雪の少女
放課後の約束 イチゴサンデー
赤く染まる商店街 喫茶店のドア開ける
ふたりで たのしいね
通学路 駆足で通りぬける
何気ない日も うれしくなる
いつも一緒 なんか昔みたいで
忘れちゃったことは もう しかたないと思うよ
だけど それじゃ わたしの気持ち
置く場所がない 困るよ
意地悪なとこ ちょっと照れたようなしぐさ 変ってないね
隠した気持ち 奥でうずいた
せつなくなる
大切なおもいでがあるんだよ ちょっとくらいは
思い出してよ なんて 言えない
こんな気持ち
お買い物 約束 待ってるって
急いでまわる商店街 入り口に誰もいない…
ひとりは さみしいよ
ビー玉の 赤い目をつけている 雪うさぎは
今日もここに 明日もここに ずっと心にいるよ
冷えたベランダの中 つつまれたぬくもりだけ
こころ だきしめるのに 逃げ出せるほど弱くて
7年間もときがとまってたのは 私だけかな
まっすぐな瞳を わざとそらした
悔しいから
ずるいよ 急にそんな事を言うなんて
わたし 本当は ずっと待ってた なんて 言えない
こんな気持ち
一日中考えてた答えは
最初となにも変ってないって
気付いたから「大好き」って
ゆっくりと私たちの時間は 動き出すけど
もう少し このままでいたいの
そんな気持ち
風を待った日
僕を待った君 君を待つ僕の影
夢をみてる 永い 永い夢
白くかすむ 先に見えている
うたう僕 踊る君 流れてく
離れないようにつないだ手と手が
無邪気に追いかけた後ろ姿が
僕のことをみつめていた瞳が
やわらかに響いてる笑い声が
夕焼けに見とれ離れた手と手が
小さく息づいた白い背中が
ゆれている羽長く伸びた影が
くるりと振り向いた後ろ姿が
消える いつか 移る季節
君は まだ ここにいる
遠い記憶 閉ざされてた冬のうたは
白く跳ねた君と 凪いだ僕の隣 走る少女
凍る雫 溶ける日差し まぶしくて今
つむぐ想い それをここへ呼んで
厚く降りるカーテン 隙間からのぞく赤い実
色のうつる街並 澄んだ空気
離れないようにつないだ手と手が
無邪気に追いかけた後ろ姿が
僕のことをみつめていた瞳が
やわらかに響いてる笑い声が
夕焼けに見とれ離れた手と手が
小さく息づいた白い背中が
ゆれている羽長く伸びた影が
くるりと振り向いた後ろ姿が
ゆれる 遠い季節
君は まだ ここに…
約束
幼い日の夢 待っている
悲しみの無い空 赤い雲見てる
さよならの無い夢 遠い記憶
凍えている弱さが 心つなぎとめる
何度も見る夢 知っている
物語の行方 探してる風は
いつかは覚める夢 気付けない
溺れかけた約束 見つからない心
雪解けを待った日に
うすく聞こえた呼び声
ずっと泣いてた空のかけら
気付かない振りをした