しんだことあるので、メンヘラーの相談事は歓迎。
最初に、自己紹介な短編小説をupします。人物、団体等はすべて架空のもの
です。
【年齢/性別】20代後半/M
【出身地/現在地】埼玉県大宮市/東京
【2ch暦】3ヶ月ぐらいしてなかったので、実質的に3ヶ月強
【夢板以外でよく行く板】ここ以外は特定スレのみ。
【ルックス】やや細身で身長が高いので、スーツならキレイに濃紺や黒を
生かす着こなしが好き。
【やったスポーツ】テニス(硬式、軟式)、剣道、今はたまにジョギング
【好きな小説家】沢木耕太郎、有島武郎、村上龍、遠藤周作など
【よく聞く音楽】aerosmith、billy joel, micheal jackson、janet
jackson,etc...
【好きな映画】flashdance、an officer and a gentleman、
009 series,etc...
n,,,,,,n
/・::::::・::::゙ミヾミミミ <糞スレずざーーーー!w
(;;●;;;;;;<ヽヾミミ (´´
(´ー` )::|ヾミミ ) (´⌒(´
⊂ミ;;;;;;;⊂)::|l:::ミミ⊃ ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
”shake down!!'
1, On the road
東京駅丸の内口の銀杏並木は、季節折々のサラリーマンの悲喜こもごも
を見届けてきた。
−日本産業銀行本店14階主計部
”面白い仕事ができるようになるのは、これからじゃないか?”
上司の田村の言葉に、拓郎は恐縮するそぶりを見せながら軽い笑みを
返した。
”スミス・ブラザーズへの転職おめでとう。産業銀行で嘱望されながら、
外資系に転身だなんてな。ところで、結婚はどうするんだ?転職して、
仲人とかはどうするの?”
親友の山村が聞いてきた。両目は大きいが眉毛が薄く鼻の低い彼は、誰から
見ても人懐っこい性格の持ち主に見えた。彼女と深夜逢う約束があるという
ので、その前に銀行の人間には会わない丸の内の近くの喫茶店で待ち合わせ
をしていた。
”彼女とは別れたんだ。”
山村から視線をそらし、小さい声で答えた。
”4年も続いていて。何でまた?”
”……いや、何でも上司と不倫していたと言うんだ。”
山村は、苦笑しながらさらに聞いた。
”じゃあ、おまえの方から振ったんだな。辛かったろう。”
”いや、向こうから別れてほしいと言ってきた。”
麻衣子とは拓郎の3年年上で、彼が大学3年の時からの付き合いだった。
その時すでに彼女は、デザイン会社に勤める社会人だった。髪が少し茶色
がかった女性らしい外はねのスパイラルパーマで、スーツがよく似合う女性
だった。
彼女は拓郎とは付き合ってもうかれこれ5年になろうとしていた。
麻衣子の父親は東証の上場メーカーの役員であり、家族で5年アメリカに駐在
していた。彼女の一家には男の子がいなかったので、彼女のご両親にもよく可愛
がって貰った。拓郎が学生のころは、2人も毎日のように逢っていた。しかし、
拓郎が社会人になって最初に配属されたのは都内の支店、つまり営業だった。
営業である以上、全支店の行員間の相対的な業績評価で将来の進路が決まる。
拓郎は学生時代に日商の簿記一級をとっていたので、本店に移れるならば主計部
(経理)をと配属希望は出していた。
そして、昨今のリストラの影響もあり2年目の秋には拓郎の希望は通った。
彼は銀行の抜擢に喜び、勤務にいそしむと共に土日も勉強に励んだ。客観的に
見れば、社会人として絶好調の時期だったといっていいだろう。
しかし、麻衣子にはそれが気に入らなかったようだ。
麻衣子からすれば営業ならば仕方がないが、本店でなぜそこまで拘束されて
いるのか?、という思いがあったのかもしれない。他にかまってくれる相手
たちと遊んでいる間に、自分の中の歯止めがきかなくなった、というところ
かと拓郎は想像していた。
”でも、なんで彼女のほうから…新しい男ならともかく、不倫なら普通隠す
だろうよ。”
山村は、実に的を得た質問をした。
”…その上司がHIVに感染していたらしい。”
拓郎は、少し間を置いて答えた。
”はっ?”
”その彼が発展場で感染したらしい…彼は両刀遣いだったそうだ…一応彼女の
会社も「業界」の端くれだったからな。”
”……。”
山村は黙ってしまった。
拓郎自身も、10代の頃はギャル好きだった。
付き合っていた女性が実は高級DCでバイトしていて、淋病とクラミジアに感染
したことがあった。初めての経験で、彼女を口罵ったがお店で”彼氏バレ”に
ついても指導されているのか、
”女の子の7割はクラミジアなんだって。”
と開き直られて終わりだった。女性はそこまでしてもお金を貯めていい服を着て、
ちやほやされたいものなのかと呆れたが、拓郎は男性なのでよく分からない。
その頃のことをふと思い出したが、現実に戻った。
”あれは、最低でも潜伏期間が2ヶ月はあるらしいから、今は何ともいえない。
銀行ももう辞める人間には重要な仕事は任せないだろう。その間は時間を稼
げる。”
”お前…その為に辞めたのか?”
”いや、そう言う訳でもないが…。”
拓郎は、一呼吸置いた。
”彼女とは、昔よく2人の将来の夢を語った。よく2人で、将来海外で生活
してみたいねって話をしてきた。自分が学生のころNYに旅行に行き、2人で
手をつないで2日かけてメトロポリタン美術館に通ったのは、忘れられない
思い出だよ…。
なのに、あの人はそんなものもくだらないとばかり自分の道をつき進んで
しまった。不倫はともかく、そのことが悔しいんだ。
残念ながら日本の金融機関とくに銀行が、NYやロンドンで充実した仕事が
できる状況ではない。でも米系なら話は別だろう、可能性もある。
自分のなかで、自分が知ってるあの娘はもう存在しないと諦めるしかないん
だよね…。でも、2人で昔抱いた夢は僕の中でまだ生きていると信じたいんだ。
正直言って、スミス・ブラザーズで自分が通用する確たる自信はない。
ただ…負ければ負けでもいいと思ってる、その時は私がすべてを失えばすむ
話だから。”
拓郎は、自分の心に問い掛けるように話した。
推定される潜伏期間の後、HIVの抗体検査を受けた。幸運なことに、結果は
陰性であった。何より不思議だったのは、潜伏期間中は自分の性欲が極めて
減退していたことだった。
(何としてでも生きたい。いくら何でもこのままでは納得できない。)
'生欲'ともいうべきこの気持ち以外の欲は、まったく消えていた。
そして、産業銀行を退職しスミス・ブラザーズに入社した。拓郎は、機関
投資家相手の債券営業での採用であり、配属先のチームでは主にJGBと呼ば
れるいわゆる日本国債を扱っていた。
彼の上司の倉橋シニア・ディレクターは女性で、彼女は米国のアイビー
リーグを卒業してNYの本店入社、当然のごとく米国のC.P.Aの資格をもち、
本場で実務経験を積んできた、債券グループの有名人だった。表情はきつめ
だが神経質そうにもみえた。ただ仕事に対する態度はとても厳しい、と同僚
たちが教えてくれた。
拓郎の場合、大手の都市銀行で営業経験があり、財務諸表に詳しいという
PRではあったが、そのPRに負けぬよう再び慌しい業務の日々に戻ることと
なった。
2, Out of my mind
スミス・ブラザーズでは業務の引継ぎでも、キーパーソンを教えてくれる
ぐらいのもので後は、自分ですべて調べて仕事も作るしかない。入社直後
のある日、顧客が所有する外債(海外の政府や法人が発行する債券)の
バランスについてどうしても腑に落ちない点があったので、やむなく担当者
に電話した。
”I can't find the reason why these customers put the position for
these foreign bonds. Could I see your file and ask some questions
if you don't mind?'
”I see,,,,I'll answer these questions if you come to my desk.”
とりあえず、上の階の担当者のデスクに行ってみた。すると、やや背の高い
色白のお洒落なクラシカルボムの若い女性が私のほうを振り向いた。
”はじめまして、電話に出ました河野です。どうかしましたか。”
外債のことは、全く分からないのでとりあえず彼女の持ってる該当ファイルを
コピーさせてもらって、わからない点は直接聞くことでその問題は解決した。
ただ、なんとなく彼女のことが拓郎の記憶の中に残った。
その後のある日、上司が席をはずしたので休憩しようと思って休憩ルームに
向かったら、たまたま河野さんが先に休んでいた。
”河野さん、先日はどうも。”
”ああこちらこそ。sally(サリー)と呼んでいただいて結構ですよ。”
外資系の金融機関では、チームのほとんどが外国人だったりした場合、日本人
でもイングリッシュネームを使う場合が通例である。彼女の場合、下の名前が
”さおり”だからきっとsallyなのだろう。
”それにしても、英語うまいですね。僕よりもうまい。”
”いや、そんなことないですよ。”
サリーは、謙遜するように答えた。
”自分は外資系の企業は初めてだから、慣れない事ばかりで。”
”すぐ慣れますよ、前も金融機関だったんですよね?”
”ただ、今は同期も何もないし、うちのチームには年の近い人もいないし。
…今度、もし良かったら一緒にランチでもしましょうよ?”
拓郎は、勢いで聞いてみてしまった。
”…いいですよ。いつでもメール下さい。”
”そうだね、自分も外資系の金融機関のこととか色々聞きたいし。”
(ここから先は、縁があるかないかだな。)
拓郎は、足早に休憩ルームを去った。
仕事に慣れてきた頃、山村から久々に連絡があった。
”よお、拓郎久々だな、どうよ最近。”
”いや、生欲の有難さに感謝し日々地味な生活を送っていますよ。”
少し茶化したように答えてみた。
”ところで、夏に六本木にopenしたfreedomというクラブがすごくメンツが
いいらしい、一緒に行ってみないか?”
”ありがとう。でも、何か最近気が付くと胃のあたりが痛いんだ。”
”ははストレスだろう、そんなのいい女みたらすぐ直るさ。今週の金曜日
辺り…どうだ?”
”…言ってくれるね。そんなこと言うなら、getするtel番のノルマ決めて
本気でやるよ。”
どうも、仕事の癖が抜けないらしい。
”OK,了解だ。”
freedomには何度か行ってみたが、拓郎にはたちまわるのが妙に億劫に
感じられた。HIVの問題を誰にも相談せず、自己の内で強引に解決した
反動からなのだろうか。
(仮に人と出会い、2人で一緒の時間を過ごしたとして…何の為に人を
愛せばいいんだ?…)
結果的に、その出会いは大抵は他の外資系の金融機関の仲間たちとの
合コンの設定、に変貌していた。
(いつ、首切られるかわからないんだ。今の俺に頼れるのはこの人たち
しかいない。)
サリーと一緒にランチしたのは、結局あれからずいぶん経ってからだった。
会社の玄関で待ち合わせだったが、ピンクの短いスカートにミントブルー
のトップスの彼女の姿にはすぐ気づいた。そのまま、二人で話していた
イタリア料理屋に入った。
”なかなか時間が合いませんでしたね。”
拓郎は、あの休憩室で偶然会ったのは何時のことだったか、と振り返りつつ
口を開いた。
”お互い空いてる時間帯が一緒ならいいんですけどね。仕事は慣れました
か?”
”ぼちぼちですね。年末は休みがとれるかどうか。ところで、サリーさん
は以前はどの会社にいたのですか?”
”この会社が初めてです。契約社員だった期間を含めても、私はまだ2年目
です。”
”大学は、東京だったのですか?”
拓郎は、共通する話題を振ろうとおそらくそうだろうと思いながら、あえて
聞いてみた。
”いえ、イギリスでした。私は経営学専攻だったんですけど。”
サリーは、バッグの中からおそらく学生時代の友達と写ってる彼女の写真を
拓郎に見せた。そこには、今とは違いずいぶん地味で少しぽっちゃりした
彼女の姿があった。
”そうか、社会人2年目なら…僕のほうが2歳年上なのかな、きっと。”
”あっ、だけど私高校のころ不登校がちで一年遅れてるからひとつ違い
なだけかも。私も、親からは日本の大学にいけって言われていたんです
けどね…。”
(あの地味な写真は、そういうことだったのか。)
拓郎は少し間を置いた。
”なんか聞いちゃいけないこと、聞いちゃったかな。”
”ううん、いいの。”
”こっち戻ってから、就職活動とか大変だったでしょ。”
”そうね、でも自分の思い通りにならないことあれこれ考えても、しょう
がないでしょ。”
(面白いこと言う娘だな。)
彼女の発言の勢いに乗せられて、拓郎は続けて聞いてみた。
”それもそうだ…ところで付き合っている人とかは今いるの?”
”いいえ…私って押しが弱いから。”
”でもサリーさんは偉いよな、自分で進学先選んで、自分独りで就職活動
してここを選んだわけでしょ。
自分なんかさ…ほんの些細なことで軸がぶらついたり、裏切られたーって
愚痴をこぼしてみたり。まあ、いろいろあったんだけどさ。でもサリー
さんは今こうして頑張っているんだもん、すごいよ。”
拓郎は自分自身が愚痴をそのままこぼしているのに気づき、すぐに話題を
変えようと思った。
”ところでサリーさんは、どんなスポーツが好き?”
”うーん、私は子供のころからだが弱くて病気がちだったから。”
”病気か、でも病気って自分が望んでなくてもいきなり来ることもあるし。
確かに不条理だよね。”
拓郎は、また悪い癖が出そうになった。
”…でも、どんな暗闇にも朝には日が射すわけだし…拓郎さんもきっと
いいことありますよ。”
(どんな暗闇にも朝には日が射す、か。)
その後も仕事の量は相変わらず多かった。しかし、その量を消化する意欲
というものが実は今の拓郎の中にはないのに気づいた。仕事がこなせない
のであれば、査定は悪くなるし下位3割なら当然解雇の対象である。
ただ、そういうことに一喜一憂すること自体がくだらないことに思われ、
拓郎自身の精神のなかでついていけなくなっていた。友人との付き合い
といっても頭の中の切なさを押し殺したまま騒ぐのは、次第に堪えられ
なくなかった。
(何処に遣ることもできないこの切なさは何なんだろう?)
孤独であるとしても構わない。そう開き直り、独りで歌舞伎町のバーの
いつものカウンターでバーボンのストレートを注文し、rockを舐める。
そんな金曜日の夜がしばらく続いた。
次第に、周囲からもお誘いがかかることが少なくなった。週末は昔の思い出
の地を歩き、ただ懐かしみ涙する日々が続いた。しかも、胃腸が理由もなく
痛いときもある。しばらくするとさすがに、
(ひょっとしたら、自分は欝というか神経症じゃないのか?)
と感じてきた。独りのバーでは、暇を持て余し右手にグラスを持ちながら左手で
神経症関連の書物を読んでみたりもした。読んでいくと、自分に該当する症状が
見つかった。
不倫のショックに伴いその相手のHIVに過度に反応した結果、自分が生きたい
という生存への欲求にいつまでも囚われるのを、神経症の世界では疾病恐怖と
呼んでいるらしかった。そこから、様々な不安神経症を誘発し、日常生活に支障
をきたす人々もいるらしい。
そういえば最近の彼も、無意識に何度も過去の自分の行動を振り返るようになって
いた。しかも、その漠然とした不安が次々と形を変え襲ってくるのだ。
(暗闇にむりやり日を射す事もない。)
そうつぶやき、拓郎は独り大きなため息をつくのだった。
3、Love me stupid
時が解決する問題というのは多い。精神科に通い不安神経症と診断され、
薬の処方も受けていた。仕事は、確かに業務成績はやや下位のほうで
安定していたが、薬のおかげで自身の気持ちはだいぶ落ち着いてきた、
ように拓郎には感じられた。
次第に忙しい業務の日々の中でも、時間が合えばサリーとランチをするよう
になった。サリーと会えるのが素直に楽しみに思えるようになってきた、
と言った方がいいかもしれない。
”それにしても、お互い毎日忙しいよね、サリー。”
”そうね、そういえば拓郎さんは毎朝どんな音楽を聞くのかしら?”
”そうだね、例えば…”
”当ててあげようか?エアロスミスとかマイケル・ジャクソンとか…”
”なんで知ってるの?”
拓郎は恥ずかしくなり、遮るように言った。
”だって電車でも音漏れがすごいんだもん、淋しそうな目をしながら。ああ
この人色々大変なんだろうな、って思って声を掛けれなかったけど。”
”…まあ、色々あってね。”
”色々あるのかもしれないけど、でも…やっぱり人を心から愛する気持ち、
大切に想う気持ちがなければ、何もかも先には進まないんじゃないかしら。”
サリーは、拓郎の目をじっと見つめてそういった。
ランチが終わると早く職場に戻らなきゃと、止まってるエレベーターのなかに
2人で飛び乗った。すると、そこには上司の倉橋さんが書類を抱えて先に乗って
いた。倉橋さんは、ランチタイムはとらず自分の机の上でコンビニ弁当でいつも
済ませてしまう人だった。
(これは、まずい。)
サリーも、債券グループの有名人の彼女とは当然面識があった。
”あら、拓郎君。ずいぶん楽しそうね。仕事は終わったのかしら?それに、河野
さんお久しぶりね。”
サリーは、倉橋さんに軽く笑みを返した。
倉橋さんは、自分が上司であることと2人の関係を引っ掛け、嘲るようにさらに
聞いてきた。
”ところで、河野さんはうちの拓郎君とは昔から仲がいいのかしら?”
(サリーただの皮肉だ、やり過ごしてくれ、頼む。)
しかし、サリーは楽勝そうにこう答えたのだった。
”はい、そうです。”
(!!!!!!)
”ふーん、そうなんだ。”
不満そうに倉橋さんは、答えた。やむなく私に矛先を向けてきた。
”拓郎君はどうなの?”
”…。”
額から脂汗が出て、何も答えられなかった。
”まあ、査定の時期も近いしお互いがんばらなきゃね。”
倉橋さんは私より先にエレベーターを降りた。
その金曜の夜は、鬱が酷かったころ通っていた歌舞伎町のバーで久々に飲みに
行きたくなった。また独りでカウンターでロック・グラスを片手に飲んでいると、
自分と歳が近そうなイケメン風のスーツ姿の男性が声を掛けてきた。
”しばらく、週末いらっしゃらなかったですよね。”
”あっ少しばたばたしていたもので…、カウンターでいつも一緒でしたものね。”
拓郎は、相手の好意に失礼にならないように丁寧に答えた。
”自分は近くで働いているので、元々時間があればよく来るんです…。”
彼のたたずまいからして、近所のホストなのかなと拓郎は想像した。
”でも、日焼けした姿がその黒のスーツによく似合ってるよ。自分も昔モテたくて
よく焼いてたけど、やりすぎて背中に大きなほくろができちゃってさ…今は自粛
しているんだ。”
くだらないジョークに彼も気持ちがほぐれたらしく、思い出すように話し始めた。
”いつもつらそうな顔していらしたんで、どういう人なのか興味はあったんです
けど…自分も今の仕事長いですが、いろいろありましたからね…。”
それから彼は高校卒業後ディスコの店員からスタートして、閉店後に系列の
パーラーに移り、その後今に至るまでの道のりを語ってくれた。
”なんだかんだいって、夢があるからやっていけるんだろうな、って思って
ます。”
”夢ってなんだい?”
拓郎は失礼かな、と感じつつ思い切って聞いてみた。
”自分の場合ディスコの店員から人生スタートしましたから…やはり将来soul
やハウス、ハイエナジーがかかるショーパブのようなお店を持ちたいんです。
今のお店でもパーティーがある時は、自分でCD作ったりしてるんですが…ACID
Pro3.0とかって知ってます?”
”ああ、あの編集できたりするやつでしょ。”
”よくご存知ですね…やはり自分の今までの生き方を信じて、その先に夢を
広げていきたいんです。”
胃の具合が悪いのに、その夜はついつい2人で飲んでしまった。
明けた土曜日の早朝、彼と別れてそのままバーのある歌舞伎町から新大久保まで
歩いていこうとしていた。
すると職安通りを越えたあたりで、警察に捕縛された浮浪者らしき背が低く痩せた
中年の男性が視界に入ってきた。
その近くに被害者らしき中年の女性がいたので、おそらく傷害及びひったくりの
現行犯なのだろう、と拓郎はおもった。
その男性をみて驚いた。拓郎は欝症状がひどかったころ、自分の中の抑えが効か
なくなって傷害沙汰に巻き込まれたことが一度あった。
その際、彼はパトカーに乗る時、
(万が一、知ってる人に目撃されたら)
ということを無意識のうちに恐れ、署内に連れて行かれるまでは視線はずっと
下に向けていた。まあ多くの人はおそらくそうなれば、似たような行動をとる
であろう。しかし、その男はじっと拓郎の目を見ていたのだった。
(何が彼にそこまで私に訴えさせるのか…。)
その夜拓郎は、胃腸に猛烈な痛みを感じ地に転げ倒れた。翌日曜日に診察を受け
週明けの検査で、入院が決まった。
最初は急性の肝炎かな、と感じた。確かに鬱と称し酒量が多かった時期も
あり止むをえないか、とも思っていた。酒量の増加は、業務とは直接関係
ないので長期入院ともなればこれ幸いと年俸制契約のスミス・ブラザーズは、
容赦なく解雇してくるだろう。
(それも止むをえないか…。)
拓郎自身は、なぜか妙に達観していた。
”十二指腸潰瘍ですね。まあ、いわゆる心身症ですよ。”
医者は、安心させるように優しい声で話し始めた。
”なんだか深刻そうな病名ですね。手術などはどうなるのですか?”
拓郎は、恐る恐る尋ねた。
”いやそんな心配はありません。ただあなたの場合過労もあるから、1ヶ月
ぐらい入院してもらったほうがいいですね。しばらくは、点滴も定期的に
受けていただきたいですし。”
目先の仕事から解放され何もない入院先のベッドでは、自分自身いやに落ち
着いていた。また禁酒といっても、ベッドの上の生活はストレスがないので
別段困らなかった。暇を持て余し、自分の人生を漠然と振り返った。
麻衣子との突然の別れ、神経症で言うところの疾病恐怖に囚われ不安に体を
支配されてしまったこと、人を愛する素晴らしさを見失ったこと。
(なぜ自分は、自分自身から目を背けたのか?)
今までは麻衣子が自分の生きる軸だった。彼女の喜ぶ顔が、自分の行動を左右
していた。転職の判断さえも、彼女の幻影に左右された。しかし現実には、覆水
盆に帰らずなのだ。何度独りで涙を流しても、この過去は変わらない。
現在という時のなかで自分の夢を追いかけなければ、いつまで経ってもこの状態
からは脱け出せないように感じられた。今できることを一つづつやっていくしか
ない。
(どんな暗闇にも朝には日が射す、か。)
サリーと初めて話をした時に聞いたその言葉が、ベッドの上ですごく懐かしく
感じられた。
”どうよ、元気か?”
入院半ばの日曜日、久々に山村が見舞いに来てくれた。
”おお、おまえの方は仕事のほうはどうだ?”
”いや、俺のほうは相変わらずだが…今日は…ビッグニュースがある。
まあ、いい知らせとは言えないのかな…。”
”何だよ勿体ぶって、言ってみろよ。”
”麻衣子さんが、結婚するらしい。”
”…。”
”何だか、一斉メールの中に自分のアドレスも入れていたらしいんだが、
ワザとなのかはわからん。ともかく、すでに婚約したらしい。”
”あのこも、そろそろ30だしな…”
”でもまあ、”
山村が珍しく、拓郎の話を折った。
拓郎は、だが続けた。
”いや、人は人を愛することで自分の存在価値を見出すものだと思うし、
それはそれで良かったんじゃないか。俺も、かつてはそう思ってきたし。
…いやたぶん、そうなんだよ。”
”拓郎、おまえの気持ちは分かるよ。”
山村は、同情するように言った。
”だけど今の僕が人生諦めたところで、現実には主張したいことなど何も
ないんだ。だから、僕自身も彼女にはいい夢を見させてもらったと思うしか
ないんだ。彼女がいたから、スミス・ブラザーズで頑張ろうと思ったん
だもん。
それに少なくとも…彼女もHIVに感染してなかったことが分かったんだから
それはいいニュースだったよ。俺も、スミス・ブラザーズに戻って何とか
頑張ってみようと思う。”
”…。”
山村は、黙って頷き言葉を続けた。
”そういえば、会社で仲がいい娘というのはお見舞いにきてくれたのか、
名前何だっけ?”
”ああ、サリーのことか。いや実は…。”
拓郎は、エレベーターの出来事などを山村に素直に話した。
”それは…彼女、強い娘だな。”
”いや、参ったよ。本当に参った。だから…今は彼女に迷惑掛けず、一日も
早く自分が元気にならなきゃな。”
拓郎は、山村に笑みを返した。
4、Nobody's perfect
しかし入院生活を終え職場に戻ると、サリーが前月末で会社を依願退職した
のを知った。彼女も職場の上司とうまくいってなかったことは、それとなく
聞いていた。
ただ、彼女の中でそこまで深刻だとは知らなかった。
(彼女自身も辛かったんだ…。)
彼女の職場の周辺の話では、サリーは拓郎の入院をとても心配に思っていた
らしい。しかし、倉橋さんにどこに入院しているかはさすがに聞けなかった
らしい。
もっとも、うちの会社からは見舞いには誰も来なかったのだが…。
そしてその2ヵ月後、私たちのチームには私と同年代の女性が新たに加
わった。
”東都二菱銀行から転職してきた三田志保さん、拓郎君の仕事の大部分
を引き継いでもらうことにしたから、よろしくね。”
倉橋シニア・ディレクターから、切れ長の目をした細身の女性を紹介さ
れた。
スミス・ブラザーズのリストラとはそんな感じから始まる。あらかじめ
新メンバーを入れた後に仕事を奪い、新しい仕事を与えない。そして、
チーム内の雑用専門担当になり、コピー取りなどの単純作業をひたすら
させる。
そして、契約末の業績評価で”生産性が極めて低かった”という理由で
解雇である。
たとえ仕事を奪われたとしても、とりあえず今の自分の意欲でできることから
何か始めようと考えた。18時には帰れる職場環境を生かし、暫定的なHIV感染
に関する簡易HPを立ち上げることにした。
HIV感染の恐怖に襲われている人達にとって、潜伏期間の2ヶ月強は無明長夜
の闇に感じられる。その怖さのはけ口になるようなものであれば十分だった。
苦しみ悩む感染不安者や感染者の投稿に対して、自分の経験を生かしひとり
ひとりにレスをつけていった。
それは拓郎自身のためでもあった。体調の問題もあり今すぐに、自分の夢や仕事
に関し昔のテンションを取り戻すのは、彼にとって現実的ではなかった。重要
なのは、現実から目をそらさないこと、そしてベストを尽くしていることだった。
今できることをする、とりあえずそこから人生の再出発をするしかないと諦め、
それ以上は考えないことにした。
”で、どうするんだよ。”
山村は、自分の皿のロースカツに箸をつけつつ聞いた。
”何が?”
拓郎は、自分の分の刺身に箸をつけるのをためらいながら聞き返した。
山村も早上がりというのでその日は、2人で赤坂に夕飯を食べに行って
いた。
”おまえの仕事のことに決まってるだろう。”
”会計事務所に移ろうと思ってる。一応、営業経験もあるし簿記は
徹底的にやったからな。正直言って、今の状態では金融機関はどこも
採ってくれないだろう、潰瘍の件で通院もしばらく続くし。しかも、
辞めた経緯は横の繋がりで伝わるだろうし。”
”…大変だな。”
”幸いなことに30まではまだ時間がある、30になるまでは会計事務所
も辞めさせないだろうし、その間に税理士の資格をとってもいい。商学
修士をとれば科目免除もあるみたいだし。
それに、学問を一からやりたいと思えば事務所をやめて公認会計士を
目指せばいい。金融機関で4年も実務経験があるから、35までにとれば
何とか将来の行方は見えてくるだろう。
あくまで、俺のマインドの問題だよ。”
”…でもなあ拓郎の人生は、波乱万丈だな。”
”いや、学生のときの夢は…あくまで麻衣子と2人で抱いた夢なわけだし…
これからも自分を信じて、今できることをこつこつやるしかないよ。”
”俺からは頑張ってくれ、としか言えないな…。”
山村は、目線を下に向けた。
だが、拓郎は明るい顔を作り山村に話し掛けた。
”それにしても、サリーのことは忘れられないだろうな。もし俺がもっと
しっかりしていたら、2人はどうなっていたのかな?
連絡はもちろんとったよ。でも今お互い自分のことで精一杯で…、これからも
一緒に飯を食う仲になれたら幸せだよ。
自分が彼女にしてもらったことは、自分が将来他の人にしてあげればいいん
だし…。彼女に感謝して前を向いていくしかないよ。”
−東都大学経済学部佐々木ゼミナールのOB会。
”今日は、数多くのOBの方に来ていただき現役ゼミ生みな感謝して
います。では、これから現役生とOBの方との交歓の時間を設けたいと
思います。”
辺りが急に騒々しくなった。
”拓郎先輩。”
現役ゼミ生の内の一人が、拓郎の目を見ながら近づいてきた。
”拓郎先輩は、スミス・ブラザーズに勤務されていると伺いました。
自分も、将来外資系の金融機関で働いてみたいのですが何かこういう
ことを意識して学生生活を送ったほうがいい、というアドバイスが
あったら教えていただけますか?”
他の現役生たちも近寄ってきた。
”そうだな…。”
拓郎は、少し口を濁して言った。
”学生時代に彼女におごらせないことだな。自分を信じ、いま自分のでき
る範囲を認識して謙虚に努力していくことが大切だな。”
周囲は、どっと爆笑した。
(いや自分がそもそも何か道を誤ったのも、彼女はお金を持ってるから当た
り前、と学生時代は大抵奢らせていたからだ。
2人の愛は永遠に続くのだから、あくまで自分に入れるお店で2人で飲み、
奢らせるべきではないと冷静に考えることがなかったのは、俺の傲慢だ。
その傲慢さが依存心につながり、自分を見失うことになった。
世の中の真理なんて、考えてみれば意外と当然なことばかりじゃない
のか。じゃなければ、学者ばかりが成功者になってしまう。)
”おいおい、将来のエリートたちに変なことを教えているんじゃない
だろうな?”
右肩の上に、見慣れた手がのっかっているのに気づいた。ゼミの同期で
あり、親友の山村の左手だった。
-fin
とりあえず、全部upしたので記念あげ。スレ立てしてくれた
あやみさんに感謝。
>>1 >>2 ちなみに、1.2は私のプロフィールでした。
まぎらわしかったら、御免なさい。
さて、家に着いたことだしまあ事実上スレ建て初日なので少し自作自演しようか…
あと、私の正体がわかった知人はメールか電話でこっそり
”見ました”って教えてください。
何とか毎日頑張ってるので、平気です。
この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せば その一足が道となり その一足が道となる
迷わずいけよ いけばわかるさ
今日は、そんなところで。また明日。
今日は19時ごろから試合再開。
そろそろ自宅着くので。
思ったより、早かったね。今日の朝のトイレは、本体とは別に血がだらっと
垂れていて参った。
たぶん、まだ貰ってる薬の中で抗鬱剤に準ずるものがあって、酷い便*なのだと
信じたいけど。
明日が金曜でよかった、今晩は少し憂鬱だが週末には影響なさそうだもんね。
元気でなんとか頑張ってます。
てか、いつまでも落ち込んでいても意味ないからね。
父はもう無職なので、諦めたらのたれじぬしかないわけで。
まあ、そういうことです。
HIVでうんぬんだった時も、
”ああもし感染してたらどうしよう…”
って悩むのと同時に、もしそうならボランティアに人生を賭け
ようって思ってた。
自分背が高いので、学生のころ養護園のボランティアに行くと
子供たちからの肩車の人気はだいたい一番人気だった。
”自分に子供がつくれなくても、いくらでも子供たちと愛し合える
方法はある。”
って思ってた。
開き直ってた。男の兄弟は自分ひとりだったので、親には申し
わけなかったけどね。鬱でしたが…
でも、社会人の自分が、HIVに関する不安を抱えきれず親に甘えたら
精神医学上は
”アダルト・チルドレン”
ってラベルが貼られるわけで。そんなの意味がないよね。
ラベルを創ったり、認識することには何の意味もない。
絵にしろ音楽にしろ、いつの世も本物は必ず評価されるわけで。
まあ自分を信じたもの勝ちだよね。
自分は男の子だから、まあ頑張るけどね。
仕事も頑張ってます。何とかね。一歩ずつだけど。
とりあえず、最低限のことは。
でも、個人事業主は会計ソフト依存が多いから、金融機関のときみたいに
システムからデータ引っ張ってvba分析しないといけない、とかそういう
のないからね。
PC苦手な小生としてはまあその点気が楽かな。
今、usen聞きながら文章作ってます。
後は、小説中も何度も出てくるけど謙虚に努力する気持ちを
忘れないことだよね。
僕の周囲も結婚が多くて、最近はみんなそういうことを意識する
女性と週末一緒にいることが多いから、それで昔みたいに語り合
ったりはできないけど、
だから逆にそういう仲間と一緒に映画見にいったりするといいと
思うんだよね。語り、ほどは時間もかからないし。
まあ、お互いの立場を理解しつつこれからも高めあっていこうと
いうことだよね。
まあ、人生切ないよね。
趣味に関する話とかは明日かな。この調子だと。
あと、
”外資系金融で働く女性たちを見ての自分の所感”
これは、一日割いてやりたいね。確定。この業界を目指す女性は多い
けど、その底辺のテーマは
”本当の幸せとは何なのか?”
ということなんだよね。彼女たち本当にみんな強いから。
このテーマは、きちんと推敲するかもしれません。まあ、振り返って
いろいろ書いていきたいなあ、とは思ってます。
ということで、もう少しこのスレも続くかも。他の良スレ運営者の
方にはもう少しご容赦願いたいですね。よろしくお願いします。
50get
それではまた明日。
今日も7時前には帰宅だね。
今日は、サリーの話をします。
家でPCつけた。
昨日家でCドライブ見てたら懐かしいものが出てきた。
music and fever
A beauty in the city,
and today I know my direction
She, my girl is so pretty,
so I wanna give it to you…my true affection
A fever surrounds us in the club
'Cause with their eyes strange people rape her
Come to me and get together
Then like livin' paradise...
Music and fever
Show me your sense and emotion
Give me your fire
Teach me how you give me your stimulation
Music and fever
Our love still goes on with your devotion
>>56 lylics by spitfire ◆ngNFee3SMo
なんだけど、詩なので文法はいささか崩してます。
即興で軽いタッチの内容なので自分で批評します。
これ、サリーと一緒に初めてクラブ行った時に記念に
彼女にプレゼントしたやつなんだけど、
ノリがいいのでけっこう気に入ってる。まあ、解説していけば
極めて軽い内容。
まず、第一段落。
beauty-city-pretty
direction-affection
これは、全部ねらって韻を踏んでる。
a beauty は、美人のことで、ここでは彼女のことを
指している。
まあ、漠然とした雰囲気を謡ってるわけです。
第二段落
そんで、展開が変わるって内容。
二人の関係に話題が移ってく。
'Cause=Because
第三段落
fever=fire=fever
emotion=stimulation=devotion
これも全部韻ふみ狙い。
自分の思いをずっと語ってきて、最後に with your devotion
で締めって内容。
日本語にすると、たぶんくさすぎる内容。
タイトル:”音楽と熱狂”
第一段落
街の中のとびきりの美人、
だから、俺は今日どこにいけばいいかは分かってる
彼女、そう俺の女はとても美しい
だから俺は、彼女に俺の本当の愛情というものを捧げたい
第二段落
クラブの中で熱狂が俺たちを取り囲む
変なやつらが目でみんなおまえのことを犯してるから
俺のところにこい、そしてひとつになるんだ
そうすれば、まるでパラダイスの中で暮らしているようさ…
第三段落
音楽と熱狂
俺におまえのセンスと感情を見せてくれ
俺におまえの炎をぶつけてくれ
お前の快楽がどういうものか俺に教えてくれ
音楽と熱狂
お前が心から本気に想ってるなら俺たちの愛はまだまだ続くんだ
でも、英語で味わった方がやっぱいいよね。
まあ、日本語にしちゃうとくさすぎ。
あと、こういうのはいわゆる
”洒落”
だから。
常にそういう考えの持ち主なんだとも思わないで
ください。<(_ _)>
”創作”の世界での言葉ですから。
少し休憩、つかれた
今日は、80を目指していきます。
小説でも分かる通り彼女とはプラトニックだった訳だしね。
でも女の人はなぜ好きな人とクラブ行きたがるのだろう?
俺の周りとか、山村みたいな奴ばっかりだったから、その辺り
よく分かんないんだよね。
謎だよな…
でも、英語の詩はまた創ろう。創るの楽しいし。
韻踏みやすいしね。
あと、明日午前中仕事なんだよね。浜松町だ。
まあ、それはいいとして。
小生は、増上寺は昨年の夏行ったんだよね。
増上寺(=最寄駅が浜松町)のすぐ隣に、東京プリンス
ホテルがあるんだけど、昨年の夏ちょうど
”中村Uさぎ”
のディナーショーやってたね。
彼女のファンってどういう女性なんだろう?、
ちょっとリアルでお目にかかったことないから
興味があるなあ…
それとも口に出さないだけなのかなあ…
よく2chで”必死だな”ってやつあるけど、そうやたら
と使ったら、彼女に失礼だよな…
でも、銀行にいたころN野旦(スター*野)の熱烈なファンの
お局様はいたんだよな。
ツアーを追っ掛けるので、有給のとり方が変わってるんだけどさ。
やはりチームとしては、”温かく”見守ざるを得ないんだよね。
彼女、独身だし。
まあ、無為に年をとるというのも切ないもんだよね…
まあ、いろいろな人の人間模様というのは本当に
面白いよね。
社会でうまくやっていくために重要な心構えとして、
”君子危うきに近寄らず”
(やばそうな奴には、近づかない)
っていうのがあるけど、観察するのは純粋に面白かったり
するよね。
まあ、そんなところで今日はお開きかな。
ちょっと今日は後半まったりしてしまったので、
明日はきちんと考えてまたやっていきたいと思って
ます。
それでは(^^)/~~~
今日は、思ったより仕事が進んだ。
まあよくやったって感じ。
18時前に家に着きそう。夜に近くのファミレスで書類作るので
20時ぐらいまでなんか書く予定。
今日は、以前りおさんのスレで書いたことと少し重なりますが、愛児園のことを書く予定。
今日浜松町で仕事したついでに増上寺に初詣ではない
ですがお参りにいきました。
カップルのために、東京タワーいれて写真も撮って
あげました。
まあそれはいいんですけど。
そこで、増上寺の新聞をもらっていきました。
そこの一面に、あるカウンセラーが現場で聞いた言葉として次のようなもの
がありました。
(親は、”会社”の子育てばかりして、”俺”の子育てをしてこなかった)
”結局は子供を塾と学校とゲームに預けただけじゃないか”
といって高校を中退した子供と対峙したカウンセラーの話なの
ですが、人を愛するというのは本当に難しいことですよね。
自分は、学生時代ボランティアサークルのお手伝いで何度か、
福祉施設を廻ったことがあるんですけど、
いわゆる児童福祉施設で、一番難しいというか不安なのがやはり
ご両親のいない高校生が生活する寮を廻る時。
何故かって、なかなか心を開いてくれないから。
着ぐるみ持ってっても、単にサムーイ雰囲気が漂うだけって
時もざらだし。
(お兄さん、逆切れしちゃうよ!?)
じゃないけど、まあ大変です。
逆にボランティア初心者向きなのが、愛児園。
同じご両親のいない子供たちでも、5歳以下の子供たち
ばかりだから本当に素直。
心を込めてだっこしたり、撫でたりするとすごく喜んでくれる。
やはり、人間形成において人に愛されることというのは本当に
大事なんだな、って痛感する。
以前自分がややさんのスレにいた時、悩んでる男子学生にこの話を
レスしたことが確かあったと思う。
本当に僕自身の人生観に大きな影響を与えてくれた。
ただボランティア経験を積んでいく内に、どうやったら高校生でも
うまくいくか、次第に分かるようになった。
少なくとも女子高生に対しては…
同じ視線に立て、といってもなかなか難しい。そもそも
人生経験が違うのだから。
私だって、社会人生活を20年も続けたような人たちなどと
お酒を飲むときは緊張する。当たり前の事である。
ただなんとなく方法論みたいなものは、自分の中で出来て
きたのだ。
その方法とは、恋愛の話をすること。
やはり年頃の女性だから、みんなそれなりに自分の恋愛の悩み
を持ってる。その話にあわせて、
”男だったらきっとこう思うと思うよ。”
って話をひたすらする。彼女たちがどういう男性が好み
なのか知る事で自分自身も勉強になる。
はっきりいって、これはボランティアでは邪道なんだろう
と思う。
でも、あくまでボランティアなんであってプロではないので
それでいいと思ったまま今に至ってる。
ボランティアは、あくまでボランティアなんだけど
あれから学ぶことはかなり多いと思う。
うちの妹にも言ったけど、本気のボランティア経験
を積んできてる男性はマジでお勧め。
人を愛することや愛されることの貴さを彼らは分かってる
はずだし。
自分が、心身症とは別に神経症症状からは早く立ち直れたのも
この経験のおかげだとかなり思ってる。
まあ、何事も本気でやれば自分の血肉になるってことだよね。
あと、浜松町といえば
クラブ”eart*"
は、最近盛り上がってんですか?
あそこも、2/3年前まではすごい盛り上がりだったよね。
あそこで盛り上がったあと、最近の自分を竹芝埠頭を歩きながら
振り返る、っていうのは
俺にとってのお決まりパターンだったんですけど。
どうなのでしょう…
まあ、駆け出し社会人のころのよき思い出ですね(笑
あと、しつこいですがこのスレの目的はあくまで
>>51 ですので。それでは、100getで本日終了です。
100get!!
いつまで続くか分かりませんが、それではまた(^^)/~~~
今日は、用事があってお茶の水界隈を歩いた
お金をケチって昼食は界隈のレストランの”学生ランチ”を頼んだのだが、
全く怪しまれなかったので、うれしかった。
しかし、学生料金といって思い出すのは麻衣子だ。まだ私が学生のころの話だが、
美術館に行って、”学生二枚”って受付の女性にオーダーして、
”学生証の提示お願いします。”
と返答されたら、放送大学の学生証を提示してパスしたんだから…
というわけで、今日は帰宅次第(18時前?)麻衣子の話をします。では…
そういえば、御茶ノ水界隈にspitfireっていうアイリッシュバーがあったと思うけど…
まだ、続いているかはわからん。そろそろ家に着きます。
自宅つきました。
>>103
念のため種明かしは、
小生は某会計専門学校の夜間の生徒でした、というオチ。
でも、まあいいや。
頭の中できちんと客観視できてないと、プライバシーの問題も
あるから、彼女に申し訳ないからな…
小説の時みたいに、きちんと練らないとな…
うーん、少しローテンションだね。他のスレッドの挨拶でもしてこようかな。
練って客観的な意見で攻めるのはいいのだけど、主観が
入ってないと文章として面白くないよね。
だから自分のネタが一番いいんだけど、あまり自分の話
ばかりされるのも…というのもあるよね。
このブレンドが何気に職人芸が必要。
ちょっと疲れたので今日はこのままfade outかも…
そしたらごめんなさい。<m(__)m>
でも、彼女がいると大変だよね。
自分も、簿記の一級一度落ちてんだけど結局ぎりぎりで
就職活動に間に合ったって感じだったもんな。
ぼくも麻衣子も埼玉出身だったから。
彼女も社会人になって一人暮らしはじめたんだけど、
ほぼ毎晩なんだかんだいって泊まっていたもんね。
色々彼女の一人暮らし先でストーカーというか嫌がらせがあったん
だけど、
その時とか、怖いからとか言われてほぼ常駐でしょう…
しかも、
”うちの上司も彼に守ってもらいなさい、って言ってた。”
とか言われて、めちゃめちゃペース崩されたし。試験一度落ちると、
受講料が高いというのに。ちょうど、連結会計の扱いとかが変わりつつ
ある時期だったしね…
男の子だから孤独に耐えることも必要だよね。
そう、孤独に耐えて頑張るしかないんだよね。
この前、久々に大宮に帰ったら大宮でさえホテルの前で客引きっ
ぽい女性たちがいてびびった。
えっ、大宮だよって思った。
でも、ふときづいたのは、
”あっ週明けクレジットカードの支払日か!”
ってこと。
やはり、不景気なんだよね。みんな頑張ってんだよね。
そんなところで今日はお開き(^^)/~~~
そんな訳で、今日もいきますが。
ネタは、まったく考えてません。家に着くころには決まると思います。
ではでは。
そろそろ家に着きますが、今後は自分のネタを中心にやっていきます。
関係のない第三者に誤解を招くといけないので。
ひるまずに、自己顕示していきたいと思います。そんな感じで。
家に着きました。
でも自分は基本をベースにしてarrangeするのは得意なんだけど、
一から”妄想”するのって苦手なんだよね。
だから、このスレもこのまま落ちる公算も何気に高かったりします。
まあ乞うご容赦
”時代の変化と社会生活における人間関係”
について自分が思うところを書いていこう。
社会生活において人間関係が希薄傾向にある、と言われて久しい。
私の父は、いわゆる団塊の世代である。
私がまだ子供のころ父が初めて部下を持った時に、彼らがうちに
夕食をとりに来たのを覚えているが、会社仲間間のそういう家族ぐるみ
の付き合いというのがごく自然だったのも、うちの父の世代が最後では
ないかと思う。
現に父が会社の人間を家に連れてきたのもそれが最初で最後だった。
その後は、いわゆるゴルフなどで外で交友するケースが主流と
なり、父がどういう人たちと仕事しているのかを知る機会はつい
になかった。
だが、日*の回想記などを読んでいると昔はやはり横のつながり
が濃厚だった事が多少割り引いたとしても、容易に伺える。
例えば今似たような関係を求めるとしたら、会社で同じクラブに入り
めちゃめちゃ意気投合し、かつ共に職場(又はそれに準じた)結婚した
場合などに限定されてしまうだろう。
僕が以前付き合った女性だが、彼女は陶芸が好きだった。
僕は、社会人として絶好調だったころ仕事人間だったので、
彼女に無理やり陶芸教室に連れてかれた。
しかし考えてみると、そうすることで共にお互いのパートナー
を紹介しあうことで、交友の幅を広げ人間関係を広げる可能性を
示唆してくれたことになる。
結果的に彼女の行動は自分にとって大変有効だったといえる。
社会人としての交友関係を広げる上で、パートナー選びが重要だ
という例でもあろう。
そこで、彼女の陶芸仲間の彼氏も紹介されるのである。
しかし考えてみると、そうすることで共にお互いのパートナー
を紹介しあうことで、交友の幅を広げ人間関係を広げる可能性を
示唆してくれたことになる。
結果的に彼女の行動は、自分にとって大変有効だったといえる。
社会人としての交友関係を広げる上で、パートナー選びが重要だ
という例でもあろう。
あれ?
結局女性の話になってるような気が…
まあ、気のせいだよね。
でも、自分が社会人としての自分の人生を、彼女任せでいかに
考えてこなかったかが分かるな…
まあ、私なんてそんなもんです。
どう考えても、自分のネタだけで1000は持たないなこりゃ。
だめだこりゃ。ってか
>>134 は、スルーでお願いします。
>>135だけを流したつもりでしたが
連続投稿になってしまったようです。手違いです。
まあ、明日も頑張っていきましょう!
でも、やはり練らないときちんとした文章は書けないよね…
今日のお話なんですが、
>>130から
>>132 までは考えておいて書き始めたテーマだったんだけど、
それが
>>133>>135になるとは思わなかった。
まさに深層心理…taxi driverについて書きたいな。時間あるかな?
なさそうですね。明日?
腸をこわしているんで、食費けずれないんだよね…
マックとかで食費削っちゃうと、すぐ体に出ちゃう状況
だからさ…
仕事で皆がかつ丼食べてるところを、
自分だけそば
みたいな感じだしさ…
思い切ってお金使えるのもしばらく先だね…浪費は
極力防がなきゃ…
まあ、そんな感じで。負けるな、自分!!
では、また(^^)/~~~
今日も18時過ぎに何か書き始める予定。ですが、ネタは…
まったく決まってませんが、このまま落ちるであろうスレなので乞う御容赦
もうまとめに入ろうと思ってます。今日は午後に病院行ってきました。
無理ですね。少し長引きそう。
今日は、更新不可能かもしれないです。すいません。
文章作りました。流します。
通院先の病院の予約票を取った。どうも、予定とは一時間ぐらい遅れる
らしい。
何か仕事関連の本を読む気がしなかったので、仕方なく近くのゲーム
センターへと向かった。そこには学生のころよく彼女とやったパズル
***があったので、それを久々にやった。
パズルゲームなので、いわゆるテーブルゲームの一角にある。人気の
対戦型ゲームなどと違って、周りはまばらだった。
だがしばらくすると、自分と歳の近い水商売風のスーツ姿の男性が
隣の脱衣マージャンの席に腰掛けた。
その男性を見た瞬間、
(たぶん、俺はこの男性と気が合う。)
直感的に感じた。彼が脱衣マージャンにコインを入れる。画面には、
選択できる女性がひとりずつ紹介されていった。
その中には、いわゆるゲームの設定なのか、ある有名ないわゆる
熟女女優がセーラー服を着ていた。
(自分は、こういうの苦手なんだよな…)
その男性も苦笑していた。
(やっぱり?)
そして、全ての女性の紹介が終わった。
(うーん、俺ならあの女性なんだけどな…)
その男性は、迷うことなく私の期待する女性のボタンを押していた。
推敲してません、御免なさい。ではまた(^^)/~~~
というわけで、今日も始めようと想ったのですが。
久々にほかのスレを見ていてもち時間がもう無いんです…
しかし一言だけ。
事務所の上のひとが急に取引先とランチの予定が入った。
”おい拓郎!”
”何ですか?”
”お前、胃腸の調子悪いんだよな。かみさんが作ったごぼうサラダ
のサンドイッチおまえにやるよ。”
こういう時に、やや罪悪感を覚えてしまうの俺はやはり
”潔癖症”
なのであろうか…(それとも普通?
今日もしまた帰りが遅そうなら、今日はこれで終了だけど
その時は御免なさい。<m(__)m>
ではでは